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(1)

BEA

WebLogic

Integration

B2B Integration

(2)

Copyright © 2002, BEA Systems, Inc. All Rights Reserved.

限定的権利条項

本ソ フ ト ウ ェ アおよびマニ ュ アルは、 BEA Systems, Inc. 又は日本ビー ・ イー ・ エー ・ シ ス テムズ 株式会社(以下、 「BEA」 と いいます) の使用許諾契約に基づいて提供さ れ、 その内容に同意す

る場合にのみ使用する こ と ができ、 同契約の条項通 り にのみ使用ま たはコ ピーする こ と がで き ま す。 同契約で明示的に許可 さ れてい る以外の方法で同 ソ フ ト ウ ェ アを コ ピーする こ と は法律に違 反し ます。 こ のマニ ュ アルの一部ま たは全部を、 BEA Systems, Inc. か ら の書面に よ る事前の同意 な し に、 複写、 複製、 翻訳、 あ るいはいかな る電子媒体ま たは機械可読形式への変換 も行 う こ と はでき ません。

米国政府に よ る使用、 複製 も し く は開示は、 BEA の使用許諾契約、 および FAR 52.227-19 の 「Commercial Computer Software-Restricted Rights」 条項のサブパラ グ ラ フ (c)(1)、 DFARS 252.227-7013 の 「Rights in Technical Data and Computer Software」 条項のサブパ ラ グ ラ フ (c)(1)(ii) 、 NASA FAR 補遺 16-52.227-86 の 「Commercial Computer Software--Licensing」 条項のサ ブパ ラ グ ラ フ (d)、 も し く はそれ ら と 同等の条項で定め る制限の対象 と な り ます。 こ のマニ ュ アルに記載さ れてい る内容は予告な く 変更 さ れる こ と があ り 、 ま た BEA に よ る責務を 意味する も のではあ り ません。 本ソ フ ト ウ ェ アおよびマニ ュ ア ルは 「現状のま ま」 提供さ れ、 商 品性や特定用途への適合性を始め と する (ただ し 、 こ れ ら には限定さ れない) いかな る種類の保 証も与え ません。 さ ら に、 BEA は、 正当性、 正確 さ、 信頼性などについて、 本ソ フ ト ウ ェ アま た はマニ ュ アルの使用 も し く は使用結果に関し ていかな る確約、 保証、 あ るいは表明も行いません。

商標または登録商標

BEA、 Jolt、 Tuxedo、 および WebLogic は BEA Systems, Inc. の登録商標です。 BEA Builder、 BEA Campaign Manager for WebLogic、 BEA eLink、 BEA Manager、 BEA WebLogic Commerce Server、 BEA WebLogic Enterprise、 BEA WebLogic Enterprise Platform、 BEA WebLogic Express、 BEA WebLogic Integration、 BEA WebLogic Personalization Server、 BEA WebLogic Platform、 BEA WebLogic Server、 BEA WebLogic Workshop および How Business Becomes E-Business は、 BEA Systems, Inc の商標です。

その他の商標はすべて、 関係各社が著作権を有し ます。 B2B Integration RosettaNet の実装

パー ト 番号 日付 ソ フ ト ウェ アのバージ ョ ン

(3)

目次

このマニュアルの内容

対象読者... v

e-docs Web サ イ ト ...vi

こ のマニ ュ アルの印刷方法 ... vi サポー ト 情報 ...vii 表記規則...viii

1.

はじめに

RosettaNet について ...1-2 RosettaNet アーキテク チャ ...1-2 WebLogic Integration アーキテク チャ と RosettaNet ...1-3 RosettaNet プ ロ ト コル レ イ ヤ ...1-4 PIP テンプレー ト ...1-4 ワー ク フ ロー定義 ...1-5 デジ タル署名...1-6 メ ッ セージ検証 ...1-6 RosettaNet サンプル...1-6 サポー ト さ れないア イ テム ...1-7 RosettaNet の管理...1-8 RosettaNet セキ ュ リ ティ の コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン ...1-8 SSL およびデジ タル署名の コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン...1-8 メ ッ セージの暗号化 ...1-9 環境の設定...1-9 RosettaNet ワー ク フ ローの移行...1-10

2.

RosettaNet

でのワーク フ ローの使用

RosettaNet の理解...2-2 PIP ワーク フ ロー イ ン ス タ ン スの理解...2-3 は じ めに...2-4 パブ リ ッ ク ワーク フ ロー と プ ラ イベー ト ワーク フ ローの調整...2-5 RosettaNet ワー ク フ ロー変数...2-5

(4)

説明...2-7 RNIF 2.0 のワーク フ ロー変数 ...2-8 RNIF 1.1 のワーク フ ロー変数 ...2-14 統合さ れた rnSystem 変数 ...2-23 RosettaNet メ ッ セージの受信...2-23 開始 ノ ー ド ...2-23 イベン ト ノ ー ド ...2-24 タ イ ムア ウ ト の実装...2-24 順不同の信号受信 ...2-24 RosettaNet メ ッ セージの送信...2-25 メ ッ セージの検証...2-33 RosettaNet メ ッ セージ検証 ...2-33 メ ッ セージ検証に関する推奨参考文献 ...2-34 パフ ォーマン ス チューニング と メ ッ セージ検証...2-34 メ ッ セージ添付フ ァ イ ル ...2-35

3.

RosettaNet PIP

テンプレー ト

RosettaNet テンプレー ト の イ ンポー ト ...3-1 RosettaNet ビ ジネス処理 ...3-2 PIP0A1: 障害通知 ...3-3 PIP3A2: 価格 と 在庫に関する ク エ リ ...3-3 他の PIP のモデル化...3-4

索引

(5)

このマニュ アルの内容

こ のマニ ュ アルでは、 BEA WebLogic Integration の B2B アプ リ ケーシ ョ ンに RosettaNet を実装する方法について説明し ます。

こ のマニ ュ アルの内容は以下の と お り です。

 第 1 章 「はじ めに」 では、 WebLogic Integration におけ る RosettaNet のサ ポー ト についての概要 と 、 WebLogic Integration の B2B アプ リ ケーシ ョ ンに RosettaNet を実装する ために使用さ れ る アーキテ ク チャについて説明し ます。

 第 2 章 「RosettaNet でのワーク フ ローの使用」 では、 RosettaNet アプ リ ケー シ ョ ンで使用さ れてい る WebLogic Integration の Business Process

Management (BPM) ワー ク フ ローの し く みについて説明し ます。

 第 3 章 「RosettaNet PIP テ ンプレー ト 」 で は、 WebLogic Integration に付属の 2 つの RosettaNet PIP テンプレー ト の概要、 および新し く PIP を作成する方 法について説明し ます。

対象読者

こ のマニ ュ アルは主に、 次のユーザを対象 と し ています。

 WebLogic Integration Studio を使用し て、 ビ ジネ ス メ ッ セージ を交換する た めの RosettaNet 標準に準拠し た ワー ク フ ローを設計する ビジネ ス プロ セ ス 設計者

 WebLogic Integration RosettaNet ソ リ ューシ ョ ン を設定および管理する シ ス テム管理者

こ のマニ ュ アルに進む前に、 次のマニ ュ アルの内容について理解 さ れる こ と をお 勧め し ます。

(6)

 WebLogic Integration の起動、 停止およびカ ス タ マ イ ズ  B2B Integration 入門  B2B Integration 管理ガ イ ド  B2B Integration セキ ュ リ テ ィの実装 RosettaNet ソ リ ューシ ョ ンの設計を行 う 前に、 次のマニ ュ アルに精通さ れ る こ と をお勧め し ます。  WebLogic Integration ソ リ ューシ ョ ンの設計  WebLogic Integration ソ リ ューシ ョ ンのデプロ イ メ ン ト

e-docs Web

サイ ト

BEA 製品の ド キ ュ メ ン ト は、 BEA Systems, Inc. の Web サ イ ト で入手でき ます。 BEA のホーム ページで [ 製品の ド キ ュ メ ン ト ] を ク リ ッ クするか、 ま たは 「e-docs」 と い う 製 品 ド キ ュ メ ン ト ページ (http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/index.html) を直接表示し て く だ さ い。

このマニュ アルの印刷方法

Web ブ ラ ウザの [ フ ァ イ ル|印刷 ] オプシ ョ ン を使用する と 、 Web ブ ラ ウザか ら こ のマニ ュ アルを一度に 1 フ ァ イルずつ印刷で き ます >

こ のマニ ュ アルの PDF 版は、 WebLogic Integration の Web サ イ ト

(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/index.html) で入手でき ます。 PDF を Adobe

Acrobat Reader で開 く と 、 マニ ュ アルの全体 (ま たは一部分) を書籍の形式で印 刷で き ます。 PDF を表示するには、 WebLogic Integration ド キ ュ メ ン ト のホーム ページ を開き、 [PDF 版 ] ボ タ ン を ク リ ッ ク し て、 印刷する マニュ アルを選択し ます。

(7)

Adobe Acrobat Reader がない場合は、 Adobe の Web サ イ ト (http://www.adobe.co.jp/) で無料で入手で き ます。

サポー ト 情報

BEA WebLogic Integration の ド キ ュ メ ン ト に関する ユーザか ら のフ ィ ー ド バ ッ ク は弊社に と って非常に重要です。 質問や意見な どがあれば、 電子 メ ールで docsupport-jp@bea.com ま でお送 り く だ さ い。 寄せ られた意見については、 WebLogic Integration の ド キ ュ メ ン ト を作成および改訂する BEA の専門の担当者 が直に目を通し ます。

電子 メ ールの メ ッセージには、 ご使用の WebLogic Integration 製品 ド キ ュ メ ン ト の リ リ ース番号をお書き添え く だ さ い。

本バージ ョ ンの BEA WebLogic Integration について不明な点があ る場合、ま たは BEA WebLogic Integration の イ ン ス ト ールおよび動作に問題があ る場合は、 BEA WebSupport (http://websupport.bea.com/custsupp) を通じ て BEA カ ス タ マ サ ポー ト までお問い合わせ く だ さ い。 カ ス タマ サポー ト への連絡方法については、 製品パ ッ ケージに同梱 さ れてい る カ ス タ マ サポー ト カー ド に も記載 さ れていま す。 カ ス タ マ サポー ト では以下の情報をお尋ねし ますので、 お問い合わせの際はあ ら か じ めご用意 く だ さ い。  お名前、 電子 メ ール ア ド レ ス、 電話番号、 フ ァ ク ス番号  会社の名前 と 住所  お使いの機種 と コー ド 番号  製品の名前 と バージ ョ ン  問題の状況 と 表示さ れ るエ ラー メ ッ セージの内容

(8)

表記規則

こ のマニ ュ アルでは、 全体を通し て以下の表記規則が使用さ れています。 表記法 適用 太字 用語集で定義 さ れてい る 用語を示す。 〔Ctrl〕 + 〔Tab〕 複数のキーを同時に押す こ と を示す。 斜体 強調ま たは書籍の タ イ ト ルを示す。 等幅テキスト コ ー ド サンプル、 コ マ ン ド と そのオプシ ョ ン、 デー タ構造体 と そ の メ ンバー、 データ 型、 デ ィ レ ク ト リ 、 お よびフ ァ イ ル名 と その 拡張子を示す。 等幅テ キ ス ト はキーボー ド か ら 入力する テ キ ス ト も 示す。 例

#include <iostream.h> void main ( ) the pointer psz chmod u+w * \tux\data\ap .doc tux.doc BITMAP float 斜体の等幅テ キスト コ ー ド 内の変数を示す。 String expr すべて大文字 のテ キ ス ト デバ イ ス名、 環境変数、 およ び論理演算子を示す。 LPT1 SIGNON OR

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{ } 構文の中で複数の選択肢を示す。 実際には、 こ の括弧は入力 し な

い。

[ ] 構文の中で任意指定の項目を示す。 実際には、 こ の括弧は入力 し

ない。 例

buildobjclient [-v] [-o name ] [-f file-list]... [-l file-list]... | 構文の中で相互に排他的な選択肢を区切 る。 実際には、 こ の記号 は入力 し ない。 ... コ マ ン ド ラ イ ンで以下のいずれかを示す。  引数を複数回繰 り 返す こ と がで き る  任意指定の引数が省略 さ れてい る  パ ラ メ ー タや値な どの情報を追加入力で き る 実際には、 こ の省略記号は入力 し ない。 例

buildobjclient [-v] [-o name ] [-f file-list]... [-l file-list]... . . . コー ド サンプル ま たは構文で項目が省略 さ れてい る こ と を示す。 実際には、 こ の省略記号は入力 し ない。 表記法 適用

(10)
(11)

1

はじめに

WebLogic Integration B2B は、 XOCP、 RosettaNet、 および cXML メ ッ セージの 交換の解決および管理を可能 と するルーテ ィ ング アーキテ ク チャ をサポー ト し ています。 こ のアーキテ ク チャに よ り 、 WebLogic Integration を使用する ト レー デ ィ ング パー ト ナは、 こ れ ら のプ ロ ト コル標準の任意の ものを使っ て、 ビジネ ス メ ッ セージ を交換でき ます。 『B2B Integration 管理ガ イ ド 』 の 「コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン要件」 をサポー ト する ために必要な、 B2B コ ン フ ィ グ レーシ ョ ンの例を記載し ています。 RosettaNet を サポー ト する よ う に コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン し た B2B エンジン を使 う と 、 ト レー デ ィ ング パー ト ナは RosettaNet Implementation Framework 1.1 (RNIF 1.1) および RosettaNet Implementation Framework 2.0 (RNIF 2.0) に記載さ れてい る よ う に、 RosettaNet メ ッ セージの送受信を行え ます。 加えて、 WebLogic Integration の Business Process Management (BPM) では、 RosettaNet Partner Interface Process (PIP) をモデル化する ワーク フ ローの作成 と 実行をサポー ト し ています。 WebLogic Integration は、 2 つの PIP テンプレー ト (0A1 および 3A2) を備えてい ます。 こ れ ら は、 ユーザ独自の PIP 実装を行 う 際の基準 と し て使用で き ます。 以下の節では、 RosettaNet プ ロ ト コルの概要を説明し ます。  RosettaNet について  RosettaNet アーキテ ク チャ  RosettaNet の管理  RosettaNet セキ ュ リ テ ィ の コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン  環境の設定

(12)

RosettaNet

について

こ こ では、 電子ビ ジネ ス ト ラ ンザ ク シ ョ ンのための RosettaNet 標準の概要を説 明し ます。 RosettaNet Consortium は、 主要情報技術、 電子部品、 および半導体 製造に携わる各企業によ って構成 さ れる、 非営利の コ ン ソーシアムです。 業界全 体にわた る、 オープンな E ビジネス プロ セ スの標準を作成し、 実装する ために 活動し ています。 こ れ ら のプ ロ セ スは、 参加し てい るサプ ラ イ チェーン パー ト ナ間で使用さ れる、 電子ビジネ ス イ ン タ フ ェース を標準化する ために設計 さ れ ます。 RosettaNet Implementation Framework 仕様

(http://www.rosettanet.orgで入手可能) は、 RosettaNet Partner Interface

Process (PIP) を実装する アプ リ ケーシ ョ ンのガ イ ド ラ イ ンです。 こ れ ら PIP は、 ト レーデ ィ ング パー ト ナ間で使用さ れる標準化さ れた電子ビ ジネス プ ロセ スです。

マシン可読 RosettaNet メ ッ セージは、 RNIF 1.1 では RosettaNet オブジ ェ ク ト と し て、 RNIF 2.0 では RosettaNet ビ ジネ ス メ ッ セージ と し て知ら れてい ます。 RosettaNet メ ッ セージの要素には、 すべての RosettaNet メ ッ セージに共通の も の と 、 特定の PIP に固有の も のがあ り ます。 RosettaNet メ ッ セージが確実に一貫し た方法で構造化さ れ、 処理さ れ る よ う に、 各 PIP は メ ッ セージ ガ イ ド ラ イ ン と XML 文書型定義 (DTD) を備えています。

RosettaNet

アーキテ ク チ ャ

WebLogic Integration に よ る RosettaNet のサポー ト は、 次の コ ンポーネン ト で構 成 さ れています。

 RosettaNet プ ロ ト コル レ イ ヤ

B2B エンジンに よ る RosettaNet プ ロ ト コルのサポー ト を実装する ビジネス プ ロ ト コル定義。

 B2B Integration プ ラ グ イ ン

WebLogic Integration Studio およびプ ロ セス エンジンの機能を拡張し て、 標 準 RosettaNet PIP を実装する ワー ク フ ローのモデル化 と 実行をサポー ト する プ ラ グ イ ン。

(13)

RosettaNet アーキ テ ク チ ャ  PIP テンプレー ト 標準 RosettaNet PIP をユーザおよび ト レーデ ィ ン グ パー ト ナ用に実装する よ う にカ ス タ マ イ ズでき る ワーク フ ロー テンプレー ト 。

WebLogic Integration

アーキテ ク チ ャ と

RosettaNet

WebLogic Integration Studio を使 う と 、 RosettaNet PIP を実装する ワー ク フ ローの モデル化 と 、 実行のモニ タ を行え ます。 ワー ク フ ロー、 プ ロ セ ス エンジ ン、 B2B プ ラ グ イ ン、 および B2B エンジンが連携する こ と に よ り 、 次の こ と が可能 にな り ます。  ト レーデ ィ ン グ パー ト ナの配信チャ ネル定義は、 B2B コ ン フ ィ グ レーシ ョ ンの一部 と し て RosettaNet プ ロ ト コルにバ イ ン ド さ れます。  B2B コ ン フ ィ グ レーシ ョ ンで定義 さ れた対話定義およびコ ラ ボ レーシ ョ ン アグ リ ー メ ン ト は、 配信チャ ネルを適切な ワー ク フ ローに関連付け ます。  ワー ク フ ローのア ク シ ョ ンは、 B2B エンジン経由でルーテ ィ ング さ れる RosettaNet メ ッ セージを、 リ モー ト の ト レーデ ィ ン グ パー ト ナ配信チャ ネル に送信し ます。  ワー ク フ ロー テンプレー ト のプ ロパテ ィ は、 ワー ク フ ローが実装する PIP と ロールを示し ます。  ワー ク フ ロー イベン ト は、 B2B エンジン またはプ ラ イ ベー ト ワー ク フ ロー ア ク シ ョ ンに よ って送信さ れる RosettaNet メ ッ セージを待機し ます。 次の図は、 WebLogic Integration がどの よ う に RosettaNet の電子ビ ジネス プ ロセ ス標準をサポー ト する かを示し ます。

(14)

1-1 WebLogic Integration RosettaNet アーキテ クチャ

以下の節では、 WebLogic Integration に よ る RosettaNet のサポー ト と 、 図示さ れ てい る コ ンポーネン ト に関する追加情報を提供し ます。

RosettaNet

プロ ト コル

レ イヤ

RosettaNet プ ロ ト コル レ イ ヤに よ り 、 転送、 メ ッ セージ パ ッ ケージング、 およ びセキ ュ リ テ ィ に関する RNIF 1.1 および RNIF 2.0 の仕様に従い、 イ ン ターネ ッ ト を通じ て メ ッ セージ を送受信する こ と が可能にな り ます。

PIP

テンプレー ト

RosettaNet PIP は、 ト レーデ ィ ング パー ト ナが E ビジネ ス ト ラ ンザ ク シ ョ ンの実 行中に参加する、 パブ リ ッ ク プ ロ セ ス を定義し ます。 た と えば PIP 3A2 は、 顧 客 ト レーデ ィ ング パー ト ナが製品サプ ラ イ ヤ ト レーデ ィ ン グ パー ト ナ と 共に実 行し て、 顧客が購入を希望し、 製品サプ ラ イ ヤが販売を希望する商品の価格 と 在 庫に関する情報を取得するプ ロ セ ス を定義し ます。 PIP に参加し てい る ト レー デ ィ ング パー ト ナは、 PIP 内でその ト レーデ ィ ング パー ト ナの ロールに よ っ て

(15)

RosettaNet アーキ テ ク チ ャ 定義 さ れているパブ リ ッ ク プ ロ セ ス を実装する必要があ り ます。 ま た、 内部シ ス テ ムを、 プ ラ イベー ト プロ セ スおよびワー ク フ ロー と 同様に、 パブ リ ッ ク プ ロ セ スに接続する必要があ り ます。

WebLogic Integration によ って提供さ れた RosettaNet のサポー ト の主な特長は、 ト レーデ ィ ン グ パー ト ナが PIP の実装に使用でき る、 ワー ク フ ロー PIP テンプ レー ト のセ ッ ト です。 テンプレー ト のセ ッ ト は、 次の PIP について定義さ れてい ます。  PIP0A1: 障害通知  PIP3A2: 価格 と 在庫に関する ク エ リ 各 PIP ロール と RosettaNet バージ ョ ン用のテンプレー ト は、次のデ ィ レ ク ト リ に 格納 さ れています。 WLI_HOME\lib\templates\rosettanet

こ の場合、WLI_HOMEは WebLogic Integration を イ ン ス ト ールし た場所を表し ま

す。

こ れ ら の PIP およびその他の PIP に関する詳細については、RosettaNet の Web サ イ ト http://www.rosettanet.orgを参照し て く だ さ い。 WebLogic Integration

の こ の リ リ ースで提供 さ れる RosettaNet PIP の詳細については、 第 3 章 「RosettaNet PIP テンプレー ト 」 を参照し て く だ さ い。

ワーク フ ロー定義

RosettaNet PIP を実装する ワーク フ ローは、 簡単に言えば特殊な協調的ワー ク フ ローです。 B2B プ ラ グ イ ンに よ り 提供 さ れる拡張機能を備えた Studio が、 任意 の協調的ワーク フ ローの作成に使用さ れる の と 同じ よ う に、 RosettaNet PIP を実 装する ワー ク フ ローの開発に使用さ れます。 協調的ワーク フ ローを作成する ため の Studio の使用に関する一般的な情報については、 『B2B Integration ワー ク フ ローの作成』 を参照し て く だ さ い。 RosettaNet PIP の開発に特有の情報は、 第 2 章 「RosettaNet での ワーク フ ローの使用」 に記載さ れています。

(16)

デジ タル署名

WebLogic Integration には、 RSA CertJ ツールキ ッ ト に基づ く 、 すぐ に使え るデジ タル署名の実装が含まれます。 デジ タル署名の実装およびコ ン フ ィ グレーシ ョ ン の詳細については、 『B2B Integration セキ ュ リ テ ィ の実装』 を参照し て く だ さ い。 WebLogic Integration はま た、 RosettaNet のセキ ュ リ テ ィ 機能を例示する サンプ ル アプ リ ケーシ ョ ン を提供し ています。 こ のサンプルについては、 『B2B Integration サンプルの使い方』 の 「RosettaNet 2.0 Security サンプル」 を参照し て

く だ さ い。

メ ッ セージ検証

RosettaNet PIP 定義には、 PIP で交換さ れる メ ッ セージの詳細な検証規則が含ま れます。 こ れら の規則は、 XML 文書型定義 (DTD) 内で表現 さ れる検証 と 比べ る と 、 著し く 厳格です。

必要な検証規則は、 XML ス キーマ ド キ ュ メ ン ト (XSD) で表現さ れます。 こ れ ら の ド キ ュ メ ン ト は、 WebLogic Integration に付属の PIP テンプレー ト に含まれ ています。 メ ッ セージ検証の詳細については、 第 2 章 「RosettaNet での ワー ク フ ローの使用」 を参照し て く だ さ い。

WebLogic Integration 2.1 および WebLogic Integration 2.1 SP1 の検証のス キーマ は、 W3C (World Wide Web Consortium) XSD (2000 XML Schema Definitions) ス キーマに基づき ます。 WebLogic Integration 7.0 の検証のス キーマは、 W3C (World Wide Web Consortium) XSD (2001 XML Schema Definitions) ス キーマに基 づき ます。 詳細については、 『WebLogic Integration 移行ガ イ ド』 の 「移行に関す る その他の ト ピ ッ ク」 にあ る 「RosettaNet ス キーマの変更点 」 を参照し て く だ さ い。

RosettaNet

サンプル

BEA RosettaNet 2.0 のセキ ュ リ テ ィ サンプルは、 ワー ク フ ローを使用する RosettaNet 2.0 PIP の実装に、 WebLogic Integtration を どの よ う に使用でき るかを 示し ます。 特に、 RosettaNet 2.0 PIP 3A2 標準に準拠する ビ ジネ ス メ ッ セージ を

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RosettaNet アーキ テ ク チ ャ 交換する 2 社の ト レーデ ィ ン グ パー ト ナを示し ています。 こ のサンプルの実行 については、 『B2B Integration サンプルの使い方』 の 「RosettaNet 2.0 Security サ ンプル」 を参照し て く だ さ い。

こ の リ リ ースで使用で き る サンプルが追加 さ れた場合は、次の URL にあ る BEA dev2dev Online サ イ ト にポ ス ト さ れます。

http://dev2dev.bea.com

サポー ト されないアイ テム

RosettaNet 関連機能の う ちい く つかは、 WebLogic Integration の こ の リ リ ースで はサポー ト さ れてい ません。  RNIF 2.0 に よ る SMTP 転送の使用 HTTP 転送に著し く 偏向し ている も のの、 RNIF 2.0 は転送に依存し てはおら ず、 SMTP 転送の使用例を示す ド キ ュ メ ン ト が含まれてい ます。 WebLogic Integration は HTTP および HTTPS 転送をサポー ト し ていますが、 SMTP は サポー ト し ていません。  ハブ仲介に よ る メ ッ セージ ング

WebLogic Integration は、 RosettaNet ピ ア ツー ピ ア メ ッ セージン グ モデル のみをサポー ト し ています。 RosettaNet ハブ配信チャ ネルが、 RosettaNet ト レーデ ィ ング パー ト ナ ピ ア間の仲介機能 と し て コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン さ れ てい る、 ハブ仲介モデルはサポー ト さ れていません。

(18)

RosettaNet

の管理

WebLogic Integration では、 ト レーデ ィ ング パー ト ナ定義、 対話定義、 およびコ ラ ボ レーシ ョ ン アグ リ ー メ ン ト が、 ト レーデ ィ ング パー ト ナ間におけ る メ ッ セージ交換の実装に必要 と さ れ るユーザ定義要素 と なっ てい ます。 こ れ ら の要素を コ ン フ ィ グ レーシ ョ ンおよびモニ タする ための B2B Console の使 用については、 『B2B Integration 管理ガ イ ド 』 および状況依存の B2B Console オ ン ラ イ ン ヘルプを参照し て く だ さ い。 RosettaNet のサンプル コ ン フ ィ グ レー シ ョ ンは、 『B2B Integration 管理ガ イ ド 』 の 「RosettaNet アプ リ ケーシ ョ ン」 で 説明さ れています。

注意: 『 B2B Integration Administration Console オン ラ イ ン ヘルプ』 も、 WebLogic Integration 製品マニ ュ アルに含まれてい ます。

RosettaNet

セキュ リ テ ィ のコ ン フ ィ グレー

シ ョ ン

以下の節では、 RosettaNet ビ ジネ ス プ ロ ト コルのためのセキ ュ リ テ ィ のコ ン フ ィ グ レーシ ョ ン方法について説明し ます。  SSL およびデジ タル署名の コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン  メ ッ セージの暗号化

SSL

およびデジ タル署名のコ ン フ ィ グレーシ ョ ン

RosettaNet の SSL およびデジ タル署名は、 両方 と も B2B Console に よ っ て コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン さ れます。 SSL およびデジ タル署名の コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン の詳細については、 『B2B Integration セキ ュ リ テ ィ の実装』、 『B2B Integration

(19)

環境の設定

Administration Console オン ラ イ ン ヘルプ』、 および 『WebLogic Server 管理者ガ イ ド 』 を参照し て く だ さ い。 『WebLogic Server 管理者ガ イ ド』 は、 次の URL で ダウ ン ロー ド で き ます。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/adminguide/index.html

メ ッ セージの暗号化

RosettaNet Implementation Framework 2.0 は、 RosettaNet フ レーム ワー ク全体に、 新し いセキ ュ リ テ ィ オプシ ョ ン を導入し ます。 RNIF 1.1 と 違い、 RNIF 2.0 では 次の 3 つのレベルの 1 つにおいて、 メ ッ セージ を暗号化で き ます。  な し-暗号化は行われな ません。  ペイ ロー ド -サービ ス コ ンテン ツ と すべての添付フ ァ イルが暗号化 さ れま す。  ペイ ロー ド 全体-サービ ス ヘ ッ ダ、 サービ ス コ ンテ ン ツ、 および添付フ ァ イ ルがすべて暗号化 さ れます。

暗号化オプシ ョ ンは、 WebLogic Integration B2B Console でコ ン フ ィ グ レーシ ョ ンでき ます。 暗号化オプシ ョ ンの詳細については、 『B2B Integration セキ ュ リ テ ィ の実装』 の 「セキ ュ リ テ ィ の コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン」 に記載の 「 メ ッ セージ 暗号化のコ ン フ ィ グ レーシ ョ ン」 を参照し て く だ さ い。

環境の設定

ド メ イ ンで RosettaNet メ ッ セージ ング をサポー ト する ためには、 次の作業が必 要です。  WLI_HOME/lib/dtd/rosettanetデ ィ レ ク ト リ か ら ド メ イ ンのデ ィ レ ク ト リ へ、 文書型定義 (DTD) を コ ピーし ます。 た と えば、 ド メ イ ン を c:\bea\user_projects\mydomainデ ィ レ ク ト リ に作 成し た場合は、WLI_HOME/lib/dtd/rosettanetデ ィ レ ク ト リ か ら c:\bea\user_projects\mydomainデ ィ レ ク ト リ へ DTD を コ ピーし ます。

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 DOMAIN_HOMEド メ イ ン デ ィ レ ク ト リ の下に、 「schemas」 と い う 名前のデ ィ レ ク ト リ を作成し ます (DOMAIN_HOME デ ィ レ ク ト リ は ド メ イ ン名を含む、 ド メ イ ン デ ィ レ ク ト リ の完全パス名です)。 WLI_HOME/lib/xmlschema/rosettanetデ ィ レ ク ト リ 内のフ ァ イ ルを、 新規 作成し た DOMAIN_HOME/schemasデ ィ レ ク ト リ に コ ピーし ます。 た と えば、 ド メ イ ンを c:\bea\user_projects\mydomainデ ィ レ ク ト リ に作 成し た場合は、c:\bea\user_projects\mydomain\schemasデ ィ レ ク ト リ を 作成し、 次に WLI_HOME/lib/xmlschema/rosettanetデ ィ レ ク ト リ のフ ァ イルを c:\bea\user_projects\mydomain\schemasデ ィ レ ク ト リ に コ ピー し ます。 ド メ イ ンのルー ト デ ィ レ ク ト リ を変更すれば、 WebLogic Integration が DTD やス キーマを参照する ためのデフ ォル ト デ ィ レ ク ト リ を変更する こ と ができ ます。 詳細については、 『WebLogic Integration の起動、 停止およびカ ス タ マ イ ズ』 の 「WebLogic Integration のカ ス タ マ イ ズ」 にあ る 「ド メ イ ンのルー ト デ ィ レ ク ト リ 」 を参照し て く だ さ い。

RosettaNet

ワーク フ ローの移行

お使いのアプ リ ケーシ ョ ンに WebLogic Integration 2.1 ま たは WebLogic Integration ServicePack1 を使用し て開発さ れた ワーク フ ローが含まれてい る場 合、 どち ら も RosettaNet プロ ト コルを実装する ため、 WebLogic Integration 7.0 で アプ リ ケーシ ョ ン を実行する にはまずワーク フ ローの変更が必要にな り ます。 ま た、 非同期 メ ッ セージのサポー ト に も、 こ れ ら の変更が必要です。 詳細な情報に ついては、 『WebLogic Integration 移行ガ イ ド 』 の 「WebLogic Integration 2.1 ま た は WebLogic Integration 2.1 か ら WebLogic Integration 7.0 への移行」 にあ る 「手 順 10. RosettaNet ワーク フ ローの移行」 を参照し て く だ さ い。

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2

RosettaNet

でのワーク フ ローの

使用

以下の節では、 RosettaNet Partner Interface Process (PIP) を実装する ワー ク フ ロー の開発方法について説明し ます。  RosettaNet の理解  PIP ワーク フ ロー イ ン ス タ ン スの理解  は じ めに  パブ リ ッ ク ワーク フ ロー と プ ラ イベー ト ワーク フ ローの調整  RosettaNet ワー ク フ ロー変数  RosettaNet メ ッ セージの受信  RosettaNet メ ッ セージの送信  メ ッ セージの検証  メ ッ セージ添付フ ァ イ ル

こ の章の手順説明では、 WebLogic Integration Studio で表示 さ れる ワー ク フ ロー 図に説明し ています。 ワー ク フ ロー ダ イ アグ ラ ムにア ク セ スするには、

『WebLogic Integration の起動、 停止およびカ ス タ マ イ ズ』 の 「WebLogic Integration 管理ツール と 設計ツール」 にあ る 「Studio の起動」 の説明に従っ て

Studio を起動し ます。 B2B アプ リ ケーシ ョ ンで使用する協調的ワー ク フ ローの 定義の詳細については、 『WebLogic Integration の起動、 停止およびカ ス タ マ イ ズ』 を参照し て く だ さ い。

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RosettaNet

の理解

次の RosettaNet マニ ュ アルは、 WebLogic Integration で提供さ れ る RosettaNet の サポー ト を使用し て独自の PIP を実装する場合には、 必読です。 ま た、

RosettaNet PIP 実装サンプルを完全に理解し たい場合に も、 一読をお勧め し ま す。

 WebLogic Integration の起動、 停止およびカ ス タ マ イ ズ

 次のマニ ュ アルは、 RosettaNet Web サ イ ト (http://www.rosettanet.org)

の 「Standards」 セ ク シ ョ ンか ら ダウ ン ロー ド可能です。

 「RosettaNet Implementation Framework v1.1 (RNIF 1.1)」 - RNIF は、 RosettaNet サプ ラ イ チェーンおよび ソ リ ューシ ョ ン パー ト ナが RosettaNet PIP 実行時に協調で き る よ う に設計 さ れた、 オープンな共通 ネ ッ ト ワーク アプ リ ケーシ ョ ン フ レーム ワー ク です。

 「RosettaNet Implementation Framework v2.0 (RNIF 2.0)」

 「RNIF Technical Advisories」 - 「RNIF Technical Advisories」 は、 RNIF 1.1 および RNIF 2.0 への更新および追加情報です。

 「RNIF Technical Recommendations」 - 「Technical Recommendations」 は、 RNIF v1.1 の公開さ れてい るバージ ョ ンではまだ利用でき ない特長や 拡張機能を説明し てい ます。 「Technical Recommendations」 の実装はオプ シ ョ ンです。

 「RNIF Business Signals, Service Header & Preamble」 - RNIF ビ ジネ ス信 号、 サービ ス ヘ ッ ダおよびプ リ アンブルに関する ド キ ュ メ ン ト には、 RNIF ビ ジネ ス信号、 サービ ス ヘ ッ ダ、 およびプ リ ア ンブルのための メ ッ セージ ガ イ ド ラ イ ン と XML 文書型定義 (DTD) が含まれます。

 「Understanding a PIP Blueprint」 - PIP Blueprint のコ ンポーネン ト と 評価 に対する リ フ ァ レ ン ス。 「Standards」 セ ク シ ョ ンの 「Supporting

Documentation」 か ら ダ ウ ン ロー ド でき ます。

 対象 PIP - PIP は、 サプ ラ イ チェーン企業間のビ ジネス プ ロセ ス を定義 する、 特殊なシ ス テム間 XML ベース ダ イ ア ロ グです。 各 PIP には、 RosettaNet Implementation Framework (RNIF) に基づ く 技術仕様、 ビ ジネ ス デ ィ ク シ ョ ナ リ の PIP 専用バージ ョ ン を備えた メ ッ セージ ガ イ ド ラ イ

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PIP ワー ク フ ロ ー イ ン ス タ ン スの理解 ンのマニ ュ アル、 および PIP 専用 メ ッ セージのための XML 文書型定義 (DTD) が含まれます。

PIP

ワーク フ ロー

イ ンス タ ンスの理解

WebLogic Integration は、 標準の RosettaNet PIP をパブ リ ッ ク ワーク フ ロー (協 調的ワーク フ ロー と も言 う ) に よ っ て実装し ます。 プ ラ イベー ト ワーク フ ロー が メ ッ セージの生成や、 メ ッ セージへの応答のためのバ ッ ク エン ド シ ス テムへ の イ ン タ フ ェースに使用さ れる のに対し、 パブ リ ッ ク ワーク フ ローは他の ト レーデ ィ ング パー ト ナに イ ン タ フ ェース を提供し ます。 次の図は、 PIP ワー ク フ ローが ト レーデ ィ ング パー ト ナ間で メ ッ セージを渡すプ ロ セ ス を示し ます。 図2-1 メ ッ セージワーク フ ロー 一般に、 RosettaNet 指向の ワー ク フ ローは、 次の よ う に メ ッ セージを処理し ま す。 1. 顧客のプ ラ イベー ト ワー ク フ ローが、 RosettaNet メ ッ セージ を開始し ます。 データ が取得さ れて RosettaNet メ ッ セージ構造にフ ォーマ ッ ト さ れ、 適切な PIP が決定 さ れ、 メ ッ セージが PIP 内の顧客の ロールを実装するパブ リ ッ ク ワー ク フ ローに転送 さ れます。 2. パブ リ ッ ク ワーク フ ローのプ ロ セ スによ り 、 適切な RosettaNet メ ッ セージが 作成 さ れます。 メ ッ セージは B2B エンジ ン を通じ て PIP 内の製品サプ ラ イ ヤの ロールを実装し ているパブ リ ッ ク ワーク フ ローに送信さ れます。

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3. 製品サプ ラ イ ヤのパブ リ ッ ク ワーク フ ローは メ ッ セージを受信し 、 ヘ ッ ダ情 報を処理し、 次に検証済みの顧客情報 と メ ッ セージ コ ンテ ンツ を適切なプ ラ イベー ト ワーク フ ロー プ ロセ スに渡し ます。 4. 製品サプ ラ イ ヤのプ ラ イベー ト プ ロセ スが、 メ ッ セージ コ ンテン ツ を解決 し、 応答を生成し ます。 応答は RosettaNet メ ッ セージ構造にな る よ う に処理 さ れ、 製品サプ ラ イ ヤのパブ リ ッ ク プ ロ セスに戻さ れます。 5. 製品サプ ラ イ ヤのパブ リ ッ ク プ ロ セ スは RosettaNet 応答 メ ッ セージを作成 し、 B2B エンジン を介し て顧客のパブ リ ッ ク プ ロセ スに送信し ます。 6. 顧客のパブ リ ッ ク プ ロ セ スは応答 メ ッ セージを受信し、 ヘ ッ ダ情報を処理 し、 次に検証済みの製品サプ ラ イ ヤ情報および メ ッ セージ コ ンテン ツ を適切 なプ ラ イ ベー ト プ ロセ スに渡し ます。 7. プ ラ イベー ト プ ロ セス が応答 メ ッ セージの コ ンテン ツ を解決し ます。

はじめに

RosettaNet ワーク フ ローの開発に必要な タ ス ク は、 他の ワー ク フ ローの開発に使 用 さ れる も の と ほぼ同じ ですが、 一部で異な っ ています。 標準的な手順は、 『WebLogic Integration の起動、 停止およびカ ス タ マ イ ズ』 に記載さ れています。 RosettaNet ワーク フ ローを作成する 前に参照し て く だ さ い。

WebLogic Integration には、RosettaNet 1.1 および 2.0 用の PIP0A1 と PIP3A2 がフ ルに実装さ れています。 こ れ ら のテ ンプレー ト は、 追加で PIP ワー ク フ ローを作 成する場合のテンプレー ト ベース と し て役に立ち ます。

こ の節の こ れ以降では、 RosettaNet 固有のワー ク フ ローの作成に関する 問題につ いて説明し ます。

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パブ リ ッ ク ワー ク フ ロ ー と プ ラ イ ベー ト ワー ク フ ロ ーの調整

パブ リ ッ ク

ワーク フ ローと プ ラ イベー ト

ワーク フ ローの調整

WebLogic Integration では、 RosettaNet PIP は B2B エンジ ンを介し ての メ ッ セー ジ交換で ト レーデ ィ ング パー ト ナの ロールを実装するパブ リ ッ ク ワー ク フ ロー です。 こ れ ら の ワー ク フ ローは、 次の処理を行 う プ ラ イベー ト ワー ク フ ロー と 協調し て動作する よ う に設計さ れています。  未加工の ソ ースおよび受信者データの提供  標準 RosettaNet メ ッ セージ本文の形式へのデータの構造化  受信データ の処理  データ を送信するパブ リ ッ ク ワー ク フ ローの開始  プ ラ イ ベー ト アプ リ ケーシ ョ ンへの イ ン タ フ ェースの提供 パブ リ ッ ク ワーク フ ローを開始する ためのプ ラ イベー ト ワーク フ ロー、 ま たは プ ラ イ ベー ト ワー ク フ ローを開始する ためのパブ リ ッ ク ワーク フ ローのコ ン フ ィ グ レーシ ョ ンに必要な手順は、 『WebLogic Integration の起動、 停止およびカ ス タマ イ ズ』 の 「協調的ワーク フ ローの開始」 で説明し ています。

RosettaNet

ワーク フ ロー変数

WebLogic Integration Studio で実装さ れ る RosettaNet ワー ク フ ローが動作する に は、 い く つかのワー ク フ ロー変数が必要です。 こ れ ら の変数の使われ方は、 次の 3 通 り です。  入力変数は、 ワーク フ ローにデータ を受信する ために使用 さ れます。 変数の 内容は、 呼び出し元プ ラ イベー ト ワーク フ ローに よ っ て設定 さ れます。  出力変数は、 ワーク フ ローか らデータ を送信する ために使用さ れます。 完了 時に PIP に よ って作成さ れる内容は、 呼び出し 元ワーク フ ローに戻 さ れま す。

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 シ ス テ ム変数は、 RosettaNet ワー ク フ ローが正し く 動作する ために必要な、 ワーク フ ロー内の類別さ れたデータ を ト ラ ッ キングする のに使用さ れます。 実装さ れてい る PIP ロール と は関係な く 、 RosettaNet ワー ク フ ローはすべて、 シ ス テム変数、 入力変数、 および出力変数か ら な る同じ基本セ ッ ト を含んでいる必 要があ り ます。 以下の節で、 必要な変数を RNIF のバージ ョ ン別に表にま と めて います。  ワーク フ ロー変数表の使用  RNIF 2.0 のワーク フ ロー変数  RNIF 1.1 のワーク フ ロー変数

ワーク フ ロー変数表の使用

各ワー ク フ ロー変数について、 名前 と 型 (boolean、 string、 integer、 xml、 ま た は object) が識別 さ れます。 加えて、 以下の節に示 さ れる よ う に、 変数の使い方 と 説明が記載 さ れてい ます。

使い方

ワーク フ ロー変数は、 次の よ う に使い方別に分類さ れます。  入力-値は必須 こ れ ら の変数の値は、 呼び出し元ワーク フ ローによ って設定する必要があ り ます。  入力-値は省略可能 こ れ ら の変数の値は、 呼び出し元ワーク フ ローによ って指定で き ます。 こ の 値は必須ではあ り ませんが、 変数は存在し てい る必要があ り ます。  出力-値は省略可能 こ れ ら の変数の値は、 ワーク フ ローの終了時に設定でき ます。 こ の値は必須 ではあ り ませんが、 変数は存在し ている必要があ り ます。 出力変数に対する 値は、 必須ではあ り ません。  シ ス テ ム-値は必須 こ れ ら の値は、 B2B エンジンに よ っ て RosettaNet メ ッ セージの生成に使用さ れます。 値は、 呼び出し元ワー ク フ ローに よ っ て指定さ れ るか、 ワーク フ ローの開始 ノ ー ド で割 り 当て られる必要があ り ます。

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RosettaNet ワー ク フ ロ ー変数  シ ス テム-値は省略可能 こ れ ら の値は、 B2B エンジンに よ って RosettaNet メ ッ セージの生成に使用 さ れます。 こ の値は必須ではあ り ませんが、 変数は存在し てい る必要があ り ま す。 こ れ ら のワーク フ ロー変数の使用時に注意すべき重要な点は、 パブ リ ッ ク ワー ク フ ローを開始する と きには、 すべての入力変数が初期化 さ れな く てはな ら ない と い う こ と です。 入力変数の初期化に使用 さ れる値は、 公開や送信の必要はあ り ません。 必須ワー ク フ ロー変数には、NOF パーテ ィ の指定が含まれ ます。 こ れ ら のパーテ ィ が、PIP 例外を処理するト レーデ ィ ン グ パー ト ナです。NOF パーテ ィ は、 元の PIP の参加者であ って も 、 第三者であ っ て も か まい ません。

説明

変数について簡単に説明し ます。 関連のあ る場合、 変数の説明には変数のマ ッ プ 先 と な る RosettaNet オブジ ェ ク ト (RNIF 1.1) ま たは RosettaNet ビジネス メ ッ セージ (RNIF 2.0) の要素が含まれます。 た と えば、 入力変数 GlobalUsageCodeのマ ッ プ先は、 次の と お り です。 ServiceHeader/ProcessControl/GlobalUsageCode こ の場合、 ス ラ ッ シ ュは次の よ う に階層的な要素構造におけ る位置を示し ます。 <ServiceHeader> <ProcessControl> <GlobalUsageCode>Value</GlobalUsageCode> . . . </ProcessControl> . . . </ServiceHeader>

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RNIF 2.0

のワーク フ ロー変数

表 2-1 では、 RNIF 2.0 PIP ワー ク フ ローで必要 と さ れる テンプレー ト 変数につい て説明し ています。 付加的な PIP 固有の入力変数および出力変数も必要な場合が あ り ます。 特定の PIP については、 メ ッ セージ ガ イ ド ラ イ ン と XML 文書型定義 (DTD) を参照し て く だ さ い。 表2-1 RNIF 2.0 のテンプレー ト 変数 名前 型 使い方と説明 actionCode string シ ス テ ム値は必須 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /ActivityControl/MessageControl /Manifest/ServiceContentControl /ActionIdentity/GlobalBusinessActionCode actionCodeVersion string シ ス テ ム値は必須 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /ActivityControl/MessageControl /Manifest/ServiceContentControl /ActionIdentity/VersionIdentifier attachmentDescriptorInput xml 入力値は省略可能 添付フ ァ イル と し て使用 さ れ る フ ァ イルの記述子を含 む。 attachmentDescriptorOutput xml 出力値は省略可能 添付フ ァ イル と し て受信 さ れた可能性のあ るフ ァ イル の記述子を含む。 businessActivityID string シ ス テ ム値は必須 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /ActivityControl /BusinessActivityIdentifier

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RosettaNet ワー ク フ ロ ー変数 DOC_TYPE string シ ス テ ム値は省略可能 XML メ ッ セージの doctype 文字列を含む。 こ の文字列 は、 サービ ス コ ン テ ン ツに doctype 文字列が含まれて いなかっ た場合に、 その コ ンテ ン ツ に挿入 さ れ る 。 exceptionError boolean シ ス テ ム値は省略可能 例外エ ラ ーが発生し たかど う かを示す。 fromDUNS string 入力-値は必須 送信者の DUNS。 ト レーデ ィ ン グ パー ト ナの リ ポジ ト リ 内で定義 さ れた ビジ ネ ス ID と 一致 し てい る 必要があ る 。 マ ッ プ先 : DeliveryHeader /messageSenderIdentification /PartnerIdentification /GlobalBusinessIdentifier ServiceHeader/ProcessControl /KnownInitiatingPartner /PartnerIdentification /GlobalBusinessIdentifier fromLocation string シ ス テ ム値は必須 マ ッ プ先 : DeliveryHeader /messageSenderIdentification /PartnerIdentification /locationID/FreeFormText fromRole string シ ス テ ム値は必須 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /MessageControl/fromRole /GlobalPartnerRoleClassificationCode 表2-1 RNIF 2.0 のテンプレー ト 変数 (続き) 名前 型 使い方と説明

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fromService string シ ス テ ム値は必須 マ ッ プ先 : ServiceHeader /ProcessControl/MessageControl /fromService/GlobalBusinessServiceCode globalUsageCode string 入力値は必須 Test ま たは Production のいずれかに設定 さ れ る。 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /GlobalUsageCode gotMessage string シ ス テ ム値は必須 RosettaNet メ ッ セージが受信 さ れたかど う か を示す。 メ ッ セージが受信 さ れた場合は True。 タ イ ム ア ウ ト が発生し た場合は False。 isSignal boolean シ ス テ ム値は省略可能 信号が受信 さ れたかど う かを示す。 messageCode integer シ ス テ ム値は省略可能 メ ッ セージ送信に よ って返 さ れた コ ー ド を含む。 messageTrackingId string シ ス テ ム値は省略可能 PIP0A1 通知のための メ ッ セージ コ ン テ ン ツ にデータ を 入れ るために使用 さ れ る メ ッ セージ ID。 NOFParty1 string 入力値は必須

PIP Failure Notifier ロ ールのパーテ ィ 名。Notification of Failure Error プ ロ セ ス (PIP0A1) を開始する ために使 用 さ れ る 。

NOFParty2 string 入力値は必須

PIP Failure Report Administrator ロ ールのパーテ ィ 名。 Notification of Failure Error プ ロ セ ス (PIP0A1) を開始 するために使用 さ れ る。

2-1 RNIF 2.0 のテンプレー ト 変数 (続き)

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RosettaNet ワー ク フ ロ ー変数 PIP string シ ス テ ム値は必須 対話名に一致し てい る必要があ る。 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /pipCode/GlobalProcessCode PIPInput xml 入力値は必須 メ ッ セージのサービ ス コ ン テ ン ツ。 PIPOutput xml 出力値は省略可能 受信し た メ ッ セージのサービ ス コ ン テ ン ツ。 PIPVersion string シ ス テ ム値は必須 対話のバージ ョ ンに一致 し てい る必要があ る。 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /pipVersion/VersionIdentifier reason string シ ス テ ム値は省略可能 ワー ク フ ロ ーの終了理由を含む。 retryCount integer シ ス テ ム値は必須 再試行回数を保存するカ ウ ン タ。 rnProcessInstanceId string シ ス テ ム値は省略可能

PIP イ ン ス タ ン ス のプ ロ セ ス ID。0A1 通知のための メ ッ セージ コ ン テ ン ツ にデータ を入れ る ために使用 さ れ る 。 rnSystem object シ ス テ ム値は省略可能 アプ リ ケーシ ョ ンのデー タ状態を保持するために内部 で使用 さ れ る オブジ ェ ク ト 。2-23 ページの 「統合 さ れ た rnSystem 変数」 を参照。 SERVICE_CONTENT_SCHEMA string シ ス テ ム値は必須 照 ら し 合わせてサービ ス コ ン テ ン ツ を検証す る ための XSD ス キーマの名前を含む。 表2-1 RNIF 2.0 のテンプレー ト 変数 (続き) 名前 型 使い方と説明

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timeStamp string シ ス テ ム値は省略可能 再試行のカ ウ ン ト が 1 であ っ た場合 (すなわち、 初め て行われた再試行の場合)、 タ イ ム ス タ ンプは内部で生 成 さ れ る 。 マ ッ プ先 : DeliveryHeader/messageDateTime /DateTimeStamp toDUNS string 入力値は必須 受信者の DUNS。 ト レーデ ィ ン グ パー ト ナの リ ポジ ト リ 内で定義 さ れたビ ジネ ス ID と 一致し てい る必要があ る 。 マ ッ プ先 : DeliveryHeader /messageReceiverIdentification /PartnerIdentification /GlobalBusinessIdentifier toLocation string 入力値は必須 マ ッ プ先 : DeliveryHeader /messageReceiverIdentification /PartnerIdentification /locationID/FreeFormText toRole string シ ス テ ム値は必須 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /MessageControl/toRole /GlobalPartnerRoleClassificationCode toService string シ ス テ ム値は必須 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /MessageControl/toService /GlobalBusinessServiceCode 表2-1 RNIF 2.0 のテンプレー ト 変数 (続き) 名前 型 使い方と説明

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RosettaNet ワー ク フ ロ ー変数 useDTDValidation boolean シ ス テ ム値は省略可能 True に設定 し た場合、XSD ではな く DTD 検証が使用 さ れ る 。False に設定 し た場合ま たは変数が存在 し ない 場合、 検証には XSD ス キーマが使用 さ れ る 。 そ も そ も 検証を実行するかど う かは、 validateServiceContent およ び validateServiceHeader の値に応 じ て決定 さ れ る。 validateServiceContent boolean 入力値は必須 サービ ス コ ン テ ン ツ を ス キーマに照 ら し合わせて検証 する必要があ る かど う かを示すフ ラ グ。 True -検証は必要 False -検証は不要 validateServiceHeader boolean 入力値は必須 サービ ス ヘ ッ ダを ス キーマに照 ら し合わせて検証する 必要があ るかど う かを示すフ ラ グ。 True -検証は必要 False -検証は不要 validationError boolean シ ス テ ム値は省略可能 検証結果を示す。 表2-1 RNIF 2.0 のテンプレー ト 変数 (続き) 名前 型 使い方と説明

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RNIF 1.1

のワーク フ ロー変数

表 2-2 では、 RNIF 1.1 PIP ワー ク フ ローのテ ンプレー ト 変数について説明し てい ます。 付加的な PIP 固有の入力変数および出力変数も必要な場合があ り ます。 特 定の PIP については、 メ ッ セージ ガ イ ド ラ イ ン と XML 文書型定義 (DTD) を参 照し て く だ さ い。 表2-2 RNIF 1.1 のテンプレー ト 変数 名前 型 使い方と説明 actionCode string シ ス テ ム値は必須 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /TransactionControl/ActionControl /ActionIdentity/GlobalBusinessActionCode actionCodeVersion string シ ス テ ム値は必須 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /TransactionControl /ActionControl/ActionIdentity /VersionIdentifier attachmentDescriptorI nput xml 入力値は省略可能 添付フ ァ イ ル と し て使用 さ れ る フ ァ イ ルの記述子。 attachmentDescriptorO utput xml 出力値は省略可能 添付フ ァ イ ル と し て受信 さ れた可能性のあ るフ ァ イ ルの記述 子を含む。 businessActivityID string シ ス テ ム値は必須 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /ProcessIdentity /GlobalProcessCode

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RosettaNet ワー ク フ ロ ー変数 DOC_TYPE string シ ス テ ム値は省略可能 XML メ ッ セージの doctype 文字列を含む。 こ の文字列は、 サービ ス コ ン テ ン ツ に doctype 文字列が含まれていなかった 場合に、 その コ ンテ ン ツ に挿入 さ れ る 。 docId string シ ス テ ム値は省略可能 確認応答 メ ッ セージの作成に使用 さ れ る。 マ ッ プ先 : ReceiptAcknowledgement/ receivedDocumentIdentifier /ProprietaryDocumentIdentifierReceiptAcknowledg mentException /theOffendingDocumentIdentifier /ProprietaryDocumentIdentifierException /theOffendingDocumentIdentifier /ProprietaryDocumentIdentifier exceptionError boolean シ ス テ ム値は省略可能 例外エ ラ ーが発生 し たかど う かを示す。 fromClass string シ ス テ ム値は必須 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /TransactionControl/ActionControl /PartnerRoute/fromPartner/PartnerDescription /GlobalPartnerClassificationCode ServiceHeader/ProcessControl /TransactionControl/SignalControl /PartnerRoute/fromPartner/PartnerDescription /GlobalPartnerClassificationCode fromContactName string 入力値は必須 「Notification of Error」 メ ッ セージのための XML コ ン テ ン ツ を構成するために使用 さ れ る。 表2-2 RNIF 1.1 のテンプレー ト 変数 (続き) 名前 型 使い方と説明

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fromDUNS string 入力値は必須 送信者の DUNS。 ト レーデ ィ ン グ パー ト ナの リ ポジ ト リ 内 で定義 さ れた ビジ ネ ス ID と 一致 し てい る必要があ る。 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /TransactionControl/ActionControl /PartnerRoute/fromPartner /PartnerDescription/BusinessDescription /GlobalBusinessIdentifierServiceHeader /ProcessControl/TransactionControl /SignalControl/PartnerRoute /fromPartner/PartnerDescription /BusinessDescription/GlobalBusinessIdentifier fromEmailAddress string 入力値は必須 「Notification of Error」 メ ッ セージのための XML コ ン テ ン ツ を構成するために使用 さ れ る。 送信者の電子 メ ール ア ド レ ス 。 fromPhone string 入力値は必須 「Notification of Error」 メ ッ セージのための XML コ ン テ ン ツ を構成するために使用 さ れ る。 送信者の電話番号。 fromRole string シ ス テ ム値は必須 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /TransactionControl/PartnerRoleRoute /fromRole/PartnerRoleDescription /GlobalPartnerRoleClassificationCode fromService string シ ス テ ム値は必須 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /ServiceRoute/fromService /BusinessServiceDescription /GlobalBusinessServiceCode 表2-2 RNIF 1.1 のテンプレー ト 変数 (続き) 名前 型 使い方と説明

(37)

RosettaNet ワー ク フ ロ ー変数 fromSupplychain string 入力値は必須 メ ッ セージ確認応答の作成に使用 さ れ る。 マ ッ プ先 : ReceiptAcknowledgement /fromRole/PartnerRoleDescription /PartnerDescription/BusinessDescription /GlobalSupplyChainCode ReceiptAcknowledgmentException /fromRole/PartnerRoleDescription /PartnerDescription/BusinessDescription /GlobalSupplyChainCode Exception/fromRole /PartnerRoleDescription/PartnerDescription /BusinessDescription/GlobalSupplyChainCode functionCode string シ ス テ ム値は必須 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /TransactionControl/ActionControl /GlobalDocumentFunctionCode globalUsageCode string 入力値は必須 Test ま たは Production のいずれかに設定 さ れ る。 マ ッ プ先 : Preamble/GlobalUsageCode gotMessage string シ ス テ ム値は必須 RosettaNet メ ッ セージが受信 さ れたかど う か を示す。 True - メ ッ セージは受信 さ れた。 False - タ イ ム ア ウ ト が発生 し た。 isSignal boolean シ ス テ ム値は省略可能 信号が受信 さ れたかど う かを示す。 messageCode integer シ ス テ ム値は省略可能 メ ッ セージ送信に よ って返 さ れた コ ー ド を含む。 表2-2 RNIF 1.1 のテンプレー ト 変数 (続き) 名前 型 使い方と説明

(38)

messageTrackingId string シ ス テ ム値は省略可能

PIP0A1 通知のための メ ッ セージ コ ン テ ン ツにデー タ を入れ るために使用 さ れ る メ ッ セージ ID。

NOFParty1 string 入力値は必須

PIP Failure Notifier ロールのパーテ ィ 名。Notification of Failure Error (PIP0A1) を開始す るために使用 さ れ る。

NOFParty2 string 入力値は必須

PIP Failure Report Administrator ロールのパーテ ィ 名。 Notification of Failure Error (PIP0A1) を開始す るために使用 さ れ る 。 PIP string シ ス テ ム値は必須 対話名に一致し てい る必要があ る。 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /ProcessIdentity/GlobalProcessIndicatorCode PIPInput xml 入力値は必須 メ ッ セージのサービ ス コ ン テ ン ツ。 PIPOutput xml 出力値は省略可能 受信し た メ ッ セージのサービ ス コ ン テ ン ツ。 PIPVersion string シ ス テ ム値は必須 対話のバージ ョ ンに一致 し てい る必要があ る。 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /ProcessIdentity/VersionIdentifier reason string シ ス テ ム値は省略可能 ワー ク フ ロ ーの終了理由を含む。 retryCount integer シ ス テ ム値は必須 再試行回数を保存するカ ウ ン タ。 表2-2 RNIF 1.1 のテンプレー ト 変数 (続き) 名前 型 使い方と説明

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RosettaNet ワー ク フ ロ ー変数

rnProcessInstanceId string シ ス テ ム値は省略可能

PIP イ ン ス タ ン ス のプ ロ セ ス ID。0A1 通知のための メ ッ セー ジ コ ン テ ン ツにデー タ を入れ る ために使用 さ れ る。 rnSystem object シ ス テ ム値は省略可能 アプ リ ケーシ ョ ンのデータ 状態を保持するために内部で使用 さ れ るオブジ ェ ク ト 。 「2-23 ページの 「統合 さ れた rnSystem 変数」」 を参照。 SERVICE_CONTENT_SCHEM A string シ ス テ ム値は必須 照ら し合わせてサービ ス コ ン テ ン ツ を検証する ための XSD ス キーマの名前を含む。 timeStamp string シ ス テ ム値は省略可能 マ ッ プ先 : ReceiptAcknowledgement /receivedDocumentDateTime/DateTimeStamp ReceiptAcknowledgmentException /theOffendingDocumentDateTime /DateTimeStamp Exception/theOffendingDocumentDateTime /DateTimeStamp toClass string シ ス テ ム値は必須 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /TransactionControl/ActionControl /PartnerRoute/toPartner/PartnerDescription /GlobalPartnerClassificationCode ServiceHeader/ProcessControl /TransactionControl/SignalControl /PartnerRoute/toPartner/PartnerDescription /GlobalPartnerClassificationCode 表2-2 RNIF 1.1 のテンプレー ト 変数 (続き) 名前 型 使い方と説明

(40)

toDUNS string 入力値は必須 受信者の DUNS。 ト レーデ ィ ン グ パー ト ナの リ ポジ ト リ 内 で定義 さ れた ビジ ネ ス ID と 一致 し てい る必要があ る。 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /TransactionControl/ActionControl /PartnerRoute/toPartner/PartnerDescription /BusinessDescription /GlobalBusinessIdentifier ServiceHeader/ProcessControl /TransactionControl/SignalControl /PartnerRoute/toPartner /PartnerDescription/BusinessDescription /GlobalBusinessIdentifier toRole string シ ス テ ム値は必須 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /TransactionControl/PartnerRoleRoute /toRole/PartnerRoleDescription /GlobalPartnerRoleClassificationCode toService string シ ス テ ム値は必須 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /ServiceRoute/toService /BusinessServiceDescription /GlobalBusinessServiceCode 表2-2 RNIF 1.1 のテンプレー ト 変数 (続き) 名前 型 使い方と説明

(41)

RosettaNet ワー ク フ ロ ー変数 toSupplyChain string 入力値は必須 メ ッ セージ確認応答の作成に使用 さ れ る。 マ ッ プ先 : ReceiptAcknowledgement/toRole /PartnerRoleDescription/PartnerDescription /BusinessDescription/GlobalSupplyChainCode ReceiptAcknowledgmentException/toRole /PartnerRoleDescription /PartnerDescription/BusinessDescription /GlobalSupplyChainCode Exception/toRole/PartnerRoleDescription /PartnerDescription /BusinessDescription/GlobalSupplyChainCode transactionCode string シ ス テ ム値は必須 マ ッ プ先 : ServiceHeader/ProcessControl /TransactionControl/TransactionIdentity /GlobalTransactionCode useDTDValidation boolean シ ス テ ム値は省略可能 True に設定し た場合、XSD ではな く DTD 検証が使用 さ れ る 。False に設定 し た場合ま たは変数が存在 し ない場合、 検 証には XSD ス キーマが使用 さ れ る。 そ も そ も 検証を実行す るかど う かは、validateServiceContent お よび validateServiceHeader の値に応 じ て決定 さ れ る。 validateServiceConten t boolean 入力値は必須 サービ ス コ ン テ ン ツ を ス キーマに照 ら し合わせて検証す る 必要があ るかど う かを示すフ ラ グ。 True -検証は必要 False -検証は不要 表2-2 RNIF 1.1 のテンプレー ト 変数 (続き) 名前 型 使い方と説明

(42)

validateServiceHeader boolean 入力値は必須 サービ ス ヘ ッ ダを ス キーマに照 ら し合わせて検証する必要 があ るかど う かを示すフ ラ グ。 True -検証は必要 False -検証は不要 validationError boolean シ ス テ ム値は省略可能 検証結果を示す。 表2-2 RNIF 1.1 のテンプレー ト 変数 (続き) 名前 型 使い方と説明

(43)

統合 さ れた rnSystem 変数

統合された

rnSystem

変数

WebLogic Integration 2.0 では、 次の変数 も必要 と さ れていま し た。 signalCode signalCodeVersion inReplyToActionCode inReplyToMessageId initiatingPartnerDUNS inReplyToActionCodeVersion(RNIF 2.0 のみ) 以降の リ リ ースでは、 こ れら の変数は、 ワー ク フ ロー テンプレー ト 内で公開 さ れてい る シ ス テ ム変数の数を低減する ために、rnSystem と い う 変数 (ワー ク フ ロー変数型 : Java Object) に統合さ れて置き換え られます。

WebLogic Integration 2.0 用に開発さ れた PIP ワー ク フ ローがあれば、 既存の ワー ク フ ロー テ ン プレー ト か ら こ れ ら の変数の呼び出し ま たは定義を削除し て、

rnSystemに置き換え る こ と がで き ます。

RosettaNet

メ ッ セージの受信

WebLogic Integration がサポー ト する RosettaNet メ ッ セージの受信方法には、 開 始 ノ ー ド に よ る もの と 、 イベン ト ノ ー ド に よ る ものの、 2 通 り があ り ます。 どち

ら を使用するかは、 メ ッ セージが受信 さ れる状況によ り ます。

開始 ノ ー ド

WebLogic Collaborate が PIP イ ンス タ ンスに対する メ ッ セージを初めて受信し た と き に、 WebLogic Collaborate が自動的にワー ク フ ローを開始する よ う に、 ワー ク フ ローを コ ン フ ィ グ レーシ ョ ン でき ます。 こ のア ク シ ョ ン を コ ン フ ィ グ レー シ ョ ン する には、 受信し た PIP を開始 ノ ー ド の イベン ト と し て宣言し ます。 受信 する ワーク フ ローが、 受信 さ れる PIP を開始し て、 処理し ます。 例 と し ては、 『WebLogic Integration の起動、 停止およびカ ス タ マ イ ズ』 の 「協調的ワーク フ ローの開始」 にあ る参加者ワー ク フ ローの説明を参照し て く だ さ い。

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PIP3A2 サプ ラ イ ヤ ワー ク フ ロー テ ン プレー ト は、 受信 さ れる メ ッ セージによ っ て開始 さ れる ワー ク フ ロー テンプレー ト 定義の コ ンフ ィ グ レーシ ョ ン方法の一 例です。 こ の例では、 開始イベント は Business Message Event と し て設定さ れて います。 RosettaNet メ ッ セージが受信さ れる と 、 ワーク フ ローが自動的に開始 さ れ、 出力変数 と シ ステ ム変数が設定 さ れます。

イベン ト

ノ ー ド

ワーク フ ローには、 ワー ク フ ロー と 関連付け られた PIP イ ン ス タ ン スに対する メ ッ セージが受信 さ れる と ト リ ガ さ れる イベン ト を入れる こ と がで き ます。 例 と し ては、 『WebLogic Integration の起動、 停止およびカ ス タ マ イ ズ』 の 「協調的 ワーク フ ローの開始」 にあ る開始者ワー ク フ ローの説明を参照し て く だ さ い。

タ イムアウ ト の実装

ワーク フ ローでは、 受信 さ れる RosettaNet メ ッ セージ を待機する オプシ ョ ンの タ イ ムア ウ ト パス を使用で き ます。 ワーク フ ローが送信さ れた メ ッ セージ (た と えば 3A2 カ ス タマ ワーク フ ロー) に対する応答を待機する場合は、 応答を待 機する ための別個の タ イ ムア ウ ト パス を作成する必要があ り ます。 3A2 カ ス タ マ ワーク フ ロー テンプレー ト に示 さ れる こ のパスは、 適切な タ イ ムア ウ ト 期間 に合わせて設定さ れた タ イ マ と 、 停止 ノ ー ド で構成 さ れます。

順不同の信号受信

RNIF 1.1 と RNIF 2.0 では、 信号受信 と 応答について、 異な った標準を定義し て います。 こ れら の異な っ た標準は、 PIP ワーク フ ローによ る メ ッ セージの解決方 法に影響を与え ます。 RNIF 1.1 では、 応答が常に信号の後に来る よ う に指定し ています。 し たがっ て、 信号 / 応答パ ターンは、 次の よ う にな り ます。 1. 開始者→ (要求) →受信者 2. 受信者→ (受信応答確認) →開始者

図 1-1   WebLogic Integration  の  RosettaNet  アーキテ クチャ
表 2-1  RNIF 2.0  のテンプレー ト 変数  ( 続き )
図 2-2   RosettaNet  メ ッ セージの送信に使用されるワーク フ ロー ノ ー ド
図 2-3   B2B Integration  アク シ ョ ン
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参照

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