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論文内容要旨

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Academic year: 2021

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論文内容要旨

早朝空腹時の

Fischer

比を改善する

BCAA

を含む就寝前夜食の検討

専攻科目名 社会薬学 氏名 牧宏樹

目的

肝硬変患者の食事療法として早朝空腹時の飢餓を改善させるため分岐鎖 アミノ酸(BCAA)を含む就寝前夜食(LES)が推奨されている。肝硬変 患者において低下する筋肉は夜間に合成されることから、夜間の BCAA を保つことが重要である。しかし、LES の有無や BCAA の量が翌朝の

Fischer 比(分岐鎖アミノ酸/芳香族アミン酸)に与える影響についての報

告は少ないので、検討を行った。

方法

対象は、 2016 年 3 月から 2017 年 3 月まで、 LES を行っていない外来通院 中の肝硬変患者 10 名とした。年齢 73.1±8.9 才、男 / 女( 5/5 )、 BMI 23.3±2.4kg/m

2

、病因 HCV8 名、アルコール性 2 名であった。 1 ) LES をし ていない介入前( Control 群)、 2 )アミノレバン EN1 包を LES として投与

( LES 群) (BCAA6.1g) 、 3 )リーバクト朝1包昼1包にアミノレバン EN1 包を 15 時までに投与(GP-noLES 群) (BCAA 14.1g)、4)リーバクト朝1包 昼1包にアミノレバン EN1 包を LES として投与 ( GP-LES 群) (BCAA14.1g) とした。各投与 1 か月継続後、早朝空腹時の血漿アミノ酸分析を行った。

結果はノンパラメトリックの多重比較(Dunn)解析を行った。

結果

体重、アルブミンに関して有意な変動は認められなかった。バリンは

Control 群に比し、LES 群と GP-LES 群で有意に高値を示した。イソロイ

シンは Control 群に比し、 GP-LES 群で有意に高値を示した。ロイシンとフ

ェニルアラニンは各群間で有意な差がみられなかった。チロシンは、コン

トロール群に比し LES と GP-LES 群で有意に低下した。 Fischer 比は Control

群に比し、LES 群と GP-LES 群で有意に高値を示したが、GP-noLES 群と

(2)

有意な差がなく、BCAA を含む LES をすることで、翌朝の Fischer 比を改 善できた。さらに BCAA 量が等しい GP-LES 群は GP-noLES 群より有意に 高値を示し、LES が重要であることが示された。

考察

早朝空腹時の Fischer 比を改善させるには、BCAA を LES として摂取する

必要がある。

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