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北九州市立医療センターでは、地域の医療従事者の方々と一緒に医療技術向上のため、

下記のとおり勉強会等を計画・実施しています。

お 知 ら せ

勉強会のご案内

■呼吸器カンファレンス/毎週火曜日開催

第2火曜日 時間:19時〜20時 それ以外は 時間:17時〜18時 場所:別館6階 講堂

※消化管術後カンファレンスは、8月から都合により第3木曜から第4木曜へ変更いたしました。

※日程は都合により変更・中止になる場合があります。医療連携室へ確認の上ご参加ください。

 皆様の多数のご参加をお待ち申し上げております。

呼吸器内科・呼吸器外科・放射線科・病理医師・スタッフで症例カンファレンスを行っています。

題 目 時間・場所

■周産期症例検討会/奇数月

        第3水曜日開催

時間:19時〜20時30分 場所:別館6階 講堂 産婦人科・小児科・小児外科医師・スタッフで症例カンファレンスを行っています。

■消化管術後カンファレンス/毎月

        第4木曜日開催

時間:18時30分〜20時 場所:別館6階 講堂 消化器内科・病理医師で症例カンファレンスを行っています。

※検討させていただく症例がございましたら、ご持参ください。

市民公開講座

「感染症にかかってもあわてないために! !」総合診療科(感染症)

がん診療教育セミナー

▶場所:北九州市立商工貿易会館2階 多目的ホール

▶日時:平成25年11月30日(土)14時〜16時

※施設には駐車場がありません。近隣の民間駐車場をご利用いただくか、公共交通機関をご利用ください。

 なお、駐車場の割引サービスはありませんので、ご注意ください。

【問合せ先】

北九州市立医療センター 医療連携室 TEL.093-533-8660(医療連携室直通)

入場無料

(受付開始13時30分より 講演開始14時)

(事前申込不要)

(事前申込不要)

【問合せ先】 

北九州市立医療センター 事務局管理課庶務係 TEL.093-541-1831(内線3103)

テーマ

日程 講師

▶場所:北九州市立医療センター 別館6階講堂 ▶時間:18時00分〜

※この研修は医療従事者の方が対象です。

※お車でお越しの際は、駐車券をお持ちになり、研修の受付へお出しください。お帰りの際に割引の処理をし、お返しします。

【問合せ先】 北九州市立医療センター がん診療相談支援センター TEL.093-541-1831 山中(内線 6843)

平成26年 1月9日(木)

市立医療センター 市立医療センター

産婦人科主任部長 内科主任部長

子宮がんについて 尼田 覚

三木 幸一郎 肝臓がんについて

November 2013

北九州市立医療センターニュース

KM MCnews 第51号

平成25年11月8日発行発行人:北九州市立医療センター 〒802-0077 北九州市小倉北区馬借2丁目1-1 TEL093-541-1831 FAX093-533-8693http://www.city.kitakyushu.lg.jp/page/hospital/center/

INDEX

膠原病診療の現状

医療の進歩・乳腺甲状腺外科における甲状腺・副甲状腺手術の現況

院内紹介・リハビリテーション科紹介

資格取得・手術看護認定看護師/糖尿病看護認定看護師

看護の広場・手術部の役割

トピックス・10月は乳がん月間です!

就任・退任のご挨拶

人物クローズアップ・音楽三昧 雑感 登録医のご紹介

1 3 4 5 6 7 8

<本院の基本理念>

わたくしたちは公共的使命を自覚し 心のこもった最高最良の医療を

提供します

第51号

乳がん啓発イベント「むすぼうや! ピンクリボン2013」の様子

(2)

KMMCnews

 関節リウマチは免疫の異常によって関節に炎症が起こり、

腫れや痛みが生じる病気です。以前は、「慢性関節リウマ チ」と呼ばれていましたが、慢性に経過するのではなく、実 際急性発症する例もあり、現在は「関節リウマチ」が正式 名称です。関節破壊は発症してから約2年間のうちに急激 に進み、かつ発症早期は薬剤に対する感受性が高いこと がわかっています。そのため、早い段階から強力な薬を 使って、関節破壊を抑えることが重要と考えられます。

 治療の中心になるのは、日本で1999年より使用可能に なったメトトレキサート(リウマトレックス®)で、現在は発症早 期から週16mgまで使用可能になりました。そのほか免疫 調整剤やタクロリムス(プログラフ®)など新しい薬も開発さ れています。また、2003年からは関節炎や関節の破壊に関 係するサイトカインの働きを抑える注射薬である生物学的 製剤が登場しました。日本では現在7種類が使用可能で、

当院ではすべての生物学的製剤を導入しています。患者 さんに応じてこれらの薬剤を組み合わせることにより、関節 炎が治まり、関節破壊の進行がない状態(寛解)を目指した 薬物療法を行っています。

 このように薬物治療が格段に進歩し、炎症を抑えたり、関 節破壊を食い止めることが可能になってきましたが、実際に は薬物治療を行っても、一部の関節に痛みが残ることもあり

ます。また、すでに壊れてしまった関節には薬物治療の効 果は及びません。関節リウマチの炎症が薬物治療によって ある程度安定している状態で、かつ激しい痛みがあったり、

日常生活に支障がある場合、適切な時期に手術を受けるこ とにより、その後の生活がしやすくなります。逆に、時期が遅 れると手術が困難になることがあります。患者さんの状態に 応じて時期を見極め、痛みを取り除くことと関節の機能を改 善することを主な目的として、人工関節置換術、関節形成 術、滑膜切除術など各種手術も積極的に行っています。

 当院では、関節リウマチの治療は内科、整形外科どちら でも行っていますが、診断が難しい症例や、合併症対策が 困難な症例、手術の適応や時期を判断するのが難しい場 合も多くあります。それらを話し合う場として、内科・整形外 科の関節リウマチ治療担当医が集まり、週1回カンファレン スを行っています。内科と整形外科が連携して治療をすす める病院は多くはなく、当院の特徴と言えます。整形外科 医・内科医の視点から、多面的に診察できるというのは、

我々医療者側にとっても、患者さんにとっても安心感につな がるものと考えております。研究会や学会への報告なども 行い、積極的に関節リウマチ治療に取り組んでいますので、

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

股関節変形 人工股関節置換術後 膝関節変形 人工膝関節置換術後 足関節変形 足関節固定術後

肩関節変形 人工肩関節置換術後 肘関節変形 人工肘関節置換術後 手関節変形 手関節形成術後

さまざまな膠原病

内科(膠原病) 部長

西坂 浩明

 膠原病には、自己免疫疾患という側面と、リウマチ性疾 患(関節痛・筋痛等を伴う)としての側面があります。以下に 膠原病の概念を図で示します。

 膠原病と呼ばれる疾患には、関節リウマチ、全身性エリテ マトーデス、強皮症、多発性筋炎・皮膚筋炎といった古典的 膠原病の他にシェーグレン症候群、混合性結合組織病など があり、他に血管炎症候群として結節性多発動脈炎、顕微 鏡的多発血管炎、ウェゲナー肉芽腫症(多発血管炎性肉 芽腫症)、アレルギー性肉芽腫性血管炎(好酸球性多発血 管炎性肉芽腫症)、側頭動脈炎、高安動脈炎(大動脈炎症 候群)等、リウマチ性多発筋痛症、最近は自己炎症性疾患 と言われるようになったベーチェット病など、多数の疾患が 含まれます。いわゆる「難病」が多く、関節リウマチ以外の多 くは1万人から数万人に1人という稀な疾患です。

 膠原病の経過・予後や治療法は、疾患によって異なり、同 じ疾患でも重症度や臓器合併症の有無によって違ってきま す。関節リウマチが、この10〜20年の間にMTXや生物学 的製剤の登場により症状や予後が劇的に改善してきたの に対して、他の膠原病ではまだまだステロイドが基本です。

難治性で複数の免疫抑制剤を併用してもステロイドを減量 できない例も少なくなく、そのような場合は感染症や骨折な ど副作用との戦いです。

 しかし最近は、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(旧名:

アレルギー性肉芽腫性血管炎、Churg-Strauss症候群)

(治療抵抗性の神経障害のみ)や多発性筋炎・皮膚筋炎 に対してガンマグロブリン大量静注療法が、多発血管炎性 肉芽腫症(旧名:ウェゲナー肉芽腫症)と顕微鏡的多発血 管炎に対してリツキシマブが、腸管ベーチェット病に対して

アダリムマブがそれぞれ認可されました。既存の免疫抑制 剤の認可も進んでおり、現在全身性エリテマトーデスに対し ても複数の生物学的製剤の治験が行われています。ステロ イドを使わずに治療ができるような夢のような時代が早く来 ることを待ち望んでいます。

 内科での膠原病診療は、定永敦司内科部長と2名で当 たっています。2名とも日本リウマチ学会リウマチ専門医・指 導医を取得しており、当院は同学会認定リウマチ教育施設 です。整形外科の岡田文部長も同学会リウマチ専門医で、

次頁で関節リウマチ診療について書かれています。3名で 週1回カンファレンスを行い、新患や難治例について検討し ています。

 当科2名の受け持ち患者数は約1,000名(月あたりの外 来受診患者数はのべ約900名)で、うち関節リウマチが約 半数、残りが多い順に全身性エリテマトーデス、強皮症、多 発性筋炎・皮膚筋炎、シェーグレン症候群などです。確定診 断はつかないが何らかの膠原病・自己免疫疾患で、症状も あるため対症療法を行いながら経過をみているという患者 さんも多く、経過観察中に診断が確定することもあります。

年間新患数は350〜380名程度です。膠原病の多くが、特 定疾患に指定されています。当科だけでも230名程度の認 定患者さんがいます。

 全身性エリテマトーデスや高安動脈炎、関節リウマチ、抗 リン脂質抗体症候群などは若い女性の患者さんも多く、妊 娠前後の管理が難しいことがあり、当院産婦人科に併診を お願いしています。血管炎やNSAID潰瘍による消化管穿 孔で外科に、ステロイド骨粗鬆症による骨折で整形外科に、

というように、病態としても合併症にしても多臓器にわたるの で、膠原病診療は他科の協力なしには成り立ちません。

 当院は、「がん医療」、「産科医療」、「生活習慣病」の3 つを主に担うべき医療分野として掲げており、膠原病はそ のいずれにも含まれません。膠原病診療においては、重症 例では生命に関わることもあるため、高度医療が可能であ る必要があります。一方、安定している患者さんも多く、外 来が負担となっています。当院は公立病院として「難病診 療」にも貢献していく責務を負います。これを維持していく ためにも、病診連携等ご協力よろしくお願い申し上げます。

膠原病の概念 自己炎症性疾患

自己免疫性疾患 膠原病 リウマチ性疾患

膠 原 病 診 療 の 現 状

関節リウマチ治療の現状

整形外科 部長

岡田 文

(3)

KMMCnews

▲理学療法室

リハビリテーション科紹介

〜自立と支援へ〜

リハビリテーション科 理学療法士長 竹内 彰一

 「はじめまして、今日からリハビリを担当します○○です。」「少 しずつ身体を動かして、元気になりましょう。」という会話から始ま るリハビリテーション科は、「患者さんの目線に立ち、家庭・社会へ の復帰に向けた質の高いリハビリテーションを目指します。」との 理念に基づき、疾病の治療と予防を目的に西井主任部長をはじ め理学療法士7名、作業療法士3名、言語聴覚士1名で構成さ れています。対象となる患者さんは、0歳の新生児から、90歳をこ える高齢者、アスリートからベッド上患者、運動器、脳血管、循環 器、呼吸器、がんなど、年齢や疾患もさまざまです。

  理学療法

 「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力 の回復を図るため、治療体操その他の運動を行わせ、および電 気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加える」と定義 されています。リハ医学初期の理学療法は、自然界にある物理 的刺激を生体に与え生理的反応(physiological  response)を 引き出し、病 的

反応を抑制する 治療体系でした が、今では運動 療法を中心とし て 機 能 回 復 、 A D L 改 善 、 QOL向上を目指 すものです。

  作業療法

 「身体または精神に障害のある者、またはそれが予測される 者に対し、その主体的な生活の獲得を図るため、諸機能回復、

維持および開発を促す作業活動を用いて、治療、指導および援 助を行う」と定義されています。具体的には基本能力(運動機 能・精神機能)、応用能力(食事やトイレなど、生活する上で行わ れる活動)、社会 生 活 適 応 能 力

(地域活動への 参加・就労修学 の準備)の維持・

改善を目指すも のです。

  言語聴覚療法

 「音声機能、言語機能または聴覚に障害のある者についてそ の機能の維持向上を図るため、言語訓練その他の訓練、これに 必要な検査および助言、指導その他の援助を行う」と定義され ています。つまり、話す、聞く、表現する、食べる・・・。誰でもごく自然 に行っていることが、病気や事故、加齢などで不自由になること があります。こう

した、言葉による コミュニケーショ ンや嚥下に問題

がある方々の社 会復帰を援助し、

自分らしい生活 ができるよう支援 するものです。

 高齢者や患者さんからは「自分のことは自分でやりたい」とよく 聞くことがあります。「自分でやりたい」とは、1人で歩ける、食事が 摂れる、トイレに行ける、着替えができる、お喋りができる、など数 え上げればきりがありません。誰しもこれらのことを人の手を借り ず行いたいと思うことは自然なことであり、自分でできることで人 間らしい生活が営め、QOLが高まり、社会の一員としての役割を 果たすことができるのです。

 WHOは医学モデルに基づいた国際障害分類(ICIDH)を発 表しました。1990年に改訂作業が進められ、2001年に国際生活機 能分類(ICF)を採択しました。ICIDHが疾病の帰結として障害に 焦点を当てたのに対し、ICFでは健康と安寧(well-being)に焦点 を当て医学モデルから社会モデルへ転換されました。つまり 何が できないか を問う否定的な分類から 何ができるか を見つける肯 定的分類へ位置づけられました。当科には多くの診療科からの依 頼があり、リハビリテーションが関わる仕事がますます増えています。

リハビリテーションに関わる専門職として患者さんや家族の話に耳 を傾け、自分で できる 視点から 問 題を追 及し 、 障 害を軽 減し 、 残存機能を最大 限に生かせるよ う自立と支 援に 向けて努力して います。

▲言語聴覚室

 2012年より院内の標榜科として従来の外科から乳腺甲 状腺外科へ変更しまた、同年より当院は日本内分泌外科 学 会と日本甲状

腺外科学会から、

内 分 泌・甲 状 腺 外科専門医制度 認 定 施 設として 認 定されました 。

(http://www.ja panthyroid.jp/

public/facilities/kita̲kyusyu.html#fukuoka)現在、光 山名誉院長・理事および私、古賀が水曜日に外来診療に当 たり、甲状腺腫瘍(乳頭がん、濾胞性腫瘍、髄様がん、他臓 器がんの甲状腺転移など)および副甲状腺疾患として原発 性副甲状腺機能亢進症を主な対象疾患として診断・治療

(手術)を行っています。最近の北九州地区での甲状腺疾 患に対する手術可能病院の減少の影響もあり、ご紹介い ただく機会も増え、当科での甲状腺・副甲状腺疾患の手術 症例数は年々増加傾向で本年の手術症例は甲状腺・副甲 状腺を含めて80例を超える見込みとなっています(図1)。し かしながら甲状腺診療に携わる医師のマンパワー不足によ り手術待機が長期化する傾向にあり、病変の状態や患者 さんの精神的負担などから、やむを得ず他院での手術をお 勧めする場合があることをご理解いただきますようお願い いたします。 

 一方、治療をさせていただく症例に関しましては、当院の 基本理念である最高・最良の医療の提供を目指し、また、積

極的に関連学会への出席および発表、他施設での研修な どを通じて最新の技術・知識吸収に努め、臨床への応用を 図っています。その一端として手術時には従来法より切開 創を小さくでき、創部皮膚保護および視野確保が可能なデ バイスの使用や超音波凝固切開装置の活用など、安全性 とがんの根治性および整容性のバランスを考慮した手術を 心がけています。さらに術後管理および経過観察に関しま しても、整容性を重視する患者さんには老若男女を問わず、

皮膚科との協力診療で創部のケアを行うなど、当院の強み でもある各科のスペシャリストとの連携も図り治療を行って います。また、当院の最近のトピックとしては、外来で施行が 可能となった「分化型甲状腺がんのハイリスク症例に対し て、甲状腺全摘手術後の補助療法として行う放射線ヨード 内照射治療(1.1GBq)」を本年より開始する予定で鋭意準 備を進めております(図2)。この放射性ヨードを用いた治療 は、これまでは当院での甲状腺全摘手術後に他施設へ施 行を依頼していましたが、遠方への通院や治療環境の変 化など患者さんにご負担をおかけし、当院での希望が多い ことを考慮し導入しました。限られた症例への適応となりま すが、甲状腺がんの内照射治療の開始により患者さんは甲 状腺がん治療を当院で一貫して受けられることになり、より ご安心いただけるものと考えています。最後になりますが、

当院の甲状腺外科治療は数年前より体制を新たに再出発 したため、システム上もまだ整備を進めるべき点もあり、先生 方のご協力、ご支援をいただきたく何卒よろしくお願い申し 上げます。

外科  部長 古賀 健一郎

乳腺甲状腺外科における 甲状腺・副甲状腺手術の現況

図1 手術症例数年次推移

図2

甲状腺がん全摘術後外来I-131

消失

6ヵ月後 アブレーション時

2008 2009 2010 2011 2012 2013 80

70 60 50 40 30 20 10 0

手術予定症例 その他 副甲状腺 甲状腺良性 甲状腺悪性

(4)

KMMCnews

手術部 看護師長 片島 万里枝

手術部 手術看護認定看護師 佐古 直美

手術部の役割

 今年度は新規採用看護師を4名迎え、総勢33名の看 護師で頑張っています。

 手術実績も、2011年は3,658件、2012年は3,899件と 年々増加しており、中でも整形外科および心臓血管外 科手術が前年度に比べ増加傾向にあります。

 また、各科専門医による高度な鏡視下手術も増加し ていますので、質の高い身体にやさしいQOLの高い医 療が提供されているといえます。安全で質の高い手術が 行われるためには、集中治療部をはじめ、手術前後に連 携する各病棟の皆様、各関係部署の協力なくしてはでき ません。日々感謝しております。

 私たち手術部看護師に求められることは、自分自身に しっかりと自信をもっていることが大切だと思います。手 術が行われる際に、手術内容やどの程度の症状が出て くるか、麻酔などによる影響において知識をしっかりと頭

に入れておく必要があります。

 手術部全体の流れや手術を受けている患者さんの

状態、雰囲気をつかみ、冷静に分析する力も必要となり ます。手術部看護師は手術において欠かすことができな い役割を担っています。今まで以上に全スタッフ一丸と なり、昼夜を問わず緊急手術症例にも対応し頑張ってい ます。勤務体制は、従来からの当直、待機に加え昨年度 より早出2名、遅出3名という新たな体制を設けたことで

超過勤務時間も削減できました。

 今年度は、さらにうれしい報告があります。ずっと念願 でありました、手術看護認定看護師が誕生し、手術看護 の専門性を高めるため院内外での活躍が求められます。

期待に応えることができるよう、スタッフ一同協力していき たいと思います。

 信頼され、愛される病院を目指し、「地域がん診療連携 拠点病院」として、常に安全で質の高い医療を目指し、患 者さんが安心して手術を受けられるよう、充実した手術 看護の提供を目指して、手術部看護師一同努力を惜しま ず、その役割を十分に果たしていきたいと考えています。

 今年度、手術看護認定看護師の資格を取得しました、

佐古直美です。当手術部では外科系13科の手術医療 を展開し、近年内視鏡手術件数が増加傾向である一方、

24時間体制の緊急帝王切開や心臓血管外科・脳神経 外科・整形外科の緊急手術を受け入れており、手術部 スタッフには幅広く高度な専門知識と技術の習得が求 められています。認定看護師として実践モデルとなるだ けでなく、スタッフ教育や相談を通して看護師全体の実 践能力の向上を目指して活動しています。また、より良い 手術医療の提供に協働するべく、各科医師や他職種ス タッフと連携し、チームマネジメントのサポートに取り組ん でいます。今後は術中だけでなく、周術期看護の連携強 化にも活動範囲を広げていきたいと考えています。

 手術室は閉鎖的な職場で、手術の実際や手術看護 の内容を知ってもらう機会は少ないのが現状です。外

来・病棟看護師による手術見学も常時受け入れていま す。「術後合併症なく、一日でも早く社会復帰していただ く」ことを目標に、スタッフとともに頑張りたいと思います。

よろしくお願いします。

7南病棟 糖尿病看護認定看護師 木村 久美

 この度、糖尿病看護認定看護師の資格を取得しまし た木村久美です。9年前から福岡県・佐賀県糖尿病療養 指導士(LCDE)として北九州CDEの会で活動し、糖尿 病フェスタや小倉医師会とのJdoit-2研究にも参加させ ていただく中で、自分の療養指導に限界を感じ、さらに深 い知識や技術を得たいと考え認定看護師を目指しました。

 当院は1982年から糖尿病センターを開設し、現在各 職種17名の糖尿病療養指導士が在籍し毎月1回の会 議では新しい知識が習得できるよう学習会も取り入れて います。別館4階病棟(糖尿病・一般内科病棟)では臨 床心理士も参加し、11日間の教育入院が行われており、

カンファレンスでは各職種が意見を出し、患者さんの支 援の方向性を話し合っています。また、当院には妊娠糖

尿病や小児1型糖尿病、抗がん剤治療時のステロイド 使用による糖尿病などさまざまな年齢、病態の患者さん がいます。各診療科の先生方や他の認定看護師、医療 スタッフと協力して身体的・社会的・心理的側面から糖 尿病患者さんをアセスメントし、社会生活を送りながら自 己管理が継続できるようサポートさせていただきたいと 考えています。

 現在循環器、心臓血管外科、消化器科病棟に勤務し ていますが、今後は糖尿病外来でフットケア外来の立ち 上げや、短期の教育入院、週末の糖尿病教室の開催な ど、地域の開業医の先生方と連携しながら糖尿病患者 さんのサポートができるよう積極的に活動していきたいと

思います。今後ともよろしくお願いいたします。

今年度新規採用看護師のなかよし4人組

パワーアップした手術部スタッフ 手術看護認定看護師 佐古直美(左)

手術看護認定看護師

資 格 取 得

糖尿病看護認定看護師

資 格 取 得

(5)

T opics o

トピックス

放射線科 診療放射線技師 村上 典子

10月は乳がん月間です!

【むすぼうや! ピンクリボン2013】

 今年も乳がん啓発イベント【むすぼうや!ピンクリボン 2013】を開催いたしました。このイベントは当院スタッフだ けでなく、乳がん患者会「あすかの会」・他院の乳がん 診療にあたる医療従事者が中心となり、北九州地区の 病院・医院や企業・商業施設のご協力により開催してい ます。10月は乳がん啓発月間で今年は、JR小倉駅コン コースで開催いたしました。

 例年、視触診模型を使った自己検診練習、お菓子の ゼリーを使った超音波検査実演、モニタ展示によるマン モグラフィ画像の紹介、北九州市乳がん検診予約など 盛りだくさんで開催しています。今年は、ピンクリボンラン プ(約1m四方)の大きなランプの展示に加えてさらに、手

作りランプ教室を行いました。会場参加者に、ミニLEDラ ンプのカバーを作成してもらい、1つは持ち帰り、1つは会 場でピンクリボンツリーとして一緒に展示を行いました。

 その明りのデコレーションの中、ピアノの弾き語りによる ミニコンサートも行いました。小倉駅を行きかう方へ「乳 房を命を大事に、自分と家族を大事にしてほしい」という 願いを十分に届けることができました。主催の「〜乳がん をもっと知ってほしい〜むすぼうや!ピンクリボン実行委員 会」は、このイベントだけでなく乳がん啓発出前講座やイ ベントへのブース出展も行っています。街のどこかでお 見かけの際は、お気軽にスタッフまで声をおかけ下さい。

KMMCnews

 現在、私は才能もないのに長い間サックスという管 楽器の演奏を続けています。音楽は、幼い時から好き で、小学校入学前からラジオで流れる歌謡曲、ポピュ ラーを聞いていたように思います。春日八郎の「お富さ ん」とプレスリーの「ハートブレイクホテル」は毎日のよ うに聞いていました。小学校・中学校時代はハーモニ カ・リコーダーでしたね。学校に吹奏楽部がなく、残念 ながら正統的な管楽器に触れる機会はありませんでし たが、ギターは音が好きで、中古のクラッシクギター を親類から貰って練習しました。左手の人差し指が短 くてFのコードを何度練習しても弾けなくて、断念しま した。それでも何か楽器をしたく、3年ほどクラッシッ クの先生についてフルートを練習しました。本来、中学 校の頃からジャズが好きで、その頃は「渡辺貞夫」と いうアルトサックスの大御所が一世を風靡して大流行 でしたので、音が小さく脇役のフルートからアルトサッ クスをやり始めたという次第です。それからは、独学で 時間があればサックス三昧でした。

 楽器をやれば次はバンド結成ですね。24〜25歳頃 に同年代でジャズ・フュージョン系のバンドを作り、当 時はダンパ(ダンスパーティ)が流行で12月には10 回くらい演奏したこともあります。その後もバンド練習

は続けていたので、市や町内のイベントには年に十数 回出演しています。

 皆さん、「市職員芸人バンク」をご存じですか?バン ド活動を続けていくうちに、市職員の中にはいろいろな 芸能活動を続けている人がたくさんいることがわかり ました。そこで、ある日同好の士3人が雑談をしている 時に、みんなで盛り上がり市の活動と連動できないか ということになりました。イベント等で予算がない組織 や地域があることもわかりましたので、我々の活動を ボランティアとして地域に生かそうということになり、

登録方式で募集をかけたところ、バンド、物まね、マ ジック、落語等の約20団体100人程が登録しました。

一時はテレビ、新聞などのメディアにも取り上げられ、

現在は各団体が老人施設、市民センター、町内会等 で日夜ボランティアパフォーマンスを繰り広げています。

 通常の市職員間のみでは得られなかった知人友人 ができ、特に芸人バンク活動では他部署の知り合い ができ、仕事上助けになりましたし、地域の本音や民 間の考え方みたいなものを知ることができ、大変参考 になりました。3年前の東日本大震災に芸人バンクと して釜石に行きましたが、震災の悲惨さや困難な中で の地元の人の強さ、誠実さを知ることができ、親しい 友 人もできました。楽 器をやってなければ得られな かったことで、「サックス」にも感謝です。

 最後に、私の現在の活動をPRします。ボランティア 演奏の他にもジャズのライブ活動を行っています。所 属 バンドのHPにスケジュールが 載っていますので、

「 バンド LPS」で検 索してみてください。市 民セン ター・ライブで会えることを楽しみにしています。

医療センター事務局 医療費関係対策担当官

久保田 進

音楽三昧 雑感

Close up!

人 物

 平成22年4月に着任し、昨年4月、前主任 部長の松本先生より糖尿病内科主任部長 を継承させていただきました。糖尿病は様々な疾患との関 連性が強く、各科・各部署および近隣の多くの医療機関の 皆様には大変お世話になりました。このたび大学医局人事 により、10月1日付で済生会福岡総合病院に異動いたしま す。3年半と短い期間でしたが、多くのご助言・ご指導に対 して感謝申し上げます。当センターの益々の繁栄をお祈りい

たします。

|退|任|の|ご|挨|拶|

関口 直孝

糖尿病内科 元主任部長

 2013年10月1日付けで福岡市民病院より 赴任して参りました。北九州市は糖尿病関 連の研究会も多数あり、糖尿病治療にも熱心な先生方が 多いと伺っております。まだまだ慣れない病院業務とすでに スケジュールでいっぱいの院外活動の狭間で日々苦闘して いる状況ですが、外来診療については今後、少しずつ見直 しながらよりお気軽にご相談していただけるような体制にし て行きたいと考えております。どうぞよろしくお願い申し上げ ます。

|就|任|の|ご|挨|拶|

黒木 達哉

糖尿病内科 主任部長

▲マンモグラフィ画像の紹介 ▲手作りランプ教室

(6)

KMMCnews

登 録 医 の ご 紹 介

井原クリニック

I N F O R M A T I O N

診療時間

×

×

×

×

9:00〜12:30

14:00〜18:00 ア ピ ー ル ポ イ ン ト

市 立 医 療 セ ン タ ー へ の 一 言

 窓の外に紫川の流れが見えるホッとできる空間で診療をしています。スタッフと ともに、患者さんとの距離を近くし、声を聴き、安心できる説明をすることに心がけ ています。紫川に飛来する川蝉など多くの野鳥を見ることができ、周りには季節の 草花が咲き誇る、そんな自然を感じながらの毎日です。

 医療センター退職後、開業医となり、6年が過ぎようとしています。医療センター の変革をいつも興味深く見させてもらっています。これからも、益々の発展と進化 を期待しています。

ア ピ ー ル ポ イ ン ト

市 立 医 療 セ ン タ ー へ の 一 言

 精神科の診療所ですので、精神疾患全般を診療していますが、特にものわすれ外 来や女性外来に力を入れています。患者さんの在宅生活を支えるための医療保険 による重度認知症患者デイ・ケアや精神科デイ・ケア、訪問診療や精神保健福祉士や 作業療法士による訪問も行っています。

 医療センターには、ものわすれ外来を受診する方のCT-Scan,MRI,SPECT 等の画像診断を放射線科にいつもお願いし、お世話になっています。将来的 には放射線科の先生方とケース・カンファレンス等の機会を持ち、いろいろ 教えていただけたらいいなと思っています。

場  所:小倉南区高野1丁目12-18 サンヒルズ高野1F 電話番号:093-452-1113

F A X:093-452-2227

院   長:井原 隆昭  診療科目:胃腸内科、内科、外科

三原デイケア+クリニックりぼん・りぼん

I N F O R M A T I O N

診療時間

×

×

9:00〜12:30

14:00〜17:00

場  所:小倉北区宇佐町1丁目9-30 電話番号:093-513-2565 F A X:093-513-1202

院  長:三原 伊保子  診療科目:精神科、心療内科、

     リハビリテーション科

←水・土曜日は12:30まで

 当院の重点施策の一つに政策医療があり、感染症 や難病の診療がその中に含まれます。膠原病は難病 の代表疾患で、中でも最も多いのが関節リウマチです。

膠原病はいろいろな臓器に起こりますので、院内各科 との連携が重要な領域です。今回は内科と整形外科 から膠原病診療の現状を紹介します。地道に粘り強く 患者さんに向き合う必要があります。

 これからも「輪」の中で、当院が担当している様々な 領域、部署、人材、医療機器など紹介したいと思います。

 平素より当院の地域医療連携におきまして、ご理解、

ご協力をいただきありがとうございます。今回は「がん診 療相談支援センター」をご紹介させていただきます。当 院は地域がん診療連携拠点病院としての役割を果たし、

当院の外来や入院中の患者さん・ご家族をはじめ、一般 の地域の方々からの「がん」に関するお悩みについての ご相談をお受けしています。相談員の看護師、社会福 祉士が対応し、内容によっては院内の先生方や認定看 護師、薬剤師など他の職種と連携をとり、問題解決の糸 口を探すお手伝いをしています。具体的な相談支援の 内容として、①精神面での支援  ②医療機関、社会資源 の紹介  ③生活費や医療費等に対する相談対応 ④一 般医療情報の提供  ⑤セカンドオピニオン外来窓口 ⑥ 福岡県統一がん地域連携パス運用調整です。また、毎 月第4月曜日(8・12月を除く)に「がん患者サロン」を実施 しています。2時間程度の会で、30分程度のミニ講義と、

その後おしゃべり会を開いています。参加された方に

[医療連携室]

TEL 093-533-8660(直通) FAX 093-533-8718 http://www.city.kitakyushu.lg.jp/page/hospital/center/

E-mail:[email protected] ※患者さんの紹介は、E-mailでは受付けていません。

広報委員会「輪」編集委員

丸山俊博 山野裕二郎 湯元照子 杉本優子 野上康子 村上典子 保田和家 上原健一郎

編 集 後 記

医療連携室だより

(丸山)

[表紙写真について]

10月13日(日)にJR小倉駅コンコースで行われた、当院の乳が ん啓発活動「むすぼうや!ピンクリボン2013」のひとコマです。

藤井幹子さんの手作りランプに囲まれて、つちわきさおりさんの 澄んだ美しい歌声が駅内に響き渡りました。

地域医療連携推進担当係長 野上 康子

「来てよかった」と喜ばれています。

 また、相談対応の質の向上を目的に北九州ブロック地 域がん診療連携拠点病院4施設(産業医科大学病院・

九州厚生年金病院・戸畑共立病院・当院)合同で連絡 会議を開き、情報交換・提供、研修報告、事例検討や相 談時の困ったことなどを議論し、問題解決につなげてい ます。

 相談料は無料、事前予約も要りません。「がん診療相 談支援センター」のご利用をお待ちしております。

連携室・がん診療相談支援センターをリニューアルします!

 連携機能を一層充実させ、がん治療や退院支援など増大する相談ニーズに応えるため、現在正面玄関入 口横にある連携室と、本館4階にあるがん診療相談支援センターが、本館1階ロビーの医事窓口横に移転し ます。これにより、医事窓口と一体となったサービスの提供が可能になるとともに、プライバシーが保たれた 個室を設けるなど、相談環境の向上が図られます。移転は年明けを予定していますが、装いを新たにする連 携室にどうぞご期待ください。

■相談支援センター 実績

平成24年度

年度 相談総数

1,859

平成25年度

(4〜8月) 729

がん関連 相談数

がん以外 相談数

セカンド オピニオン実施

944 866 80

309 407 26

参照

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 2011 年の Chapel Hill コンセンサス会議(CHCC)において 血管炎の新たな病名が提唱された。これまで Wegener