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(1)

promega3

取扱説明書

株 式 会 社 サ ウ ン ド ハ ウ ス

Professional Sound Equipment Specialist

〒286-0044 千葉県成田市不動ケ岡 1958

TEL:0476-22-9333 FAX:0476-22-9334

(2)
(3)

Section 1

リアパネル...5

PEDAL ...6

POWER and STANDBY...6

MASTER CONTROL ...7

Section 2

クイックガイド...7 EXAMPLE1:サウンドの重ね方...8 EXAMPLE2:エフェクトコントロール...8 EXAMPLE3:キーボードをスプリットする ...9 EXAMPLE4:その他...10 EXAMPLE5:簡単なサウンドエディットの方法 ...11 EXAMPLE6:パフォーマンスメモリーの呼び出し ...11 EXAMPLE7:ユーザーメモリーの保存...12

Section 3

フロントパネルコントロール...14 GRAPHIC EQ...14 その他の機能...15 パフォーマンス・メモリー...16 新しいパフォーマンス・メモリーの保存...17 ピッチベンドとモジュレーション・ホイール...17

Section 4

エフェクト...19 サウンドにエフェクトを加えるには...19 複数のサウンドに同じエフェクトをかけるには...19 エフェクトのON/OFF...20 パラメーターの変更を保存...20

Section 5

サウンドの編集...22

Section 6

MIDI の編集 ...23

Contents

(4)

Section 7

コントロールの編集...26 ペダルの種類と設定...26

Section 8

Appendix

英語版を参照下さい

Contents

(5)

S

ection1

リアパネル

1. MAIN OUT (バランス仕様)、RIGHT と LEFT/MONO

ステレオ仕様で接続する場合にはRIGHT と LEFT 両方の端子を使用します。ケーブル 1 本

によるモノラル接続の場合には、LEFT/MONO 端子のみを使用し、RIGHT 端子には何も

接続しないで下さい。 2. AUX OUT 1/2

出力1 と 2 で選択可能です。 3. INPUT 、RIGHT と LEFT/MONO

ステレオ仕様機材(CD プレーヤー、MIDI サウンドモジュールなど)とモノラル仕様機材 (マイクやギターなど)の両方に対応します。ケーブル1 本によるモノラル使用接続の場合 には、LEFT/MONO 端子のみを使用し、RIGHT 端子には何も接続しないで下さい。フロ ントパネルのINPUT スライダーにより、接続された機材のボリュームを調節します。 4. MIDI IN 外部MIDI 機器から MIDI データを受信します。 5. MIDI OUT

MIDI データを PROMEGA 3 本体から外部 MIDI 機器へ送信します。 6. MIDI THROUGH 複数の MIDI 対応機器を接続する際に使用します。MIDI IN に入力された信号をそのまま 送信します。 7. Mode Switch 使用するコンピュータのタイプを設定します。Macintosh を使用する場合には、MAC の位 置に切り替えます。この設定でインターフェースを使用する際に支障が見られる場合には、 PC1(slow)に切り替えて下さい。 8. Computer Connector

MAC 専用のシリアルケーブルの 8 PIN DIN プラグ、または General Music Multimedia Kit の専用ケーブルを接続します。

9. DISPLAY CONTRAST

(6)

PEDAL

3つのオプション・ペダル用のコネクターです。使用するペダルは以下の通りです。 10. PEDAL 2/ PEDAL 1 市販のフットスイッチ、またはボリュームペダルを使用可能です。(PROMEGA 3 は接続さ れるフットスイッチを自動的に感知・設定します) 11. DAMPER

市販のダンパーペダル、またはGeneral Music 専用 Pro Pedal Unit を接続します。

POWER and STANDBY

電源スイッチは本体のバックパネルにあります。電源を ON に した際に、内部メモリーデータを読み取ります。この過程には 約60 秒ほどかかります。 本体左側にはスタンバイ・ボタンがあります。電源スイッチとは異なり、このボタンをON/OFF してもデータの読み取りはなく、待ち時間なくスタートできます。 スタンドバイ・ボタンは、緑=ON、赤=OFF で表示されます。 このスタンバイボタンはコンピュータのスリープ機能とほぼ同等で、電源ボタン の ON/OFF(コンピュータのシャットダウン)の代わりに使用して下さい。本体 を長時間離れるような場合には、電源スイッチをOFF にして下さい。電源を抜き 移動する際にも、電源スイッチをOFF にして下さい。 ソフトウェアのアップグレード時には、スタンバイボタンを押しながら電源をON にして下さい。

MASTER CONTROL

VOLUME 全体のボリュームを調整します。最適なボリューム設定は最大値の約 75%です。アン プシステムに接続する際には、本体のボリュームをゼロに下げた状態にしてからアン プに接続して下さい。接続後、本体のボリュームを 75%にセットし、アンプ側で適度 なボリューム設定を行います。 INPUT INPUT 1 と 2 に接続される機材のボリュームレベルを調節します。接続する際には、INPUT ボ リュームをゼロの位置にしてからケーブルを接続して、適切なボリュームレベルが得られるまで 徐々にレベルを上げて下さい。 HEADPHONES JACK

(7)

Section 2

クイックガイド

PROMEGA 3 はすべての機能へのアクセスし易いようにデザインされています。音色の設定や キーボードのスプリットのようなひんぱんに使用される機能に関しては、エディットメニューな どからの選択なしに簡単に設定することが可能です。 このセクションは、PROMEGA3 をすぐに演奏できるように説明されています。クイックガイド として活用して下さい。 まずはリアルタイム操作(パフォーマンス・メモリーを使用しないマニュアル操作)を見てみま しょう。その後で、さまざまな保存/復帰について説明します。 PROMEGA 3 では、各サウンドモジュールを同じ方法で操作できます。各セクションには大き な ON/OFF スイッチがあり、このボタン操作により様々なサウンドを組み合わせることができ ます。 PROMEGA 3 には 4 つのサウンドモジュールがあります。 ? ピアノ ? ビンテージキーボード ? オーケストラ/パッド ? ベース/その他 本セクションではピアノモジュールについて説明していきます。 PIANO モジュール 1. バーチャル・ポット(ロータリー式つまみ) サウンドを選択をします。 2. TO LEFT ボタン スプリットポイントの左側のサウンドを設定します。 3. 赤いON/OFF ボタン このセクションのON/OFF を切り替えます。 4. EFFECTS ボタン

エフェクト(REVERB と PRO EFX)の ON/OFF を切り 替えます。 5. スライドフェーダ このセクションのボリュームを調節します(その他、パラメータ類の調節も行います)。 6. OCTAVE ボタン 12 段階(半音づつ)のピッチ操作をします。 7. +/−ボタン ピッチの調整をします。オリジナルのピッチに戻す際には、この+/−を同時に押します。

(8)

両方のLED が消えた状態がオリジナルのピッチです。 EXAMPLE 1:

サウンドの重ね方

次にサウンドモジュールの組み合わせの例を紹介します。 1) まずはピアノ・サウンドだけを ON にします。 この時にピアノセクションのLED だけが点灯します。 2) ストリング・サウンドを重ねます。

? オーケストラ/パッド・セクションのバーチャル・ポットで SLOW STRING PAD を

選択します。

? スライドフェーダで約90 にボリュームを設定します。

3) 今度は「リバーブ」をかけます。

? REVERB ボタンを ON にして、PRO EFX ボタンを OFF にします。

? サウンドのオクターブ設定をノーマルに、スプリット・キーボードになっていないこ とを確認して下さい。 3)赤い ON/OFF ボタンを押します。 この段階でストリング・サウンドとピアノ・サウンドがミックスされます。 EXAMPLE 2

:エフェクトコントロール

ストリングサウンドで「コーラス」効果を試してみましょう。

1) EFFECTS セクションの PRO EFX で、バーチャルポットを回して CHORUS を選択します。

2) オーケストラ/パッドセクションの PRO EFX ボタンを ON にします。

ピアノセクション内のPRO EFX ボタンを OFF にします。この時点で、ストリングのみにコ

ーラスがかかります。パネルの設定は、ピアノにリバーブ、ストリングにはリバーブとコーラ スがかかっている状態です。ピアノとストリングの両方にリバーブがかかった状態です。

それぞれのリバーブのエフェクト量を調節してみましょう。

1) EFFECTS セクションの REVERB にある SEND ボタンを押します。

ディスプレイの表示が変わり、ボリュームレベルからリバーブレベルの表示に 変わります。スライドフェーダを使ってリバーブレベルを調節します。

2) オーケストラ/パッド・セクションではスライドフェーダで数値を 120

に、ピアノ・セクションでは60 に設定します。

(9)

今度は設定したエフェクトをOFF にしてみましょう。 REVERB SEND ボタンをもう一度押して OFF にします。

ストリングにかかっているコーラスの調整も PRO EFX SEND ボタンを使用し上記の方法で

変更可能です。

1) EFFECTS セクション内の PRO EFX にある SEND ボ タンを押します。

2) オーケストラ/パッドセクションのスライドフェーダを使 用し、エフェクトレベルを調節します。

点滅しているPRO EFX SEND ボタンをもう一度押すと、

OFF になります。 SEND ボタンを押すたびに、一時的にエディットモードになります。このエディットモードでは、 スライドフェーダとディスプレイにより、ボリュームレベル以外を表示・変更します。 このエディットモードがセレクトされている時は、ディスプレイが点滅します。 EXAMPLE 3:

キーボードをスプリットする

キーボードにスプリットポイントを設定し、そのポイントの左側を任意のサウンドに設定する 機能です。まずは、ベースサウンドで試して見ましょう。 1) BASS/OTHER セクションのバーチャルポットを使って FRETLESS を選択します。 2) スライドフェードを使用してボリュームを 120 に設定し ます。 3) REVERB ボタンが OFF になっていることを確認して下 さい。 4) PRO EFX ボタンを押します。 オクターブ設定が通常に戻っていることを確認して下さい。 5) TO LEFT ボタンを押します。 6) このセクションの ON/OFF ボタンを押します。 この時点で、ピアノ/ストリングの音が右側に、新たに選択 されたベースの音が左側に設定されます。

(10)

スプリットポイントの位置を変更:

EDIT & CONTROL セクションの「SPLITP」ボタンを押したまま、

キーボード上の設定したいスプリットポイントを押すと、緑のEDIT & CONTROL ディスプレイ上に設定されたキーの名前が表示されま す。 スプリットポイントをディスプレイ上で再度確認するには再度 「SPLITP」ボタンを押します。 今度は、設定したベースサウンドにコーラスをかけます。 1) EFFECTS セクションの PRO EFX にある SEND ボタン

を押します。

2) BASS/OTHER セクションのスライドフェーダでレベルを 100 にします。

3) 点滅する PRO EFX SEND ボタンを押して、OFF にしま す。 EXAMPLE 4

:その他

各セクションのTO LEFT ボタンにより、どのサウンドもスプリットポイントの左側に設定す ることができます。 ? ピアノサウンドをベースサウンドと一緒に左側に設定してみましょう。 ピアノ・セクションのTO LEFT ボタンを押します。この状態では左側でベースとピアノサウ ンド、右側はストリングのままです。 ? ピアノサウンドを右側に戻します。 ピアノセクションのTO LEFT ボタンをもう一度押してこの機能を OFF にします。 PROMEGA3 にはキーボードをスプリットするためだけのボタンは設けていません。いずれか

のセクションがTO LEFT 機能に設定されると、自動的にスプリットが設定されます。TO LEFT

が1 つも押されていなければスプリットは機能しません。

BASS/OTHER セクションの TO LEFT ボタンを押してこのスプリット機能を OFF にします。 TO LEFT ボタンがすべて解除された状態になり、スプリット機能も解除されます。この状態

では、スプリットなしで、ピアノ、ストリング、ベースの3 つのサウンドが重なっています。

いずれかのTO LEFT ボタンを押せば、再度スプリット機能が戻ります。

オーケストラ/パッドセクションの TO LEFT ボタンを押します。今度はストリングサウンド

(11)

スプリットの左側に設定されたサウンドは、OCTAVE+ボタンを押すことで1オクターブ上が ります。

EXAMPLE 5

:簡単なサウンドエディットの方法

このEDIT SOUND 機能では、各サウンドの「明るさ」を調節します。

1. EDIT & CONTROL セクション、SOUND ボタン

このボタンを押すと、EDIT & CONTROL ディスプレイに、「FLT」 が表示され、各セクションのフィルターを調節することができます。 ディスプレイにはフィルター設定状況が表示されます (通常はゼロの状態)。 スプリットの左側のストリングを暗く、右側のピアノを明るく設定 してみましょう。スライドフェーダを上げると明るさが増し、下げ ると明るさが減少します。スライドフェーダが真中の位置にあると きには、明るさのレベルは通常の「ゼロ」の状態です。 2. スライドフェーダ オーケストラ/パッド・セクションのスライドフェーダを下げます。 音を出しながらフェーダを下げると、リアルタイムでの音の変化が 確認できます。

3. PAGE UP/PAGE DOWN ボタン

SOUND、MIDI、CONTROL などのエディット機能は、1 つ の ボ タ ン で 様 々 な 設 定 が 可 能 で す 。PAGE UP/PAGE DOWN ボタンを使用してこれらの機能を選択します。

PAGE UP ボタンを押します。EDIT & CONTROL ディスプレイには PAN が表示され、パン (ステレオバランス)調節が可能な状態を表します。各セクションのディスプレイには、その 時点で設定されているパンの状態を表示します(パンが「ゼロ」の状態は、左右のバランスが 均等な状態です)。 今度はストリングをやや左チャンネルよりに、ピアノを右チャンネルよりに調節してみます。 1) オーケストラ/パッドセクションのスライドフェーダを下げ、-30 の値にします。ストリ ングがわずかに左チャンネル側に移動します。 2) ピアノセクションのスライダフェーダを上げ、+30 の値にします。ピアノがわずかに右 チャンネル側に移動します。 3) 機能を通常のプレイモードに戻す際には、EDIT SOUND ボタンを押します。 EXAMPLE 6

:パフォーマンスメモリーの呼び出し

(12)

パフォーマンスメモリーとは、PROMEGA 3 における設定を保存/呼出する機能です。この機 能により、サウンド、ぺダル設定、MIDI 設定を 1 つのボタンで保存/呼出ができます。 PROMEGA 3 には 64 のプリセットメモリーと 64 のユーザーメモリーがあります。プリセッ トメモリーは初期状態で保存されている上書き/変更の出来ないメモリーです。 これらのメモリー設定に慣れる為にプリセットメモリーを選択してみましょう。例えば、本体 の電源をON にした時にすでにピアノが選択されているのもプリセットメモリーの一つです。 メモリーは8 つの BANK(A~H)が 2 列並んでいます。これらのうちの1つが必ず選択され ています。PERFORMANCE MEMORIES と表示されている下の段の A が選択されています (電源をON にしてから設定を変更していない状態)。 各 BANK には 8 つのパフォーマンスメモリーが含まれています。単に最後に選択されたメモ リーが有効となります。 ? パフォーマンスメモリー上段の「1」ボタンを押します。 サウンド設定がベーシックなピアノサウンドに戻り、この状態でプリセット A1 が選択され ています。このピアノサウンドの設定の手順は以下の通りです。 1) PRESET を押します。 2) A を押します。 3) 1 を押します。 PRESET BANK A に保存されているメモリーをいくつか聴いてみましょう。2、3、4 な どのボタンを押して、プリセットサウンドを選択します。 EXAMPLE 7

:ユーザーメモリーの保存

ユーザーメモリーに保存してみましょう。 まずはメインのピアノサウンド、PRESET A1 を選択します。 1) A ボタンを押します。 2) 1 ボタンを押します。 この時点ではピアノサウンドが選択されています。EXAMPLE 1 で行ったピアノ/ストリング のコンビネーションをセットします。 今度は、このピアノ/ストリング・サウンドをユーザーA1 に保存します。

(13)

2) A ボタンを押します。 3) 1ボタンを押します。

PRESET ボタンが自動的に OFF になり、ユーザーボタンが ON になります。STORE ボタン

を押した時点で、ユーザーモードになります。プリセットモードに戻る際には、再度PRESET を押します。 ユーザーメモリーに正しく保存されたことを確認するために、一度プリセットメモリーを選択 し、再度新たに保存されたユーザーA1 を選択して下さい。 1) PRESET ボタンを押します。 2) C ボタンを押します。 3) 4 ボタンを押します。 この時点でPRESET C4 が選択されています。 そしてユーザーA1 に正しく保存されているかを確認します。 1) USER ボタンを押します。 2) A を押します。 3) 1 を押します。 この時点で選択されている音は、保存されたピアノ/ストリングのコンビネーションサウンド です。 今度は別のサウンドをユーザーメモリーに保存してみます。

EXAMPLE2 と EXAMPLE3 に戻り、スプリットされたキーボード(BASS を左側、ピアノ/ ストリングを右側)を設定します。

このサウンドをUSER A2 に保存します。

1) STORE ボタンを押します。 2) 2 ボタンを押します。

(14)

Section 3

フロントパネルコントロール

1. GRAPHIC EQ グラフィックEQ セクションの ON/OFF ボタンで、 EQ が不要な場合には完全に OFF にすることがで きます。 各バンドにはつまみがあり、このつまみで EQ レベ ルを調節します。この調節による EQ レベルはすぐ 上にあるLED バーに反映されます。 LED バーの中心は緑色で、この位置はゼロ設定またはリセットした EQ の値です。EQ がゼロの 場合、音が「フラット」だと言えるでしょう。 EQ 操作を始める前には、すべてのバンドレベルを「フラット」の状態にすると容易に調節が可 能になります。操作前にRESET ボタンを押して「フラット」の状態にしましょう。 パフォーマンスメモリーでグラフィック EQ を使用する パフォーマンスメモリーに保存する際の EQ 設定も同時に保存されます。特定のサウンドの EQ 設定も保存できることがPROMEGA 3 の強みでもあります。 マスターとしてグラフィック EQ を使用する グラフィックEQ はプロ機材としてよく使用され音を補正したり、好ましくない音を削ったりす ることができます。 例えばコンクリートの壁で出来た高い天井のシアターでは、小さなカーペット敷きの部屋に比べ ると、高域はあまり必要ありません。この場合、グラフィック EQ を使用して「マスターEQ カ ーブ」をセットします。このセッティングにより、音響システムを通った音はすべて同じレベル で処理がされます。 PROMEGA 3 のグラフィック EQ をマスターEQ として使用する場合に、どのパフォーマンスメ モリーを選択しても EQ 設定が変更されないようにすることが必要です。この問題は LOCK ボ タンを押すことで解決します。 LOCK ボタンが点灯している時には EQ 設定はマニュアル操作が可能ですが、パフォーマンスメ モリーを変更しても影響を受けません。このように、LOCK ボタンを使用することでマスターEQ としての使用も出来ます。

(15)

2. その他の機能 TOUCH

PROMEGA 3 のキータッチの感度を Velocity Curve と呼ばれる設定を使って調整します。3 つ のプリセットがあり、ユーザー設定も可能です。

このTOUCH 機能を立ち上げるには、TOUCH ボタンを押します。このボタンが点滅し、EDIT & CONTROL ディスプレイにはその時点で設定されているカーブが表示され、PAGE ボタンによ り選択できます。以下の3 種類から選択します。 SFT(ソフト):弱いタッチでも、大きな音が得られます。 NOR(ノーマル):通常のピアノと同じ感覚でのタッチで演奏できます。 HRD(ハード):重いキーボードアクションでの演奏に慣れている人におすすめです。 USR(ユーザーカーブ):このユーザー設定は 1~100 の範囲で調節可能です。EFFECTS セク ションのLEVEL スライダーにより調節可能です。 この設定において「1」はベロシティーコントロールの最小値、「100」が最大値となり、この値 が「100」の時にはプリセットの HRD 設定よりもハードになります。 保存するにはTOUCH ボタンをもう一度押します。 LOCAL OFF

LOCAL OFF ボタンを使用することで PROMEGA3 の内蔵音源をキーボードから切断し、 キーボードを完全に外部音源専用のコントロール・キーボードとして使用できます。

この機能は全楽器をボタン一つでLOCAL OFF モードにする場合のみ使用します。全て

のセクションではなく、あるセクションのみLOCAL OFF モードにする場合の詳細は

本マニュアルのMIDI セクションの“NOTE:Section Local On/Off PCH(プログラム

チェンジ)”を参照して下さい。

DEMO

各セクションには、それぞれのサウンドをフィーチャーしたデモ演奏がプログラムされています。 DEMO ボタンを押すことで、デモ演奏がスタート/ストップします。

(16)

3. パフォーマンス・メモリー PROMEGA 3 には 128 種類のパフォーマンスメモリーがあり、プリセットとユーザーの 2 つに 各64 づつあります。 64 のプリセット・パフォーマンスはあらかじめプログラムされたサウンドセットで、変更は出 来ません。しかし、最高のサウンド・コンビネーションがプログラムされています。 64 のユーザー・パフォーマンスには、様々なサウンドコンビネーションを保存できます。プリ セットされているサウンドに手を加えたものも、このユーザーメモリーに保存できます。 1) まずはプリセットかユーザーボタンを押し、いずれかのグループを選択します。 2) 下段にある A~H の BANK を選択します。 3) 最後に上段にある 1~8 までのボタンを選択します。 この時点で PROMEGA 3 の設定は、パフォーマンスメモリーに保存してある設定に基づいて変 更されます。最後に選択されたパフォーマンスメモリーが有効となりますが、パネル設定はいつ でも変更・調節可能です。 パフォーマンスバンク内では(例えばBANK A)、その中に設定されている 1~8 のボタンを押す だけでプリセットを変更可能です。続けて同じBANK ボタンをを選択する必要はありません。 各エフェクト設定には名前がそれぞれあり、LCD デ ィスプレイに表示されます。 ユーザー設定の際に、オリジナルの名前を設定する ことも可能です。 注意:ユーザーパフォーマンスを復帰するためには、STORE ボタンを押しながら本体の電源を ON にして下さい。

(17)

4. 新たなパフォーマンスの保存 新しいサウンドコンビネーションを保存する際には、まずSTORE ボタンを押します。 この段階で名前を登録します。名前の登録をしない場合には、次の設定に進みます。名前を登録 する際にはキーボードを使用します。A2 から E6 までの白鍵でアルファベット順に ABC…が並 んでいます。C#5 から A#6 までの黒鍵で数字を、D2 から G2 の間で以下のコントロールを行い ます D2:大文字/小文字 D#2:挿入/上書き E2:スペース F2:デリート G2:バックスペース 名前設定時には、1 文字入力するごとにカーソルが 1 文字分移動します。バックスペース(G2) を押すことで1 文字分戻ります。 1) 名前の登録が終了したら、保存する BANK(A∼H)を選択します。 2) その後に 1∼8 のボタンを押し、保存完了です。 3) 保存されたパフォーマンスを選択するには、まず USER ボタンを押してから数字のボ タンを押して下さい。 5. ピッチベンドとモジュレーション・ジョグダイアル ピッチベンドとモジュレーション・ジョグは PROMEGA のサウンド調整や、外部 MIDI 機材の 設定に使用します。 ピッチベンド 弦楽器のベンディングサウンドや、管楽器などのスラーなどを再現するために使用します。ピッ チベンドのプリセットの幅は+/‐2 半音です。つまり、ピッチ幅は最大 2 音となります。

ピッチシフト幅を変更するには、CONTROLS ボタンを押して、PAGE UP/DOWN を使い「PIT」

(18)

LCD にはその時点に設定されているピッチベンドの値が表示されます。MASTER TRANSPOSE b と#ボタンでピッチ幅を設定します。 同時にジョグダイアルを使用する際にピッチベンド機能がどのセクションに有効かを確認できま す。 ピッチベンド・ジョグダイアルは各種機能用としてプログラム可能です。 Pb:ピッチベンド PAN:パン、ステレオバランス調整 UAH:ワウコントロール FLT:フィルターコントロール モジュレーション モジュレーション・ジョグダイアルは通常、モーション効果(ビブラー トやトレモロ)に使用します。ジョグダイアルをゆっくりと回すことで この効果を得られます。 使用しない場合には、ジョグダイアルをゼロの位置に戻して下さい。ゼロの位置からずれている

とPRO EFX が OFF の状態であってもビブラートがかかってしまいます。

モジュレーションジョグダイアルの設定を変更する場合には、CONTROL ボタンを押し、PAGE

ボタンで「MOD」機能を選択します。

ジョグダイアルの機能を変更するにはEFFECTS セクションの LEVEL スライドを使用します。

EFFECTS セクションのディスプレイにはその時点でのダイアルの機能が表示されます。機能 のリストは「CONTINUOUS PEDAL & MOD WHEEL」を参照して下さい。

(19)

Section 4

エフェクト

PROMEGA3 には、各サウンドセクションに適応される、2つの独立したエフェクトプロセッサ ーがあります。各セクションには以下の機能があります。 V-POT:エフェクトを選択 マスターDEPTH コントロール 2 つのパラメータコントロール SEND ボタン 1. サウンドにエフェクトをかける エフェクトの設定は3 段階で行うことができます。 1) 使用するエフェクトを選択します。 2) エフェクトをかけるサウンドセクションを選択します。 3) エフェクトレベルを調節します。 例えば、ST. GRAND1 に CHURCH リバーブをかけます。 1) REVERB バーチャルポットで CHURCH エフェクトを選択 します。 2) ピアノセクションを選択して、セクション内の REVERB ボ タンを押します。

3) REVERB DEPTH ボタンを押して、LEVEL スライダでエ フェクトレベルを調節します。 2. 複数のサウンドに同じエフェクトをかける SEND 機能により、複数のサウンドに同じエフェクトをかけて、それぞれのサウンドに異な るエフェクトレベルの設定も可能です。 例: 1) 各サウンドセクションを ON にして、すべての音量が 適当なレベルになるように設定します。

2) 各セクションの REVERB ボタンを押して PRO EFX

ボタンをOFF にします。

3) REVERB バーチャルポットを使用して STADIUM エ フェクトを選択します。

この段階では、すべてのサウンドに深いリバーブサウンド が か か っ て い ま す 。 エ フ ェ ク ト 効 果 が 浅 い 場 合 に は 、

REVERB DEPTH ボタンを押して LEVEL スライダーで調節して下さい。 REVERB SEND ボタンを押します(ボタンが点滅します)。各セクショ

(20)

ンのディスプレイ表示が変わります。各ディスプレイにはリバーブのレベルが表示されます。 LEVEL スライダーを使用してゼロに設定すると、リバーブ効果は無効になります。 各セクションのリバーブを異なるレベルで設定します。設定後に、REVERB SEND ボタン を押すと、点滅が消えます。この状態で、ノーマルモードに戻ります。 一例としてPRO EFX セクションのディレイ効果を使用します。 1) 各セクションの PRO EFX ボタンを ON にします。 2) PRO EFX バーチャルポットで、ST. DELAY を選択

します。

各サウンドセクションにディレイがかかります。エフェクトレベルを上げるには、PRO EFX

DEPTH ボタンを押して LEVEL スライダーを使用して調整します。

PRO EFX SEND ボタンを押すと、ボタンが点滅します。エフェクトレベルは、LEVEL ス ライダーで調節します。

この方法で複数のエフェクトを設定し、REVERB SEND と PRO EFX SEND をダイレクト

にスイッチできます。PRO EFX ボタンが点滅している間に REVERB SEND ボタンを押す

と、リバーブレベル調整に戻ります。

REVERB SEND か PRO EFX SEND モードの場合には、各セクションのレベルスライダ

ーはエフェクトレベルを調節し、EFFECTS セクションのレベルスライドは MASTER DEPTH コントロールとして機能します。 3. エフェクトの ON/OFF 必要に応じてエフェクトを一時的にOFF にすることもできます。 リバーブをOFF にする方法例を 2 つ紹介します。 1) 各セクションのリバーブボタンを OFF にします。

2) REVERB DEPTH ボタンを押して、LEVEL スライダでレベルをゼロにします。

4. パラメータコントロール

30 種類のエフェクトにはユーザーコントロール・パラメータがあり、必要に応じて変更可 能です。

5. リバーブセクション

(21)

6. TIME(リバーブタイム) TIME ボタンを押すと、エフェクトセクションのディスプレイに、その時点でのリバーブタ イムが表示されます。LEVEL スライダーで調節可能です。 7. DELAY このボタンを押すと、その時点で設定されているディレイの値が表示されます。レベルスラ イダーによりディレイの間隔を調節可能です。 8. PRO EFX セクション リバーブセクションとは異なり、この2 つのパラメータには特定の名前がありません。 PARAM1 と PARAM2 は以下の通りです。

EFFECT NAME PARAM 1 FUNCTION PARAM 2 FUNCTION

CHORUS1 Modulation Frequency Modulation Depth CHORUS2 Modulation Frequency Modulation Depth FLANGER Modulation Frequency Feedback Amount

WAH Modulation Frequency Right Phase

PHASER Modulation Frequency Feedback Amount

TREMOLO Modulation Frequency Right phase

COMPRESSOR Threshold Compression Ratio

LOUDNESS Threshold Loudness Ratio

EXCITER Pre-gain Stereo Image

STEREO DELAY Delay Time Feedback Amount

DELAY Delay Time Feedback Amount

CHORUS/DELAY Chorus Mod. Frequency Delay Time CHORUS/EXCITER Chorus Mod. Frequency K-pre

CHORUS/TREMOLO Chorus Mod. Frequency Tremolo Mod. Freq CHORUS/FLANGER Chorus Mod. Frequency Flanger Mod. Freq

(22)

Section 5

エディットサウンド

SOUND ボタンで、各セクション(計 4 セクション)のサウンドの調整を行うことができます。 SOUND 機能を使用するには、EDIT&CONTROL セクションの SOUND

ボタンを押して下さい。 SOUND ボタンが点灯し、EDIT&CONTROL の画面には“FLT” と表示されます。これがEDIT SOUND の第一ページです。 PAGE>ボタンを押すことで次のページに移動することができます。 PAGE<ボタンで前のページに戻ることができます。 各ページのタイトルと詳細がEDIT&CONTROLS ディスプレイに表 示されます。 FLT−ローパス・フィルター このコントロールで各セクションのブリリアンス・レベルをダイナ ミック・フィルターを通して調整します。各セクションのLEVEL・ス ライダーを使用して音色を明るくも暗くも変えることが可能です。フィルターを通していない音 を聞くにはフェーダーを真中の位置(センターポジション/0)にセットして下さい。 PAN―パンポット・コントロール 各セクションの PAN ポジション(バランス)をコントロールします。各セクションの LEVEL ス ライダーを調整して音を左右にふることができます。コントロールをセンターポジション(0)に 戻すことでバランスをセンターに取れます。

* このコントロールはAUX OUT 1 または AUX OUT2 のみに割り当てられたセクションには効

果がありません。詳細はCONTROLS セクションの OUT パラメーターの説明を参照して下さ

(23)

Section 6

MIDI

PROMEGA3 は一つの楽器でありながら、4 ゾーン MIDI コントローラーとしても使用可能です。 各セクションは独自のMIDI ゾーンを持っていて、外部 MIDI 機器のコントロールを行うことが できます。 PROMEGA3 のサウンド・セクションは通常内蔵されている音源を操作するのに使用されますが、 各セクションにMIDI チャンネルやプログラム・チェンジ、バンクセレクト MSB と LSB 番号を 割り当てることもできます。 そのセクションの MIDI 機能を切り替えるには ON/OFF スイッチを使用します。その為、外部 MIDI デバイスを 2 つ以上ミックスするには 2 つ以上のボタンを ON にするだけで行うことがで きます。

MIDI 機能を設定するには EDIT&CONTROLS セクションで MIDI 機能を開いて下さい。 MIDI ボタンが点灯して、EDIT&CONTROLS ディスプレイには“CHN”と表示されます。PAGE>

ボタンを押すことで次のページに移動することができます。PAGE<ボタンで前のページに戻る ことができます。 各ページのタイトルがEDIT&CONTROLS ディスプレイに表示されます。 1. PCH−Program Change このページでは各セクションがどのMIDI プログラムを再生するかを選択します。各セクシ ョンの LEVEL スライダーを使用して、0-127 のプログラムを選択します。また細かい設定 を行うためにOctave+/-ボタンで±1で価を変更することができます。 MIDI が開発されたころ、殆どの MIDI 機器は 128 音以上ありませんでした。その為、プロ グラムチェンジには128 音のアクセスしか設定されていませんでした。しかし現在の MIDI 機器は何百、何千という様々なサウンドが設定できるため、MIDI バンクというグループに 分けられています。 * セクション・ローカル入/切:このモードでは外部 MIDI 機器から最初の 15 音(プログラ ムチェンジ0-14)を 2 つの方法で選択することが可能です。V-POT または LEVEL・スラ イダーを使用して選択することです。V-POT を使用した場合、セクションの内部音が聞 こえ続けます(ローカル ON モード)。スライダーを使用した場合、内部サウンド・エンジ ンがミュートされます(ローカル OFF モード)。この場合 V-POT の赤いポインターが消 灯し、EDIT MIDI メニューを終了した後でも消灯したままになります。この赤いポイン ターが消灯していることを確認することで、そのセクションがローカル OFF モードであ り、外部音源のコントロールを行っていることが一目でわかります。

(24)

2. BKM−Bank Select MSB(MIDI コントローラー#0) MIDI 機器の殆どではこの設定でバンクを選択します。このページでは LEVEL スライダー でバンクMSB 番号 0-127 を選択します。また細かい設定を行うために Octave+/-ボタンで ±1で価を変更することができます。サウンドバンクの詳細は外部MIDI 機器のマニュアル を参照して下さい。この番号は通常バンクセレクト MSB または MIDI CC#0 と表記されて います。 3. BKL−バンクセレクト(LSB)、(MIDI コントローラー#32) MIDI 機器の中ではバンクセレクト MSB と LSB 数値の組み合わせでどのバンクでプログラ ムを選択しているか判断する方法があります。このページではLEVEL スライダーで各セク ションの LSB 番号を 0-127 の中から選択することができます。また細かい設定を行うため に Octave+/-ボタンで±1で価を変更することができます。サウンドバンクの詳細は外部 MIDI 機器のマニュアルを参照して下さい。この番号は通常バンクセレクト LSB またはMIDI CC#32 と表記されています。 4. COM−MIDI Common チャンネル このページは MIDI Common チャンネルの設定を行う際に使用します。スライダーと EFFECTS セクションのディスプレイを使用して設定を行います。Common チャンネルの 設定を無効にする場合、EFFECTS セクションの LEVEL スライダーを最小数の位置まで下 げてOFF を選択します。

MIDI Common チャンネルは通常の MIDI メッセージだけではコントロールできない PROMEGA3 の上級機能をリモートコントロールすることが可能です。

例:

MIDI COMMON チ ャ ン ネ ル で 受 信 さ れ た プ ロ グ ラ ム ・ チ ェ ン ジ ・ メ ッ セ ー ジ で PERFORMANCE MEMORIES を選択します。次の表を参照して下さい:

Program change #0~7 はプリセット A1~A8 を選択します Program change #8~15 はプリセット B1~B8 を選択します Program change #16~23 はプリセット C1~C8 を選択します Program change #24~31 はプリセット D1~D8 を選択します Program change #32~39 はプリセット E1~E8 を選択します Program change #40~47 はプリセット F1~F8 を選択します Program change #48~55 はプリセット G1~G8 を選択します Program change #56~63 はプリセット H1~H8 を選択します Program change #64~71 はユーザーA1~A8 を選択します Program change #72~79 はユーザーB1~B8 を選択します Program change #80~87 はユーザーC1~C8 を選択します Program change #88~95 はユーザーD1~D8 を選択します Program change #96~103 はユーザーE1~E8 を選択します Program change #104~111 はユーザーF1~F8 を選択します Program change #112~119 はユーザーG1~G8 を選択します Program change #120~127 はユーザーH1~H8 を選択します

MIDI COMMON チャンネルで受信された音量メッセージ(MIDI コントローラー#7)は MASTER VOLUME メッセージとして受信されます。

(25)

5. MID−MIDI モード

PROMEGA3 には GLOBAL と MULTIPLE という 2 つの MIDI モードがあります。このペ

ージが選択されている際(EDIT&CONTROLS ディスプレイには“MID”と表示されます)

PERFORMANCE MEMORIES ボタン 1 と 2 でモードの切替が行えます。

ボタン 1 が GLOBAL モードでボタン 2 が MULTIPLE モードを選択します。LED が点灯 しているボタンが選択されているモードです。

6. GLOBAL モード

このモードでは選択されている PERFORMANCE MEMORY に関わらず、MIDI 設定は変

更されません。この設定は簡単な MIDI アプリケーションで常に同じ設定が必要な場合使用

します。

7. MULTIPLE モード

このモードでは各PERFORMANCE MEMORY に異なる MIDI 設定を割り当てることが可

能です。MIDI 設定が変更され PERFORMANCE MEMORY に保存されると、その特定の

PERFORMANCE MEMORY のみに保存されます。この設定を使用することで、自由度の

高いパワフルなMIDI コントローラー・キーボードとして使用することができます。

8. DMP−MIDI BULK DATA DUMP

PROMEGA3 の内蔵メモリー(USER PERFORMANCES)をシーケンサーなどに MIDI 経 由で送信することができます。これを行うことで、一つだけではなく複数のパフォーマンス・ データを外部機器に保存することができます。

外部機器に MIDI ダンプを送るには、PROMEGA3 を外部機器とループで接続して下さい

(MIDI IN から MIDI OUT へ、MIDI OUT から MIDI IN へ)。MIDI DUMP は MIDI SYSTEM EXCLUSIVE プロトコールを使用するため PROMEGA3 や外部 MIDI 機器の MIDI チャンネル設定を行う必要はありません。 次に DMP スクリーンから STORE ボタンを押してダンプを開始します。LCD にはデータ 転 送 の 進 行 状 況 を 表 示 さ れ ま す 。 無 事 転 送 が 終 了 し ま す と デ ィ ス プ レ イ に “DUMP EXECUTED SUCCESSFULLY”と表示されます。この時点でデータ・ファイラーを使用し ている場合は新しいディスクにこのデータを保存して下さい。コンピューターを使用してい る場合は、ファイルの保存を行って下さい。

データ転送に失敗しますと“DUMP EXECUTED UNSUCCESSFULLY”と表示されます。

ソフトやコンピューターMIDI インターフェースの設定の違いや MIDI ケーブルの不良など が原因として考えられます。ケーブルや各設定と他のプログラムが全て終了されていること を確認して、必要があれば再起動を行って下さい。それでも問題が続く場合は MIDI インタ ーフェースを再インストールするか診断プログラムを実行して下さい。 PROMEGA3 にダンプ・ファイルを戻す際は MIDI ケーブルループ接続して、外部機器から 転送を開始して下さい。PROMEGA3 はデータを受信している最中に変化はありません。新 しいデータは受信が完了して、USER PERFORMANCE を変更すると新しいデータとして 使用されます。

(26)

Section 7

CONTROLS

この機能は CONTROL(CONTR.)メニュー内にあり、PROMEGA3 の細かい設定の変更を行

います。ここではペダル、ホイール、オーディオ出力やユーザー・チューニング、MIDI ダンプ

などの設定変更が行えます。

CONTROL 機能を開くには EDIT&CONTROLS セクションの CONTR.ボタン押して下さい。 CONTR.ボタンが点滅し、EDIT&CONTROLS ディスプレイには“DAM”と表示されます。こ

れがEDIT CONTROL メニューの最初のページです。PAGE>ボタンを押すことで次のページに

移動することができます。PAGE<ボタンで前のページに戻ることができます。 各ページのタイトルがEDIT&CONTROLS ディスプレイに表示されます。 1. DAM:ダンパー・ペダル・アサイン *PEDAL1端子にペダルが接続されていない場合このオプションは表示されません。 リアパネルのDAMPER 端子に接続されたペダルは踏まれた際に楽器のどの部分を影響する か設定できます。このページでは各セクションのディスプレイでON か OFF が選択できる ようになっています。この設定は LEVEL スライダーで変更できます。スライダーを上に上 げる事でON、降ろすことで OFF になります。 2. PD1−ペダル1アサイン *PEDAL1端子にペダルが接続されていない場合このオプションは表示されません。 リアパネルの PEDAL1端子に接続されたペダルは踏まれた際に楽器のどの部分を影響する か設定できます。このページでは各セクションのディスプレイでON か OFF が選択できる ようになっています。この設定は LEVEL スライダーで変更できます。スライダーを上に上

げる事で ON、降ろすことで OFF になります。詳細は次の章の PEDAL TYPES AND

SETTINGS を参照して下さい。 3. PD2−ペダル 2 アサイン *PEDAL2 端子にペダルが接続されていない場合このオプションは表示されません。 リアパネルの PEDAL2 端子に接続されたペダルは踏まれた際に楽器のどの部分を影響する か設定できます。このページでは各セクションのディスプレイでON か OFF が選択できる ようになっています。この設定は LEVEL スライダーで変更できます。スライダーを上に上

げる事で ON、降ろすことで OFF になります。詳細は次の章の PEDAL TYPES AND

SETTINGS を参照して下さい。

4. ペダルの種類と設定

PROMEGA は Generalmusic 社独自の AUTO-PEDAL 感知技術で様々なペダルの種類に合 わせて設定が簡単に行えるようになっています。

DAMPER、PEDAL1、PEDAL2 端子にはフットスイッチ(ダンパー、サスティーン・ペダ

(27)

自動的にどのペダルが接続されたかを認識し、CONTROL メニューをそれに合わせて設定 します。ペダルが接続されていない場合、DAM、PD1、PD2 のオプションが表示されませ ん。ダンパーペダルのみ接続した場合、DAM オプションのみ表示されます。の DAMPER とPEDAL1 端子に接続した場合、DAM と PD1 のオプションが表示されます。全てのペダ ル端子にペダルが接続されている場合、全てのオプションが表示されます。簡単に使用でき るようにこのようにシステムが設定されています。 ペダルの数だけではなく、ペダルの種類まで認識することができます。一般的に3 種類のペ ダルがあります。 TYPE1:通常コンタクトが閉まっているもの TYPE2:通常コンタクトが開いているもの TYPE3:コンティニュアスまたは“ボリューム”タイプ・ペダル PROMEGA3 は他のシステムとは違い、ペダルの種類を選択する必要がありません。 どのようなペダルが接続されているか判別すると、次にコントロール・メニューのオプショ ンの切替を行います。例えば、一つのペダル端子にフットスイッチを接続しますと、ボリュ ームペダルでは無いため、その端子のオプションにはVOLUME のメニューは表示されませ ん。 メニューで DAM、PD1、PD2 を選択しますと EFFECT セクションのディスプレーには現 在選択されているペダル機能を表示します。機能の詳細は下記の表を参照して下さい。 EFFECT セクションの LEVEL スライダーを動かすことで機能を変更することができます。 また細かい設定や数値の変更はTUNING+/-ボタンを使用して1単位ずつ変更して下さい。

FOOTSWITCH

Function Display Shows Description

Section On/Off SED Switches the assigned section on or off

Performance- Pdn Selects the previous performance to the currently selected one

Performace+ PuP Selects the next performance after the currently selected one

Soft SOF Piano Soft pedal function

Sostenuto SOS Piano Sostenuto function

CONTINUOUS PEDAL and MOD WHEEL

Function Display Shows Description

Volume vOL Internal section volume

Expression Epn Internal section Expression

Filter FIL Internal section Filter

Pan PAn Internal section Pan

Wha UHA POR EFX Wha – realtime pedal control

(28)

119-0* shows each number)

controller will be sent via MIDI OUT on the related channel of each assigned section.

* MIDI CONTINUOUS CONTROLLER とは業界水準のコントローラーであり、シンセや 音源モジュールの様々なパラメーターの変更に使用できます。各機材には数種類のコント ローラー番号しか使用できなくなっています。シンセや音源モジュールの MIDI チャート を元にどのコントローラーが使用可能か確認して下さい。 * *119 から 0 まで全ての数字が表示されるわけではありません。MIDI CONTINUOUS CONTROLLER ファミリーのうち、幾つかの番号が表示されないことがあります。表示 されない番号は、コンティニュアス・ペダルではない機能の ON/OFF を切り替えるコント ロール用です(例:コントローラー#64 やダンパー/ホールド等)。これらの機能はコンテ ィニュアス・ペダルではないフットスイッチなどを接続することで使用可能になります。 MIDI コンティニュアス・コントローラーとそれらの機能の詳細は本マニュアルの最後に あるリストを参照して下さい。 5. PIT−ピッチベンド・ホイール・アサイン フロントパネルの左側に設置されているピッチベンド・ホイールは楽器のどのセクションに でも影響を与えるように設定できます。このページでは各セクションのディスプレイでホイ ールが ON か OFF かの設定の切替が行えます。この設定は各セクションの LEVEL スライ ダーを上下に動かすことで変更できます。スライダーを上げると ON、下げると OFF にな ります。 ピッチベンド・ホイールはその他様々な機能をコントロールすることが可能です。現在選択 されている機能はEFFECTS セクションのディスプレイに表示されます。これは EFFECTS セクションのLEVEL スライダーを動かすことで機能を変更することができます。 選択可能な機能は次の通りです: Pb ピッチベンド(標準) Pan Panpot またはステレオ・バランス・コントロール UAH ワウ・コントロール FLT フィルター・コントロール 初期設定(ピッチベンド)に戻す場合は、Pb を選択して下さい。 6. MOD―モジュレーション・ホイール・アサイン フロントパネル左側に設置されているモジュレーション・ホイールは楽器のどのセクション にでも影響を与えるように設定できます。このページでは各セクションのディスプレイでホ イールがON か OFF かの設定の切替が行えます。この設定は各セクションの LEVEL スラ イダーを上下に動かすことで変更できます。この設定はLEVEL スライダーで変更できます。 スライダーを上げるとON、下ろすことで OFF になります。 モジュレーション・ホイールは様々な機能をコントロールすることが可能です。EFFECT セ クションのLEVEL スライダーを動かすことで設定の変更が行えます。また細かい設定を行 うためには TUNING+/-ボタンで±1で価を変更することができます。選択可能な機能の詳

(29)

細はCONTINUOUS PEDAL と MOD WHEEL の表を参照して下さい。 ホイールを初期設定(モジュレーション)に戻す場合は、機能を Controller#1 に設定して ください。(EFFECTS セクションのディスプレイには“1”と表示されます。) 7. OUT―オーディオ出力アサイン PROMEGA3 には 4 つのオーディオ出力端子が装備されていて、2 系統に分かれています― メイン出力と AUX 出力です。オーディオ出力アサイン・ページはどのセクションがどの出 力を使用するか設定します。

MAIN OUT 端子は必ずステレオで使用する必要があります(しかし EDIT サウンドの PAN

機能を使用することで、一つの出力のみに信号を送ることも可能です)。AUX 端子はステレ オとして使用できますし、2 つのモノラル出力としても使用可能です。 OUT ページを選択されますと、ディスプレイにどのセクションがどの出力に設定されてい るか表示されます。この設定は各セクションのLEVEL スライダーを使用することで変更す ることができます。 次のオプションから選択可能です:

L-R セクションは MAIN OUT からステレオで出力されます。(LEFT/MONO と RIGHT)

1-2 セクションがAUX OUT からステレオで出力されます。(1 は左チャンネル、2 は

右チャンネル)

1 セクションはモノラルでAUX OUT1からのみ出力されます。**

2 セクションはモノラルでAUX OUT1からのみ出力されます。**

**EDIT SOUND 機能の PAN はこの信号に全く影響がありません。

8. TUN−マイクロチューニング・セレクション このページでは様々なチューニングから選択することができます。これでその時代やスタイ ルに合わせて曲を弾くことができます。また USER チューン・プリセットで楽器を好きなよ うに設定することが可能です。 大きな LCD ディスプレイには選択されているチューニング・プリセットが表示されます。7 種類の設定から選択することができます。選択されているチューニング・プリセットの番号 はPERFORMANCE MEMORY ボタン 1-7 に表示されます(このボタンは点灯しています)。 他のボタンを押すとで、別のチューニングを選択できます。 選択可能な設定は次のようになります: 1.EQUAL 平均律チューニング 2.PIANO 1 平均律にかわるもう一つの典型的なチューニング 3. PIANO 2 平均律にかわるもう一つの典型的なチューニング 4. MEANTONE C スケールを意識したチューニング 5. KIRNBERGER クラシカルチューニング 6. TARTINI VALLOTTI クラシカルチューニング

(30)

7. USER ユーザプログラム

User チューニング:EDIT/CONTROLS/MICROTUNING の 7 を押して USER TUNING MODE に入ります。このモードでは各鍵盤のチューニングを LEVEL スライダーを使い、 一つずつ設定できます。また細かい設定を行う場合、TUNING+/-ボタンを使用して±1の 単位でチューニングを行います。 変更したい鍵盤を押して下さい(画面には“press a key”と表示されます)。押した鍵盤の 現在のチューニング情報はLCD に表示されます。 その鍵盤を押し続けながらEFFECT セクションの LEVEL スライダーを動かしチューニン グの変更を行って下さい。この際、その鍵盤の設定のみを行っていることを忘れないで下さ い。他の鍵盤のチューニングを行う場合は、その鍵盤を選択して同じくチューニングを行っ て下さい。

USER TUNING は自動的に保存されますので保存の手間がかかりません。MICROTUNING ページに戻る度、このチューニングは呼び戻されます。

通常のチューニングに戻す場合は、ボタン1、2か3を押して下さい。

*初期設定の MICROTUNING パラメーターに戻すには、TUNING+/-ボタンを押しながら

キーボードの電源を入れて下さい。

9. PRF:パフォーマンスセレクトモード

パフォーマンスメモリーにはMODE1 と MODE2 の 2 種類があります。通常は MODE1 を

使用しますが、変更も可能です。

モード変更はパフォーマンスメモリーのボタン1 と 2 を使用して行います。使用されている

モードは LCD に表示されます。またはボタンが点灯します。2 つのモードは以下の通りで

す。

MODE1:新しい BANK を A~H のボタンで選択すると、サウンド設定を変更する前は、パ フォーマンスが選択されるまで作動しません。

(31)

源を入れたままの状態では、パフォーマンス#1 が呼び出されます。 10. PED:ペダル選択モード PROMEGA3 には 3 つのペダル(ダンパー、ペダル1、ペダル2)を設定する際に、2 種類 のモードあります。GLOBAL モードと MULTIPLE モードです。 11. GLOBAL モード: このモードでは、選択されるパフォーマンスメモリーの種類に関わらず、CONTROLS メニ ューのペダル設定は常に同じ状態です。同じペダル設定を引き続き使用するような環境でと ても便利です。 12. MULTIPLE MODE: このモードでは、各パフォーマンスメモリーにそれぞれ異なるペダル設定が可能です。ペダ ル設定が変更されパフォーマンスメモリーに保存されると、その特定のメモリーが呼び出さ れる時にだけ反映されます。この便利な機能により、プログラム可能 MIDI コントローラキ ーボードとして本領を発揮します。 13. STP:スタートアップモード PROMEGA 3 の電源を ON にした時の、設定環境を選択します。設定環境は次の 2 つから 選択できます。 DEFAULT:電源を ON にすると、グランドピアノが初期設定されています。 USER:電源を OFF にする時に使用していた設定が、電源を ON にした時に呼び出されま す。 ボタン1 により DEFAULT モード、ボタン 2 により USER モードを選択します。選択され ているモードはLCD に表示され、ボタンも点灯します。

参照

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