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2018 年度薬理学各論本試験 適当な答えを a~e から 1 つずつ選び をつけなさい ( 各 2 点 ) (1) ニコチン受容体とは結合しない薬物はどれか a. ジスチグミン b. ロクロニウム c. サクシニルコリン d. デカメトニウム e. ヘキサメトニウム (2) アトロピンの作用として

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2018 年度 薬理学各論 本試験

適当な答えを a~e から 1 つずつ選び、○をつけなさい。(各 2 点) (1) ニコチン受容体とは結合しない薬物はどれか。 a. ジスチグミン b. ロクロニウム c. サクシニルコリン d. デカメトニウム e. ヘキサメトニウム (2) アトロピンの作用として生じるものはどれか。 ① 発汗の減少による体温の上昇 ② 気道分泌物の減少 ③ 腸管麻痺の改善 ④ 徐脈 ⑤ 毛様体筋麻痺による視力低下 a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (3) アドレナリン受容体作動薬に関する記述として、正しいものはどれか。 ① アドレナリンにはβ2作用がない ② ドブタミンは、急性循環不全の治療に用いる ③ ノルアドレナリンにより末梢血管抵抗が増大し、血圧は上昇する ④ イソプロテレノールにより末梢血管抵抗は低下し、脈拍は増加する ⑤ フェニレフリンは末梢血管抵抗を増大させ、心拍出量を低下させる a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (4) プロプラノロールを用いる疾患(A)と禁忌または慎重投与の疾患(B)の組み合わせで正しいのはどれか。 a A. 脂質異常症 B. 気管支喘息 b A. 頻脈性不整脈 B. 糖尿病 c A. 労作狭心症 B. 緑内障 d A. うっ血性心不全 B. 前立腺肥大症 e A. 片頭痛 B. 甲状腺機能低下症 (5) 局所麻酔薬に関する記述として、正しいものはどれか。 ① 細胞外から電位依存性 Na+チャネルに結合する ② 痛覚神経のみをブロックする性質をもつ ③ 血管収縮薬を併用することで、局所での作用時間を延長できる ④ エステル型はエステラーゼで分解されるため、持続時間が短い ⑤ ラセミ体のブピバカインは心毒性が強い a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (6) 中枢神経系作用薬とその効果の組み合わせとして、誤っているのはどれか。 a. GABAA受容体作動薬 - 抗不安効果 b. オレキシン受容体阻害薬 - 催眠効果 c. ドパミン D2受容体作動薬 - 抗精神病効果 d. セロトニン再取り込み阻害薬 - 抗うつ効果 e. アセチルコリンエステラーゼ阻害薬 - 認知機能改善効果

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(7) 抗精神病薬に関する記述として、正しいのはどれか。 ① 非定型薬は、統合失調症の陰性症状のみに効果を示す ② 定型薬は D2受容体を強く抑制し、陽性症状に強い効果を示す ③ ハロペリドールは効力は高いが、有害反応としてパーキンソン症候群が強く現れやすい ④ MARTA は多くの神経伝達物質の受容体を抑制し、錐体外路症状が現れにくい ⑤ アリピプラゾールは D2受容体のみに作用するため、定型薬に分類される a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (8) 抗うつ薬・気分安定薬とその作用機序の組み合わせとして、正しいのはどれか。 ① リチウム - イノシトールリン脂質代謝阻害、GSK-3 阻害など ② イミプラミン - モノアミン再取り込み阻害+H1・M1・α1受容体阻害 ③ フルボキサミン - セロトニン再取り込みの選択的阻害 ④ ミルナシプラン - セロトニンとドパミンの再取り込み阻害 ⑤ パロキセチン - セロトニン受容体の活性化 a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (9) 抗不安薬および催眠薬について、正しい記述はどれか。 ① 短時間作用型バルビツール酸誘導体は、抗不安薬として最もよく用いられる ② ゾルピデムなど非ベンゾジアゼピン系薬の中毒作用は、フルマゼニルで拮抗できない ③ ジアゼパムなどベンゾジアゼピン誘導体の多くは、代謝産物も抗不安作用がある ④ トリアゾラムなど短時間作用型催眠薬は、健忘や異常行動を起こす可能性がある ⑤ ベンゾジアゼピン誘導体とバルビツール酸誘導体の作用機序は、基本的に同じである a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (10) アルツハイマー病及びその治療薬について、正しい記述はどれか。 ① ドネペジルは、中枢神経系のシナプス部でアセチルコリン量を増加する ② メマンチンは、NMDA 受容体を阻害する ③ 中枢神経の酸化ストレスを除去する抗酸化薬が第一選択薬として用いられる ④ アルツハイマー病は早期に発見し治療を開始すると、進行を止めることができる ⑤ 大脳皮質でのアミロイド班形成、タウ蛋白からなる神経原線維変化が原因とされる a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (11) レボドパの薬効を増強する薬物はどれか。 ① ドパミン ② カルビドパ ③ ベンセラジド ④ エンタカポン ⑤ ビタミン B6製剤 a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (12) 薬剤性パーキンソン症候群に有効な薬物はどれか。 ① ビペリデン ② トリヘキシフェニジル ③ スルピリド ④ リスペリドン ⑤ アマンタジン a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤

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(13) 抗てんかん薬に関する記述として、正しいのはどれか。 ① 痙攣重積状態には、ジアゼパムを静注する ② エトスクシミドは、強直間代発作の第 1 選択薬である ③ バルプロ酸は、欠神発作のみに有効性が認められている ④ ラモトリギンは、重篤な皮膚障害を起こすことが知られている ⑤ カルバマゼピンは、複雑部分発作と三叉神経痛の第 1 選択薬である a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (14) 静脈麻酔薬についての記述として、正しいのはどれか。 ① ケタミンには交感神経刺激作用がある ② プロポフォールの小児に対する大量長期投与は禁忌である ③ プロポフォールは蓄積作用が強いため、手術時の麻酔の維持には適さない ④ レミフェンタニルは、長時間作用性の麻薬性鎮痛薬である ⑤ チオペンタールには抗けいれん作用がある a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (15) 吸入麻酔薬についての記述として、正しいのはどれか。 ① 吸入麻酔薬は、血液/ガス分配係数が小さいほど導入が早い ② すべての吸入麻酔薬は、代謝されずに肺から排出される ③ MAC が小さいほど、麻酔作用が弱い ④ 笑気の MAC は非常に大きい ⑤ 揮発性吸入麻酔薬は、悪性高熱症を引き起こしうる a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (16) がん性疼痛の治療に用いられる薬物を、効果の弱いものから強いものへ並べた。正しいのはどれか。 a. トラマドール<オキシコドン<アセトアミノフェン b. トラマドール<アセトアミノフェン<オキシコドン c. オキシコドン<トラマドール<アセトアミノフェン d. オキシコドン<アセトアミノフェン<トラマドール e. アセトアミノフェン<トラマドール<オキシコドン (17) 気管支喘息の治療ガイドラインで、重症度にかかわらず必ず用いるとされている薬はどれか。 a 短時間作用型β2作動薬 b 長時間作用型β2作動薬 c 吸入ステロイド薬 d ロイコトリエン経路阻害薬 e 抗 IgE 抗体 (18) 消化性潰瘍の治療に関する記述として、正しいのはどれか。 ① 消化性潰瘍の主な原因は、ピロリ菌感染と NSAIDs 内服である ② 2 種類の抗菌薬と PPI を 1 週間用いれば、80~90%の症例でピロリ菌除菌に成功する ③ H2受容体拮抗薬は、主に夜間の胃酸分泌を抑制する ④ ボノプラザンの代謝は CYP2C19 の遺伝子多型に影響を受ける ⑤ スクラルファートは、NSAIDs の有害反応として生じる潰瘍に特に有効である a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤

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(19) 消化管疾患・肝胆道疾患の治療薬について、正しい記述はどれか。 ① ラミブジンは、B 型肝炎ウイルスとヒト免疫不全ウイルスに対して増殖阻害作用を示す ② 慢性 C 型肝炎の標準治療は、インターフェロンとリバビリンの併用である ③ サラゾスルファピリジンは、腸内細菌によりアセチルサリチル酸とスルファピリジンに分解される ④ ロペラミドは消化管のオピオイド受容体を刺激して止瀉作用を示す ⑤ アプレピタントは NK1 受容体拮抗薬で、化学療法時の制吐目的に用いる a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (20) 排尿障害治療薬について正しい組み合わせはどれか。 ① プロピベリン - ムスカリン受容体拮抗薬 ② タムスロシン - α1アドレナリン受容体拮抗薬 ③ オキシブチニン - α2アドレナリン受容体作動薬 ④ ソリフェナシン - β1アドレナリン受容体拮抗薬 ⑤ ミラベグロン - β3アドレナリン受容体作動薬 a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (21) 利尿薬について、正しいのはどれか。 a. アセタゾラミドは、近位尿細管における HCO3-の排泄を低下させる b. インダパミドは、ヘンレ係蹄上行脚における Na+/K+/2Cl-共輸送体を阻害する c. フロセミドは、遠位尿細管の Na+/Cl-共輸送体を阻害する d. カンレノ酸は、遠位尿細管終末部から集合管のアルドステロン受容体を遮断する e. トルバプタンは、集合管のバゾプレシン V2受容体を刺激する (22) カルシウム拮抗薬の副作用として、起こりにくいのはどれか。 ① 下痢 ② 房室伝導障害 ③ 頻脈 ④ 浮腫 ⑤ 歯牙着色 a. ① ② b. ① ⑤ c. ② ③ d. ③ ④ e. ④ ⑤ (23) 次の降圧薬のうち、高カリウム血症を起こしやすいものはどれか。 ① プラゾシン ② ニフェジピン ③ エプレレノン ④ カンデサルタン シレキセチル ⑤ ヒドロクロロチアジド a. ① ② b. ① ⑤ c. ② ③ d. ③ ④ e. ④ ⑤ (24) レニン-アンギオテンシン系抑制薬についての記述で、正しいのはどれか。 ① アンギオテンシン受容体拮抗薬(ARB)は AT2受容体も阻害する ② ARB の特徴的な副作用として空咳がある ③ アンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬はキマーゼを阻害しない ④ ACE 阻害薬による降圧効果にはブラジキニンが関与する ⑤ アリスキレンはレニンを直接阻害する a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤

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(25) 狭心症のタイプと治療薬との関係で、適切なものはどれか。 ① 労作狭心症 - フロセミド ② 安静狭心症 - ベラパミル ③ 不安定狭心症 - ニトログリセリン ④ 冠血栓性狭心症 - アスピリン ⑤ 冠攣縮性狭心症 - ビソプロロール a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (26) ニトログリセリンと併用してはならない薬物はどれか。 a アムロジピン b タダラフィル c ロサルタン d ジゴキシン e ジソピラミド (27) 強心薬とその作用機序について、正しい組み合わせはどれか。 ① ジゴキシン - ホスホジエステラーゼ阻害 ② ドパミン - Na+/K+-ATPase 阻害 ③ ドブタミン - β1受容体活性化 ④ ミルリノン - アデニル酸シクラーゼ活性化 ⑤ コルホルシンダロパート - 電位依存性 Ca2+チャネル活性化 (28) 慢性心不全患者の生命予後を改善することが示されている薬はどれか。 ① ジゴキシン ② ピモベンダン ③ カルベジロール ④ エナラプリル ⑤ スピロノラクトン a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (29) 抗不整脈薬のヴォーン・ウィリアムズ分類に一致するものはどれか。 ① Ia 群 - ジソピラミド ② Ib 群 - メキシレチン ③ Ic 群 - アミオダロン ④ III 群 - プロプラノロール ⑤ IV 群 - ベラパミル a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (30) 房室伝導を抑制する薬物はどれか。 ① アトロピン ② ベラパミル ③ ジルチアゼム ④ プロプラノロール ⑤ イソプロテレノール a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤

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(31) 抗血小板薬とその標的分子の組み合わせとして、正しいのはどれか。 ① アスピリン - シクロオキシゲナーゼ(COX)-1 ② サルポグレラート - セロトニン 5-HT2受容体 ③ オザグレル - トロンボキサン A2合成酵素 ④ シロスタゾール - ATP 受容体 P2Y12 ⑤ クロピドグレル - ホスホジエステラーゼ 3 a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (32) 抗凝固薬に関する記述として、正しいのはどれか。 ① ワルファリンの作用はビタミン K により促進される ② ワルファリンの効果は血中濃度でモニターできる ③ ヘパリンの効果は、アンチトロンビン III を介する間接的なものである ④ 直接経口抗凝固薬(DOACs)の効果をモニターする方法は、確立されていない ⑤ DOACs の標的分子は、第 X 因子またはトロンビンである a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (33) 虚血性心疾患の二次予防効果が証明されていない薬物はどれか。 a. アスピリン b. 有機硝酸エステル c. βアドレナリン受容体拮抗薬 d. HMG-CoA 還元酵素阻害薬 e. アンギオテンシン変換酵素阻害薬 (34) インスリン製剤についての記述として、正しいのはどれか。 ① 2 型糖尿病の患者に用いることはほとんどない ② インスリン製剤の違いは、主に薬物動態の違いである ③ 超速効型と持効型は、ヒトインスリンのアナログである ④ 速効型は食前 30 分に、超速効型は食直前に注射する ⑤ 胎児に低血糖が起こるため、妊娠中に用いてはならない a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (35) グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)を介して血糖値を下げる糖尿病治療薬はどれか。 ① エキセナチド ② イプラグリフロジン ③ グリメピリド ④ シタグリプチン ⑤ リラグルチド a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (36) 糖尿病治療薬とその重大な有害反応の組み合わせとして、正しいのはどれか。 a. ビグアナイド系薬 - うっ血性心不全 b. チアゾリジン系薬 - 腸閉塞 c. αグルコシダーゼ阻害薬 - 類天疱瘡 d. DPP-4 阻害薬 - 乳酸アシドーシス e. SGLT2 阻害薬 - ケトアシドーシス

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(37) 各種ホルモン関連薬について、正しい記述はどれか。 ① 甲状腺機能低下症には、T4製剤によるホルモン補充療法を行う ② チアマゾールは効果発現までに数ヶ月かかり、投与中は顆粒球減少症に注意する必要がある ③ 遺伝子組み換え型成長ホルモン製剤は、骨端線閉鎖後の低身長症にも奏功する ④ 中枢性尿崩症の治療に用いられるデスモプレシンは、V1受容体に特異性が高い ⑤ クロミフェンは排卵誘発に用いられるが、多胎妊娠となりやすい a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (38) 脂質異常症治療薬に関する記述として、正しいのはどれか。 a. フィブラート系薬は、PPARγの活性化によりトリグリセリドを低下させる b. オメガ-3 脂肪酸エステル製剤は、コレステロールを選択的に低下させる c. エゼチミブは、腸管内で胆汁酸を吸着することによりコレステロールを低下させる d. 抗 PCSK9 抗体薬は、LDL 受容体を増加させることによりコレステロールを低下させる e. HMG-CoA 還元酵素阻害薬は、LDL 受容体を阻害することによりコレステロールを低下させる (39) 顎骨壊死を起こすことがある骨粗鬆治療薬はどれか。 ① 抗 RANKL 抗体製剤 ② ビスホスホネート系薬 ③ 活性型ビタミン D3製剤 ④ 副甲状腺ホルモン製剤 ⑤ 選択的エストロゲン受容体モジュレーター a. ① ② b. ① ⑤ c. ② ③ d. ③ ④ e. ④ ⑤ (40) 高尿酸血症・痛風治療薬とその標的分子の組み合わせとして、正しいのはどれか。 a コルヒチン - シクロオキシゲナーゼ b プロベネシド - チューブリン c アロプリノール - URAT1 d ベンズブロマロン - 尿酸オキシダーゼ e フェブキソスタット - キサンチンオキシダーゼ (41) ミネラルコルチコイド作用が強いため、アルドステロン分泌障害に用いられるステロイド薬はどれか。 a プレドニゾロン b デキサメタゾン c フルドロコルチゾン d メチルプレドニゾロン e ヒドロコルチゾン (42) アセトアミノフェンについて、正しいのはどれか。 a 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の 1 種である b 中枢性の解熱鎮痛作用とともに、末梢性の抗炎症作用を示す c 妊娠後期には原則として禁忌である d 通常、代謝を受けず尿中に排泄される e CYP2E1 で代謝されると、肝毒性のある NAPQI を生じる

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(43) 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)と併用すると現れやすい相互作用として、正しいものはどれか。 a ニューキノロン系抗菌薬 → けいれん b ワルファリン → 血栓症 c アンギオテンシン変換酵素阻害薬 → 降圧作用増強 d スルホニル尿素系血糖降下薬 → 血糖降下作用減弱 e βアドレナリン受容体拮抗薬 → 心機能抑制 (44) 抗ウイルス薬の説明として、誤っているものはどれか。 a アシクロビルは、単純ヘルペスウイルスの DNA ポリメラーゼを阻害する b ガンシクロビルは、サイトメガロウイルスの DNA ポリメラーゼを阻害する c ラニナミビルは、インフルエンザウイルスの脱殻を阻害する d ジドブジンは、HIV の逆転写酵素を阻害する e インジナビルは、HIV のプロテアーゼを阻害する (45) 細菌と第 1 選択薬の組み合わせとして、正しいのはどれか。 ① 緑膿菌 - アミノグリコシド系抗生物質 ② 百日咳菌 - ペニシリン系抗生物質 ③ 嫌気性菌 - アミノグリコシド系抗生物質 ④ 連鎖球菌 - ペニシリン系抗生物質 ⑤ レジオネラ菌 - マクロライド系抗生物質 a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (46) 肺結核の薬物治療についての記述として、正しいのはどれか。 ① リファンピシン、イソニアジド、エタンブトール、ピラジナミドの併用が一般的である ② 薬物治療は 1 ヶ月程度続ける ③ リファンピシンは主に CYP2C9 を誘導する ④ 多剤併用の目的は耐性菌発生の予防にある ⑤ N-アセチル基転移酵素の遺伝子多型のため、イソニアジドの代謝速度は個人差が大きい a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (47) 抗菌薬とその有害反応の組み合わせとして、正しいものはどれか。 ① ペニシリン系 - 過敏症 ② テトラサイクリン系 - 歯牙着色・骨形成不全 ③ マクロライド系 - 腎障害 ④ グリコペプチド系 - 肝障害 ⑤ ニューキノロン系 - キレート形成による吸収阻害 a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (48) 癌のホルモン療法について、正しいのはどれか。 ① アンドロゲン受容体拮抗薬は、腎障害を起こしやすい ② LHRH 受容体抑制薬は、前立腺癌には無効である ③ LHRH 受容体抑制薬は、閉経前の乳癌に用いられる ④ アロマターゼ阻害薬は、閉経後の乳癌に用いられる ⑤ エストロゲン受容体拮抗薬は、閉経前後に関わらず乳癌治療に用いられる a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤

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(49) 分子標的薬と標的分子の組み合わせとして、正しいのはどれか。 ① イマチニブ - EGF 受容体チロシンキナーゼ ② エルロチニブ - Bcr-Abl チロシンキナーゼ ③ リツキシマブ - CD20 ④ ベバシズマブ - VEGF ⑤ ニボルマブ - PD-1 a. ① ② ③ b. ① ② ⑤ c. ① ④ ⑤ d. ② ③ ④ e. ③ ④ ⑤ (50) イリノテカンを使用したい時、遺伝子多型を調べるべき薬物代謝酵素はどれか。 a. UGT1A1 b. NAT2 c. ALDH2 d. CYP3A4 e. CYP2C19

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