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消費増税に伴う施策の金額 予算編成過程で検討 消費税率の引き上げに伴って実施する予定の施策については 消費増税が 経済状況等を総合的に勘案して判断を行うこととされている としたうえで 予算編成過程で検討する との注釈を付け 概算要求段階では金額を示さなかった 注 1 税制抜本改革法に基づく消費税率の

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厚労省、2014 年度予算の概算要求を発表

~一般会計の要求額は30兆5,620億円 厚生労働省は8月27日、2014年度予算の概算要求を発表した。それによると、 一般会計の要求額は今年度当初予算(29兆4,321億円)から3.8%増の30兆5,620億 円で、過去最大の要求額となった。 このうち、「年金・医療等に係る経費」は同3.5%増の29兆1,235億円で、高齢 化に伴う自然増分が9,732億円。さらに、「新しい日本のための優先課題推進枠」 として1,617億円を要求している。 (次ページへ続く)

平成26年度厚生労働省予算概算要求の姿

(単位:億円) 区 分 平成25年度 予 算 額 (A) 平成26年度 要求・要望額 (B) 増△ 減額 (C) ((B)― (A)) 増△ 減率 (C)/ (A) 一 般 会 計 294,321 305,620 11,299 3.8% うち 年金・医療等 に係る経費 281,502 291,235 9,732 3.5% うち 新しい日本のため の優先課題推進枠 ── 1,617 1,617 ── [計数整理の結果、異動を生ずることがある。] (注1) 平成25年度予算額は当初予算額である。 (注2) 計数は、それぞれ四捨五入によっているので、端数において合計と合致しないものがある。 (注3) 平成25年度予算額及び平成26年度予算額には、B型肝炎の給付金等支給経費(25年度 572億円、 26年度要求 959億円)を含む。 (注4) 平成25年度予算額については、平成25年10月から災害救助分(5億円)が内閣府へ移管される 予定。 (厚労省「平成26年度予算概算要求の概要」を基に編集部で作成)

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■ 消費増税に伴う施策の金額、「予算編成過程で検討」

消費税率の引き上げに伴って実施する予定の施策については、消費増税が「経 済状況等を総合的に勘案して判断を行うこととされている」としたうえで「予算 編成過程で検討する」との注釈を付け、概算要求段階では金額を示さなかった。 【注1】 税制抜本改革法に基づく消費税率の引上げについては、同法附則第18条に則って、経済状況等を 総合的に勘案して判断を行うこととされている。 【注2】 税制抜本改革に伴う社会保障の充実及び消費税率の引上げに伴う支出の増については、上記の判 断を踏まえて、予算編成過程で検討する。 また、①診療報酬改定、②社会保障・税番号制度の導入に伴うシステム改修、③過去の年金国庫 負担繰り延べの返済、④各種基金(地域医療再生基金、安心こども基金、介護基盤緊急整備等臨時特 例基金、後期高齢者医療制度臨時特例基金 等)で実施している事業の取扱い、⑤雇用保険制度・ 求職者支援制度の国庫負担の本則戻し、⑥難病対策等の見直し、などについても予算編成過程で検 討する。 (厚労省「平成26年度予算概算要求の概要」を基に編集部で作成)

「救急医療」「専門医による診療」などを優先課題に

~2014年度予算要求の「推進枠」で厚労省 厚生労働省が8月27日に公表した2014年度予算の概算要求では、「新しい日本 のための優先課題推進枠」として、「良質な医療・介護へのアクセスの確保」(274 億円)など計1,617億円を要求している。 (次ページへ続く) 「新しい日本のための優先課題推進枠」要望施策一覧 事 項 要望額(億円) 多様な働き方の実現 46 女性・若者の活躍の機会の拡大 167 高齢者・障害者等の活躍の機会の拡大 441 予防・健康管理の推進等 214 『日本版NIH』の創設に伴う医療分野の研究開発の促進等 151 医療関連産業の活性化 100 良質な医療・介護へのアクセスの確保 274 強靱・安全・持続可能な水道の構築 214 食の安全・安心の確保 11 (厚労省「平成26年度予算概算要求の概要」を基に編集部で作成)

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■ 「診療へのアクセス強化等」に157億円

「良質な医療・介護へのアクセスの確保」には、「救急医療や専門医による診 療へのアクセス強化等」(157億円)などを盛り込んでいる。 厚労省は「搬送先の調整等を行う専任の医師を配置するとともに、長時間搬送 先が決まらない救急患者を一時的であっても断らずに受け入れる医療機関を確保 する」としている。

良質な医療・介護へのアクセスの確保

病気やけがをしても、良質な医療・介護へのアクセスにより、早期に社会に復帰できる社会を 実現するため、以下の取組を推進する。 (1)救急医療や専門医による診療へのアクセス強化等 157億円 ・ 救急医療における医療機関へのアクセスを強化するため、 ドクターヘリの運航体制の拡充を図る。 また、搬送先の調整等を行う専任の医師を配置するとともに、 長時間搬送先が決まらない救急患者を一時的であっても 断らずに受け入れる医療機関を確保する。 ・ 新たな専門医の認定の仕組みの導入に向けて、 養成プログラムの作成等の支援を行う。 また、良質な医療の提供に資するよう、治療内容や治療効果等 に関する情報基盤の整備等を行う。 (2)感染症対策の強化 79億円 ・ 本年6月に閣議決定された「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」 に基づき、国が備蓄しているプレパンデミックワクチンの一部の 有効期限切れに伴う買い替え等を行う。 ・ 最近の風しんの流行等を踏まえ、主として先天性風しん症候群の予防 のために予防接種が必要である者を抽出するための抗体検査や 情報提供を行うことにより、風しんの感染予防やまん延防止を図る。 (3)地域包括ケアの着実な推進 38億円 ・ 地方自治体が、それぞれの地域の特性に合った地域包括ケアシステム を構築するとともに、国民が、介護サービスの質の評価に基づいて 適切な介護サービスを選択できるよう、有益な情報の共有 (「見える化」)のためのシステムの構築などを推進する。 ・ 自立した生活を送ることが困難な低所得高齢者等が住み慣れた地域で 安心して暮らせるよう、NPO法人や社会福祉法人等が実施する既存の 空家等を活用した低廉な家賃の住まいの確保の支援や、見守り・ 日常的な生活相談等の取組等を支援する。 (厚労省「平成26年度予算概算要求の概要」を基に編集部で作成)

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2014 年度の「税制改正要望事項(案)」を発表

~厚労省 厚生労働省は8月27日、2014年度の「税制改正要望事項(案)」を発表した。 医療関係では、「医業継続に係る相続税・贈与税の納税猶予等の特例措置の創設」 のほか、「社会保険診療報酬に係る非課税措置の存続」や「医療法人の社会保険 診療以外部分に係る軽減措置の存続」などを求めている。 (次ページへ続く)

税制改正要望事項 ── 医療関係

○ 社会保険診療報酬に係る非課税措置の存続 〔事業税〕 社会保険診療の高い公共性に鑑み、社会保険診療報酬に係る事業税の非課税措置を存続する。 ○ 医療法人の社会保険診療以外部分に係る軽減措置の存続 〔事業税〕 医療事業の安定性・継続性を高め、良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保に資する医療 法人制度を支援するため、医療法人の社会保険診療以外の部分に係る事業税の軽減措置を存続する。 ○ 医業継続に係る相続税・贈与税の納税猶予等の特例措置の創設 〔相続税、贈与税〕 地域住民に良質かつ適切な医療を安定的に提供する観点から、持分あり医療法人の出資者の死亡によ って相続が発生する等により医業の継続に支障をきたすことのないよう、期限(最長3年間)を定めて 持分なし医療法人への移行を進める医療法人について、移行期間中の相続税・贈与税に係る納税を猶 予し、また、移行後に猶予税額を免除する。 ○ 社会医療法人の認定取消時の一括課税の見直し 〔法人税、法人住民税、事業税〕 救急やへき地医療の実績が要件である社会医療法人について、周辺環境の変化でその要件を満たさな くなり、認定が取り消された場合等に、認定取消のあった事業年度にそれまでの収益全額を益金算入 して一括課税するのではなく、複数年(例えば認定を受けていた年数)に分けて益金算入できる仕組み を創設する。 ○ 研究開発税制の上乗せ措置(高水準型・増加型)の拡充等 〔所得税、法人税等〕 医薬品・医療機器企業等の試験研究を活性化するため、高水準型・増加型の税額控除の恒久化など、 措置の拡充等を行う。 ○ 特定健診・保健指導等における医療費控除の対象の拡充 〔所得税、個人住民税〕 特定健診・保健指導の対象者の負担を軽減し、実施率の向上等を図るため、特定健診・保健指導の自 己負担額の医療費控除の対象を拡充する。 また、がん検診の受診や予防接種を促し、受診率や接種率を向上させるため、がん検診等に係る自己 負担額の医療費控除の対象を拡充する。

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5/8 ○ 医療に係る消費税の課税のあり方の検討 〔消費税、地方消費税〕 医療に係る消費税の課税のあり方について、消費税率が10%に引き上げられることが予定される中、 医療機関等の仕入れ税額の負担及び患者等の負担に十分に配慮し、医療関係者、保険者等の意見も踏 まえ検討し、結論を得る。 ○ 予防接種法に基づく定期接種の対象疾病の追加に伴う税制上の所要の措置 〔所得税、個人住民税等〕 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会における議論等を踏まえ、予防接種法に基づく定期接種の 対象疾病を追加する場合に、税制上の所要の措置を講じる。 ○ 難病対策等に係る法整備に伴う税制上の所要の措置及び 難病患者等への税制優遇措置の創設 〔所得税、法人税、相続税、個人住民税等〕 厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会等での議論を踏まえ、所要の法整備が行われる場合に、 難病患者等の長期かつ重度の経済的負担にかんがみ、税制上の所要の措置を講じる。 ○ 国民の健康の観点からたばこの消費を抑制することを目的とした、 たばこ税の税率の引上げ 〔たばこ税、地方たばこ税〕 「たばこの規制に関する世界保健機関条約」の締約国としてたばこ対策の強力な推進が求められてい ることをはじめ、平成25年度以降の「健康日本21(第2次)」及び平成24年6月8日に閣議決定された「が ん対策推進基本計画」でたばこに関する数値目標を初めて設定したこと等、たばこ対策が重要な位置 づけとされていることも踏まえ、国民の健康の観点から、たばこの消費を抑制するため、たばこ税及 び地方たばこ税の税率を引き上げる。 (厚労省「平成26年度税制改正要望事項(案)」を基に編集部で作成) 「医業継続に係る相続税・贈与税の納税猶予等の特例措置の創設」では、「期 限(最長3年間)を定めて持分なし医療法人への移行を進める医療法人について、 移行期間中の相続税・贈与税に係る納税を猶予し、また、移行後に猶予税額を免 除する」としている。

「地域での在宅医療を、責任を持って進めていきたい」

~社保審介護保険部会で日医の高杉委員 厚生労働省の社会保障審議会介護保険部会(部会長=山崎泰彦・神奈川県立保 健福祉大学名誉教授)が8月28日に再開した。地域包括ケアシステムの構築を議 題の一つとし、厚労省がその考え方などを改めて示した。その中の在宅医療・介 護連携の推進に関しては、日本医師会常任理事の高杉敬久委員が医師会として「地 域での在宅医療を、責任を持って進めていきたい」との意向を伝えた。 (次ページへ続く)

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6/8 地域包括ケアシステムの構築については、厚労省が在宅医療・介護連携の推進 の必要性に関し、2025年には団塊の世代が75歳となり、75歳以上の人口が2000万 人を超えることを指摘。そのうえで、「医療提供体制の見直しと連動し、今後、 在宅で医療・介護を必要とする人、特に単身高齢者や認知症高齢者が増加する」 などとして、「地域包括ケアシステムの実現のためには、医療と介護の連携がま すます重要であり、在宅医療・介護の提供体制の充実と医療・介護連携の推進が 必要」との見解を示した。 また、在宅医療と介護の連携に関しては、かかりつけ医機能を担う地域医師会 等との連携・協力の重要性も挙げた。この関連では、日医の高杉敬久委員が「地 域包括ケアは国策」との認識を示すとともに、医療と介護の連携の重要性につい ても言及。そのうえで、医療の役割として、「地域での在宅医療を、責任を持っ て進めていきたい」との考えを表明した。

救急出動が大幅増、「救急業務のあり方検討会」を発足

~総務省消防庁 救急業務のあり方全般について研究・検討し、救急業務のさらなる充実を推進 するとして、総務省消防庁は8月23日、「2013年度 救急業務のあり方に関する検 討会」を発足させると発表した。第1回の検討会は同30日に開催される。 検討会の参加者(敬称略) ◎座長=山本保博(東京臨海病院病院長) 阿真京子(知ろう!小児医療 守ろう!子ども達の会代表)、有賀徹(昭和大学病院病院長)、有賀 雄一郎(東京消防庁次長兼救急部長事務取扱)、石井正三(日本医師会常任理事)、大島光由(札 幌市消防局警防部長)、酒井昭孝(山形県生活環境部危機管理・くらし安心局危機管理消防主幹)、 坂本哲也(帝京大学医学部教授)、佐藤雄一郎(東京学芸大学社会科学講座准教授)、島崎修次(国 士舘大学大学院救急システム研究科長)、鈴川正之(自治医科大学救急医学講座教授)、高城亮(奈 良県医療政策部長)、二宗伸介(大阪市消防局救急部長)、山口芳裕(杏林大学医学部救急医学教 授)、横田順一朗(市立堺病院副院長)、横田裕行(日本医科大学大学院医学研究科救急医学分野 教授)、オブザーバー=梶尾雅宏(厚生労働省医政局指導課長) 消防庁によると、近年、救急出動件数は大幅に増加。2012年度の救急出動状況 では、救急出動件数が約580万件に上り、11年度に比べて約9万件増加したほか、 救急搬送人員も約524万件と前年に比べ約7万人増加し、いずれも過去最多だった。 同検討会の設置について、消防庁は「高齢化社会の進展から救急搬送件数は増加 し続けることが予測され、これらに対応するための方策を検討する必要がある」 と説明。また、「救急業務は今年、法制化50年を迎える」としたうえで、「救急 業務は、救急隊員の処置範囲拡大、救急救命士制度の制定及び新しい救急資器材 の積載など、様々な高度化を遂げ、これらを担う救急隊員等の教育のあり方につ いて、さらに検討することは極めて重要」とも指摘している。

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薬剤師の計数変更等の法改正事項追加に否定的意見

~厚労省のチーム医療推進方策WG 来年通常国会に提出される見通しの医療等改正法案で、日本薬剤師会などが要 望していた法改正による医療関連職種の業務範囲拡大は難しい見通しになった。 8月26日に開いたチーム医療推進方策ワーキンググループ(座長=山口徹・虎の 門病院顧問)は各団体から要望のあった業務範囲拡大項目を議論したが、わずか 1行為を除いてはことごとく否定された。議論は継続するものの法改正以外での 対応を模索することになりそうだ。 同WGは6月に再開し、医療関連職種の団体から各職種の業務範囲拡大の要望 を受けて議論している。この日は要望事項のうち法律改正に関わる事項を検討し た。要望を提出したのは日本薬剤師会とチーム医療推進協議会。 このうち日本薬剤師会は、▼在宅における薬物療法への適切な関与、▼調剤し た薬剤の使用方法に関する実技指導、▼一般用医薬品の相談応需業務の位置づけ の明確化─―の3点を要望した。在宅での薬物療法への関与は薬剤師による患家 でのPTPシートの状態等での取り揃え(計数調剤)や疑義照会した結果、計数 調剤の投与量を変更(計数変更)できるようにする措置を求めている。これにつ いて、緊急時などで各行為が患家にある処方箋がある場合に実施する内容である ことから「法改正を行ってまでやる必要がない」(小森貴委員=日本医師会常任 理事)など、法改正を行わなくても省令改正等で足りるとの意見が続いた。一般 用医薬品の相談応需義務の明確化では山口座長が「法で位置づけないと薬剤師は やらないということにも見える」と述べると議場から失笑が漏れた。

■ 救急救命士の業務拡大に否定的な意見も

チーム医療推進協議会からの要望13項目中、救急救命士が業務を行う場所に医 療機関等を追加することでも「救急救命士が増えたから職場づくりを考えてほし いとしか聞こえない」「病院では医師や看護師によって行われるべきだ」など否 定的な意見が出された。こうした状況に同協議会を代表して出席した中村春基委 員(兵庫県立リハビリテーション中央病院リハビリ療法部長)は「患者を引き継 ぐまで業務が行える解釈をしてほしい」と要望するにとどまった。 結局、法改正で異論がなかったのは、日本診療放射線技師会から要望のあった 「IGRT(画像誘導放射線治療)による放射線治療の際、肛門内のガスを吸入 するために行う肛門からのカテーテル挿入」のみ。診療放射線技師の業務拡大で は既に社会保障審議会医療部会で2行為を追加することを了承しており、そのう ちの「下部消化管検査に関する業務」の一環として加えることとなった。 厚労省は既に、医療法等改正法案で看護師の研修制度の創設(保健師助産師看 護師法)や歯科衛生士が予防処置を実施する際の歯科医師の直接指導を要しない とする措置など(歯科衛生士法)、診療放射線技師の業務範囲の拡大(診療放射 線技師法)を盛り込むことを決定している。次回会合でも引き続き議論して法改 正が適当とされた項目は加えられるが、さらに行為が追加されるのは厳しいとみ られる。

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救急救命士の就職先を公表するよう指導

~厚労省 厚生労働省は8月26日、「救急救命士養成所に対し、救急救命士国家試験合格 者の就職先に関する情報を入学志願者に継続的に周知するよう指導しました」と 発表した。今回の指導は、2011年7月22日に閣議決定された「規制・制度改革に 係る追加方針」を受けたもので、厚労省所管の「規制・制度改革事項」として、 「救急救命士のニーズの把握」が挙げられている。 厚労省の担当者によると、救急救命士の資格を取得しても「就職先が消防署や 自衛隊などに限られているため、資格を取っても就職先が見つからないケースが 少なくない」という。このため、今回の指導は「救急救命士の資格取得を目指す 学生を擁護するための措置」であり、「救急救命士の就職先を病院や介護施設な どに拡大したり、救急救命士が業務を行える範囲を拡大したりする意図があるわ けではなく、そこは今後の検討課題だろう」と話している。

特定行為は 41 項目で概ね一致

~厚労省のチーム医療看護WG 厚生労働省は8月26日のチーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググル ープ(座長=有賀徹昭和大学医学部救急医学講座教授)の会合で、7月から8月 にかけて実施した特定行為案と指定研修の行為群案の意見募集の結果を示した。 特定行為から削除するよう求める意見もあったが、ワーキンググループでは41の 行為案で変更の必要がないとの意見で概ね一致した。 意見を提出したのは50団体。特定行為案に32団体425件、行為群案に19団体61件、 その他の意見24団体25件だった。このうち、「経口・経鼻気管挿管チューブの位 置調節」など10行為は医師が実施すべき行為のため特定行為より削除する必要が あるとの意見が看護系学会から出された。「直接動脈穿刺による採血」など20行 為には難易度・リスクが高いため特定行為より削除すべきとの意見があり、39行 為には「急性期を除く」「小児期の患者は対象外とする」など患者の病態や年齢 等に応じて特定行為を限定すべきとの意見、17行為には既に包括的指示の下で看 護師の判断で実施しているとの意見があった。

■ 「相互理解がまだ進んでいない」との声も

委員からは「われわれが想定していたものについて相互理解がまだ進んでいな い。対象範囲で何でもかんでもやっていいと理解しているとしたらこちらの説明 不足」「完全にお任せという誤解がなきにしもあらずだ」など、制度が誤解され ているとの意見が多数を占め、今後趣旨を周知する必要があるとの意見で一致し た。 神野正博委員(社会医療法人董仙会理事長)は「特定行為に入れる、入れない の議論はここでする必要がないのではないか」と指摘した。これに反対はなかっ た。

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