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老 壮 年 者 の 皮 下 脂 肪 厚 に 関 す る 研 究

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Academic year: 2022

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(1)611. 779‑087. 717‑053. 819. 老 壮 年 者 の 皮 下 脂 肪 厚 に 関 す る 研 究 第1編 正 常 老壮 年者 の皮 下 脂肪 厚 につ い て 岡山大学 医学 部第一 内科教室(主 任:小 坂淳夫教 授) 小. 坂. 忠. 一. 〔 昭 和39年5月15日. 緒 皮 下 脂 肪 厚(以. 受 稿〕 研 究 対 象 と研 究 方法. 言. 下 皮 脂 厚 と 略記)の. 病 の検 査 に も採 用 され つ つ あ る.し か し現 在 栄 養 状 態 の判 定 基 準 と して は,専. ら身 体 計 測 が行 な わ れ て. 重,胸. 研 究 対 象 と して は,皮 脂 厚 の平 均 値 及 び 標 準 偏 差. 測 定 が,人 体. の肥 満 の程 度 の判 定 に用 い られ るよ うに な り,成 人. い る.そ して 身長,体. 郎. 囲,座 高 等 の 測定 値 を. 組 合 わせ た指 数 が用 い られ て い る.一 方 直 接 的 な 栄 養 状 態 の 指 標 と して は,皮 脂 厚,上 脾 囲,腹 囲 測 定. を 求 め,各 測 定 部 位 間 の 相 関 係 数 を求 め るた め に, 40才 以 上 の男 女102名 を え らん だ.次. に 体格,職. 種. に よ る測 定 値 の変 動 を み るた め に正 常 血 圧 者(最 大 血 圧150,最. 小 血 圧90mmHg以. 下) 307名 に つ き検. 討 した, Keys式. 皮 厚 計 はMinneapolis大. 学Keys教. 授考. 按 に よ る も の で あ り, Aは 皮 膚 面 に接 す る部 分 で25. 等 が あ る. こ の うち皮 脂 厚 測 定 につ い て は種 々な る報 告 が な され て い る1)‑12).従 来 の 皮 脂 厚 測 定 に は 大 別 して 測 経 器 (Martin,. Neumann,吉. (Oder, Batkin,. 田,八. Feer, Kuntze,. 木)と. 滑 測器. Tramer)の. 二種. の測 定 器 が 用 い られ て い る.こ の 測 定 器 に つ い て は. mm2の. 円面 積 を有 し, Bは. 部 分 で, 10g/mm2の. 発 条 が 内 被 され て い る. 圧 力 が加 わ る よ うに 調 節 す る. こ とが 出来 る. Cの 部分 は 目盛 が 刻 ま れ て, Dの 目 盛 と合 せ る こ と に よ り,常. に一 定 圧 力10gが. 皮膚. 面 に加 え られ るよ うに 調 製 さ れ て い る.. 各 研 究 者 に よ り多少 と も異 つ て い た が,測 定 時 に皮. 使 用 方 法 は被 測 定 者 を 立 位 に して,上 臆 測 定 の 場. 膚 に一 定 の 圧 を 加 え る とい う事 に よ り,大 きな 発 展. 合 は 右 上 膊 を 下 垂 位 と し, 3頭 筋 の上 膊 で, Acro mionの. が も た ら され た. 著 者 は 図1に 示 す よ うな, Keys式. 皮厚計 を 用い. て 正 常 老 壮 年 者 の 皮 脂 厚 の測 定 を 試 み,そ. の測 定 値. 頂 点 とOlecranonを. 腹 部 は 臍 右 測 部1cmの. 結 ん だ 線 上 で 測 定 す る.. 部 位 で臍 と 同 一 水 平 位 で,. 脊 部 測 定 の 場 合 は,右 肩 胛 骨 尖 部 で測 定 した.皮 膚 を把 持 す る方 法 は,い づ れ の 部 位 で も左 手 の拇 指 と. に つ い て 検 討 を 加 え た.. 他 の4指 で 皮 膚 を把 み 上 げ,人 体 の 長 軸 に平 行 に 図1.. Keys式. 皮厚計. 襞 を つ くり,把 み 上 げ た 拇 指 よ り1cmの mmま. で測 定 した.. 測 定 回 数 は 各 部 位 毎 に5回 宛 測 定 した. 研 (1). 年 令,性. 対 象102名. の 如 くで あ る.即. mm,. 成. 令 別 の 各 部 位 の 測 定 値 は 表1. ち,男. 子 で は 腹 部 の 皮 脂 厚 値 は40. 50才 代 で8.3mm,. 70才 代 で6.1mm,. 上 膊 部 で は,そ で あ る.ま. 績. 別 に よ る各 部 位 の測 定 値. の 性,年. 才 代 で4.9mm,. 究. 60才. 代 で6.8. 80才 代 で4.1mmで. れ ぞ れ4.0,. た 脊 部 の そ れ は,. 4.8, 6.8,. 4.8, 8.4,. 皺. 点 で, 0.5. あ る.. 4.9, 8.3,. 2.7mm 7.1,.

(2) 394. 小 表1.. 5.5mmで. 坂. 比. 体. 忠 重. 一. 郎. と. 皮. 脂. あ る.以 上 よ り男 子 に お い て は 各 部 と も. に50才 代 が 最 も大 で あ り,次 い で60才,. 厚. 表2.. 皮 脂 厚 の相 関. 70才 代 の 順. で あ る. 女 子 にお い て は,腹 部 皮 脂 厚 値 は, 40才 代 で11.2, 50才 代 で13.0, で6.3mmで. 60才 代 で9.8,. 70才 代 で6.7,. あ り,上 膊 部 の それ は, 8.0,. 7.2, 6.7, 4.9mmで 8.9, 6.1,. 5.4mmで. 80才 代 10.2,. あ る.ま た脊 部 で は9.7,. 11.3,. あ る.女 子 に お いて も,上 記. の男 子 とほ ぼ 同 様 の傾 向 が み られ る. ま た 男 女 と も に各 部 位 の測 定 値 の 間 に は平 行 関 係 が み られ る. 男 子 に お け る測 定 値 は各 年 令 と も脊 部 が最 大 で あ り,次 い で腹 部,上 膊 部 で あ る. 女 子 に お い て は,男 性 と は逆 に腹 部 が 最 大 で あ り,. 更 に 男女 と も に比 体 重 と よ い相 関 を 示 す の は脊 部 の測 定 値 で あ る.. に示 す 如 くで あ る.即 ち,男 子 で は 腹 部 皮 脂 厚 と上 膊 部 皮 脂厚 値 の 間 で は, 40才 代 で相 関 係 数0.21, 60才 代 で0.74,. 上 膊 部 と 脊 部 との 間 で は,そ. 50. 70才 代 で0.59で あ り, れ ぞ れ0.68,. 0.57,. 0.76, 0.59で あ る.ま た 脊 部 と腹 部 と の 間 で は,そ れ ぞ れ0.75,. 50才 代 で0.74,. 60才 代 で0.34,. 70才 代 で. 0.46で あ り,上 膊 部 と脊 部 の 間 で は,そ れ ぞれ0.47, 0.46,. 0.13,. 0.54で あ る.ま た 脊 部 と腹 部 の 間 で は. 0.41,. 0.72,. 0.92で あ る.. た.. 数 別 は 表3の 如 くで あ る.指 数 は0.89以 下,. 0.90〜1.00,. 1.01〜1.10. 1.11以. 上 の4階 段 に 分類. した. そ の うち の268名 の 男 子 につ い て の 各 部 位 の 測定 値 の 平 均 値 は 図2の 如 くで あ る. 腹 部 皮 脂 厚 は30才 代 で10.2, 40才 代 で11.2, 代 で10.1,. 60才 代 で6.6,. 70才 代 で6.3mmで. 5.5mmで. あ る.. 6.4, 5.6, 5.4,. あ る.. 脊 部 皮 脂 厚 は,そ れ ぞ れ8.5, 7.3mmで. 50才. 11.0, 10.2, 8.6,. あ る.. 以 上 よ り測 定 値 の変 動 が 大 で あ る の は腹 部 皮 脂厚 で あ り, 60才 代 に な る と,そ の 値 は 急 激 に小 とな る.. 部 と腹 部 の. ま た40才 代 が 各 測 定 値 と も最 大 で あ る. Broca指 数. た は 脊 部 で あつ. が0.89以 下 の も の に つ い て 検 討 す る と 図3に 示 す 如. 即 ち男 女 と も最 も相 関 が 高 い の は,脊 間 で あ り,次 い で 上 膊 部 と腹 部,ま. 小 血 圧90. 下) 307名 につ き検 討 した.そ の性 別,年. 上 膊 部皮 脂 厚 は,そ れ ぞ れ9.2,. 0.58, 0.99, 0.56で あ る.. 女 子 に お い て は,上 膊 部 と腹 部 と の 間 で は40才 代 で0.53,. mmHg以 令 別,指. 次 に各 部 位 の 測 定 値 間 の相 関 係 数 を 求 め る と表2. 才 代 で0.61,. (2) Broca指 数 と皮 脂 厚 正 常 血 圧 者(最 大 血圧150mmHg,最. 次 いて 脊 部,上 膊 部 の 順 で あ る.. くに な る.即 ち,男 子 で は 腹 部 皮 脂 厚 値 は40才 代 で.

(3) 老壮 年者の皮下脂肪 厚に関す る研究 表3.. 図2.. 395. 正 常 血 圧 者 の年 令 と比 体重. 正 常 血 圧者 の 皮 脂厚. 脊 部 で は,そ. れ ぞ れ5.2,. 7.8,. 子 に お い て は 腹 部 で は.そ で あ り,上 あ る.ま. 膊 部 は,そ. 6.1mmで. れ ぞ れ6.6,. た 脊 部 で は,そ. あ る.女. れ ぞ れ7.8,. 7.3,. 7.5,. れ ぞ れ8.4,. 8.1mm. 7.6mmで. 8.0,. 7.4mm. で あ る.. 以 上 よ り男 子 は50才 代 で は 脊 部 が 最 大 で あ り, 40 才, 60才 代 で は腹 部 が最 大 で あ る.女 子 で は 最 大 値 を示 す の は 脊 部 で あ り,次 い で腹 部,上 膊 部 で あ る. この こ とよ り正 常 な発 育 に よ る栄 養 の 指 標 と して は 脊 部 皮 脂厚 値 が 最 適 と考 え られ る. Broca指 数 と皮 脂 厚 値 の 関 係 を 更 に詳 し く検 討 す るた め,男 子 につ き,指 数 別 に各 部 位 の皮 脂 厚 を 検 討 す ると 図4の 如 くな る. 図4.. 図3.. 正常血圧 者の皮脂厚. Broca指 の も の, 7.2,. 50才 代 で6.6,. 上 膊 部 で は,そ. 比 体 重 と皮 脂 厚. 60才 代 で6.6mmで. れ ぞ れ4.3,. 4.6,. 5.2mmで. ある. ある.. 数 に よ り, 0.89以. 上 の も の,. 下 の も の の3群. 腹 部 皮 脂 厚 は3群 5.6mm,. 1.10以. に お い て,. 40才 代 で24.0,. 13.0,. 1.09〜0.90. に 分 類 し た. 30才 代 で21.5, 7.1mm,. 13.6,. 50才 代 で.

(4) 小. 396. 24.0,. 11.2,. 6.5mm,. 6.0才. 代 で10.0,. 6.3,. 坂. 忠. 一 郎 図5.. 6.5mm. 職 業 と皮 脂 厚(事. 務 員,工 員). で あ る. 脊 部 皮 脂 厚 に つ い て は, 10.3,. 6.3mm,. 40才. 才 代 で18.5,. 11.5,. 7.5mmで. 3群. で,. 代 で21.4, 7.9mm,. 30才. 代 で14.3,. 12.3, 6.0才. 8.2mm,. 代 で9.0,. 50 6.6,. あ る.. 上 膊 部 皮 脂 厚 につ いて は, 3群 で, 30才 代 で8.6, 7.0,. 5.3mm,. 代 で9.4,. 40才 代 で12.0,. 4.6mm,. 7.0,. 60才 代 で7.4,. 4.3mm,. 4.5,. 50才. 5.2mmで. あ る. 以 上 よ りBroca指. 数 の 大 な る も の は,皮 脂 厚 値. も大 で あ り,特 に腹 部 皮 脂 厚 値 が 大 で あ る. 次 い で 脊 部,上 膊 部 で あ る. Broca指. 数 の小 な る. もの に お い て も,皮 脂 厚 値 の大 き さ の 順 位 は変 らな い が,腹 部 と脊 部 の 差 が 小 と な る. 特 にBroca指. 数 が0.89以 下 とな る と 脊 部 が 腹 部. よ りも大 と な る.即 ち3測 定 部 位 の う ち最 も平 均 し. 図6.. 職 業 と皮 脂 厚(農 業). た 値 を示 す の は 脊 部 皮 下 脂 肪 厚 で あ る. ま た年 令 別 に 検 討 す る と,各 部 位 の 測 定 値 と もに 40才 代 が最 も大 で あ る. Broca指. 数110以 上 の もの. で は50才 代 に お い て も腹 部 の 測 定 値 は40才 代 と差 が な い. しか し指 数 の 大 小 を 問 わ ず60才 代 に な ると各 部 位 の測 定 値 は 急 激 に小 と な る. (3) 職 業 に よ る皮 脂 厚 職 業 に よ る皮 脂 厚 値 の変 化 を み る と図5, 6に 示 す 如 くで あ る. 事 務 職 員,軽 労 働 を 主 と す る工 員,農 業 に従 事 す る も の の3群 に つ い て 検 討 した. 腹 部 の 皮 脂 厚 値 に つ い て, で8.2, 子),. 12.0mm,. 11.8mm(女. 3群 に おい て, 30才 代. 40才 代 で16.3,. 10.7,. 子), 50才 代 で13.3,. (男 子), 14.3mm(女 業 従 事 者 は5.8(男. 子)で. 5.3(男. 10.0,. 5.0. あ る.ま た60才 代 の 農. 子), 9.9mm(女. 子)で. あ る.. 脊 部 の 皮 脂 厚 値 に つ い て は, 3群 にお い て, 30才 代 で8.3,. 8.5mmn,. 子), 9.0mm(女 (男子),. 40才 代 で14.0,. 子), 50才 代 で13.0,. 14.6mm(女. 農 業 従 事 者 は6.4(男. 子)で. 4.1mm,. あ る.ま. 子), 7.4mm(女. 上 膊 部 の 皮 脂 厚 に つ い て, で6.7,. た60才 代 の 子)で. 40才 代 で10.1, 5.8,. 子), 50才 代 で8.1,. 4.0mm(女. 子)で. あ る.ま. 子),. 8.1mm(女. あ る.. 5.2(男. 5.3, 5.4(男. 子), 子),. た60才 代 の農 業 従 事 者 子)で. 腹 部の測定値が増大 す る.こ れ に反 して工員 におい ては腹 部 と脊部 の測定値 の間に明 らかな差がみ られ ない.農 業従事者 においては各部の測定値 の間に差 がな く,特 に腹部 の測定値 が他の職業 に比較 して大 でな く,上 膊部 の値 が大 であ る.. 10.4, 6.5. 3群 に お い て, 30才 代. 7.6mm(女. で は4.5(男. 10.5, 6.0(男. り,特 に事務職員 においては40才代 にな り,急 激 に. あ る.. 以 上 よ り皮 脂 厚 値 の う ち最 大 を 示 す の は 腹 部 で あ. 考 按 と総 括 皮 脂厚の測定 が,人 体の肥痩 の直接 的測定法であ り,体 重測定 よ りす ぐれてお り,人 体 の肥満 と疾病 罹患率,死 亡率 との関係 が研究 されて いる12)‑14). 著者 の使用 したKeys式. 皮厚計 は測 定時に被検者. の皮膚 に一定 の圧力 を加 え られ る点 が,現 在までの 問題 点を解決 した もの と考え られ る. 多 くの学者 は臍 右側 部の皮脂厚 を栄養標尺 として.

(5) 397. 老壮年者 の皮 下脂肪厚 に関す る研究 い る.し か しBrozek等4). 11)は 多 数 の実 験 に よ り,. 上 膊 と肩 胛 骨 尖 部 の皮 脂 厚 測 定 が,個 体 の 脂 肪 の特. は,正 常 胸 型,広. 胸 型,狭 胸 型 につ いて,最. と な るの は皮 脂 厚 で あ り,次 にRohrer指. も指 標. 数,体. 重. で あ ると 述 べ,麻 生11)も 同 様 な 意 見 を 述 べ て い る.. 異性 を 充 分 に示 す部 位 で あ る とい う. 皮 膚 の 把 持 法,測 定 時 の 圧 力 に よ る測 定 誤 差,く. 著 者 の 研 究 に お い て も, Broca指 数 と 各測 定 値 は全. り返 しに よ る測 定 誤 差 に つ い て の 詳 細 な 検 討 は 麻. く平 行 関 係 が あ るが,最. 生11)に よ つ て な され て い る が,い. られ る の は脊 部 皮 脂厚 値 で あ る.腹 部皮 脂 厚 は 指 数. づ れ も そ の誤 差. は僅 少 で あ る.. も平 行 関係 を 有 す る と考 え. 0.89以 下 で は 脊 部 皮 脂 厚 よ り も小 と な る.. 皮 脂厚 測定 値 と身 長 との 相 関係 数 は小 で,身 長 の. 職 業 に よ る皮 脂 厚 測 定 値 に つ い て は,現 在 報告 は. 大 小 に よ る影 響 は小 で あ る15).ま た皮 脂 厚 測定 部 位. 少 な く,著 者 の 研 究 で は,肉 体 労 働 を す る もの,主. につ い て は上 膊 と肩 胛 部 が 最 適 と され て い る11)16).. と して坐 業 を す る も の と の 間 には 明 らか な 差 が み ら. 各 部 位 間 の相 関係 数 は 男 女 と も に高 く,こ の 成 績. れ た.即. ち坐 業 を 主 とす る もの は.各 測定 値 と も大. で あ り,と. は 麻生 の成 績 と よ く一 致 す る11). 正 常 日本 人 の上 膊 部 皮 脂 厚 に つ い て は,男 子 に お. くに腹 部 の測 定 値 が大 で あ る.肉 体 労 働. を 行 な うも の も腹 部 皮 脂 厚 が 最 大 で あ るが,脊 部 測. いて は25〜40才 の青 壮 年 期 が 高 く,女 子 で は15〜19. 定 値 と の差 は少 な い.ま た 腹 部 皮 脂 厚 の変 動 は 各 測. 才 が 最 大 で,年 令 の 増 加 と と もに,低 下 す る と い わ. 定 値 の う ち,最. も変 動 が 大 で あ る.. れ て い る11).著 者 の 成 績 に よ ると,女 子 も男 子 同 様 に青 壮年 期 が 最 大 値 を 示 す.こ. 結. の事 実 は 女 子 に お い. 正 常 老 壮 年 者 の 皮 下 脂 肪 厚 をKeys式. て も40才 代 を 中 心 と して 肥 満 の傾 向 が み られ る こ と. (1) 上 膊 部,腹 部,脊 部 の3測 定 部 位 間 に は 有 意. 性 別 上 膊 皮 脂 厚 値 の比 較 は,諸 報 告 と も,い か な る年 令 にお い て も,女 子 は 男 子 よ り,著 し く大 きい. な相 関 を認 め た. (2). 傾 向を 示 して い る. 臍 右側 部皮 脂 肪 厚 測 定 値 の 研 究 は,直 接 的 栄 療 状. (3). (4) 年 令 的 には 男 女 と も に40才 ま た は50才 が最 も 大 で あ り,年 令 の 増 加 と と もに減 少 す る. (5) Broca指. 女 と もに40, 50才 代 が最 大 の 値 を 示 して い る. 性 別 臍 右 側 部 皮 脂 厚 値 の比 較 は,い づ れ の年 令 に. 数 と各 測 定 値 は平 行 関 係 が あ る が,. 腹 部 は そ の変 動 が 激 し く,脊 部 が栄 養 標 尺 と して 最 も優 れ て い る.. お い て も,女 子 は男 子 よ り大 で あ る.. (6) 職 業 別 で は,坐 業 を 主 と す る もの は,腹 部 の. 脊 部 皮 脂厚 測定 値 で は,や は り前 述 の 上 膊,腹 部 と 同様 な傾 向 が み られ る.即 ち男 女 と もに40才,. 50. 才 が最 高 値 を示 し,女 子 が 各 年 令 と もに男 子 に 比 較. 測 定 値 が 大 で あ り,肉 体 労 働 を 主 と す る もの で は, 腹 部 と脊 部 測 定 値 の差 が 少 くな い.. して 大 で あ る.. (小 坂 教 授 の御 指 導 を 深 謝 し ます.) 数 と皮 脂. 厚 測 定 値 につ い て 比 較 検 討 を 行 な つ た.竹. 内8)‑10). 参. 考. 1) Oder, G.: Med. Klinik., 34: 17, 1910. 2) Batkin, S..: Jahr. f. Kinderh., 83:. (本 論 文 の要 旨 は 第3回. 文. 献. 5) Neuman,. 1915.. 日本 ジ ェ ロ ン トロ ジー 学. 会 総 会 で 発 表 した.). 103,. 3) Oder, G.: Med. Klinik., 1: 1, 1909. 4) Brozek, J. and Keys, A.: Brit. J . Nutr., 5: 206, 1951.. 3部 の 測 定 値 は い づ れ も女 子 が 男 子 に比 較 し. て 大 で あ る.. ま で で あ り,男 子 は年 令 の 増 加 と と もに大 とな り, 女 子 で は 明 らか な 関係 を み な い.著 者 の成 績 で は 男. 3部 の測 定 値 は腹 部 が 最 も大 で あ り,次 い で. 脊 部,上 膊 部 で あ つ た.. くの 報 告 が. あ る1)3)5)7).そ れ 等 の成 績 の多 くは15才 〜50才 前 後. 次 に従 来 よ り用 い ら れ て い るBroca指. 皮 厚 計 で測. 定 し,次 の結 果 を 得 た.. よ り,当 然 の こと と考 え られ る.. 態 の 判定 標 尺 と考 え られ て い るの で,多. 語. R. W.:. Human. Biology, 27:. 53,. 1955. 6) Pascale,L. R.: Army. Med. Nutr. Lab. Rep .,. 162 Corolado, 1955. 7). 八 木:労. 8). 竹 内.:東. 働 科 学 研 究, 京 医 学 会 誌,. 7:昭5.8: 46:. 1,昭6.. 2252,昭7..

(6) 398. 小. 9). 竹 内.:民. 族 衛 生.,. 10). 竹 内.:体. 育 研 究.,. 11). 麻 生.:医. 学 研 究., 27:. 昭32.. 28:. 2223,. 2:. 坂. 忠 一. 郎 1007, 1951.. 1,昭8.. 1:. 14) Arnold, B.. 5号,昭9. 1600,昭32,. 27:. et al: Wayne. Universiky press,. 1956.. 1609,. 15) Brozek, J.: Wayne Universitypress,1956.. 昭33.. 12) Brozek, J. and Keys, A.: Science,112: 778,. 16) Keys, A and Brozek,J.: Physiol.Rev. 33: 245, 1953. 1950. 13) Armstrong, D. B. et al: J. A. M. A., 147:. Studies Part ‡T. on. Skinfold. Skinfold. Thickness. thickness. in. in the. the. Aged. Normal. Aged. by Chuichiro The. First. Department. of Internal (Director:. Kosaka. Medicine, Prof.. Dr.. Okayama K.. University. Medical. School.. Kosaka). Skinfald thickness was measused in 102 subjects aged over 40 years using Keys's Caliper and its relationship by measuring points was considered. Furthermore it was studied in 307 normel subjects with blood pressure less than 150mm Hg (systolic) and 90mmHg (diastolic), in order to investigate a variation of the skinfold thickness by the body build and occupation. Upper arm, abdomen and back ware chosen as a mesuring point. Following results were obtained. (1) The Skinfold thickness measured at three point were highly correlated among them. (2) The skinfold thichness revealed largest in abdomen. (3) The skinfold of the females, at each measusing point and each group, surpassed that of the males. (4) The skinfold thickness was largest in the subjects aged between 40 and 50 years in both sex. (5) Remarkable variation was seen in the skinfold thickness measured in abdomen and that mesured in back was considered to be best as a nutritional index. (6) Skinfold thickness measured in abdomen was considerablly larger in the sedentary workers. No significant difference was seen in the thickness between abdomen and back in the manual workers..

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参照