第Ⅰ編 電話網からIP網への円滑
な移行の在り方について
PSTNが担う基本的な役割
他社 IP網 他社 IP網 他社 IP網 NGN 他社携帯 IP網 中継ルータ 収容ルータ 収容ルータ FTTHを用いた 警報システムなど ひかり電話 など 他社 IP網 中継ルータ 他社 IP網 直収電話 など ハブ機能 基本サービスの提供 競争環境の提供 ハブ機能の提供(例1)
(例2)
他社 IP網 他社 IP網 他社携帯 IP網 他社 IP網 他社IP電話 携帯電話など 他社IP電話 携帯電話など 競争事業者は、NTT 東西のネットワーク (IC交換機やGC交換 機、ドライカッパ)に接 続することで、自社電 話ユーザからNTT東西 の電話ユーザへの着 信やマイラインなど多 様な競争的サービスを 提供することが可能。 他事業者がNTT東西のIC交換機にそれぞれの自社網を接続することにより、多くの事業者網間の間接接続が実現し、他事業者同士の電話ユーザの 通話や番号ポータビリティの提供等において、ネットワークの効率的な構成が可能となっている。 NTT東西の電話網(PST N)は、多数の加入者を 収容し、加入電話、公衆 電話、ISDNをはじめとす る多様なサービスを通じ、 国民・企業の社会経済活 動に不可欠な基本サービ スを提供。 ■IGSを介した事業者間接続 ■番号ポータビリティ実現機能 ■0120等の着信課金番号 等 ■マイライン(他事業者中継網の選択機能) ■ドライカッパによる直収通話 等 ■PSTNが担う基本的な役割について、IP網においてどのように実現されるべきかが課題となる。継続性 PSTNにおいて「できていたこと」の維持 予見性・透明性 PSTNからNGNへの移行の「見える化」 発展性・柔軟性 NGNにおいて「できること」の確保 【利用者対応面】 ① 移行計画の策定、利用者への周知 ② 基本的なサービスの維持、利用しやすい代替サービスの提供等を通じた利用者の保護 ③ IP網の特質を活かしたサービスの開発等を通じた自主的な移行の促進 等 【事業者対応面】 ① PSTNにおける競争環境の確保 ② NGNにおける競争環境の整備 ③ NGNにおけるハブ機能の在り方の検討 等 PSTNの果たす基本的役割 このような視座を共有した上で、電話網移行に伴う個別の課題について検討 ☞ 今後、NGNがこうした役割を担う場合、各役割について円滑な移行を確保していくことが必要。 円滑化に 向け た 基本的な考え 方 ◆ 検討すべき個別の課題の例 ◆ ① 基本サービスの提供 (加入電話等多数の加入者を収容し、国民・企業の社会経済活動に不可欠な基盤を提供) ② 競争基盤の提供 (事業者間接続等を通じて多様なサービスの提供を可能とし、料金の低廉化や利活用を促進) ③ ハブ機能の提供 (他事業者網同士の中継等を通じてネットワーク全体の効率化に貢献)
検討の基本的な視座
21.1 24.8 28.1 32.0 7.3 8.5 9.7 11.0 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 H20年度末 H21年度末 H22年度末 H23年度末 (予想) NTTフレッツ光契約率 他社光アクセスサービス利用率 (%) 1,502万契約 (うちNTTは1,113万契約) 1,780万契約 (うちNTTは1,325万契約) 2,023万契約 (うちNTTは1,506万契約) 2,305万契約 (うちNTTは1,716万契約)
アクセス網の現状
■現在光アクセスのカバー率は9割程度だが、利用率は4割程度にとどまっている。 ■光アクセスの整備状況 ■光アクセスサービス利用率 FTTHが利用可能な世帯 【H20年度末】 【H21年度末】 12.1% 89.4% 10.6% 【H22年度末】 9.6% FTTHが利用不可能な世帯 (総務省調べ) (総務省調べ) (※)H23年度末はNTT計画値を元に、他社サービス契約数とNTTフレッツ光契約数が同率で拡大するとの仮定を置いて推計 90.4% 87.9%電気通信事業法における消費者保護ルールについて
電気通信事業法
電気通信役務の円滑な提供を確保するとともにその利用者の利益を保護し、もつて 電気通信の健全な発達及び国民の利便の確保を図り、公共の福祉を増進する 電気通信事業法の 消費者保護ルールに関するGL 提供条件の説明(第26条) 苦情等の処理(第27条) 事業の休廃止(第18条第3項) 利用の公平(第6条) (基礎的・指定電気通信役務) 契約約款の届出、公表(第19条、第20条、第23条) 提供義務(第25条) 電気通信役務に係る主な規定 電気通信事業法、電気通信事業法施行規則の規定に 基づく消費者保護ルールについて、規定の趣旨や内 容をわかりやすく説明し、電気通信事業者が自主的 に取ることが望ましいと考える対応などについて示 したもの 電気通信事業法施行規則第13条 ・利用者への周知に関する期間※ ・周知の方法 等 について規定 電気通信事業法施行規則第22条の2の2 ・対象となる電気通信サービス ・説明の方法 ・説明の時期、説明事項 等 について規定 ※「休廃止する日の少なくとも1月前までを目途として周 知させることが必要と考えられる。」 ~GL 第1章 3(1)周知させる時期 メタル回線撤去に関する4年前通知(第61条第3項) 業務の方法、役務についての利用者からの苦情等について適切かつ迅速に処 理しなければならない 契約締結に際して料金その他提供条件の概要について説明しなければならな い 事業を休止又は廃止しようとするときは、利用者に対し、その旨を周知させ なければならない 電気通信役務の提供について不当な差別的取扱いをしてはならない 第一種指定電気通信設備に関する接続約款 ※ ※第26条の対象となるサービス • 第26条は、主に消費者を対象とし、かつ日常生活で多様 されるサービス(電話、ISDNサービス、携帯電話、インター ネットサービス、IP電話等)が対象。 • 付加的なサービス(転送サービス、発信電話番号通知サー ビス、キャッチホンサービス等)や法人向けサービス等は対 象外。0 10 20 30 40 50 60 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 契約数 契約数比率
モバイル通信の進展
■モバイル通信トラヒックはスマートフォン利用者の増加や動画等の大容量コンテンツの利用の増加等によりトラヒックは急増。年間約2倍 のペースで増加している。 ■モバイル通信の大容量化に伴い、固定ブロードバンド回線へのオフロード等が検討されていること等、新たな課題への対応が求められる 状況にあり、その進展によりIP網への移行を含む利用環境に与える影響も大きく変わり得る。 62.9 71.2 105.2 123.5 0 20 40 60 80 100 120 140 H22. 06 H22. 09 H22. 12 H23. 03 H23. 06 (Gbps) 564 626 883 1018 0 200 400 600 800 1000 1200 H22. 06 H22. 09 H22. 12 H23. 03 H23. 06 (bps) 11.0%増 (年率51.9%増) 41.0%増 (年率98.9%増) 15.3%増 (年率76.9%増) 年80.6%増 13.2%増 (年率64.2%増) 47.6%増 (年率118.0%増) 17.5%増 (年率90.4%増) 年96.3%増 月間平均トラヒック 1加入者あたりの平均トラヒック スマートフォンの普及予想 スマートフォン利用者増等によりトラヒックは急増。 今後さらなるトラヒック増が予想される。 H26年度には 過半数を超える 見込み <テザリング> スマートフォン等をアクセスポイントとし、パソコンやゲーム機器等の様々なWi-Fi 対応機器等をインターネットに接続する機能。 NTTドコモ、KDDI、イー・アクセス等でサービスを開始。これにより移動通信のトラ ヒックがさらに増大することが見込まれる。 インターネット (総務省調べ) (MM総研調べ) (%) (万契約)6
2010年 2015年頃 2020年頃 2025年頃 サ ー ビ ス 相 互 接 続 廃止サービスに関するユーザ周知 代替サービスへの移行 IP網同士の接続に向けた 関係事業者による意識合わせ サービスの順次廃止 廃止サービスに関するユーザ周知 代替サービスへの移行
PSTN
(コアネットワーク)の
IPネットワークへの
マイグレーション
マイグレーション に先立ち 提供を終了する サービス マイグレーション に合わせて 提供を終了する サービス サービスの順次廃止 順次IP網同士の接続を開始 ブロードバンド サービスPST
N
交換
機
の寿
命
ブロードバンドサービスの普及促進 「PSTNのマイグレーションについて~概括的展望~」(抜粋)(NTT東西・2010年11月2日発表) ■NTT東西は「概括的展望」において以下のスケジュールを描いているが、個別サービスの終了時期、具体的な移行方法等の具体的な内 容についてさらなる情報開示が必要とする意見が示されている。 ■移行スケジュールについて、NTT東西は交換機の装置寿命を踏まえ、移行完了時期を遅らせることは困難だが、関係者との同意が得ら れる場合は計画の前倒しの可能性は否定されないとする一方、競争事業者や利用者からは計画の前倒しまたは後ろ倒しを求める等 の様々な意見が示されている。NTT東西「概括的展望」における移行スケジュール
(NTT東西資料参照)7
加入者線交換機について
既存ノード 新ノード D70 ISM RT RSBM SBM ASM D70 …1984年より導入が開始されているディジタル回線交換用の加入者線交換機。アナログ回線の利用者を収容。 ISM …D70交換機に付加し、ISDNサービスを提供する装置。回線交換機能・回線交換関連の付加サービス機能・パケット交換呼の接続機能等を具備。 RT …利用者をD70設置局へ遠隔収容するための装置。アナログ/ISDN回線の利用者を収容。 ASM …1996年より導入が開始されている回線交換系の接続処理とパケット情報の転送処理等を行う装置。D70とISMの機能を併せ持った装置。 SBM …ASMに接続される加入者収容装置であり、ASMビル設置用のSBM-CとASM未設置ビル用のSBM-Sがある。 RSBM…利用者をSBM設置局へ遠隔収容するための装置であり、ISDN回線の利用者を収容。 ■現在、NTT東西は加入者線交換機として、下記の既存ノードと新ノードを利用。 ■2015年を既存ノード交換機の新ノード交換機へ置き換えを目標としており、さらに、2020年に新ノードも保守限界を迎えることから、 IP網へのマイグレーションが必要であるという主張がなされている。8
NTT東西のサービス終了に向けた取組み例
事前対応 新規申込受付終了の公表 サービス終了の公表 お客様周知 最終周知 サービス終了 端末メーカーや接続事業 者等への対応 様々な媒体で周知 代替サービス等の提案 法人向けサービスの場合、個別訪問 問合せセンタの設置 契約を継続している利用者へ、 サービス終了日を改めて周知の うえ、代替サービスを提案 お客様周知 端末メーカーや接続事業 者等への対応 サービス終了日を改めて周知の上、代替サービスを提案 様々な媒体で周知 代替サービス等の提案 法人向けサービスの場合、個別訪問 事前対応 新規販売停止・サービス終了の公表 お客様周知 最終周知 サービス終了 2~3年程度 (例) • ダイレクトメール • 電話での案内 • 請求書に案内同封 (例) Lモード ☞ 2006/11/1 新規申込受付終了を公表 (11/30 実施) 2009/3/30 サービス終了を公表 ☞ 2010/3/31 サービス終了 3年4か月 代替サービス:フレッツ光 ☞ パンフレット配布等で周知 ( 利 用 の 度 に 契 約 )都度利用の
サ
ー
ビ
ス
半年程度 2007/3/31 サービス終了 ☞ ☞ 2006/12/5 サービス終了を公表 4か月 代替サービス:104番号案内(インターネット) (例) あんないジョーズ (契 約期間中継続的 に利 用 )基本的な
サ
ー
ビ
ス
■NTT東西は、過去に終了させたサービスにおいて以下のような取組を行っている。 ■IP網への円滑な移行を行うためには、可能な限り早期から利用者周知を行うことが有効。PSTNとNGNにおける提供サービスの例
PSTN
NGN
個人
向け
音声
・
インター
ネット
○加入電話(3級局・住宅用) 基本料 ¥1,785/月 通話料 ¥8.925/3分(市内・昼間) ○フレッツ光ネクスト(ファミリータイプ100Mbps) 利用料 ¥5,460/月 ※屋内配線利用料・機器利用料込み <フレッツ光ライトの場合 利用料 ¥2,940/月> ○ひかり電話 ※フレッツ光ネクスト等の契約が必要 基本料 ¥525/月 通話料 ¥8.4/3分 ○フレッツADSL(モアⅢ47Mタイプ) 利用料 ¥2,940/月 ※電話共用型データ
○ISDN(INSネット64・住宅用 ) ※ダイヤルアップ接続 利用料 ¥2,919/月 通信料 ¥8.925/3分法人
向け
音声
・
インター
ネット
○加入電話(3級局・事務用) 基本料 ¥2,625/月 通話料 ¥8.925/3分 (市内・昼間) ○フレッツ光ネクスト(ファミリータイプ100Mbps) 利用料 ¥5,460/月※屋内配線利用料・機器利用料込み ○ひかり電話オフィスA ※フレッツ光ネクストの契約が必要 基本料 ¥1,155/月 通話料 無料~¥10.5/3分※プランや通話先により異なる ○フレッツADSL(モアⅢ47Mタイプ) 利用料 ¥2,940/月 ※電話共用型データ
○ISDN(INSネット1500)回線使用料 ¥32,550/月 通信料 ¥8.925/3分 ○ひかり電話ナンバーゲート(100Mbps) 利用料 ¥178,500/月 データコネクト通信料 ¥6.3/3分(課金は30秒単位) ※利用帯域64kbpsまで (価格は税込) <参考>各社の携帯料金プラン例NTTドコモ (タイプSバリュー) au (プランSシンプル) ソフトバンク (ホワイトプラン(※1)) 基本料金 ¥1,575/月 (ひとりでも割、ファミ割Max(※2)を 利用時) (無料通話 2,100円分) ¥1,627/月 (誰でも割(※2)利用時) (無料通話 2,100円分) ¥980/月 通話料(※2) ¥37.8/分 ¥33.6/分 ¥42/分 (1時~21時の間、ソフトバンク及びディス ニーモバイルへの通話は無料) データ通信料(※3) ¥5,460/月 (定額:パケ・ホーダイ フラット利用時) ¥5,460/月 (定額:ISフラット利用時) ¥4,410/月 (定額:パケットし放題フラット利用時) ※1 2年間の継続契約が必要(途中解約をする場合の解約料は9,975円)。 ※2 基本料が50%割引となるサービス。 2年間の継続契約が必要(途中解約をする場合の解約料は9,975円)。 ※3 スマートフォン利用を想定。 (各社のHPより総務省作成)14.8 1.1 6.6 2.2 0.6 23.9 50.8 18.1 0.6 34.5 8.3 10.5 36.5 8.7 11.5 10.3 32.6 73.7 0 10 20 30 40 50 60 70 80 その他 故障時等におけるサポートがよさそうだから 現在の電話機等の機器がそのまま利用できるから オプションサービスが充実しているから 緊急通報が利用できるから 現在の電話番号をそのまま利用できるから 盗聴などに対するセキュリティが高いと思われるから 故障時や災害時につながりやすそうだから 通信品質がよいと思われるから 期間限定の工事費割引等特典があるから 通話が多く、通話料金が安くなるから BBサービスとともに加入すると料金が安くなるから 当てはまるもの全て 最も当てはまるもの 2.4% 7.1% 13.1% 19.1% 25.1% 31.1% 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% H17 H18 H19 H20 H21 H22
0ABJーIP電話についての意識①
(加入電話に占める0ABJ IP電話の比率) 順調に増加 (IP電話に変更したい理由) (料金比較) NTT加入電話 ひかり電話 基本料 1,785円(3級局・住宅用) (フレッツ光基本料:5,460円)+525円 通 話 料 固定電話 (円/3分) 8.925円(市内、昼間) 21~84円(市外、昼間)(※1) 8.4円 携帯電話 (円/分) 16.8~18.375円 (識別番号利用時) 16.8~18.375円 国際電話 (円/3分) 160円 (米国本土、昼間)(※2) 27円 (アメリカ本土) インターネット利用のニーズがある場合には、基本料、 長距離、国際電話は加入電話より割安となる。 (※1)県間通話にNTTコミュニケーションズのプランを利用した場合 (※2)NTTコミュニケーションズのプランを利用した場合 利用者に新たなサービスへの変更を促すために は利用中のサービスとの継続性・代替性が求めら れると言える。 (総務省調べ) (IP電話変更意向者対象:N=98) (アンケート:2010年7月調査 NTT資料を引用) (年度末) ■近年、0ABJ IP電話の加入者数は順調に増加。 ■現在、0ABJ IP電話においては、移行先サービスの料金の低廉性、サービス品質への信頼性(PSTN加入電話と同等の音声品質、安定品質を確 保)、現在の電話番号や機器の継続利用可能性、緊急通報(110番、119番等)の利用可能性といった点が評価されている。1.0 1.1 2.3 2.3 3.6 9.6 18.5 18.6 23.4 26.3 51.9 0 10 20 30 40 50 60 故障時や災害時でもつながりにくくな らないこと 故障時等におけるサポートが充実していること その他 盗聴などのセキュリティに特 に不 安はない こと 利用中のオプショ ンサービスが利用できること 緊急通報が利用できること 既存の電話機等の機器が利用できること 特になし 通信品質が他の電話と変わらないこと 利用中の電話番号が継続して使えるこ と 通話料金が安いこと 利用料金が安いこと 当てはまるもの全て 最も当てはまるもの 1.3 1.3 1.6 2.9 3.4 4.9 5.9 10.6 10.9 11.2 13.2 24.2 41.7 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 電話機等の交換が必要になること 盗聴などセキュリティに不安 がある こと オプショ ンサービスが使えなくなること 故障時等におけるサポートが悪いこと 電話番号の変更が必要となること 緊急通報が利用できないこと 音声品質等、通信品質が悪いこと 利用料金が高いこと その他 故障時や災害時にはつながりにくい こと あまり通話料金が安くないこと 停電時に利用できないこと 特になし 当てはまるもの全て 最も当てはまるもの 5.8 55.6 49.5 42.2 9.910.3 4.54.6 10.0 3.7 21.6 8.9 13.6 16.3 35.6 23.3 34.2 0 10 20 30 40 50 60 その他 IP電話のことがよく分からないから 固定電話をあまり使わず、今のままで問題がないから IP電話に変更するのが面倒だから(手続き や設定等) 故障時等におけるサポートが不安だから 停電時に利用できなくなるから 利用中の電話機等の機器が利用できなくなる から 利用中のオプショ ンサービスが利用できなくなるから 緊急通報が利用できないから ブロードバンドサービスの未提供エリ アだから 現在の番号を使い続けたいから 盗聴などに対するセキュリティ に不安があるから 故障時や災害時につながりにくくなるから 通信品質が悪そうだから 工事費がかかるから 通信料金があまり安くならなさ そうだから 利用料金が高くなるから 当てはまるもの全て 最も当てはまるもの 現在利用しているサービスの移行に対する利用者の懸念は、移行に対する理解不足に起因することが多いため、円滑な移 行には十分な利用者周知が重要であると考えられる。 (アンケート:2010年7月調査 NTT資料を引用) 変更手続きの手間や、理解 不足に起因する懸念が中心 料金負担への懸念が存在 2 2 10 5 5
76
半年以内 1年以内 3年以内 5年以内 5年以降 変更したくない に変更 を希望 IP電話に変更したくない理由 (IP電話変更意向のない人対象:N=297) 約8割が変更を 希望していない (加入電話からIP電話への変更に対する意識) <IP電話への変更意向の有無を問う調査> <IP電話の不満点> 一度利用し始めると 不満は少ない <IP電話の満足点> (加入電話からIP電話への変更後の意識) 料金の安さ、サービスの継続 性に対し満足度が高い (IP電話ユーザ:N=107) (IP電話ユーザ:N=107) 60. 30ABJーIP電話についての意識②
局給電について
1.アナログ電話用設備:局給電あり(事業用電気通信設備規則第27条) メタル2線 電話 ネットワーク ・NTT局(交換機)からの給電により、停電時も利用可能。 ・他方、FAX機と一体である電話機等、停電時に発着信不能となる電話機も存在。 2.ISDN用設備:局給電あり(事業用電気通信設備規則の規定なし) ISDN ネットワーク TA DSU メタル2線 メタル4線 ・NTT局(交換機)からの給電により、停電時も利用可能。 ・他方、小型軽量化等の理由から受電機能が搭載されていないTAが多い。そこで停電対策 として、電池によるバックアップで1ポートを利用できる機能を付加したTA等で対処。 3.ひかり電話用設備:局給電なし(事業用電気通信設備規則の規定なし) 宅内 宅内 宅内 ひかり電話 ネットワーク メタル2線 VoIP ルータ ONU ・停電時は利用不可。 ・停電対策として右記のサービスで対処。 FTTH ひかり電話端末機器の停電対策 現在の給電の状況 ☞ひかり電話停電対応機器 (停電対応電源アダプタ及び停電対応電源アダプタ用 電池ケース」)(NTT東日本) 価格:月額525円 給電時間:約20分 ☞「あんしんホッとサービス」(NTTファシリティーズ) (NTT東日本地区のみ) 価格(UPS販売価格): A(接続機器:最大180W)22,050円 B(接続機器:最大400W)31,500円 給電時間: A(接続機器の合計が33Wの場合)約30分 B(接続機器の合計が80Wの場合)約30分 「ひかり電話停電安心サービス」 (NTTネオメイト) (NTT西日本地区のみ) VoIP ルータ 停電用 アダプタ 電池 ケース AC VoIP ルータ ONU UPS AC AC AC AC ■現在のPSTNを利用する固定端末においては、停電時も通信に必要な必要電力がNTTのアクセス回線を通じてネットワーク側から供給されるため (局給電)、一定時間内の通話は可能。他方、NGNで光アクセスを利用する固定端末においては、通話ができない場合がある。NTT東西が想定する代替サービス例
ターミナル アダプタ 電話機 FAX パソコン 最大100chまでご利用可能 PBX 電話機 FAX パソコン ONU/HGW ※G4FAX等、ISDN専用端末の場合は、端末の取替が必要 INSネットについて PBX ISDN1500をオフィスの 音声回線(23ch)で利用 ①ISDN64を電話、FAX、インターネットで利用 ②ISDN1500をオフィスの音声回線(23ch)で利用 ※ISDN専用のビジネスホンやPBXの場合は、アダプタ設置 もしくは端末の取替が必要 ISDN DSU DSU DSU クレジット決済端末 ③POS、ATM、クレジット決済システムに利用 ONU/HGW ONU/HGW ONU/HGW クレジット決済端末 IP網 フレッツ光+ひかり電話 フレッツ光+ひかり電話オフィスA フレッツ光+データコネクト +ひかり電話ナンバーゲート ※ISDN専用クレジット端末場合は、端末の取替が必要 信号監視サービス 警備保障会社 コントローラー 信号送出 装置 NTT東西局 加入電話 セ ン タ 装置 信号検出 装置 交換機 信号監視通信サービス 加入電話 信号を送出し監視 加入電話 信号を送出し監視 断線等の異常を検 知した場合、センタ に通知 警備保障会社 コントローラー 伝送装置ONU/HGW フレッツ光 イン ター ネット IP-VPN イーサ 終端 装置 セ ン タ 装 置 NTT局 NTT局 無線アダプタ (参考)携帯電話を利用した監視 センタ側から監視信号を送出し、 信号が正常に到達するかを確認 インター ネット IP-VPN フレッツ光 ※コントローラーがインターネット未対応の場合は、 コントローラーの交換または伝送装置が必要 ※イーサに対応した終端装置が必要 (NTT東西資料参照)42.4 7.5 3.2 19.0 14.7 32.0 20.5 6.7 33.1 34.2 17.5 37.9 38.8 39.3 39.3 0.1 34.1 51.3 11.6 11.8 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 宅内機器の取り換えが必要 昼間1~2時間程度電話不通 深夜1~2時間程度電話不通 自身で宅内機器設工事が必要 作業員が訪問工事が必要 困る やや困る それほど困らない 困らない 集合住宅や雑居ビルにおける当社の光サービスの提供にあたっては、構内配線にメタルを使用するVDSL方式と、お客様の居室まで光配線を敷設する光配 線方式の2つの方法がある。当社としては、光ならではのサービス(テレビ視聴等)を利用可能な光配線方式を推進しており、多くのお客様にご利用いただいて いるところ。 光配線方式は構内に光配線を敷設する必要があるため、 ・デベロッパや住宅管理会社との連携による新築物件への光回線設備の先行導入 ・既設配管の空きスペースへの通線を容易にする「細径低摩擦インドア光ファイバ」の開発・実用化 等に取組み、円滑にお客様にサービス提供できるよう取り組んできた。 ただし、光配線が可能な配管がなく、かつVDSL集合装置を設置するスペースがない、といった物件も存在する。このような物件に対しては、外壁配線や新た な配線用設備の設置等の代替手段を提案し、対応を進めているところ。 しかしながら、外壁配線による建物美観の棄損を回避したいとか、新たな配線用設備の施工コストについて、住民や管理組合等の同意がいただけないといった ケースがあり、現時点では光サービスを提供できていない物件があることは事実。 当社としては、例えば外壁配線が建物美観を損ねないような施工方法の工夫や、当社の光サービスの使い勝手や魅力を向上することにより、集合住宅や雑 居ビルに光サービスを導入するメリットを高め、住民や管理組合等の方々にご理解いただけるよう取り組んでいく。 集合住宅や雑居ビルの光化の取組(9月20日 NTT東西提出資料抜粋)
光回線の契約に関する利用者対応
(電話サービスの設備更改に伴う工事に対する意識) (N=393 加入電話回線利用者) 3.4 1.3 75.4 21.8 24.9 15.2 88.1 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 特になし その他 訪問工事する際の事前連絡を希望 深夜等固定電話の非利用時間における工事を希望 近所一斉の工事をすることで工事時間が 短縮される場合は希望時間でなくてもいい 近所一斉の工事をする場合希望時間でなくてもよい 時間の指定を希望 (訪問工事に対するユーザの要望) (N=393 加入電話回線利用者) 利用者の意識 (アンケート:2010年7月調査 NTT資料を引用)局舎 他事業者 他事業者 MDF 各戸へ メタル用設備 光用設備 光ファイバ回線 メタル回線 FTM 他事業者 局舎 他事業者 他事業者 MDF 各戸へ メタル用設備 光用設備 光ファイバ回線 メタル回線 他事業者
コロケーションスペースに空きがない場合の対応・手続の簡素化等
FTM 光用設備 FTM ランク スペース A 18架以上 B 18架未満~6架超 C 6架以下 D 空きなし ②NTT東西収容ビル へ接続事業者が設 備をコロケーションす る際の手続きが複 雑・リードタイムを短 縮すべき NTT東西(管理部門)に対 し設備増設を義務づけ ①数ヶ月連続してDランク (利用不可)の収容局 実際に空きスペースがない場合 NTT東西の利用部門も同 様に利用できないか検証 【接続事業者からの課題提起】 ■ 接続事業者がFTTHサービスの展開エリアを拡大するにあたっては、NTT局舎に自らの設備をコロケーションする必要がある ことから、電気通信事業法及び施行規則により、コロケーション設備を設置するための空きスペースに関する情報について、情 報開示方法や申込手続等を接続約款に定めるようNTT東西に義務づけている。これを受け、NTT東西は、接続事業者に対し、 コロケーションスペースの空き情報をランク別(A~D)に開示するなどしている。 ■ 接続事業者からは、NTT東西(利用部門)との同等性を検証しつつ、①コロケーションスペースに長期間にわたり空きがない (Dランク)場合のNTT東西(管理部門)に対してスペース増設を義務づけることや、②申込手続の簡素化、③リードタイムの短 縮化が求められている。4,608 4,659 4,703 4,672 4,385 4,082 3,752 3,458 3,181 2,909 4,634 4,693 4,741 4,707 4,412 4,104 3,769 3,472 3,191 2,917 3,953 4,058 4,150 4,146 3,897 3,668 3,398 3,157 2,931 2,695 3,478 3,593 3,709 3,735 3,529 3,356 3,128 2,922 2,724 2,513 16,674 17,004 17,303 17,260 16,223 15,209 14,047 13,009 12,026 11,033 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 20,000 02.3 03.3 04.3 05.3 06.3 07.3 08.3 09.3 10.3 11.3 市内 市外 県外 国際 (万契約)
マイラインの現状について①(マイライン契約数等の推移)
■ 優先接続(マイライン)とは、電話サービスを利用する場合に、あらかじめ事業者を選択してNTT東西の加入者交換機に登録 しておけば、当該事業者の事業者識別番号(00XY等)のダイヤリングを省略して通話を可能とする仕組み。 (注1)固定電話は、NTT東西加入電話(ISDNを含む)、0ABJ-IP電話、CATV電話、直収電話(直加入、新型直 収、 直収ISDNの合計)を合計したものとする。(注2)0ABJ-IP電話については利用番号数。 (出所)マイライン協議会資料 0 100 200 300 400 500 600 第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 0 20 40 60 80 100 120 登録受付区分数 (左軸) 有料登録受付区分数 (右軸) (万/件) (万/件) マイライン 登録受付 区分数等マイラインの現状について②(マイライン事業者各社のユーザ料金)
8.0 8.0 8.0 8.0 8.0 8.0 8.5 8.5 8.5 8.5 8.5 8.5 8.5 8.5 8.5 8.5 8.5 8.5 7.7 7.8 7.9 8.0 8.1 8.2 8.3 8.4 8.5 8.6 2005 2006 2007 2008 2009 2010 NTTコミュニケーションズ(プラチナライン) ソフトバンクテレコム(マイラインプラス) KDDI(マイラインプラス) (円/3分) 8.0 8.0 8.0 8.0 8.0 8.0 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0 30.0 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 2005 2006 2007 2008 2009 2010 NTTコミュニケーションズ(プラチナライン) ソフトバンクテレコム(マイラインプラス) KDDI(マイラインプラス) (円/3分) 中継電話(県外)の通話料の推移 15.0 15.0 15.0 15.0 15.0 15.0 80.0 80.0 80.0 80.0 80.0 80.0 80.0 80.0 80.0 80.0 80.0 80.0 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 2005 2006 2007 2008 2009 2010 NTTコミュニケーションズ(プラチナライン) ソフトバンクテレコム(マイラインプラス) KDDI(マイラインプラス) (円/3分) 中継電話(市内)の通話料の推移 中継電話(県内市外)の通話料の推移 事業者名 市内 県内市外60Km以内 県間100Km超 (参考)NTT東西 加入電話 8.5(8.925) 20‐30 (21‐31.5) ※60‐80 (63‐84) NTTコミュニケーションズ(プラチナライン) 8.0(8.4) 8.0(8.4) 15(15.75) ソフトバンクテレコム(マイラインプラス) 8.5(8.925) 30(31.5) 80(84) KDDI(マイラインプラス) 8.5(8.925) 30(31.5) 80(84) (参考)ひかり電話 8.0(8.4) 8.0(8.4) 8.0(8.4) ■ マイライン事業者が提供しているユーザ料金については、05年以降ほとんど変化が見られない。 (3分当たり、9:00‐13:00の場合) ※NTTコミュニケーションズが 料金設定■ NTT東西の示したPSTNからIP網へのマイグレーション計画においては、アクセス回線のマイグレーションについては詳細を 示していない(※)が、コア網のPSTNからIP網への移行に伴い、メタル回線需要の光ファイバへの移行も実質的に生じている 中で、メタル回線に係る接続料が実質的に上昇傾向にあることに対し、接続事業者から懸念が多く寄せられている。
メタル回線のコストの検証
地域IP網からNGNへのマイグレ-ション(※1) (2011年度~2012年度(※2))移行期
マイグレ完了後
(2025年) (※1)地域IP網及びひかり電話網からNGNへのマイグレー ション(Bフレッツなどアクセス網に光ファイバーを使った サービスを中心に移行。アクセス網にメタル回線を用い るフレッツADSLサービスなどは当面移行しない)。 (※2)マイグレーションの一部は2013年度まで継続。 P S T N 地域I P 網 ひか り 電 話 網NGN
NGN
NGN
P S T N今後のネットワーク(想定)
(※)【合同ヒアリング(NTT東西資料)より】 ■メタルから光へのマイグレーションについては、メタルを利用しているユーザが依然として多数存在すること、メタ ルがPSTN交換機よりも長く利用できると想定されることを踏まえ、サービスの創造やICTの利活用等を促進す ることにより需要を喚起して光の普及を進めることでマイグレーションを進めるとともに、メタル利用ユーザ数が少 なくなった段階で代替サービスの提案を行う等の対応について、引き続き検討を進めていく考えです。 計画的な移行の影響を受ける利用者や事業者を減らすことが円滑な移行に資するとの観点から、 PSTNでの公正競争環境を維持・発展させるためにどのような競争ルールを整備する必要があるか100.6 101.0 101.4 101.7 102.0 102.4 102.7 103.0 103.3 103.4 103.1 5,209 5,074 5,071 5,094 5,032 4,691 3,962 3,636 3,324 3,027 4,334 H12末 H13末 H14末 H15末 H16末 H17末 H18末 H19末 H20末 H21末 H22末 2,000 1,700 1,200 900 700 600 600 600 600 600 600 500 400 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22
メタル回線のコストについて①(未利用芯線)
■ NTT東西のメタル回線に係る投資額、ケーブル総延長、加入電話の契約数、芯線使用率は以下のとおり(基礎的役務に係 る経営効率化報告資料等より)。 ■ 加入電話の契約数は、平成8年をピークに減少に転じ、近年では年8%を超える割合で減少し続けている。他方、利用芯線 が一部に残るメタルケーブルをケーブル単位でまとめて撤去することができないこと、宅地開発等による新規敷設の必要が あることから、その総延長は年々微増(NTT東西は毎年メタルケーブルに500億円以上投資)。このような状況の中、NTT 東西は、経営効率化の取組み等により加入者回線コストの削減を実施。 ■ 結果として、メタルの芯線使用率は年々減少し、NTT東西計で40%を下回るまでになっている(加入電話のピーク時でも最 大60%)ところ、実際に発生しているコストとして未利用芯線分のコストも接続料原価には引き続き計上されている。 総延長 (万km) 加入系メタルケーブル総延長 及び加入電話契約数の推移 加入電話の契約数 メタルケーブルの総延長 ~ ~ ~~ 100 110 5,000 回線数 (万回線) 4,000 (参考)事業部会での検証結果 H23.9.30 ○加入電話の契約数は、平成8年をピークに減少に転じ、近年では、年8%を超える割合で減少し続けている一方、メタルケーブルは撤去できないため、その総延長は横這い。このような状況の中、N TT東西では、経営効率化の取組み等により、加入者回線コストの削減を図ってきたところ。 ○平成22年度の状況をみると、加入電話の契約数の対前年の減少率が▲8.7%であるのに対して、加入者回線コストの減少率は▲7.7%。 ○コスト減の要因は、施設保全費の効率化(対前年度▲10.2%減)、減価償却費の削減(対前年度▲5.6%減)が主で、それぞれ、別紙のとおり、新規投資の抑制の取組み、設備点検業務等の内製化に よる作業委託費の削減によるもの。 55.855.1 54.2 53.5 53 51.3 47.2 44.5 41.6 37.4 61.8 58.8 57.5 57 56.6 54.4 51.9 47.7 44.4 40.1 58.7 56.9 55.8 55.254.7 52.8 49.5 46.1 42.9 38.7 35 40 45 50 55 60 65 芯線使用率(メタル)の推移 加入系メタルケーブル 投資額の抑制 西日本 東日本 東西計■ 現在、電気通信事業会計・接続会計ともに、減価償却費の算定に用いられる耐用年数を直接規定するものは存在せず(L RIC接続料を除く)、一般に公正妥当と認められる会計原則に従っているところ、実態として法定耐用年数に基づき減価償 却費が算定されている。 (参考)期間損益の適正化を図るため、管路・とう道等の土木設備の耐用年数を設備の利用実態に基づき平成21年度から見直しており(土 木設備の耐用年数 の見直し(27年→50年)、残存価額の見直し(取得原価の5%→1円)、23年度接続料から反映されている。 ■ NTT東西が示したPSTNからIP網へのマイグレーション計画においては、メタル回線のマイグレーション時期については明 示されておらず、PSTN交換機の保守限界(2025年)より長く使用されることが想定されている。
メタル回線のコストについて②(耐用年数)
PSTN
NGN
2011年
2020年~2025年
光ファイバ回線 メタル回線 ヒストリカル接続料(例:ドライカッパ接続料) →法定耐用年数 架空・地下メタルケーブル 13年 LRIC接続料 →経済耐用年数 架空メタルケーブル 25.5年 地下メタルケーブル 34.6年 【電気通信事業における会計制度の在り方に関する研究会報告書 (平成19年10月)抜粋】 ■ 固定資産は、その使用期間に応じて費用を認識し、適正な使用可能期間に 応じて費用を配分することが原則である。(中略)減価償却費については経済 的耐用年数により算定することを基本とすることが適当である。 ■ 使用実態を反映した耐用年数を適用することによって、接続料原価等の適 正化が図られることが期待される。 ■ なお、経済的耐用年数を適用する設備の選定は、会計監査等実務につい て十分に配慮をしつつ行うことが必要である。 設備 接続料算定に係る耐用年数 備考 光ファイバ 経済的耐用年数 15年(架空) 21年(地下) 08年度 より見直し メタルケーブル 法定耐用年数 13年(架空、地下) - 経済的耐用年数 (LRIC) 25.5(架空) 34.6(地下) 毎年度入力 値を見直し 交換機 経済的耐用年数 (LRIC) 24.3年 毎年度入力 値を見直し 管路 (土木設備) 経済的耐用年数 50年 09年度 より見直し 主な設備と接続料算定上の耐用年数の見直しの経緯■ 電柱・管路等におけるケーブル及び付属設備の施設保全は、メタル回線・光ファイバ回線を一括して行う場合が多いため、 直課できる部分は少なく、故障件数比やケーブル長比に応じて費用を按分しているところ、コスト配賦に用いる具体的な按 分比率は以下のとおり(接続会計報告、配賦フロー等により作成)。 ■ 現行接続料算定に当たっては、総芯線長比、ケーブル長比といった考え方が採用されており、未利用芯線が多く、集線され ないメタル回線にコストが大きく配賦される(電柱・管路等に係る施設保全費の約8~9割がメタル回線に配賦)。 ■ この配賦基準は、実際の設備の敷設状況を踏まえた必要な費用を計上するものとの意見がある一方、未利用芯線の撤去 等のコスト削減インセンティブが高まらないとの懸念が接続事業者より示されている(メタルの未利用芯線を除却しないイン センティブが生じる恐れ)。 ■ なお、仏では、電柱・管路等の施設保全費等を契約数比によりメタル回線と光ファイバに配賦している。 メタル 光ファイバ
4,819
1,473
(参考)NTT東西におけるメタル・光の契約数 (NTT東日本) 配賦に用いたドライバ(主なもの) 配賦比率(メタル:光) H21 H20 H19 施設保全費 ケーブル 総芯線長比 90:10 93:7 94:6 電柱等 架空ケーブル長比 84:16 86:14 88:12 地中設備 管路ケーブル長比 73:27 74:26 75:25 共通費 支出額比他(16区分中) 77:23 82:18 83:17 管理費 取得固定資産価額比他(24区分中) 84:16 86:14 88:12 減価償却費 直課、取得固定資産価額比、支出額比等 (88区分中) 53:47 58:42 58:42 試験研究費 主に当年度取得固定資産価額比(14区分中) 34:66 33:67 32:68 メタルと光の 契約数比率 約77:23 (平成22年12月末、単位:万契約) NTT東西加入電話 +直収電話(NCC) +DSL(全事業者) 【電気通信事業における会計制度の在り方に関する研究会(平成19年10月)】 接続料算定の基礎データを提供する機能は、接続会計であれば設備区分をもうけ ることにより実現されているが、これらの区分に帰属する費用等が適切な配賦基 準により帰属したものでないと、接続会計が有する上記機能が損なわれることとな る。このため、IP化の進展等の環境変化に対応して、配賦基準を適時適切に見直 すことは重要な課題となる。22
NGN・通信プラットフォーム機能のオープン化に係る見解の比較
接続事業者等の見解 NTT東西の見解 S N I の オー プ ン 化 ①既存のサービス(フレッ ツキャスト)の改善 ■大口事業者ユーザを対象とした料金体系 となっており、小規模企業にとって使い易 いものとなっていない ■「フレッツキャスト」を提供することでSNIは オープン化している ■更なるオープン化は、具体的アイデアをいた だいた上でよく議論していきたい ②新しい機能のオープン 化・サービスの提供 ■上位レイヤー企業にとってはSNIの充実 が重要だが、現状は不十分。更なるオー プン化が必要(他方、どういう形でのオープン化が 望ましいか具体的に接続事業者側から示すのは困 難) ■更なるオープン化は、具体的アイデアをいた だいた上でよく議論していきたい ③オープン化の進め方 ■NTT東西が主導すべき (できるところからNTT自身でオープン化すべき) ■事業者から具体的な要望を行うべき (具体的な要望があれば事業者間で協議を進める 考え) N N I の オー プ ン 化 ( N G N 答 申 時 の 主 張 含 む) ④NGNのSIPサーバに 実装されている機能の アンバンドル ■セッション制御機能等について、オープン 化すべき(あわせてSNIを通じても使える ようにすべき) ■当該機能はプラットフォーム機能(アプリケー ション/サービスサポート機能)に該当する 機能ではなく、通信(伝送)制御機能として 一体的に提供されるもので、一部機能だけを アンバンドルして提供することは困難 ⑤NGNのSIPサーバに 実装されていない機能 のアンバンドル ■課金認証機能をNGNに実装し、オープン 化すべき(あわせてSNIを通じても使える ようにすべき) ■課金認証機能はSIPサーバに実装していな い(SNIの外の事業者が実装した上で、NGN と連携することを想定) ■プラットフォーム機能は、具体的な要望があ れば事業者間で協議を進める考え■
2008年3月のNGNの商用サービス開始後、現在のアンバンドルの判断基準(①「具体的な要望があるこ
と」、②「技術的に可能であること」、③「過度な経済的負担がないことに留意」)に照らして、アンバンドルする
との判断に至らなかった事例は以下のとおり。
要望事項
要望主体時期
答申等における主な検討要素当時の対応方針
■SIPサーバによるNGNの プラットフォーム機能 テレサ協 他 H20.3 NGN答申 ① (要望が具体化していないため) 要望する事業者が具体的な 要望をもとに東西と協議する ことが適当 ■イーサネットサービスに 係る機能(CUGタイプ) KDDI他 H20.3 NGN答申 ② (他事業者に抜ける通信とNTT 東西の網内折返し通信を区別 できないため) PVCタイプのみアンバンドル ■Bフレッツの接続料化 (キャリアズレート化) イー・アク セス他 H20.3 NGN答申 ② (特定のISPのみに接続先を限定 できないため) まずは加入光ファイバ1芯接 続料の低廉化を行うべき ■NGNのGC接続類似機能 フュージョ ン、ソフト バンク他 H21.10 接続 ルール答申 ②、③ (収容ルータへ振分機能を追加 することが必要となり、多大な コストがかかるため) PSTNからIP網への移行が進 展する中で、アンバンドルに ついて検討を深めることが適 当 ■加入光ファイバの1分岐 単位での接続料の設定 ソフトバン ク、関西 BB他 H20、H23加入光 ファイバ接続料 認可申請時 ②、③ (振分スイッチの開発や全国的 な実装等が必要となり、多大な コストがかかるため) 平成24年度接続料に係る乖 離額の補正申請に向けて引 き続き検討を継続現在のアンバンドルに関する判断基準に基づき生じた課題(例)
構築期 普及期 発展期
NGN
(サービス開始)NGN
(現在) NGN (PSTNからのマイグ レーション進展)NGN
(マイグレ完了) 具体的な提供形 態やニーズが把 握しやすい既存 サービス(IP電 話サービス等) アン バ ン ドル 具体的提供形態 が明確でない NGN固有の機 能(帯域制御機 能等) アン バ ン ドル せ ず 競争セーフガード制度の検討対象に 「アンバンドルの要否」を追加NGNの段階的発展への対応
マイグレーションに伴うPSTN における機能の扱い NGNを使って創意工夫を活 かした多様なサービスを生み 出すための機能の扱い ■ NGNの構築・普及期には、具体的な提供形態やニーズが把握しやすい既存の機能(例:IP電話サービスに係る機能)をアン バンドルし、具体的提供形態が明確ではなかったNGN固有の機能(例:帯域制御機能)については、事業者の創意工夫を阻 害しない観点から、NGNのサービス開始段階ではアンバンドルの必要性はないと判断した経緯がある。 ■ 同時に、今後NGNに新たな機能の追加が想定されるため、創意工夫を活かした新たなサービスの出現を阻害しないよう、 検討に必要な熟度が十分でない段階で当該機能をアンバンドルすべく、競争セーフガード制度を有効に活用するとした。 ■ しかし、サービス開始後3年が経過し、NGNは昨年度末までに既存の光提供エリア全域をカバーし、もはや「構築・普及期」から 「発展期」に移行していると捉えることも可能であるが、上記考え方に基づいた新たな機能のアンバンドルは行われていない。ハブ機能の役割(メッシュによる相互接続に関する検証)
■ PSTNを利用した音声サービスを提供している事業者(PSTNを介して間接接続している場合を含む)は、各事業者間で接続 協定を締結している。NTT東西のPSTNを利用した間接接続が実現していることにより、各事業者は、当該協定の締結に当た り、主に接続料に関する協議のみを行えばよい状況となっている。 ■ NTT東西がハブ機能を持たない場合、各事業者は、接続協定の締結にあたり、接続料のみならず、POI及び各POIにおける 技術基準等についても複数事業者間で協議を行う必要が生じる。一方、現時点、IP接続では多数事業者間接続は実施され ておらず、ハブ機能を実現するためには、事業者間精算の仕組の検討、各事業者による精算システムの開発・導入を行う必 要が生じる。 電気通信番号 指定 事業者数 事業者識別番号(00XY等) 約20社 IP電話の電話番号(050) 約20社 携帯電話の電話番号(080/090) 5社 PHS電話番号(070) 2社 発信者課金ポケベル電話番号(020) 2社 FMC電話番号(060) 1社 着信課金用電話番号(0120/0800) 10社 統一番号用電話番号(0570) 5社 情報料代理徴収用電話番号(0990) 2社 (参考)電気通信番号の指定を受けている事業者数現在何らかの電気通信番号
の指定を受けている事業者数
約40社
約780の接続協定の締結が必要
→
それぞれの接続協定にお いて、以下の事項などの検 討が必要 接続料精算方法 POIの場所 POIの技術基準 仮に全事業者がメッシュで 相互接続した場合 事業者C 事業者H 事業者G 事業者B 事業者F 事業者E 事業者D 事業者A 仮にハブ機能を実現した場合 事業者間精算の仕組み、精算システム の開発・導入が必要(参考) IGS接続(IC交換機)を利用した事業者間接続
県間中継網PSTNにおける県間通信
(IGS接続)
NTT・PSTN 自社網 着信先 事業者網◎
NTT・PSTN◎
九州
東北
中継事業者網
IGS接続 ●接続料は従量制 ●接続点:41ビル(東) 55ビル(西) IGS接続中継事業者網
県間中継網 ●接続料は従量制 ●接続点:NTT東西のIC局 着信先 事業者網(想定)IP網移行後の県間通信
(中継局接続(相互接続点が大都市に限定)) 自社網大阪
◎
東京
◎
◎
◎
着信先 事業者網 中継局接続 ●接続料は定額制 ●接続点:2カ所(東西ともに)愛知
群馬
九州
中継局接続東北
着信先 事業者網NTT・NGN網
■ 現在、接続事業者は、最寄りのNTT・PSTNのIGS接続(接続料は従量制)を利用し、中継事業者網等(接続料は従量制)を介 することで、遠隔地の他事業者との接続を行っている場合が多い。この場合、当該接続事業者は自前の伝送路を最寄りのNTT ・PSTNのIGSまで用意することとなる。 ■ 他方、NGNにおいては、現在東京など大都市に相互接続点が限定され、接続料は定額制であるため、地域系事業者から、自 前の伝送路を遠隔地まで用意するなどの追加負担がかかることとなるとの指摘がなされている。 県間中継網 ●自社で構築or専用線を他社から調達する必要あり ●調達費用は定額費固定電話からPSTNを経由した緊急通報(基本機能)
(総務省・情報通信審議会緊急通報機能等高度化委員会(平成17年3月30日)資料より) ■ 電気通信事業者は、緊急通報(110,118,119)を緊急通報受理機関(警察、消防、海上保安庁)へ接続する機能を持つこと等 が義務付けられているところ、緊急通報受理機関とはNTT東西のPSTNを経由して接続している(ハブ機能としての役割)。 ■ 緊急通報は「指令台への接続」、「優先取扱い」、「位置特定」、「回線保留」、「かけ直し」 といった諸機能により実現しており、 指令台における固定電話からの緊急通報(音声通話)の受信回線については、警察機関では、既にほぼ全国の警察本部等 においてISDN 回線が設置されおり、消防機関では、全国約900 の消防本部のうち、約200 でISDN回線が、約700 でアナログ 専用線が設置されている。海上保安機関では既に全ての海上保安本部においてISDN回線が設置されている状況にある。 ■ このような状況にあって、NTT東西がPSTNをIP網にマイグレーションしていくにあたり、電気通信事業者や自治体等の関係 者から中長期的な視点で技術的課題、経済的課題に関する懸念が示されている。IP網への移行にあたっての番号ポータビリティの実現について
PSTN NTT東西 IP網(NGN) NTT東西 ○ NTT東西のPSTN経由により、NTT東 西から競争事業者への片方向の移転 が実現。現 状
○ PSTNからIP網への移行にあたって、 NTT東西の0AB-JIP電話から競争事業者サービスへの番号ポータビリティを実現すべきか、その場合、NTT東西から競争事業者への片方向の移 転とすべきか、これら相互間の移転とすべきか。 視点:相互の番号ポータビリティの実現 (発展性・柔軟性について) 視点:番号ポータビリティの扱い(基本サービスの継続性) 視点:競争環境の整備など(予見性・透明性について) PSTN 競争事業者 IP網 競争事業者 ハブ機能 PSTN NTT東西 IP網(NGN) NTT東西 PSTN 競争事業者 IP網 競争事業者 IP網(NGN) NTT東西 IP網 競争事業者 番ポDB ハブ機能 SIP SIP 基本的視座 番ポDB ハブ機能 SIP SIP IP網 競争事業者 SIP ○ IP網における番号ポータビリティについて、移行期、移行後のそれぞれで、どのような形で実 現すべきか。 ■ 現状では、NTT東西のPSTNと他事業者網の間で実現している番号ポータビリティは、利用者がNTT東西サービスから競争事 業者サービスへ移転する場合にのみ片方向で実現されている。 ■ ユーザ利便向上の観点から、IP網における番号ポータビリティの実現については、可能な限り早期に双方向で実現すべきとす る意見と、将来的には双方向を目指すべきものの、公正競争の環境が整った段階から導入を検討すべきとの意見がある。同一番号区画内での番号ポータビリティの実現について
NTT東西のPSTNでは収容局単位による移転
同一番号区画内での移転の実現
移転不可 加入電話 IP電話 収容局 収容局 番号区画例 加入電話 移転先 移転可 加入電話 IP電話 PSTNでは収容局単位で加入電話の管理 を行っているため、収容局を超えて他事 業者の加入電話/IP電話への移転を 可能とすると、NTT東西に再び同番で移 転することはできない。 加入電話 IP電話 収容局 加入電話 収容局 番号区画例 加入電話 IP電話 ・今後、IP網同士の直接接続の実現にあわせて、双方向の番号ポータビリティを導入する際に、例えば、加入者を直接収容するSIPサーバと切 り離し、1つの番号データベースで全ての番号を管理する方法を採れば、技術的には従来の移転の制限を解消することは可能。(NTT東西) ・ユーザ利便向上とIP系サービスへの移行促進を実現する1つの手段として有効。技術的にも制度的にも問題は無く、NTT東・西は早急に運用 ルールを改めるべきと考える。(KDDI、ソフトバンク、イー・アクセス、STNet、フュージョン) 各社意見(ヒアリング後の追加質問に対する回答) ○ IP化に伴い、端末系伝送路設備の 管理機能の向上が見込まれる。 IP電話 ■ NTT東西のPSTNでは収容局単位による番号ポータビリティが行われてきたが、IP化に伴い端末系伝送路設備の管理機能 における自由度が増す。各国の電話網移行の状況①
コア網(NGN)構築状況等 その他 <事業者の取組(BT)> 2004年6月 「21CN計画」を発表 (※)21CN計画 PSTNを含む既存のサービス毎の多層なネットワークをNGNに移行。 コスト削減、新サービスの迅速な投入、消費者利便の向上が主な目標。 2006年より移行を開始し、2008年にPSTNの50%をNGNへ移行する目標を設定。 2006年 NGNサービス実証実験(南ウェールズ) 南ウェールズCardiff地区の家庭及び法人ユーザに限定しNGNへ移行を開始、2009年5月に移行完 了。約78,800の利用者がNGNサービスに移行(既存のサービスと同じ価格(※))したが、その 他の利用者はPSTNを引き続き利用。 (※)現在、提供されているNGNサービスも同様。移行インセンティブは付与されていない。 2010年4月 PSTNサービスのNGNサービスへの移行計画を中断 移行に係るコスト、技術的課題が発生した等が計画中断の主因。 今後は、ブロードバンドのみ利用可能なMSAN(※)の設置を計画。 NGNのアクセス回線 ⇒メタル回線(ADSL2+)が中心。 ・現在ADSL2+が主流(2013年まで に カバー率89%を目標)。 ・今後、FTTC(2010年1月サービス開 始)、FTTH(2011年10月サービス開 始予定)の利用も見込まれる。 他事業者のNGN構築状況 ⇒・TALK TALK社はNGNを構築(※) ・その他事業者もNGNを構築中 (※)2003年に電話とブロードバンドのバン ドルサービス販売を開始し、2009年3 月、110万の電話ユーザを獲得。 他事業者NGNとの接続形態 ⇒現在、事業者間で協議中(※)MSAN(Multi Service Access Node) 音声・データ、メタル・光ファイバ等の別を問 わず対応可能である単一ノード。 <事業者の取組(DT)> 2007年 「テレコム2010イニシアティブ」を発表 2012年までにネットワークの完全IP化(PSTN の巻き取り完了)を目標として設定。 その後、移行に向けた具体的議論は行われていない。FTTH敷設が遅れていることが主因。 2010年 NGNサービス提供開始 2012年にFTTHのカバー率を10%にする目標を設定。 NGNのアクセス回線 ⇒メタル回線と光回線(FTTC)が並存。 他事業者NGNとの接続形態 ⇒DTだけではなく、競争事業者 (Vodafone等)もハブ機能を提供。 他事業者同士のNGN網間接続は実現し ているが、DTと他事業者のNGN網間接 続は現在交渉中。 英国 独国 NGNへの移行計画発表 2004年にNGNへの移行計画を立てたが、その後中断。現在は移行完了時期は未定。 計画中断 2007年にNGNへの移行計画を立てたが、現在は移行完了時期は未定。 主要事業者 BT(ブリ ティッシュ・ テレコム) 各国においても音声回線のIP化を実現するIP網(NGN)の構築が進捗。しかし、現時点でPSTNからNGNへの明確な移行期限 を設定している国はない。 NGNへの移行計画発表 主要事業者 DT(ドイ ツ・テレコム)
各国の電話網移行の状況②
コア網(NGN)構築状況等 その他 <事業者の取組(KPN)> 2005年11月 「ALL-IP」計画を発表 (※)ALL-IP計画 ネットワークをIPベースで再構築する計画。1,350カ所の電話交換機を廃止、光ファイバ回線を 構築し、あらゆるサービスを全てIP化することを目的として2010年の完成を予定。 ■計画発表後からATM、SDH,PSTN等のIP化を進めているものの、PSTNの巻き取りま でに今後5年以上かかる見込みであり、完了の時期の目途が立っていない。 (参考)上記のネットワークを利用したVoIP加入者の推移 2008年:108万6千人 2009年:121万5千人 2010年:129万9千人 NGNのアクセス回線 ⇒メタル回線と光回線(FTTC)が 並存。 他事業者NGNとの接続形態 ⇒現在はPSTNが並存している ので対応はしていないが、今後 NGNへの移行完了の際に検討が 必要であると認識。 <事業者の取組(中国電信)> 2002年7月 中国電信、深圳市他1カ所でNGN実証実験を開始 2005年9月 中国電信、NGNサービス提供開始 5-15年の間にNGNへの移行を行う計画を発表 2005年末には長距離バックボーン回線の高度化が完了。 CNGIに参加する他事業者においても自社網のIP化に力点を置く旨を発表。 現在、各社が独自の判断で自社網のIP化を進めている。 <政府の取組>2003年 国家事業としてCNGI(China Next Generation Internet)を構築開始 (※)CNGI NGN構築に必要とされるコア技術の確立を目的として構築し、2008年に完成。IPv6をコア技術と した次世代IP試験網。 NGNのアクセス回線 ⇒メタル回線と光回線(FTTH)が 並存。 蘭国 2005年にNGNへの移行計画を立てたが、現在は移行完了時期は未定。 中国 2005年にNGNへの移行計画を立てたが、現在は移行完了時期は未定。 主要事業者 KPN 主要事業者 中国電信 NGNへの移行計画発表 NGNへの移行計画発表
各国の電話網移行の状況③
コア網(IP網)構築状況等 その他
<事業者(AT&T、Verizon)の取組>
■AT&T
2004年6月 U-verse Service(Project Lightespeed)計画を発表 (※)U-verse Service(Project Lightespeed)計画
デジタルTV、高速ブロードバンド、IP電話の提供を可能とするネットワークの提供を計画。 2006年6月 U-verse Service提供開始 2011年6月現在、2,900万超の世帯でU-verse Serviceが利用可能。 ■Verizon 2004年10月 FiOS(アクセス光化計画)発表 2009年 FiOS上のVoIP提供開始 (同時に2004年より行っていたxDSL上のVoIPサービスを終了) FioSを用いたTV及びブロードバンドサービスは2005年から提供開始 2011年3月現在で1,300万超の世帯でFiOSが利用可能。 今後、電話サービスの提供地域全てに光ファイバを敷設する計画はなく、新規投資にも消極的。 <政府の取組(FCC(連邦通信委員会))> 2009年 FCCがPSTNのIP網への移行に関する意見招請を実施 これに対し、AT&TがFCCは移行期限を定めた上で迅速に移行を行うべきとの 意見を提出 2011年 TAC(FCCの技術諮問機関)が、FCCは2018年までにIP網への移行が完了する よう、所要の措置を講ずべき旨を提言 FCCが講ずべき具体的措置として、PSTNのIP網への移行を国家ブロードバンド計画に盛り込むこと、ユニバー サルサービス基金の見直し、消費者向けの端末交換に係るインセンティブ付与等を記載。
現在、TACの下部組織であるCLT-WG(Critical Legacy Transition Working Group)がPSTNからIP網への移行に 伴う検討を進めており、TACへの提言を取りまとめる予定(時期未定)。 IP網のアクセス回線 ⇒AT&T:U-Verseは基本的に FTTNで(一部でFTTP)で提供。 当分の間メタル回線は残存。 Verizon:FiOS(FTTP)を敷設 する(引き込む)際、PSTN回線 を撤去してVoIPを提供。全世 帯向けのFTTP敷設は行わな い意向であり、メタル回線は残 存する見込み <政府の取組> 2010年3月に、「国家ブロードバ ンド計画」を策定し、2020年まで に1億世帯以上で下り実測 100Mbps以上のブロードバンドを 安価に提供することを目標 他事業者のIP網構築状況 ⇒ IP網の構築は進んでいるもの の、IP網への移行に係る具体 的計画は発表されていない。 米国 各事業者がアクセス回線の光化の中で、コア網にIMS(※)を導入しており、コア網のオールIP化 を目指したネットワークの構築を推進。 主要事業者においても現時点でIP網への具体的な移行計画はなし。 現在、PSTNからIPへの移行の必要性について議論を開始。
(※) IMS(IP Multimedia Subsystem)…これまで固定網や移動体通信、放送などで行なわれていたサービスをIP化し、融合したマルチメ ディアサービスなどを実現するための規格 主要事業者 AT&T Verizon (ベライゾン) IP網への移行計画を検討 ※アメリカにおいてはNGNとの呼称が定着していないため「IP網」と記 載
各国の電話網移行の状況④
コア網(NGN)構築状況等 その他
<事業者の取組(FT)>
2005年 「NEXT(New Experience in Telecom)」計画発表 (※)NEXT計画 統合的な革新的サービスを提供することを目標に、固定と移動体の融合、音声・テレビ電話・イ ンスタントメッセージング等の様々なサービスを統合することを目標。 2007年 NGNサービス(IMSベース)の提供開始 ◆現在、NGNを用いたVoIP契約数は、NGN(IMSベース)で400万人、NGN(H.323ベース)400万人。 NGNのアクセス回線 ⇒メタル回線と光回線(FTTH)が並 存。 現在ADSL2+が主流(2013年まで にカバー率89%を目標)。 <政府の取組(首相府)> 2010年「国家超高速ブロードバンド計 画」を策定し、FTTxカバー率を2025年ま でに100%とすることを目標 他事業者のNGN構築状況 ⇒他事業者もIP網を構築中 他事業者NGNとの接続形態 ⇒IP網間接続の実験を実施中。 FTはハブ機能を提供していない。 <政府の取組(KCC(放送通信委員会))>
2002年 MIC(現KCC)「BcN(Broadband Convergence Network)」計画を発表 (※)BcN計画 有線・無線、通信・放送等の様々なサービスを統合する網の構築を目標。 2004年から2005年に、固定及び移動の音声及びデータサービスを提供するIP網を構築、2006年か ら2007年に放送網との統合を行い、2010年までに総合的なサービス提供を目標。 KTの場合、PSTNからBcNへサービスを変更した場合でも、ほぼ同一の料金水準でサービスを提供 (10%未満の差異)。
2009年1月 KCCがBcNを高度化させたUBcN(Ultra Broad convergence Network) (最大1Gbps)構築計画を発表 「放送通信網中長期発展計画(09~13)」において、2012年末までにUBcN商用化サービス開始するこ とを目標(UBcN導入開始と構築完了時期は各社で異なる)。 計画に基づき4年間で総額34.1兆(政府1.3兆、民間32.8兆)ウォンの投資を予定。 ■現在PSTNをBcN(UBcN)へ移行させる取組は行われておらず、段階的なIP化が進展 NGNのアクセス回線 ⇒メタル回線と光回線(FTTx(※))が 並存。 (※)現在のKTのアクセス回線(加入 者割合)はFTTC(15%)、 FTTB(43%)、FTTH(37%)。なお、 ADSLは5% 。 韓国 国家的プロジェクトとしてNGNの構築に関して計画を策定し進めているが、移行に関して は具体的な計画は立てていない。 仏国 NGNの構築に関して計画を策定し進めているが、移行に関しては具体的な計画は立てて いない。 官民双方でアクセス回線の高度化に力点を置いており、FTTH構築が進んでいる。 主要事業者 FT (フランス・ テレコム) 主要事業者 KT NGN構築に係る計画発表 NGN構築に係る計画発表