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ふじみ野市環境協働モデル事業 花と緑豊かな住環境づくり 部会 1 目的 平成 23 年度緑のカーテン事業報告 ふじみ野市環境基本条例に基づき 快適で良好な環境の確保 を達成することを目的とし その為の行動計画を具体化した6つのモデル事業があり 私たちは 花と緑豊かな住環境づくり 部会 ( 以下 花と

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Academic year: 2021

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平成23年度

緑のカーテン事業報告書

ふじみ野市環境基本計画に基づく協働モデル事業

花と緑豊かな快適な住環境づくり

(2)

1 ふじみ野市環境協働モデル事業「花と緑豊かな住環境づくり」部会

平成23年度 緑のカーテン事業報告

1 目的

ふじみ野市環境基本条例に基づき、「快適で良好な環境の確保」を達成することを目的と し、その為の行動計画を具体化した6つのモデル事業があり、私たちは「花と緑豊かな 住環境づくり」部会(以下「花と緑部会」)で“緑のカーテン普及活動”と“新河岸川の 清掃活動”に取り組んでいる。 本報告書は、今年度の“緑のカーテン”事業の取組結果についてまとめたものである。

2 第2庁舎で“緑のカーテン”作り

昨年度に続き市役所第2庁舎南面の2F、3F通路(ベランダ)でゴーヤとアサガオ の“緑のカーテン”をつくった。 5月16日(月)にゴーヤの苗植え付け作業を行った。 2Fベランダへ 20 株(プランター10 個×2株)、3Fベランダへ 12 株(プランター6 個×2株)。後日2Fベランダへ、ヘチマを2株追加した。 また、ネット張り作業を5月29日(日)に行った。 花と緑部会で“緑のカーテン”をつくる理由は次のとおりである。 イ.“緑のカーテン”を市民の目に触れるところでつくって関心を持ってもらう。 ロ.“緑のカーテン”の実践者或いはこれから始めようとしている人に対し、支援や情報 提供ができるように、栽培のノウハウを蓄積する。 ハ.“緑のカーテン”効果による気温の変化を測定する。 ニ.市庁舎への来訪者に“緑のカーテン”効果を体感してもらう。

3 緑のカーテン苗配布

市民の皆さんに実践してもらう為、昨年度はゴーヤ、アサガオ等の苗 220 株を配布し たが予想を上回る人気で、沢山の方々に苗をお渡しできずお詫びする結果になってしま った。今年度は昨年の反省を踏まえ、苗の育成、栽培について専門家からレクチャーを 受けたほか、外部からの苗購入も織り込む等万全の態勢で臨んだ。

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2 イ.苗の育成 4月8日に市内のビルの一室にてゴーヤ、アサガオの種をまいたが、発芽率は 90% を超えて順調に成長した。 ロ.苗の配布 5月14日(土)am:大井公民館、pm:上福岡駅前ココネ広場で配布した。 配布数量:ゴーヤ 1,220 株(うち 300 株は外部からの購入品) 風船かずら 120 株、アサガオ 60 株 配布方法:ゴーヤ5株セットを 40 組×2か所 ゴーヤ4株+風船かずら or アサガオ1株セットを 100 組×2か所 育成中のゴーヤ 配布用の苗 配布セット作成作業 配布用セット 配布開始前の様子(大井公民館) 配布中の様子(ココネ前広場)

(4)

3 苗配布のイベントには沢山の市民の方々に来ていただき好評裡に終了した。 また当日はJCN関東のテレビ取材があり、5月18日の地デジ 11 チャンネルで放映 された。 苗を運搬して下さった環境課職員の方、苗の仕分け、配布セット作成作業、列の整理、 配布受付、苗の受け渡し、後片付け等々市民ボランティア、学生の皆さんにお礼を申し 上げる。

4 上福岡公民館との共催で緑のカーテン育成講座を開催

花と緑部会の計画と上福岡公民館の事業ニーズが一致し、共催で出前講座を開催する ことになった。講師は、埼玉県花と緑の振興センター指導員成田伊都美氏にお願いした。 内容は下記の3回の講座をセットにし、すべて出席できる方を対象にして 30 名を募集 したが好評ですぐに定員をオーバーした。 5月21日(土):基本的な栽培の知識 (別途育成しておいたゴーヤの苗を3本セットで配布した) 7月2日(土):育て方フォローアップ教室 (苗が順調に成長しているのかこの回は三分の一が欠席) 7月31日(日):収穫したゴーヤの料理教室 (文京学院大学の学生さんを新規に募集したりして盛況であった。 料理指導は市内の料理愛好家の折原さん、恩田さん、渡辺さん にお願いした) 始めてみようゴーヤのカーテン 講座で学んで 家で育てよう ✿栽培が初めての人 ✿今までうまく育てられなかった人 ✿もっと立派に育てたい人 ✿仲間がほしい人

緑のカーテン

(5)

4

5 気温の変化を測定

(1)第2庁舎緑のカーテン 8月24日14時のサーモグラフィ写真を見てみよう。 赤くなっている外壁の温度は約40℃、緑のカーテンのゴーヤの葉の表面温度は緑で 約35℃、青くなっている軒下等の日陰部分は約30℃である。 緑のカーテンの日陰と日向の外壁温度を詳細に比べてみよう。 8月24日の気温のピークは33℃であるが、直射日光を受ける壁の温度は40℃に なっている。しかし日陰になっている部分は30℃でその差は10℃にもなる。熱を蓄 積した壁の温度は日没後も高めで推移しており、断熱性能の低い材質の壁の場合は室温 が夜になっても下がらない原因になりかねない。 0 10 20 30 40 50 8/ 24 01 8/ 24 03 8/ 24 05 8/ 24 07 8/ 24 09 8/ 24 11 8/ 24 13 8/ 24 15 8/ 24 17 8/ 24 19 8/ 24 2 1 8/ 24 23 ℃

市役所外壁の温度変化

日向 日陰 0 2 4 6 8 10 12 8/ 24 01 8/ 24 03 8/ 24 05 8/ 24 07 8/ 24 09 8/ 24 11 8/ 24 13 8/ 24 15 8/ 24 17 8/ 24 19 8/ 24 21 8/ 24 23 ℃

市庁舎外壁の温度差

温度差

(6)

5 (2)丸山邸緑のカーテン 出前講座に参加され、自宅でゴーヤを育てられた丸山さんの緑のカーテンの出来具 合はどうなったのでしょうか。温度計を取り付けて気温の変化を測定させていただき ました。 7月14日 9月6日 8月29日と30日の気温の変化をグラフで見ると、緑のカーテンの日陰の気温は 約2℃下がっていることがわかる。 ゴーヤも収穫され食卓に上がったようである。 -1 -0.5 0 0.5 1 1.5 2 2.5 8/ 29 00 8/ 29 03 8/ 29 06 8/ 29 09 8/ 29 12 8/ 29 15 8/ 29 18 8/ 29 21 8/ 29 24 8/ 30 02 8/ 30 0 5 8/ 30 0 8 8/ 30 1 1 8/ 30 14 8/ 30 17 8/ 30 20 8/ 30 23 ℃

日向と日陰の気温差

温度差 0 5 10 15 20 25 30 35 40 8/ 29 00 8/ 29 03 8/ 29 06 8/ 29 09 8/ 29 12 8/ 29 15 8/ 29 18 8/ 29 21 8/ 29 24 8/ 30 02 8/ 30 05 8/ 30 08 8/ 30 11 8/ 30 14 8/ 30 1 7 8/ 30 20 8/ 30 23 ℃

日向と緑のカーテン日陰の気温の変化

日陰 日向

(7)

6 (3)月岡邸緑のカーテン 毎年栽培される緑のカーテンは見事な出来栄えです。バス通りに面しており、沢山 の方におなじみかもしれません。ゴーヤも沢山収穫されていた。 地植えのせいかゴーヤは力強く成長しており、勢いを感じる見事な緑のカーテン になっている。 サーモグラフィで見ると外壁の温度は約42℃、緑のカーテンの表面は約32℃で あることがわかる。日向と緑のカーテンの日陰の気温差がやや低い感じがするが、 これは日陰部が通気の悪い袋小路状態になっているためと思われる。 -1.5 -1 -0.5 0 0.5 1 1.5 2 2.5 8/ 8 01 8/ 8 06 8/ 8 11 8/ 8 16 8/ 8 21 8/ 9 01 8/ 9 06 8/ 9 11 8/ 9 1 6 8/ 9 21 8/ 10 01 8/ 10 06 8/ 10 11 8/ 10 16 8/ 10 21 ℃

日向と日陰の気温差

温度差 0 10 20 30 40 8/ 8 01 8/ 8 06 8/ 8 11 8/ 8 16 8/ 8 21 8/ 9 01 8/ 9 06 8/ 9 11 8/ 9 16 8/ 9 21 8/ 10 01 8/ 10 06 8/ 10 11 8/ 10 16 8/ 10 21 ℃

日向と緑のカーテン日陰の気温

日陰 日向

(8)

7 (4)花の木中学校 手作りの大型木製プランターでアサガオによる緑のカーテンが作成されたが、アサ ガオの成長は期待したほどではなかった。 これは、夏休み期間中この緑のカーテンの部分で耐震工事が行われ、安全面から十分 な手入れができなかった為ではないかと思われる。 温度計を設置したが、緑のカーテンによる効果は確認できなかった。 0 5 10 15 20 25 30 35 8/ 1 0 0 8/ 1 1 5 8/ 2 0 6 8/ 2 2 1 8/ 3 1 2 8/ 4 0 3 8/ 4 1 8 8/ 5 0 9 8/ 6 0 0 8/ 6 1 5 8/ 7 0 6 8/ 7 2 1 8/ 8 1 2 8/ 9 0 3 8/ 9 1 8 8/ 10 09 8/ 11 00 8/ 11 15 8/ 12 06 8/ 12 21 8/ 13 12 8/ 14 03 8/ 14 18 8/ 15 09 ℃

1F教室内の気温の変化

窓側 廊下側 -0.4 -0.20 0.2 0.4 0.6 0.81 1.2 1.4 1.6 8/ 1 0 0 8/ 1 1 5 8/ 2 0 6 8/ 2 2 1 8/ 3 1 2 8/ 4 0 3 8/ 4 1 8 8/ 5 0 9 8/ 6 0 0 8/ 6 1 5 8/ 7 0 6 8/ 7 2 1 8/ 8 1 2 8/ 9 0 3 8/ 9 1 8 8/ 10 09 8/ 11 00 8/ 11 15 8/ 12 06 8/ 12 21 8/ 13 12 8/ 14 03 8/ 14 1 8 8/ 15 09 ℃

教室内窓側と廊下側の温度差

温度差

(9)

8 上記グラフは、8月1日~15日の1F教室内の温度変化を測定したものである。 夏休み中の無人状態、窓は閉め切りでの温度データであるが、窓側と廊下側で1℃強 の差が出ている。 緑のカーテンで日陰ができたら、この温度差は解消されるのではないかと期待できる。

6 環境フェア

10月29日(土)福岡中央公園にて環境フェアが開催され、花と緑部会は“展示パネ ルによる活動報告”、“緑のカーテン写真コンテスト”、“ゴーヤ入り焼きそば模擬店”で 参加した。 緑のカーテン写真出品者に対しては実行委員会から「感謝状」が出された。“ゴーヤ入り 焼きそば”は大変好評で用意した 200 食は完売した。

7 埼玉県環境科学国際センターの支援

緑のカーテンの温度測定には今年もデジタル温度計(おんどとり)を12個借用した。 市庁舎4か所、花の木中学校4か所、一般家庭モニター4か所に設置し、7月14日に 作動開始設定、9月6日にデータログ(読み込み)を行った。 本報告書にあるサーモグラフィの撮影と合わせて、いずれも埼玉県環境科学国際センタ ーの三輪先生に来ていただいて実現したものである。

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9 埼玉県環境科学国際センターの定期刊行物「CESS ニュースレター」第13号( 2011年10月発行)に、ふじみ野市の“緑のカーテン”取組みについての紹介記事 が掲載されました。(添付資料参照) 同センターからは、2009年から継続して学術的な或いは精神的な支援をして頂いて おり、感謝するところ大であります。

8 結果評価と次年度の展望

平成23年の夏は電力供給問題があり、いつに無く暑い夏であったという感がする。 緑のカーテン出前講座、ゴーヤ等の苗配布の手ごたえは、ホームセンターの苗や、ネッ ト等の資材が品切れになるほど売れているという情報と相俟って頷けるところである。 節電、省エネの掛け声にも押され、ここにきて“緑のカーテン”は一気に市民権を得た と思うのは早計であろうか。 ① 市庁舎の緑のカーテン プランターを 10→16個、苗を 20→32株へと昨年に比べ増やしたので、 見栄えのする緑のカーテンができた。また散水ホース設置で作業の省力化ができた。 今年度は、環境課宮崎課長補佐の音頭で月曜日と火曜日の水やりを市職員の皆さんに 担当して頂き大変ありがたかった。職員の方には緑のカーテン撤去後のゴーヤの枝、 つるを運搬する作業も担当して頂いた。 緑のカーテンの出来ばえはほぼ期待どおりで、市民の皆さんに楽しんでもらえたと 思うが、来年度は栽培を含めて少しでも直接かかわってもらえるような方策を考えた い。 ② 苗配布 とにかく苗を育てないことには先に進めないので、発芽から苗の成長までの手入れ はほぼ毎日続いた。種まきから配布の日まで 36 日間で、苗はやや育ちすぎの感が あったが、室温のコントロールができないので成り行きの結果であった。次年度は栽 培日数を 30 日と設定してみる。 今回は配布用の苗の量を増やしたので、並んでいただいた方全員にお渡しできた。 来年度も量の確保には万全を期したい。また、沢山のボランティアの方々にお手伝い をして頂き感謝いたします。 ③ 出前講座 外部講師を招いての講座を主催するのは初めてであったが、講師との日程調整、会 場の確保、開催の広報、申し込みの受付け等々、上福岡公民館の宮井係長の労を多と するところであります。 今回は継続性の観点から3日間のセットで申し込みを受け付けた。3日間頑張って受 講された皆さんに感謝します。長期の講座の運営については今後の検討課題にしたい。 講師の県花と緑の振興センター成田伊都美さんは花の栽培等の指導で度々来て頂い ているので、次年度は“花の講座”を計画したい。

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10 ④ 環境フェア 今年の参加者は1700人、スタンプラリー参加674人、57団体、9事業所 で全体としては盛会であった。大井地区での開催希望もあったようである。 花と緑部会及び他部会の展示発表は好評であった。 模擬店で使ったゴーヤは緑のカーテンで収穫したものを茹でて冷凍したものである。 ⑤ 事業活動をもっと市民に知ってもらいたい 平成24年3月3日(土)環境モデル事業活動報告会が開催された。花と緑部会 は“緑のカーテン事業”(酒井部員発表)と“新河岸川清掃活動”(岩附部員発表)の 報告を行った。 花と緑部会の活動の広報は、“新河岸川清掃活動”のPRと参加募集、“緑のカーテ ン“の出前講座と苗無料配布を市広報誌に載せてもらっているが、市民に知っていた だく努力はもっと必要だと感じている。例えば市のホームページ等からの情報発信も 有力手段と思われるので、関係機関のご協力を仰ぐ等考えたい。

9 後記

東日本大震災を経験した私たちは、今あらゆる面から暮らし方の見直しを迫られて いるのではないか。しかし、それは今までの豊かさや便利さの否定ではなく、これか ら必要なのは今までとは違う価値観を手に入れることではないのかと考えるのです がどうでしょうか。 植物はすごい。風に揺れるゴーヤのカーテンを見ていると植物の蒸散効果だとか 気温が何℃下がったとか忘れてしまう。とにかく、暑さを遮る“緑のカーテン” を作ることによって、私たちが暮らす街の緑を考えるキッカケにしよう。 緑のカーテン事業担当者 責任者 鈴木啓太郎、 副責任者 藤島光男 部会長 小坂二三夫 部員 市川孝治、岩附利光、栂野俊治 文京学院大学 酒井卓也、福島明美、井門新奈

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添付資料

参照

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