業務実績報告書
提出日 2011 年 2 月 15 日 １．職名・氏名 准教授 末武 弘章 ２．教育活動 (1)講義・演習・実験・実習 ① 担当科目名（単位数） 主たる配当年次等 動物生理学（2 単位 毎年開講）２年生 （2010 年度） ② 内容・ねらい 動物がいかに環境に適応しているか、その多様性と合理性を理解する。 ③ 講義・演習・実験・実習運営上の工夫 具体的に身近な例をなイメージしやすいように工夫した。 ① 担当科目名（単位数） 主たる配当年次等 海洋生物資源学フィールド演習（2 単位 毎年開講）1 年生 （2010 年度）分担 ② 内容・ねらい アウトプットの手法を身につける。 ③ 講義・演習・実験・実習運営上の工夫 レポート作成において目的や結論の筋道が通ることを意識するように工夫して添削した。 ① 担当科目名（単位数） 主たる配当年次等 生物学実験（1 単位 毎年開講）2 年生 （2010 年度）分担 ② 内容・ねらい ウニの発生の観察を行い、多細胞生物の発生の仕組みを理解する。 ③ 講義・演習・実験・実習運営上の工夫 ウニの発生の観察により、動物の姿が生活史において多様であることを実感してもらうことを 心掛けた。また、各発生段階の意義を理解してもらえるように務めた。 ① 担当科目名（単位数） 主たる配当年次等 海洋生物工学実験（1 単位 毎年開講）2 年生 （2010 年度）分担 ② 内容・ねらい 魚類の増養殖技術を発展させるためには，水産動物の生理の理解が求められる。本実験にお いては魚類の生理学的・免疫学的機能を測定し，理解するとともに、その内容をレポートにま とめ、人に伝える手法を身につける。 ③ 講義・演習・実験・実習運営上の工夫 参加した全ての学生自らが実験に参加できるように工夫している。また、実験の意図を考え るよう学生に問い掛けを行った。 (2)非常勤講師担当科目 ３．研究業績 (1)研究業績の公表 ① 論文‘Conservation of characteristics and functions of CD4 positive lymphocytes in a teleost fish’, H, Toda, Y, Saito, T, Koike F, Takizawa, K, Araki, T, Yabu, T, Somamoto H, Suetake, Y, Suzuki, M, Ototake, T, Moritomo, T, Nakanishi,
Developmental and
Comparative Immunology
, in press.S, Tsutsui, R, Sugamata, H, Suetake, T, Miyadai, Y, Suzuki, T, Watanabe, O, Nakamura,
Fish and Shellfish Immuology
, in press.‘Dynamics of reproductive hormones during downstream migration in female Japanese eels,
Anguilla japonica
’, R, Sudo, H, Suetake, Y, Suzuki, T, Utoh, S, Tanaka, J, Aoyama, K, Tsukamoto,Zoological Science
, in press‘Clonal growth of carp (
Cyprinus carpio
) T cellsin vitro
’, T, Yamaguchi, F, Katakura, S, Shitanda, Y, Niida, H, Toda, M, Ohtani, T, Yabu, H, Suetake T, Moritomo, T, Nakanishi,Developmental and Comparative Immunology
, Vol.35, 193-202, 2011‘Teleost B7 expressed on monocytes regulates T cell responses’, R, Sugamata, H, Suetake, K, Kikuchi, Y, Suzuki,
Journal of Immunology
, Vol. 182, 6799-6806, 2009. ‘Characterization of CD8 positive leukocytes in fugu (Takifugu rubripes
) with antiserum against fugu CD8α’, K, Araki, K, Akatsu, H, Suetake, K, Kikuchi, Y, SuzukiDevelopmental and Comparative Immunology
, Vol. 32, 850-858, 2008.②著書 なし ③学会報告等 「トラフグゲノム情報を利用した魚類免疫系の研究」末武弘章、菊池潔、鈴木譲 日本マリン バイオテクノロジー学会（2008 年 5 月） 「組織特異的に発現するトラフグケモカイン」末武弘章、恩田紀代子、菊池潔、村山司、鈴木 譲. 日本比較免疫学会第 20 回学術集会.（2008 年 8 月）.東京医科歯科大学 1 号館.東京都. 「Behavioral differences among related species of pufferfishes and their intercross progeny.」S, Hosoya, K, Kikuchi, H, Suetake, A, Hino, Y, Suzuki 5th World Fisheries Congress（2008 年 8 月） Yokohama
「Recent advances in fish immunology by means of the genome project of fugu, Takifugu rubripes.」Y, Suzuki, H, Suetake, K, Kikuchi 5th World Fisheries Congress（2008 年 8 月） Yokohama
「Characterization of tiger pufferfish Takifugu rubripes (fugu) CD4+ and CD8+ leukocytes.」 H, Suetake, K, Araki, K, Akatsu, K Kikuchi,
Y Suzuki.
5th World Fisheries Congress（2008 年 8 月） Yokohama「Fugu gene map and its application in aquaculture.」K, Kikuchi, W, Kai, S, Kido, T, Kamiya, S, Hosoya, H, Suetake, Y, Suzuki. 5th World Fisheries Congress（2008 年 8 月）Yokohama 「Production and characterization of monoclonal antibodies against CD4 and CD8α in clonal ginbuna crucian carp Carassius auratus langsdorfii.」 T. Nakanishi, Y Saito, T, Koike, H, Toda, F, Takizawa, K, Araki, T, Somamoto, H, Suetake, Y, Suzuki, M, Ototake, T, Moritomo . 5th World Fisheries Congress（2008 年 8 月）Yokohama
「Production of reproductive hormone levels of female Japanese eels Anguilla japonica, during downstream migration.」R, Sudo, H, Suetake, T, Utoh, J, Aoyama, S, Tanaka, Y, Suzuki , K, Tsukamoto. 5th World Fisheries Congress（2008 年 8 月）Yokohama
池潔、恩田紀代子、村山司、筒井繁行、中村修、宮台俊明、鈴木譲 平成21 年度日本水産学会 春季大会（2009 年 3 月） 「抗トラフグIL-6R抗体によるIL-6R発現細胞の特定」金田充、末武弘章、鈴木譲、宮台俊明 平 成21 年度日本水産学会春季大会（2009 年 3 月） 「雌ウナギの降河回遊に伴う下垂体ホルモンmRNAの変動」須藤竜介、末武弘章、鈴木譲、青 山潤、塚本勝巳 平成21 年度日本水産学会春季大会（2009 年 3 月） 「トラフグ腎臓に存在するIgM+CD8α+細胞」小髙智之、筒井繁行、宮台俊明、菅又龍一、末武 弘章、鈴木譲、中村修 平成21 年度日本水産学会春季大会（2009 年 3 月） 「寄生虫の宿主特異性に関わるフグのゲノム領域の探索Ⅱ‐寄生虫の着定と脱落‐」木戸慎一、 木南竜平、甲斐渉、菊池潔、末武弘章、水野直樹、中村修、良永知義、小川和夫、鈴木譲 平 成21 年度日本水産学会春季大会（2009 年 3 月） 「トラフグ表皮に発現するケモカイン」田内博久、末武弘章、菊池潔、村山司、鈴木譲 平成 21 年度日本水産学会春季大会（2009 年 3 月） 「クサフグの性決定機構」神谷隆史、菊池潔、甲斐渉、藤田真志、城夕香、末武弘章、鈴木譲 平成21 年度日本水産学会春季大会（2009 年 3 月） 「フグの体サイズ進化をもたらしたゲノム領域」細谷将、菊池潔、甲斐渉、水野直樹、末武弘 章、鈴木譲 平成21 年度日本水産学会春季大会（2009 年 3 月）
「Novel IgM+CD8α+ Double Positive Cells in the pufferfish, Takifugu Rubripes.」T. Odaka, S. Tsutsui, T. Miyadai, R. Sugamata, H. Suetake, Y. Suzuki, O. Nakamura 11th International Congress ISDCI 2009, 28th June – 4th July 2009, Congress Centre – Hotel Diplomat Prague, Czech Republic
「Teleost B7 molecules on monocytes regulate T cell responses.」R, Sugamata, H, Suetake, Y, Jo, K, Kikuchi, Y, Suzuki. 11th International Congress ISDCI 2009, 28th June – 4th July 2009, Congress
Centre – Hotel Diplomat Prague, Czech Republic
「Genetic approach for the genes responsible to the resistance and susceptibility against a parasite,
Heterobothrium okamotoi, in fugu, Takifugu rubripes」S, Kido, W, Kai, H, Suetake, K, Kikuchi, Y
Suzuki. 11th International Congress ISDCI 2009, 28th June – 4th July 2009, Congress Centre – Hotel
Diplomat Prague, Czech Republic
「Fugu skin chemokine」H, Suetake, H, Tauchi, K, Kikuchi, T, Murayama, Y, Suzuki. 11th International Congress ISDCI 2009, 28th June – 4th July 2009, Congress Centre – Hotel Diplomat Prague, Czech
Republic 「トラフグ腎臓のIgM+CD8α+細胞」小髙智之、筒井繁行、宮台俊明、菅又龍一、末武弘章、鈴 木譲、中村修 日本比較免疫学会第 21 回学術集会（2009 年 8 月） 「表皮特異的に発現するトラフグケモカイン」田内博久、末武弘章、菊池潔、村山司、鈴木譲. 日本比較免疫学会第 22 回学術集会.平成 21 年（2009 年 8 月）.日本大学生物資源科学部.藤沢 市. 「ストレス応答からみたトラフグの水槽内での優劣」細谷将、菊池潔、水野直樹、末武弘章、 鈴木譲 平成21 年度日本水産学会春季大会（2009 年 9 月） 「コイ成熟T細胞のin vitroにおける増殖」山口卓哉、四反田聡、片倉文彦、大谷真紀、末武弘
章、森友忠昭、中西照幸 平成22年度日本水産学会春季大会（2010年3月） 「トラフグ表皮に発現するケモカイン II」田内博久、末武弘章、菊池潔、鈴木譲 平成 22 年 度日本水産学会春季大会（2010 年 3 月） 「フグの脊椎骨数と成長を支配する遺伝子の関係」合田知樹、細谷将、甲斐渉、菊池潔、水野 直樹、末武弘章、石川智士、鯉江洋、鈴木譲 平成22年度日本水産学会春季大会（2010年3月） 「Fugu version 5―トラフグのゲノム地図―」甲斐渉・菊池潔、末武弘章、鈴木譲 平成22年 度日本水産学会春季大会（2010年3月） 「皮膚に発現する二つのトラフグケモカイン」田内博久、末武弘章、菊池潔、鈴木譲、宮台俊 明. 日本比較免疫学会第 22 回学術集会.平成 22 年（2010 年）8 月 2 日-4 日.九州大学西新プ ラザ大会議室.福岡市. 「トラフグTNF受容体スーパーファミリー遺伝子のcDNAクローニング」末武弘章、菊池潔・鈴木 譲、宮台俊明. 日本比較免疫学会第 22 回学術集会.平成 22 年（2010 年）8 月 2 日-4 日.九州 大学西新プラザ大会議室.福岡市. ④ その他の公表実績 「魚類の分子免疫学的研究」末武弘章 平成22 年度日本水産学会春季大会 （2010 年 3 月）
「Fugu genome unveils fish adaptive immune system 」 H, Suetake, International Symposium Aquatic animal defense mechanisms against invading pathogens, June 2010, Jinju and Jeju, South Korea
「粘膜免疫研究のモデルとしての魚類」宮台俊明、末武弘章、鈴木譲 北陸腸内細菌研究会 2010 年 7 月 「魚類（トラフグ）の生体防御機構に関する研究」末武弘章、鈴木譲 日本比較免疫学会第 22 回学術集会 2010 年 8 月 (2)学会活動等 学会でのコメンテーター、司会、論文の査読 座長 平成21 年度日本水産学会春季大会 2009 年 3 月 第21 回日本比較免疫学会大会 2009 年 8 月 平成22 年度日本水産学会春季大会 2010 年 3 月 第21 回日本比較免疫学会大会 2010 年 8 月 査読
Fish & Shellfish Immunology, 2008 年 3 月
Journal of Reproduction and Development, 2009 年 1 月 Fish & Shellfish Immunology, 2009 年 9 月
Fish & Shellfish Immunology, 2009 年 9 月 Fish & Shellfish Immunology, 2010 年５月 Fish & Shellfish Immunology, 2010 年 8 月 Fish & Shellfish Immunology, 2010 年 9 月 学会での役職など
学会・分科会の開催運営 (3)研究会活動等 ① その他の研究活動参加 ② その活動による成果 (4)外部資金・競争的資金獲得実績 2008 年度 科学研究費補助金 若手研究 B 169 万円 研究代表者 2010 年度 科学研究費補助金 若手研究 B 234 万円 研究代表者 (5)特許出願 ４．地域・社会貢献 (1)学外団体 ① 国・地方公共団体等の委員会・審議会 ② 国・地方公共団体等の調査受託等 ③（公益性の強い）NPO･NGO 法人への参加 ④（兼業規程で業務と見なされる範囲内での）企業等での活動 ⑤大学間あるいは大学と他の公共性の強い団体との共催事業等 ⑥その他 (2)大学が主体となっている地域貢献活動等 ① 公開講座・オープンカレッジの開講 「フグゲノムで明らかになった魚のからだを守るしくみ」ランチタイムセミナー、2010 年5 月 20 日 ② 社会人・高校生向けの講座 「ウニの人工授精・発生実験」スーパーサイエンスハイスクール事業、2010 年 7 月 28 日 「生物は違う？同じ？」出前講義、2010 年 11 月 5 日 ③ その他 (3)その他（個人の資格で参加している社会活動等） ５．大学の管理・運営 (1)役職（副学長、部局長、学科長） なし (2)委員会・チーム活動 JABEE 委員、2010 年度 (3)学内行事への参加 (4)その他、自発的活動など ６．学外研修での成果 なし
