• 検索結果がありません。

高レベル放射性廃棄物処分

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "高レベル放射性廃棄物処分"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)プロジェクト課題. 高レベル放射性廃棄物処分 背景・目的 高レベル放射性廃棄物の地層処分では、地下深部での地質・岩盤・地下水特性評価を踏 まえた上で、地下施設の長期健全性の確保および人工バリア・天然バリアによる核種の超 長期移行抑制機能が求められる。 本課題では、安全かつ合理的な処分事業の実現に向けて、処分地選定調査のうち、文献 調査に基づいて選定された地区の概要調査、さらにその後必要となる精密調査における要 素技術の開発や技術の体系化を進める。. 主な成果 1.サイト選定の調査技術・評価手法の体系化と実証 概要調査の合理的かつ効率的な実施に向けて、仮想サイトでの模擬検討結果やこれ までの調査事例に基づき、概要調査の調査・評価フローを提案した。また、本フロー に沿って机上で模擬調査を実施し、概要調査において考慮すべき事項を概ね評価でき ることを確認した[N 1 1]。また原子力発電環境整備機構(NUMO)との共同研究で、 当研究所横須賀地区において、本フローに沿った原位置での地表調査やボーリング調 査(図 1)を行い、これらの技術の適用性を確認した。これらの成果は NUMO が進め る概要調査の計画立案等に役立てられている。 2.サイト選定調査のための先端的な要素技術の開発 概要調査と精密調査で重要と考えられる以下の要素技術の開発・高度化を進めた。 ① 1 0 0 万年オーダーの地下水年代測定技術:指標となる 3 6 Cl を地下水試料から簡便 に抽出する前処理方法を開発し[N 0 9 0 2 8]、4 He を指標とする手法と併せて北海道幌 延サイトに適用し、同地点の地下水が堆積岩の堆積年代(百万〜数百万年)とほぼ同 等の古さであることを明らかにした(図2) [N09027]。②方向性を制御できるコントロー ルボーリング掘削、調査技術:幌延サイトにおいて 8 0 0 〜 9 0 0 m の水平掘削と調査が できることを日本で初めて実証した[N 0 3]。③地化学環境への微生物影響評価:日本 原子力研究開発機構(JAEA)受託研究として、幌延サイトの岩石・地下水試料(微生 物を含む)を用いて室内試験を行い、酸化還元電位の低下には微生物反応が大きく関 与していることを明らかにした(図 3)。④処分場周辺の長期力学挙動解明:世界に類 を見ない処分孔周辺の模型を搭載できる遠心載荷岩盤実験装置を新たに開発・設置し、 超長期力学挙動の模型加速実験を開始した(図 4)。数千年後の岩盤変形等の評価が数ヶ 月の短期間で可能となる。 以上の研究成果は概要調査や精密調査を考慮した NUMO の調査計画や技術報告書 に反映されている。なお、コントロールボーリングおよび地下水年代測定は経産省受 託研究として、またそれらの幌延サイトでの検討は JAEA との共同研究として実施し た。 その他の報告書 [N0 9 0 1 6][N0 9 0 2 0][N0 9 0 2 6] 16.

(2) 原子力技術 原子力技術 原子力技術 (塗りつぶし):コア試料を用いた測定結果原子力技術 コア試料 (塗りつぶし):コア試料を用いた測定結果 コア試料. 掘削 削・ ・調 調査 査計 計画 画 掘. 採取孔名 採取孔名. (白抜き):採水試料を用いた測定結果 (白抜き):採水試料を用いた測定結果. 深度 (m) (m) 深度 (m) 深度. 深度 (m). ・・揚水して採水. 向 向 傾向 加傾 加傾 増加 に 増 向 に増 共 共に と共 傾 度とと 深度 に増加 深 深度 と共. 拡 孔 泥 水環 環境 境下 下で実施 Yes 孔 内 試 験 ( 水拡 理孔 ・力学等) Yes 【孔 壁 の 安 定 性 泥 が水 低い場 合 】で 実 施 【孔 壁 の 安 定 性 が 高 い 場 合 】 No 清水 水環 環境 境下 下で で実 実施 施 清 目 標 最 終 深 度に 到 達 ? ケーシング・セメンチング ケーシング・セメンチング 【孔 壁 の 安 定 性 が 低 い 場 合 】 調査 査終 終了 了 【孔 の 安パ定ンへ 性が高 い場合】 次 の壁 掘削ス 削ス 調 次 の 掘 パ ンへ No 拡孔 目標最 終 深 度に 到 達 ? 泥 水 環 境 下 で 実 施 Yes. HCD-2 コア試料HCD-2 HDB-9 HDB-9 採取孔名 (白抜き):採水試料を用いた測定結果 HDB-10 コア試料 00(塗りつぶし):コア試料を用いた測定結果 HDB-10 HDB-11 採取孔名 HDB-11 HCD-2 (白抜き):採水試料を用いた測定結果 HCD-3 ・・揚水して採水 HCD-3 HDB-9 HCD-2 0 HDB-10 ・・揚水して採水 HDB-9 HDB-11 0 HDB-10 HCD-3 -200 -200 HDB-11 HCD-3 (塗りつぶし):コア試料を用いた測定結果 ・・揚水して採水. 深度. コア ア掘 掘削 削開 開始( 始(再 再開 開) ) コ (泥水の切替,掘削条件 泥水の切替,掘削条件 の 変 更 等 に よ り対 処 ) No ( の 変 更 等 に よ り対 処 ) 掘 削 ・ 調 査 計 画 No Yes 掘削 削に に支 支障を 障を与 与え える る Yes 掘 孔壁 壁保 保護 護の の必 必要 要性 性 ※1 1 逸 逸・ ・湧 湧水 水層 層, ,未 未固 固結 結層 層, , 孔 掘 削 調 査 計 ※ ※1 地始( 質・ に再 遭開 遇) ?画 ※1 コア掘削開 断 断層 層破 破砕 砕帯 帯等 等 地 質 に 遭 遇 ? ( 泥Yes 水の切替,掘削条件 No Yes No No の 変 更 等 に よ り対 処 ) コ度アに掘到削達開(掘 始(削再ス開パ)ン ) 孔内 内検 検層・ 層・試 試( 験泥 水 の 切Yes 所 定 深 孔 験 替,掘削条 件 所 到 達与(掘 スパン) 掘定 削深 に度 支に障を え る削 孔 壁 保 護 の 必 要 No 性 の 変 更 等 に よ り対 処 ) ※ 1 逸 ・ 湧 水 層 , 未 固 結 層 , ※ 地質に遭遇? 1 断層破砕帯等 YesYes 掘 削 清 孔Yes 壁保 保護 護対 対策 策 に 支 障を 与 え No る 水 下 で 孔 壁 孔壁保護の必要性 Yes ※ 1 逸 ・ 湧 水 層 , 未 固 結 層 , 清 水 下 で ※ 1No No 地 質 に 遭 遇 ? 孔 壁 が 安 定 ? 断層破砕帯等 孔 壁削 がス 安パ 定ン ?) 孔 内 検 層・ 試 験 Yes 所 定 深 度 に 到 達 (掘 No 孔 内 状 況 把 握 ( キ ャ リ パ ー ) 孔 内 状 況 把握 握( (キ キャ ャリ リパ パー ー) ) 孔 内 状況 孔護 内対 検策 層・ 試把 験握 ( キ ャ リ パ 所ー 定) 深 度 に 到 達 (掘 削孔ス内パ状ン況)把 孔壁保 Yes No 清水下で 孔護 内対 検策 層① ①( (物 物理 理検 検層 層) )孔 壁 が 安 定 ? 孔 内 検 層 孔壁保 Yes No 清水下で 孔内状況把握(キャリパー) 孔壁が 孔安 内定 状? 況孔 把内 握検 (層 キ① ャ( リ物 パ理 ー検 )層 孔 内 検 層 ① ( 物 理 検 層) ) 孔内 内洗 洗浄 浄・ ・清 清水 水置 置換 換 孔 孔層 内① 状( 況物 把理 握検 (層 キ) ャリパー) 孔内状況把握(キャリパー) 孔内検 孔内 内検 検層 層② ②( (フローメータ・ フローメータ・流 流体 体等 等) ) 孔内 内試 試験 験( (水 水理 理等 等) ) 孔 孔 孔内検層①(物理検層) 孔 内孔 洗内 浄検 ・層 清① 水( 置物 換理 検 層 ) 孔 内 試 験 ( 水 理 ・ 力 学 等 ) 孔内試験(水理・力学等) 孔内検層①(物理検層) 孔 フローメータ・ 内 洗 浄 ・流 清体 水等 置) 換 孔内検層②( 孔内試験(水理等) 【孔壁 壁の の安 安定 定性 性が が低 低い い場 場合 合】】 【孔 壁 の 安 定性 性が が高 高い い場 場合 合】】 【孔 【孔 壁 の 安 定 No No流 体目 孔 内 検 層 ② ( フローメータ・ 等標 )最 終 深 度に 到 達 ?孔 内 試 験 ( 水 理 等 ) 孔内試験(水理・力学等) 目標 最 終 深 度に 到 達 ?. -200 -200 -400 -400. -400 -400 -600 -600. 被圧不活性 被圧不活性 状態で採水 状態で採水 1044 10. -600 -600 104. 被圧不活性. 1055 1066 1077 10 10 10 状態で採水 被圧不活性 Heで評価された年代(年) Heで評価された年代(年) 105. 状態で採水. 106. 107. 4 図 地下水年代測定結果(深度と He 年代) Heで評価された年代(年) 図 1 提案した概要調査における掘削・調査手順 図図 2 地下水年代測定結果(深度と He 年代) 22 地下水年代測定結果(深度と He 105 106 107年代) 10 調査終了 次 の 掘 削ス パ ンへ 図1 提案した概要調査における掘削・調査手順 図1 提案した概要調査における掘削・調査手順 清水環境下で実施 He 濃度と蓄積速度から算出された地下水年代は Heで評価された年代(年) ケーシング・セメンチング He 濃度と蓄積速度から算出された地下水年代は 当研究所が提案した概要調査の調査・評価フローに沿っ He 濃度と蓄積速度から算出された地下水年代は 調査終了 次 の 掘 削ス パ ンへ 当研究所が提案した概要調査の調査・評価フローに沿って現地 当研究所が提案した概要調査の調査・評価フローに沿って現地 幌延サイトの稚内層の堆積年代(百万~数百万 図幌延サイトの稚内層の堆積年代(百万~数百万 2 地下水年代測定結果(深度と He 年代) て現地において掘削・調査を行い、フローの適用性を確 幌延サイトの稚内層の堆積年代(百万〜数百万 において掘削・調査を行い、フローの適用性を確認すると共に、 図1 提案した概要調査における掘削・調査手順 において掘削・調査を行い、フローの適用性を確認すると共に、 図 2 地下水年代測定結果(深度と He 年代) 年)とほぼ一致した年代を示した。これにより、地下 He 年)とほぼ一致した年代を示した。これにより、地下 濃度と蓄積速度から算出された地下水年代は 図1 提案した概要調査における掘削・調査手順 地質・岩盤性状に応じて適用可能な掘削・調査手順を提案した。 当研究所が提案した概要調査の調査・評価フローに沿って現地 認すると共に、地質・岩盤性状に応じて適用可能な掘削・ 年)とほぼ一致した年代を示した。これにより、 地質・岩盤性状に応じて適用可能な掘削・調査手順を提案した。 He 濃度と蓄積速度から算出された地下水年代は 水はほとんど動いていないと推定できる。 幌延サイトの稚内層の堆積年代(百万~数百万 水はほとんど動いていないと推定できる。 当研究所が提案した概要調査の調査・評価フローに沿って現地地下水はほとんど動いていないと推定できる。 において掘削・調査を行い、フローの適用性を確認すると共に、 調査手順を提案した。 幌延サイトの稚内層の堆積年代(百万~数百万 年)とほぼ一致した年代を示した。これにより、地下 において掘削・調査を行い、フローの適用性を確認すると共に、 地質・岩盤性状に応じて適用可能な掘削・調査手順を提案した。 年)とほぼ一致した年代を示した。これにより、地下 水はほとんど動いていないと推定できる。 大気曝気 曝気停止 大気曝気 曝気停止 地質・岩盤性状に応じて適用可能な掘削・調査手順を提案した。 水はほとんど動いていないと推定できる。 (処分場の酸化模擬) (処分場の埋戻模擬) (処分場の酸化模擬) (処分場の埋戻模擬) 図 33 幌延試料を用いた酸化還元模擬試験 幌延試料を用いた酸化還元模擬試験 図. 拡孔 ケーシング・セメンチング. 清 水 環泥 境水 下環 で境 実下 施で 実 施. 曝気停止 滅菌系 滅菌系 (処分場の埋戻模擬) 曝気停止 (処分場の埋戻模擬). ORP, mV vs Ag/AgCl ORP, mV vs Ag/AgCl ORP, mV vs Ag/AgCl. JAEA 幌延深地層研究所(深度約 幌延深地層研究所(深度約 140m)に 140m)に JAEA 図 3 幌延試料を用いた酸化還元模擬試験 おいて採取した堆積岩および地下水試料を おいて採取した堆積岩および地下水試料を 図 3 幌延試料を用いた酸化還元模擬試験 JAEA 幌延深地層研究所(深度約 140m)に 用いて処分環境変化を模擬した室内試験 用いて処分環境変化を模擬した室内試験 JAEA 幌延深地層研究所(深度約 140m)に おいて採取した堆積岩および地下水試料を 図 3 幌延試料を用いた酸化還元模擬試験 (ジャーファーメンター試験:写真)を行い、酸 (ジャーファーメンター試験:写真)を行い、酸 おいて採取した堆積岩および地下水試料を 用いて処分環境変化を模擬した室内試験 JAEA 幌延深地層研究所(深度約 1 4 0m)に 化還元電位の低下には微生物反応が大きく 化還元電位の低下には微生物反応が大きく 用いて処分環境変化を模擬した室内試験 (ジャーファーメンター試験:写真)を行い、酸 おいて採取した堆積岩および地下水試料を 寄与していることを明らかにした。 寄与していることを明らかにした。 (ジャーファーメンター試験:写真)を行い、酸 用い て処分環境変化を模擬した室内試験 化還元電位の低下には微生物反応が大きく 化還元電位の低下には微生物反応が大きく (ジャーファーメンター試験:写真)を行い、 寄与していることを明らかにした。 酸化還元電位の低下には微生物反応が大き 寄与していることを明らかにした。 く寄与していることを明らかにした。. 酸化還元電位 酸化還元電位 酸化還元電位. 滅菌系 200 00 滅菌系 ‐100 200 0  100 ‐100 0  10  20  30  40  50  10  20  30  40  50  ‐200 100 0 ‐200 微生物作用 微生物作用 ‐300 ‐100 ‐300 0  0 10  20  30  40  50  ‐400 ‐100 0  ‐200 ‐400 10  微生物作用 20  30  40  50  非滅菌系 ‐500 ‐200 ‐300 ‐500 非滅菌系 微生物作用 ‐600 ‐300 ‐400 ‐600 非滅菌系 ‐700 ‐400 ‐500 ‐700 Time,  day day 非滅菌系 Time,  曝気停止(9d) ‐500 ‐600曝気停止(9d) ‐700 ‐600 Time,  day 曝気停止(9d) ‐700 Time,  day 曝気停止(9d). ORP, mV vs Ag/AgCl. 酸化還元電位. 大気曝気 200 大気曝気 (処分場の酸化模擬) 200 100 (処分場の酸化模擬) 100. Yes. 図 44 超長期遠心載荷岩盤実験装置の全景 超長期遠心載荷岩盤実験装置の全景 図 熱・水・応力条件を制御した 1/30 1/30 スケールの処分孔周辺の模型実験を開始した。本装置は最大 スケールの処分孔周辺の模型実験を開始した。本装置は最大 66 ヶ月 ヶ月 熱・水・応力条件を制御した 図 4 超長期遠心載荷岩盤実験装置の全景 間、100Gの遠心加速度を付与でき、数ヶ月の実験で数千年に相当する力学的挙動を評価することが 間、100Gの遠心加速度を付与でき、数ヶ月の実験で数千年に相当する力学的挙動を評価することが 図4 超長期遠心載荷岩盤実験装置の全景 4 超長期遠心載荷岩盤実験装置の全景 熱・水・応力条件を制御した 1/30図 スケールの処分孔周辺の模型実験を開始した。本装置は最大 6 ヶ月 可能である。 熱・水・応力条件を制御した 1 /1/30 3 0 スケールの処分孔周辺の模型実験を開始した。本装置は最大 6 ヶ月間、 可能である。 熱・水・応力条件を制御した スケールの処分孔周辺の模型実験を開始した。本装置は最大 6 ヶ月 間、100Gの遠心加速度を付与でき、数ヶ月の実験で数千年に相当する力学的挙動を評価することが 1 0 0G の遠心加速度を付与でき、数ヶ月の実験で数千年に相当する力学的挙動を評価することが可能である。 2 間、100Gの遠心加速度を付与でき、数ヶ月の実験で数千年に相当する力学的挙動を評価することが 可能である。 可能である。 17. 2. 2.

(3)

参照

関連したドキュメント

「地方債に関する調査研究委員会」報告書の概要(昭和54年度~平成20年度) NO.1 調査研究項目委員長名要

平成30年 度秋 季調 査 より 、5地 点で 調査 を 実施 した ( 図 8-2( 227ペー ジ) 参照

り減少( -1.0% )する一方で、代替フロンは、冷媒分野におけるオ ゾン層破壊物質からの代替に伴い、前年度比 7.6 %増、 2013 年度比

・  平成 7 年〜平成 9 年頃、柏崎刈羽原子力発電所において、プラント停止時におい て、排気筒から放出される放射性よう素濃度測定時に、指針 ※ に定める測定下限濃

都内の観測井の配置図を図-4に示す。平成21年現在、42地点91観測 井において地下水位の観測を行っている。水準測量 ※5

1970 年代後半から 80 年代にかけて,湾奥部の新浜湖や内湾の小櫃川河口域での調査

2011 (平成 23 )年度、 2013 (平成 25 )年度及び 2014 (平成 26 )年度には、 VOC

区部台地部の代表地点として練馬区練馬第1観測井における地盤変動の概 念図を図 3-2-2 に、これまでの地盤と地下水位の推移を図