• 検索結果がありません。

IEEJ 2018 年 XX 禁無断転載 ポスト FIT 制度の課題 般財団法 本エネルギー経済研究所 電 新エネルギーユニット 笠原潤 担任補佐 研究理事

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "IEEJ 2018 年 XX 禁無断転載 ポスト FIT 制度の課題 般財団法 本エネルギー経済研究所 電 新エネルギーユニット 笠原潤 担任補佐 研究理事"

Copied!
9
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

ポストFIT制度の課題

⼀般財団法⼈⽇本エネルギー経済研究所

電⼒・新エネルギーユニット 担任補佐・研究理事

⼩笠原潤⼀

(2)

IEEJ  ©  2018

報告のポイント

FIP制度におけるアグリゲーターの重要性

太陽光発電⾃家設置の促進とロードカーブへの影響

再⽣可能エネルギー発電の不確実性と卸電⼒市場の役割

電⼒需要の時間シフトとインセンティブ

1

(3)

ドイツにおける主要なDirect Marketing買取事業者

0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 Statkraft Markets Trianel/Gesy Energy2market WE Clean Energy Sourcing MVV Energie Nordjysk Elhandel A/S

in.power KoM-SOLUTION Naturstrom AG IBERDROLA Mark-E RWE 2013年6⽉ ⾵⼒ その他 MW FIP移⾏の初期においては ノルウェー国営⽔⼒会社 Statkraftの役割が⼤きかっ た。Statkraftはドイツ国内 にガス⽕⼒239万kW所有。 Statkraft Marketは取引部 ⾨として複数国で活動。 0 5,000 10,000 15,000 Statkraft Markets Quadra Energy Vattenfall Trading Wind Energy Trading Next Kraftwerke MVV Energie Energy2market EnBW EWE Trading Baywa Re / Clens Sunnic Lighthouse Innogy Lechwerke 2019年1⽉ ⾵⼒ 太陽光 バイオ ⽔⼒ その他 MW バイオガスを⽤い て変動を吸収 (Enercon) (EDF) (地域エネルギー会社) (地域エネル ギー会社) 取引事業者としての経 験や弾⼒的な供給⼒が 無いと独⽴系の取引事 業者では運営が厳しい 模様。 2012年のStatkraft Marketによる Management fee は12€/MWh  再⽣可能エネルギー発電のうち競争電源はFIP(フィードインプレミアム)制度へ移⾏すると共に、 経過措置を経た上で発電事業者⾃らがインバランスリスクを担う⽅向で検討されている。ドイツでは FIP制度への移⾏当初、ノルウェーの発電会社Statkraftの取引会社が⼤量に引き受けたことで円滑な 移⾏を実現した。⽇本では誰が同様のアグリゲーターとしての役割を担うのか。

(4)

IEEJ  ©  2018

2015年3⽉と2019年3⽉のカリフォルニアISO電⼒需要の⽐較

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 0:00 1:10 2:20 3:30 4:40 5:50 7:00 8:10 9:20 10:30 11:40 12:50 14:00 15:10 16:20 17:30 18:40 19:50 21:00 22:10 23:20 2015年3⽉平均需要と太陽光発電 太陽光 需要 万kW 3 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 0:00 1:10 2:20 3:30 4:40 5:50 7:00 8:10 9:20 10:30 11:40 12:50 14:00 15:10 16:20 17:30 18:40 19:50 21:00 22:10 23:20 2019年3⽉平均需要と太陽光発電 太陽光 需要 万kW ⼣⽅ピーク 昼間の電⼒消費量が減少

(出所)California ISO, “Historical wind and solar curtailment”

 太陽光発電の⾃家⽤設置は純負荷(Net Load)への影響という点では系統⽤設置と同じ。カリフォル

ニア州では⾃家⽤設置促進で昼間の電⼒消費が減少し、余剰が⽣じやすくなっている。安易な⾃家⽤ 設置の推奨は系統⽤設置の太陽光発電の出⼒制御を増加させることも考慮する必要がある。

(5)

カリフォルニアISO2019年3⽉29⽇〜31⽇の出⼒制御の状況

-200 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 2,000 2,200 2,400 2,600 2,800 0:00 1:35 3:10 4:45 6:20 7:55 9:30 11:05 12:40 14:15 15:50 17:25 19:00 20:35 22:10 23:45 1:20 2:55 4:30 6:05 7:40 9:15 10:50 12:25 14:00 15:35 17:10 18:45 20:20 21:55 23:30 1:05 2:40 4:15 5:50 7:25 9:00 10:35 12:10 13:45 15:20 16:55 18:30 20:05 21:40 23:15 原⼦⼒ ⽕⼒ ⽔⼒ 太陽光 ⾵⼒ その他再エネ 輸⼊ 抑制量 需要 純負荷 万kW 3/29 3/30 3/31 太陽光の出⼒が⾼まる昼間に 電⼒消費が減少するため余剰 が⽣じやすくなっている。

(6)

IEEJ  ©  2018 5

イタリア・スペイン型当⽇市場の考え⽅

前⽇スポット市場プロセス 10:00 約定 処理 取引時間 ⼊札 0:00 当⽇スポット市場プロセス 約定 処理 ⼊札 0:00 約定 処理 ⼊札 約定 処理 ⼊札 約定 処理 ⼊札 約定 処理 ⼊札 発電機の起動時間を考 慮して3時間程度空ける D-1 D  イタリア及びスペインでは多段階プロセスでの当⽇オークション取引市場を開設している。前⽇ス ポット取引閉場後に同じ24時間を対象としたオークション取引を実施し、当⽇段階でも数回複数時間 を跨ったオークション取引を実施している。  前⽇スポット取引の結果を踏まえて発電計画の修正を⾏うことができると共に、再エネ予測誤差を踏 まえて起動・停⽌を含めた発受電計画の修正を⾏うことがやりやすくなる。

※ 欧州委員会の委託調査報告書” The future electricity intraday market design”(2019年2⽉)でも

(7)

カリフォルニアISOにおける卸市場の⾒直し

現⾏の短期ユニットコミットメント 提案中の卸市場⾒直し  カリフォルニアISOにおける当⽇のリアル タイム市場運⽤は3段階で⾏われている。  短期ユニットコミットメント︓4.5時間前の で15分間隔で供給⼒の評価を⾏い、必要な 場合には拘束⼒のある起動指⽰を⾏う。  15分市場︓60分〜105分先までの15分間隔 で輸出⼊を含めた制約付最経済給電でエネ ルギー及びアンシラリー⼊札を決定  リアルタイム給電︓60分先まで5分間隔で アンシラリーとインバランスエネルギーへ 制約付最経済給電を⾏いLMPを算定する。  再エネ導⼊拡⼤に伴い前⽇エネルギー市場 とリアルタイム市場の不確実性が拡⼤して おり、①リアルタイム市場の商品⾒直し、 ②前⽇市場と広域インバランス市場の融合、 及び③事前供給⼒調達メカニズムにおける 事前評価導⼊を検討中。不確実性に対応す るために準備された供給⼒へ追加的⽀払い を⾏う。 ※ 4.5時間前評価の前倒しを検討していたが、 技術的課題が多く、域外供給⼒の活⽤で対 処することに。

(8)

IEEJ  ©  2018

電⼒消費の時間帯シフト

7  ⼩売⾃由化を⾏った場合には価格競争になりやすいが、イギリスでは配電託送料⾦で時間帯別料⾦を 設定することで、蓄電池の設置等を通じた需要の時間シフトを進めるインセンティブを与えるメ ニューを提供している。  カリフォルニア州でも各電⼒会社が時間帯別料⾦を設定することになっており、産業⽤・商業⽤・農 業⽤は標準料⾦となり、住宅⽤は選択制となっている。その結果、ネットメータリング制度における PV併設型蓄電池が2019年10⽉時点までで19.6万kW設置された。 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 0:00 1:00 2:00 3:00 4:00 5:00 6:00 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00 18:00 19:00 20:00 21:00 22:00 23:00 イギリスWPD社South Westでの時間帯別託送料⾦ 低圧30分計量 ⾼圧30分計量 ペンス /kWh

(出所)WPD” Use of System Charging Statement”(2020年4⽉以降) イギリスでは配電会社の系統利⽤料 ⾦において時間帯別料⾦を選択する ことができる。 PG&E社の住宅⽤時間帯別料⾦ (注)6⽉〜9⽉に適⽤される夏季料⾦で、基本料⾦ $0.03/⽇も課⾦される。 (出所)PG&Eウェブサイト

(9)

まとめ

再⽣可能エネルギー発電のうち競争電源はFIP(フィードインプレミアム)制度へ移⾏す

ると共に、経過措置を経た上で発電事業者⾃らがインバランスリスクを担う⽅向で検討さ

れている。ドイツではFIP制度への移⾏当初、ノルウェーの発電会社Statkraftの取引会社

が⼤量に引き受けたことで円滑な移⾏を実現した。⽇本では誰が同様のアグリゲーターと

しての役割を担うのか。

太陽光発電の⾃家⽤設置は純負荷(Net Load)への影響という点では系統⽤設置と同じ安

易な⾃家⽤設置の推奨は系統⽤設置の太陽光発電の出⼒制御を増加させることも考慮する

必要がある。

現在の当⽇市場の仕組みは再⽣可能エネルギー発電の予測誤差を解消するには不向きであ

り、卸電⼒市場の在り⽅に⼯夫が必要。

太陽光発電の⼤量導⼊で電⼒消費の時間シフトが求められるが、適切なインセンティブの

提供が重要。

参照

関連したドキュメント

本稿で取り上げる関西社会経済研究所の自治 体評価では、 以上のような観点を踏まえて評価 を試みている。 関西社会経済研究所は、 年

 本研究では,「IT 勉強会カレンダー」に登録さ れ,2008 年度から 2013 年度の 6 年間に開催され たイベント

*一般社団法人新エネルギー導入促進協議会が公募した 2014 年度次世代エネルギー技術実証事

*一般社団法人新エネルギー導入促進協議会が公募した平成 26 年度次世代エネルギー技術実証

*一般社団法人新エネルギー導入促進協議会が公募した 2014 年度次世代エネルギー技術実証事

社会学研究科は、社会学および社会心理学の先端的研究を推進するとともに、博士課

*一般社団法人新エネルギー導入促進協議会が公募した 2014 年度次世代エネルギー技術実証事業

授業は行っていません。このため、井口担当の 3 年生の研究演習は、2022 年度春学期に 2 コマ行います。また、井口担当の 4 年生の研究演習は、 2023 年秋学期に 2