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東京電力グループ 東京電力グループ アクション・プラン アクション・プラン

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(1)

東京電力グループ 東京電力グループ アクション・プラン アクション・プラン

2014 年度

20143

~ ~ 福島への責任を全うするために 福島への責任を全うするために ~ ~

(2)

はじめに

東京電力グループの使命

東京電力グループは、「福島原子力事故の責任を全うし、世界最高水準の安全確保と 競争の下での安定供給をやり抜く」ことを企業の使命とし、グループの総力をあげて その実現に取り組みます。

福島への「責任」を長期にわたって果たし、国民負担を最小化していくため、「競争」の 下で財務や人材、技術などの経営基盤の強化を図り、安定・低廉・便利な電力供給に 万全を尽くします。

2014年度 東京電力グループ アクション・プランについて

「2014年度 東京電力グループ アクション・プラン(以下、「アクション・プラン」)」は、

本年 1月に政府に認定された「新・総合特別事業計画(以下、「新・総特」)」に掲げた 目標の確実な達成に向けて、2014~16年度の3ヶ年において、当社グループが重点的 に取り組む事項を取りまとめたものです。

アクション・プランは、当社グループ全体の大きな目標としての「東京電力グループ・

コミットメント」、およびその実務的目標である「部門コミットメント」の下、グループ各社・

各部門が具体的に取り組むべき事項を定めたものです。

当社グループは、アクション・プランの実現を通じたコミットメントの達成により、福島への 責任を全力で果たしていくとともに、責任を長期にわたり果たしていくための経営基盤 を確立してまいります。

【目次】

東京電力グループ・コミットメント

福島復興に向けた取り組み

福島第一原子力発電所の廃炉

原子力安全

コーポレート部門の戦略

フュエル&パワー・カンパニーの成長戦略

パワーグリッド・カンパニーの中立化・投資戦略

カスタマーサービス・カンパニーの成長戦略

2 3 6 9 12 16 19 22

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

以下、本書では、アクション・プランを「AP」とし、「【AP○○】」は、アクション・プランの

(3)

東京電力グループ・コミットメント

責任に関する目標

1 1

競争に関する目標

2 2

過酷事故対策など発電所の安全性向上対策の強化や、事故の教訓を踏まえた深層 防護の各層における機能の充実化を積み重ねること。

原子力安全の徹底 目標4

廃止措置の実施主体として、長期にわたる作業を、安全かつ着実に進めること。同時に、

社会に不安を与えている汚染水・タンク問題を早急に解決すること。

着実な廃炉の推進 目標3

賠償の徹底と同時に、一日も早い福島復興を実現するため、生活基盤や産業基盤の 再建を、政府と密に連携しつつ進めること。

福島復興の加速化 目標2

安定的な電力供給 目標5

安全面や防災面に留意し、電気を安定的に供給すること。また、再生可能エネルギー の増加等にも対応しつつ、節電やピークカットを促進するよう新たな技術を積極的に 取り入れること。

被害者の方々が一日も早く生活を再建できるよう、迅速かつ親切な賠償を最後の お一人まで貫徹すること。

賠償の円滑かつ早期の貫徹 目標1

経営の透明性・客観性の確保 目標9

事業拡大のための多額の設備投資を賄うため、自己資本の増強や安定的な利益の 確保により、早期に自律的な資金調達を目指すこと。

自律的な資金調達 目標8

新たな競争の中で収益を維持・拡大するため、地域独占を守るのではなく、他地域での 電力事業を本格的に開始すること。また、ガス事業など電力事業以外にも積極的に 進出をはかること。

地域・業種を超えた事業拡大 目標7

競争下でも低廉な電気を安定供給すること。また、新たな競争の中で経営基盤を維持 するため、総括原価制度への安住から脱却し、事業競争力を抜本的に強化すること。

事業競争力の強化 目標6

(4)

福島復興に向けた取り組み

賠償

避難を余儀なくされている方々や事業再開を検討されている方々が、一刻も早く新しい 生活・事業を始められるよう、被害者の方々に徹底して寄り添うとともに、最後のお一人 まで賠償を貫徹します。

早期帰還に向けて人的・技術的資源を集中投入し、放射性物質への不安を感じること なく、安心して暮らせる生活環境を整備します。

福島復興の中核になり得る産業基盤の整備や雇用機会の創出に向け、自らの資源

(人材・技術・資金)を積極的に投入します。

国、自治体等との連携や、賠償・除染・復興推進に係る福島復興本社機能を強化します。

避難を余儀なくされた方への賠償を貫徹

未請求の方へのフォロー、個人の方の賠償ご請求率:100%

除染の加速化、生活環境の再生に3ヵ年延べ40万人投入し、国・自治体からのご要請に 100%対応

除染・復興に係る国・自治体からの要請への対応率:100%

国・自治体の復興計画と整合した、生活基盤・産業基盤の創出

復興計画の目指す雇用創出、商圏回復に向けた具体策の提言と実施

(提言内容達成率:100%)

新・総特の着実な履行、「最後の一人まで賠償貫徹」に向けた取り組み継続【AP01】

本賠償未請求の方へのご請求を呼びかける取り組みを強化します。 3年後には、

避難等対象区域に生活の本拠があった個人の方からの本賠償ご請求率100%を 目指します。

中間指針第四次追補関連賠償への迅速な対応・早期のお支払い開始【AP02】

中間指針第四次追補関連賠償(避難指示の長期化等に係る損害)を早期に受付 開始し、3年後にはご請求率100%を目指します。

現地対応力を強化し、被害者の方々に徹底して寄り添い、生活再建につながる賠償を 実現【AP03】

現地での個別案件の協議や支払可否の判断等に適切に対応するため、ベテラン 管理職の福島専任化などにより現地体制を強化し、被害者の方々の生活再建に 繋がる賠償の実現を目指します。

部門コミットメント 《達成目標》

※ 中間指針:「東京電力株式会社福島第一、第二原子力発電所事故による原子力損害の範囲の判定等に 関する中間指針」(原子力損害賠償紛争審査会)

(5)

0 3 6 9 12 15 18

0 10,000 20,000 30,000

2011.9 2012.1 5 9 2013.1 5 9 2014.1

新規ご請求者数 ご請求者数(右軸)

【本賠償ご請求者数の推移(個人の方)】

除染・帰還

2 2

除染・復興に係る国・自治体等からの要請への対応(除染は人的・技術的貢献、復興は 人的貢献を対象)【AP04】

国・自治体等による除染の実施とその後のフォロー、清掃・片付けや農業・商業再開 等に対し人的・技術的に貢献する中で、国・自治体等のご要請に100%対応します。

除染の実施・その後のフォローにおける人的・技術的貢献【AP05】

国・自治体等の実施する除染への人的・技術的な貢献に加え、除染後のモニタリン グや放射線不安の軽減等に対し今後3年間で累計16万人・日の協力を実施します。

帰還に向けた清掃・片付けや農業・商業再開など福島県内における人的貢献【AP06】

地域のニーズに応じた福島の復興に資する活動(帰還に向けた住宅や公共施設の 片づけ・草刈り・モニタリング等)に、全社を挙げて今後3年間で累計25万人・日を 投入し復興の加速化に尽力します。

【学校施設における簡易除染作業】 【住宅の清掃作業】

2014年2月末時点で、仮払補償金をお支払いした個人の方(16.6万人)のうち、約16.0万人の方から 本賠償のご請求をいただいております。

(人) (万人)

(年/月)

(6)

復興

効果的な取り組みの実現に向けた国・自治体等との連携体制の整備【AP07】

企画立案機能の強化に向けた要員増強や、横断的・機動的な社内体制の確立等 を行い、国・自治体等との連携体制を整備します。

国の復興策(イノベーションコースト構想※1)の実現への貢献【AP08】

福島・国際研究産業都市構想研究会の提言に具体策を反映し、実現を目指します。

廃止措置と一体的な福島県浜通り地域の将来像の提示・実現【AP09】

国・自治体等と連携し、復興に向けた計画を策定し、順次実施します。

東京電力グループ等による雇用創出や商圏回復への貢献実施【AP10】

世界最新鋭の石炭火力発電所(IGCC※2)の建設等により、産業・雇用創出に寄与 します。

復興に向けた取り組みの内容や効果についての第三者評価・反映【AP11】

復興に向けた取り組みの内容や効果に関する、第三者の評価をいただき、

その後の活動に反映します。

関係各所と協働で取り組む「イノベーションコースト構想」の実現や、「世界最新鋭高効率石炭火力 発電所」の建設等を通じて、産業基盤・雇用機会の創出に取り組んでまいります。

【研究開発拠点や関連施設等】 【発電所の建設】

広野火力発電所

常磐共同火力㈱勿来発電所 福島第一

原子力発電所 福島第二

原子力発電所 IGCC建設

(50万kW級)

会議場・宿泊施設 など

資料館

研究開発拠点

新産業拠点

※1 イノベーションコースト構想:福島・国際研究産業都市構想(複数の研究開発拠点や関連施設等)

※2 IGCC:Integrated coal Gasification Combined Cycle (石炭ガス化複合発電)

福島復興に向けた取り組み

(7)

汚染水対策

1 1

事故以降の時間的・作業環境的な制約からの応急的対応を抜本的に改め、長期の廃炉 作業に対応した恒久的かつ持続可能な設備形成と運営を行います。

国内外の英知を取り入れ必要な技術開発を見極めた上で廃炉作業を推進し、現場作業 と一体的に将来の廃炉に向けた中長期ロードマップを継続的に改善します。

汚染水対策の確実な実施

海洋への汚染水流出防止

貯留汚染水の確実な管理とリスク低減

地下水流入による汚染水増加防止

国内外の英知を結集した廃炉の着実な推進

プール燃料取出しの確実な実施(3,4号機)

シナリオ検討のための国際的プラットフォーム※1を確立し、燃料デブリ※2取出しの 具体的シナリオを策定

40年廃炉作業に向けた土台作り

恒久化設備・運営への転換、廃炉を支える人材の育成・確保と現場環境の改善

海洋への汚染水流出防止【AP12】

鋼管杭打設による海側遮水壁を設定します(2014年度)。

貯留汚染水の確実な管理【AP13】

溶接型大型タンクの設置、フランジ型※3タンクからの置き換えを進め、総容量 約80万トンのタンク容量を確保します(2014年度)。

貯留タンク汚染水に係るリスクの低減【AP14】

多核種除去設備(ALPS)の稼働率向上、ALPSの増設により、2014年度内にタンク 汚染水(RO濃縮塩水)を浄化します。

地下水流入防止対策の実施【AP15】

凍土方式による陸側遮水壁を設置します(2015年度早期)。

部門コミットメント 《達成目標》

福島第一原子力発電所の廃炉

2014年度 東京電力グループ アクション・プラン

※3 フランジ型タンク:タンクの底板や側板にボルト締めによるフランジ接合を用いたタンク

※1 国際的プラットフォーム:廃炉や原子力安全に関する研究開発を目的とした、国際機関、国内外企業・

研究機関、大学、自治体などによる研究開発支援のネットワーク

※2 燃料デブリ:原子炉冷却材の喪失により核燃料が炉内構造物の一部と溶融した後に再度固化した状態

(8)

中長期ロードマップの着実な達成

2 2

使用済燃料プールからの燃料取り出し【AP16】

国内外専門家によるレビューの活用により安全・効率的な作業計画を準備し、使用 済燃料プールからの燃料の取出しを着実に実施します。

4号機の燃料取出しについては2014年末の完了、また3号機については2015年度の 開始を目指します。

燃料デブリ取出し【AP17】

格納容器内の本格調査のための装置を製作を開始する(2014年度)とともに、燃料 デブリ取出しのための柔軟で具体的なシナリオを策定します(2016年度)。

国際的プラットフォームを確立し、シナリオの検討と実機適用に向けた実際的な研究 体制の下で研究を推進します。

ALPSの稼働率向上、海側・陸側遮水壁の設置等の汚染水対策を進めます。

【多核種除去設備(ALPS)】 【陸側遮水壁・海側遮水壁】

【天井クレーン・燃料取扱機】

【4号機】

【3号機】 燃料取出し用カバー

や燃料取扱設備の 設置に向けた線量 低減対策を進めて います。

【構内用輸送容器の搬出】 【外観(燃料取出し用カバー)】

【大型がれき撤去前】 【大型がれき撤去後】

福島第一原子力発電所の廃炉

凍結プラント

凍土遮水壁

凍結プラント

凍土遮水壁 陸側遮水壁

(9)

設備・運用面の恒久化対策による信頼性向上

3 3

設備の恒久化対策による設備信頼性向上【AP18】

長期にわたる廃炉作業に対応するため設備の恒久化対策により信頼性を向上 させていきます。主な対策として、新中央監視室を2016年度に設置、また5,6号機 側電源供給基地新設工事を2016年度に開始します。

現場の声を踏まえた労働環境の改善【AP19】

現場のニーズを捉えて作業環境、就労環境の改善を図り、2014年度には大型 休憩所、給食センターを設置し、2015年度には新事務棟を整備します。

また、被ばく線量をできるだけ低く抑えるために除染による敷地内線量の低減を 進めています。2014年度には汚染水タンクエリア周辺等を5μSv/時未満にし、

順次、線量低減エリアを拡大していきます。

組織運営体制の強化【AP20】

随時発生する多種多様な廃炉作業の諸課題を解決していくため、課題毎に設置 するプロジェクトの管理体制を強化し、1年後には運営の定着、3年後までには 現場で発生する様々な課題へリソースが適切に配分され、柔軟かつ迅速に対処 できていることを目指します。

廃炉を支える人材の現場力育成強化と人材確保【AP21】

長期にわたる廃炉作業を支える人材の育成を強化するため、現場力を育成強化 するプログラムを整備し(2014年度)、人材の計画的な確保を進めていきます。

現場力とは事実や関連状況を徹底的に解明・評価できる力、計画・対策の策定と 実践実行できる力、継続的な改善改革によって安全・品質を高めることのできる 力としています。

またゼネコン・メーカーを含む協力企業と一体となって作業員確保対策を検討・

実施してまいります。

【福島第一廃炉推進カンパニーの運営体制】

原子力損害賠償・廃炉等 支援組織

東京電力

大方針 指導等

3カンパニー 福島復興本社 経営改革本部 原子力・立地本部 等

コーポレート コーポレート

監査 委員会

品質・安全 監査部

カンパニー

カンパニー カンパニープレジデント兼CDO

監査 報告

監督

CDO:

廃炉・汚染水対策最高責任者 カンパニー経営会議

カンパニー 部長 福島第一原子力発電所長

資金・人材・技術面で密接に連携 支援

経営層経営層 取締役会 社長

(10)

原子力安全改革

1 1

「福島第一原子力発電所事故の原因を天災として片づけてはならず、人智を尽くした 事前の備えによって防ぐべき事故を防げなかったという結果を真摯に受け止めなければ ならない」と総括し、「福島第一原子力発電所事故を決して忘れることなく、昨日よりも 今日、今日よりも明日の安全レベルを高め、比類無き安全を創造し続ける原子力事業者 になる」との決意の下、策定した「原子力安全改革プラン」を推進します。

今後も引き続き社内外の監視・評価機関からいただいたご指摘等を踏まえ改善に取り 組み、改革実行の加速化及び安全文化の浸透を図ります。

世界トップレベルの安全意識、技術力、対話力の実現

世界標準安全指標※1で世界トップレベルへの品質・安全の向上 原子力事業の信頼回復

柏崎刈羽原子力発電所全号機での安全性向上対策(短期対策)の完了及び運営面 での改善

立地地域・社会からの評価

安全意識の向上【AP22】

組織全体の安全意識の向上と原子力安全の定着を目指します。

安全文化の組織全体への浸透に向けた議論や原子力安全に係るリスクの洗い出し と継続的かつ徹底的な対策強化を計画的に進め、第三者機関による評価の向上

(前年度比プラス)を目指します。

技術力の向上【AP23】

原子力安全を支える基盤となる現場力の育成を強化します。

緊急時対策組織の対応力を向上するため、総合訓練を定量的に評価し、評価結果 を基に改善を立案・実施します。

安全向上提案力強化コンペの実施やハザード分析による改善プロセスの構築等に よる深層防護※2提案力を強化します。

対話力の向上【AP24】

社会からの客観的評価を踏まえ、原子力広報・広聴活動の改善・充実を図ります。

廃炉進捗状況等の国内外への迅速で分かりやすい情報発信・定着を目指します。

部門コミットメント 《達成目標》

原子力安全

※1 世界標準安全指標:世界原子力発電事業者協会(WANO)の発電所の安全性、信頼性に関する運転指標等

※2 深層防護:安全対策を重層的に施し、いくつかの対策が破られても、全体としての安全性を確保する考え方

(11)

「原子力安全改革プラン」の下、改革実行の加速化及び安全文化の浸透を図っています。

柏崎刈羽原子力発電所の安全対策

2 2

安全性向上対策の実施【AP25】

原子力発電所における世界最高水準の安全確保を達成するため、必要な安全 対策を着実に実施します。

自然災害、火災、溢水等に対する防護対策、多様な除熱・冷却機能の追加等により 深層防護を強化します。

1,5,6,7号機の短期対策を2014年度中に完了します。

1,5,6,7号機の中長期対策および、2,3,4号機の短期対策は2016年度までの 完了を目指します。

プラントの安全な運転・運営【AP26】

安全系の性能指標等に影響を与える可能性がある不具合について、要因の分析・

改善の実施等により、国際標準の安全系性能指標等における世界トップレベル へのパフォーマンス向上を目指します。

組織及び個人が、原子力安全を向上させるために、継続的に 改善を進めることができる技術力を有している

発電所長は、いついかなる場合でも緊急事態への対応を迅速的 確に実施できると自信を持っている

経営層及び原子力リーダーは、さまざまな課題に対して複数の 考え得る限りの対策を準備した上で、全体的なリスクを最小化 するために合理的な優先順位を付けることにより、立地地域や 社会の皆さまとの信頼関係が構築できている

原子力リーダーは、深層防護の積み重ねを組織的かつ効果的、

効率的に実施し、原子力安全の向上に常に取り組み、原子力 安全の向上に関する組織全体の改善活動を活性化している

執行部門に対し改善を促すことによって原子力安全を向上させて いる

経営層及び原子力リーダーは、自分自身の安全意識を高めると ともに、その結果として組織全体の安全意識が高まり、原子力 安全を向上させている

追求し続けるべき理想像

5. 発電所及び本店の緊急時 組織の改編

4. リスクコミュニケーション 活動の充実

3. 深層防護提案力の強化 1. 経営層からの改革

2. 経営層への監視・支援強化

6. 平常時の発電所組織の 見直しと直営技術力強化

対策

※ 原子力リーダー:原子力担当役員、発電所長、本店原子力関係部長 等

(12)

福島第二原子力発電所

3 3

福島第二原子力発電所の安全の強化【AP27】

安定した冷温停止状態の適切な維持管理と設備の信頼性向上に向けて、 1,3号 機の原子炉から使用済燃料プールへ燃料を移動します(2014年度)。

また、安定冷却の信頼性向上対策を計画的に実施します。

東通原子力建設所

4 4

東通原子力建設所の安全対策と理解活動の実施【AP28】

安全・品質対策の観点から必要な周辺整備作業を着実に実施します。

また、東通原子力建設所をはじめとする当社の取り組みについて、地域の皆さまへ 丁寧にご説明してまいります。

原子燃料サイクル

5 5

原子燃料サイクル事業への取り組み【AP29】

サイクル事業の要である日本原燃(株)再処理工場の竣工(2014年10月)、ならびに リサイクル燃料貯蔵(株)中間貯蔵施設の事業開始(2015年3月)および使用済燃料 キャスクの確保に向けた支援を実施してまいります。

原子力安全

柏崎刈羽原子力発電所では、福島原子力事故の教訓を踏まえた各種対策を実施しています。

フィルタベント設備の設置

水素処理設備の設置 等

影響緩和対

電源の多様化

水源の追加設置

代替海水熱交換器の配備 等

電源・

機能の

防潮堤の設置

防潮壁・防潮板の設置

重要機器室の水密化 等

津波対策

実施状況 主な対策

貯水池

水素処理設備(7号機)

防潮堤(1~4号機側)

フィルタベント設備(7号機)

空冷式ガスタービン発電機車

(13)

全社的な合理化・投資・財務戦略を策定し、グループ内に適切にリソースを配分すると ともに、その執行状況のモニタリングやリスクマネジメントを徹底します。

2016年4月を目途に、ホールディングカンパニー制(以下「HDカンパニー制」)を導入する とともに、国際標準レベルの経営管理体制の構築を目指します。

東京電力グループの信頼回復に向け、各部門・カンパニー・グループ企業が一丸となって 安全確保、法令遵守、情報公開、環境への配慮等に取り組みます。

社員が誇りと活力をもって働ける企業であるよう、職位や職場を越えたオープンな対話が 行われ、その結果が会社の改革につながっていく風土を醸成していきます。

1兆円超のコスト削減深掘り【AP30】

調達改革・コスト構造改革の実施等により、震災前の計画に比べ、1年間で▲5,761 億円、3年間累計で▲1.3兆円のコスト削減を実現します。

調達改革・コスト構造改革を進めるとともに、競争調達比率を45%(2014年度末)、

60%(2015年度末)に拡大します。

投資削減・再配分【AP31】

既存の投資を精査することにより、前回の総合特別事業計画(以下、「総特」)に比べ、

1年間で▲1,200億円、3年間累計で▲4,100億円の投資削減を実現します。

投資評価・管理体制を再構築し、投資効果の高い案件に戦略的に再配分します。

(1年間で700億円、3年間累計で2,500億円)

全社利益目標の達成

1 1

社債市場への復帰を可能とする財務指標の改善・格付けの確保、これによる資金 調達の再開

コマーシャルベースの資金調達への復帰およびグローバルレベルのユーティリティを 意識した財務の改善

福島原子力事故の責任を貫徹するための経営基盤の強化

経常利益1,300億円規模を確保

全社リソース(人材・資金)の最適配分とリスクマネジメントを可能とするガバナンスを 有する透明かつ合理的な事業運営体制の構築

「責任と競争」を両立させるHDカンパニー制の円滑な導入

グループ各社が連携して円滑・確実な災害対応を行う体制の確保 部門コミットメント 《達成目標》

コーポレート部門の戦略

2014年度 東京電力グループ アクション・プラン

※ ユーティリティ:電気・ガス・水道等の公益事業者

(14)

海外事業の推進【AP32】

関係部門やグループ会社が一体となり、メーカーの電力システム輸出や海外投資 事業につながる海外コンサルを推進するとともに、既存の海外事業会社を活用し つつ、海外IPP投資事業についても拡大を図ります。

これにより、 海外投資事業の持分利益175億円、海外コンサル事業の売上高11億 円(2014年度)を目指します。

ガス事業の拡大【AP33】

お客さまのご要請にお応えし、当社LNG設備を有効活用してガス販売量の拡大を 目指します。

具体的には、1年後の売上高1,100億円、3年後の売上高1,600億円を目指します。

グループ会社の競争力強化【AP34】

原価構造分析によるコスト削減の深掘り、要員効率化等により、震災前の計画に 比べ、1年間で▲367億円、3年間累計で▲1,052億円のコスト削減を実現します。

各カンパニーと関係するグループ会社が緊密に連携し、連結子会社の外部売上高 として、1年間で1,634億円、3年間累計で5,300億円を目指します。

コマーシャルベースの資金調達への復帰および財務体質の改善

2 2

財務体質の改善【AP35】

社債市場への復帰を可能とする財務指標の改善・格付けの確保、およびこれによる 資金調達の再開を目指します。

自己資本比率の改善(2016年度末16%程度)、グローバルレベルのユーティリティ の水準を意識した、キャッシュフローの負債・利払いに対する比率等の改善に努め ます。

HDカンパニー制導入を見据えたグループ経営管理機能強化

3 3

組織の再構築、機能・権限の分配【AP36】

福島原子力事故の責任完遂と事業子会社の最適な事業展開を実現するため、

2016年4月のHDカンパニー制導入にあわせ、国際的にも遜色のない透明かつ 合理的な組織体制と経営管理制度を整備します。

人事改革【AP37】

「組織フラット化」(支店・火力事業所廃止)により(2014~15年度)、お客さま・社会に より密接な事業運営を実現し、業務の徹底的な効率化を進めます。これにより、

賠償、廃炉、復興推進等を担う人材を確保しつつ、併せて1,000人規模の希望退職 を実施することで(2014年6月)、組織のスリム化を図ります。

処遇制度を改編し、新・総特のコスト削減計画の超過達成の一部を反映します

コーポレート部門の戦略

全社利益目標の達成(続)

1 1

(15)

【HDカンパニー制の導入(発送電分離の先行実施)】

3つ のカ ンパ ニー を 分 社化 2013年4月~ 社内カンパニー制

管理会計を導入し、コスト管理を徹底

カン

カン カスサーカン カスサーカン

カン

カン

(送配電) (小売)

原子力発電原子力発電

廃炉廃炉

復興本社

賠償賠償 復興支援復興支援 経営補佐経営補佐 共通サ共通サ

コーポレート

2016年度~ HDカンパニー制

(火力発電)

原子力発電原子力発電

廃炉推進カ廃炉推進カ

復興本社

賠償賠償 復興支援復興支援 グループ管理グループ管理 共通サ共通サ

コーポレート

シェアー会社化を検討 シェアー会社化を検討

送配電事業 会 社

送配電事業

小売事業会 社

小売事業会

発電事業会 社

発電事業会

(送配電) (小売)

(火力発電)

ガバナンス

持株会社・事業子会社間等の人事交流やダイバーシティの推進等を通じた、

新たな価値を創造する人材を生み出すグループ大の人事システムを構築します

(2016年4月)。

管理会計の活用強化【AP38】

HDカンパニー制導入に対応した、事業会社の自発的成長と全社最適を両立させた 事業会社間取引を2016年3月までに設定します。

ITシステムの再構築【AP39】

託送業務・顧客サービス等に関わるシステムの再構築や、HDカンパニー制に向け た財務会計など社内システムの改修を実施します(2016年4月)。

「伝わる広報」の実践【AP40】

社会の皆さまより当社情報公開の姿勢を評価いただくよう、経営トップから社員の 一人ひとりまで、情報を受け取る方々の立場や気持ちにたった理解活動を実践 します。

防災態勢の強化【AP41】

組織フラット化(2015年7月)やHDカンパニー制(2016年4月)に対応するための 防災態勢を再構築します。さらに、構築した態勢で訓練(機能検証)を継続実施し、

持続的に態勢強化を図ります。

(16)

改革を支える取り組み

4 4

企業倫理・法令遵守【AP42】

企業倫理・法令遵守が損なわれることは、当社の存立自体に関わる危機であるとの 認識を当社グループ全体で共有し、社会の目を意識した行動を徹底します。

職場でのオープンなコミュニケーションを通じ、不適切事例の発生を未然に防止 します。

安全・品質の確保【AP43】

社会経済を支えるインフラ企業の責任として、安全を最優先するとともに、現場力の 向上に取り組み、電気の安定供給を確保します。

環境への配慮【AP44】

環境に配慮した事業活動をグループ全体で実施します。

HDカンパニー制に対応した新たな環境マネジメントシステムを構築し、環境負荷の 低減に努めるとともに、環境汚染等のリスク管理・対応を確実に実施します。

国のエネルギー・環境政策を踏まえた地球温暖化対策に貢献します。

技術開発【AP45】

技術開発で、廃炉の推進、原子力安全の確保、電気の安定供給の達成を支えます。

自社技術と社外研究機関の技術を組み合わせ、成果の最大化を目指します。

競争への対応に必要な活力の強化【AP46】

経営層と、社員とのコミュニケーション機会の充実、各職場でのオープンな対話を 通じて、競争への対応に必要な活力を強化します。

コーポレート部門の戦略

(17)

事業戦略実現に向けた事業推進体制の整備と活用

1 1

お客さまに低廉な電力・燃料を安定的にお届けするとともに、福島の復興に向けた原資 を創出していきます。

サプライチェーン全体での包括的アライアンスを最大限活用した戦略的燃料費削減を 実行し、世界とダイナミックに渡りあえるエネルギー事業者へ変革していきます。

競争力原資(コスト削減+利益増)の増:600億円

燃料費の戦略的削減と収益力の向上による競争力原資の創出 包括的アライアンス事業体の設立と活用

事業体の設立:2014年度 共同調達着手:2015年度

燃料上流事業:2015年度に1件、2016年度に1件意思決定

経年火力リプレース:2014年度のカスタマーサービス・カンパニーによる入札募集に 合わせ順次応札実施

エネルギー・サプライチェーン周辺事業領域の拡大による利益の拡大

周辺事業利益:200億円

包括的アライアンス事業体の設立と活用【AP47】

お客さま利益の増大と国益の確保、対等の精神、迅速な意思決定が可能な事業 運営体制の確保を原則とした、サプライチェーン全体におけるアライアンス事業体を、

2015年3月までに設立します。

包括的アライアンス事業体による火力応札体制整備、燃料共同調達を進めます。

部門コミットメント 《達成目標》

フュエル&パワー・カンパニーの成長戦略

2014年度 東京電力グループ アクション・プラン

包括的アライアンスを最大限活用し、戦略的な燃料費の削減を進めます。

燃料調達規模の拡大による バーゲニングパワー向上

早期・確実な火力リプレース による高効率化

パートナー

東京電力

燃料上流

•戦略共有を前提に、対等の精神で組成

•サプライチェーン全体で一体的ガバナンス

•迅速な意思・投資決定が可能な事業運営体制を実現

資本的提携

燃料調達 燃料受入 火力発電

包括的アライアンス事業体

(18)

軽質LNG導入拡大・LNG単価削減【AP48】

包括的アライアンス事業体による共同調達に着手します(2015年度)。

富津LNGタンク増設等の設備対策に着手するとともに、軽質LNGの新規売買契約 交渉を推進し、軽質LNG導入拡大に取り組みます。

既存LNG契約の価格更改等を通じ、LNG単価の低減に取り組みます。

燃料上流事業の拡大【AP49】

優良投資候補案件の発掘、詳細な調査・分析・評価を行い、上流事業投資の意思 決定( 2015年度1件、2016年度1件)を行います。

電源入札に対応した経年火力リプレース、当社サービスエリア外の発電所共同開発

【AP50】

包括的アライアンス事業体による火力電源応札体制を整備(2014年度)し、経年 火力のリプレース等の計画を策定し、応札を行います。

当社サービスエリア外の発電所共同開発に向けた体制を整備していきます。

燃料・電力価格の変動対応力向上に向けた トレーディング事業強化【AP51】

電力小売市場の全面自由化に合わせた事業拡大を目指し、トレーディング事業 会社を設立します(2014年度)。

海外IPP事業の開発、ガス事業の拡大【AP52】

海外IPP事業については、燃料調達との好循環を生み出す新しいタイプの案件 候補の開発に取り組みます。

ガス事業については、当社LNG設備を有効活用して販売量の拡大を目指します。

経済性に優れる高効率LNG火力の営業運転開始・発電開始前倒し【AP53】

震災直後に緊急設置したガスタービンをコンバインド・サイクル化することにより 高効率化を図った、現在試運転中の千葉火力発電所3号系列(計150万kW、

熱効率約58%)、鹿島火力発電所7号系列(計124.8万kW、熱効率約57%)の営業 運転を2014年7月までに開始します。

さらに高効率な川崎火力発電所2号系列2軸、3軸(MACCⅡ計142万kW、熱効率 約61%)の試運転(発電)開始時期を前倒しします。

(2016年度、2017年度営業運転開始予定)

既存コンバインド・サイクル設備の改良計画の策定および実施【AP54】

比較的短期間の工事で効果が見込める、ガスタービン改良や高効率化計画を策定 し、実施していきます。

フュエル&パワー・カンパニーの成長戦略

競争力原資の創出と事業領域の拡大

2 2

(19)

燃料費削減と安定供給責任の貫徹【AP55】

定期点検の工程短縮などにより、経済性の高い火力電源(石炭火力・MACC ・ ACC )の稼働最大化を図るとともに、燃料調達の安定・弾力性の向上、計画外 停止リスクの最小化を進め、燃料費削減と安定供給を両立します。

経済的な燃料調達による燃料単価の削減【AP56】

石油・石炭火力発電所における経済性の高い低品位燃料の導入拡大などにより、

燃料単価を削減していきます。

固定費削減とコスト構造の見直し【AP57】

工事の実施内容・実施範囲の厳選などによる機器の点検・修理費用をはじめとした 固定費削減に加え、グループ全体でコスト構造の見直しに取り組みます。

【エネルギー・サプライチェーン (LNGのイメージ)】

燃料調達

燃料上流 燃料受入 火力発電

LNGプロジェクト LNG船

LNG売買契約 LNGタンク 高効率LNG火力発電所 安定供給責任の貫徹と徹底的なコスト削減の両立

3 3

燃料運用・取引の最適化と火力ユニットの最経済運用を実現します。

燃料運用・取引最適化 火力ユニットの

最経済運用 火力設備運用 トレーディング事業

市場動向

最適計画 チェーン全体に亘る当社資産を活用

※ CC: Combined Cycle(コンバインドサイクル発電)

ACC:Advanced Combined Cycle(改良型(1,300℃級)コンバインドサイクル発電)

従来のコンバインドサイクル発電(ガスタービンと蒸気タービンとを組み合わせたもの)の燃焼温度を 1,100℃から1,300℃へ上昇させることなどにより、効率を向上させたもの

MACC:More Advanced Combined Cycle(1,500℃級コンバインドサイクル発電)

燃焼温度を1,500℃へ上昇させることなどにより、ACCより効率をさらに向上させたもの

MACCⅡ:More Advanced Combined Cycle Ⅱ(1,600℃級コンバインドサイクル発電)

(20)

原価低減・安定供給

1 1

電力供給の信頼度を確保した上で、国際的にも遜色のない低廉な託送料金水準を念頭に 徹底的なコスト削減に取り組むとともに、送配電ネットワーク運用の最効率化を図ります。

事業運営の中立・公平性や透明性を向上しつつ、ネットワーク利用の利便性を一層向上 します。

これらにより、我が国の産業競争力の向上に貢献するとともに、福島復興の原資を継続 的に創出します。

競争環境下での安定供給の確保、ならびに全面自由化の実施に向けた中立性・

透明性の向上

ネットワーク利用環境の高度化 託送原価低減と安定供給の両立

必要な信頼度レベルを確保しつつ、原価低減を進め福島復興のための原資を創出

技術力を活かした事業領域の拡大

グループ会社の技術力を活かし、国内外のネットワーク高度化等に貢献

設備投資・設備費用の削減【AP58】

技術・業務革新や合理化策の深掘り、競争調達比率の向上により、さらなる工事 単価削減に注力し、 2012~2016年の5年間累計で投資▲3,000億円、費用▲1,500 億円の削減を実現します。

経年設備の着実な改修実施【AP59】

徹底したコスト削減を実行する一方で、事業の基盤となる安定供給や安全・品質を 確保するため、災害の防止や系統信頼度を保つ上で必要な設備対策を着実に 実施します。

部門コミットメント 《達成目標》

パワーグリッド・カンパニーの中立化・投資戦略

※ 金額はいずれも、2012~2016年の5年間累計

※ 設備関係費用は、修繕費と除却費の合計

【設備投資】 【設備関係費用】

前回総特 17,200

億円

前回総特 16,400

億円 削減目標

削減目標

▲3,000

億円 ▲1,500

億円

(21)

広域運営の推進(広域的運営推進機関への貢献、東西連系の増強、広域風力連系)

【AP60】

2015年度の広域的運営推進機関設立を目標に、拠点整備および設立準備に協力 します。

中部電力との広域連系箇所である新信濃変電所の周波数変換設備について、

現状の60万kWから150万kWへの容量増強(2020年運転開始)に向け、2014年度 から送電線運開ルート選定等の諸準備を開始します。

50Hz地域の地域間連系線を活用し、系統規模の大きい当社地域の調整力を利用 することによる、風力発電導入可能量拡大を目的に、2016年度中に実証試験を 開始します。

中立・透明な事業運営体制の確立【AP61】

当社の事業運営に関する情報開示について,系統連系に関するサービスを充実 させるなど、ネットワーク利用者の多様なニーズにきめ細かく対応します。

電気利用のスマート化(スマートメーター設置、ガス・水道との共同検針)【AP62】

2014年度からスマートメーターの設置を開始し、2016年度末には累計1,000万台の 取付を完了します。また、ガス・水道との共同検針を想定した実証試験を2015年度 に実施します。

再生可能エネルギー拡大(水力発電量の増大・島嶼地域系統高度化)【AP63】

再生可能エネルギーの拡大方策として、東京電力グループ全体での水力発電の 発電量を、2016年度までに年間発電量で400万kWh増強します。

島嶼地域における再生可能エネルギー連系可能量を、2016年度までに1,550kW 増強します。

ネットワーク利用環境

2 2

【周波数変換設備の増強】 【地域間連系線を活用した風力連系量拡大】

信濃 中信

豊根幹線豊根

新秩父 新高瀬川

東信 新北信 50Hz

60Hz

西群馬 南福光

加賀

越前

岐阜

嶺南

東山梨 新多摩

新秦野 西群 新秩父

新榛名

北近江

北部

新信濃 長野方面直流連系(90万kW)

の新設

柏崎刈羽

安曇幹線 上越

佐久

南信

南新潟幹線

佐久間

越美 幹線

現状の東西連系設備

(周波数変換所

佐久間(電源開発)30万kW

新信濃(当社) 60万kW

東清水(中部) 30万kW

合計 120万kW

(22)

MDMSMDMS ( (メーターデータ

マネジメント システム) ヘッドエンド

ヘッドエンド お客さまお客さま 管理システム 管理システム (TEPCO) スマートスマート

メータメーター

(集約装置)

ホームエリアネットワーク (宅内機器相互間

の通信ネットワーク)

ワイドエリア ネットワーク

WAN WAN

コンセント レータ

(データ収集 および通信制御

を行う装置)

FAN FAN

フィールドエリア ネットワーク

HAN HAN

HEMS HEMS HEMS

宅内宅内

(メーターまわりの 通信ネットワーク)

WAN WAN

お客さま お客さま 管理システム 管理システム (新電力等)

事業領域拡大

3 3

グループ企業外販事業売上げ【AP64】

パワーグリッド・カンパニーの連結対象子会社における外販売上げについて、2014

~2016年度の3年間累計で590億円を実現します。

海外送配電事業への参画【AP65】

海外での送配電インフラの更新や将来的な送配電事業へ投資も視野に入れた 事業性調査を、2014年度より開始します。

ネットワーク利用環境

2 2

【スマートメーター展開スケジュールの前倒し】

パワーグリッド・カンパニーの中立化・投資戦略

【当社の目指す電力システム全体のイメージ】

2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023

(台数)

法定取替

新増設

2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023

(台数)

法定取替

新増設 前倒し

導入期 加速期

見直し[

][7年展見直し 10]年展

風力

送電網

広域的運営推進機関

配電網

情報通信網

太陽光

水力 原子力

直流送電

変電所

電圧管理の高度化 広域系統

60Hz 地域

制御所

協調

蓄電池 急速充電器 EV

火力 海外

給電指令所 地域間融通能力拡大

地域間融通能力拡大 50Hz

地域 広域での需給調整

分散電源 大規模集中電源 系統特性の見える化

再エネ導入拡大 再エネ導入拡大

海外への展開と国際貢献 海外への展開と国際貢献

次世代の監視・制御技術

EV スマートメーター

【スマートメーターシステムの構成】

(23)

売上拡大・維持

1 1

電力販売を超えて、お客さまの立場に立って、お客さまを良く理解し、お客さまにとって 最も効率的なエネルギー利用を提案・提供します。

将来的には、お客さまの設備まで含めた、中長期的なインフラ利用コストを最小化する 商品・サービスの提供を目指します。

こうした活動を通じ、事業の発展を求める企業や、豊かで安心な生活を求める家庭の 希望の実現に役立つ「みらい型インフラ企業」を目指します。

アライアンスを活用した新サービスの提供開始・会員数拡大

オープンなプラットフォーム等を通じた暮らし・ビジネスのお役に立つ新サービス提供 アライアンスを活用した市場参入による全国エネルギー市場の競争活性化

売上拡大+540億円

スマートメーター・デマンドレスポンスによるみらい型料金ラインナップの展開

みらい型料金メニュー:スマートメーター取り付け顧客数の半分が加入

全国での電力販売の開始・拡大【AP66】

事業体制を早期に整備し、全国での電力販売を開始します。

販売拡大に向けたアライアンスを検討してまいります。

アライアンスを活用したガス販売の拡大【AP67】

電気&ガスのハイブリッド提案により、多くのお客さまの獲得を目指します。

二重導管規制やガス託送料金制度などのガス制度改革を前提とした、他社との アライアンスによるガス供給力確保と、販売拡大を目指します。

新サービス等による売上拡大【AP68】

グループ会社と連携したエネルギー関連サービスを展開してまいります。

2014年夏よりマンション一括受電サービスの試験実施を開始します。

暮らしのプラットフォーム※1の積極展開【AP69】

お客さまにお役に立つ新サービスを提供し、3年後に「でんき家計簿※2」会員数 1,000万軒を目指します。

需要開拓による売上拡大【AP70】

法人分野では、電気・ガスによるトータルエネルギーソリューションを展開してまいり ます。

家庭分野では、お客さまのライフステージに応じたサービス提案や情報発信、住宅 関連事業者さまへの提案営業を展開してまいります。

部門コミットメント 《達成目標》

カスタマーサービス・カンパニーの成長戦略

2014年度 東京電力グループ アクション・プラン

(24)

費用削減

みらい型料金ラインナップの展開【AP71】

2014年度中に、みらい型料金メニューのラインナップを決定します。

2015年度中に、でんき家計簿を利用した、みらい型料金メニューの予約受付を開始 します。

競争力ある電源調達【AP72】

競争力ある電源の早期調達に向けて、1,000万kW規模の入札を計画的に実施して まいります。

全国での電力販売向けの電源調達【AP73】

全国の自家発等の余剰電源へのアプローチを通じて、電源調達を目指します。

大規模調達に向けたアライアンスの可能性を検討してまいります。

アライアンスを活用したガス調達【AP74】

競争力のあるガス調達に向け、他社とのアライアンス交渉を開始します。

業務費用効率化【AP75】

業務集中化、委託範囲拡大、システム対応範囲拡大等により、要員生産性の向上を 図ります。

スマートメーター導入を踏まえ、要員生産性の向上を図ります。

【カスタマーサービス・カンパニーの目指すみらい型インフラ企業のイメージ】

電力

(スマートメーター・DRによる みらい型料金メニュー)

電力・ガスによる

トータルエネルギーソリューション

新サービス 商品 ガス

接点 お客さまとの接点の充実

(暮らしのプラットフォーム/ビジネスのプラットフォーム/ビッグデータ分析)

お客さま

スマートメーターを利用した住宅電化

お客さまとの接点 料金

サービス

調達

Web活用によるオープンなプラットフォームを提供

スマートメーター導入も契機に、DR等も含めた料金メニューをラインナップ エネルギーコストの最小化提案、エネルギー以外の暮らし・ビジネスに役立つ サービス提供

入札も活用した安価な電源調達、トレーディングの活用 コンセプト

調達

全国での 販売拡大

カスタマーサービス・カンパニーの成長戦略

(25)

(円) 800 600 (kWh)

12月1月2月

9月 3月4月

6月7月8月 10月11月 5月

400 200

1,000 今年のご使用量前年のご使用量

同じご契約容量のお客さまの平均ご使用量

(ご使用量の比較)

エネルギーコスト全体(電気・ガス料金、機器調達、運用費用等)の最小化を目指し、最適なエネル ギー利用を提案し、お客さまが安心してエネルギーを利用できる環境を創ります。

「でんき家計簿」を進化させ、お客さまにお役に立てるような電気に関連した魅力あるコンテンツを ご提供します。

将来的には、暮らし・住まいに関わる様々なサービスをご提供するオープンプラットフォームを目指 します。

【建物や設備の長期にわたるライフサイクルを通じたエネルギーの効率的な使い方をご提案】

【お客さまのライフイベントを通じ、暮らし・住まいに関わるより大きな付加価値を提供】

仕事が忙しく、慣れない 掃除や洗濯が大変

駅の近くの賃貸マンション を借りたい

住宅購入のため、立地や 価格の情報が知りたい

子供の独立に伴い、

リフォームしたい

安全・安心な暮らしを 楽しみたい

独立 結婚 住宅購入 住宅改修 セカライ

スマート電化ソリューション

エネルギー情報(でんき家計簿)

住宅ソリューション

生活情報 スマートメーター

暮らしのプラットフォーム

新設・改修に際してのエネ ルギー・設備の知見

一次支出を抑制するため の投資の外部化

最適運転のための維持 管理とチューンアップ

地震等の災害時に 備えたBCPの策定

使用状況等を踏まえた、

最新システムへの更新

計画 建設設置 運用 非常対応 改修

電力・ガスによるトータルエネルギーソリューション

電力・ガス販売 熱源設備提案

設備受託サービス(空調・給湯設備、受変電設備、蓄電池、常用/非常用発電機、太陽光発電 等)

エネルギー管理(見える化)サービス

法令対応コンサルティング/BCP策定支援コンサルティング 電気設備提案

太陽光等提案

※ BCP:Business Continuity Plan(事業継続計画)

(26)

参照

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2月 1月 12月 11月 10月 9月 8月 7月

10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月以降 平成26年度.