枕 草 子 ① 中 学 国 語
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古 文 講 座
【 担 当 講 師 】 秀 浦 り き
基本と応用
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《序 段 》 ー 春 は あ け ぼ の ー
春はあけぼの。やうやう白くなりゆくやまぎは、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
夏は夜。月のころはさらなり、やみもなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。
秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛びいそぐさへあはれなり。まいて、雁などのつらねたるがいと小さく見ゆるはいとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言うべきにあらず。
冬はつとめて。雪の降りたるは言うべきもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火などいそぎおこして、炭もて渡るもいとつきづきし昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も白き灰がちになりてわろし。 枕草子《序段》本文
「 」 （ ）
（ ）
（ ） ・
三大随筆
・
・ 平安時代・中期
鎌倉時代・初期
鎌倉時代・後期
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一条天皇の中宮（妻）
（ ）の作者（ ） 定子に仕える。
は同時代の人物。 《枕草子》作品のポイント
「枕草子」は、平安時代に、清少納言が宮仕えをしていた頃の
見聞や、日常の生活における、自然や四季、事物について、書
き記したもので、三大随筆のひとつである。 ・作者＝
・時代＝・ジャンル＝ ・作品名＝
「序段」では、清少納言が、春・夏・秋・冬、それぞれの季節につ
いて感じた、（ ）につ
いて述べられている。
＝
★枕草子は「 」の文学と呼ばれている。
《序段》― 春はあけぼの― 本文のポイント
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく１
山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる
雲のほそくなたなびきたる。 （）
（） ①②
③④⑤
春は（ ）が（ ）。〔訳〕
（ ）白くなっていく山ぎわが、 （語句）①あけぼの＝
②やうやう＝
③山ぎは＝
④あかりて＝
⑤紫だちたる＝
少し（ ）、（ ） 雲が細くたなびいているのが（ ）。
「山ぎは」 （空の、山に接する辺り）
「 」 （ ）
（ ）
（ ） ・
三大随筆
・
・ 平安時代・中期
鎌倉時代・初期
鎌倉時代・後期
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一条天皇の中宮（妻）
（ ）の作者（ ） 定子に仕える。
は同時代の人物。 《枕草子》作品のポイント
「枕草子」は、平安時代に、清少納言が宮仕えをしていた頃の
見聞や、日常の生活における、自然や四季、事物について、書
き記したもので、三大随筆のひとつである。 ・作者＝
・時代＝・ジャンル＝ ・作品名＝枕草子清少納言
平安時代中期
随筆
「序段」では、清少納言が、春・夏・秋・冬、それぞれの季節につ
いて感じた、（ ）につ
いて述べられている。
＝
★枕草子は「 」の文学と呼ばれている。をかし 枕草子
方丈記
徒然草 清少納言
鴨長明
兼好法師
趣がある 興味深い 心が引かれる
風情がある すばらしい 素敵だ 紫式部源氏物語
趣があるもの（興味深く心が引かれるもの）
をかし
春は（ ）が（ ）。 〔訳〕
（ ）白くなっていく山ぎわが、 少し（ ）、（ ）雲が細
くたなびいているのが（ ）。 春はあけぼの。やうやう白くなりゆく１
山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる
雲のほそくなたなびきたる。 （）
（） 《序段》― 春はあけぼの― 本文のポイント
ようよう
わ ①②
③④⑤
が
（語句）①あけぼの＝明け方
②やうやう＝次第に・だんだんと
③山ぎは＝空の、山が接する辺り
④あかりて＝明るくなって
⑤紫だちたる＝紫がかった
明け方
次第に（だんだんと）
明るくなって紫がかった 趣がある（風情がある）
趣がある（風情がある） をかし
をかし
「山ぎは」 （空の、山に接する辺り）
