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<新任教員紹介 (Introduction of New Faculty Members)> 「新任のご挨拶」

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Academic year: 2022

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<新任教員紹介 (Introduction of New Faculty Members)> 「新任のご挨拶」

著者 清水 康子

雑誌名 総合政策研究

号 63

ページ 174‑174

発行年 2021‑09‑30

URL http://hdl.handle.net/10236/00029820

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「新任のご挨拶」

関西学院大学総合政策学部 教授 清水 康子

2021年4月に総合政策学部に着任しました。それ以前は、1994年から2019年まで国連難民高 等弁務官事務所に勤めており、その後、総合政策学部で客員教授をさせていただきました。

関学の卒業生でもあり、学部時代は経済学部、その後、社会人をしながら総合政策研究科で も学びました。上ヶ原時代は、古典芸能研究部に所属し、インドネシアセミナーにも参加し ていました。マスターだけが関学でなく、ハワイ大学で、Social Workを学びました。

前職では、ウガンダ北部、アフガニスタン、イエメン、コソボなど紛争地域からスイス、イ ンドのように比較的安定した国にも赴任しましたが、近年直面したことは、従来、難民支援 に積極的であった国を含め、世界的に難民の受け入れについて消極的、さらには、受け入れ た難民に対して厳しい規制で取り締まる国が増えたことです。難民は、基本的に、自分の国 に帰ることができない状況にあることを考えると、難民に就労させない、銀行口座を持たせ ない、難民の子供に小学校の卒業試験を受験させないなど、不合理な状況です。強制送還を 恐れた難民のリーダーたちが私の事務所に来て、「帰ったら殺される。」と涙ながらに訴えた こともありました。

そのような難民と働いた後、日本に帰ると「ランチ難民」だの「引越し難民」だの「〇〇難民」と いう表現の多さに驚きました。外国にいたときは、法律で定められた用語と日常での使用が 違っていても良いのではないかと思っていたのですが、日本の「〇〇難民」は「〇〇できなく て困っている人」程度に軽く使われていて、難民も「困っている外国人」くらいにしか理解さ れていないのではないだろうか、と思わされます。一方で、日本人の多くが難民になる可能 性も、あまり非現実的ではないように見えます。

大学のシステムに適応過程ですが、これからよろしくおねがいします。

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