自閉症 スペク トラム学生への就職活動支援

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自閉症 スペク トラム学生への就職活動支援

富 山大学学生支援 セ ンター 吉 永 崇 史

Job―finding Support fOr Students with Autism Spectrum E)isorders Takashi Yoshinaga(Student Support Center, University of Toyama)

キーワー ド:自 閉症 スペク トラム、就職活動支援、 コ ミュニケーション支援、知識経営

本稿 で は、 自閉症 スペ ク トラム学生への就職活動支援 の問題点 を、学生、福祉就労支援機関、大学支 援 スタッフのそれぞれの立場か ら整理 した上で、 ト ータル コ ミュニケー ションサポー ト論及 び知識経営 論 を基盤 と した、未診断の 自閉症 スペ ク トラム学生 に も対応で きる大学 での就職活動支援 モデルを提起 す る。

1。 は じめに

近年、大学 における発達障害学生支援への関心 が高 まっている。 その背景 には、小 ・中学校での 主 に発達障害のある児童生徒 に対す る個 のニーズ に応 じた教育を行 う特別支援教育 の普及や、2007 年 か ら2年間実施 された高等学校 にお ける発達障 害支援 モデル事業 による問題意識の高 まりにより、

数年後 には本格的に特別支援教育 を受 けた生徒が 大学 を受験す る現状がある (日本 LD学 会研究委 員会 研究 プ ロ ジェ ク トチ ー ム,2008)。 また、

2005年4月 に施行 された発達障害者支援法 の中で も、 「大学及 び高等専門学校 は、発達障害者 の障 害の状態 に応 じ、適切 な教育上 の配慮 をす るもの とす る。」 (第8条第2項)と 明記 されてお り、発達 障害学生 の支援が全ての大学教職員が負 う責務で あるのは論を待 たない。

従来、多 くの大学では保健管理 セ ンターや学生 相談室 といった学生 のメ ンタルサポー トを担 う学 内部門を中心 に、発達障害学生の支援が行われて いる (福田,1996;岩 田,2003;中 島,2003;西 村,2006;浦 野 ・細澤,2009;毛 利,2009;屋 宮, 2009;松 瀬,2009)。 しか しなが ら、相談 ス タッ

フや指導教員の個人的な配慮 に一任 されているこ とが多 く、大学が組織的に発達障害学生支援 に取 組んでいるとは言 い難 い (日本 LD学 会研究委員 会研究プ ロジェク トチーム,2008)。

上記の現状 を打破す るための取組 みを模索す る 大学 もある。例えば富山大学では、発達障害学生 支援 の専門組織であるアクセ シビリテ ィ ・コ ミュ ニケーション支援室 トータルコ ミュニケーション 支援部門を全学組織である学生支援 セ ンター内に 設置 し、発達障害の診断の有無 に関わ らず、対人 関係 (social interaction)やコ ミュニケー シ ョ

ン上の問題 を抱える学生 の支援を包括的に行 って い る (斎藤,2008;西 村,2009;斎 藤 et al。, 2009)。

学生が主体的 に民間企業や行政機関等 の事業組 織 に応募 し、筆記試験や面接等 の選抜試験 を経て 内定 を得 る活動 (以下、就職活動)の 支援 におい て も、大学 と学外の支援機関 との連携を強化す る とともに、早めに支援 につなげる仕組みを整える ことが期待 されている (小川 et al。,2006)。 し か しなが ら、依然 として大学 における発達障害学 生 の支援 は修学 および生活上 の支援 に留 ま り、組

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織的かつ一貫 した方針 の下 に就職活動支援 を行 っ ている国内大学 はない。

本稿では、発達障害学生 の中で も、 自閉症 スペ ク トラム (Autism Spectrum Disorder、 以 下 ASD)の 診断がある、 もしくは ASD傾 向のある 学生 (以下、ASD学 生)の 就職活動支援 に焦点 を当て る。ASDの 診断 の有無 に関わ らず、大学 が学外支援機関 と協働 しなが らも、主体的に学生 への就職活動支援を行 うことのできる組織 ・ネ ッ

トワーク作 りと支援戦略策定を含む実践 モデルを 提起す る。

2。 ASD学 生が直面する就職活動の困難 さ 現状 において、大学 における発達障害学生 の中 核 にあるのは ASD学 生である。2008年5月現在、

大学 に在籍す る診断のある発達障害学生 の うち、

約74%が ASD学 生 であ る (日本学生支援機構, 2009)。診断 の有無 を問わず発達障害学生支援 を 行 っている富山大学 において も、2009年12月現在、

未診断 の学生 を含 めた ASD学 生比率 は73%(30 人中22人、ADHDと の複合 ケース含む)と なる。

ASDの 特徴 は、 1)コ ミュニケー シ ョン障害〜

言葉を字義通 りに受 け取 る、 2)社 会性 の障害〜

常識が乏 しく集団の中で うま くいかない、 3)想 像性の障害 と固執傾向〜同 じ状況への こだわ りが 強 く新 しい状況 に適応 しづ らい、 の3つ とされ る (Wing,1996;福 田,2008)。 その原因 は何 らか の生物学的な要因による中枢神経系の障害 とされ、

生 まれつ き、 あるいはごく早期か ら持 ち、医学的 に根本か ら治す治療法 はない (福田,2008)。

日本 における事業組織では、その場の コンテク ス トを察 した上で、共感 に基づ く対話を行 いなが ら関係者 と協働することが求め られる (林,1994;

Yoshinaga and Toyama,2007)。 その ため、

職務経験がな く実践能力 に乏 しい卒業見込みの学 生 に対 して企業 ・行政機関が求 めるのは、主 とし て主体性、成長意欲、柔軟性、 コ ミュニケーショ ン能力の4うの資質である。ASD学 生 は上記の特 徴 ゆえに、短時間の うちに行われ る就職面接 にお いて、 いずれの資質 もア ピールす ることが苦手で

ある。

面接 に至 るまで に も、ASD学 生 は多 くの問題 を抱えていることが多 い。履修上の問題でつまず くことが多 く、留年や成績不良等 の理 由によ り、

他の学生 よ り不利 になることもある。履修 の遅れ によ り、就職活動 と学業を両立せざるを得ない場 合 もある。 また、二次障害等 によ り自尊感情が低 いと、 自信のなさか ら早々に就職活動を リタイア して しま うこともある。就職活動をす る前か らあ きらめて しまうことも少 な くない。

大学生が行 う一般的な就職活動 (学生 は 「就活 (シューカツ)」 と呼んで いる)に 直面 した ASD 学生 の困 り感 を、複数 の相談事例 を複合 させて以 下のよ うに5つ提示す る。

1)就 職活動の全体の流れをつかむ ことが難 し く、 どのよ うに進 めていけばよいか見当がつかな い。就職活動の波 に乗れているか否かが分か らず、

周囲の動 きを見て は焦 って しまう。

2)就 職活動の適切 なスケジュールを立てるこ とが困難で、立て られたとして もうま く管理で き ていないと感 じて しまう。 プライベー トや学業 と の兼ね合 いが うま くいかなか った り、 自分のペー スを超えて予定を詰 めす ぎたりして、心身 ともに 負担がかか っていると感 じる。面接 日時が ダブル ブッキ ング したときや、内定を複数 もらったとき にどう優先順位をつ けてよいかが分か らない。

3)自 分の長所がないように思え、 どのような 仕事がで きるのかが想像がつかない。就職 サイ ト ヘの登録時に求め られる希望業種などのア ンケー ト項 目1つひとつ にどう回答すべ きか遼巡 して し まう。応募時に提 出が求め られ るエ ン トリ早 シー トに記載す る自己 PRと 志望動機を うま くまとめ ることがなかなかで きず、作成 に多大 な時間をか けて しま う。

4)面 接の場で黙 りこんだ り、意欲を うま く伝 えた りす ることがで きない。 グループデ ィスカ ッ ションで他の学生 と協調が うま くいっていると感 じることがで きず、採用担当者 と視線 を合わせて いないのではないか、採用担当者の質問にどう受 け答えすればよいか、面接中に不安 になる。

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5)特 定の業種や職種への こだわ りを うま くア ピールす ることがで きないと感 じる。面接 に落ち 続 けて も、応募先 をどのよ うに変更 していけばよ

いのかが分か らない。

一方で、ASD学 生 には、行政 ・福祉機関の支 援 を受 けて、障害者雇用率制度 に基づ く就職 (以 下、福祉就労)活 動 を行 う選択肢 もある。企業、

行政機関 ともに、一定の比率で手帳を持つ障害者 を雇用す る義務がある。現状、発達障害 に対 して 交付 される障害者手帳はないため、発達障害者 は、

療育手帳、 もしくは精神障害者保健福祉手帳を取 得す ることになる。発達障害者の就労支援 は、ハ ローワーク、地域障害者職業セ ンター、障害者就 業 ・生活支援 セ ンター(発 達障害者支援 セ ンター 等 による関係支援機関同士 の連携支援 により、手 厚 い支援が行われている。 しか し、以下の点 にお ぃて、福祉就労支援 のスキームは、ASD学 生 を 取 り巻 く現状 とは大 きな隔た りがあるも

まずt ASD当 事者 の手帳取得 は一般的ではな く、 さ らに、仮 に手帳を取得 したとして も、身体 障害者 や知 的障害者 よ りも就労 が困難 であ る。

2007年に実施 された日本 自閉症協会員 とその周辺 の当事者家族 を対象 とした調査結果 によれば、 ア スペルガー症候群 と高機能 自閉症当事者の手帳取 得率 は55。4%で あ り、 その うち63。4%が 精神障害者 福祉手帳を取得 している (望月,2009)。 大学進 学時 に求め られ る知的能力を考慮す ると、希望す るASD学 生 は精神障害者福祉手帳を取得するケー スが ほとん どであろう。一方で、精神障害者の雇 用 は他の障害 に比べて進んでいない。厚生労働省 が発表 した2009年6月1日現在 の障害者雇用人数 は 333万人であ ったが、 その うち精神障害者 の雇用 は8万人 (2.4%)に 留 まっている。

次 に、診断があ り当事者が障害受容 を している ことが福祉就労支援の前提 となっている。 これ ら の条件を満 たさな くて も福祉就労支援機関への相 談 を行 うことは可能であるが、支援関係者か らは

困難事例」 として語 られ ることが多い。

本人 の障害認識がない場合 は、「障害」 を冠 し た支援機関を利用す ることが不可能であるため、

さらに対応が困難 となる。厚生労働省 は、診断が な く障害認識のない求職者への対応を行 うために、

2007年度 より若年 コ ミュニケーション能力要支援 就職 プログラムを実施 している。具体的には、ハ ローワークにおいて、発達障害等の要因によリコ ミュニケー ション能力 に困難をかかえている求職 者 について、 その希望や特性 に応 じた専門支援機 関に誘導す るとともに、障害者向けの専門支援を 希望 しない者についても専門的な相談、支援を行 っ ているが、現在は、主に大都市圏での実施に留まっ ている。

最後 に、法定雇用率 に基づ く仕事のほとんどが、

ASD学 生 が受 けた高等教育 を活かす ことがで き ない。募集があるのは、主 に清掃や社内便仕訳、

雑用 などの軽作業が圧倒的に多 く、大学で身 につ けた知的好奇心や専門知識、思考能力が活かせな い。当事者の自尊感情を傷つける可能性が高 く、

保護者の期待 にそ ぐわない ことも多 い。

3。 大学支援 スタ ッフが直面する問題

ASD学 生 が抱 え る困難 や社会的背景 だ けで は な く、大学支援 スタッフが抱える問題 も多い。未 診断の学生 をどのよ うに把握すればよいか、本人 に障害認識がない場合 にどう支援を開始すればよ いか、未診断の学生 に診断を促すか否か、 また診 断のためにク リニ ック受診 を勧 めるタイ ミングは どうすべ きか、保護者 とどのように向 き合 ってい けばよいか、 といった問題 は、福祉就労支援機関 が抱えている問題 と共通である。

学 内連携 については、 メ ンタルサポー ト部門 と キ ャリアサポー ト部門とが適切に情報共有を行い、

連携 して支援 を進 めてい くためにはどうすればよ いか、 の問題がある。ASD学 生 の就職活動支援 をどの部門が主導す るか、 とい う問題 もある。

学外連携 については、障害認識がない、 または 障害受容 の進んでいない学生 に 「障害」 を冠 した 支援機関の利用 を勧 めるべ きか否か、 とい う問題 もある6障 害 の有無 に関わ らず利用で きる就労支 援機関はハ ローワークだが、多 くの求職者が利用 しているため、担当者 と話せ る時間は学内の面談

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と比べ ると圧倒的 に少 ない。短時間で ASD学 生 の特性 を把握 し、そ こか ら適切な支援 を提供す る ことは困難である。その結果、本人の対人関係や コ ミュニケー ション上の問題が見過 ごされ、やる 気がない、 自己肯定感が低 い等 の判断をされて し

まうことも多 い。

さ らに、ASD学 生 を 目の前 に して、 どのよ う に就職活動支援 を してよいかの明確 な指針がある わ けで はない。 場面設定 を行 って実施 す る SST (Sochl Skill Training)で は、 複 数 の面接担 当 者 によって発せ られ るその場 の対話 の流れを重視 した質問 に受 け答 え しなければな らない採用面接 に対応で きない。

高等学校や高等専門学校 のよ うに、雇用先 と直 接的な関係を保 って就職 につなげてい く動 きを作 っ てい くことは、現状の大学におけるキャリアサポー トの枠外 にあ り、取組む ことが難 しい。仮 に取組 めた として も、事業組織か ら雇用後 も継続的な支 援 を求 め られた場合、 その要請 に応え るために事 業組織 と長期的な協力関係を構築できるためのコ

デ ィネーター配置等 の検討 を行 う必要がある。

以上 の問題 1つひ とつ に答 えを見 出 し、支援 を 行 っていかなければ、ASD学 生 に対 す る支援 を 大学が主体的に行 ってい くことは難 しい。 したが っ て、 これ らの問題を包括的に取 り扱 うことがで き る体制 と支援 の進め方 について検討 してい く必要 がある。

4.ASD学 生への就職活動支援の理論基盤 本稿 で は、ASD学 生、福祉就労支援機関、大 学支援 スタッフそれぞれが抱えている問題 を踏 ま え、それ らに効果的にアプローチす るための支援 組織 ・ネ ッ トワーク作 りと支援 プロセスの暫定的 なモデルを構築す ることを試み る。本 モデルの理 論基盤 は、 トータル コ ミュニケー ションサポー ト 論 (斎藤,2008;斎 藤 et al.,2009)と 、 経営 学 によって開発 されて きた諸理論、 とりわけ知識 経営 (ナ レッジ ・マネ ジメ ン ト)論 である。

トータル コ ミュニケー ションサポー ト (以下、

TCS)は 、発達障害の診断の有無 に関わ らず、全

ての コ ミュニケー ションに関わ る困 りごとを支援 の出発点 とす る。 また、学生だけではな く、学生 を支援 しよ うとす る教職員や家族への支援 (メタ サポー ト)も 行 う。 さらに、大学在学中の学生の みな らず、大学へ進学 を希望す る高校生や、大学 卒業後 の社会参加 についての シーム レスな支援 も 視野 に入れ る (斎藤 et al.,2009)。

大学 における学生支援 に、 マネ ジメ ン トの観点 が必要 であ る ことは これ まで も示 唆 されて きた (浦野 ・細澤,2009)。 しか し、 マネ ジメ ン トは本 人を取 り巻 く環境 の調整 の意味で使われてお り、

本来 のマネ ジメ ン トが示唆す る役割 を十全 に汲み 取 って議論 されているとは言 い難 い。

主 に経営学 において、企業の経営者や経営支援 スタッフによる実践を基 に した様:々なマネジメ ン ト理論が構築 されている。経営 (マネジメ ン ト) とは、大 まかにいえば、「人を動か して構想 を実 現す ること」 (カロ護野,2006,p.13)で あ る。 こ の行為を効果的、効率的に進めてい くために、組 織論、経営戦略論、人的資源管理論組織論が構築 されて きた。 これ らの諸理論 によって蓄積 して き た知見 を基 に、ASD学 生 の就職活動支援 を ど う マネジメ ン トしていけばよいか、 について詳細 に 検討す ることがで きる。

まず、組織論 に基づ く観点であるが、支援組織 (チーム)作 りの視点 と言 いかえ ることがで きる。

組織 は、 あ らか じめ存在す ると捉 えるよ りは、む しろ組織化 してい くプロセス視点 に立 って捉え る (Weick,2001)方 が現実的である。

組織 とは、 「少 な くとも一つの明確 な 目的のた めに二人以上の人 々が協働す ること」 (Barnard, 1938,訳 p。67)そ の もの と して定義 され る。 組 織、つま り協働 をどのように開始 し、少 しずつそ の範囲を拡 げてい く、 ない し状況 に応 じて縮小 さ せ るためにどうすればよいか、 といった問いが組 織 論 の観 点 か ら生 まれ る。 具 体 的 に は、 あ る ASD学 生 のために個別 の就職活動支援 チームを 形成す るにあた って、初期 メ ンバ ーをどのよ うに 設定す るか、 目的をどこにお くのか、協働 の範囲 をどこまで設定す るのかについての検討 を、支援

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実践 と並行 してメ ンバ ー間で進 めてい くために当 理論 を活用す ることがで きるだろう。

次 に、経営戦略論 に基づ く観点が有効である。

戦略 とは、組織内で合意 された目的の達成 のため に、最 も効果的で効率的な道筋 (ロー ドマ ップ) の ことである。経営戦略論 は、組織 (主体)、環 境 (客体)、 ビジョン ・目的 (未来)、組織構造 ・ 知識資産 (過去)の 4視点 の組 み合わせ によ って 展開 され、戦略 は主 に達成すべ き目的 と組織構造 (スキーマ)・ 知識資産 の双方 を革新す るために 必要 な手段 とされ る (林,1999)。 支援 チームの 成長 や拡大 (も しくは縮小)、 また行政 における 支援制度や雇用環境 の変化 に応 じて、適切 に支援 チームの達成 目標や支援 チームメ ンバーの役割分 担 を変更 してい く道筋 を描 くために、当理論 を活 用す ることがで きるだろ う。

最後 に、ASD学 生 の就職活動支援 に もっとも 重要 な観点 として、人的資源管理論を取 り上げる。

人的資源管理論では、企業が従業員のパ フォーマ ンスを向上 させ、能力を最大限に活かす こと、能 力を開発す るために、研修 (Off the JOb Train―

ing)の みな らず実際の仕事 の経験 を通 じて学 ば せ る (On thё Job Training)た めの考 え方 や 方法論 を追求 している。具体的 には、ASD学 生 の持つ潜在能力を把握 し、それが活か され るため の環境や人間関係 とは何か、 また、本人が どのよ うな方向で 自己啓発 していけばよいかを、本人 と 共同でアセスメ ン トしてい くために当理論を活用 す ることがで きる。

上記の3つの諸理論を基 に開発 された理論の1つ と して、知識経営論 (Nonaka and Takeuchi, 1995;Nonaka and Toyama, 2005;Nonaka et al.,2008)が あ る。 知識経営論 は、異 な る能力 や役割を持つ人財同士を適切 に連結 させて各々の 強みが成果 に結 びつ く (Drucker,1966)よ うに 形成 した組織 の活動か ら、新 たな知識 (支援 ノウ ハ ウや支援 目的)を 創造するための一連のプロセ スをマネジメ ン トす るための方法論 として捉える ことがで きる。具体的 には、ASD学 生 の就職活 動支援 を組織的に展開す るにあた って、 目的 (な

い しビジョン)を 達成す るための駆動 目標を設定 し、それを核 として対話 と実践のサイクルを連続 的に駆動 させ る場 を構築 し、 その活動か ら得 られ た知識を創造 し、共有す ることで次の支援 に活か してい くとい う、持続的な探求 プロセスを進めて い くために知識経営論 を活用 してい くことができ る。

5。 ASD学 生への就職活動支援の準備

前述 した諸理論 に基づ き、ASD学 生 への就職 活動支援 に先だ って準備すべ きことを示す。 これ らの準備 を してお くことで、先だ って本人のため に個別 に形成 された修学支援 チーム、獲得 した支 援 ノウハ ウ、支援 ネ ッ トヮークを活用 してスムー ズに就職活動支援を開始す ることがで きる。

まず、支援を受 ける学生が主導的に就職活動支 援 を行 う学内組織 (以下、支援室)に 定期的に来 室す る習慣 を身 につ けさせ ることで、支援室 に所 属す るスタッフ (以下、支援室 スタッフ)と 話を す ることに慣れさせ、困 ったときには本人が支援 室 に来て相談 しやす くす るための関係性作 りを行 う。支援室 スタッフが複数 いる場合 は、 なるべ く 多 くのスタッフと共通 の話題で話がで きるよ うな 場を設定 し、本人 にチーム支援形態を慣れさせる6 TCS論 に基づ き、早期 の段階か ら支援室 にて本 人への支援 を開始 し、修学支援 を通 じた心理教育 的アプローチによって 自己理解 を促進す る。人的 資源管理論 の観点か ら、普段 の面談 において趣味 の話題を出す ことで、本人の関心のある方向性や 高 い能力 について本人 と共同で探 うてい く。 この 取組 みによ って、 自己 PRや 志望動機作 りを修学 支援 の段階か ら進 めてい くことがで きる。

大学在籍中の短期就業経験 プ ログラムであるイ ンターンシップは必ず経験 させる。インターンシッ プ志望先 の選定、 イ ンター ンシップ前 の SST的 関わ り、イ ンター ンシップ中のフォロー、イ ンター

ンシップ後の振 り返 りを行 い、就職活動の シミュ レー ションを行 う。 この シ ミュレー ションは、本 人、支援室 スタ ッフ双方 にとって有効である。経 営戦略論 の観点か らは、本人が どこでつ まず き、

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どのよ うなところで困 ったのかについて丁寧 に聞 き取 りを行 うことで、就職活動支援 の道筋 を検討 しなおす機会 を得 ることがで きると考え られ る。

組織論 の観点か ら、学内外支援機関 とあ らか じ め未診断の ASD学 生 の就職活動支援 についての 問題意識を共有 してお く。 この ことは、支援 チー ム (組織)形 成 に先立つネ ットワークを形成す る ことを意味す る。 ネ ッ トワークとは、組織iよりも 緩やかな関係性であ り、 目的に基づ く協働ではな

いが、問題意識 は共有 している状態である。

6。 ASD学 生への就職活動支援の進め方

前 節 で述 べ た支 援 体 制 に基 づ き、 具 体 的 に ASD学 生への就職活動 を支援 して い く。本稿 で は、暫定的に13のステ ップを示すが、状況 によっ て、各ステップの1頂番が入れ替わることもあれば、

複数のステ ップが並行 して行われ ることもあるだ ろう。

1)支 援室を就職活動 の 「基地」 として活用す ることを本人 に提案す る。基地 とは、本人が困 っ た時にはいつで も立 ち寄 ることがで き、次の活動 方針 を話 し合 い、場合 によ ってはゆ っくり休み、

エネルギーを補給す るための場所であることを示 す メタファーである。

2)本 人 を含 めた支援 チームを形成す る。本人 が支援 チームに参加す るとい うことは、組織論の 観点か らは、本人 と支援 スタッフが支援 目的を共 有す ることを意味す る。 このアプローチは、従来 の発達障害学生支援でその重要性が示唆 されてい た心理教育的アプローチ (西村,2009)と 合致す るものである。

就職活動 のためのチーム作 りは、開始時点 にお いては必要最小限に留 めたほうが、柔軟 な対応 と 緊密 な情報共有 によ り、活動の離幅が起 こりに く くなる。 また、本人 にとって も、最初か ら多 くの 支援者 と関わ らなければな らない ことでス トレス を感 じることもある。本人が信頼で きると感 じる メ ンバ ーでチームを組む必要があるだろ う。

3)経 営戦略の観点か ら、支援 の当面 の目的を

就職活動 をあきらない」に設定 し、「内定をとる」

ことに固執 しない。就職活動支援の根幹 は、 自然 な流れを重視 した対話 と実践のサイクルを維持す ることである。 この ことは、本人のペースを尊重 することで もあり、かつ、大まかな全体スケジュー ル と短期的な目標を柔軟 に立てていきなが ら、進 捗状況 をマネ ジメ ン トす ることで、本人、支援者 双方の精神的負担を減 らす ことを意味す る。 また、

本人 と支援室 スタッフの対話 を通 じて、採用面接 時の適切 な受 け答えの仕方 を身 につ けることがで きる効果 も期待で きる。支援 と トレーニ ングを両 立 させ るためにどうすればよいかを常 に意識す る 必要がある。

4)早 期の段階で自己分析 と企業研究 に取組む。

自己分析 の結果 は、 自己 PRの 基礎資料 に、 自己 分析 と企業分析の結果 は、志望動機作 りの基礎資 料 となる。人的資源管理の観点か ら、対話の中で、

本人が苦 にな らず に自律的 に していることを見つ け、 それを称賛 しなが ら、 それをどのよ うに効果 的に面接時にア ピールで きるか、 また、実際の仕 事 に活かせ るか どうかを考えてい く。理想的な志 望動機 の作成 にこだわ らないことも重要である。

志望先 の選定 は 「何 を したいか」 に こだわ るので はな く、「何がで きるか」「何をすべ きか」の観点 か らも現実的に検討 してい く。支援室 スタッフは、

自己実現 を、仕事 を通 じて追求す ることが生 き方 の全てではないとの理解 に立 って、本人 と一緒 に 志望動機作 りに取 り組んでい く。

5)就 職活動 はこれまでの本人の修学経験 とは 質的に異 なるため、未知 の世界 に飛 び込む不安 を 感 じやすい。本人の不安 を軽減 させ るためにも、

慣れ るまでは就職 サイ トを通 じたエ ン トリーや応 募先への電話連絡 を支援室 にて一緒 に作業す る。

その都度活動の振 り返 りを行い、場合 によっては、

具体的なア ドバイスを してい くことも必要である。

6)学 内カウンセ ラーとも協働 し、就職活動中 は必要 に応 じてカウンセ リングを受 けて もらう。

就職活動 はどうして も本人 に変容 を強 いることに なるため、精神的に不安定 になることが推測で き る。二次障害 を防 ぎ、 モチベーションを維持す る ために も、 カウンセ リングは有効な手段である。

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主な支援者がカウンセラーの場合でも、学内 リソニ スに余裕がある場合 には、別のカウンセラーに依 頼す る方が複数の役割を担 うことについての負担 感を抱え込 まずにすむ。

7)必 要があれば、本人の同意 を得 た上でキ ャ リアサポー ト部門を通 じてハ ローヮーク (例えば 若年者職業相談 コーナー)と 協働 していく。ハロー ワークヘの依頼 と して はt ASDを 理解 で きる担 当者 をつ けて もらい、条件 に適合す る求人情報 を 本人 に提示 して もらうことであるが、 もし本人が 就職 を希望す る地域ハ ローワークの中で ASDを 理解で きる担当者がいなければ、ハ ローヮークを 支援室が支援す る (メタサポー ト)す ることを提 案す る必要があるか もしれない。

ハ ローワークと協働す る、つまり支援チームの メ ンバ ーとして迎える場合 は、ハ ローワークの強 み と弱みを分析 し、支援室が弱みを補 って強みを さらに伸ば してい くチームマネジメ ン トを行 う必 要がある。

8)面 接の前後 には、何 について話すう もりな のか、 もしくは話 したかについて本人 と話 し合 う。

適切 な受 け答えだ ったか どうかを本人 と支援室 ス タッフが一緒 に評価 して、次の面接 に活か してい く。

9)就 職活動中 も、支援室 スタッフが意識的に 本人 の趣味の世界 に耳 を傾 ける。不安 にさらされ ている本人 を リラックスさせ る効果 もあるが、対 話の中か ら応募先選定 のための新 たな見方を探 る

とい う意義 もある。例えば志望業種の複数の会社 にて内定が取れず、就職活動 に行 き詰 まったとき に、違 う業種 ・職種 に応募先 を切 り替えるための 新 しい見方が対話 の中で浮かび上が って くる可能 性がある。

10)ハ ローワークと支援室 スタッフとの協議 に よ り、通常の就職活動では就職が難 しいと判断 し た場合 は、本人 に ASD疑 いを伝えた上で、地域 医療機関への受診や地域障害者職業セ ンターや障 害者就業 ・生活支援 セ ンター等の利用 を勧 め、福 祉就労支援 スキームに乗せ ることも検討す る。既 に診断があ り、本人や保護者が障害者雇用での就

労 を希望 している場合 は、 このステ ップか ら就職 活動支援が開始 され ることになるだろ う。

これ らの支援機関 と協働す る場合 も、組織論の 観点か ら、支援 チームメ ンバ ーである本人の同意 を得 た上で、 これまでの支援を通 じて得 られたア セスメ ン ト結果を共有 し、 スムーズな就労支援に つなげてい く。 また、 ジョブコーチを通 じて、企 業側 にこれまでの支援で得 られた本人 の特性 に応 じた配慮 と環境整備、 コ ミュニケーションの取 り 方 についての コンサルテー ションを行 ってい く。

11)内 定後 は、就業予定先の業種 ・職種特性を 再度把握 し、仕事 を しやすい環境づ くりのために 本人 としてで きることは何かについて検討を行 う。

就業時に助 けになる資格や知識が事前 に分かれば、

内定期間中に勉強を開始す ることも考え られ る。

12)本 人が希望すれば、卒業後 も一定期間は定 期的 にフォローア ップを行 い、職場定着支援 と就 業 ・生活支援 を行 う。物理的な距離 によ り支援室 での フォローア ップが難 しい場合 には、就業開始 時 までに今後継続 して支援 して もらえ る支援者 を 見つ けてい くことも必要か もしれない。

13)知 識経営論の観点か ら、就職活動支援で創 造 された知識 (支援 ノウハ ウ)を チームメ ンバー 内で共有 し、次 の支援 に活か してい く。社会環境 の変化 に対応 しなが らも、状況 によっては社会環 境 の変化 を 自 ら引 き起 こす (Nonaka and Take uchi,1995)た めの機会 を逃が さない ことや、組 織的な支援能力 を不断に改善 してい くための努力 を支援室 スタッフ全員が怠 らないことが重要であ る。

以上 の13のステ ップを基 に、学内外組織 との協 働 による ASD学 生への就職活動支援 モデルを図 に して示す (図 1参 照)。学 内にある発達障害学 生支援部門が、学内メ ンタルヘルス部門やキ ャリ

アサポー ト部門と協働 し、必要に応 じてハ ローヮー ク、 さらには障害者支援機関 との協働 を行 もてい くプ ロセスを表 している。具体的には、支援 チー ムを形成 して戦略を立て、状況 に応 じてチームの 範囲を柔軟 に拡大、縮小 させて、 チームマネ ジメ ン トを行 う。内定後、 さらには就業後のフォロー

(8)

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必要に応じて適宜 拡げるノ縮小する 図 1 。 A S D 学 生 へ の就職活動支援 モデル

市川 ( 2 0 0 9 , p . 1 7 6 ) を基 に修正

アップをも視野に入れた包括的な支援モデルとなっ ている。

7。 まとめ と今後 の課題

本稿 で は、ASD学 生 への就職活動支援 の問題 点 を、学生、福祉就労支援機関、大学支援 スタッ フのそれぞれの立場か ら整理 した。 これ らの問題 を解決 し、未診断の ASD学 生 に も対応で きる、

TCS論 及 び組織論、経営戦 略論、人 的資源管理 論 を基 に開発 された知識経営論 を基盤 とした就職 活動支援 モデルを提起 した。

今後 の課題 は2点 ある。 まず、本 モデルを基 に 対話 と実践 の循環 を重ねて、本 モデルの有効性 を 実証す るとともに、 その改善 を進 めてい く必要が ある。 また、企業 の ASD学 生への採用意欲 を高 めるために、全ての支援関係者が企業 に対 して ど のような働 きかけを していけばよいかについて検 討 してい きたい。 その1つ と して、特定 の能力が 高 い ASD学 生 の採用 によ って企業 も発展す るこ

とに資す るコンサルティングのノウハ ウ開発が急 務 と考え る。 そのためには、経営学 のアプローチ を用 いて、ASDの あ る従業員 の能力 を活 か した

業務開発 を積極的に行 っているマネ ジメ ン ト手法 についての詳細な研究が必要 となるであろう。

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皿 内 碇 後 フ 皿支援チー′ 麟就職活動・

:職場定着支援 :就業由生活支援

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障害者支援機 関 (必要に応じて協働)

地域 障害者 職 業センター 障害者就 業 ・生活 支援センター 発達 障害者 支援センター 等

輌 後 フ オ ロ ー ア ッ ザ

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参照

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