母船 式 鮪 漁 業 に関す る研 究―Ⅹ
西 南 太 平 洋 に於 け るマ グ ロ類 と カ ジ キ 類 の 釣 獲 率 の変 動 に 就 て(1960年8〜11月)
古 賀 重 行
(昭 和36年11月7日 受 理)
Studies on the Fluctuation in Catch of the Tuna-fishing Fleet— X
Variability of Hooked-Rates for Tunas and Marlins in the Western South Pacific Ocean during four months from August to November 1960
Sigeyuki KOGA
The data were gathered by Koyo tuna-fishing fleet in the Western South Pacific Ocean during four months from August to November 1960.
The followings figures show in regard to the hooked-rates in this area.
1. Yellowfin tuna.
(1) In the Equatorial Pacific area the hooked-rates were highest but the more southwards we went, the less hooked-rates we met.
The decrease in the Northern and Southern Pacific areas, however does not from contrast, so we can conclude that distribution of this species is more in the South Pacific than that
in North Pacific.
(2) In the Fiji area, the hooked-rates from August to November were lower than preceding months from May to August, however, being higher than the same period in 1959.
Rates in the westerly longitude areas were higher than those in the east in this area.
(3) In the area between 0°-10°S, the rates showed a decreasing tendency as the season progressed, especially, north of 5°S between 170°-180°E, this tendency being noticeable.
The rates of the westerly grounds are higher to the easterly grounds especially in August.
This may probably be caused by seasonal migration from south to north.
(4) In the area between 10°-20°S, the rates in the easterly grounds were higher than those in the westerly. This tendency will be a charcteristic of composition of this ground.
2. Albacore
(1) In the area between 10°-20°S, the rates increased with the changes of seasons, but in the south of 20°S to 30°S, this tendency became contrary, this variation probably being
due to the seasonal migration. Then I supposed that the increase of the rates in the north of 20°S and the decrease in the south of 20°S caused by seasonal migration of
principal fish schools from south of 30°S to north of 20°S area.
(2) In the Fiji area, the good active season is from May to August.
During the active season, there is no remarkable difference in the longitudinal change of the rates.
(3) The rates in the Equatorial Pacific showed the tendency of decrease with the season.
3. Bigeye tuna
Also in the South Equatorial Pacific, the rates were high in the east and low in the west as same as in the most productive area.
4. Southern bluefin tuna
The hooked-rates in the area between 30°-40°S showed a tendency the more southwards we went the more abundant we caught.
The rates in the westerly grounds were higher than that in the easterly grounds.
5. Striped marlin
(1) The hooked-rates in the Fiji area increased from August to November, probably being the most productive months.
(2) Iu the Fiji area, the rates were generally higher compared with other areas.
This may probably be caused by the northward migration of the school from south of 30°S to north of 30°S during this period.
緒 口
本研 究 第 田 と第D(報 に於 て,1960年5〜8月 に亘 って 操 業 した第20次 鮪3天 洋 船 団 の 出漁 海 域 に於 け る漁 況 に就 て検 討 したが,本 報 に於 て は3天 洋 船 団 に引 続 い て,同 年8〜1月 の 期 間 に操 業 した大 洋 漁業 所 属 第 21次 鮪 広洋 船 団 資 料 を基 礎 に して 南太 平 洋 に於 け る漁 況 に つ いて 考 察 を 試 み る こ とにす る.
本 報 に於 て使 用 した資 料 は,主 と して 広 洋 船 団 の 出 漁報 告 書 と,3天 洋 船 団 の 出漁報 告 書,並 び に1958年 取 来 の両 船 団 の操 業 記 録 を 用 い た.先 ず 本船 団 の操 業 経 過 を辿 って み る と,初 期 は フ ィ ジ ー諸 島の 南方 沿 い で 操 業 した が,袖 長 漁 思 は し くな く,中 期 にな って,フ ィ ジー 諸 島 の北 方 沿 い へ 転位 操業 し,終 期 にな って 更 に北 進 し,南 緯 工50線に達 す るま で操 業 を続 け た.本 船 団 の操 業 範 囲 は前 記3天 洋 船 団 よ り若 干広 ま って, 10。N〜45。S,155。E〜150。Wの 海 域 に跨 って い る.前 報 と 同様 に,漁 場 を緯 度5。毎 に 区画 して,夫 々の 海 区 に対 して大 き な漁 獲 努 力 が 加へ られ た順 に列 挙 して み る と,100〜15。S海 区 で36.9%,25。 〜30。S海 区 で 22・5%,20。 〜25。S海 区で16.4%,5。 〜100S海 区で12.8%,15。 〜20。S海 区 で9.0%,0。 〜5。Sで1.0%, 次 に30。S以 南 海 区 で,最 後 に5。N以 北海 区 の順 にな って い る.本 船 団 所 属全 キ ャッ チ ャー の操 業 回 数 の 合 計 を100%と 見徹 して,ど の海 区 で どの魚 種 を漁 獲 目標 に,ど の程 度 操 業 したか をみ る為 に,前 年 度 の 広洋 と春 期 の3天 洋船 団 と,本 船 団 の3船 団 を比 較 して み る と,前 年 度 の 広 洋船 団 は前 報 に於 て述 べ た如 く,濃 洲 マ グ ロを 漁獲 の 主対 象 に して,30。S以 南 海 区 で約46%,ビ ンナ ガ を主 対 象 に して20。〜30。S海 区 で31%・ 次 に キ ハ ダ を 主 対象 に して20。S以 北 海 区 で23%の 示 す よ うな 操業 形 態 を示 した の に対 し,本 船 団 は 上記 の如 く,
3天 洋 船 団 の 操 業形 態 と略 々相似 で,船 団 の 漁獲 目標 を キハ ダ と ビ ンナ ガ漁 に 絞 って ・200S以 北 海 区 で 59.8%,20。S以 南 海 区 で40.2%の 示 す よ うに,著 し く異 った操 業 形 態 を示 した.
本 研 究 に当 り,資 料 を 提 供 され た 大 洋漁 業 漁 携部 の御 援 助並 び に調 査 の労 を お か け した本 学 部 の実 習 乗 船 学 生 樋 口,村 上 の両 氏 に対 し,深 甚 な る謝 意 を表 す.
釣 獲 率
漁 況,魚 群 の 動 き,或 い は漁 場 の性 格 等 を 吟味 考 察 す る為 の基 礎 資 料 と して,釣 獲i率が 用 い られ て い る の で,本 報 に於 て も釣 獲 率 を求 めて 本 船 団 操業 範 囲 内 の 各 海 区 に 於 け る 漁 況 につ い て検 討 して み る こと にす る.
1.海 区 別 釣 獲 率 の 変 動
本 船 団 の 操業 海域 を海 区別,魚 種 別 に分 け て,そ の釣 獲 率 を算 出 して,こ れ をTable1に 示 す.
oD香ス.⑩
①oD.m
Nマ.①︐①ω.⑩
N[HOCN⑩寸ロ ゆ
ロつ医)⑩
卜N.寸
卜寸.寸.HN.寸
。っ。.寸
⑩①.マO寸.寸
寸OD(N oo(N OD
の ロ ロ
寸(つ「寸
ト一.ロっ
①ロ⊃.⑩
⑩⑩.寸
m①.寸⑩q.N
の口咽肖﹄而例口唱口σ5
の邸口引噸O の一門りO臼︑ NO.O寸O.Oゆ○.Ooっ
n.O
寸︒っ.O
Hoっ.O
①oっ.○
⑩oっ.○
寸︒っ.O
⑩Qっ.O
O卜d
①m..O
H卜.O
①N.Q
一⑩.OoDm.O
一N.Oeつg.○寸N.O
マー﹇.O
○寸.Oのq=お日︸〇一εo↑ NO.OHO.ONO.○oっ
ツ.00つm.O
oっ早D○
−日.O
ON.O eりm.O
卜d.○⑩H.O
oDg.O
NO.○卜O.O.NO.O
oDOO.〇一〇.O⑩OO.O
conO.○
ε唱65日唱Φ四二の NO.ONO.00つn.○NO.Oロつ宦D08.O⑩O.O
口つ宦D○
寸O.○
⑩○.O 卜
HOHoooコ ロ ooO
80.OoDnO.O
oonO.○ σ)σ)卜璽 ロつ艨Doっ 寸卜.eリ 0⑩.Qっ ⑩m.寸 ⑩oD.寸. oDI.寸 NH.ゆ oっ@.m H寸.m Noっ.①
OcoOロ
σ)Nσ)
「
⑩OO.O
⑩QO.○⑩OO.O
.oDOO.O
戯の一向 ℃﹄o韓の
oDg.寸
内α.NON.マ
お.寸一〇.⑩
⑩H︒寸。つ福チ.寸
①の.H のσ6qβ剃噸︒罵ぢ臼 ⑩N.ロっ
⑩O.m
⑩⑩.⑩
㎝卜.寸⑩O︒O
①O.○.寸O.O
HOO.O卜OOO.OHOO.O
HOO.O
HOO.0
顎
mOO.O
口唱Φロ三q旨①﹄↓50の 8.−﹇
⑩N.○卜H.O
Ooつ.O
HoD.eっ
moD..oつ
O.Qっ
C、q【>1σ)
「一oσ).o
ロ ロ ロ
σ)Noつ
Φ︐﹇.N
HN.僧ロ⊃g.N
寸0.N︑
N口⊃..Hm①.N
OH.N
HO.−﹇
日m.N︐日.○
o旨oo邸ρ一く 卜O.O口っn.OoDp.OOOD(D
OqN(N
○○○
⑩d.O自.O
ロ⊃g.O
⑩H.OHH.O⑩H.O
oつ早DO.
oDg.O
oっm.O
⑩寸.O
ooQo.○Oeっ.O
⑩oっ.O
日Qっ.O
毘︒⇔幻酪 HQ.ONO.O⑩m.O卜⑩.O①寸.○
mN.O 0①.O eりBっ.○. mdロ⊃oりト寸 O⑩O卜寸︒っ 寸oDロっONoD ○⑩m①H OhO一H OQっ︒っ①H
−守⑩ロっ①m
寸︒っOH寸H
一ト
B⑩寸︒っ寸
寸卜.O
ロ⊃?ス.O
⑩卜.O①①.O
⑩寸.OOO.H
oりcr)σ)
cr)一イ.o
の コ
r−1寸(N
ロっ@.oっ
⑩N.H
q哨噛汐〇一一①詞
。っIN⑩Noっ
ト①oD卜N
⑩⑩eっoo①㏄
①oり︒っ−守︒りH
⑩寸⑩︐﹇H
寸①⑩①c団︒つH
NOH寸⑩寸.
マH①ロつN門
oD盾盾goDeっeっ
moりoo⑩eっ
OHN寸
の図oo﹄ ︸〇 一〇オ のoO寸一の︒□り︒り・津om卜H一︷国¢田卜H︸P︒m卜H−oOOD門.oOoD州−献固αロ⊃卜dの︒ロり0り一のoOOり>PuOロり一−国ommH溢P︒Oロ⊃︐﹇IOoD目oOoDdI国.OmmHの︒Oeつ一omN津︒O卜Hiハ国QO卜H津oO卜HioOoDH
oOooHIn国oObHの︒巳りN一のoON
︸PoO卜H一国︒O卜H
>PoO卜︑﹇IoOCO−﹇
oOOO−﹇1国﹇oO卜Hの軌ON一の︒田H
bP︒ロ⊃⑩d一国︒①⑩HbP︒m⑩HloOODH
oOQoH一頗.oω⑩日の︒口⊃.﹇1の00H
レPoω⑩目一凸国oO卜H濠︒口D⑩HloOOD州
oOcDHI国 oO卜HのoO−﹇一の︒ω
oOoo−﹇ーバ国oO卜dの︒m一︒O
00m⁝HI㊤oO卜H乞︒①一一乙 oOH
口︒唱の邸oo日
の口=旨σコロH間口邸の邸口5斜桐︒①引同旨一もΦ図oo戯Φ﹄↓旧︒の①bo属望謂︒罵q咽もコ脚=雲門 一 Φ5何ト
4
(1)キハダマグロ(Yell。wFin tuna)
本船団操業海域に於ても春期と同様に,酔興i率は0〜5。S海区を最高に,高緯度に向う程低下の傾向を示 している.但し,このように赤道より高緯度に向う程同誌率低下の傾向を示してはいるが,IO。N〜5・N海区 の釣獲率1.26に対し,IO。S〜5。S海区は2.09を示した.即ち,両太平洋に於ける低下の状態1ま決して対象的 でなく,キハダの分布構造が南太平洋に著しく偏っているのが認められる.
次に経度別に比較すると,赤道より10。Sまでは180。を境に西経漁場の方が顕著な高率を示しのたに対し,
10。〜200S海区は東経漁場が高率を示した.次に20。S以南海区は僅かに西経漁場が高率を示したも以上の傾 向からみても,本種の主要分布範囲は赤道反流以南に多く,南赤道流の北部流域に最も濃密に分布じているこ とが諒解出来る.
(2) メバチマグロ(B;geye tuna)
詳報に於て述べた如く,本塁の主要分布範囲は赤道反流及び北赤道流々域に濃密に分布しで4。N〜12。N海 区に於て高い値を示すと,平年漁況図(本文)に述べてあるが,北太平洋赤道海域の釣曲率は前3天外船団 時と同様に,0。〜エ0。Sの南太平洋赤道海域より低率を示してこの傾向を窺うことは出来なかった.但し,こ のように本船団操業海域に於て,釣獲率1%を越える区画がない為,特に濃密に分布する区域は認められ ず,広く散在して分布しているものの,春期と同様に,赤道より南緯する程低下の傾向を示している点からみ れば,赤道海域に比較的多く分布していることが認められる.然し乍ら,キハダ,ビンナガに比べて,本種 は南北を通じて,釣獲率に著しい差異が認められず,又,その値を低率なので問題にならない,
次に経度別に比較すると,0。〜10。S間の赤道海域は顕著な東高西低の傾向を示して,1800を境にして西経 漁場の方が高率を示した.次に10。S以南海域に出て,10。〜20。S海区では僅かに東経が優り,20 o. S以南海 区になると,逆に西経が僅かに高率を示すものの,赤道海域に比較して極めて低率なので立入った考察は無 意味と思はれる.
(3) ビンナガマグロ(Albac。re)
緯度別に釣獲率の変化を南北にみてみると,上村,本間及び筆者が今までに報告したビンナガの主要分布 範囲を充分に裏書きすることの出来る釣獲率の変化傾向を認めた.即ち,赤道より南緯する程高率を示し,
特に20。S以南になると急激に率は上昇して,就中,25。〜30g S海区に撃て最高の値を示す.但し,300線を 越えると急激に低下して極めて低い値を示す.従って,20。〜30。S海域に最も濃密に分布していることが窺 はれる.このようにビンナガの主漁場が100S以南に形成されることは既に述べてきたが,5。〜ユO。S海区に 於て,春期と同様,本船団;期も2.一代の高率を示したことは注目に価する.
(4)濠洲マグロ (S。uthern blueF;n tuna)
30。S以南漁場が本種の主要分布海域であり,又,30。S以北海域に分布する本位はビンナガ漁に対ずる混 獲魚としての性格を帯びていることはTabte 1によっても明かな通りである.本船団時;期に顧て,306 S以南 漁場を南北にみた場合大きな差は認められないが,35。〜40。S>30。〜35。S海区の傾向を示している.
次に東西を比較すると,西経漁場の方が顕著な高率を示していた.
(5)梶木類(《4arllnS)
マグロ類中,最も低率を示すメバチより更に低い率を示すので,琴海区間の比較等の詳細な考察は省略す るが,マカジキは春期船団期と同様,200〜30。Sに多く分布し,メカジキは春期より更に南緯した20。〜30。
S海区に比較的多く分布していた.
(6)全魚種総計(T。taEs。F tunas and marlinS)
春期と同様,本船団操業期に於ても,赤道より20。Sまではキハダと同様に南緯する程,釣獲率低下の傾向 を示し,20。〜30。S間はビンナガ,30。S以南海区は砂洲マグロの釣獲率の変化に従って上昇の傾向を示して いる.南太平洋の漁況に就て,上記の白油率の傾向即ち,oo〜20。S間はキハダの漁況に依て大きな影響を受 け,200〜30。S間はビンナガ及びマカジキの漁況に左右され,300S以南は顕著な濠洲マグロの漁況に全く支
配されている.以上の傾向は赤道以南の南太平洋漁場の性格を形成している大きな特徴:として挙げることが
出来る.
次に経度別変化は南北の差異に比較して僅少で,
る.
而も上記魚種の東西の変化に左右されているので省略す
2.月別宿雨率の変動
本船団操業海域内において漁獲iの主対象となっている魚種の月別変化を検討してみる.
(1)キハダマグロ
0。〜10。S海区・…・・8月の釣獲率は3.9,9月は4.3と高率を示していたが, lq月になってユ。38の示す如く急 激な減少傾向を示している.更にll月になると,より低率の0.7を示した.又,各月に依る経度別比較を顧る
と,8月に於て,東経漁場での釣獲率は2.3,西経で4.2の示す如く顕著な:東西方向による差異を認めた.但 し,9月は東経が若干高率を示していた.ユ0,月とll月になると,西経漁場での操業船ない為詳しい比較は出 来なかった.
藪田,行縄は170。E〜170。W間の海域では,釣獲率は周年赤道附近で最も高いが,10月〜3月の間にやや 南下するように思はれる. と述べているが,10月の急激な低下はこのような魚群の季節的な南北移動に起因
しているものと思はれる.
10。〜20S海区……8,月は1.12,10,月は1.0,9月は0.9, ll月は0.7の示すように,月別釣獲率に於て著し い差異は認められなかった.但し,この季節変化に対して,経度別に東西を比較してみた場合,各月共,東経 漁場が西経より著しく高率を示したことである.このことはマグn延縄漁業平年漁況図をみても明かなよう に・赤道海域に於ける軽賎獲率地帯の位置を東西で比較してみて,150。E〜160。Eから1700・E〜160。Wにか けて南寄りから北寄りへと漸次的なずれを示している.この東西間の傾斜即ち,キハダの高釣獲率地帯の南 縁部が1500E〜160。E間では30。S附近に位置して,東方へ移行する程北寄りにずれている. この傾向を上 村,本間に依る南太平洋に於ける漁場構成の模形図に依てみれば,高釣懸垂地帯の南縁部が160。E附近で200
S附近に位置し,170。Eで150。S附近,!70。W〜160。W間で10。S附近まで北上している.この模形図からみ ても本船団操業海域の10。〜20。S海区で180。を境に東西を比較した場合,東経漁場の方が西経より高率を示 すであろうことは充分に推察出来る.従って,この傾向は本海域に於ける漁場構成上からみて,大きな特徴を なすものと思はれる.
20。〜30。S海区……8月の0.6をピークに月を追うに従って低下し,10月はO.25を示した.次に経度別に比 較してみると,8月,9月は西経が高率を示し,特に8月はその傾向が著しい.!0月は殆んど東西間に差は 認められない.ll月は操業船ない為比較出来ない.
(2) ,ビンナガマグロ
0。〜10。S海区……8月,9月は1.一代を示したのに対し,10月は2.5, ll月2.23と高い値を示した. 8月 は西経漁場が優り,9月は逆に東経が優っている.
10。〜200 S海区……8月は2.21,9月は2.58,lq月は3.02,耳月は2.0フの示す如く8月からIO月まで釣獲 率は向上し,エ1月になって低下の傾向を示している.次に経度別に東西を比較すると,・各月共,東経の方が 高率を示していた.
20。〜30。S海区……8月の3.89をピークに月を追うに従って,僅少ではあるが低下の傾向を示している.
次に経度別にみると,東経漁場の方が僅かに高率を示している.
30。S以南海区……0.一代の低率なので省く.
10。〜20。S間の釣魚率の上昇,20。〜30。S間の低下傾向は魚群の季節的な南北移動に起因しているものと 思はれる.即ち,30rS以南海区からの北上群が20。S以北海区へ来遊した為に起った現象ではないかと考へ
られる。
(5)マ.カジキ
本四の主要漁場である20。・・」300 S海区に於ては,8,月がO.19,9月が0.24,IO,月が0.34,11,月に操業船無く
6
て比較出来ないが,月を追うに従って釣疎率上昇の傾向が認められる.従って本船団操業期間は好漁期に当 るのではなかろうと思はれる.上村,本間は漁況に著しい季節変化を認め, 8.月〜1月が漁;期でic, ll月が
,盛漁期となっている.8〜ll月にかけて漁場の南側に位する30。 S以南の海区から以北の漁場へと北上し, ll 月頃を転機としてそれ以降は南の方向へ転じ,再び30。S以南海区へと南下移動する.と述べているが,本船 三期の月別傾向からみて幾分上記の傾向を窺うことが出来る。
20。〜30。S以外の海域は極めて低率なので詳細な比較は出来ない.
5.季節別県別率の変動
(1) フィジー海域に於ける釣獲率の両船団比較
筆者は本研究第V【,皿報に於て, 当海域に於て操業したユ958年8〜且月の第工7次広洋船団,1959年5〜8 月に操業した第18次3天洋船団,1959年8〜ll.月の第19次広洋船団,並びに1960年5〜8月の第20次3天洋 船団の魚種別釣獲率を表示して,その季節変化を考察してきた.本報に於ては前船団,即ち,20次船団との 比較をTable 2に示して1958年以降現在までの季節変化を検討してみる.
(a) ビンナガマグロ
!50〜20。S海区に於ける下等率は,1958年以来,季節の経過と共に漸次上昇の傾向を示していたが,本船 団期になって前船紅紫よりゃや低下した.但し,依然として2.一代の高率を示している.20。〜25。S海区に 於て,東経漁場では前船団期より低下し,西経では殆んど差異は認められなかった.25。〜30。S海区に於て
は東経,西経共,顕著な低率を示していた.又,20。〜30。S海域に於て,1959年,1960年の5〜8,月に操業 した第18次と第20次船団が高率を示したのに対し,1959年,1960年の8〜]ユ,月に操業した第19次と第21次船 団が低率を示していたことから,当海域に於ける季節変化は春から夏にかけて釣獲麟は上昇している.この 傾向は本研究第孤虫の漁況予察を裏づけることが出来る.換言すれば,4〜8月が好漁期で, 9〜3月が不 漁期に相等するものと考へられる.従って,この傾向は魚群の季節的南北移動に伴う,この海域への出現の 季節的消長がもたらしているのではないかと考へられる.30。S以南海区は1958年から1959年の春期船団まで
は3.一代の高率を示していたのに対し,1959年秋期からエ960年の春季出漁の船団;期までは顕著な低下傾向を 示して1.一代となり,更に本船篤志になって益々低下し,遂に0.3以下の値を示すまでに減少している.
次に経度別に東西を比較すると,20。〜25。S海区は1958年の第17次船団期以来現在まで,東経漁場の方が 高率を示している.25。〜30。S海区に於ては,1969年8〜ユ1月及びその翌年の8〜ll.月に操業した第19次と
:第21次船団期は逆に西経漁場の方が僅かに高率を示した.但し, この期間以外は東経漁場が西経より若干高 し率を示したものの,当海域に於ける東西間の釣獲率の比較に於て著しい差異は認められなかった.
(b) 濠洲マ・グロ
1959年8〜ll月に操業した19次広洋船団を除いては,本魚種を漁獲の主対象にして操業した船団がない 為,正確な比較は出来ないが前船団;期より東経漁場では低下し,西経では上昇しているもののようである.
(C) サハダマグロ
15。〜20。S海区……1958年秋期以来,季節の経過と共に漸次低下の傾向を示していたが,前船団期になっ て顕著な高率を示して,ユ.一代の値をみたが,本船団期になって再び低率を示した.
20。〜30。S海区……前船団期になって漁況は少し恢復の兆候をみたが,再び本船団期になって低下してい る、但し,前年度の同時期よりは高率を示している.
30。S以南海区……前期した如く資料も僅少であり,当海域は本種の分布の中心海域から遠く外れているの で,立入った考察は無意味と思はれる.
次にフィジー海域に於ける経度別比較を試みると,前船団期と同様に西経漁場が高率を示している.
(d) メバチマグロ
15。〜20。S海区……これまで0.O一代の率を示していたのが,前船団期になって0.2を示して,漁況は少し 恢復したかにみえたが,本船団期になって再び低下している.20。〜30。S海区は前船団期より僅かに低率を
7
︵82.︵08H
︵①︒⊃①H
︵①臼っ①H
︵oD臼っ①H .ぜ§o& 唱§oHbのおO盲Φ﹀︒亭拐島ロ<︶ ↑の目bρコ<一 跳邸.薯︶おρヨΦきZ ←のコbρP<︶ ↑ω&コ<一貯旨︶領ΦO日︒﹀︒乞←の&寄︶ 胎漏一戯の頓臥︻﹄ΦρのO津:・㌧=①のの津
b幻箞暢嵩踏おお邸口⁝督お↓の鳴国
・・■,9,9寧
↓ΦΦM旧bη自哨の唱舶一邸口5↑ O卜O︶H:∴国.9口Φ臼○っ⁝∩ O﹄O︶︷:・QOら口Φ臼ギ oつ:ム円
OhOM﹇:・< の図詩8Φ餌
N寸.⑩.
OO︑.①
①ロっ.ロっ
.寸︒っ..①
oっ。.OH
δ.⑩
.﹇⑩.ロっ
8.⑩ oom.卜
Hm.卜寸﹃⑩
譜.自っ
。っn.卜
①寸.自っ
①O..oo
.口⊃Qo.⑩
卜寸.寸
.αN..ロつ
ト①.eつ
m①.ロつ
O⑩.ロっ
H囚.寸
寸oo.寸
⑩寸.eつ
H①.ω
.寸︒っ.ロっ.
ロ⊃曹n.
0ロっ.O
oっn.O.
αO.O
寸︐﹇.O
−﹇eっ.O
oっソ.O
oりソ.O
oりt.○
o「一{.I
(つ(つ(つ
ロ
oOo
Qっ。.O
寸eっ.O
寸m.Oロっ。.O
諮︒○⑩eっ.O
蝉ρつ.O
ロDマっ.O
ゆ①.O
⑩⑩.寸Ooっ.⑩
O寸.寸
⑩N.自っ
・.寸卜.cっNN.寸
O①.寸.
のq哨一縞Odqも自邸.の邸qヨ舶︒凹︒5ぢ↑ ①ゆ.○卜①.O﹇卜.OHeっ.OO寸.O寸co.○
の醸=邸自
岩一︒6ぢ↑
oっn.O
NO.Om8.O
HO.Q8.OHO.OmO.O
︾O.O
⑩O.ONO.O
uDn.O
ロ⊃n.O
寸○..O
ロ⊃n.O
⑳O.O
.ゆn.○
888リ ロ
ooO
⑩O.O卜OO.O
ω卜.○HO.○卜H.O
oっn.O
』 フ.咽旧 唱﹄O㌧Pの 8.O HO.O NO.O 0寸.O HO.0
oっm.O
m−﹇..O
①d.OON.O
oつm.O
oDg.O
①−﹇.○
円.O
oDm.O
口⊃m.O com.O
寸N.OON.OmH.OOq.O
oDoっ.O
⑩一.ONO.O
oDg.O
eっn.O
eりm.O
卜N.○
ετσ6繧弓①脅二の
。っO.m
Ooっ.oD
国H.田島.①
⑩ゆ.寸NN.⑩
⑩GD.寸
Oco.⑩
卜N.ロ⊃hロ⊃6
ロ⊃m.口っ
OD寸「→寸(0 0DH寸「寸{ロ⊃
り サ
[Ω[㍉寸○寸
寸卜.oっ
囚eっ.寸
qu⊃.q
卜寸.寸md.寸
O囚.寸 ロっ浮チ.oり
H⑩.臼
寸ロっ.m
oっI.oつ
①oo.N
m卜.寸□Dn.eっ
OoD.N ロっ?チ.寸
moD.囚
。っBっ.oっ
のσ6§↓唱〇 一角↑Oh﹇ ⑩⑩.ロ⊃00.寸N卜.寸QD①.卜。っ
n.O①O.○
寸O.○
α寸.Ooつ(つ寸
ooo コ ooO
卜OOO.O
HOO.○
HOO.O
目娼Φ三ぬ
q細Φ戯↑5◎の 卜H.OOロっ.HOoっ.O.寸⊂つ一{
QO寸「一{
ロ コ コ
(Y)cつr−1
NoD.oっ
⑩○.ロっ
OO.寸
⑩口⊃.﹈っ
。りpっ.寸
OO.oつ
①eり.m
ロ⊃。.oっ
。つm.⑩
OOD.寸
卜①..N
①oD.N
oop.q
NH.寸由m.N
00D(つoo(N
QDσ) {寸「一{
コ
Oq寸(N cr)(つ
︐日.NN①.囚
ロ⊃g.N
N①.N
O口っ.NNN.N
oっ盾潤DH
Φ旨OO邸﹄一く
口っn.O
O口っ.O
oon.O
⑩O.OO寸.O
卜卜.Hoom.O
oD盾チ.O
moっ.O
HN.○
卜N.○ON.O
Ooっ.O
寸寸.O①H.0
寸︒っ.O
卜−﹇.O
寸N.O
oD耐.○寸H.O
卜N.0
ロD−﹇.ONH.O鳶.O
寸H.O.
〇一.OH同.O
O囚.○mH.O鴇.○
①○.O①H.O
oDn.O
o﹄①bo函 O寸.HαO.O
80.O
ロっg.O
.⑩ロっ.O
卜⑩.Ooっg.HOm.OOoD︒O
oっI.O
①寸.OO寸.O
Heら.ON卜.O
O﹄.O
O⑩.O
N①.○
トへ.OH個.O
oD冝DH
專..O 口っB刈.O
ロっソ.O
O寸.OO卜.0
ロ⊃R.O
N寸.d⑩h.O
ON.O oっ宦DH
寸Qっ.O
卜口D.○
d﹇咽旧津〇一一Φ鋳
〈rnon
<mo∩国
< an. Q∩国
〈caon
〈rnon
<ロqQ∩国
<mQ∩国 ∩国
お〇一函 葺旨9の㊤津
h顧①↑の邸国
の︒口⊃0つ一のoOOつ
⇒﹄①お①律
﹄一旨Φ↑の而国∵
のOOeつ一のO口⊃偶
h℃Φ栃Φ彦
h一﹄O↑の邸n国
.の
BゆN一の︒ON
旨︻臼O↑のΦ津
h一執①↑の邸一国
の.00NlのO口⊃H
$﹄<
のε︻﹄σゴ8も爲の雪祭︸o①蔦セ℃①巻︒謂①ヨ︸oの①bの自2︒三口︒の$のNΦ5灯ト
8
示している.然し乍ら,キハダ,ビンナガに比べて極めて低率を示している上に,当海域が本種の中心分 布区域愚なので,これ以上の比較を試みるζとは余り必要ないと思はれる.
(e) マ カ ジ キ
15。〜20QS海区に於て,20次船団期は19次船団期より顕著な低率を示したが,本船団期になって再び急上 昇している.200〜30。S海区も同様な傾向を示して,前船三期よりも高率を示している。本研究第粗報に於 て,20次船団のユ6Q〜30。S海域に於ける低率の状態から推察して,5〜S月に於ては30。S以南の海域から以 北の漁場へと北上する魚群が,まだ30。S以南海域に分布して北上の時期に至っていないと考へた.但し,今
次船団期になって当海域が全般的に高い値を示している状態から考へて,30。S以南の魚群が北上移動に伴っ て・同海域から以北の漁場へと活発な回遊をしている為ではないかと思はれる.従って,上村,本間が魚群 は8月からll月にかけて漁場の南側に位する30。S以南の海区から以北の漁場へと北上し,11.月頃を転機とし てそれ以降は南方へ転じ,再び30。S以南海区へ南下移動をする.このように漁況の季節変化は単純で魚群の 季節的な南北移動が支配的要因をなしている.と述べた見解を裏付けすることが出来ると考へる.
(1) 其他カジキ類
メカジキはTable 2に依ても示す如く,前船団期は10。〜20。S海域に比較的多く分布して,次に20。〜30。
S,0。〜10。S海域の順であったが,本船団;期になって10。〜20。S海域は顕著な低下傾向を示し,これより南 緯した20。〜30。S海区よりも低率を示した.本二二其他カジキ類は漁場形成上,直接影響する程の重要な 魚種ではないので,これ以上の考察は省略する.
(2) 赤道海域に於ける両船団比較
フィジー海域と同様に,1960年の春季と秋期に出漁した20次船団と21次船団を比較してTable 5に示し て,釣獲率の季節変化を検討してみる.(Table 3参照)
(a)寒、ハダマグロ
0。〜5。S海区に干ては西経漁場での操業船が無い為,東経漁場のみ比較してみる.本船団;期は前船団期よ り顕著な低下傾向を示していたことは注目に価する.5。〜10。S海区に於ては前船団期より僅かに低率を示し ている.10。〜150S海区に於ては東経,西経漁;場共に,前船団;期より低率をみている.このように赤道海域 もフィジー海域と同様に,全般的に季節の経過と共に釣獲率低下の傾向が認められる.
次に経度別比較に於て,前船二期は東経漁場が高率を示したのに対して,本船団期は逆の顕著な低下傾向 を示していた.
(b) メバチマグロ
漁場はキハダより北方海域に形成され,4。N〜12。N海域が高釣獲率地帯となっていることは藪田,行縄の 鮪延縄漁業平年漁況図記載の漁場模式図に依ても明かである.但し,この海区間での操業船は僅か2隻で而 も,二心率はO.31と低率を示して,以南の赤道海域と大差無いので上記の傾向を窺うことは出来なかった.
0。〜100S海区の東経漁場に於ては前船団;期より低率を示している.但し,5。〜エOQS海区の西経漁場に以て は逆に前船二期より高率を示している.次にloo〜ユ5。S海区は殆んど差異は認められなかった.
経度別変化をみると,前船団期と同様に,西経が僅かに高率を示している. 従って,二種の主要分布範囲 より少し南緯した赤道海域に於ても,釣獲率は東高西低を示すものではなかろうかと考へる.
(c) ビンナガマグロ
0。〜5。S海区に於ける東経漁場では前船三期より低率を示している.5。〜15。S海区に点て,1960年5〜8 月は前年度より僅かに高率を示したが,本船二期になって, どの季節よりも急激な低下傾向を示した.従っ て,赤道海域もフィジー海域と同様に釣獲率低下の傾向が認められた.
(の カ ジ キ 類
クロカジキは本海域に於ては,キハダ,メバチに次で重要な魚種ではあるが,本船団の調査資料が無いの
9
i
@
@
@
@
@
@
@
@
@@⇒おお①津.・.島軽
.唱8靹bob4q三のζ葺お栃邸国⁝踏画
︵﹄Φ﹄意﹀︒董・ロ・︑邑 ・ ︒卜︒図⁝︒コ
︵↓のbo口くート邸嵩︶蕾帯・︒ε昌・鵡g3臼︒・⁝<の図鵠揖Φ餌
NoD.寸
HO.⑩oDツ.oつ
①c¶.m
寸oD.寸
eりn.⑩
卜H.自っ96
口つPっ.⑩
①oっ.卜
⑩⑩.寸
ロDI.⑩
卜︒つ.Qo
Nd.oo
ゆ①.寸.守.oo
のε一聴§唱爲のσ6qヨ凧︒の罵.ぢ↑ ①N.OH寸.O−田.OO卜.OoDN.OO寸︒0HN.O.①寸.OQっg.ONH.○寸N.O⑩臼っ.○寸︒刈.O卜H.○.寸H.OmN.○.・・モ昏
も.§︒↑ 卜OO.O
﹄Oδ卜OO.O
のOO.O
eっ宦宦DO
oっnqO
臼っnO.○
自⊃nO.O
目っnO.○
謂の鱈=邸の
80.O mO6..
卜︒6NO.○
.80..○
oDnO.O
ロっnO.O HO.G□っ宦宦DO
⑩︒O.○⑩8.℃
mOO.O
⑩8.OoDW.O寸OO.O
.q=隷實℃巴℃あ
oonO.O
oDH.○
.oDOO.O
d.寸.O
oDnO.O
onH.O
⑩OO.0
0DH.O
⑩OO.O
⑩OO.O
Nα.O⑩O.O
自⊃
n.
n
oDW.O
⑩O.○.
調の娼℃さ津の NO.08Q.O
eっ宦DO
㎝0.○NO.O
.No・o
﹄OO.O
NO.O鎖︻聴8Φご調津 ①日.O卜N.00H.Oeつ
ヨ.ONH.O
ロっm.○
寸H・σHH.O
mH.O身・§
湿8︻q筒
「
OD日.マ
HH︒ロ⊃
NN.N
卜①.oっ
O凶.寸
寸H.口っ
卜⑩.寸ロっn.⑩
HO.⑩OH.卜
⑩肩.寸
口っ盾c.m
寸璽卜
⑩σっ.卜
。っ香D寸
O①.卜
の邸dヨリ
旧〇一︒コぢ↑ 日OO.O⑩QOO.Q800.○
HOO.OH8.O
HOO.○
mOO.O
ゆOO.O⑩000.O
雲①嵩ぢ︒の 寸①.N①①.αN臼っ.dOeっ.Qっm①.囚OO.eっOH.Nてo
fD.NHO.H
oっI.寸
.田.N
臼つ香D臼
oD卜.O
僧臼.NHN.O
①ロっ.O
︒さ8£<
oつm.O
N囚.OoDg.OmN.O
.︒っ臼.O
Nq.○
⑩寸.OH寸.O
oD盾c.O
cO香DO
Ooっ.O
卜Qっ.O
GD。.O
寸m.O⑩oっ.O
卜寸.O
§b・函. ①①.O
oo盾c..﹇
⑩寸.O
寸⑩.OOQ.H
H①.H
.①n.N
⑩卜.囚
。っ黶D寸
①○.臼
。っ?チ.d
oo盾潤DN
oD@.口っ
⑩oっ.寸
ゆ①.eっ
NN.⑩
口頓津︒=①声 ①oっ︒っH寸︒っ.﹇①mQom黛口っ。⑩−目OQOOゆH寸①⑩Neっ︐﹇H同coO①卜NOH寸⑩寸⑩①ゆα寸N罵①ロ⊃NH
線︒D︒ooっ
oD
モcBoooっ︒つ
○ロっトσっO臼
へd偶m自っHd
卜⑩州①寸H
。つ睡I︒っ
m寸O⑩OO︐﹇
の韻OO昌
噛︒.o乞
〈m ・〈m 〈!
<ρq <ロq <
㌧
<国くan
弔①Φ一h ゐ津.+幽国
..公ごお︒津
蟄お↑の邸国
の︒ロDHrの︒Od.
督︑津+眺ご国
O七gω︒汐
イ・奮国
の︒OH一の.︒ゆ
hご律+hご国
⇒おお︒匡
匂H9のσ5国
@ フ・m名
8ξ.
のロモ霞も自給§こ︒①§−もΦ図︒£名こ︒の①b︒器僧位q︒の︒・①のめ・脚﹄β
第21次 鮪 広洋 船 団 操 業 を 通 じて み た南 太 平 洋 の漁 況 に就 て,次 の如 き傾 向が 認 め られ た.赤 道 以 南 の南 太 平 洋 漁場 の性 格 を形 成 して い る大 きな 特 徴 を 挙 げ る と,南 太 平 洋 の漁 況 は0°〜20°S海 域 はキ ハ ダ,メ バ チ,
ビ ンナ ガ,20° 〜30°S海 域 は ビ ンナ ガ,マ カ ジ キ,30°S以 南 海域 は濠 洲 マ グ ロの 漁況 に全 く左 右 され て い る こ とで あ る.
1.キ ハ ダ マ ゲ ロ
(1)高 緯度 に向 う程,釣 獲率低下の傾 向を示すが,南 北両太平 洋に於 ける低下 の状態 は決 して対象的でな く,本 種 の分布 構 造 が南 太 平 洋 に著 し く偏 って い る の が認め られ る.
(2)フ ィ ジー 海域(20° 〜30°S)に 於 て,前 船 団 時 期 よ り釣 獲 率 は低 率 を示 すが,前 年 度 の8〜11月 よ り高 い値 を み て い る.次 に,本 年 度 は西 経 漁 場 が東 経 よ り高 率 を示 して い た.
(3)赤 道 海域(0° 〜10°S)に 於 て は 季節 の経 過 と共 に 釣獲 率 低 下 の 傾 向 が認 め られ る.前 船 団 期 と比 較 し て 大 きな 差 異 を示 した の は,0° 〜5°S間 の東 経 漁 場 で の釣 獲 率 が 著 し く低 下 した こ とで あ る.次 に8月 は 西経 漁場 が 東 経 よ り顕 著 な 高 率 を示 した.10月 の急 激 な 釣獲 率 の低 下 は魚 群 の 季 節 的南 北 移 動 に起 因
して い る も の と思 は れ る.
(4)10° 〜20°S海 区 に於 て は,東 経 漁 場 が 西経 よ り高 率 を示 す.こ の 傾 向 は漁 場 構 成上,当 海域 に於 け る 大 きな 特 徴 を 示 す もの と思 は れ る.
2.ビ ンナ ガ マ グ ロ
(1)10° 〜20°S海 区 は月 を 追 うに従 って 釣獲 率 は上 昇 し,20° 〜30°S海 区 は逆 に低下 す.こ の よ うに20°S 以 北 の釣 獲 率 上 昇,20°S以 南 海 区 の低 下 傾 向 は,30°S以 南 海域 か らの北 上 群 が20°S以 北 海 域 へ 来 遊 し た為 に起 っ た現 象 で は な いか と思 はれ る.
(2)フ ィ ジ ー海 域 は4〜8月 が 好 漁 期 で9〜3月 が 不 漁 期 に相 等 す るの で は な いか と思 はれ る.次 に 東 西 間 に よ る著 しい 差 異 は認 め られ な い.
(3)
赤 道 海 域 に 於 て は季 節 の経 過 と共 に釣獲 率 低 下 の傾 向が 窺 は れ る.
3.メ バ チ マ グ ロ
主要 分 布 範 囲 よ り少 し南 緯 した赤 道 海 域 に於 て も,本 種 の 中心 分 布 海 域 と同 様 に,釣 獲 率 は東 高 西低 の傾 向 を示 す もの と考 へ られ る.
4.濠 洲 マ グ ロ
30°〜40°S海 域 に於 て は,南 緯 す る程 釣 獲 率 上昇 の傾 向 が認 め られ る.次 に東 西 間 を比 較 す る と,西 経 漁 場が 東 経 よ り顕 著 な 高率 を示 す.
5.マ カ ジ キ
(1)月 を 追 う に従 って 釣獲 率 上 昇 の傾 向 が 認 め られ,本 船 団 期 は好 漁 期 に 当 る ので は な いか と考 へ る.
(2)フ ィ ジ ー海 域 に於 け る釣 獲 率 が 全 般 的 に高 い値 を 示 して い る ことは,30°S以 南 の魚 群 が 北 上 移 動 に 伴 って,30°S以 南 海域 か ら以北 の海 域 へ と活 発 な移 動 を して い る為 に起 った現 象 の よ う に考へ られ る.
で 季 節 変 化 を 検討 す る こ とは 出来 なか っ た'マ カ ジ キ は前 船 団時 期 よ り僅 か に 高率 を示 し,メ カ ジ キは 之 と 逆 の 傾 向 を示 したが,極 め て低 率 な ので 問 題 に され な い.
要 約
文 献
1)南 水 研 編 輯:マ グ ロ 延 縄 漁 業 平 年 漁 況 図(本 文),263〜352,(1958) 2)南 水 研 編 輯:マ グ ロ 延 縄 漁 業 平 年 漁 況 図,(1954)
3)鮪 漁 業 研 究 会:鮪 漁 業 研 究 報 告,鮪 漁 業,66,67,68,69,70,71,72,73,(1960)
u
4)本間操,上村忠夫:ビンナガの研究,南太平洋のビンナガ漁況と魚体の大きさ,南水研報告, 6,84
A−90, (1957)
5)藪田洋一,安楽昇,行縄茂理:キハダの研究皿,釣獲率及体長組成にみられる経年変化(赤道太平洋),
南水研報告,7,88〜99,(1958)
6) 山中 一:西南太平洋10。S附近の鉛直海洋構造とビンナガ漁況,南水研報告,4, l187〜U93,(1956)
7) 中村広司:鮪類の分布と回遊,国際漁業資料第7集,34〜47,(1957)
8)古賀重行:母船式鮪漁業の漁況に関する研究VI,本誌,10,76〜86,(1961)
9)古賀重行:母船式鮪漁業の漁況に関する研究皿,本誌,11,(1961)