(12) 特許協力条約に基づ て公開さ
れ
た国際出願 (19) 世界 知的所有 権機関 国際事務局 (10) 国際公開番号 Ittnensy (43)国際公開日 2010 年 9月16 日(16.09.2010)W O 2010/103661 A l
(51) 国際特 許 分類 r J J 広小 路 上る梶井町4 6 5A61B 10/00(2006.01) GOlN21/65(2006.01) J - 学 内 Kyoto(JP).
(21) 国際 出願 番 号 PCT/JP2009/054930 (74) 理人:特 許業務法人三 枝国際特 許 事 務所
(Sae-usa & Partners); 〒5410045 大 阪 府 大 阪市 中央区 (22) 国際 出願日 2009 年3月 13 日(13.03.2009) 道 修町1 - 7 - 1 北浜T N K ビル Osaka (JP).
(25) 国際 出願の言語: 日木語
(81) 定国( 表示のな 限り、全ての種類の国 内保
(26) 国際公開の言語: 日木語 護 可 ) :AE, AG, AL, AM, Aの, AT, AU, AZ, BA, BB, BG, BH, BR, BW, BY, BZ, CA, CH, CN, CO, CR,
(71) 出願人(米国を除<全ての指定国につ1 て) :京 CU, CZ, DE, DK, DM, Dの, DZ, EC, EE, EG, ES, FI, GB,
都府公立大学法人 (KYOTO PREFECTURAL PUB¬ GD, GE, GH, GM, GT, HN, HR, HU, ID, IL, IN, IS, JP, LIC UNIVERSITY CORPORATION) [JP/JP]; T KE, KG, KM, KN, KP, KR, KZ, LA, LC, LK, LR, LS,
6028566 京都府京都市 上京区河原町通広小 路 上 LT, LU, LY, MA, MD, ME, MG, MK, MN, MW, MX,
る梶井町4 6 5番地 (JP). MY, MZ, NA, NG, NI, NO, NZ, OM, PG, PH, PL, PT,
(72) 発明者;および RO, RS, RU, SC, SD, SE, SG, SK, SL, SM, ST, SV, SY,
TJ, TM, TN, TR, TT, TZ, UA, UG, US, UZ, VC, VN, (75) 発明者/ 願人 (米国につ1 てのみ) :高松 哲郎
ZA, ZM, ZW.
(TAKAMATSU, Tetsuro) [JP/JP1; 〒602084 1 京都府
京都市 上京区河原町通広小 路上る梶井町4 6 (84) 指定国(表示のな 限り、全ての種類の広域保 番地 京都府立医科大学 内 Kyoto (JP)・小 貢 護 可 ) :ARIPO (BW, GH, GM, KE, LS, MW, MZ,
(OGAWA, Mitsugu) [JP/JP1; 〒6020841 京都府京都 NA, SD, SL, SZ, TZ, UG, ZM, ZW), --Lーラシア
市 上京区河原町通広小 路 上る梶井町4 6 5 番 (AM, AZ, BY, KG, KZ, MD, RU,TJ,TM), ヨーロ ツ/
地 京都府立医 科大学 内 Kyoto (JP)・原田 義 規 (AT, BE, BG, CH, CY, CZ, DE, DK, EE, ES, FI, FR, GB, (HARADA, Yoshinori) [JP/JP]; 〒6020841 京都府京 GR, HR, HU, IE, IS, IT, LT, LU, LV, MC, MK, MT, NL,
[続,冗葉 有]
(54) Title:BODY TISSUE IMAGING USING RAMAN SCATTERING LIGHT
(54)発明の名 称 ラマ ン散 乱 を用 た生体組織 イメー ジ ング
(57) Abstract: Disclosed are a method of noninvasively imaging a tissue (in particular, a cardiac tissue) in real time and an apparatus
B therefor. A method of imaging a sample, which contains a myocar dial tissue and a blood vessel and/or a collagen-rich region, com
prising the following steps (1) to (3): (1) a step of irradiating the sample, which contains a myocardial tissue and a blood vessel and/or a collagen-rich region, with an exciting light; (2) a step of detecting Raman scattering light from the sample; and (3) a step of analyzing the Raman scattering light thus detected with the use of Raman scattering spectra specific to myocardial cells and erythro cytes and/or collagen as indications and thus imaging the same.
、心臓組織) を非 にイメー ジ ン グする 目的とする 。 本 発 1 ) b筋組織 チ領域とを含む試 該試 料からのラ ) 該 検出されたラ 球及び/ 又はコラー ク トル と を指 標 とし む、心筋組織 と血 領域とを含む試 料 を る 。 600 800 1000 1200 1400 1600 Ram n shi ( c 1)
NO,PL, PT, RO,SE, SI, SK, TR), OAPI(BF,BJ, CF, 添付公開書類:
CG, CI, CM,GA, GN, GQ,GW, ML, MR, NE,SN, TD, _
明
細
苫
ラマ
ン
散 乱
を用
い
た生
体
組織イ
メージ
ン
グ技
術分野
0001 本発明は、生体組織か
らのラマン散 乱スペクトルを利用 して生体組織をィ
メージン グす
る方法に関す
る。また本発明は、ラマン散 乱スペクトルを利用 した生体組織のィ
メージングす
るための装置に関す
る。背
景
技
術
0002 組織ィ
メージングは、その組織を構成す
る様々な細胞や
その他 のコンポーネントの 分布を知る上で不可欠である。従来、心筋の組織 像を評価す
る手段として心筋生検 がある。しか
し、心筋生検 では、標本の固定、染色が必要であり、そのためにリアルタィ
ムに解析 して像 を作ることは不可能である。また、心臓組織を傷つ
けてしまうとレぢ 問題もある。磁気共鳴
画像 ( ) 法は心臓の機能や
構 造に関す
る情報を得るため に使 用され
るが、組織 像の変化に某づい
た情報ではない
。例えば、正常な心筋 細胞か
らなる領城と虚 血により心筋 細胞が壊 死して線維組織によっ
て置換され
た領城とを 明確 に識別す
ることはできない
。 0003一
方、ラマン分光法は振動型分光法の一
形態であり、分子中の化学結 合の直接 の 情報を提供す
る。ラマン分光法では、人射 光により誘起され
る振動の特 典的なエネ ルギー変化をスペクトルとしてプロットす
ることができ、これ
によっ
て無染色で物質を特 定す
ることができる。このようなラマン分光法の特性 を利用 したィ
メージング方法や
装 置が開発され
てい
る(特許文献 及び2 )
。医療分野におけるラマン分光法を使っ
た 最近の研究では、がん (非特許文献 )、アテローム性動脈 硬化症 (非特許文献2 )
ヘモグロビンの酸 素飽 和 (非特許文献3 )
の診断などの組織診断に焦点があてられ
て きた。しか
し、これ
らの研究は、単に標的組織のラマンスペクトルを解析す
るに留まり、 病変部位 を視 覚的に識別す
るためにィ
メージングを試み
たものではない
。このように ラマン分光法を利用 したィ
メージングに関す
る研究は進められ
てい
るものの、内臓組 織を構成す
る様々な細胞のコンポーネントを分析可能 なィ
メージングに応 用 した例は 報告され
てい
ない
。特井文献1 特開2000 09号公報 特井文献2 特開2007 4735 0号公報 非特井文献 ak a A・ e a ( 2006) Cance Res V o 6 6 3 31 7
22
非特井文献2 M o z ・T e a ( 2006) B o ed O p Vo 021003 非特井文献3 T o e s h o ・P e a ( 2008) App h so 104 18097
発
明の開
ぅ示発
明
が解
央し
ようとす
る課
足頁 0004かか
る現 状の下、本発明は、組織(特に、心臓組織)を非侵 襲的に、且つ
、リアルタ イムにイメーシンクす
る方怯及ひ装置を提供す
ることを目的とす
る。課
題 を
角榊央す
るための
手
段
0005 本発明者らは、上記探題を解決す
へく鋭首研究を重ね、( )ラマン分光怯にょり心 臓における心筋 細胞と血 球とを、各々に固有 のスペクトルパターンに某つい
て識別す
ることか可能てあり、心筋 細胞か
らなる領城と血管とを含む
試科につい
て、両組織 を明瞭に区別したイメーシンクか可能てあること、(2 )酸素化型の赤血 球と脱酸 素ィヒ 型の赤血 球とを各々に固有 のラマンスペクトルに某つい
て識別す
ることかてき、これ
らを明瞭に区別してイメーシンクす
ることか可能てあること、(3) 心筋梗塞を起 こした 心臓の組織か
ら得られ
るラマン散 乱光を解析す
ることにょり、心筋 細胞か壊 死して線 維組織化した領城と正常な心筋 細胞か
らなる領城とを明瞭に区別してイメーシンクす
ることか可能てあることを見出した。これ
らの知 見に某つ
き、本発明者らは史 なる検 討を重ね、非侵 襲的、且つ
、リアルタイムに、正常な心筋 細胞か
らなる領城とコラーケ ンリノチな領城と血管とを視 覚的に識別可能 な状態て明瞭にイメーシンクす
ることを 可能にし、本発明を完成す
るに至っ
た。即ち、本発明は、以下の態様の発 明を提供す
る。 0006 項 ・以下の工程( )~
(3) ( )心筋組織と血管及ひ 又はコラーケンリノチ領城とを含む
試科に励起光を照射す
る工程 , (2 )核試科か
らのラマン散 乱光を検出す
る工程 , (3) 核 検出され
たラマン散 乱光を、心筋 細胞と赤血 球 及ひ 又はコラーケンに特徴的なラマン散 乱スペクトルとを指標として解析 し、画像化
す
る工程 を含む
、心筋組織と血管及び 又はコラーゲンリッチ領城とを含む
試料をイメージン グす
る方法。 0007 項2
・ラマン散 乱光検出手段により検出され
た、心筋組織と血管及び 又はコラー ゲンリッチ領城とを含む
試料か
らのラマン散 乱光を、心筋 細胞と赤血 球 及び 又はコ ラーゲンに特徴的なラマン散 乱スペクトルとを指標として解析 し、画像処理す
る工程 を含む
、心筋組織と血管及び 又はコラーゲンリッチ領域とを含む
試料をイメージン グす
る方法。 0008 項3
・ラ
試料が、虚血を起 こした心臓又はその一
部である、項 又は2
に記載の方 法。 0009 項4
・心筋 細胞に特徴的なラマン散 乱スペクトルが、シトクロムに起因す
るラマン散 乱スペクトルである、請 求 項~
3
のい
ずれか
に記載の方法。 0010 項5・赤血 球に特徴的なラマン散 乱スペクトルが、ヘモグロビンに起因す
るラマン散 乱スペクトルである、項~
3
のい
ずれか
に記載の方法。 0011 項6・ヘモグロビンに起因す
るラマン散 乱スペクトルが、酸素化型ヘモグロビン及び 又は脱酸 素化型ヘモグロビンに起因す
るラマン散 乱スペクトルである、項4
に記載 の方法。 0012 項7・励起光が、 の波長 を有す
る、請 求 項 に記載の方法。 0013 項8・()
心筋組織と血管及び 又はコラーゲンリッチ領城とを含む
領城 を含む
試 料に励起光を照射す
る手段、( ) 前記試料か
らのラマン散 乱光を検出す
る手段、(C
) 該検出したラマン散 乱光を心筋 細胞と赤血 球 及び 又はコラーゲンに特徴的なラ マン散 乱スペクトルを指標として画像処理す
る手段、を備 える心筋組織と血管及び 又はコラーゲンリッチ領城とを含む
試料をイメージングす
るためのイメージング装置。 0014 項9
・血管を含む
試料か
ら得られ
たラマン散 乱光につい
て、酸素化型赤血 球に固 有のラマンスペクトルと脱酸 素化型 赤血 球に固有なラマンスペクトルとを指標として解 析す
る工程を含む
、当該試料を動脈と静脈とを視 覚的に区別してイメージングす
る方 法。発
明の効果
0015 本発明によれば、非侵 襲的に、且
つ
、リアルタイムに、正常な 心筋 細胞か
らなる領 城とコラーゲンリッチな領 域と血管とを明確 に区別して心臓の組織をイメージングす
る ことが可能である。よっ
て、本発明のイメージング方法を用い
ることにより、虚血に陥っ
た心臓におい
て、正常に機能す
る領城と心筋 細胞が壊 死して線維化 した領城とを的 確 に見分 けることが可能となる。また、本発明により、心臓における血管の存在を明 瞭に判別す
ることができる。よっ
て、本発明の方法を用い
て、心筋梗塞を起 こした心 臓における血管の有無を調べることが可能であり、それ
を治療の手段や
計画の決定 に役立てることができる。図
面
の
簡
単
な説
明
0016 図 図 は、代 表的な生きたままの心筋 細胞の細胞質とへ
ムタンパク質のラマンスペ クトルの測定に関す
る。図 は、摘出した心臓全体と光学系のセッティングの模式 図を示す
。図 は、心外膜下領城の自家蛍光イメージを示す
。図C
は、図 中の アスタリスクで示され
た(a) 心筋 細胞(レーザーパワー2
0W
、照射時間 5秒)、(b )
還 元型シトクロムb5
( 50は)
及び(c) 還 元型シトクロムc(2 5
は)
のラマンスペクト ル(レーザーパワー 5W
、照射時間0
秒)を示す
。ここで、 は心筋 細胞であり 、a・u
・は任 意 の単位 を示す
。 図2 図2
は、生きた 臓の心筋 細胞と血管のラマンイメージに関す
る。図2
は、(a) 心筋 細胞、(b )
酸素化型赤血 球 及び(c) 脱酸 素化型赤血 球 のラマンスペクト ルを示す
。赤血 球 のラマンスペクトルはレーザーパワー2
W
で照射時間3
秒で得られ
た。図2
は、代 表的試料中で心臓 表 面か
ら得られ
た自己蛍光イメージを示す
。四 角で囲まれ
た領城はラマンイメージが得られ
た領城 を示してい
る。図2C
は、ラマンバ ンドイメージを示す
。図2
は、(a) 第 、(b )
第2
、(c) 第3
主成分ス コアイメージ (左 :5 696
ピクセル)と各々の主成分スペクトル(右) を示す
。イメージのための試料はレー ザーパワー2
W
で5 6ラインで照明され
た。それ
ぞれ
のラインの照射時間は5秒で 全体の照射時間は28
0秒である。スケールバーは2
0C
は心筋 細胞を示し、 は血 管 を示し、a・u
・は任 意 の単位 を示す
。 図3 図3
は、心筋梗塞領城の代 表的な凍結 融解セクション中の心筋 細胞とコラーゲ ンのラマンイメージに関す
る。図3
は、凍結 融解セクションのへ
マトキシリンエオシン染色を示
す
。図3
は、マノソントリクロム染色による心筋梗塞の境 界領 城 のイメーシ を示す
。図3C
は、図3
のホノクスて囲まれ
た領城の高解像イメーシを示す
。図3
は、図3C
と同し領 城 の白色光イメーシを示す
。図3
は、図3
のアスタリスクに示す
線維性 の組織 (上)と1型コラーケンのラマンスペクトル(下) を示す
。図3
は、第2
主 成分ス コアイメーシ (左) ( 08 7 9ピクセル)とその主成分スペクトル(右) を示す
。こ のイメーシは図3
て示され
た領城 をレーザーパワー 0W
て 08ラインに照明され
ることて得られ
た。それ
それ
のラインの照射時間は5秒て全体の照射時間は54 0秒 てあっ
た。スケールハ ー は5 0は(
)2
0は(C
, ,)
てある。C
は心筋 細 胞を示し、 は線維化した組織を示し、C
は、コラーケンを示し、a・u
・は任首の卓 位 を示す
。 図4 図4
は、生きたまま調製され
た心筋梗塞領城における心筋 細胞とコラーケンのラ マンイメーシを示す
。図4
は、第2
主成分ス コアイメーシ (60 5 0ピクセル)と同し代 表的な試科の白色光イメーシとの融合 写真を示す
。トノトて示され
たラインは心筋 細 胞の輪 郭 を示してい
る。図4
は、第2主成分スペクトルを示す
。試科はレーザーパワ ーW
て6 0ラインに照明され
た。それ
それ
のラインの照射時間は5秒て全体の 照射時間は3
00秒てある。C
、心筋 細胞。 は線維化した組織を示し、スケール ハ ー は2
/ てある。発
明を
実
施
す
るための最
良の形
態
0017 以下、本発明を祥 細に説 明す
るか、本発明は、以下に説 明され
る特定の実施形態 に限定され
るものてはない
。また当業者てあれ
は、以下に説 明す
る実施形態の各 要 素を本発 明の範囲内におい
て容易に変 更す
ることか可能てある。 0018一
実施形態におい
て、本発明は、以下の工程 ( )~
(3) を含む
、心筋組織と血管 及ひ 又はコラーケンリノチ領城とを含む
試科をイメーシンクす
る方怯てある。 ( )心筋組織と血管及ひ 又はコラーケンリノチ領城とを含む
試科に励起光を照射す
る工程 , (2 )
核試科か
らのラマン散 乱光を検出す
る工程 , (3) 核検出され
たラマン散 乱光を、心筋 細胞と赤血 球 及ひ 又はコラーケンに特徴 的なラマン散 乱スペクトルとを指標として解析 し、画像化す
る工程。0019 本実施形態における、イメージング対象は、心筋組織と血管及び 又はコラーゲン リッチ領城とを含
む
試料である。好ましくは、当該試料は心臓の全体又は一
部である 。本発明の方法 は、主として正常な心筋 細胞か
らなる領城と心筋 細胞が壊 死した領 城とを明瞭に区別す
ることができるため、虚血に陥っ
た心臓の診断に役立てることが できる。このよぅな観点か
ら、イメージングに供す
る試料は、虚 血 を起 こした心臓の全 体又は一
部である。具体的には、虚血により狭心症、心筋梗塞、心不全、及び不整 脈を起 こした心臓である。心臓の一
部をイメージングの対象とす
る場合、その部分 は 当業者が適宜決定す
ることができる。例えば、心電図や
の結 果か
ら決定され
た 部位 をイメージングす
ることができる。 0020 コラーゲンリッチ領城とほ、心筋 細胞が壊 死して網維化した結 果、正常に機能す
る 心筋 細胞か
ら成る領城と比較してコラーゲンの存在比率が高い
領城 である。線維化 の程度に関す
る定義につい
ては、議論のあるところではあるが、本発明におい
ては におい
て心室壁内5 0 以上が線維に置換され
てい
るところをコラーゲンリッチ 領城と定義す
ることができる。よっ
て、コラーゲンリッチ領城とは、心臓におい
て心筋 細胞が脱落し、心筋組織がその機能を失っ
た領城 である。これ
に対 し、正常領 城とは 心臓におい
て正常な心筋 細胞が機能してい
る領城 を意 味す
る。また、血管とは心筋 内を走行す
る任 意の血 管 を意 味し、動脈及び静脈のい
ずれ
も含 まれ
る。特に、心筋 細胞 近傍に存在す
る小血管のイメージングは組織 細胞レベルの代謝を見る上で重 要である。 0021 該試料は、心筋組織と血管とを含む
ものであっ
ても、心筋組織とコラーゲンリッチ領 城 を含む
ものであっ
てもよい
。好ましい一
実施形態におい
て、該試料は、心筋組織、 血管及びコラーゲンリッチ領城 を含む
。また、他の実施形態におい
て、該試料は、血 管とコラーゲンリッチ領城 を含む
ものであっ
てもよい
。該試料には、心筋組織、コラー ゲンリッチ領城及び血管の他に、他の細胞や
組織が含 まれ
てい
てもよい
。例えば、炎 症 細胞、脂肪組織が含 まれ
てもよい
。 002 2 本実施形態のイメージング方法は、上記のよぅな試料に励起光を照射す
る工程を 含む。励起光は、試料に照射す
ることによっ
て試料を構成す
る物質 に固有 のラマン 散 乱光を生じるレーザ光である。励起光は、当該技術 分野におい
て使用され
る任 意の励起光を使用
す
ることかてき、心筋 細胞と血管とコラーケンとを識別す
るために適 したラマンスペクトルを得る観点か
ら適正選 択す
ることかてきる。よっ
て、励起光の波 長は特に制限され
ない
か、好ましくはへ
ム蛋白の共㎎波長400~
600 てあり、より 好ましくは500~
600 てある。特に好ましくは、5 32 のGレ
ーザを使 用す
ることかてきる。 002 3 試科に励起光を照射す
るための手段は、ラマン分光怯におい
て通常用い
られ
る、 レーザ光を発す
る手段てあれ
は特に制限なく使用す
ることかてきる。 002 4 本実施形態のイメーシンク方怯は、次い
て、試科か
ら発せ
られ
るラマン散 乱光を検 出す
る工程を含む
。ラマン散 乱光を検出す
る手段は、ラマン散 乱光を検出し、それ
を 画像化処理す
るための信号に変換す
ることか可能 なものてあれ
は特に制限され
す
、 当核分野におい
て公知 の検出手段を適正選 択して使 用す
ることかてきる。例えは、 受光素子かマトリクス上に配列され
た工リアセンザを検出手段として使 用す
ることかて きる。より具体的には、画素かアレイ状に配置され
た二次元C C をラマン散 乱光の 検出手段として好適に使 用す
ることかてきる。 002 5 好ましい
実施形態におい
ては、試科か
らのラマン散 乱光は、その検出に先立っ
て、 タイクロイノクフィルタ等により励起光と同し波長 を有す
る反射 光と分離され
る。さらに 、分離され
たラマン散 乱光は、回折格子や
ブリスムか
ら成る分光素子によっ
て光 の波 長に応 して空間的に分光され
る。分光され
たラマン散 乱光は上述のよぅな検出手段 におい
てラマンスペクトルを表す
信号に変換され
、パーソナルコンピュ
ータ等の解析 手段に出力され
る。 002 6 本実施形態のイメーシンク方怯は、さらに検出され
たラマン散 乱光か
ら得られ
たス ペクトル情報を、パーソナルコンピュ
ータ等の解析手段に記惜され
た心筋 細胞、赤血 球及ひ 又はコラーケンに特徴的なラマンスペクトルを指標として解析され
、画像化 され
る。解析及ひ画像化は、当核技術 分野に公知 のソフトウェ
アを用い
てパ ーソナル コンピュ
ータ等によっ
て処理され
る。例えは、 (Ma hwo ks社)を用い
て解 析し画像化す
ることかてきる。 002 7 心筋 細胞に特徴的なラマンスペクトルとは、心筋 細胞に対 して励起光を照射して得 られ
る、心筋 細胞に固有 のラマン散 乱光のスペクトルてある。同様に、赤血 球に特徴的なラマンスペクトルとは、赤血 球に対 して励起光を照射して得ら
れ
る、赤血 球に固 有のラマン散 乱光のスペクトルであり、コラーゲンに特徴的なラマンスペクトルとは、コ ラーゲンに励起光を照射して得られ
る、コラーゲンに固有なラマン散 乱光のスペクト ルである。赤血 球は、酸素化型赤血 球と脱酸 素化型 赤血 球とのい
ずれ
であっ
てもよい
。試料に含 まれ
る血管につい
て、動脈か
静脈か
を識別す
る場合は、酸素化型赤血 球及び脱酸 素化型 赤血 球に特徴的なラマンスペクトルを各々の指標として使 用す
る ことができる。 0028 心筋 細胞に特徴的なラマンスペクトルを指標として解析す
るとは、心筋 細胞に特徴 的なスペクトルと合致す
るラマンスペクトルを示す
ラマン散 乱光が得られ
るか
否か
によっ
て、そのラマン散 乱光を発す
る試料中の部位が心筋 細胞であるか
判定す
るとレぢこ とである。同様に、試料中の特 定 の部位が血管に相当す
るか
どぅか
は、試料か
らのラ マン散 乱光が赤血 球に固有 のラマンスペクトルを示す
か
否か
によっ
て判定され
る。コ ラーゲンリッチ領城につい
ても同様に、コラーゲンに特徴的なスペクトルを示す
ラマン 散 乱光を放つか
否か
によっ
て判定され
る。 0029 心筋 細胞に特徴的なラマンスペクトルの一
例は、実施例(
図)
に示され
る。図 に 示され
るよぅに、心筋 細胞を のレーザ光で励起した場合のラマンシフト75
c
3
0c
、及び58
2
c
におけるピークを指標とす
ることができる。実施例 に記載され
るよぅに、前記のラマンシフトのビークパターンは、心筋 細胞中のシトクロ ムに起因す
るものである。酸素化型赤血 球 及び脱酸 素化型 赤血 球に特徴的なラマ ンスペクトルの一
例は、実施例2
(
図2 )
に示され
る。図2に
示され
るよぅに、酸化型赤 血 球を のレーザ光で励起した場合のラマンシフト37
c
582
c
及 び637
c
におけるピークを指標とす
ることができる。また、還 元型赤血 球 を53
2
のレーザ光で励起した場合のラマンシフト355
c
545 c
及び6
0。
におけるピークを指標とす
ることもできる。これ
らのラマンシフトのビークパターンは 、赤血 球中のへ
モグロビンの存在に起因してい
る。コラーゲンに特徴的なラマンスペ クトルの一
例は、実施例3
(
図3 )
に示され
る。本発明では、これ
らのスペクトルを使用す
ることにより、正常な心筋組織と血管とコラーゲンリッチな領域とを明瞭に区分 けし てイメージングす
ることができる。0030 イメージングの対象となる試料全体
か
ら得られ
るラマンスペクトルの分布は、解析手 段として主成分分析 を用い
て実施され
る。 0031 主成分分析 は多変呈解析 の一つ
であり、複数の観測変数か
ら、それ
を要 約す
る合 成変数(
主成分と呼ぶ)
を作り出す
分析 法である。従っ
て、ラマンスペクトルの解析 に おい
ては、イメージング対象か
ら得られ
る複数のラマンスペクトルか
ら、その試料のい
くつか
の成分を特徴づけるスペクトル形体を抽 出す
る目的で使用す
ることができる。 主成分 の計算原理としては、(1) 全ての変数を標 準化す
る、(2)情報のロスを最小限 にす
るために、主成分 の分散値が最大になるよぅに、主成分 の軸を設定し、さらに主 成分 同上の相関を0
にす
る、(3) 決 定され
た主成分 の分散が大きい
順に第 主成分、 第2
主成分、第3
主成分とす
る、(4) 主成分の軸 に対応す
る重み
係数を最小 二乗法 を用い
て計 算す
る。このよぅにして得られ
た主成分スペクトルに対す
る、個々のラマン スペクトルの得点(
主成分ス コア)
を計 算し、この値をプロットし画像化す
る。 0032 以上に説 明した、試料への励起光の照射、試料か
らのラマン散 乱光の検出、検出 され
たラマン散 乱光のラマンスペクトル信号への変換、及びラマンスペクトルの解析 及び画像化とぅ一
連の工程は、例えば、特開2
007
47357
に記載され
る方法や
市販され
てい
るラマン分光イメージング装置(
例えば、ナノフオ トン社製のラマン顕微 鏡)
を用い
て行ぅことができる。 0033一
実施形態におい
て本発 明は、ラマン散 乱光検出手段により検出され
た、心筋組 織と血管及び 又はコラーゲンリッチ領城とを含む
試料か
らのラマン散 乱光を、心筋 細胞と赤血 球 及び 又はコラーゲンに特徴的なラマン散 乱スペクトルとを指標として 解析 し、画像処理す
る工程を含む
、心筋組織と血管及び 又はコラーゲンリッチ領 城とを含む
試料をイメージングす
る方法である。本実施形態の方法 は、ラマン散 乱光 として得られ
る情報を解析処理して、当該 光の発信源である試料を画像として表示す
る方法である。本実施形態における方法は、上述す
る実施形態の説 明に従っ
て実施す
ることができる。 0034一
実施形態におい
て、本発明は、(
)
心筋組織と血管及び 又はコラーゲンリッチ 領域とを含む領域を含む試料に励起光を照射す
る手段、(
)
前記試料か
らのラマン 散 乱光を検出す
る手段、(
C )
該検出したラマン散 乱光を心筋 細胞と赤血 球 及び 又はコラーゲンに特徴的なラマン散 乱スペクトルを指標として画像処理
す
る手段、を備 える心筋組織と血管及び 又はコラーゲンリッチ領城とを含む
試料をイメージングす
るためのイメージング装置である。本発明のイメージング装置における ()
励起光照 射手段、( )ラマン散 乱光検出手段、及び(C )画像処理手段は、某本的には当該技 術 分野におい
て公知 のラマン分光法を領したイメージング装置におい
て用い
られ
る 手段をそのまま又は適宜改良を加えて使用す
ることができる。好ましくは、()
励起 光照射手段及び( )ラマン散乱光検出手段は、外科手術時に心臓に対してレーザ 光の照射し、心臓か
らのラマン散 乱光を検出す
るとい
ぅ観点か
ら、い
ずれ
も細長い
ア ームの先端でレーザ光の放出及びラマン散 乱光の検出ができる形 状を有す
る。実
施
例
003 5 以下、実施例 を参照して本発 明を更に具体的に説 明す
るが 、本発明は以下の特 定 の実施例に限定され
るものではない
。 003 6 試験例 ガ,
硫柚突み祀刊
十
ガ,
臓モデルの調製 後述す
る実施例 で使用 した検体は、次のよぅにして作成され
た。心臓全体の検体( 二 2 )は、 00 酸素供給下で全身麻酔の下、若い
成体ウィスターラット(体重2 50 00、雌)か
ら取り出され
た。下大静脈か
ら塩化カリウム (0 2 )を投 与して心 筋 細胞の収縮を止めた後、心臓か
らのす
べての血 管 を結 紮し、血液で冠 状 血 管 を満 たして心臓を摘出した。心臓はタイロード溶 液(4oC7 4)
に静置し摘出後の代謝 分解 を最小限にした。酸素化型の血液 及び脱酸 素化型の血液 は、各々3匹のラット の左心房及び石
心房か
ら得た。 003 7 心筋梗塞は3 3匹のラットの左下行冠 状動脈を完全に結 紮す
ることで作製され
た。2 8 日後に20匹の生存ラットか
ら心臓を慎 重に摘出した。 2個の心臓を即座に液体空 素で凍 結し、検証まで Cで保 存した。残る8つ
の心臓は生きたまま調製され
た。 凍結ザンプルは5 は の厚さのセクションにクリオスタット( E C Aw e z e
e man ) でスライスした。ラマン分析 のザンプルは0・ 7 の厚さの石英ガラス(Ma s n a m、 大 阪、日本)に載せ
られ
、 のP S(7
4 ) で湿っ
た状態に保たれ
た。ヘマト キシリンェ
オシン染色とマッソントリクロム染色を用い
て切 片 の組織を確認 した。生き た心臓は横 方向に切られ
梗塞領城は肉眼で確認され
た。それ
らは~
2 の厚さのスライスに切断さ
れ
た。生きた試科を用い
た後述の試験は、摘出後 時間以内に完了
した。003 8 宝怖 例 心筋 細胞の細胞
宵
のラマンスペクトル生きたまま調製さ
れ
た損傷のな e xv
voL臓の心外膜下か
ら得られ
た心筋 細胞の 細胞質 のラマンスペクトルをレーザーラマンコンフォ
ーカル顕 版鏡(RA MAN Nanopho on、大 阪、日本)を用
い
て側定した。取り出され
た心臓を顕微鏡のステーシ上の 石英某盤の上に置い
た後、心筋 細胞を確甜す
るために、自家蛍光画像を利用 した。 自家蛍光は、3 3 0~
波長て励起し、4 2 0 波長以上て検出した(図 ) これ
により心筋 細胞を同定し、焦点を合わせ
た後、フイルターを変 更しラマンスペクト ルを採取した(図 C )。レーザー強度は W、照射時間は5 秒 てあっ
た。使用 した 顕微鏡の構 造 はa ada
Y e a 2 008oc
P E Vo 6853 685308に図示され
てい
る。心筋 細胞のラマンスペクトルは、レぺつか
のラ マンハントを含み
、主として6 00 643 69 0751 1003 1130 117 1 1307 1336 1356 1396 14 5 0 1582 1657 2854 及ひ2932 Cm・
てある( ) その中て 7 51(v 5 mode) 1130(v 2 2 mode) 及 ひ 1582 (v g mode) Cm かへ
ムタンパク質の中心にあるボルフイリン環か
ら生した 特定の振動モートと考えられ
る。ヘムタンパク質の中ても、還 元型のシトクロムb 5
及 ひc のピークか心筋 細胞のピークとよく対応す
る。シトクロムb 5
及ひc は、代 表的なへ
ムタンパク質て電子吸収帯の一つ
てあるぽ ハ ントを52 0~
波長にもつ
。ミオ ク ロヒンは本実施例の条件下ては心筋 細胞のスペクトルにほとんと寄与してい
ない
と 考えられ
る。なせ
なら、光乖離現象によっ
てオキシミオク ロヒンのラマンスペクトルを 得ることか難しい
ことと、テオキシミオク ロヒンはスペクトルのパターンに違い
かあるか
らてある。 003 9 実施例2 生きたe xv
voガ,
臓の心筋 胞と 管 のラマン細織イメーシ シトクロムのラマンスペクトルは、ヘモク ロヒンのラマンスペクトルと多くの共通 点を有す
る。ヘモク ロヒンによる心筋 細胞のシトクロムの検出に干
渉す
る可能性 を除外す
る ためには、心臓組織中の二つ
のへ
ムタンパク質を分別す
る必要かある。酸素化型及 ひ脱酸 素化型 赤血 球は、それ
それ
左心房及ひ右心房か
ら、ヘパリン入りシリンシに 採取した。それ
それ
少呈を石英某盤 上に摘下し、自家蛍光画像て赤血 球 の形態を確認 し、 。図2 は心筋 細胞、酸素化型赤血 球 及び脱酸 素ィヒ型赤血 球に 。こ