無期転換嘱託職員の報酬、退職等に関する規程 平成30年4月1日制定 (趣旨) 第1条 この規程は、別に定めるもののほか、公益社団法人全国市有物件災害共済会職員 就業規則(以下「規則」という。)第2条第2号に定める嘱託職員のうち、労働契約法(平 成19年法律第128号)第18条第1項により無期労働契約に転換した嘱託職員(以 下「職員」という。)の報酬、退職等に関し定める。 (無期労働契約への転換) 第2条 嘱託職員のうち、通算契約期間が5年を超える者は、別に定める方法により、申 込時点で締結している有期労働契約の契約期間の末日から、期間の定めのない労働契約 (以下「無期労働契約」という。)での雇用に転換することができる。 2 前項の通算契約期間は、平成25年4月1日以降に開始する有期労働契約の契約期間 を通算するものとし、申込時点で締結している有期労働契約については、その末日まで とする。 3 前項の通算契約期間の計算において、労働契約が締結されていない空白期間が連続し て6か月以上ある場合においては、それ以前の契約期間は前項の通算契約期間に含めな い。ただし、空白期間の直前に終了した有期労働契約の契約期間(当該有期労働契約を 含む2つ以上の有期労働契約の契約期間の間に空白期間がないときはそれらの契約期間 の通算期間)1年未満であって、空白期間が連続して次の表区分に定める期間以上ある ときも同様とする。 4 第1項の規定により無期労働契約に転換した場合、個別の労働契約書を締結する。ま た、無期労働契約に転換した職員に係る定年は満60歳とし、定年に達した日以後にお ける最初の3月31日をもって退職とし、定年退職後の再雇用については別に定める。 5 満60歳を超えて満65歳までに無期労働契約に転換した職員の定年は、満65歳と し、定年に達した日以後における最初の3月31日をもって退職とする。 (労働条件の明示) 第3条 本会は、職員として採用するときには、報酬、勤務場所、従事する業務、勤務時 空白期間の直前に終了した有期労 働契約の契約期間 空白期間 2か月以下 1か月以上 2か月超~4か月以下 2か月以上 4か月超~6か月以下 3か月以上 6か月超~8か月以下 4か月以上 8か月超~10か月以下 5か月以上 10か月超~ 6か月以上
間その他の労働条件を記した労働条件通知書を交付するとともに、規則等を周知して労 働条件の明示を行う。 (退職) 第4条 職員は、次の各号のいずれかに該当するときは、当該各号の定める日に退職する。 (1)本人が退職を申し出て承認されたとき。 承認された日 (2)定年に達したとき。 第2条第4項又は第5項で定める日 (3)本人が死亡したとき。 死亡した日 (職員の種類及び職名) 第5条 職員の種類は、次のとおりとする。 (1)常勤(非常勤)嘱託 (2)事務常勤(非常勤)嘱託 2 前項に定める職員の職名は、次のとおりとする。 (1)常勤(非常勤)嘱託 共済担当調査役、システム担当調査役、自動車損害共済査 定調査役、自動車担当調査役、自賠責担当調査役 (2)事務常勤(非常勤)嘱託 事務嘱託 3 前項の規定にかかわらず、総務部長は必要と認めた場合に職務の内容を適切に表す用 語をもって定めることができる。 (報酬) 第6条 常勤の職員の年間報酬額は、別表のとおりとする。ただし、常務理事は、経験、 有する資格等を勘案し100万円を限度に年間報酬額を増額することができる。 2 上期報酬及び下期報酬は、6月1日及び12月1日(以下この条においてこれらの日 を「基準日」という。)にそれぞれ在職する職員に対して支給する。これらの基準日前1 か月以内に退職し、又は死亡した職員についても、同様とする。 3 前項に定める報酬の額は、基準日以前6か月以内の期間におけるその者の在職期間の 区分に応じ、次の表に定める割合を乗じて得た額とする。 在 職 期 間 割 合 6か月 100分の100 5か月以上6か月未満 100分の 80 3か月以上5か月未満 100分の 60 3か月未満 100分の 30 4 常勤でない職員については、勤務形態によって報酬額を減額する。 5 常務理事は、特殊の技術、経験等を必要とする職に職員を雇用しようとする場合にお いて、第1項及び第2項の規定による場合にはその雇用が著しく困難になると認めると きは、これらの規定にかかわらず、その者の年間報酬額を決定することができる。
(手当) 第7条 職員の諸手当は、次に掲げるものとする。 (1)通勤手当 (2)超過勤務手当 (3)休日給 2 前項各号に定める諸手当について、公益社団法人全国市有物件災害共済会職員の給与 に関する規程(以下「給与規程」という。)を準用する。なお、1時間当たりの給与額は、 1時間当たりの報酬額と読み替える。 (勤務1時間当たりの報酬額の算出) 第8条 勤務1時間当たりの報酬額は、報酬月額に12を乗じ、1週間の勤務時間に52 を乗じたもので除した額とする(50銭未満の端数が生じたときは切り捨て、50銭以 上1円未満の端数が生じたときは1円に切り上げる。)。 2 業務について生じた実費の弁償は、報酬等には含まれない。 (報酬の減額) 第9条 職員が勤務しないときは、規則第9条第1項第4号ただし書きの規定により職務 に専念する義務を免除された場合並びに規則第14条第1項の週休日、第2項の休日、 第3項の勤務を要しない日、規則第19条の年次有給休暇及び規則第21条の特別有給 休暇(職員の休暇に関する規程において有給と規定されているものに限る。)の場合を除 き、その勤務しない1時間につき、勤務1時間当たりの報酬額を減額して支給する。 (報酬等の支払い) 第10条 この規程に基づく報酬及び諸手当(以下「報酬等」という。)は、その全額を、 現金(本人の同意により預金口座に振込みにより支払う場合を含む。)で、直接その支給 を受けるべき本人に支払わなければならない。 (報酬等の支給日) 第11条 報酬等の支給日等は、次の各号に掲げる日とする (1)報酬月額 毎月5日(ただし、採用後最初の支給日は15日とする。) (2)上期報酬 6月30日 (3)下期報酬 12月10日 (4)通勤手当 給与規程第15条の2第2項第1号に定める支給対象期間に係る最初 の5日(ただし、採用後最初の支給日は15日とする。) (5)超過勤務手当及び休日給 翌々月5日 (6)第9条に規定する給与の減額並びに職員の育児休業・介護休業等に関する規程第 18条及び第27条に規定する給与額の減額 翌々月5日に行う。 2 前項各号に定める日が日曜日、土曜日又は休日に当たるときは、それぞれその日前に おいてその日に最も近い日曜日、土曜日又は休日でない日を支給日とする。ただし、こ れらの支給日が前月となるときは、それぞれその日後においてその日に最も近い日曜日、
土曜日又は休日でない日を支給日とする。 (旅費) 第12条 職員の職務上の旅行につき生じた費用については、職員の旅費に関する規程を 準用する。 (規程の改廃) 第13条 この規程の改廃は、常務理事が行う。 (施行の細目) 第14条 この規程の施行に関し必要な事項は、常務理事が定める。 附 則 この規程は、平成30年4月1日から施行する。 別表(第6条関係) 常勤嘱託 年間報酬額 支払方法 月額(毎月5日支 給) 上期(6月30日支給) 下期(12月10日支給) 380万円 (420万円) 26万円 各34万円(各54万円) カッコ内は、60歳到達後最初の3月31日までの金額 事務常勤 嘱託 年間報酬額 支払方法 月額(毎月5日支 給) 上期(6月30日支給) 下期(12月10日支給) 256万円 18万円 各20万円