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修 士 論 文 概 要 書 Summary of Master’s Thesis

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Academic year: 2022

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(1)修 士 論 文 概 要 書 Summary of Master’s Thesis Date of submission: _2_/ 1_/_2013 (MM/DD/YYYY) 専攻名(専門分野) 情報理工学専攻 Department. 氏 名 Name. 学籍番号 研究指導名 情報システム設計 Student ID Research guidance number 研究題目 Title. 大岸 龍司. 指 導 教 員 Advisor. CD. 5111B019-5. 印 望 Seal. 戸川. センサネットワークにおける低消費電力化指向MACプロトコルに関する研究. 1.序論. 2.センサネットワークにおける同期型 MAC プロトコルに関する研究動向 同期型 MAC プロトコルとして,SMAC プロトコル, adaptive SMAC プロトコル,UMAC プロトコルの 4 つのプ ロトコルについて解説する. SMACプロトコルは同期型MACプロトコルの基本となるプ ロトコルでWei Yeらによって提案された.SMACプロトコル はノードを駆動させている時間(listen時間) とノードの電源 を切っている時間(sleep時間) を周期的に繰り返す動作を 基本としている.SMACプロトコルでは,duty cycleは一定 であるため,ネットワークの負荷が大きいときにはパケット の損失が大きくなり,ネットワークの負荷が小さい時には無 駄に電力を消費してしまう.つまり,ネットワークの負荷の増 減に対応できないという特徴を持っている. adaptive SMACプロトコルはsleep時間による遅延を考慮 したSMACプロトコルである.また,パケット受信の際に sleep状態がlisten状態に変わってしまうことを防ぐことにより, idle listening状態を削減している. UMACプロトコルは無駄な消費電力となるidle listening状 態を削減する目的でduty cycleを決定する手法である. duty cycleの決定基準は送受信時間に対するidle listening. 状態の割合と1周期に受信されたパケットの平均遅延時間 である.UMACプロトコルの特徴としてduty cycleが小さいと きと大きいときの変化量がn%で等しいためネットワークの状 況の変化が大きい時には消費電力に無駄が生じてしまう. またパケットキューにパケットがためられている場合はネット ワークが輻輳状態でなくてもduty cycleを大きくしてしまう.. 3.低消費電力化を目的とした SMAC プロトコ ル duty cycle 最適化手法 SMACプロトコルでは,duty cycleが固定でありネットワー クトラフィック量の変化に対応できないため,パケット遅延時 間や消費電力量が増加してしまう.本論文では,SMACプ ロトコルにおいてパケット到着間隔に対するidle listening状 態の割合を調べ,その結果をもとにidle listening状態を最 小にするようにduty cycleを動的に変化させる手法を提案 する.図3.1にSMACプロトコルにおけるパケット発生間隔 毎のidle listening状態の割合を示す.パケット到着間隔毎 にidle listening状態が最小になるduty cycleが異なる.各ノ ードはパケット到着間隔をパケットキュー長で判断し次周期 のduty cycleを決定する. duty cycle最適化アルゴリズムを図3.2に示す. 100 90 idle listeningの割合(%). 近年,あらゆるものに電子機器が搭載され,それらがネッ トワークでつながることにより,いつでも,どこでも,どんなも のでも容易にコミュニケーションができるようになった.こうし たユビキタスネットワークの実現においてセンサネットワーク は欠かせない技術の一つでありいたるところで利用されて いる.例えば,地震センサは首都圏で2005年に2000箇所 であったのに対し2012年では4000箇所と2倍に増大してい るという現状がある.また,センサネットワークの市場規模は 全世界で2021年までに2011年の約4倍の規模にまで拡大 していくと予想され,今後はスマートグリッドなどのエネルギ ー分野と交通・インフラ分野,また医療分野においてもセン サネットワークの利用拡大が期待されている.こうしたセン サネットワークにおける課題の一つとして低消費電力化が ある. 本論文では,センサネットワークにおける低消費電力化を 目的としたMACプロトコルを提案し,ns-2を用いてシミュレ ーション評価する.. 80 70 1.432 1.05 0.65. 60 50. 0.4. パケット発生間隔(s). 0.2. 40 10. 20. 30. 40. 50. 60. duty cycle(%). 70. 80. 0.1 90. 100. 図3.1: SMACプロトコルのduty cycleを変更することによる idle listening状態の割合. 図3.2にduty cycle最適化アルゴリズムを示す.どのノー ドも初期duty cycleを5%とする.ここで初期duty cycleとはパ ケットキューにパケットがたまっていない場合のduty cycleと する.受信ノードにパケットが到着すると,パケットキューに ためられるため1周期で増加したパケットキューを計測し,.

(2) その値によってidle listeningの割合が最小となるduty cycle に変更する.ただし,パケットキュー長が9以上の場合は dutycycleを90%にすることによりパケットキューに残ったパ ケットの処理速度を向上させる.また,1周期ごとに計測を 続けその都度次周期のduty cycleを決定する.パケットキュ ーにパケットがなくなったらduty cycleを初期duty cycleに 戻す.. あることが分かった.また理論値を用いた数値シミュレー ションと比較することにより提案手法の正当性を示した. 図 4.2 および図 4.3 は送受信間における平均遅延時間,平均ス ループットを示す.パケット到着間隔が 1(s)のときは他のプロトコル よりも良い結果となり 2(s)以降ではほぼ同じ結果を示した. 60 UMACプロトコル. adaptive SMACプロトコル. 平均値円時間(s). 開始. duty cycleを5%に設定. cycle時間の設定. duty cycle=90%に 設定. cycle時間の設定. 9個以上. SMACプロトコル. 50. 提案手法(初期duty cycle=5%). 30. 20. 10. 0. 0個. パケットキュー長 を計測. 40. 1. 2. 3. cycle時間の設定. 5. 6. 7. 8. 9. 10. パケット到着間隔(s). 図 4.2: 平均遅延時間の比較. 1~8個. duty cycleを40~100% に設定. 4. 1周期でたまった パケット数を計測. 4000 SMACプロトコル. 図 3.2: duty cycle 最適化アルゴリズム. 3500. 平均するープット(bps). adaptive SMACプロトコル. 4.シミュレーション評価 本論文では,ns-2 を用いて提案手法を実装し評価を行 う.評価項目は送受信間での遅延時間およびスループッ ト,消費電力量とする.また,設定条件は表 4.1 に示す.. 3000. 提案手法(初期duty cycle=5%). 2500 2000. 1500 1000 500. 0 1. 表 4.1: シミュレーション時の設定条件. 16000 14000. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. パケット到着間隔(s). 送信電力. 24.75(mW). 受信電力. 13.5(mW). idle 電力. 13.5(mW). 休止電力. 15(μW). packet size. 400(Bytes). control packets. 10(Bytes). パケット到着間隔. 1~10(s). 送信パケット数. 120(packets). 図 4.3: 平均スループットの比較. 5.結論. SMACプロトコル. adaptiv SMACプロトコル. UMACプロトコル. 数値シミュレーション(初期duty cycle=5%). 数値シミュレーション結果との比較ではほぼ同じ挙動を 示した.SMACプロトコルと比較するとパケット発生間隔が 1(s)~10(s)の間では消費電力量が54%~60%の削減された. DSMACプロトコルとの比較ではパケット発生間隔が1(s)~ 10(s)の間では最大で44%,UMACプロトコルとの比較では 最大で25%の消費電力量が削減された.どのパケット到着 間隔をとっても提案手法によるプロトコルが最も低消費電 力であることがわかった. 送受信間でのパケット遅延時間はパケット発生間隔が短 いほどSMACプロトコルに比べ短くなり,パケット発生間隔 が大きいと長くなる結果となった.一方で,スループット はすべてのパケット発生間隔において大きくなり,パケット 発生間隔が短いほど増加率が大きくなった.. 提案手法(初期duty cycle=5%). 12000. 消費電力量(mJ). 2. 10000 8000 6000 4000 2000. 本論文に関する発表業績. 0 1. 2. 3. 4. 5 6 パケット到着間隔(s). 7. 8. 9. 図 4.1: 消費電力量の比較. 図 4.1 に消費電力量の比較を示す.消費電力量では, SMAC プロトコル,adaptive SMAC プロトコル,UMAC プロ トコルとの比較を行い,どのプロトコルよりも低消費電力で. 10. 国内会議(査読付) 1.大岸龍司,柳澤政生,戸川望,” センサネットワーク低 消費電力化のためのS-MACプロトコルduty cycle最適化手 法,"情報処理学会マルチメディア分散協調とモバイル (DICOMO 2012),pp. , 2012..

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参照

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