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(1)

総合都市研究

5 0

1 9 9 3  

形態的特性の表現を中心とした土地利用分析手法について

1.はじめに

2 .

土地利用による地区分類

3 .

土地利用の秩序性

4 .

土地利用を見る単位

5 .

おわりに一今後の課題と展望

1 2 1  

玉 川 英 則 *

要 約

都市を分析する際に重要なテーマの一つに土地利用がある。本稿は、メッシュデータを 前提とした、その形態的側面の分析手法について

3

つの観点から方法論の提示・考察を行

い、またこの側面で、の今後の土地利用分析の展望を示したものである。

上記の観点とは、①土地利用による地区分類とその変化の比較分析;②同種用途の集塊 性・異種用途聞の隣接性といった秩序性;③土地利用をメッシュデータ化する際の最適 メッシュ規模の

3

点である。①については、クラスタリングと判別分析を併用する手法の 有効性について考察し、高崎市および東京

2 3

区を対象としたケーススタディを示した。② については、

J o i n

Clump

、エントロビーといった、統計学や情報理論で扱われている概念 、 ミクロなレベルで、の土地利用ノ

4

ターンの違いを表現できることを示した。さらに、③ については、メッシュデータを一種の多項分布モデ、ルとみることにより、

AICC

赤池情報量 基準〉を用いて、土地利用の同質性という観点から最適メッシュ規模を定めることが可能 であることを示した。

1.はじめに

都市を分析するあるいは解析するというときの 解析あるいは分析とは、ある側面とかある断面で 物事を切り落として見せること、ということがで きる。一方、都市は、かなり複雑な集合体、すな わち、物もあれば人もいて、いろいろなものが流 動しているという場であり、ある断面だけを切り

*新潟大学工学部建設学科

落として都市を捉えることは果してよいことなの か、という問題は残るところである。だが、あえ てそういうことをやってみる必要もあるように思 う。ある断面でどこまで都市現象が切れるか、と いうことをつきつめておくことは、運がよければ 本質を失わない単純化ということにつながってい くだろうし、そうでなくても、その有効性の限界 を見極め、それ以外の断面の必要性を明示するこ

とにもつながると思うからである。

(2)

1 2 2  

総合都市研究第5

0

1 9 9 3

この小論では、そのーっとして土地利用の分析 を考える。その中でも土地利用ノミターンとか、土 地利用の形態的な秩序といったものをどう客観的 に、特に計量的に捉えるか、ということはなかな か頭の痛い問題であり、以下、それらのいくつか の側面について述べてみることにする。なお、本 稿は、既に著者が都市計画学会等で発表した論文 (後述の

5

つの文献)の内容を土地利用分析とい う一本の軸に沿って補足・解説するものである。

2 .

土 地 利 用 に よ る 地 区 分 類

まず、第一に、土地利用による地区分類・地区 の性格付けということについて考えてみたい。都 市、例えば、何々市、あるいは、東京都、東京2

3

区といった地理的集合体があって、それを何等か の形、何等かの基準でもって分類するというよう なことがしばしばなされる。これは、都市を理解 するためには非常な重要な方法論である。これに は、単独の指標でいくつかの地区に分類していく

L

、う方法論がとられた時代もあったが、

1 9 6 0

代頃から、多変量解析の一手法である因子分析を 応用することが行われた(J

o h n s t o n  

(1

9 7 6 )

にそ の流れが述べられている〉。都市の複雑な様相をい くつかの変量に束ね、その変量の大・小をいくつ かのランクに分け、都市を性格付けて地区分類を 行うというものである。

しかしながら、この手法を、土地利用分析で試 みるとあまりクリアな結果が得られない。表

‑1

に示すのは、群馬県高崎市の都市計画基本調査で 作成された土地利用現況図を資料として、

25m

イントサンプリングデータをつくり、それをもと に500mメッシュごとの土地利用比率を求め、そ れを使って因子分析(主因子法による〉を行った 結果(因子負荷量および寄与率)である。カテゴ リーとしては、住居、商業、工業、公共、農業、

運輸・供給施設地、道路、鉄道、河川、未利用地、

山林・原野・荒地・湿地の11個を用いている。昭

4 5

年の土地利用について行った表

‑1

の寄与率 を見ると、第一因子、これは一番説明力の強い因 子にもかかわらず24.21%という非常に低いパー

‑1

高崎市における土地利用の因子 分 析

(昭和

4 5

年の500mメッシュ

3 7 6

個につ いて〕

因子負荷

カテゴリー II  III  住居用地

. 6 6

. 3 4 . 1 7  

商業用地

. 7 2 . 0 5   . 1 3  

工業用地

. 2 1 . 3 1  

. 3 8

公共用地

. 5 7 . 0 9   . 3 9  

農業用地

. 5 1  

. 7 9

. 2 4

運輸・供給

. 3 6 . 2 6  

. 5 6

道路

. 8 3 ‑. 2 5   . 1 0  

鉄道

‑.23  . 2 2  

. 6 9

河川

. 1 5   . 0 7   . 1 9  

未利用地

. 1 2 . 1 7   ‑. 2 1  

山林・原野

. 3 6   . 7 8   . 3 7  

個有値

2 . 6 6  

1. 

7 0  

1.

4 4  

寄与率(%)

2 4 . 2 1   1 5 . 5 2   1 3 . 1 5  

センテージでしかなし、。

3

因子合わせた寄与率(累 積寄与率)でも、ょうやく半分程度ということで、

非常に低く出てしまうことがわかる。

この原因として、いくつかのことが考えられる が、一番大きいのは、土地利用比率は、足して100%

であり、どれかが多ければどれかが低いというよ うな逆相闘がすでに変数中に組み込まれていると いうことであろう。また、このようにカテゴリー を1

0

個以上も細かく割ると、それぞれのポイント 数が非常に少なくなるものが出てきて、あまり データの相関性がうまく検出されない。こういっ た理由で、因子分析的な方法論がうまく適用でき ないのである。

この欠点を解消するため、因子分析以外の方法 として、非常に素朴な方法であるが、クラスター 分析を試みる。これは、簡単にいえば、土地利用 比率の似ている部分をくっつけていくということ である。各メッシュについて計算されているカテ ゴリー別の土地利用比率について、比率構成の近 い500mメッシュ同士を順次アグリゲートしてい

くという方法である。

(3)

玉川

1 :

形態的特性の表現を中心とした土地利用分析手法について

1 2 3  

住居 商業 工業 公共 農業 運供 道路 鉄道 河川 未利 山原

褐... 

2 0 . 6   4 . 6   8 . 9   5 . 9   3 3 . 2  

1.

2  8 . 6  

1.

7  3 . 0   3 . 2   9 . 1  

:~~{

1 0 . 0   0 . 7   0 . 7  

1.

3 7

1.

5  0 . 2   5 . 7   0 . 1   2 . 5  

1.

0  6 . 2   3  I H   3 . 1  

1.

0  0 . 0  

1.

0 1 4 . 2   0 . 1   3 . 0   0 . 0   0 . 9   2 . 1   7 4 . 6  

但、運供:運輸・供給施設用地、未利:未利用地、山原.山林・原野・荒地・湿地

‑1

高崎市昭和4

5

年土地利用のクラスタ一分析結果及びクラスター別土地利用

比率(%)

lに昭和4

5

年のデータについてクラスター 分析をかけた結果を示す。様々な手法があるがこ こでは

Ward

法(矢島・王(1

9 7

1)参照)を用い ている。高崎市域について、

3

つの群に分かれて いる。

L

、くつに分けるのが最もよいかについては、

柳沢・大隅(1

9 7 9 )

によれば、クラスター数基準 という指標、

VRC

とか、

B e a l e

F

とか、

Mar‑

r i o t t

C

とか、

Marrona

J  a c o v k i s

の ? な ど がある。この中で、対象データについて言えば、

B e a l e

F

の動きが最もわかりやすく、図

2

示したように、飛ひe上がっているところが最適グ

ラスターを与える点である。これに対応する分類 が、図

1

1

2

3

3

地区分類であるが、

図中のクラスター別土地利用比率表をみればわか るとおり、

1

番は、住居用地が多い所、

2

番は、

農業用地の比率が一番高い所、

3

番は、山林・原 野である。当然と言えば当然の結果ではあるが、

このような客観的分類が、一応はできるというこ とになる。

ここで、群がどのように変わったかとか、同質 的な地域というのがどのように変化していったか という年度間比較をやりたいという場合どうした

L

、いかという問題がでてくる。例えば、高崎市 域の4

5

年のクラスターを分けたのと同じ基準で

F  •

• • • • • • • • • • •

.・..・ . 

1 0   1 5   2 0  

‑2

対象データについての

8 e a l e

Fの動き

(4)

1 2 4  

総合都市研究第5

0

1 9 9 3

グループ数 =3

1 と 2 を分ける判別関数

a12X=b12

1 と 3 を分ける判別関数

a13Xb13

2 と 3 を分ける判別関数

a23X=b23

サンプノレ

x'

一一今砂 判別得点

Zik】=aklx'

(例えば)若い番号のグループの方が得点が高いとして、

Zl12

b12

・ ・ ・ ・ ・ ・ ①

ZI13b13

・ ・ ・ ・ ・ ・ ②

Zl23b23

… ③ 

①かっ②一一歩 i はグループ lとする

①かつ③一一~i はグループ 2 とする

②かっ③一一争

1

はグループ 3 とする ( は否定を示す)

いずれのグループにも分類されない領域:グレーメッシュの存在範囲

‑3

クラスタリングと判別分析を併用する手法のクラスター数

3

の場合の模式図

もって

5 4

年の分類を考えたいということである。

昭和

4 5

年の土地利用比率と

5 4

年の土地利用比率を 別々にクラスターをかけると分ける基準が変化し てしまうし、両年度をプールしてクラスターをか けるとどちらの年度にとっても中途半端な基準で 分けてしまうというおそれがある。そこで考えら れるのは、一方を分けておいて、その基準を求め、

それを用いて他方を分けるということである。

すなわち、判別関数(ここでは線形判別関数に 限定〉を応用した以下のような手順(詳細は玉川

(1

9 8 4 ) )

が有効となる。

①クラスタリングにより、一方を分類する。

②①で得られたクラスターについて

2

群毎に判 別関数(各カテゴリーの重み付け〉を求める。

③②で、得られた判別関数を基準として用いて比 較したい双方を分類する。

例えば、クラスターが

3

つの場合の模式図を図

‑ 3

に示す。第

1

群と第

2

群を分ける基準、第

2

群と第

3

群を分ける基準、第

3

群と第

1

群を分け る基準を求め、それらを用いて分類を行うことに なる。どの分類にも属さない部分(グレーメッシュ と呼ぶ)を認めることがこの手法の特徴である。

実際に、昭和

4 5

年の最適クラスターから判別関 数を求め、それによって昭和

4 5

年のメッシュを再 分類した分類図を図ーしさらに比較したい昭和

5 4

年のメッシュを分類したものを図

‑5

に示す。

これにより

4 5

年での

3

つの地域は昭和

5 4

年で、どう いう広がりになってきているかということがわか

1

番のグループ、すなわち宅地化している地 域が外延化している様子がこういった図で表現で

きるということになる。

一方、昭和3

5

DID

内すなわち既成市街地に限 定した地域を全体として分類した場合、興味深い 結果が得られている。この範囲において昭和

4 5

の土地利用と

5 4

年のそれを比較する。この比較で 意外なことが出てくる。地域分類としては、先の

(5)

玉川.形態的特性の表現を中心とした土地利用分析手法について

1 2 5  

(図はグレーメッシュ〕

住居 商業 工業 公共 農業 運供 道路 鉄道 河川 未利 山原│

1  2 認 2 2 . 1   4 . 8   9 . 2   6 . 1   3

1.

1.

2  8 . 9  

1.

9  3 . 1   3 . 4   8 . 2   2 

ぜ .♂ 

1 0

.4  1.

1.

1.

5 7

1.

4  0 . 2   5 . 8   0 . 1   2 . 3  

1.

0  4 . 5   3 

1¥

1  4 . 7  

1.

0  0 . 2  

1.

9 2

1.

0  0 . 5   3 . 7   0 . 1  

1.

6  2 . 1   6 3 . 3  

但、運供:運輸・供給施設用地、未利:未利用地、山原:山林・原野・荒地・湿地

‑4

判別基準による高崎市昭和

4 5

年土地利用の再分類及びグループ別土地利用比率(%)

住居 商業 工業 公共 農業 運供 道路 鉄道 河川 未利 山原

I~

2 6 . 2   5 . 3   7 . 1   6 . 8   2 5 . 9  

1.

9 1

1.

1.

5  2 . 7   4 . 1   6 . 7  

2  1 2 . 1  

1.

1.

5  2 . 3   6 3 . 7   0 . 6   9 . 2   0 . 1   2 . 6  

1.

3  4 . 6  

3  1 ¥ 1   6 . 8  

1.

0  0 . 4   3 . 0   1 5 . 5   0 . 4   4 . 7   0 . 1  

1.

6  2 . 9   6 3 . 5  

但、運供:運輸・供給施設用地、未利:未利用地、山原:山林・原野・荒地・湿地 図‑5 判別基準による高崎市昭和

5 4

年土地利用の分類及びグループ別土地利用比率(%)

(6)

1 2 6  

総 合 都 市 研 究 第

5 0

1 9 9 3

住居 商業 工業 公共 農業 運供 道路 鉄道 河川 未利 山原

1  • 2 3 . 8   3 6 . 6   4 . 3   1 2 . 9   0 . 3   2 . 8   1 7 . 1   0 . 0   0 . 3  

1.

8  0 . 1  

:::::: 

4 5 . 6   1

1.

1  5 . 8   8 . 7   9 . 1  

1.

1 1 2 . 7  

1.

1.

2  2 . 3  

1.

1  3  2

1.

6  5 . 5   4 . 9   3 8 . 3   9 . 1   0 . 8   1 0 . 5   0 . 0   3 . 1  

1.

0  5 . 1   4  • 2 3 . 8   8 . 6   2 7 . 3   4 . 3   3 . 3   7 . 5   1 2 . 0   8 . 5   0 . 8   2 . 5  

1.

5  養 護 8 . 8   2 . 7   2 . 4   1 3 . 6   3 . 7  

1.

0  4 . 4   0 . 0   1 8 . 2   0 . 8   3 9 . 4  

‑6

高崎市昭和

3 5

010内の昭和

4 5

年土地利用による地域分類及び土地利用

比率(%)

住居 商業 工業 公共 農業 運供 道路 鉄道 河川 未利 山原

1  E  2 7 . 9   3 2 . 7   2

.4 

1 0 . 0   0 . 0   3 . 5   1 9 . 5   0 . 1   0 . 3   2 . 9   0 . 1  

~~ヲ'::::、 :;

5 0 . 6   8 . 3   5 . 4   8 . 9   4 . 3  

1.

6 1 5 . 1   0 . 2  

1.

0  2 . 7   0 . 7  

. . ; 2

1.

5  5 . 2   2 . 9   4 0 . 5   6 . 8   0 . 9   1

1.

2  0 . 1   2

.4 

2 . 5   5 . 7   4 

2 3 9 . . 9 5   7  

1.

. 3   2 2

1.

. 4 9 1   2

1.

. 1 8  4   2 . . 6 4     0 7 . . 0 1     1 2 9 . . 5 3   0   8 . . 7 0   1   0 2 . . 6 6   1   1

1.

. 5 8 4   0 6 . . 8 9    

図ー

7

高崎市昭和

3 5

010内の昭和

5 4

年土地利用による地域分類及び土地利用 比率(%)

(7)

1 2 7  

玉川.形態的特性の表現を中心とした土地利用分析手法について

品 ︒

品令市市 Xホウ市学江 ι x 申 ウ 申 ウ ホ ︼ A + x x ・ 7 4 X A X 窃 か 4 ウ 市 江

+ X X X H H X X H H X X 申 立 市

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X X

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市 X

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ウ ホ

ホ キ

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ホ ホ

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1 4

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申 申

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申 立

足 立

出 M

X X

・ 一

白 河

牛 X

X X

7 ポ

・ 哨

・ 叩

百 江

江 V

1 4

H H

来 X

X 9

X ゆ

X 直

江 H

H 深

江 辺

江 立

浪 H

H H

H M

R V

角 ︒

コ ホ

+

+ +

・ ザ

キ $

H H

H H

x x

x x

x x

v R

・ x

x ι

x ι

' X

X 者

対 +

X H

H V

H

H X

V R

H H

X X

・ 叫

X X

H H

※ X

H H

江 X

﹃ H

O O

‑ 哨

+ X

X X

X 4

T +

申 ホ ・ 叩 令 市 申 o x x x 江 X 江 X 江 直 江 沼 ι 司 刊 円 形 浜 辺 + + 牛 Y 1 v

v r

x x

x ヨ

H H

ヨ X

X X

江 河

辺 江

H H

足 場

申 告

︾ H

H 立

H H

O

品 市

牛 ゆ

や ゆ

﹃ 同

旨 X

江 弐

H H

H H

江 X

H H

H H

H H

沼 江

江 #

d R

H H

X +

牛 牛

端 清

江 江

江 沼

E X

・ 甲

H H

W 両

立 H

H H

H H

H 江

沼 南

千 X

X X

ψ 車

中 命

み 事

令 立

方 市

X V

R H

H 江

X H

H X

X X

H H

X H

H 試

江 ﹃

H 4

V R

X X

4 H

H H

H H

H H

H 河

辺 X

R X

X H

H H

H H

H H

H H

H X

江 江

江 H

H H

H 足

場 場

ホ キ ホ ウ o x x x 江 頁 + x x x x x x x x w H X 江 江 河 江 X X X H H 牛 + + X ・ 時 H H 貰 江 河 X X H H E + 江 X X X X H H H H ウ キ

ウ ウ

ウ コ

$ 品

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X ・

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H H

X X

H H

+ 江

江 X

X H

H X

X H

H X

X H

H +

+ H

H H

H +

ヨ +

x x

x x

司 H

H X

H H

X H

H X

O

ホ ホ ウ 江 コ x o h ¥ + 4 H H X H H H H 江 x x x x x x 江 H H X 江 氏 ︒ H H H H X X X 江 X X R X 江 X X X H H W H X X X

ι 

住居 商業 工業 公 共 農業 運供 道路 鉄道 河川 未利 山原

※ 

1 5 . 4   2 7 . 8   3 . 4   1 2 . 1   0 . 0   3 . 3   2 7 . 9   2 . 7   2 . 0   4 . 9   0 . 0   2  ) : l   4 9 . 8   7 . 5   2 . 5   9 . 5   4 . 2  

1.

3 1 6 . 1  

1.

6  0 . 5   6 . 1   0

.4 

1 9 . 7   4 . 4   4 . 5   2 6 . 8   2 . 3   3 . 0   1 3 . 9  

1.

7 1 1 . 5   8 . 9  

1.

4  宇 2 2 . 2   6 . 2   1 2 . 1   7 . 0   2 . 5   8 . 1   1 7 . 1   4 . 8   3 . 6   1 5 . 2   5  2 . 1   0 . 4  

1.

5  4 . 7   0 . 2  

1.

8  4 . 0  

1.

2 6 6 . 0   7 . 1   2 . 3  

高崎市昭和

3 5

DID

の分類基準・東京

2 3

区昭和

5 6

年土地利用による地域分

‑8

(8)

1 2 8  

総合都市研究第5

0

1 9 9 3

B e a l e

F

の基準でいくと、

5

つに分けるのが最 適となり、上記のプロセスで得られた図←

6

に示 すとおり、

1

番は商業用地の一番卓越している所、

2

番は商業もある程度あれば住居用地もある所、

3番は公共用地が多い所、 4番は工業用地が卓越 している所、それから最後の

5

番が山林・原野や 河川を含む所と分類される。これを、

9

年後の昭

5 4

年の図一

7

と比較すると、

1

番の部分が

2

元的な広がりとして縮小していることが示されて いることに気づく。高崎駅を中心とした商業集積 地が形成される一方で、周辺商業地が衰退してい

る状況が推測される分析結果である。

また、参考までに上記の高崎市昭和

3 5

DID

分類基準で、東京23区を分けた分類図を図 8に 示す。このような都市間比較もこの手法により可 能となるわけである。

3 .

土 地 利 用 の 秩 序 性

次に、よりミクロなレベルでの土地利用のパ ターン、とくに用途の集塊・分散、隣接・排反と いった側面について考えてみよう。

例えば、図

‑9

のような簡単な

3

つのメッシュ データをつくってみる。いずれも全体が1

6

個のセ ルに分かれており、黒用途と白用途だけで全体が できている。この場合、図の

3

っとも土地利用比 率は全く同じである。左側の図も、まん中の図も、

右側の図も、黒用途半分、白用途半分というよう な形の土地利用比率を構成するということであ る。従って、比率だけでは捉えきれないものが土 地利用のパターンという場合にはあることがわか

このように、パターンの違いをどう捉えるかと いうことで、ほかの分野で行われている研究など を参考にして分析したのが以下に示す、

Clump

J o i n

とか、エントロビーということである。

まず、

Roach

(1

9 6 8 )

が提起した

Clump

という アイディアがある。塊の数ということである。約 束事として、縦、横方向にメッシュが連結して、

斜め方向には連結しないと見ると、例えば、図

の左の図では、黒い塊

1

個、白い塊

1

個、まん中

盟主盟豊富

CLUMPIH  CLUMPft2  CLUMPft8 

図‑ 9 メッシュデータにおける Clumpの概念

題雪 量望

1 1 1 ‑黒 J 0  1  N = 1 0   m ー照 JOIN=8 黒ー黒 JOI.N=O

!ll一白 JOIN=( 照 ー 白 JOIN=12 黒ー白 J 0  1  N =  2 (  

‑10

Joinの概念

では、黒の塊2個、白の塊 2個である。そして、

一番右の図では、黒、白それぞれ

8

個である。そ れぞれ塊の数には違いが見られる。そういう形で、

秩序性、集塊性が捉えられることになる。すなわ ち、この

Clump

の数を勘定して、パターンの違い が捉えられるということが一つある。なお、この 際、用途の生起確率を固定した条件のもとで、黒、

白用途がランダムに生起する場合の

Clump

の数 が一つの基準となる。玉

J I I

(1

9 8 7  a)

Roach

研究が無限に広がったメッシュを仮定してこの数 の上下限を推定していたのに対して、有限メッ シュに適用する場合の差異等について考察を行っ ている。

もう一つには、黒セノレと黒セルが隣接している ところへ一本線を引っ張ってみるという方法もあ る。この線の本数が示すのは、黒と黒の隣接して いるぺアの数である。これを黒一黒

J o i n

という と、図

1 0

の左の図では、黒一黒

J o i n

1 0

個とい うことである。まん中の図では、同じように引く と、黒一黒

J o i n

6

個あるということになる。一 番右では、斜めには連結せず左右と縦にしか連結 しないとL、う約束ごとに従うと、黒一黒

J o i n

はな い、ということになる。同様に、黒と白の間の

J O i l l

(9)

1 :

形態的特性の表現を中心とした土地利用分析手法について

1 2 9  

を引っ張ってみると、点線のようになるが、一番

左の図では、黒と白の間の

J o i nは4

本ある。まん 中では、黒と白の

J o i n

は1

2

本、一番右では、黒と 白の聞の

J o i n

24

本、これは、隣接するメッシュ を結んだものは全て黒と白の

J o i n

になってしま う。このようにパターンの違いが、非常に明確に 示される。

この概念は、

1 9 4 0

年代頃から、

Moran(

1

9 4 8 )  

とか、

KrishnaI y e r  

(1

9 5 0 )

といった統計学の専 門家達が言い出したことであり、都市計画サイド では、現在東京大学先端科学研究センターの小出 (1

9 7 7 )

らの先駆的な研究がある。特に、用途の 生起確率が与えられた条件のもとでの

J o i n

数の 分布は、メッシュのセル数を多くすれば正規分布 に近付くことになり、

実際の

J o i n

数 ‑

J o i n

数の期待値

J o i n

数の期待標準偏差

がいわば偏差値的な意味をもつことになる。玉川 (1

9 8 7  a)

はこれを

J o i n

のクラス値と呼び、理論 的な検討を行っている。

3

~こ、エントロビーという指標についてみて おく。これは、

Clump

J o i n

のように特定の用途 が集塊しているかどうか、あるいは特定の用途の ぺアが隣接しているかどうかということではなく て、総合的に用途間の隣接性とか、集塊性に秩序 があるのかないのかということをはかるものであ

いままでのようなメッシュ セル型の土地利用 データがあったとし、カテゴリーとしてn用途が 考えられるとする。第 i用途の生起確率を

P I

とお

き、エントロビーH

1

H1

~

P I  l o g z P i   C

~

PI= 1) 

と定義する。知られているとおり、

H

1の最大、最 小は、

H1 m a x  =  l o g z n   H1 m 1 n=0 

(if

P I

ω 

c i

f

P 飢 1=1

P 防 ;=0(

j 

主 ミ d))

で与えられる。すなわちすべての用途が等確率で 生起するときエントロビー

H

1は最大となり、特定 用途が卓越するとき

H

1は最小となる。いわば

H

1

Z

H1 

1.

0 0  

1.

0 0  

1.

0 0   0 . 8 1   Hz  0 . 6 5  

1.

0 0   0 . 0 0   0 . 9 0   H ( z )  

1.

6 5   2 . 0 0  

1.

0 0  

1. 

7 1   R1  0 . 0 0   0 . 0 0   0 . 0 0   0 . 1 9   Rz  0 . 3 5   0 . 0 0  

1.

0 0   0 . 1 0   R ( z )   0 . 1 8   0 . 0 0   0 . 5 0   0 . 1 5  

国一11 エントロビーおよび冗長度の計算例

は生起確率の多様性の指標である。さらに、 i 途のセルに

j

用途が生起する確率を

q i j

と書き、エ

ントロピ

‑H z

Hz

三ヱヱ

P l q i j l o g z   q i j   C

但,ヱ

q

lJ二1) で定義する。

Hz

の最大、最小は、

H2max=WI  G f   q

t G

j=I

,,

n

)

Hz m 1 n  = 0  C i

q i j  =  1

, 

q l k  = 0 

C k ミ

j

i=l

  n))  で与えられる。すなわち、用途のぺアの隣接する 確率がベアの種類によらず等しいとき、

Hz

は最大 となり、ある用途には必ずある特定用途が隣接す るときすなわち隣接するぺアが限定されていると H

z

は最小となるわけである。また、エントロ ビー

H ( z )

として、

H ( z )

三 ‑~ ~

P l q i j l o g z P l q i j  

を定義すると、生起確率と隣接確率を合成した系 総体のエントロビーと考えることができるが、実

H(z)=H1+ Hz 

となることは容易に示される。以上の

Hl

Hz

H ( z )

が、上記のそれぞれの意味での土地利用パターン の無秩序性を計量する指標と言える。また、冗長 度といわれる量R

(10)

1 9 9 3  

5 0

総合都市研究

1 3 0  

p ,  t n

p"

E

b

L

X

a

さは

k a m }

S

1

大内島

abp

・‑a

h

zu

ル L

Z

ルヲ問ヂ偲z

dアメがそ

( f a E 

p" 

‑ ・ ・ ・ ・

p

' 岡 nv ・

↑「一一「

p" 

v b

 

ap

率ル4aの配

tt

)

X

L1 1 之

E P

‑ ‑

別 恒

ーがと Z ル

a

つ Z

︿

pt剛

p?川

p.

Ptl 

P

I1  PIl 

p "  

P t t   P

1I 

P

冊 '

は、最大エントロピーからの隔たりを示す量で、

いわば秩序性を表す指標として使うことができ、

上 記 の

3

つ の エ ン ト ロ ビ ー に 対 し て そ れ ぞ れ 札、

R 2

R(2)

が考えられる。これらの指標を使つて

の計量例を図

‑11

に示す。

なお、紙面が煩雑になりすぎるので、実際の都 市におけるケーススタディは割愛させていただ く。輿味のある方は、高崎市と東京23区をスタディ した玉川

0987 a)

または東京都内の

3

地区につ いて扱った玉川

(982)

を参照していただきたい。

メッシュデータのモデル化

‑12

を仮定した確率モデ、ルということができる。

ところで、こういった確率モデルのあてはまり の良さを考えるには、次の式で示される

AIC

とい う指標(詳細は坂元・石黒・北

) ' 1 (983))

が有効 となる。

AIC=(‑2)x

最大対数尤度

+2x

自由パラメータ数

AIC

とは

AkaikeI n f o r m a t i o n  C r i t e r i o n

の略 で、文部省統計数理研究所の赤池弘次氏によって 考案されたものである。この値が小さいモデルほ どよいモデルとされる。第一項の尤度とは、当該 のモテゃルを仮定した場合に観測されたデータの得 られる確率であり、その最大値の対数をとったも のが最大対数尤度である。ところで、この最大対 数尤度は、パラメータ数(モデルに含まれる変数〉

が増えれば増えるほど一般的に大きくなるが、パ ラメータが多すぎるモデノレというのは予測に対し て不安定でよくない。それを補正している項が第 二項の自由パラメータの部分であり、最大対数尤 度が大きくてもパラメータ数が多すぎるようなモ デノレは、

AIC

最小のものからは除かれるという仕 掛になっている。

土地利用メッシュデータの場合には、上記の最 大対数尤度は、各メッシュにおける当該土地利用 比率と多項分布モテ。ルの仮定から容易に計算さ れ、また自由パラメータ数は「メッシュ数

土 地 利 用 を 見 る 単 位

上記

2

章で土地利用のメッシュデータを扱った わけだが、最後に、この土地利用をメッシュで切 る単位をどれくらいにすればよいか、またそれを 決める基準としてどのようなことがあるのかとい

うことを考えてみよう。

メッシュで切るということは、一種の同質的な 分類をやっていることに相当するのではなし、かと 考えられる。そうであるなら、メッシュで切って ここを

l

区画とし、隣接するところを別の

1

区画 とする場合の同質性と、それらを

2

つ合わせたも のを

1

区画とする場合の同質性とどちらがほんと うに同質なのかということをうまく計量してやれ ばいいということになる

o

具体的な定式化のプロセスを図

‑12

をもとにし てみてみよう。左の図では、一番細かし、単位のメッ シュすなわち

1

1

のサイズのメッシュがあり、

この単位で各メッシュに対する、特定用途(例え ば住居用地〉の土地利用比率pijがはかられてい る。それを幾つかまとめると、右の図のように寸

axb

のメッシュごとの土地利用比率九1が算 出される。このとき、どの程度の

A

あるいは

B

土地利用の同質性という観点からみて確からしい かということになる。ここで、このメッシュのサ イズを定め

P

k1を算出するということは、住宅用 地に属するポイントの全体を

P

k1の確率でそれぞ れのメッシュに配分するという、一種の多項分布

4 .  

(11)

玉川

1 :

形態的特性の表現を中心とした土地利用分析手法について

‑2

全域一律とした場合の土地利用カテゴリー別最適メッシュ(高 崎市・昭和

4 5

年)

用途 カテゴリー

ポ イ ン ト 数

(比率)

無制約長方形 正方形 最適メッシュ 最適メッシュ

(縦×横)*l

住居

1569605.3%)  125m x  200m  125m x  125m 

商業

3 3 0 2  (  3.2%)  200m x  250m  250m x  250m 

工業

3 6 6 5 (  3.6%)  200mX250m  250mX250m  公 共 4 1 3 8 (  4.0%)  250mX200m  200mX200m 

農業

46624(45.5%)  125mX 125m  125mX 125m  運輸供給 7 2 5 (  0.7%)  400m X  500m  500m X  500m 

道路

7 4 2 0 (  7.2%)  200mX250m  250mX250m 

鉄道

1 0 7 5 (  1

.

0%)  400mX500m  400mX400m 

河川

2 6 5 0 (  2.6%)  250mX250m  250m X  250m 

未利用地

2 2 1 8 (  2.2%)  250m X  250m  250m X  250m 

山林原野

14790(14.4%)  125mX200m  200mX200m 

*)縦が南北方向、横が東西方向に対応。以下の表も同様。

(注〕全用途カテゴリーから「その他」を除いて示した。

(従って、用途比率の合計は

100%

にはなっていなし、)

‑ 3

全域一律とした場合の土地利用カテゴリー別最適メッシュ(高 崎市・昭和

5 4

年)

用途

ポイント数

無制約長方形 正方形

カテゴリー (比率) 最適メッシュ 最適メッシュ (縦×横)

住居

20995(20.5%)  125mX125m  125mX 125m 

商業

4 0 1 7 (  3.9%)  250mX200m  250mX250m 

工業

4 3 5 0 (  4.2%)  200mX250m  200mX200m  公 共 5 0 2 5 (  4.9%)  250mX125m  200mX200m 

農業

35238(34.4%)  125mX125m  125mX125m  運 輸 供 給 1 5 1 8 (  1

.

5%)  250mX400m  250mX250m 

道路

9 7 8 6 (  9.6%)  200mX250m  250m X  250m 

鉄道

1 0 9 8 (  1

.

1%)  400mX500m  400mX400m 

河川

2 5 0 3 C  2.4%)  200mX250m  250mX250m 

未利用地

3 0 5 6 C  3.0%)  250mX250m  250mXZ50m 

山林原野

14165(13.8%)  125mX250m  200mXZOOm 

1 3 1  

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