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カンボジア・シェムリアプ川流域における陸水の水質特性

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いえるものである。一方,アンコール遺跡観光のために 同国に訪れる外国人観光客の数は,1994年以降年々増加 し,2005年には100万人を突破し,2011年には290万人 に急増したともいわれている。これにともなって,無計 画に発展し続ける観光産業や河川整備をはじめとした社 会基盤整備事業などによって,環境問題をはじめとする 諸問題が顕在化するとともに複雑なものとなりつつあ る。世界有数の観光地であるアンコール遺跡群が位置す るシェムリアプ州でこれはとくに顕著であり,上述の複 合体の重要な一角である同国の豊かな自然は,観光産 業の発達とともに壊滅の危機に瀕している (塚脇ほか, 2006)。 カンボジアの陸水に関する記載は,フランス統治時代か 1 .はじめに アンコール・ワット寺院で知られるカンボジアのアン コール遺跡群は,1992年に世界遺産 (文化遺産) に登録 され,8 世紀から14世紀にかけてクメール (アンコール) 王朝が繁栄した。北方のクーレン山地から扇状地をへて 南方の低地にいたるその広大な登録区域には,熱帯モン スーン地域に特有の変化に富んだ自然環境やそれらに適 応したさまざまな生態系が存在する。これに加えてこの 世界遺産は,登録地域に約10万人の地域住民が通常の 生活を営むという世界でも珍しいところである。このよ うに世界遺産であるアンコール遺跡群は壮麗な文化財と 豊かな自然,そして伝統的な地域社会の巨大な複合体と

大八木英夫

・Hang Peou

**

・塚脇真二

***

A development of the Siem Reap River basin has been recently planned in Cambodia. In addition, tropical lowland is a fragile area where global climatic change has a great effect on its physical environment. From such point of view, funda-mental data on physical as well as human conditions should be collected and scientifically analyzed. The purpose of the present study is to evaluate the flowing and physicochemical properties of Siem Reap River as affected by human activity. It is important to make clear the hydrological characteristics and their factor in Siem Reap River as a basic study in order to advance the environmental preservation in the Angkor monument area. During the rainy season the quality of river water has little influence by human activity. By comparing water quality in dry season with that in rainy season, differ-ence is mainly recognized in the downstream of the river. Especially, the phenomenon of high concentration of chloride ion was admitted after the flowing of the city area. Furthermore, the situation in the dry season is much worse when reduced water volumes make the concentrations of dissolved substances to increase in the water. It is considered that the phenomenon of the increase in chloride ion is caused by anthropogenic contamination.

Keywords:  

カンボジア・シェムリアプ川流域における陸水の水質特性

Characteristics of Water Quality in the Siem Reap River Basin, Cambodia

Hideo OYAGI

, Hang PEOU

**

and Shinji TSUKAWAKI

***

(Received November 16, 2013)

Nihon University : 3-25-40 Sakurajousui, Setagaya-ku, Tokyo 156-8550,

Japan

** Authority for the Protection and Management of Angkor and the

Region of Siem Reap(APSARA Authority) : Bangkoung Village, Ampil District, Siem Reap Town, Siem Reap Province, CAMBODIA

*** Kanazawa University : Kanazawa Univ. Kakuma-cho, Kanazawa,

Ishikawa pref. 920-0813, Japan

日本大学文理学部:

〒156-8550 東京都世田谷区桜上水3-25-40

** カンボジア国立アンコール世界遺産管理機構:

Bangkoung Village, Ampil District, Siem Reap Town, Siem Reap Province, CAMBODIA

*** 金沢大学:

(2)

ら行なわれ,J. N. AnnandaleやR. Bourretなどがあげら れ (ラオ,1992),日本でもMitsushio and Meas (1970)

をはじめとして1970年まで学術的な調査が行なわれて きた。しかし,1970年以降の戦乱により途絶え,それま で収集されていたデータも散逸した。内戦も収まり1990 年代になると再び学術調査が行なわれ (奥村ほか,2007), 現在に至る。しかしながら,水資源や生態系の究明に関 する本格的な学術調査は,まだ始まったばかりであると いえる。そこで,本研究では,アジアモンスーンの影響 により雨季と乾季とで河川水量が大きく異なり,またト ンレサップ湖の水理特性と密接に関連し,同湖の水質に 影響を与えているシェムリアプ川に着目し,乾季と雨季 における季節変動と流下に伴う水質の空間分布について 考察する。 2 .地域概要 シェムリアプ川は,クーレン山に源を発し,主なアン コール遺跡群の地域を流れトンレサップ湖に流入する。 北方に砂岩で形成された山地 (クーレン山),ペディメ ント,沖積錐,低平地,湿地と続いており,南西方向に 緩勾配扇状地が形成されている (深野ほか,2010)。本地 域での年間の平均降水量は,約1,300∼1,800mmである が,雨季 (6月∼11月) と乾季 (12月∼翌年 5月) の差が 明瞭である (石澤・中島,1996)。トンレサップ湖に流入 する河川水のほとんどは枯れてしまうが,シェムリアプ 川は一年間とおして河川水が認められる。シェムリアプ 川の全長は,約90kmであり,源流より約70kmの地域 ではアンコール遺跡群が集中し,アンコール・ワット寺 院等の環濠や灌漑用水として一部取水されている。ま た,遺跡群の中を流下した約80km地域より下流では, 市街地を流れ,川に沿って家が建ち多くの住民が洗濯や 水浴び,川遊び,漁業など,生活に密着して河川水を利 用し,かつ,排水路としての役割をもつ。 3 .研究方法 現地調査は,2012∼2013年に集中して定期調査を実施 し,本研究では,乾季と雨季の違いについて検討するた め以下のように調査データを整理した。 1)2012年 6月 :雨季初期(低水位期) 2)2012年 8月 :雨季中間期 3)2012年10月:雨季後期(最高水位期) 4)2012年12月:乾季初期 5)2013年 5月 :乾季後期(最低水位期) これに加えて,水質の経年的変化について比較するた めに 2008年の水質結果をOyagi et. al. (2009) より参照

した。 観測地点は,上流域 (SRR1)・中流域 (SRR2∼SRR4)・ 下流域 (SRR5∼SRR7) とし,河川に橋が架かる調査に 適した場所を選定し,また,アンコール・ワット寺院の 環濠およびスラ・スラン (沐浴場) の 3 地点 (AKP1∼3) を加え,図1 のように設定した。 現地における調査は,多項目水質計(JFEアドバン テック社製,Rinko-profiler) にて水深・水温・EC (電気 伝導度)・DO (溶存酸素量)・濁度・Chl. (クロロフィル 濃度) を測定し,EC/pH計 (HORIBA社製,D-54) にて pHを測定した。また,現地において,4.8アルカリ度法 によりHCO3 −を,その他の溶存主要成分 (Na,K+ , Ca2+,Mg2+,Cl,NO 3 −,SO 42−) については,実験室 に持ち帰りイオンクロマトグラフ法によって測定を行っ た。流量については,各地点で簡易測量を実施し,流速 は電磁流速計 (JFEアドバンテック社製,AEM213-D) にて観測した。 4 .結果 4-1 流量変化について 年間降水量のほぼ90%は 6∼11月に降り (図 2),雨 季の後半にもなると河道から水があふれることも多い (写真1・2)。 図 3 には,SRR1∼SRR7までの流下に伴う 流量変化を雨季と乾季の季節ごとに示した。また,雨季 と乾季では,河道を流れる水量の季節による差異が大き かったため対数グラフによって示した。 低水位期にあたる雨季初期の2012年6月に観測した地 点のシェムリアプ川の全地点の平均流量は1.4 m3/sであ り,雨季後期にあたる10月の最高水位期においては 27.2 m3/sとなった。乾季になった後の水位が低下して いく期間である12月には6.5 m3/s (全地点平均値) とな り,その流量はおよそ2ヶ月で 1/4程度に減少したとい える。翌年2013年 5月は,乾季後期で0.2 m3/s (全地点 平均値) となり,どの季節と比較してももっとも少なく 最低水位期であり,2012年10月と2013年 5月の差はお よそ100倍以上になった。 最高水位期 (2012年10月) における流量の変化は,上 流域から中流域 (SRR1からSRR6) にかけて15.7m3/sか ら39.9 m3/sと増加が認められた。しかし,最下流観測 地点にあたるSRR7では17.4 m3/sへと減少した。これ は,2013年 5月の最低水位期においても傾向は同様であ り,SRR1からSRR6にかけて0.1∼0.3 m3/sの間で微増 するが,SRR7においては 0.1 m3/s未満となった。本結 果のような傾向は,観測全期間においてほぼ共通してお り,特にアンコール遺跡群区域内のSRR2からSRR5に

(3)

図1  アンコール遺跡群 (世界遺産) と調査地点

2005

2006

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

1月

2月

3月

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Siem Reap

0

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図2  2005∼2006年におけるシェムリアプ市街地の降水量

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0.0 0.1 1.0 10.0 100.0 30 40 50 60 70 80 90 100 流 量 (m 3/s ) 源流から の流下距離(km) 2012 年 10 月(雨季:雨季後期・最高水位期) 2012 年 12 月(乾季:乾季初期) 2012 年 6 月(雨季:雨季初期) 2013 年 5 月(乾季:乾季後期・最低水位期) 図3  シェムリアプ川の流下に伴う流量変化 写真3  堰上流側(2011年 8月31日筆者撮影) 写真4  堰下流側(2013年5月28日筆者撮影) 写真1  河岸の上限そばまで水位が上昇   (2011年8月31日筆者撮影) 写真2  河川水位が上昇し一部の道路に流れ込む (2011年8月30日筆者撮影)  

(5)

ムリアプ川の最高水位期 (2012年10月) と最低水位期 (2013年 5月) において,明瞭な違いがえられた。図 4 には,電気伝導度の流下に伴う変化を示した。シェム リアプ川における最高水位期の電気伝導度は,SRR1で は 2.56 mS/m で,流下に伴い SRR7 に至るまで 2.44∼ 2.83 mS/mで変化するが,変化量としては小さく溶存成 分の増加はほとんどないと示唆される。一方,最低水位 期の電気伝導度は, SRR1では1.99 mS/mとなり,流下に 伴いSRR5に至るまでは,1.83∼2.04 mS/mの間で変化 し,同じく大きな差は認められないのは雨季と同様であ る。しかし,下流域 (SRR5・SRR6・SRR7) の地点では, 2.04 mS/m・3.37 mS/m・3.94 mS/mと な り,SRR1と 比 おいて時期によって違いがあるもののSRR1からSRR5 にかけて水量は増加し,SRR1 (観測最上流地点) に比 べ,1.6∼2.3倍に増加した計算となる。しかし,SRR5 とSRR6の間には堰があるために (写真 3・4), 特にSRR7 では流量は減少しSRR1と比べその量比は0.9∼1.2倍と なった。 4-2 シェムリアプ川における流下に伴う EC・Chl.・濁 度の変化 表1 には,シェムリアプ川に観測地点の水温・EC・ Chl.・濁度・DO・流量の一覧を示した。各要素は,雨 季と乾季のいずれの時期も後期に調査することで,シェ 表1  水文情報 地点番号 流量 [m3/s] SRR1からの[流量比] 水温 [℃] EC [mS/m] [μg/L]Chl. 濁度 [FTU] [%]DO Chl./濁度 2012 Jun. SRR1 0.8 - 28.1 4.36 4.8 34.3 79.4 13.9 SRR2 SRR3 1.4 1.7 30.5 4.38 3.0 42.9 90.5 7.0 SRR4 SRR5 1.7 2.1 30.2 4.58 6.3 45.1 88.1 13.9 SRR6 1.9 2.2 31.5 5.18 2.7 44.5 81.5 6.2 SRR7 1.0 1.2 30.5 5.54 3.3 34.8 54.7 9.4 2012 Oct. SRR1 15.7 - 27.1 2.56 1.7 17.3 70.2 10.1 SRR2 29.0 1.9 28.5 2.56 2.0 24.9 79.9 8.1 SRR3 - 28.4 2.52 3.6 59.8 92.0 6.1 SRR4 - 28.3 2.52 2.9 25.8 89.2 11.3 SRR5 36.5 2.3 28.1 2.44 3.8 28.3 90.8 13.5 SRR6 33.7 2.1 28.3 2.83 3.3 28.4 88.1 11.5 SRR7 17.4 1.1 28.6 2.65 3.4 32.4 83.7 10.3 2012 Dec. SRR1 4.3 - 25.5 1.68 1.4 12.6 79.1 11.0 SRR2 6.8 1.6 27.4 1.74 2.4 22.8 85.8 10.6 SRR3 - 27.4 1.74 2.9 29.0 84.8 10.1 SRR4 9.6 2.2 27.2 1.81 9.6 37.3 83.8 25.8 SRR5 6.8 1.6 27.6 1.89 4.5 28.6 81.8 15.8 SRR6 6.2 1.5 28.5 2.27 4.7 45.7 83.2 10.2 SRR7 5.3 1.2 28.3 2.47 3.8 46.4 72.9 8.1 2013 May SRR1 0.1 - 28.7 1.99 3.1 20.5 84.4 15.2 SRR2 - 30.3 2.04 2.6 32.1 75.0 7.9 SRR3 0.2 1.4 30.7 1.83 4.4 36.0 5.9 12.2 SRR4 0.3 2.2 30.0 1.96 2.4 20.7 84.0 11.4 SRR5 0.2 1.6 30.4 2.04 2.1 24.5 86.4 8.6 SRR6 0.2 1.3 34.3 3.37 3.1 35.2 84.2 8.8 SRR7 0.1 0.7 33.0 3.94 3.0 30.9 19.5 9.7 2013 Aug. SRR1 5.7 - 26.7 2.16 3.3 54.7 77.7 5.9 SRR2 7.3 1.3 27.7 2.22 2.6 38.8 85.0 6.8 SRR3 SRR4 3.7 0.6 28.3 2.41 2.1 26.6 86.9 7.7 SRR5 2.9 0.5 29.4 2.54 1.9 25.6 85.8 7.3 SRR6 2.8 0.5 30.6 3.18 2.5 30.4 92.3 8.1 SRR7 2.6 0.5 29.9 3.84 2.4 33.2 60.1 7.2

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ては,河川の流量の差異に関係なく,対するChl.の濁度 の量比が概ね5∼16%の範囲で変化し,濁り成分の大半 がラテライトを代表とする粘土・シルト質の懸濁物質と 示唆され,淡黄褐色の河川水となっているといえる。 本研究で使用された機器は,蛍光式クロロフィル計で ある。その蛍光量の値とクロロフィルの関係については, 田中ほか (2004) によれば,クロロフィル色素量との相 関はよいが,クロロフィルaとの相関は悪いことが確認 されており,本結果におけるChl.は,植物プランクトン の葉緑体に存在する光合成色素の総量を示すことにな る。また,本地域のChl.は,湖沼の指標に基づけば貧栄 養湖と位置づけられ,人間活動による栄養塩の増加が考 えられる本地域の特性から考えても,極めて少ない値で あることが示唆される。本結果については,生態学的・ 較してSRR7では 2 倍ほど溶存成分量が増加したことが 示唆される。 表2 には,水質分析の結果を示す。特に Na+Clが, 最低水位期からの下流域において最上流域より約1.5∼2 倍に増加しており,前述のECの増加は,主として人為 的な汚染の指標となるNa+やClが要因であると示唆さ れる。 次に,流下に伴う濁度およびChl. (クロロフィル) の 変化を図5 に示した。最高水位期の濁度は17∼56 FTU の間で変化し,Chl.は1.38∼9.61 μg/Lの間で変化した。 濁度およびChl.は,比較的上流域で濃度が低く,下流域 では増加傾向が認められるが明瞭ではない。また,最低 水位期における変化も同様であり,溶存成分のような下 流域での明瞭な増加傾向は認められない。本河川におい 表2  水質分析結果 mg/L meq/L 地点番号 Na+ NH+ 4 K+ Mg2+ Ca2+ Cl− NO−3 SO2−4  Na+ NH+4 K+ Mg2+ Ca2+ Cl− NO−3 SO2−4  HCO−3 2012 Jun. SRR1 0.96 0.02 0.58 0.54 1.81 1.22 0.00 0.73 0.04 0.00 0.01 0.04 0.09 0.03 0.00 0.02 0.15 SRR2 SRR3 1.25 0.06 0.47 0.60 2.23 1.35 0.00 0.57 0.05 0.00 0.01 0.05 0.11 0.04 0.00 0.01 0.17 SRR4 SRR5 1.26 0.02 0.47 0.60 2.25 1.52 0.06 0.83 0.05 0.00 0.01 0.05 0.11 0.04 0.00 0.02 0.17 SRR6 1.73 0.22 0.63 0.67 2.72 1.71 0.04 0.98 0.08 0.01 0.02 0.05 0.14 0.05 0.00 0.02 0.21 SRR7 2.12 0.56 0.76 0.66 2.88 2.02 0.07 1.01 0.09 0.02 0.02 0.05 0.14 0.06 0.00 0.02 0.25 2012 Oct. SRR1 1.36 0.03 1.13 0.72 2.06 1.81 0.08 0.84 0.06 0.00 0.03 0.06 0.10 0.05 0.00 0.02 0.18 SRR2 1.36 0.06 0.87 0.74 2.30 1.76 0.11 0.79 0.06 0.00 0.02 0.06 0.11 0.05 0.00 0.02 0.18 SRR3 1.58 0.08 1.17 0.71 2.19 1.99 0.12 0.82 0.07 0.00 0.03 0.06 0.11 0.06 0.00 0.02 0.18 SRR4 1.40 0.04 1.22 0.69 2.07 1.79 0.08 0.93 0.06 0.00 0.03 0.06 0.10 0.05 0.00 0.02 0.18 SRR5 1.53 0.04 0.71 0.86 2.51 1.93 0.00 1.02 0.07 0.00 0.02 0.07 0.13 0.05 0.00 0.02 0.17 SRR6 1.70 0.05 0.98 0.78 2.46 2.13 0.00 1.49 0.07 0.00 0.03 0.06 0.12 0.06 0.00 0.03 0.18 SRR7 1.60 0.03 0.84 0.79 2.54 2.00 0.00 1.16 0.07 0.00 0.02 0.06 0.13 0.06 0.00 0.02 0.18 2012 Dec. SRR1 1.28 0.05 0.33 0.60 1.86 2.37 0.22 0.76 0.06 0.00 0.01 0.05 0.09 0.02 0.00 0.02 0.10 SRR2 1.29 0.05 0.29 0.05 1.91 1.75 0.00 0.00 0.06 0.00 0.01 0.00 0.10 0.00 0.00 0.00 0.12 SRR3 1.45 0.04 0.34 0.04 2.05 2.08 0.00 0.77 0.06 0.00 0.01 0.00 0.10 0.02 0.00 0.02 0.10 SRR4 1.61 0.03 0.40 0.05 2.02 1.84 0.00 0.87 0.07 0.00 0.01 0.00 0.10 0.02 0.00 0.02 0.13 SRR5 1.68 0.04 0.42 0.64 2.10 1.91 0.00 0.93 0.07 0.00 0.01 0.05 0.10 0.03 0.00 0.02 0.12 SRR6 1.84 0.02 0.45 0.59 2.23 2.62 0.22 1.00 0.08 0.00 0.01 0.05 0.11 0.03 0.00 0.02 0.13 SRR7 2.06 0.03 0.46 0.58 2.33 3.35 0.28 0.94 0.09 0.00 0.01 0.05 0.12 0.03 0.00 0.02 0.15 2013 May SRR1 1.42 0.05 0.57 0.79 2.21 3.89 0.04 0.82 0.06 0.00 0.01 0.07 0.11 0.11 0.00 0.02 0.14 SRR2 1.34 0.06 0.58 0.67 2.17 3.87 0.00 1.03 0.06 0.00 0.01 0.06 0.11 0.11 0.00 0.02 0.10 SRR3 1.31 0.06 0.49 0.59 1.72 3.41 0.09 0.90 0.06 0.00 0.01 0.05 0.09 0.10 0.00 0.02 0.08 SRR4 1.53 0.07 0.60 0.60 1.83 3.87 0.10 1.11 0.07 0.00 0.02 0.05 0.09 0.11 0.00 0.02 0.10 SRR5 1.64 0.20 0.56 0.53 1.99 2.61 0.08 1.18 0.07 0.01 0.01 0.04 0.10 0.07 0.00 0.02 0.12 SRR6 2.52 0.45 0.64 0.53 2.80 3.67 0.49 2.30 0.12 0.01 0.02 0.05 0.13 0.12 0.02 0.03 0.15 SRR7 2.84 0.15 0.78 0.60 2.70 4.35 1.03 1.42 0.11 0.03 0.02 0.05 0.13 0.15 0.01 0.04 0.15 2013 Aug. SRR1 1.47 0.02 0.72 0.71 2.17 2.85 0.26 1.14 0.06 0.00 0.02 0.06 0.11 0.08 0.00 0.02 0.11 SRR2 1.32 0.00 0.40 0.68 2.15 1.74 0.11 0.87 0.06 0.00 0.01 0.06 0.11 0.05 0.00 0.02 0.13 SRR3 SRR4 1.86 0.08 0.57 0.76 2.36 1.98 0.11 0.99 0.08 0.00 0.01 0.06 0.12 0.06 0.00 0.02 0.20 SRR5 1.86 0.06 0.54 0.73 2.26 1.96 0.11 0.67 0.08 0.00 0.01 0.06 0.11 0.06 0.00 0.01 0.20 SRR6 2.35 0.07 0.60 0.73 2.92 3.41 0.26 1.44 0.10 0.00 0.02 0.06 0.15 0.10 0.00 0.03 0.19 SRR7 3.05 0.04 0.77 0.78 3.35 4.96 0.88 1.57 0.13 0.00 0.02 0.06 0.17 0.14 0.01 0.03 0.18

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0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 3.50 4.00 4.50 5.00 30 40 50 60 70 80 90 100 EC (m S/ m ) 源流からの流下距離(km) 2012 年 10 月(雨季:最高水位期) 2013 年 5 月(乾季:最低水位期) 図4  流下に伴うECの季節変化 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 6.00 7.00 8.00 9.00 10.00 10.00 20.00 30.00 40.00 50.00 60.00 70.00 30 40 50 60 70 80 90 100 C hl. (µ g/ L ) 濁 度 (F TU ) 源流からの流下距離( km ) 2013 年 5 月:濁度 2013 年 5 月:Chl. 2012 年 10 月:濁度 濁度 Chl. 2012年10月(最高水位期) 2013年 5 月(最低水位期) 2012 年 10 月:Chl. 図5  流下に伴うChl.および濁度の季節変化

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降水に近い水質成分になっていると指摘されており,河 川水も同様の結論に基づくものと考えられる。また, 2008年 3月のSRR7においてNa−Cl型が認められた結 果は,人為的な汚染が原因であり生活排水の影響ではな いかと考えられる。本考察については,後述することと する。さらに, AKP2・AKP3においてNa−Cl型を示し たのは,アンコール・ワット寺院の環濠の水に周辺地下 水の影響もあったと考えられる。シェムリアプ川からの 供給もあると考えられるが,浅井ほか (2012) では,ア ンコール・ワット寺院周辺地下水の水質が報告されてお り,アンコール遺跡地域の地下水水質のNa+とClの比 が1:1 のラインに沿って分布していることから,生活 排水の影響を受けた地下水が確認されていることから も,環濠周辺の地下水からの影響しているものと考えら れる。 さらなる人為的影響の度合いについて考察を深めるた め,図7 には,人間活動の指標となるNa+ と生活排水 などには多量に含まれていないCa2+の流下に伴う水質 変化について示した。 2012年・2013年の高水位期における人間活動の指標 と な るNa+は,SRR1で0.06meq/Lに 対 し,SRR7で は 0.07meq/Lであった。一方,低水位期においては,SRR1 では0.06meq/Lに対して,SRR7では0.11meq/Lであっ た。本結果から,低水位期において,下流域における人 間活動の影響による水質汚染が生じていることが指摘で きる。これは,生活排水などには多量に含まれていない Ca2+は,流下に伴い0.11meq/L (SRR1) から0.13meq/L (SRR7) へと変化しているがわずか0.03meq/Lほどしか 増加していないことからことからも熱帯地域における蒸 発濃縮で生じたことではないと確認できる。Ca2+とNa+ の増加量は,SRR7/SRR1の比がそれぞれ 1.2 (Ca2+), 2.0 (Na+ であった。すなわち,乾季に流下に伴いNa+ のみ大きく増加していることが示され,Na+2 倍ほど 増加したことになる。このように,乾季と雨季に水質差 異が明瞭であり,特に,源流より80km地点より下流域 (SRR5∼SRR7) の乾季においてのCa2+の変化はほとん ど見られないが,人間活動の指標ともいわれるNa+ Cl−の増加が認められた。また,2008年の雨季と乾季の 差異は明瞭であり,このときは,Na+のみおよそ5 倍の 増加が認められた。乾季における下流域において電気伝 導度の増加も認められたとおり,Na+や栄養塩の代表的 な物質のNO3 −などの増加も認められ,人為的な汚染に よるものであると示唆できる。すなわち,市街地を流れ るシェムリアプ川は,乾季に河川流量が減少し生活排水 に対する河川水の希釈作用が弱まり,人間活動の影響が 地球化学的な調査研究をさらに進める必要があると思わ れる。 5 .考察 5-1 シェムリアプ川における流下に伴う水質変化 図6 に は, 乾 季 (2008年 3月・2013年 5月 ) と 雨 季 (2008年 9月・2012年10月) のシュティッフダイアグラ ムにて示した。これによれば,シェムリアプ川の水質型 は,Na−Cl型・Ca−Cl型・Ca−HCO3型に種別できる。 2012年10月 (最高水位期) におけるシェムリアプ川の 水質は,すべてCa−HCO3型であった。一方で,2013年 5月 (最低水位期) における結果は,上流域ではCa−Cl 型,下流域ではCa−HCO3型であった。これは,2008年 の雨季と乾季の差異とは異なる結果となった。SRR1で は,雨季および乾季それぞれの時期で比較しても水質型 が異なっており,上流域で変化が示唆される。しかし, SRR1とSRR2の間には,川沿いに多くの住民はおらず 人為的な影響は大きくなく,Na+Clの増加傾向が認 められるのはSRR5より下流域である。また,近年,こ の地域では,河川整備に伴い川沿いの住宅が移動するこ とによりその軒数は減少しており,人為的影響は軽減さ れていることが考えられる。 ま た,AKP1∼AKP3に つ い て は, 陽 イ オ ン のNa+ (2012年10月のAKP1のみCa2+ が,陰イオンでは雨季 にはHCO3 − が乾季にはCl− が卓越した。シェムリアプ 川からの河川水が水源とひとつとなっているアンコー ル・ワット寺院の環濠では,近年,生活排水の流入に よって植物プランクトンが多量に発生し,同寺院内の聖 池にはいわゆる水の華が発生するようになったことが報 告されている。シェムリアプ川の河川水は,アンコー ル・トムの環壕へまず導かれ,東側の環壕を流れた水が その南方にあるアンコール・ワット寺院の環壕へ流入す る。スラ・スラン沐浴場にもこの河川水の水が引き込ま れてはいるが,そのほとんどは雨水および地下水でまか なわれている。したがって,アンコール遺跡群区域の水 系ネットワークについては,降水・地下水についても, 水収支・物質収支の視点からより詳細に解析する必要が ある。 Na−Cl型は,2008年乾季および雨季のクーレン山, 2008年 3月のSRR7,2013年 5月のAKP2,AKP3で認め られた。クーレン山の河川水は,雨季・乾季の差に関係 なく恒常的に流水が認められ,地下水からの供給よって 形成されている。浅井ほか (2012) によれば,クーレン 山の湧水の水質結果ではあるがほぼ同等の結果が得られ ており,この湧水は,本地域の土壌が貧栄養な特性から

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2008 年 9 月

高水位期

クーレン山

2008 年 3 月

低水位期

1 0 1 meq/l Mg2+ Ca2+ K+ +Na+ HCO3 -SO4 2-Cl -+NO3

-2012 年 10 月

高水位期

2013 年 5 月

低水位期

SRR7

SRR2

SRR6

SRR5

SRR3

SRR1

AKP1(アンコール・ワット寺院環濠北)

AKP2(アンコール・ワット寺院環濠南)

AKP3(スラ・スラン)

SRR4

市街地

遺跡区域

図6  シェムリアプ川およびアンコール遺跡区域における水域の水質

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Cl−の相関関係は弱く1:1 のラインに沿うこともない ため,人為的起源 (食塩) に由来するものではなく,降 水および地下水からの涵養によるものであると結論づけ られる。2008年期の下流域におけるNa+とClの相関関 係は,強く (R2=0.99) となっており,1:1 のラインほ ぼ沿って分布していることがわかる。これは,乾季の下 流域におけるECの増加傾向 (図 4) から溶存成分の増加 については,生活排水などの人為活動に起源をもとめら れると考えられる。一方,2012・2013年期ではNa+ Cl−の相関関係は強い (R20.80) ものの2008年度に比 べてNa+の増加量がClの増加量に比べさらに多いこと が示された。 これに加えて,図9 には,SRR1 (上流域)・SRR2 (遺 跡区域内)・SRR5 (市街地上流部)・SRR7 (最下流観測 地点) のNa+とCa2+の季節変化を示した。特に,実線で 示されたNa+の各地点の季節変化については顕著であ る。高水位期のNa+は,上流域と下流域の水質の濃度 水質汚染となって表面化したためと考えられる。この雨 季と乾季の流量の季節変動が,シェムリアプ川の水質の 季節変化に寄与していることが明らかとなった。これに 加えて,人為的な汚染の指標として,栄養塩の代表物質 のNO3−の挙動については,NO3−が流下に伴い検出は されるがその濃度は低く,Na+Clのように下流域に おける急激な増加の傾向ではなく,時期によって,場所 によって変化の度合が異なるため,栄養塩類の挙動の解 明についてはさらなる研究が必要であるといえる。 5-2 水質の経年変化 特に下流域で人為的な影響で水質変化が認められたこ とは上記のとおりであるが,2008年と2012・2013年で は,その水質変動パターンが異なることとなった。図8 は,上・中流域 (SRR1∼SRR4) と下流域 (SRR5∼SRR7) を区別し,Na+Clの比を示した。特に,2008年およ び2012年・2013年の両期間の上流域おいては,Na+ 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 源流か らの流下距離(km) 0.00 0.05 0.10 0.15 0.20 0.00 0 0.05 0.10 0.15 0.20 0.25 等 量 値 (m eq /L ) 等 量 値 (m eq /L ) Na 雨季 Ca 雨季 Na 乾季 Ca 乾季 Ca 雨季 Na 雨季 Na 乾季 Ca 乾季 + 2+ + 2+ 2+ 2+ + + 2008年 2012年・2013年 図7  シェムリアプ川における流下に伴う雨季と乾季のNa+Ca2+の変化 (上段:2008年,下段:2012・2013年)

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0.20 0.25 0.30 0.35 0.40 0.45 0.50 Na+meq/L) 0.20 0.25 0.30 0.00 0.05 0.10 0.15 Cl - m eq /L) ( 0.00 0.05 0.10 0.15 0.35 0.40 0.45 0.50 y = 1.3416x - 0.04 R² = 0.80 y = 0.8434x - 0.0039R² = 0.99 上流域 下流域 2008 下流域 上流域 2012・2013

1:1 ライン

図8  シェムリアプ川における上・中流域および下流域のNa+Ca2+の関係 0.00 0.05 0.10 0.15 0.20 2012/4/1 2012/5/21 2012/7/10 2012/8/29 2012/10/18 2012/12/7 2013/1/26 2013/3/17 2013/5/6 2013/6/25 2013/8/14 2013/10/3 等 量 値 (m eq /L ) 日時 SRR1Ca SRR2Ca SRR5Ca SRR7Ca SRR1Na SRR2Na SRR5Na SRR7Na 雨季 乾季 雨季 2+ + + + + 2+ 2+ 2+ 図9  SRR1・2・5・7におけるNa+とCa2+の季節変化

(12)

6 .おわりに 本研究では,観光都市シェムリアプにとって貴重な水 資源である,シェムリアプ川の水質の特徴から雨季と乾 季の流量の季節変動が,シェムリアプ川の水質に与える 影響について示した。観光都市シェムリアプの発展に は,水の利用方法についても多岐にわたり,水資源の確 保が不可欠である。しかし,利用後の排水まで考えなけ れば,急速な開発にともなって,本地域のみならずトン レサップ湖およびその下流域(メコン川流域)へのその 影響は,小さくないと想像できる。本論文では,観測地 点数や調査回数は不十分でありながら,水質の経年変化 に関して短期的にも長期的も変化しつつある特徴を捕え ることができたといえる。一方,シェムリアプ川の水質 特性をより深く理解するためには,さらなる水収支およ び土地利用変化,地下水との相互作用に関する解析を進 める必要があることが今後の課題としてあげられる。 謝辞 終わりに,本稿を草するに際して,調査に同行し貴重な示 唆をいただいたEMSB調査グループおよび EMSB U-32メン バーさらにERDAC調査メンバーに心より感謝を申し上げる 次第です。また,カンボジア政府には調査の便宜はかってい ただき協力をいただきました。査読者および編集委員の方々 には懇切なご指摘をいただきました。ここに記して厚くお礼 を申し上げます。 本論文は,日本大学文理学部自然科学研究所2013年度共 同研究費(代表者:森和紀)および文部科学省学術研究助成 基金助成金(若手研究 (B))課題番号 23701032,代表者:大 八木英夫)によって行なった。 の差異が小さいことが認められる。これは,降水が河川 に流入することによる希釈作用によって人為的物質が増 えることによって,その影響が表面化しなくなったと考 えられる。一方で,乾季の後半,すなわち低水位期にお いては,濃度の差異のばらつきが大きくなることが確認 できる。これは,前述の通り,高水位期に比べ低水位期 では河川水の減少に伴い生活排水などによる人為的な物 質が降雨によって希釈されることもないため濃度が高く なったことによるものであると考えられる。 しかし,図6 や図 7 からも読み取れるとおり2013年 5 月のCa2+の濃度が2008年に比べ高く,時に下流域で変 化が生じていることが示唆される。本結果は,流下に伴 うNa+とClの人為活動の起源に加えて,近年のさらな る河川整備により,水系ネットワークの変化や水環境の 利用方法について変化してきたことによるものであると 推定される。以上のように,2008年と2012・2013年で 水質を比較すると,Ca2+の増加の要因などは合理的に 説明するのは容易ではなく,河川水と地下水の相互の関 係についても考慮する必要はあるが,下流域おける人為 起源に由来する混入は両年とも確認されたといえる。ま た,浅井ほか (2012) によれば,アンコール遺跡地域の 浅層地下水は,地下水年代も古く (約20∼30年),井戸直 近の土地利用状態などに大きく依存しており,季節変動 がある地下水とほとんど認められない地下水が不規則に 分布しており,地下水流動の観点からも水質の連続性や 地下水水質の進化の明瞭な傾向は確認できなかったと指 摘している。このことからも,河川水と地下水と相互作 用についても不明点が多く,水環境の有効利用をするた めに,今後の水環境についてより正確に把握すべくさら なる調査を進める必要があると思われる。 浅井和見・徳永朋祥・茂木勝郎・後藤宏樹(2012):名水を 訪ねて(97)アンコール遺跡周辺の水.地下水学会誌, 54,2117-129. 石澤良昭・中島節子訳(1996):『カンボジア』:Le Cambo-dege. Jean Delvert..白水社,140p.

奥村康昭・ 塚脇真二・遠藤修一・大八木英夫(2007):カン ボジア・トンレサップ湖の電気伝導度の変化について. 陸水学雑誌,68,1,51-57. 田中勝久・児玉真史・熊谷香・藤本尚伸(2004):有明海筑 後川河口域における冬季のクロロフィル蛍光と濁度変 動.海の研究,13 (2),163-172. 塚脇真二・荒木祐二・石川俊之・本村浩之・向井貴彦・大八 木英夫・坂井健一(2006):カンボジアの大気環境―ト ンレサップ湖生物多様性維持機構保全の視点から―.J. Aerosol Res., 21, 2, 114-121. 参考文献 ラオ・キム・リァン(1992):アンコール地域の陸水環境に ついて-水質の予備調査-.カンボジアの文化復興〈6〉, 上智大学アジア文化研究所,109-128. 深野麻美・春山茂子・桶谷政一郎(2010):カンボジア・ト ンレサップ湖岸北西部の地形.E-journal GEO, 5, 1-14. Mitsushio, H., O. Masao and Ay Meas (1970) : Limnological

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図 1  アンコール遺跡群 (世界遺産) と調査地点 2005 20061月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月 2月 3月 0 50Rain Voleume (mm)Siem Reap050 図 2  2005∼2006年におけるシェムリアプ市街地の降水量

参照

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