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簡易消火装置を積載した赤バイの開発

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Academic year: 2021

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1 はじめに

千葉県八千代市は,成田山新勝寺の宿場 町として発達し,その後高度経済成長に伴 い,首都圏のベットタウンとして住宅団地 の建設が進み,人口の急増をみた。しかし中 心街(私鉄京成電鉄の駅周辺)は依然として 路地も狭く,市内を東西に貫く国道は慢性 的な渋滞に見舞われ,災害時における消防 自動車等の進入に解決策を見出せない状況 であった。

2 二輪消防自動車の導入

これらの状況の中で,二輪消防自動車 の発想は以前からあったが,阪神・淡路大 震災における被災地での二輪車の活躍に 再着目していた。

しかし,積載する消火装置が特定でき ずにいたが,幸いドイツ製の IFEX インパ ルス消火システム(写真 1)の紹介があり 二輪消防自動車の導入に踏み切った。

3 二輪車の車種選定

車種の選定には,当初悪路走行に有効な オフロードを視野に入れていたが,積載物 の総重量が 30.2kg と重く,車高の高いオフ ロードは,安定性に問題があり,又積載物を 取り外すにも問題点が出て,オーソドック スなオンロードタイプの車種に落ち着いた。

又,排気量については,緊急自動車として の指定車両(250c.c.以上)の条件と,転倒時 に起こして再走行が容易にとの条件により, 比較的軽量な 250c.c.級を選定した(写真 2,3)。

簡易消火装置を積載した赤バイの開発

八千代市消防本部警防課

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4 運用

平成 9 年 1 月,消防署救助係甲・乙 20 名 の中から 14 名を赤バイ隊員として指名し兼 務で運用を開始した。

5 効果

(1)道路狭隙箇所及び交通渋滞でも 災害現場に早く到着できる。

(2)タンクの水を使用するため,直ち に消火活動ができる。

(3)ビル火災時等は消火による水損 が少なくてすむ。

(4)震災時の応急救護及び物資の緊 急搬送,情報収集等に活用できる。

6 事業費

合計 5,232,400 円(税込み)。 平成 8 年度事業で 1 台 2,616,200 円 で 2 台購入した。

7 赤バイの装備

・IFEX12 リッターバックパック一式

―内訳―

IFEX インパルス銃 1 本

IFEX12 リッターバックパック 1 体 IFEX300-2,4 ボンベ 1 本

・移動用無線機 1 基

携帯 1w アンテナ外部装備

(無線周波数 5 波実装)

・応急処置用具 一式

8 おわりに

はじめての二輪消防車なのでまだ未解決 の課題もありますが,本市の都市形態と交 通事情を勘案し,平成 9 年 1 月 7 日に運用を 開始しました。

参照

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