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1920年代における文部省主催「成人教育婦人講座」

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(1)

1920年代における文部省主催「成人教育婦人講座」

: 文部省の指示と各府県での実態に着目して

その他のタイトル A study of public lectures to women organized by the Ministry of Education in the 1920s:

focusing on the directions from the Ministry of Education and the practical side of

education in each prefecture

著者 森岡 伸枝

雑誌名 教育科学セミナリー

巻 42

ページ 53‑70

発行年 2011‑03

URL http://hdl.handle.net/10112/4867

(2)

1920

年代における文部省主催「成人教育婦人講座」

—文部省の指示と各府県での実態に着目して一―

はじめに

本論は、全国で開催された文部省主催「成人 教育婦人講座」に関する文部省の指示と各府県 での実態を検討し、女性への社会教育講座のあ

りようを明らかにすることを目的とする。

文部省主催「成人教育婦人講座」(以下婦人 講座と記す)は、その源流を文部省主催「成人 教育講座」(以下成人講座と記す)にみること ができる。成人講座は、大正12(1923)年に大 阪外国語学校において文部省の委嘱により初め て開設され、「年齢二十五歳以上の男子に限り」

聴講が可能で、女性は対象外であった(1)。翌大 13 (1924)年には6ヶ所で成人講座が開設さ れ、女性の聴講も認められるようになる(2)。そ して翌大正14(1925)年になると、成人講座の 一つとして婦人講座が奈良女子高等師範学校

(以下奈良女高師と記す)により大阪で開催さ れ、その後は他の地域でも開催されていった。

なお、昭和5(1930)年以降は婦人講座に加え、

新たに文部省主催「母の講座」が各地で展開さ れていく(3)0 

これまで婦人講座に関する文部省の政策につ いて、「日本近代教育百年史」「近代日本社会教 育政策史」といった研究において言及されるこ とはなかった叫ゆえに、文部省がどのように 女性の社会教育講座をすすめたのかは不明であ る。ただ、文部省の一連の社会教育政策につい て宮坂広作は「思想善導を中心とする」(5)とし、

文部省のイデオロギー教化の側面を強調する。

では、文部省の社会教育政策の中でも婦人講座 の開催に注目した時、宮坂のような評価ができ

森 岡 伸 枝

るのだろうか(6) 。そこで、文部省が婦人講座の 委嘱に際して、どのような指示を行っていたの かを検討していく必要がある。

また、婦人講座の実態については、これまで 社会教育史、地方教育史、婦人教育史等の中で 紹介されてきたが、全国的な開催状況等が明ら かになっていない(7)。小山静子は婦人講座の受 講者数の増加を検討し、「種々の社会教育講座 が、時代が下がるにつれて活発化していった」

というが、詳細には明らかにしていない(8)。ゅ えに文部省の女性への社会教育政策がどこまで 実態に反映されているのかを掌握するために、

全国の婦人講座の開催状況や講座科目等を明ら かにする必要がある。

以上のことから、本論で対象とする時期を女 性が初めて成人講座の教育対象となった大正13

(1924)年から昭和4 (1929)年までとする叫 そして婦人講座(および成人講座)の開催にあ たり、文部省が各委嘱先に送付したと思われる 文書(奈良女子大学附属図書館所蔵)(10)を検討 し、文部省が女性に対してどのような社会教育 講座を考えていたのかを考察する。さらに文部 省「成人教育講座実施概要」(11)から全国におけ る婦人講座の開催状況等の実態を検討し、各委 嘱先は文部省の指示をどのように解釈したのか を考察する。こうして、女性への社会教育講座 のありようを明らかにしたい(12)0 

(3)

1.文部省主催「成人教育講座」におけ る 婦 人 教 育 ― 第 1回婦人講座開催 まで一一

ここでは、婦人講座の源流である成人講座で 女性が教育対象となったことに着目し、文部省 が婦人教育をどのように考えていたのかを検討 する。

「はじめに」で述べたように、成人講座にお い て 婦 人 の 聴 講 が 認 め ら れ る の は 、 大 正13 (1924)年のことである。当時の成人講座は大 阪市、神戸市、横浜市、名古屋市、福岡市、呉 市の6ヶ所で開催されていた(13)。そして開催 地ごとの聴講者数は、大阪市601名(うち婦人 0名)、神戸市309名(うち婦人0名)、横浜市(聴 講者数不明)、名古屋市686名(うち婦人31 呉市5370名(うち婦人24名)、福岡市84名(う ち婦人24名)であった(14)。女性の受講が許可 されたが、事実上、成人講座では男性が主たる 聴講者であったといえる。

とはいえ、女性用の講義科目を用意した成人 講座がみられ、横浜市では「家事化学」が教え られていた。また、福岡市では「哺乳児栄養法、

小児の衛生整理」の講義が九州帝国大学医学部 によって行われ、「人妻にして小児を有する者 又は近き将来に於て小児を有する見込ある者」

を対象にしており、女性の母役割を意識した、

子 ど も を 生 育 す る た め の 教 育 が 行 わ れ て い (15)。衛生について、小山静子は大正9(1920)  年に開催された児童衛生展覧会を例に挙げ、そ れに関わったのが医療機関や教育機関等であっ たことから、育児が「経験知」ではなくて「科 学的な近代知」によって教えられるようになっ たという。福岡市の成人講座で「衛生」の伝授 をした九州帝国大学医学部は、まさにそのよう な「近代知」を与える役割を担っていたといえ る。このように成人講座によっては、女性の教 育ニーズをふまえて近代的な婦人教育が行われ ていたと考えられる(16)

では、なぜ文部省は成人講座において婦人を 教育対象とするようになったのか。文部省「成 人教育」(17)には、「教育の機会均等主義」のた めに「男女老幼の別を問はず、荀くも社会の一 員たる以上は其の社会的共同生活に必要な宗 教・科学・芸術・哲学其の他あらゆる知識の向 上発達に関する訓練修養の利益に均等するこ と」とある。また同書ではイギリスやアメリカ の成人教育状況が紹介されており、文部省は海 外の社会教育の在り方に影響され、婦人教育に 関心をもつようになったといえる。それは以下 の発言からも垣間見られる。

小官(奈良女子高等師範学校校長横山栄次 一筆者注)ハ文部省代表者トシテ、成人教 育ノ必要欧米二於ケル成人教育ノ概況並ニ 我国二於ケル現状ヲ述ベテ、特に婦人ノ成 人教育ノ必要ヲ説キ(18)(引用資料の句読点 は論者による。以下同様とする。)

これは大正14(1925)年の第1回婦人講座(於 奈良女高師)における、奈良女高師校長槙山の 開会式の言葉である。このように、槙山は文部 省の代表として、海外の教育状況を説明しなが ら婦人教育の意義を説いていたのである。で は、文部省は婦人講座の中身をどのように考え ていたのだろうか。

今年度も前年同様の趣旨により、大阪福 岡新潟盛岡浜松小樽等に於て実施致度見込 に有之候。特に御校には場所を大阪に定 め、婦人講座御開設相願度、本省の希望二 有之候。尤も御承知の通り経費僅少にし て、委員講師事務取扱等手当を約五百円位 にして、二科目乃至三科目位御開設願上度 (19) 

これは文部省社会教育課長小尾範治が、奈良

(4)

女高師へ婦人講座の開催を委嘱した文書であ る。ここから、大阪や福岡などでの成人講座に 加えて、大阪で婦人講座を開催する事を文部省 が決定したことが確認できる。注目したいの は、文部省は婦人講座では2 3科目を開設す るようにという、大まかな指示のみを与えてい るたことだ。つまり、文部省は婦人講座の開催 を指示したが、この時点では具体的な中身まで は考えていなかったといえる。

以上のことから、文部省は海外の成人教育の 状況を鑑みて、成人講座での女性の聴講を認 め、婦人講座の開催を決定したが、そこで女性 に何を学ばせるのかについてはさほど注意を払 っていなかったといえる。

2. 「成人教育婦人講座」の各委嘱先へ の文部省の指示

ここでは、文部省が婦人講座の開催を全国へ 委嘱していく大正15(1926)年以降に着目する。

取り扱う(資料l)〜  (賓料4)は婦人講座の 開催を委嘱するために、文部省が奈良女高師に 送付した文書である。これらは謄写の印刷物で あり、各資料中の【】に示した箇所のみが手 書きとなっている。また、例えば(賓料l) 件名に「成人教育講座開設二関スル件」とある

ように、婦人講座の委嘱の文書であるにもかか わらず、成人講座への指示として出されてい る。よって、おそらく【】の手書き部分を除 けば、同一の文書が文部省によって全国の成人 講座あるいは婦人講座の委嘱先へ通達されたも のと考えられる⑳)。つまりこれらの資料は、

全国の成人講座および婦人講座の開催に際し、

文部省によってどのような指示が出されていた のかを知る手掛かりとなる、貴重なものであ

では、婦人講座(および成人講座)開催にあ たっての文部省の指示を年度ごとにみていくこ とで、文部省が何を重視し、また、女性の社会

教育をどのように考えていたのかを考察した v(21) 

(資料l)発普ニー四号 大正十五年五月二十八日 受第二九三号五月三一日

文 部 省 普 通 学 務 局 長 関 屋 龍 吉 印

【奈良女子高等師範学校】

学校長【槙山栄次】殿 成人教育講座開設二関スル件(22)

成人教育施設ノ普及発達二関シ、従来本省二 於テハ直轄学校二委嘱、開設ノ処、本年度二於 ケル本省主催成人教育講座ヲ貴校二委嘱開設致 度、就テハ左記各項二準シ、御計画ノ上、何分 ノ儀、至急御回報相成度。尚、左二付【縣】ニ 対し、貴【校】ヨリ協議ノ際ハ十分ノ尽力有之 度旨依頼二及ビ置キタルニ付、此段御承知相成 度。左記

ー.主催者ハ文部省ナルモ、之力実施方ヲ貴

【校】二委嘱スルモノトス。貴【校】ハ更二 公共団体又ハ教育会等卜協同開設スルモ差支 ナキコト。

ー.時期及回数

大正十六年二月迄ノ期間内二於テ、成ルヘ ク夜間・休日及業閑期等適当ナル時期ヲ選 ヒ、各科目二付十回、二十時間以上連続シテ 捏墾スルコト

ー.場所貴【校】二於テ適当ナル場所ヲ選ヒ 学校、公会堂等ナルヘク聴講者ノ集合二便利 ナル会場ヲ利用セラレ度キコト。公民科、普 通学科、職業科、又ハ専門学科等ノ中ヨリ上 地ノ状況二応シ、適当ナル数科目ヲ選ヒ本省 合議ノ上、決定スルコト。但シ公民科ハ必ス 之ヲ設クルコト。

‑.程度 国民生活ノ実情二適当ナラシムルヲ 旨トシ成ルヘク平易二授クルコト。

ー.講師 貴【校】関係職員、貴地所在本省直 轄学校及他ノ学校職員、其ノ他人格学識経験

(5)

ニ於テ、適当ナル者二就キ御上申ヲ侯チテ、

本年度限リ成人教育講師トシテ本省二於テ委 嘱スルコト。

‑.聴講者 聴講者ハ年齢概ネ丁年以上ノ男女 トシ、其ノ聴講者数二於テハ別二制限ヲ要セ サルモ、本施設ノ効果ヲ挙クルニ差支ナカラ シムル様、留意セラレタキコト

ー.聴講科ハスヘテ徴セサルヲ原則トスルモ、

授業二要スル少額ノ実費ハ、コレヲ支弁セシ ムルコトヲ得ルコト。

ー.修了証害

聴講ヲ修了シタル者ニハ本省ヨリ修了証書 を授与スルコト。

ー.事務取扱 事務取扱者二名又ハ三名御上申 ヲ侯チテ、本年度限リ、成人教育事務取扱卜 シテ本省二於テ委嘱スルコト。

ー.経喪 経費ハ講師及事務取扱二対スル手当 トシテ、五百円本省ヨリ支出致スニ付、其ノ 範囲二於テ計画セラレタキコト。

この賓料には「公民科ハ必ス之ヲ設クルコト」

とあるように、文部省の直接的な目的は公民教 育にあったといえる。だが、それと同時に文部 省の狙いは、学校歴に関係なく多くの聴講者を 集めることでもあった。それは「土地ノ状況二 応シ、適当ナル数科目」を「国民生活ノ実情二 適当ナラシムルヲ旨トシ成ルヘク平易二授ク ル」こと、そして「適当ナル時期」に「聴講者 ノ集合二便利ナル会場」で行うこと、「聴講料 ハスヘテ徴セサルヲ原則」としたこと、等から 推測される。

(贅料2)発普一六八号 昭和二年五月二十四日 受第三四三号五月二十六日

文 部 省 普 通 学 務 局 長 関 屋 龍 吉 印

【奈良女子高等師範学校学校長槙山栄次殿】

成人教育施設二関スル件(23)

成人教育施設ノ普及発達二関シ、従来本省二 於テ本省直轄学校又ハ府縣二於テ委嘱開設ノ 処、本年度二於テハ、本省主催成人教育講座ヲ 当校(学)委嘱開設致度、就テハ左記各項二準 シ、御計画ノ上、何分ノ儀、至急御回報相成度。

尚、右二関シ、【大阪府及奈良県】二対シ、貴 校(学)ヨリ協議ノ際ハ十分尽力有之度旨、依 頼二及ヒ置キタルニ付、御承知相成度。

ー.主催

本講座ハ文部省ノ施設ニシテ之ヲ貴府・

縣・学・校二委嘱シテ実施スルモノトス。主 催二関シテハ文部省主催又ハ貴府・縣・学・

校卜共同主催トスルモ差支ナキコト。

ー.期間及回数

昭和三年二月迄ノ期間内二於テ、ナルヘク 長期二亘リ、夜間休日及業閑期等、適当ナル 時期ヲ選ヒ、各科目ニッキ十回二十時間以上 連続シテ授業ヲナシ、一週三回以内一回凡ソ 三時間以内ヲ常例トスルコト

ー.場所及会場

貴府・縣・学.校二於テ適当ナル場所ヲ選 ヒ、学校公会堂等ナルヘク聴講者ノ集合二便 利ナル会場ヲ利用スルコト。

ー.科目 科目ハ修蓑及公民二関する事項、科 学智識二関スル事項、職業及家事二関スル事 項、趣味生活二関スル事項中ヨリ適宜三科目 又ハ四科目ヲ選択シ(公民科ハ必ス之ヲ加フ ルコト)各一科目ノ講義ハニ十時間以上トシ 担当講師ハー名トナスヲ常例トスルコト。科 目題材ノ選定及其ノ内容二関シテハ高遠ナル 学術及時勢批判二亘ルカ如キコトハ避ケ、出 来得ル限リ、専門ノ智識ヲ平易二授ケ得ル様 選択シ、特二職業家事二関スル科目二就キテ ハ、地方ノ実情二応シ、聴講者ノ実生活二適 切ナル題目ヲ選フコト。

壁ム又ハ特定ノ職業ヲ有スル者ノミヲ対象卜 スル科目ヲ選択スルモ差支ナキモ、教員二対

(6)

スル講座ノ如キハ之ヲ避クルコト。右科目ニ 関スル事項二就テハ本省卜合議ノ上、決定ス ルコト。

‑.程度 講義ハ凡 ノ高等小学校卒業程度ヲ基 塑トシ、徒ラニ高キニ失セス、国民生活ノ実 情二適当ナラシムルコト。

ー.講師

貴府、縣、学、校関係職員、実地所在ノ本 省直轄学校、職員其ノ他、人格学識経験アル 適任者ヨリ選択シ、豫メ本省卜合議ノ上、更 二上申ヲ侯チテ、本年度限リ、本省二於テ委 嘱スルコト。

ー.聴講者

聴講者ハ男子二在リテハニ十歳以上、女王 二在リテハ十八歳以上ニシテ、現二学校教育 ヲ受ケサル一般成人中熱心ナル希望者ヲ募集 シテ之ヲ聴講者トナスコト。聴講者数及男女 別二関シテハ制限ヲ設ケサルモ、其ノ数過多 ニシテ本施設ノ効果ヲ徹底セシメ難キ処アル 場合ハ、相当制限ヲ加フルコト。特二女子二 必要ナル科目ヲ設クル際ハ、聴講者ヲ女子ノ

ミニ限ルモ差支ナキコト。

ー.修了証書

聴講者ニシテ所定ノ科目ヲ修了シタル者ニ ハ、本省ヨリ修了証書ヲ授与スルコト。

ー.聴講料

聴講料ハ之ヲ徴セス。但シ、印刷実験等ヲ 要スル少額ノ実費ハ之ヲ負担セシムルモ差支 ナキコト。

ー.事務取扱

本施設二関スル事務取扱二名又ハ三名、貴 府、縣、学、校職員其ノ他ヨリ適任者ヲ選ヒ、

上申ヲ侯チテ、本年度限リ本省二於テ委嘱ス ルコト。

ー.経費 本施設ハ本省ヨリ支出スヘキ黄額 五百八十円ノ範囲二於テ計画ヲナスコト。右 ノ内、講師及事務取扱手当ヲ五百円ノ範囲卜 シ、講義用印刷費実験費雇人喪其ノ他雑費卜

シテ八拾円ノ範囲トスルコト。手当以外ノ費 用ハ見積書及請求害合添へ、本省大臣官房会 計課二請求スルコト。

ここで気づくことは、「公民科ハ必ス之ヲ加 フルコト」というように、前年度に続いて公民 科の設櫃を強調していることだ。そして、「高 等小学卒業程度」と講座のレペルが初めて明記 されており、中学校や高等女学校の卒業者とい った高学歴者以外への配慮がうかがえる。

また、「家事」「趣味生活」とあり、前年度よ りも講座科目が具体的に提示されている。この 背景には、「欧米に対抗できる国家の建設のた めには、国家の基礎である家庭の改善こそが重 要」であるとする、文部省が行った生活改善運 動が挙げられる(24)。たとえば生活改善運動を すすめた文部省普通学務局第4課初代課長の乗 杉嘉寿は「娯楽が全国民に行きわたる」ために

「民衆の余暇生活そのものを主導」することを 考えていた(25)。また、乗杉は欧米の家庭と日 本の家庭を比較した結果、家庭生活への科学の 祁入が必要だということも考えていた(お)。よ って、「趣味生活」「家事」が科目として挙げら れたといえる。

そして、「家事」について「地方ノ実情二応シ、

聴講者ノ実生活二適切ナル題目ヲ選フコト」と しており、各地の女性の生活様式に合わせるよ うに配慮された面がうかがわれる。さらに「女 子二在リテハ十八歳以上」というように、女性 の受講年齢を男性よりも低く設定し、文部省が 学校教育を終えた女性のライフコースを配慮し たこともうかがえる。

以上のことから、文部省の指示内容の変化を 3点見出せた。第 1に講座のレベルを明確に し、高学歴以外の聴講者への配慮がみられるこ と、第2に生活改善運動の観点から「趣味生活」

「家事」が講義内容に加わったこと、第3に女 性の受講年齢を低く設定する配慮がみられたこ

(7)

とである。ここで興味深いのは、「家事」の設 定と女性の聴諧年齢の配慮が同時になされてい ることだ。小山静子は「生活改善は政治的課題 であったにとどまらず、女というジェンダーと 深く結び付いている課題でもあった」といい、

その理由を「家内領域は「女の領域」であり、

女性こそが日常生活を改菩していく主体である と考えられていた」と説明する四)。このように、

生活改善は家庭の改善も意味していたため、女 性が社会教育の対象として意識され、「家事」

の設定や女性の聴講年齢への配慮がなされたと 考えられる。

(資料3)発普ー0ー号 昭和三年五月八日 受第二三0号五月九日

文部省普通学務局長 武部欽一

【奈良女子高等師範学校】

学校長【槙山栄次】殿 成人教育講座委嘱開設二関スル件

本省成人教育施設ノ実施方二関シ、従来本省 直轄学校又ハ府縣二委嘱開設セルカ、本年度二 於ケル、本省主催成人講座ハ之ヲ【奈良縣】(28)

ニモ委嘱開設ノ見込ヲ以テ協議中二有之、特二 同【庁】ヨリ講師、会場其ノ他二関シ、協議ノ 際ハ、何分ノ御尽力相煩度、此段依頼〇

発普ー0一号 昭和三年五月八日 受第二三一号五月九日

文部省普通学務局長 武部欽一

[奈良女子高等師範学校】

学校長【槙山栄次】殿 成人教育講座委嘱開設二関スル件

本省成人教育施設ノ実施方二関シ、従来本省 直轄学校又ハ府縣二委嘱セルカ、本年度二於テ ハ、本省主催成人講座ヲ貴学校二委嘱開設致度 二就テハ左記条項二準シ、御計画ノ上、何分ノ 儀、至急御回報相煩度、尚右二関シ、貴学校所

在ノ地方長官二対シ、貴学校ヨリ御協議ノ際ハ 講師、会場、其ノ他二関シ、十分尽力可致様依 頼シ置キタルニ付、此段御承知相成度。

‑.主催

本講座ハ本省ノ施設ニシテ、之ヲ貴庁学校 二委嘱シテ実施スルモノトス。主催二関シテ ハ本省主催又ハ貴庁学校トノ共同主催トナス モ、差支ナキコト。

二.期間

昭和四年三月迄ノ期間二於テナルヘク長期 間二亘リ、業閑期休日夜間等適当ナル時期ヲ 選ヒテ開設スルコト

三.場所及会場

貴庁学校二於テ適当ナル場所ヲ選ヒ、学 校、図書館、公会堂等ナルヘク聴講者ノ集会 二便利ナル会場ヲ利用スルコト。

四.科目

公民科特二国体観念涵蓑二関スル事項、産 業及科学智識二関スル事項、職業及家庭生活 ニ関スル事項、体育衛生趣味娯楽二関スル事 項等ヨリ適宜二、三科目又ハ四科目ヲ選ヒ、

各一科目ノ講義ハ概ネニ十時間以上トシ、担 当講師ハナルヘク少人数トナスコト。科目選 定二関シテハ特二思想善導ニカヲ致シ、国体 観念ノ涵蓑二関シテハ必スー科目ヲ設クルコ ト>ミノ、多数聴講者二之ヲ聴講セシメ、産業 及科学智識二関スル事項等二就テハ、土地ノ 事情二応シ、聴講者ノ実生活二適切ナラシ メ、徒二高速ナル学術ハ之ヲ避ケ、出来得ル 限リ、専門ノ智識ヲモ平易二授ケ得ル様、留 意スルコト。婦人又ハ特定ノ職業ヲ有スル者 ノミヲ対象トスル科目ヲ選択スルハ差支ナキ モ、学校教員二対スル講座ノ如キハ之ヲ避ク ルコト。右科目二関スル事項二就テハ計画ノ 際、本省二合議ノ上、決定スルコト。

五.程度 講義ハ凡ソ高等小学校卒業程度ヲ基 準トシ、徒ラニ高キニ失セス、専ラ国民生活

(8)

ノ実情二適当ナラシムルコト 六.聴講者

聴講者ハ概ネ男子二在リテハニ十歳以上、

女子二在リテハ十八歳以上トシ、現二学校教 育ヲ受ケサル一般成人中、熱心ナル希望者ヲ 募集シテ、選定スルコト。聴講者ノ学力、男 女別及其ノ人数二関シテハ別二制限ヲ設ケサ ルモ、本施設ノ趣旨二鑑ミ、其ノ効果ヲ徹底 セシメ難キ場合ハ、制限ヲ加フルモ差支ナキ コト。特二婦人講座ヲ設クル際ハ、聴講者ヲ 女子ノミニ限ルモ差支ナキコト。

七.講師

貴庁学校関係職員及貴地所在ノ本省直轄学 校、学校職員、師範学校職員、其ノ他、人格 学識経験アル適任者ヨリ

選抜シ、豫メ本省卜合議ノ上決定シ、更二上 申ヲ侯チテ、本年度限リ、本省二於テ委嘱ス ルコト。

八.修了証害

聴講者ニシテ、所定ノ科目ヲ修了シタル者 ニハ、本省ヨリ修了証書ヲ授与スルコト。

九.聴講料

聴講料ハ之ヲ徴セス。但シ、印刷実習実験 等二要スル少額ノ実費ハ之ヲ負担セシムルモ 差支ナキコト。

十.事務取扱

本施設二関シ委員ー名、事務取扱二名又ハ 三名ヲ置ク、右ハ貴庁学校職員其ノ他ヨリ適 任者ヲ選ヒ、上申ヲ侯チテ本年度限リ本省二 於テ委嘱スルコト。

‑‑.経費

本施設ハ本省ヨリ支出スヘキ費額五百八拾 円ノ範囲内二於テ計画ヲナスコト。右ノ内、

委員講師及事務取扱手当ヲ五百円ノ範囲卜 シ、印刷、実験、実習、雇人、其ノ他ノ雑喪 ヲ八拾円ノ範囲内トスルコト。手当以外ノ費 用ハ必要ノ都度見積書請求書ヲ相添へ本省大 臣官房

□ □ □ □ □

受ケシムヘキコト。

ここでは「特二思想善導ニカヲ致シ、国体観 念ノ涵養二関シテハ必スー科目ヲ設クルコト」

とあるように、公民科の中でも思想に関するも のが強調されている。これは、昭和3 (1928)  年に政府が「教学振興・国体観念養成を声明し て「思想善導の熱意」を示した」ことの影蓉で あると思われる(29)。そして、「体育」「衛生」が 加わり、講座科目の充実がみられる。これらは 文部省の社会教育施策として重視されてきたも のであり、たとえば大正9 (1920)年の「社会 教育講習会」における中橋文相の訓示には「体 育衛生の改善進歩に心掛けしむる」とある(30) ここで注目されるのは、文部省が「特二婦人 講座ヲ設クル際ハ聴講者ヲ女子ノミニ限ルモ差 支ナキコト」というように、婦人講座に初めて 言及していることだ。前年度では、初めて「家 事」科目を設定し、女性の聴講年齢を配慮して いたが、ここでさらに一歩進めて文部省は婦人 講座に言及し、多くの女性の聴講を促そうとし ていることがうかがえる。

以上のことから、文部省の指示内容の変化を 3点見出せた。すなわち第1に公民科のなかで も思想善導に力点を置いたこと、第2に新たに

「体育」「衛生」を加え、講義科目を充実させた こと、第3に婦人講座の設置を認可して女性の 参加を促したこと、である。

(賓料4)発社五七号、昭和四年九月十日 受第六二三号九月十二日

文部省社会教育局長下村寿一

【奈良女子高等師範学校長】殿 成人講座開設二関スル件

本省成人教育実施方二関シハ、従来本省直轄 学校並道府縣二委嘱セルカ、本年度二於ケル成 人講座ハ之ヲ貴校二委嘱開設致シ度二就テハ、

左記各項二準シ、御計画ノ上、至急御回報相煩 度、尚左二関シ、貴学校所在ノ地方長官(31) 対シ、貴学校ヨリ協議ノ際ハ講師、会場、其ノ

(9)

他二関シ、充分尽力致スヘキ様依頼シ置キタル ニ付、此段御承知相成度。

ー.開設ノ趣旨 成人教育ハ広ク一般国民二対 シ、教育ノ機会均等ヲ図リ、且ツ青年教育機 関ノ延長ニシテ、国民教育ノ完成二資スル施 盤ナルヲ以テ、本施設ノ趣旨二適合スル様、

計画ヲ樹テ、尚他ノ教育機関卜密接ナル連絡 ヲ保チ、其ノ効果ヲ挙クルニ努ムルコト。

二.主催

本講座ハ本省ノ施設ニシテ、之ヲ貴(庁、

学校)二委嘱シテ実施スルモノトス。主催二 関シテハ本省主催又ハ貴(庁、学、校)市、

其ノ他トノ共同主催トナスモ、差支ナキコ

三.期間

昭和五年三月上旬迄ノ期間内二於テ、ナル ヘク長期間二亘リテ、業閑期、夜間等適当ナ ル時期ヲ選ビテ開設スルコト。

尚、今各地二於テ行ハルベキ教化動員ノ計 画トナルベク連携ヲ保チテ実施スルコト。

四.場所及会場

貴(庁、学、校)二於テ適当ナル場所ヲ選 ビ、学校、図書館、博物館、公会堂等、ナル ヘク聴講者ノ集合二便利ナル会場ヲ利用スル コト。

五 科 目

公民科特二国体観念涵蓑、経済生活ノ改善 ニ関スル事項、科学智識ノ普及二関スル事 項、産業及職業生活二関スル事項、普通学科 ニ関スル事項、体育衛生趣味娯楽二関スル事 項等ヨリ適宜数科目ヲ選ヒ、一科目ノ講義ハ 概ネニ十時間以上トシ、講師ハナルヘク少人 数ニテ之ヲ担当スルコト。科目選定二関シテ ハ、特二現下ノ我国情二鑑ミ、国体観念ノ涵 養、経済生活ノ改善二関スル科目ハ、各地方 ニ於テ今次開始スヘキ教化動員ノ計画卜連絡 ヲ保チ、多数ノ聴講者二聴講セシメ、其・ノ他

ノ科目ハ土地ノ事情二応シ、聴講者ノ実生活 二適切ナルモノヲ選ビ、講義ノ内容ハ、出来 得ル限リ、専門ノ智識ヲ平易二授ケ、徒ラニ 高速ナル学術ハ之ヲ避クルコト。

婦人又ハ特定ノ職業二従事スル者ノミヲ対 象トスル科目ヲ選定スルハ可ナルモ、学校教 員二対スル講座ノ如キハ之ヲ避ケルコト。右 科目二関スル事項二就テハ計画ノ際、本省二 合議ノ上、決定スルコト。

六.程度

講義ハ凡ソ高等小学校卒業程度ヲ基準卜 シ、高キニ傾カズ、専ラ国民生活ノ実情二適 当ナラシムルコト。

七.聴講者

聴講者ハ概ネ男子二在リテハニ十歳以上、

女子二在リテハ十八歳以上トシ、現二学校教 育ヲ受ケサル一般成人中、熱心ナル希望者ヲ 募集シテ、之ヲ聴講者卜定ムルコト。

聴講者ノ学力、男女別及其ノ人数二関シテ ハ、別二制限ヲ設ケサルモ、本施設ノ趣旨ニ 鑑ミ、其ノ効果ヲ徹底セシムルタメ、適当ノ 制限ヲ加フルコト、特二婦人講座ヲ設クル際 ハ、聴講者ヲ女子ノミニ限ルモ差支ナキコ

八.講師

貴(庁、学校)関係職員及貴地所在ノ本省 直轄学校、職員並師範学校、中学校、高等女 学校、各種実業学校職員、

宗教家其ノ他、人格商ク学識経験アル適任 者ヨリ選抜シ、豫メ本省卜合議ノ上決定シ、

更二上申ヲ侯チテ、本年度ノ講師ヲ委嘱スル コト。

九 修 了 証 害

聴講者ニシテ、所定ノ科目ヲ修了シタル者 ニハ、本省ヨリ修了証害ヲ授与スルコト。

‑ 0.聴講料

聴講料ハ之ヲ徴セズ。但シ、印刷、実習実 験等、講義二必要ナル少額ノ実喪ハ、之ヲ負

(10)

担セシムルモ差支ナキコト。

‑‑.委員及事務取扱

本施設二関シ委員ー名、事務取扱二名又ハ 三名ヲ置ク、右ハ貴(庁、学、校)職員其ノ 他ヨリ適任者ヲ選ビ、上申ヲ侯チテ本年度限

リ本省二於テ委嘱スルコト。

ーニ.経費

本施設二対シ本省ヨリ支出スヘキ費額ハ 五百八十円以内トスルコト。右ノ内、委員、

講師、事務取扱手当ヲ五百円ノ範囲内トシ、

印刷、実習実験、雇人、其ノ他雑費ヲ八十円 ノ範囲トスルコト。手当以外ノ費用ハ必要ノ 都度見積害、請求書ヲ相添へ、本省大臣官房 会計課二請求シ、其ノ支払ヲ受クルコト。

ここで文部省は「広ク一般国民二対シ、教育 ノ機会均等ヲ図リ、且ツ青年教育機関ノ延長二 シテ、国民教育ノ完成二資スル施設」と初めて 成人講座の性格を規定し、「教化動員」と共に 勧めるように促している。また、科目には新た に「経済生活ノ改善」「職業生活」が加えられた。

これらは昭和4 (1929)年に公私経済緊縮運動 をすすめた浜口雄幸内閣のもとで、文部省社会 教育局が行った教化総動員運動、すなわち「国 民精神の作興と経済生活の改善との一体性」を す す め る 運 動 に 則 っ て い る も の と 考 え ら れ (32) 

以上が大正15 (1926)年から昭和4(1929)  年までの文部省の婦人講座(および成人講座)

の開催に関する指示であった。文部省は公民科 の設置を一貫して強調し、教化総動員といった 影聘から思想善導に焦点を当てていったことは 否めない。

しかし、その一方で文部省が多くの人々に参 加してもらえるように、工夫を凝らしていたこ とも見逃せない。例えば、文部省は講座の内容 を人びとにとって、実用的でわかりやすいもの

にすること、会場を利便性のある所にするこ と、参加しやすい時間帯に講義すること、など を指示していたのである。つまり文部省は社会 教育施策をすすめる際に、参加者のニーズを考 えていたといえるだろう。また、文部省が講義 科目をより多様なものへと拡充させ、昭和4

(1929)年には講座の目的を「青年教育機関ノ 延長」と示し、学校教育を拡充するという社会 教育講座の役割を明文化したといえる。

そして女子教育史の観点からみると、文部省 が昭和2 (1927)年に女性の聴講年齢を低く設 定し、「家事」を示し、昭和3(1928)年に婦 人講座に言及したことは、成人女性が聴講の対 象として注目されたといえ、意義が見出せる。

ここから女性にふさわしい社会教育講座の在り 方が文部省によって注目されるようになったと いえるだろう。

3.全国における婦人講座の開催状況 ここでは文部省「昭和二年 本省主催成人教 育講座実施概要」などの資料(33)から、大正15

(1926)年から昭和4 (1929)年にかけての全 国における婦人講座の開催状況や講座科目等を 検討し、第2節における文部省の一連の指示が 各委嘱先でどのように解釈されていたのかを考 察する。(表3‑1)には、全国で開催された婦 人講座を年度毎に示したが、講座名には「婦人 講座」のほかに、「婦人科」「家政科」「婦人部」

といった名称があることがわかる。これらは、

全て女性のみを対象としていることから、正式 名称が「婦人講座」でないものも本論では婦人 講座とみなした田)。

(11)

3‑1)  1920年代における全国の婦人講座 講 座 科 目(数字は時間数、△は合わせての時数)

依嘱先 会 場 講座名 公民科

公民科 家 事 家事経済 衛 生 育 児 家庭教育 趣 味 裁 縫 其の他 開催期間

(思想関連)

大正 文部省が 東京女子高 東京音楽 1016日〜121日、水

15年 開催 等師範学校 婦人講座

,  , 

学校で音 金は夜3時間、土は午

楽講話153時間 奈良女子高 大阪市立

婦人講座 婦人問題6 台所の理科20 家庭看護の 生物を機械 922日〜1117

等師範学校 船場小学校 主点5 と見て20 水 ・ 土 午 後3時間

栃木県 栃木女子

婦人講座 15  家庭衛生5 116日〜122

師範学校 土、午後2時間

鹿児島県 鹿児島県女 本県婦人へ5

婦人の衛生

116日〜1218日、土

子師範学校 婦人の為に12

昭和文部省が 東凩女子高

婦人講座 家庭の理科学12 子どもの生 1015日〜1210

2年 開催 等師範学校 12 土、午後1時〜4

奈良女子高 大阪市立

婦人講座 銀行一般15 遺伝15 園芸15 歴史の話 9141119

等師範学校 船場小学校 15  土、午後1時〜4時半

福島県 福島市第1福島婦人

婦人問題6 法制4、社会生活

料理実習10 家庭衛生10 小学校 講座 4、生活改善6

‑ 6 2

埼玉県 県立熊谷

修身講話20 △文学20

高等女学校 △芸術20

県立川越 修身講話20 △20  △20 

高等女学校 千葉 木更津

婦人科 婦人の社会的訓 農村生活の改

屈人術生5 112日〜158、午前9

小学校 5 5 妊産の窟生5 時半一午後3時半

静岡県 消水罪常

婦人講座 公民心得8 料理実習含む14 婦人衛生8 101日〜1030

高等小学校 土・日

御殴場 婦人講座 公民心得8 料理実習含む14 婦人衛生8 101日〜1030

実業学校 土・日

長崎 県立女子

家政科 20 (家庭の理科 家庭の衛生

24  926日〜1028

師範学校 8、実習含む)

熊本県 県立女子

婦人講座 時数不明 調理実習含む26 26  105日〜1224

師範学校 水・土、4時間

沖縄県 那覇市立

家庭科 家事割烹18 家庭衛生9 土・日、午後2時〜5

高等女学校

昭和文部省が 東京女子高

婦人講座 女子と文化6 家庭絨維16 家庭医学6 106日〜1215

3年 開佃 等師範学校 午後1時〜4

奈良女子高 大阪府立 公衆作法につ

国文学者 915日〜29日、水・

(12)

講座科目(数字は時間数、△は合わせての時数)

依嘱先 会 場 講座名 公民科• 公民科 家 事 家事経済 衛 生 有 児 家庭教育 趣 味 裁 縫 其の他 l}il11njIIIIIl 

(,思想関連)

小樽甜等 庁立小樽 台所用品講話 725日〜8410

商業学校 高等女学校 婦人部 公民生活6 7、日用品の見 lllJ、午後2時〜4

7 実費50銭徴収

姫路甜等 姫路高等

家庭に必要な科• 児童心理と 922F.11021

学校 学校 婦人講座 10回、午後1時〜3

学常識10 教育10 実限の一部一人十銭徴収

九州帝国 九州大学 日常生活と物理 乳幼児保渡

大学 医学部 20 と栄養訊

青森 小湊小学 婦人衛生並 99日〜28El、毎回

婦人講座 生活改善5 家庭理科5 育児ノ話

5IIIJ

神奈川県 茅ヶ崎 家庭婦人 116日〜320日の

小学校 を中心と 国体観念15 園芸15

うち101[Il する講座

岐阜 岐阜市会

婦人科 昭和E1本の婦人

婦人衛生9 123日〜28日、午後

議事堂 1時〜4

631

静岡 県立大仁

婦人講座 公民心得10 10  婦人と衛生

高等女学校 10 

積志尋常 婦人講座 公民心得10 10  婦人と衛生

高等小学校 10 

愛知 岡崎師範 101日〜311

学校 女子部 国民道徳幻 20  20  月・水・金、午後2

4 金城女子 国民道徳10

専門学校 女子部 民道徳の史的考 40(割烹20)  20

兵庫県 県立神戸 国民性と婦徳

生活改善4 子どもの生 72日〜20日、午後

窃等女学校 家庭科 4、女子の務め 家庭園芸4 2時〜4時、実黄30

和洋家具4 4 徴収

島根 五十猛村

婦人科 婦人11114 12  81日〜5

尋常小学校

山口 防府高等 陸軍4、海軍 91625810IUJ

女学校 女子部 日本人の道20 4、納税4 通俗経済20 20  22  仏教4 113日〜12日の10

4 間。各午後1時〜4

徳山母幣 法制44 家庭衛生 925122

高等小学校 女子部 国民道徳7 軍事4、電気及 割烹4、栄蓑3 消喪経済4ふ救急法 12  文学2 216日〜の各5

瓦礫22 午後1時〜4

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