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Studies on Identification of the Amino Acids Related to the Pathogenicity of Rabies Virus Glycoprotein

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Academic year: 2021

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Title

Studies on Identification of the Amino Acids Related to the

Pathogenicity of Rabies Virus Glycoprotein( 内容・審査結果の

要旨(Summary) )

Author(s)

伊藤, 睦代

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(獣医学) 甲第154号

Issue Date

2004-03-15

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/2208

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

氏 名(本籍) 学 位 の 種 類 学 位 記 番 号 学位授与年月 日 学位授与の要件 研究科及び専攻 研究指導を受けた大学 学 論 文 題 目 審 査 委 員 (14) 伊 藤 代(岐阜県) 博士(獣医) 獣医博甲第154号 平成16年3月15日 学位規則第4条第1項該当 連合獣医学研究科 獣医学専攻 岐阜大学 StudiesonIdentificationoftheAminoAcids RelatedtothePathogenicityofRabiesV加$Glycoprotein (狂犬病ウイルス糖蛋白質の病原性関連アミノ酸の特定に 関する研究)・ 主査. 岐阜大学 副査 帯広畜産大学 副査 岩 手 大 学 副査 東京農工大学 副査 岐阜大学 幡 川 多 士 源 白 品本福 授 授 授 授 授 教教教教教 宣 之 敏 一 非 汎 英一 秀 人 論 文 の 内 容 の 要 旨 狂犬痛は最も危険なウイルス性人獣共通感染症の「つである。狂犬病の病原体は古

くから研究されてきたにも関わらず、その病庚性についての分子生物学的基盤はほ

とんど明らかにされていない。■狂犬病ウイルスのゲノムはマイナス鎖RNAであり、5 っの構造蛋白質をコードしている。これまでに、ウイルス粒子表面のス.パイクを形 成する糖(G)蛋白質の333位のアミノ酸、アルギニンあるいはリジンが成熟マウスに 対する敦死病原性に深く関与していることが明らかになっている。ところが、日本

の動物用ワクチン製造棟であるRC-HL株はマウスに俸重減少のみを起;す弱毒型であ

るにも関わちず、333位はその親株でマウスに致死的感染を起こす強毒型の西ヶ原株

と向じである。したがって、両株の病原性の違いには新規の病原関連アミノ酸が関

与している▲と考えられた。これまでに、▲我々の研究室では西ヶ原株のG蛋白質が敦死 的病原性を決定する主な因子であることを明らかにしてきた。そこで、本研究では、 強毒型の酉ケニ原株とその株から派生した弱毒型のRC-Ⅲ一株とのG遺伝子間のキメラ ウイルスをリバース・ジェネテックスにより多数創出し、それらのキメラ■ウイルス のマウスに対する病原性の有無から、成熟マウスに対する病原性に関与するG蛋白質

のアミノ酸を直接痔定することを目的とした。また、痛原発現機構を解析するため

(3)

に、強毒型のキメラウイルスの生物学的および免疫学的性状を弱毒株のそれと比較

した。 1.狂犬病ウイルスG蛋白質164位∼303位の病原性への関与

弱毒のRC-HL株を基盤として、両株のG蛋白質間においてアミノ酸変異が蓄積してい

た164位∼30写位のみ西ヶ原株の同じ領域と取り準えたキメラウイルスR(G164-303)

株を作出した。一R(G164-303)株は成熟マウスに致死的感染を起こし、その岬50時㌣7

フオ・†カス形成単位(ffu)でG蛋白質全てを西ヶ原株由来に・したキメラウイ/レ祁(G)

株の1・Offuとほげ同じであらた。■マウスの脳における畔164-303)◆株の増額は、強

奪のR(G)および西ヶ原株と同様に感染初期より良く増殖し、ウイルス抗原も◆強毒株

と同様に脳全体に分布した。これらの所見は脳でのウイルス増殖が限局されるRC-HL

株とは明らかに異なっていた。しかし、R(G164T303)株の培養細胞での増殖および

細胞融合活性は弱毒のRC-HL株のそれ▲とほぼ一致した。このことから、宿主における 免疫反応が強毒株と弱毒株との病原性の違いに関与していることが示唆された。

2.成熟マウスに対する致死的病原性に関与するG蛋白質アミノ酸の特定

G蛋白質164位∼303位の領域には強毒型の西ヶ原株と弱毒型のRと-HL株の間で9つの

アミノ酸変異が存在する。そこで、

RC一肌株を基盤として164位∼210位あるいは242

位∼303位の領域のみをそれぞれ西ヶ原株の同じ領域と取り替えたキメラウイルス

R(G164-210)株およびR(G242-303)株・を作出した。4っのアミノ酸変異を含むR(G

242-303)株の病原性は強毒型のR(G)株とほぼ同じであった。このうち242位、255位 および268位の3つのアミノ酸のみを西ヶ原株由来にしたR(G242/255/268)株は、マ ウスに致死的感染を起こした。また、そのLD50は3.7ffuであり、R(G)株と同様の病 原性を復帰していた。これらのアミノ酸を単独あるいは組み合わせて西ヶ原株由来

にした6つの変異株を作出した。242位および255位の南アミノ酸あるいはそれぞれ単

独を西ヶ原株由来にした変異株は致死性を復帰していなかった。一方、268位と242

位あ■るいは255位の写つのアミノ酸あるいは268位のアミノ酸単独を西ヶ原株由来にし

た変異株は「部数死性を示したが、感染マウスのほとんどは回復し、その致死率は

低値であった。 3二 宿主免疫系の致死感染への関与

病原性に関与する宿主側の由子を明らかにするため、強奪のR(G)株および酉ケ鹿株

の感染⇒クスにおける免疫反応を弱毒のRC-HL株のそれらと比較した。感染マウスの

脳組織切片の糀染色において強毒株では囲管性細胞浸潤がほとんど蕗められないの

に対して、弱毒株では強く静められた。BおよびT細胞欠損SC皿マウ封こ.3株をそえ

ぞれ接種したところ、強毒株では正常マウズとSC皿マウスとの間に、症状および致

死率に違いは静められな■かった。一方、弱毒株の接種では正常マウスが一過性め体 重減少のみを示したのに対し、5C皿マウスは全例死亡した。さらに、ウイルス感染

初期に働く自然免疫系の一員であるサイトカインについて検討したと・ころ、強毒株

ではⅠ型インターフ土ロンの発現量が弱毒株のそれと比較して低かった。このこと

(4)

-240-から、感染初期のマウス脳でのⅠ型インターフェロンの発現量q差が致死的感染性 の有無に関与することが示唆された。 以上のことよ.り、G蛋白質の242位のアラニン、255位のアスパラギン酸および268

位のイソロイシンは、それぞれ単独セはなく3つのアミノ酸が揃うことにより、西ヶ

原株の病原性の発現にきわめて重要であることが明らかとなった。このことは、狂

犬病ウイルスの街上寿から固定毒への病原変化の解析あるいは・より安全な弱毒生ワ

クチンの開発にとって有益な情報となると思われた。

審 査 結 果 の

申請者、伊藤

睦代君の学位論文は、牢大病ウイルスの致死的病原性に関する分子基

盤を確立するために、マウスに対し致死的感染を起こす強毒鱒とその疎から派生した致

死的感染を起こさない弱毒株とのG遺伝子間のキメラウイルスをリバース・ジェネテッ クスにより多数創出し、それらのキメラウイルスのマウスに対する病原性の有無から、 致死的感染に関与するア●ミノ酸を直接特定したものである。 氏は、まず弱毒のRC-HL株を基盤として、・南棟のG蛋白質間においてアミノ酸変異が蓄

積していた164位∼303位のみ強奪の西ヶ原株の同じ領嘩と取り替えたキメラウイルス

R(G164-303)株を作出した。R(G.164-303)株は成熟マウスに対する致死的な病原性を復

帰しており、そのLD50はG蛋白質全てを西ヶ原株由来にしたR(G)株の1.0フォーカス形 成単位(ffu)とほぼ同じであった。マウスの脳におけるR(G164-303)株のウイルス抗原 は強毒のR(G)および西ヶ原株と同様に脳全体に分布した。これらの所見は脳でのウイル

ス増殖が限局されるRC-HL株とは明らかに異なっていた。しかし、R(G164-303)株の培

養細胞での増殖および細胞融合活性は弱毒のRC-HL株のそれとほぼ一致した。このこと から、宿主における免疫応答が強毒株と弱毒株との病原性の違いに関与していることが 示唆された。

そこで、G蛋白質164位∼303位領域における致死的感染に関わるアミノ酸の特定を同

様な実験手段で試みた。この領域には西ヶ原株とRC-HL株の間で9つのアミノ酸変異が存 在した。そこで、RC-HL株を基盤として164位∼210位あるいは242位∼303位のみを西ヶ

原株の同じ領域と取り替えたキメラウイルスR(G164-210)株および良

(G242-303)株を作

出した。4つのアミノ酸変異を含むR(G242-303)株の病原性はR(G)株とほぼ同じであっ た。さらに、このうち242位、■255位および268位の3つのアミ ノ酸のみを西ヶ原株由来に したR(G242/255/268)株は、マウスに致死的感染を起こし、そのLD50は3.7ffuであり、 R(G)株同様の病原性を復帰していた。 つぎに、病原性に関与する宿主側の因子を明らかにするため、強毒のR(G)株および西ヶ 原株の感染マウスにおける免疫反応を弱毒のRC一札株のそれらと比較した。感染マウス の脳組織切片のHE染色において強毒株では囲管性細胞浸潤がほとんど羅められなかった のに対し、弱毒株では強く認められた。BおよびT細胞欠損ざCJかマウスに各棟を接種した

ところ、強毒株では正常マウスとざCひマウスを共に死∈させた。一方、弱毒株では正常

マウスがナ過性の体重減少のみを示したのに対し、茨コかマウスは死亡した。さらに、強

(5)

毒株では感染初期に出現するⅠ型インターフェロンの発現量が弱毒株のそれと比較して 低かった。このことから、感染初期のマウス脳におけるⅠ型インタ←フェロンの発現量 の差が病原性の有無に関与することが示唆された。・ 以上のことより、G蛋白質の242位のアラニン、255位のアスパラギン酸および268位の イソロイシンの3つのアミノ酸が、西ヶ原株の病原性の発現にきわめて重要であること が明らかとなった。このことは、より安全な弱毒生ワクチンの開発にとっても有益な情 報となると思われた。

以上について、春季季長全員一致で本論文が岐阜大学大学院連合獣医学研究科の学位

論文として十分価値があると認めた。

学位論文の基礎となる学術論文 1)層 目‥Regionataminoacids164to3030ftherabiesviruSglycqproteinplaysan inTPOrtantrOleinpathogenicityfbradultmice. 著 者 名:Tbkayama-Ito,M・,Ito,N.,Yamaqa,K.,MinamOtO,N.andSugiyama,M. 学術雑誌名:JournalofNeurovirology 巻・号・貫・発行年:hhess 既発表学術論文 1)題 目:Avian-tO-mammal打ansmissionofanaVian.rOtaViruS:analysisofitspathogenicityin abe蛤rologousmousemodel. 著 者 塵:Mori,Y.,Sugiyama,M.,Takayama,M.,Atqji,Y,Ma$egi,T.andMinamoto,N. 学術雑誌名:Virology 巻・号・貢・発行年:288(1):63-70,2001 2)暦 日:RescueofrabiesviruS打omclonedcDNAandidentificationofthe Pathogenicity-relatedgene:glycoproteingeneisassociatedwithviru1enceforadult 著 者 名:Ito,N.,Takayana,M.,Yamada,K.,Sugiyama,M.andMinamOtO,N. 学術雑誌名:JoロmalofVirology 巻・号・貢・発行年:75.(19):912卜9128,2001 3)麿 目:hprovedrecoveryofrabiesviruS加mclonedcDNAu?ingavaccimiavirus一打ee 托VerSegenedcssyskm. 著・音 名:Ito,N.,Takayama-Ito,M.,Yamada,K.,Hosokawa,J.,Sugiyana,M.and Mina伽b,N. 学術雑誌名:MicrobiologyandImmunology 巻・号・貢・■発行年:47(8)613-617,2003

(6)

ー242-4)居 目:Rolesofouterc叩Sidproteinsasdeterminant$Ofpathogemicityandhostrange

re紬icdonofavianrotaviruSeSinasucklingmousemodel.

著 者 名:Mori,Y.,Borgan,M.A.,Takayama,M.,Ito,N.,Sugiyama,M.andMinamotoiN. 学術雑誌名:Virology

参照

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参考 日本環境感染学会:医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド 第 2 版改訂版

チューリング機械の原論文 [14]

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