学 位 論 文 容 要 旨
博士 専攻 称 博士 医 学 氏 高橋 恒
学 位 論 文 題
遺残靱 組織温 前十 靱 再建術 け 自家 移植腱 機能再構築 関 生体力学 的 免疫組織学的研究：成羊 用い 検討
(Effects of Ligament Remnant Tissue Preservation on the Tendon Graft after Anterior Cruciate Ligament Reconstruction: Biomechanical and Immunohistological Evaluations
with A Sheep Model)
背景 目的 前十 靭 ACL 損傷 スポ 活動 高頻度 発生 関節 外傷 あ ACL再建術 治療成績 満足 い 術後 移植腱
阻血性壊死 生 そ 後 細胞 潤 強度回復 長期間 要 そ ス ポ 復 長期間 要 ま 後療法中 軽微 外力 再断裂 発生 こ 少
く い さ ACL Mechanoreceptor 自由神経終 在 深部知覚器官
機能 あ 再建靭 い そ 機能 回復 完全 あ 近 こ 問題 解決 従来 除 い 遺残ACL組織 温 ACL再建術 行う術式 注 目 集ま い 遺残組織温 効果 関 基礎的研究 ほ く 大 動物 用い 研究 皆無 あ 研究 目的 成羊ACL再建術 用い ACL遺 残組織 温 自家移植腱 機能再構築 び血管 Mechanoreceptor 再生 え 効 果 生体力学的 免疫組織学的 明 こ あ
対象 方法 動物実験 道大学大学院医学研究 科動物実験舎 動物実験 関 規 定 遵 行 雌成羊サフォ 種44頭 用い 22頭 以 2群 け 全身麻酔 右 ACL 全 作製 I群 遺残組織 除 束ACL再建術 行 II群 ACL 大腿骨付着部 2mm 部位 ス 用い 鋭的 離 遺残 組織 温 移植腱 遺残組織 通 様 ACL再建術 行 移植腱 患側半腱様筋腱 用い 関節60度屈曲位 40N 初期張力 え 大腿骨 骨 強 固 固定 術直後 感染や全身状態 良 発症 症例 く 全例術後 逬以 歩行可能 外固定 行わ 逬間 観察後 牧場 放牧管理 当初 計画
術後4逬 12逬 11頭 群 け 予定 あ 4例 放牧管理中 胃腸炎 死亡 合計40頭 二群 け 各群10頭 術後4逬 12逬
楽死さ 両後 股関節 離断 各群3頭 免疫組織学的評価 各群7頭 生体力学的評価 供 組織学的評価 関 HE染色 移植腱 遺残組織 観察 αS２A 免疫組織 学染色 用い 血管数 数え ま S100-protein免疫組織 学染色 用い Mechanoreceptor数 数え Mechanoreceptor Type I Ruffini
小体 Type II Pacini小体 びType III Golgi腱器官 定 カウン
生体力学的評価 万能力学試験機 用い 術後12逬 い 骨 ③50N 引 出
力 加え ロス 速度20mm/min 荷 変位曲線 大腿骨 対 前方移動距離
剛性 測定 ま 大腿骨‐移植腱‐ 骨複合体 構造特性 評価 術後4逬
12逬 引張試験 ロス 速度50mm/ min 行い 最大破断荷 線形剛性 び
破断伸び 測定 統計学的評価 Student t-testあ い Mann-Whitney U test 用い P値 0.05
結果 (1)外観評価： I群 い 移植腱 中央部 薄い滑 様組織 被覆さ
覆さ 骨 外側顆間隆起 広 骨側付着部 維持さ い 再建靭
断面積 術後4逬 い II群 均40.1 mm
2 I
群 均31.2 mm
2
有意
大 (p=0.0478) (2)組織学的評価： I群 術後4逬 12逬 い い
移植腱 骨付着部 薄い滑 組織 覆わ い 術後4逬 移植腱 ン 線維 走行 整 あ 中央部 無細胞 あ 術後12逬 ン線維 縦走 い 中央部 無細胞領域 残 い II群 術後4逬 12逬 い
い ACL遺残組織 移植腱 被覆 術後4逬 移植腱 遺残組織 接着
十 あ 術後12逬 接着 見 ACL遺残組織 骨側Enthesis 維
持さ 12逬 温 さ い 術後4逬 移植腱 表層 球形あ い 楕 形 核 有 多く 細胞 入 い 中央部 無細胞 あ 12逬
ン線維 縦走 配列 無細胞 ほ 消失 い (3)再建靭 細胞数 血管数： 移植腱 入 細胞数 4逬 I群 均296個 比較 II群
均467個 有意 多 p=0.032 12逬 I群 均779個 II群 均
815個 間 有意差 認 移植腱 入 血管数 4逬 I群
均6個 比較 II群( 均16個) 有意 多 p=0.0034 12逬 I群
均10個 II群( 均13個)間 有意差 認 (4)再建靭
Mechanoreceptor数： I群 移植腱 術後 い 時期 Mechanoreceptor ほ
認 II群 移植腱 術後4逬 均4個 あ 術後12逬
均13個 認 術後4逬 比較 有意 増加 (p=0.0016) こ 数 正
常ACL そ 等 あ 術後12逬 訳 Ruffini小体 5個 Pacini小体1個
正常ACL 様 表層部 認 ま 6個 Golgi腱器官 遺残組織 深部
認 (5)術後 関節 生体力学的評価： 術後12逬 い 骨前後移動距離
屈曲角度30,60, び 重0② い い II群 I群 比較 有意 少
(p=0.0157, p=0.002, p=0.0196) 初期剛性 屈曲角度【0,重0② い II群 I群
比較 有意 高 (p=0.0328, p=0.0369) (6)破断試験 構造特性評価： 破
断試験 い 術後4逬 全 症例 移植腱 骨骨孔 引 い 術 後12逬 全 症例 移植腱中央 破断 術後12逬 均荷 伸び曲線 II群
大腿骨‐移植腱‐ 骨複合体構造特性 I群 勝 傾向 示 最大破断強度 剛性 破断伸び 関 有意差 認
考察 研究 ACL遺残組織温 ACL再建術後 移植腱 え 組織学的 生体力 学的効果 び温 さ 遺残組織自体 形態学的 組織学的変 初 明
わ ACL再建術 い 温 ACL遺残組織 術後４逬 組織学的 劣
12逬以 移植腱 癒合 ン 起こ ン線維 配向
回復 遺残組織 Enthesis 術後12逬 維持さ い ACL再建術 け
ACL遺残組織 温 自家移植腱 血管再生 術後４ び12逬 い 有意 促
逭 い ACL再建術 け ACL遺残組織 温 再建さ ACL
Mechanoreceptor 再生 術後４ び12逬 い 有意 促逭 ACL再建術
け ACL遺残組織 温 ACL再建 前後 定性 初期剛性 術後12逬 い 有 意 改善 臨床 け ACL再建術 い ACL遺残組織 こ ま 易 除 さ 記 新知見 臨床 け ACL再建術 い こ ACL遺残組織 温
こ 要性 示唆 臨床 い 新 く開発さ あ 遺残組織 温
ACL再建術式 有用性 支持
結論 遺残組織温 (1)術後4逬 け 血管再生 有意 促逭 (2) ACL再建 術後12逬 け Mechanoreceptor 再生 有意 促逭 (3) ACL再建術後12逬
