~ 町田市選挙管理委員会・町田市明るい選挙推進協議会 ~
平成 26 年 11 月 18 日(火) 第 時限
町田市立相原小学校 年 組 氏名
「選挙」出前講座
目 次
1.はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 2.選挙の意義・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 3.憲法と選挙制度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 4.選挙の歴史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 5.選挙権と被選挙権・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 6.投票・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 7.投票制度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 8.選管ニュース・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 9.おまけ 選挙クイズ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9~10~ はじめに ~
明るい選挙のイメージキャラクターとして、平成12年4月に誕生した「選挙のめいすい (明推)くん」。みなさん、ご覧になられたことがありますか? ご存じの方もそうでない方も、改めて「選挙のめいすいくん」について説明します。 まず、頭部の2本の縦線ですが、投票用紙挿入そうにゅう口ぐ ちを表しています。お気づきになられ たかと思いますが「選挙のめいすいくん」は投票箱をモチーフにしています。 そして、明るい選挙の実現に向かうために、背中に羽が付いています。 名前の「めいすい」は、「明るい選挙推進運動」の「明」と「推」を引用しています。ご家 庭や街で「選挙のめいすいくん」を見たら、「明るい選挙の・・」と思っていただければさ いわいです。 みなさんも可愛がってくださいね。選挙の意義
私たちは、安全なまちで、快適にくらしたいと考えています。 私たちの住むまちをよりよくするためには、 私たちの意見をまちづくりに反映させてくれる代表者が必要であり、 その代表者を決めるのが選挙です。 まちづくりは選挙から始まるのです。 1. 政治の役割 社会には、多くの人たちがくらしています。そのすべての人たちが、安心し て快適にくらしたいと考えていますが、一つの問題をめぐっていろいろな意見 が出て、対立や争いが起こることが少なくありません。こうした対立を解消す るためにルールを設け、対立を解決して、よりよい社会にしていくことが政治 の大きな役割です。 2. 政治と私たちの生活 私たちがよりよくくらすためには、教育や医療(いりょう)、福祉(ふくし) などに関する制度をどのような形にするのか、道路や公園をどこにどれだけつ くるのかといったようなことを決めていかなければなりません。こうした問題 を国や地域の単位で話し合って決めていくのが政治の仕事です。 こうした問題について、政治やそれによってつくられる政策が変われば、私 たちの生活も少なからず影響(えいきょう)を受けることになりますから、私 たちの生活は、政治との関係を抜きにしては考えられないのです。 3. 選挙は民主主義を支える制度 私たちの生活をよりよくするために、私たち自身が政治に積極的に参加する ことが求められています。 みんなで話し合って決めていくという政治のあり方のことを民主主義といい ます。 ただ、社会でくらす人たち全員が集まって話し合うのは大変難しいので、実 際には、私たちの代表を選んで、その人たちが話し合うという方法をとってい ます。 選挙は、こうした民主主義の政治を支える重要な制度な のです。憲法と選挙制度
1. 選挙に関する基本原則 選挙には、民主主義の精神がフルに生かされています。 なぜなら、選挙は、民主主義の根幹(こんかん)をなすもの だからです。日本国憲法がうたっている「選挙の3原則」とは、 ①普通選挙、②平等選挙、③秘密投票です。 2. 憲法がうたっている3つの基本原則 ① 普通選挙 選挙権は一定の年齢(ねんれい)に達したすべての国民に与えられています。 ② 平等選挙 投票用紙は、選挙人一人に一票です。 選挙権の付与(ふよ)は、性別・財産・学歴などで差別されることはあ りません。 ③ 秘密投票 誰が誰に投票したかが、わからないような方法で選挙がおこなわれます。 (第 15 条第 3 項) 公務員の選挙については、成年者による普通選挙を保障する。 (第 14 条第 1 項) すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分 又は門地(もんち)により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別 されない。 (第 44 条) 両議院の議員及びその選挙人の資格は、法律でこれを定める。但し(た だし)、 人種、信条、性別、社会的身分、門地 (もんち)、教育、財産又は 収入によって差別してはならない。 (第 15 条第 4 項) すべて選挙における投票の秘密は、これを侵 (おか)してはならない。選 挙人は、その選択に関し公的にも私的にも責任を問われない。 ポイント…選挙は、国民が政治に参加する最も重要、かつ基本的な 機会です。 主権者である国民一人ひとりの意見が正しく政治に 反 映されるために公職選挙法でより詳細(しょうさい)に 投票の方法等が規定されています。選挙の歴史
現在、日本国民はだれでも、20 歳になると選挙権が持てます。しかし、昔は 限られた人しか選挙権がありませんでした。 今の制度は、長い歴史の中で国民が勝ちとった大切な権利なのです。 1. 制限選挙【明治 22 年~大正 14 年】 制限選挙時代は、下の表にあてはまるごく一部の人しか選挙権がありません でした。 制限選挙 年号 明治 22 年~32 年 明治 33 年~大正 7 年 大正 8 年~ 税金を納めた金額 15 円以上納めた人 10 円以上納めた人 3 円以上納めた人 その他の要件 日本国民で、満 25 歳以上の男性 有権者数 (注)選挙権のある人の数 約 45 万人 総人口の 1.1% 約 98 万人 総人口の 2.2% 約 306 万人 総人口の 5.5% 2.男子普通選挙【大正 14 年~昭和 20 年】 第 1 次大戦後、上の表のような「税金を一定以上納めなければならない」な どの資格制限がない普通選挙法が成立しました。満 25 歳以上の男性は、だれで も選挙権を有することができました。 しかし、このときはまだ女性には選挙権がありませんでした。 昭和 3 年に行われた選挙の有権者数は、1,241 万人で総人口の約 20%にたっし ました。 3.完全普通選挙【昭和 20 年~現在】 第 2 次大戦後の昭和 20 年 12 月、衆議院議員選挙法が改正され、現在のよう な完全な普通選挙制度が確立されました。 このように選挙権は、20 歳になればだれでも得られる当然の権利だと思ってい る人が多いのではないでしょうか。選挙の歴史を見てきてわかるとおり、選挙 権というものは、みなさんのおじいさんやおばあさん、そしてそのおじいさん やおばあさんの両親たちが努力して勝ち得てきた大切な権利なのです。みなさ んも 20 歳になったら選挙権を無駄(むだ)にしないで投票するようにしましょ う。 ポイント…当時は、15 円でお米が 300kg も買えました!選挙権と被選挙権
私たちは、20 歳になると、みんなの代表を選挙で選ぶ ことのできる権利が与えられます。これが「選挙権」。 そして、その後ある年齢(ねんれい)になると、今度は選挙に出て みんなの代表になる資格ができます。これが「被選挙権」。 どちらも、私たちみんながよりよい社会づくりに参加で きるように定められた、大切な権利です。 1.選挙権と被選挙権について 選挙の種類 選挙権 被選挙権 衆議院議員 満 20 歳以上の日本国民 満 25 歳以上 の日本国民 参議院議員 満 30 歳以上 都道府県の議会議員 満 25 歳以上 都道府県知事 満 30 歳以上 市町村の議会議員 満 25 歳以上 市町村長 満 25 歳以上 ※都道府県の議会議員・市町村の議会議員になるには、そ れぞれ 3 ヶ月以上県内・市町村内に住所を有していなけれ ばなりません。 2.選挙人名簿について 選挙を正しくおこなうためには、選挙権のある人の確認 をすることが大切です。そのために、それぞれの市や町や 村では「選挙人名簿」をつくっています。 (注)「選挙人名簿」は、その選挙の投票をできる人をのせ た名簿です。 選挙権があっても「選挙人名簿」に登録されていないと投票できません。 ポイント…日本国民だけど海外に住んでいる、という人でも、在外 選挙人名簿に登録すれば、国政選挙について、海外から も投票できます。投票
私たちの一票をきちんと「投票」。 投票時間や投票所入場券、投票所の立ち入りなど、 「投票」についての仕組を覚えて、あなたの一票を 有効に生かせるようにしましょう。 投票所入場券が届きます。 投票日、投票所入場券に記載 (きさ い)された投票所へ行きます。(当日 都合の悪い方は期日前投票を行うこ とができます。) 受付で投票所入場券を渡(わた)し、 選挙人名簿との照合を受けます。 投票用紙を受け取ります。 投票記載場所(とうひょうきさいばし ょ)で投票用紙に記入します。 記入した投票用紙を投票箱へ入れま す。 これで投票はおしまいです。投票制度
選挙期日に投票所に行けなくても投票すること ができます。投票制度には、選挙期日に投票に 行けない、仕事や旅行などで住んでいる地域以 外の場所にでかけている、海外に住んでいるな どさまざまな状況を考慮した仕組みがあります。 1.期日前投票制度 選挙期日前であっても、選挙期日と同じ方法で投票を行うことができる 仕組です。 2. 不在者投票制度 仕事や旅行などで、選挙期間中、名簿登録地以外の市区町村に滞在して いる方は、滞在先の市区町村の選挙管理委員会で不在者投票ができます。 また、指定病院等に入院等している方などは、その施設内で不在者投票が できます。 3. 在外選挙制度 仕事や留学などで海外に住んでいる人が、外国にいながら国政選挙に投 票できる制度を「在外選挙制度」といい、これによる投票を「在外投票」 といいます。 ポイント…町田市での期日前投票(平成26年2月 9 日都知事選挙) ○期日前投票利用者数 35,975人(投票所:11箇所) ○当日投票利用者数 156,314人(投票所:67箇所) ○投票率 45.84%資 料 提 供: 総 務省