ニックリッシュによるリスク・マネジメントについての一考察
全文
(2) 第59巻. は. 第1号. じ. め. に. ニ ッ ク リ ッ シ ュ の 研 究 活 動 を 概 観 す れ ば,1912年 た,組. か ら1915年. は,「 組 織 論 』 で 公 開 さ れ. 織 一 般 論 の 構 想 に 彼 が 没 頭 して い た 時 期 と み な さ れ て き た が(1>,同 時 に,規. 範的経. 営 学 の 構 想 に 着 手 し た 時 期 と 考 え られ る(2)。 と こ ろ で,彼 有名な. は,1915年7月. に,マ. ン ハ イ ム 商 科 大 学 の 学 長 と して,開. 「利 己 心 と 義 務 感 」 を 講 演 して,ブ. 学 年 次 式 典 で,. レ ン タ ー ノ(Brentano,L.)を. 済 学 と 商 科 大 学 の 必 要 性 を 強 調 し た(3)。 しか し,彼. の 研 究 は,本. 批 判 して,私. 経. 稿 で 検 討 す る 小 冊 子 「事. 業 に お け る 戦 争 リ ス ク と 戦 争 決 算 書 の た め の 資 産 の 評 価 』(DasKriegsrisikoimGeschaft unddieBewertungdesVerm6gensfUrdieKriegsbilanz)が. 明 示 す る よ う に,戦. 企 業 経 営 に 及 ぼ す 影 響 に あ っ た 。 こ れ は,論 verkehrwahrenddesKrieges)が,同. 文. 時 期,つ. 争が. 「戦 争 中 の 支 払 い の 流 れ 」(DerZahlungsま り,1915年. に 公 開 さ れ て い る こ と で も,. わ れ わ れ は 確 認 で き る ㈲。 こ の 点,第 作 は,た. 一 次 世 界 大 戦 に 起 因 す る 問 題 を 取 り上 げ た,ニ. と え ば,最. 属 の 輸 出 制 限 や,米 も た らす が,個. ック リ ッシ ュ に よ る上 記 の 著. 近 の 地 震 ・津 波 ・台 風 な ど の 天 災 は も ち ろ ん,た 国 で の 輸 入 品 ボ イ コ ッ ト運 動 な ど,国. と え ば,石. 油や貴金. 民 生 活 に大 きな リス ク と障 害 を. 別 の 企 業 内 で の 経 営 活 動 に は 起 因 しな い 社 会 リ ス ク を 考 察 す る た め に,戦. 争 を 「社 会 問 題 」,戦 争 の リ ス ク を 「社 会 リ ス ク」 に読 み 換 え れ ば,今. 日 で も十 分 な 意 義. が あ る とわ れ わ れ は考 え る。 本 稿 で は,「 ニ ッ ク リ ッ シ ュ に よ る リス ク ・マ ネ ジ メ ン ト」 と 題 して,ま 文. 「戦 争 中 の 支 払 い の 流 れ 」 を 用 い て,社. 会問題. ず,1で,論. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉 が 全 体 経 済. (1)VglNicklisch,H.(1920):DerWegaufwarts!Organisation,Stuttgart.Vorwort.;参 照。 鈴木辰 雄訳 シ ュの. 『組 織. 向 上 へ の 道 」 未 来 社1975年3頁;参. 『組 織 論 』 に つ い て の 一 考 察 」 商 経 学 叢. 第57巻. 照 。 拙 稿(2010)「. (2)VglNicklisch,H.(1934):Profitlehre?,Berlin1934.S.7.;参 シ ュの. 「金 儲 け 論 か?」. 照 。 拙 稿(2011)「. に つ い て の 一・考 察 」 商 経 学 叢. ニ ック リッ. 第1号2010年146頁. 第58巻. ニ ッ ク リッ. 第2号2011年339頁. (3)VglNicklisch,H.(1915c):RedeUberEgonismusundPflichtgefUhl,in.ZfHH.1915.S.103 左 一S.104右.;参 期大学研究紀要 著 ・渡 辺 朗 監 訳 (4)な. お,小. 冊子. 照。森. ニ ッ ク リッ シ ュ 辺. 利 己 心 と義 務 感 」 名 古 屋 市 立 女 子 短. 朗 訳(1996)「. 利 己 主 義 と 義 務 感 」(大 橋 昭 一・編. 『ニ ッ ク リ ッ シ ュ の 経 営 学 』 中 央 経 済 社1996年)122-124頁 『事 業 に お け る 戦 争 リス ク と 戦 争 決 算 書 の た め の 資 産 の 評 価 」 と 論 文. 支 払 い の 流 れ 」 は,小 さ れ た た め,本. 哲 彦 稿(1996)「. 第56集1996年18-19頁;渡. 冊 子 『利 己 心 と義 務 感 』 よ り も早 く,機. 稿 で は,こ. 関誌. の 機 関 誌 で の 掲 載 頁 を 注 記 で は用 い る。. 一224(224)一. 「戦 争 中 の. 「商 業 学 と 商 事 実 践 」 に 掲 載.
(3) ニ ック リッ シ ュ に よ る リス ク ・マ ネ ジ メ ン トにつ い て の 一・ 考 察(牧 浦) と 個 別 経 済 で の 支 払 い の 流 れ に 対 して 及 ぼ す 影 響 に つ い て 概 観 す る 。 そ して,IIで,小. 冊. 子 「事 業 に お け る 戦 争 リ ス ク と 戦 争 決 算 書 の た め の 資 産 の 評 価 』 を ほ ぼ 全 訳 しな が ら,成 果分配問題. そ の 結 果 と して の 企 業 の 維 持 の た め の 方 策 に つ い て 考 察 す る 。. 1社. 1支. 会問題 〈【筆者補足】原文 は戦争〉 の期 間中の支払 いの流れ. 払 能 力 と債 務 超 過. 支 払 い の 流 れ(Zahlungsverkehr)の keit)で. あ る 。 ま た,こ. 経 営 経 済 上 で の 基 礎 は 支 払 能 力(Zahlungsfahig-. の 支 払 能 力 は,他. り換 え られ る 。 そ し て,後. の 概 念,流. 者 の 流 動 性 は,債. 動 性(Liquiditat)と. 務(Verbindlichkeit)に. 手 段(flUssigesMittel)の. 割 合 と 解 さ れ る 。 こ の た め,前. ネ ス マ ン(Kaufmann),企. 業 が,自. る,つ. ま り,必. 要 な 支 払 い を 行 う,能. い う概 念 に取 対 す る貨 幣 性 支 払. 者 の 支 払 能 力 は,個. 人,ビ. らの 支 払 義 務(Zahlungsverpflichtung)に 力 が あ る の か に つ い て 考 慮 した,こ. ジ. 対応す の よ うな 割 合 を. 示 唆 す る(5)。 さ ら に,関 そ して,こ. 連 し た 第3の. も の と して,債. の 債 務 超 過 は,債. 弁 済(Deckung)に. 務 超 過(Oberschuldung)と. 務 が 借 方 を 上 回 り,そ. も は や 十 分 で な い,つ. よ り多 く を 失 う と き に,発 株 式 合 資 会 社,有. ま り,す. 生 す る 。 しか も,債. の 結 果,総. 準 備 金(Reserve)で. 取 り扱 わ れ る 。 だ が,こ. た,個. 合 資 会 社 の 支 払 能 力 の 判 定 に と っ て も,本 (Zahlungsmittel)の. 債(Schuld)の. 払 能 力 と 同 様 に,株. た め の 法 律 で,こ. 無 限 責 任(unbeschrankteHaftung)が れ ら概 念 は,ま. 資 産 が,負. べ て の 自 己 資 本(eigenesKapital). 務 超 過 は,支. 限 会 社 と 組 合(Genossenschaft)の. い う概 念 が あ る。. 式 会 社,. れ らで は所 有 者 の. 果 た さ れ な い た め,特. 人 商 人(Einzelkaufleute),合. 名 会社 と. 質 的 な 意 義 を 有 す る。 債 務 超 過 は,支. 調 達 を,「 単 な る支 払 不 能 」(bloBeZahlungsunfahigkeit)よ. く阻 害 す る 点 で,支. 払 能 力 に よ り密 接 に 関 係 し て い る。 だ が,常. の 十 分 な 換 金 可 能 性(FIUssigkeit)が. な い た め,支. に,会. 別 に. 社(Firm)に. 払手 段 り強 資産. 払 不 能 に な る 危 険 が あ る と き に は,特. 殊 な 形 式 で の 信 用 の 採 用 に よ り 回 避 で き る 可 能 性 が あ る 。 し か し,債 務 超 過 の ケ ー ス で は, 通 常,倒. 産 しか か っ て い る 会 社(notleidendeFirma)の. (rettendesKredit)の. 資 産 状 況 を 支 援 す る,救. 済信用. 承 認 は 不 可 能 で あ る(6)(7)。. (5)VglNicklisch,H.(1915b):DerZahlungsverkehrwahrenddesKrieges,in.ZfHH.1915. S。297左. 。. (6)vgl.Nicklisch,H.1915b.s.297左 (7)こ. の 点,ニ. ッ ク リ ッ シ ュ は,「. 一s.297右. 財 務 上 で の 支 払 手 段 の 総 額 が,所. -225(225)一. 有 者 に よ り 提 供 さ れ る の か,/.
(4) 第59巻 しか し,単 らず,わ. 第1号. な る 支 払 能 力(bloBeZahlungsfahigkeit)は,こ. れ わ れ に と り,こ. こ で は,重. の よ うな 関 係 に もか か わ. 要 で あ る 。 こ の 点,支. 払 能 力 に 対 す る 考 察 で は,3. つ の こ と が 本 質 的 で あ る 。 す な わ ち, 1.満. 期 に な っ た,あ. 2.支. 払手段. 3.正. し い 時 期 に,満. よ う に す る,義. る い は,ま. も な く満 期 に な る,支. 払義務. 期 に な っ た 債 務 に よ り条 件 と な る 金 額 で,支. 務 を 負 う 者(Verflichtete)で. 払手段を調達で きる. の 資 産 の 構 成(Zusammensetzung). こ の 最 後 の 要 件 は 個 別 経 済 に と り最 も 本 質 的 で あ る 。 こ の た め,わ 明 で は,逆. 2義. 務 を 負 う者 で の 資 産 の 構 成 と支 払 能 力 の ケ ー ス が 区 別 さ れ る べ き で あ る 。 す な わ ち,. 供 す る 信 用(gegebenesKredit)が,受. け 取 る 信 用(genommenesKredit)に. 等 し い 。 こ の よ う に 形 成 さ れ る 割 合 は,可 供 す る 信 用 と,要. 能 な 割 合 の 内 で 最 も 好 都 合 で あ る 。 そ の 際,提. 求 さ れ る 信 用 の 間 で は,支. 請 求(Forderung)は,定. 期 的 に,債. 払 期 限 が 一 致 して お り,そ. 務 者 か ら の 受 け 取 り(Eingang)に. が で き る こ と が 前 提 で あ る 。 しか し,現 だ が,予. 下の説. の 順 序 で 言 及 す る(8)。. こ こ で は,3つ 1.提. れ わ れ は,以. 金 準 備(Barreserve)が. の 結 果,供. 給者の. よ り支 払 う こ と. 常 に存 在 す べ きで あ る。. 想 で き な か っ た こ と が 生 じ う る た め の み で あ る 。 こ の た め,こ. こ で は,供. 給者 に. 対 す る 負 債 が 会 社 の 支 払 能 力 を 侵 害 す る と は 決 して い え な い 。 2.要. 求 さ れ る 信 用 が,提. 供 す る 信 用 よ り も よ り大 き い 。. 3.要. 求 さ れ る 信 用 が,提. 供 す る 信 用 よ り も よ り小 さ い 。. \他 の 人 に よ り提 供 され るの か は,企 業 の 資本 概 念 に は重 要 で な い。 自 己資 本 で も,他 人 資 本 で も, 全 体 の 価 値 の 合 計 は,企 業 で 活 動 す る資 本 が どれ 程 の 大 き さで あ るの か を 示 す 」(Nicklisch,H.. (1925): (1912):. Wirtschaftliche. Betriebslehre,. Allgemeine. knufmAnnische. 6.Aufl.,. (undderIndustrie),Leipzig1912.S.60.)と 貸 借 対 照 表 等 式 を 前 提 に し て,総 な くて,む. し ろ,事. 1925.. S.65-66.;. Privntwirtschnftslehre. み な す 。 し か し,総 資 産 か ら他 人 資 本 を 控 除 し た,「. 考 え,「 純 資 産 は,具. は 確 定 で き な い し,資. Vgl.Nicklisch,. H.. des. Finndels. 資 産 と 総 資 本 は 等 し い と い う, い わ ゆ る 純 資 産 は,資. 産では. 体 的 な 組 合 わ せ を 有 せ ず,こ. の よ うな もの と して. 産 で は な い 。 事 業 年 度 の 終 わ り で の 総 資 産 に 具 体 化 さ れ た 価 値 の 内,ど. 程 が 所 有 者 に 属 す る の か を 示 し,期 S,69-70.;VglNicklisch,H.1912.S.64.)と 己 資 本,つ. dls. 業 期 間 の 終 わ り で の 自 己 資 本 で あ る 」(Nicklisch,H.1925.s.69.;vgl.Nick-. lisch,H.1912.s.64,)と. は,自. Stuttgart. Betriehslehre. ま り,所. れ. 末 で の 自 己 資 本 に 対 す る 表 示 で あ る 」(Nicklisch,H.1925. み な す 。 こ の た め,債. 有 者 の 財 産 が 存 在 し な い た め,企. み な して い る。 (8)vglNicklisch,H.1915b.s.297右. 一226(226)一. 務 超 過(Uberschuldung)で. 業 の 存 在 の 根 拠 が 喪 失 され て い る と.
(5) ニ ッ ク リ ッ シ ュ に よ る リ ス ク ・マ ネ ジ メ ン ト に つ い て の 一・考 察(牧. こ れ ら2つ. の 可 能 性 は,会. れ に 対 して,3で その 際 程,会. は,1の. 社 の 支 払 能 力 で,2で. ケ ー ス よ り,よ. 買 入 債 務(Kreditor)の. recht)が. 背 後 に あ る た め,売. 額 が 大 き い 程,そ. の 支 払 能 力 が 常 に 脅 か さ れ,こ. り危 険 に な る 点 で,異. な る(9)(1① 。. 払 手 形(Akzept)の. 件 数 とそ の 総 額 が 大 き い. 内,支. 社 の支 払 能 力 に対 す る脅 威 は,よ. は,こ. 浦). り強 ま る 。 ま た,厳 格 な文 章 を有 す る手 形 法(Wechsel-. 掛 債 権(Debitor)の. の 他 が 同 一 の 前 提 で は,平. 内,約. 均 で,請. 束 手 形(Wechsel)の. 求(Forderung)の. 件 数 と総. 回 収 は よ り簡 単. にな る。 受 け 取 りで の 価 額(Wert)の (こ れ ら が な く て も,あ. 増 大 が 受 け 渡 しで の 価 額 の 増 加 に 一 致 しな い と き,ま. る期 間 に 対 し て,)販. 営 手 段 を 調 達 す る 必 要 が あ れ ば,支 社 を 正 常 に 経 過 さ せ る に は,よ よ り,調. り多 くの 経. り多 くの 売 掛 債 権 額,あ. る い は,よ. り多 くの 現 金 受 取 り に. 合 が 異 常 に 形 成 さ れ れ ば,こ. の よ うな 調 整. 問 題 に な る(ID⑫ 。. 会 問 題 の 発 生 に よ る支 払 いの 流 れ の 変 化. 社会問題. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉 は,資. 成(Zusammensetzung)に,ど. られ た 。 しか し,こ. の 担 保 は,社. 影 響 を 受 け る 。 ま た,社 常. 産,特. に,現. 金 支 払 手 段(Barmittel)の. の よ う に実 際 に作 用 す るの か 。社 会 問題. 文 は 戦 争 〉 の 開 始 に 存 在 す る 請 求 は,担. は,正. お い て,よ. 払 能 力 に と り重 要 で あ る 。 供 給 者 の 請 求 の 増 大 は,会. 整 さ れ る べ き で あ る 。 し か し,割. (Ausgleich)が. 3社. 売 の 停 滞(Stock)に. た,. 会 問題. 保(Sicherheit)の. 会問題. 構. 〈【筆 者 補 足 】 原. 完 全 な 一 定 の 前 提 下 で,認. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉 に よ り,本. め. 質上で は. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉 の 開 始 前 に 契 約 さ れ た,給. 付. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 平 和 〉 な 状 況 が 前 提 に な っ て い た ⑱。. (9)vglNicklisch,H.1915b.s.298左. ⑩. こ の 点,ニ. ッ ク リ ッ シ ュ は,『 一 般 商 事 経 営 学 』 で は,売. 猶 予 期 間 を 比 較 し て,4つ. 掛 債 権 の 回 収 期 間 と買 入 債 務 の 返 済. の ケ ー ス で 支 払 能 力 に 対 す る 影 響 を 分 析 し た(vgl.Nicklisch,H.. 1912.s.153-154,;Nicklisch,H.1925.s.213-214.;参. 照 。 田 島 壮 幸 著(1973)『. 立 」 森 山 書 店1973年92-93頁;森. ニ ッ ク リッ シ ュ私 経 済 学 の 企 業 資 産 組 織 論 」. 哲 彦 稿(1980)「. 名古屋市 立女子短 期大学 研究紀要. 第29巻1980年63-67頁;拙. 稿(1980)「. ドイ ツ 経 営 学 の 成. ニ ック リ ッ シ ュの. 『一 般 商 事 経 営 学 』 の 研 究 ノ ー ト」 関 西 学 院 商 学 研 究 第10号1980年56頁)。 qDvglNicklisch,H.1915b.s.298右. ⑰. こ の 点,ニ. ッ ク リ ッ シ ュ が,イ. ン フ レや デ フ レ に 無 関 係 に,売. 掛 債 権 と 買 入 債 務 の 乖 離 に よ る,. 企 業 内 で 稼 働 す る 資 本 額 の 変 化 を 検 討 し て い る 点 に 注 目 す べ き で あ る 。 し か し,企 ン フ レ で は,売 大,買. 掛 債 権 を 縮 少,買. 入 債 務 を 増 大 す る こ と が,反. 入 債 務 を 縮 少 す る こ とが 有 利 で あ る。. ⑱vglNicklisch,H.1915b.s.298右. 一s,299左. 一227(227)一. 対 に,デ. フ レ で は,売. 業 に と り,イ 掛債権を増.
(6) 第59巻 こ の た め,困. 難 な 問 題 が 生 ず る。 支 払 義 務 と 給 付 義 務 に よ り,社. 原 文 は 戦 争 〉 の 開 始 後 に,完. 全 に 異 な る 状 況 下 で は,何. 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉 の 支 配 下 で は,ど よ う な 支 払 条 件 と 給 付 条 件 が,事 ま ず,最. 分 的 に は,自. らの 正 当 な 権 利 と して,支. の 時 期 へ の 移 行 で は,一. 方 で は,購. の 側 面,す. 迫 され て い る こ とを 観 察 客 の 一 部 は,安. 々 に,前. く適 用 さ れ,供 会問題. 方 で は,買. 出 来 事 に 対 し て 準 備 を す る た め に,生 体 で は な くて,個. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉 が 到 来 す る よ り 巡 る争 い(Kampf). 算 で き な い 規 模,予. の た め,で. 測 で きな い. 自 らの 運 命 を. き るだ け大 きな 現 金 支 払 手 段 の 有 高 を. み なす 。. の よ う な 全 体 の 展 開 は,同. 時 に 多 くの 会 社 が 自 らの 外 国 で の 預 金 を 支 払 能 力. の た め に 利 用 す る こ と が 妨 げ られ る と い う,外 払 猶 予 期 間 の 影 響 の 下 に あ る 。 そ して,こ も 直 接 的 に は,特. 払わな. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉 は,全. 人 と個 別 経 済 に 何 を も た ら す の か 。 個 々 の 会 社(Firm)は. 最 も 適 切 な 手 段(Mittel)と しか も,こ. 握 で き な い,計. ず る。 社 会 問 題. 他 の 会 社 の 運 命 と 独 立 さ せ よ う と し,こ. い手 に対. 給 義 務 は 延 期 さ れ る こ と が 認 あ ら れ る ⑯。. 払 手 段 を 巡 る 争 い(Kampf)は,支. 債 を 返 済 しな い た め で は な くて,把. 客. 会 問 題 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉. い事 業 関 係 の 基 礎 で さ え始 ま っ た,現 金 支 払 手 段(Barmittel)を. を 示 唆 す る 。 全 員 で の(allergegenalle),支. 定 して. 払 い を 要 求 し,顧. 入 義 務 と 支 払 義 務 は 延 期 さ れ,他. 事 業 関 係 で の こ の よ う な 緊 張 は,社. な わ ち,. 払 い を 延 期 す る こ と を 行 う 」⑮。. は な い 。 一・ 般 に は,社. す る 支 払 条 件 は 変 更 さ れ る か,強. い,負. よ り,圧. き 取 ら な い 。 供 給 者 は,様. こ れ は 個 別 の 意 見(Stimme)で. も先 に,古. き る の か ω。. に 義 務 が あ る も の を 給 付 し な い し,顧. 入 して き た も の を,引. 〈【筆 者. 業 は閉 鎖 され るべ きか 。 どの. つ,で. 測 不 可 能 な 要 求(Anspruch)に. す る 。 供 給 者 の 一 部 は,彼. は,部. 要 で,か. 〈【筆 者 補 足 】. が 生 ず る の か。 社 会 問題. の よ う な 条 件 下 で,事. 業 に と り,必. 会問題. 初 の 問 題 。 す な わ ち,「 事 業 活 動 を す る 総 て の 者 は,2つ. 給 付 者 と 顧 客 か ら,予. (fest)購. 第1号. に,銀. 国(中. 立 国 と 友 好 国)で. れ に よ り,間. 行 に よ る 経 路 に お い て,事. 接 的 に は,と. 明 らか にな った 支 に か く,輸. 出,し. か. 業分野でのすべての経済活動が阻害 さ. れ る(1の 。 次 に,第2の 至 る 所 で,掛. ω ⑮ ⑯ ⑰. 問題。事業が社会問題. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉 の 時 期 に 行 わ れ る 限 り,. け 売 りの 承 諾 の 代 わ り に,現. 金 を 請 求 す る,努. vglNicklisch,H.1915b.s.299左. Nicklisch,H。1915b.s.299左. 。. vgl.Nicklisch,H.1915b.s.299左. vglNicklisch,H.1915b.s.299右.. -228(228)一. 力 は 有 効 で あ る 。 実 際,多. く.
(7) ニ ッ ク リ ッ シ ュ に よ る リ ス ク ・マ ネ ジ メ ン ト に つ い て の 一・考 察(牧. の 会 社 が,商. 品 の 引 き 渡 し前 に,現. も ち ろ ん ま た,多. く の 場 合,社. 金 の 支 払 い を 要 求 す る こ と が 普 及 したq8)。 会 問題. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉 に 係 わ ら ず,現. 求 が 承 認 さ れ る と み な せ る 。 現 金 請 求 の 承 認 の た め の 限 界 は,も い て は,か. な り は っ き り して い る が,全. の ケ ー ス,個. 4社. 々 の 会 社,個. 浦). 体 を 概 観 し,全. ち ろ ん,個. 金請. 別 の 取 引 にお. 体 の 洞 察 を 獲 得 す る た め に,個. 々 の 事 業 部 門 か ら離 れ る 程,ぼ. や け て,決. 々. め ら れ な くな る⑲⑳。. 会 問 題 に よ る貿 易 で の 支 払 いの 流 れ の 変 化. 自然 な停 滞 は,社 会 問題 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は戦 争 〉 の 発 生 で は,考 慮 さ れ るべ きで あ る。 と にか く,支 払 条 件 で あ る。 これ は,会 社 の 支 払 能 力 で の 変 化 に と り,本 質 上,重 要 で あ る。 海 外 貿 易 会 社(AuBenhandelsfirm)で. は,給 付 義 務 と買 取 り義 務 の 調 整 が,社. 会 問 題 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は戦 争 〉 の孤 立 化 の効 果(isolierendeWirkung)に. よ り,最 も. 明 らか に阻 害 され る⑳。 しか し,海 外 貿 易 会 社 の 支 払 能 力 で の 影 響 は,個 々の ケ ー スで は異 な るが,両 方 の 経 路 で,示. され る。 影 響 は,両 取 引 方 向 で,供 給 義 務 と買 取 り義 務 の 間 で の(数 量 と価 額 に よ. る)調 整 の 停 滞 と,あ る方 向 と 同様 に,他 の 方 向 で 与 え られ る,不 均 衡 の た め に存 在 す る 可 能 性 か ら,生 ず る。 この よ うな 状 況 は,利 用 可 能 な 支 払 手 段,特. に,現 金 支 払 手 段 につ. いて の 強 化 され た欲 求 で,生 ず る。 ま た,国 内会 社 は,海 外 取 引 に よ り,一 方 で 給 付 能 力 と給 付 損 失,他 方 で 買 取 り能 力 と 買 取 り損 失 で影 響 が生 ず る。 労 働 者 と設 備(Angestellte)は る た め 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は軍 事 〉 の需 要 に 投 入 され,そ. 大 規 模 に社 会 問 題 を 克 服 す の 結 果,以. 前 の程 度 で生 産 し,. 供 給 した り,契 約 した買 取 り日を 守 っ た りす る,可 能 性 はな くな る。 と にか く,社 会 問 題 〈【筆 者 補 足 】原 文 は軍 事 〉 の需 要 の充 足 の た め に,た とえ,完 全 な保 障(Entschadigung) と引 き替 え で も,必 要 な らば,原 材 料 と補 助 材 料 が 差 し押 さえ られ る。 この 場 合,こ. こか. ら,多 くの 事 業 部 門 で の 事 業 の 縮 小 に よ り,自 然 な 均 衡 が 見 付 け られ な い限 り,他 の 会 社 で,新. しい影 響 が 生 ず る⑳。. ㈹vglNicklisch,H.1915b.s.300左. ⑲VglNicklisch,H.1915b.S.300左. ⑳. こ の 点,ニ. ッ ク リ ッ シ ュ に よ れ ば,価. 達 が 行 わ れ る と み な す た め,自 る た め,掛. 値 創 造 経 済,つ. ま り,企. 己 資 本 で も 他 人 資 本 で も,利. 売 りを で き る 限 り 抑 制 す る と い う 主 張 は,当. ⑳vgl.Nicklisch,H.1915b.S.300左. ⑳vglNicklisch,H.1915b.s.300右. -229(229)一. 業 で は,家. 計 経 済 か ら資 本 の 調. 用 代 価 で あ る,利. 然 で あ る。. 子や配当を削減す.
(8) 第59巻. 給 付 条 件 よ りも,支 払 条 件 に,よ. 第1号. り密 接 に関 係 して い るが,価 格 は引 き上 げ られ る。 こ. の 高 くな っ た価 格 は,既 に説 明 した意 味 で,多 た,初 あ か ら,多. くの 場 合,社. くな っ た支 払 手 段 を 要 求 す る。 こ こで も ま. 会 問 題 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉 に よ る,事 業 範 囲 の 縮. 小,経 営 の 制 限 を 調 整 す る よ う に作 用 す る こ とが 考 察 され るべ きで あ る。 さ ら に,他 の, 以 前 に言 及 した 社 会 問 題 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は戦 争 〉 の経 過 に よ り,現 金 支 払 手 段 は 減 少 す る か,特 別 な 程 度 で請 求 され る所 で は,総. て,価. 格 引 き上 げ に強 く作 用 す る に違 い な. い㈱⑳。. 5小. 結. 今 ま で の 主 張 の 要 約 が テ ー マ の 特 殊 な 考 慮 下 で 行 わ れ る 。 ま ず,現 と 買 入 債 務(Kreditor)に. 対 す る 売 掛 債 権(Debitor)の. 金(AuBenstande)か. ら の 受 け 取 り は,準. 足 さ せ る た め に は,も. に 対 す る 欲 求 が 生 じ,こ よ う に 作 用 し,新. で は,こ. こ に は,外. 権 者(GlaUbiger)を. 客 に 対 す る 支 払 条 件 を 変 更 し た り,少. な くと も強 化 す る. 付 者 の 努 力 に よ り,強. 国 か らの 請 求 と 負 債 の 調 整 の 混 乱 が 含 ま れ る 。. 入 債 務(Kreditor)と. 売 掛 債 権(Debitor)に. 対 す る商 品 在 庫 の 関 係 の 変 化. れ らの 間 に は ク ッ シ ョ ン と して 効 果 の あ る 現 金 準 備 も あ る が,と. 転 換(Umlauf)の. テ ン ポ で の 変 化 が 認 め ら れ,こ. 要 に な る。 こ れ に は,外. 満. し い 現 金 支 払 手 段(Barmittel). し い 事 業 で は 強 く取 り決 め られ る よ う に す る,給. 化 さ れ る 。 ま た,こ さ ら に,買. れ が,顧. 関 係 の 変 化 に注 目す る。 未 回 収. 備 金 と の 関 係 で は,債. は や 十 分 で は な い 。 こ の た め,新. 金 準 備(Barreserve). の 結 果,よ. に か く,価. 値 と. り多 くの 現 金 支 払 手 段 が 必. 国 貿 易 で の 買 取 り 義 務 と給 付 義 務 の 間 で の 調 整 の 混 乱 も含 ま れ. る ㈱。 も ち ろ ん,全. 体 の,正. し い 像 で な くて,こ. が 生 ず る 。 と い う の は,実 大 き な 差 異,社. 会 問題. 務 で は,社. の よ う な 共 通 し た 形 式 化(Formulierung). 会 問題. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉 に 対 す る 関 係 で. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉 の 期 間 で の 個 々 の 会 社 の 特 別 な 状 況 と. 情 勢(Umstande)で,上. 記 で 与 え られ た よ う な 共 通 し た 反 映(Spiegelung)を. ほ とん ど. ⑳vglNicklisch,H.1915b.s.301左. ⑳. こ の 点,ニ. ッ ク リ ッ シ ュ が,社. 会 問 題 に よ り,バ. リュー チ ェー ン と ロ ジス テ ィ クス の 混 乱 が 生. ず る こ と を 認 識 し て い た こ と に 注 目 す べ き で あ る 。 特 に,石 め に,従. 来,戦. 争 は 起 き て き た が,現. や バ イ オ を 利 用 し た 農 産 物,薬. 在 で も,石. 炭 や 石 油 な どの 天 然 資 源 の 獲 得 の た. 油 や 貴 金 属 な ど の 天 然 資 源,食. や コ ン ピ ュ ー タ な ど の 知 的 情 報 資 源 で は,社. に強 い影 響 を 与 え て い る。 ㈲vglNicklisch,H.1915b.s.301左. -230(230)一. 品 添 加 物,農. 薬. 会問題の影響が貿易.
(9) ニ ック リッ シ ュ に よ る リス ク ・マ ネ ジ メ ン トにつ い て の 一・ 考 察(牧 浦). 再 試 験 で き な い,多. 様 な 偏 向(Abweichung)が. 払 手 段 に つ い て の 要 求,支. も た ら さ れ る か ら で あ る 。 こ の た め,支. 払 能 力 に 対 す る社 会 問題. 効 果 を 更 に 追 求 す る こ と が,少. な く と も,大. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉 の 様 々 な. き な 企 業 グ ル ー プ,共. 同 体(Gemeinsam). に 関 して は 意 義 が あ る ⑳。 製 造 業 経 済 活 動 者 と 商 業 経 済 活 動 者 の2つ (Zahlkraft)で は,事. は,目. 下の所. の 大 き な グ ル ー プ で は,低. 〈【筆 者 補 足 】1915年. で は 〉,使 用 可 能 に な る 支 払 手 段 の 減 少. 業 活 動 の 縮 小 に よ り調 整 さ れ て い る 。 総 て の 調 整 に つ い て は こ こ で は 考 え な い 。 む. し ろ,(賃 る が,こ. 金 支 払 い,ま れ ら は,活. 6支. た,原. 材 料 の 調 達 の た め の)支. 払 手 段 に 関 す る需 要 の 増 大 が 生 ず. 動 の 程 度 に 従 う ⑳。. 払 いの 流 れ の 混 乱 に対 す る対 策. こ こ で は,既. に 考 察 し た,買. が 再 び 重 視 さ れ る 。 し か も,家. 入 債 務(Kreditor)と 計 経 済,つ. 売 掛 債 権(Debitor)の. ま り,直. に 陥 る の か,ま. た,ど. 黄 金 律,す. な わ ち,以. 等 し い 」 に 従 っ て,自. 部 か らの 請 求 で の 僅 か な 不 規 則 性 で は,全. は,あ. ら ゆ る 「等 式 」 の 初 項 を 形 成 す る,提 と も に,利. 益(Gewinn)を. 数 で,か. つ,金. 掛 債 権 が,多. 本で. 金 準 備 の 強 化 と して 欠 損(Ausfall). 額 で 多 くな らな い と き に は,調 つ,高. 整 に 役 立 つ 。 販 売 が 停 滞 す る,あ. は,売. 掛 債 権 額 を 一 時 的 に 換 金 化 す る た め に,こ. 額 で あ れ ば,商. る い は,全. 整(Ausgleich)は. 品 在 庫 に よ る現 金 販 売. く不 可 能 で あ れ ば,商. 品 価 値,あ. 入 の 方 法 の み が あ る ⑳。 ⑳vglNicklisch,H.1915b.s.301左. ⑳vgl.Nicklisch,H。1915b。s.301右. ⑳vgl.Nicklisch,H.1915b.s.301右. 一s,302左.. -231(231)一. るい. れ らを 担 保 に して 借 り る こ と が で き る の. 払 能 力 が 完 全 に 適 切 に 維 持 さ れ る べ き と き に は,個. 利 用 に よ る 新 し い 他 人 資 本(fremdesMittel)の. ⑳vglNicklisch,H.1915b.s.301右. く問 題 は 生 じな い 。 と い う の は,根. 供 す る 信 用 に よ り,製 造 原 価 価 値(Selbstkos-. は,調. か が 問 わ れ る 。 最 後 に は,支. 社で. 遅 延(Verz6gerung)と. 数 で,か. け取 る. らの 事 業 を 経 営 して き た,会. 意 味 す る 価 値 も 回 収 さ れ,現. 作 用 す る か らで あ る 。 売 掛 債 権(Debitor)の. 行 わ れ る 。 しか し,売. 滞(Stocken). 前 に 説 明 した 「提 供 す る 信 用(gegebenesKredit)が,受. は,外. 度 に お い て,多. よ り,停. 会 問題. の よ う な 商 品 で か と い う 問 い と 関 係 して い る㈱。. 信 用(genommenesKredit)に. tenwert)と. 相互の割合. 接 的 な 使 用 者 へ の 販 売 が,社. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉 と い う 根 本 的 な 変 動(Umwalzung)に. が,程. 下 した 支 払 力. 調 達,所. 人信用の. 有 者 か らの 新 しい 自己 資 本 の 導.
(10) 第59巻 受 け 取 る 信 用 が,提. 第1号. 供 す る 信 用 を 上 回 る と,支. 払 能 力 は,明. 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉 に よ る 販 売 の 単 な る 停 滞(Stocken)に 払 能 力 は,正. に,正. さ れ る よ り も,よ. 常. ら か に,社. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 平 和 〉 な 時 に,規. 則 的 な販 売 の可 能 性 に左 右. り大 き く左 右 さ れ る 。 こ の よ う な 効 果 が,以. 前 に締 結 され た 事 業 に よ る. の 増 加 に 対 す る 需 要 は,こ. こ で は,初. め か ら,非. 可 能 な 状 況 の 逆 転 が 与 え られ れ ば,異. れ る 信 用 よ り も,大 回 っ て 存 在 す る,販 こ れ が,社 い 合 う,状. 〈【筆 者. よ り脅 か さ れ る 。 そ して,支. 買 取 りの 遅 延 と 買 取 りの 拒 否(Abnahmerverweigerung)に. 第2の. 会 問題. き い 。 こ こ で は,最 売 利 益 に よ り,債. 会問題. よ り強 化 さ れ る 。 支 払 手 段. 常 に 緊 急 で,総. な る 。 す な わ ち,提. 初 の 債 権 に,費. 供 す る 信 用 が,請. 求 さ. や され た原 価 に 対 す る対 価 を 上. 務 者 か らの 遅 延 に は 我 慢 で き る㊤1)。. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉 の 発 生 後 に,個. 況 で あ る 。 こ の 状 況 に,個. 額 に お い て も 大 き い⑳。. 々 の 経 済 が,突. 然,向. か. 々 の 勘 定 科 目 の グ ル ー プ の 割 合 で の 混 乱 した 均 衡 を. 正 当 に 維 持 す る こ と が 対 向 して い る 。 こ の た め,支. 払 能 力 に 影 響 す る,資. 産 で の 緊 張 を,. で き る 限 り共 通 して 予 防 す る と い う,目 標 を 有 す る,事 業 関 係 の 意 識 的 な 構 成(Gestaltung) の 形 式 で,自. 己 救 済(Selbsthilfe)が. 同 一 の 方 針 で,団 に,警. 7支. 体(Vereine)と. 告(Ermahnung)と. も ち ろ ん,困. 導 入 さ れ る 働。 通 商 代 表 者(Handelsvertretung)は,政. 助 言(Ratschlag)で. 難 の 完 全 な 解 決 は,こ. 府 と 同様. 積 極 的 に 介 入 して い る㈱。. の よ う に して,目. 指 さ れ る の で は な い⑳。. 払 いの 流 れ の 混 乱 に対 す る銀 行 に よ る対 策. と こ ろで,利 害 関係 者 の支 持 と,債 権 者 と債 務 者 の間 で の関 係 に よ る規 制(Regierung) に よ り,状 況 の 改 善 が 生 ず る。 これ 以 外 に,銀 行 の 態 度(Verhalten)が. 重 要 で あ る。 銀. 行 は,今 まで 承 認 した信 用 を 解 約 告 知 した り,差 し止 め た り,そ れ 以 外 の 信 用 の 承 認 を 基 本 的 に拒 否 す る と き に は,自. らの 義 務 を 正 当 に維 持 す る こ と はで きな い醐 。. 今 日 〈【筆 者 補 足 】1915年 で の〉,状 況 か ら,ド イ ツの 銀 行 制 度 が 社 会 問 題 く【筆 者 補 足 】. ⑤①VglNicklisch,H.1915b.S.302左. ⑳vgl.Nicklisch,H.1915b.S.302左. ⑳vglNicklisch,H.1915b.s.302左. ㈱vglNicklisch,H.1915b.s.302右. ㊤のvgl.Nicklisch,H.1915b.s.303左. ㈱vglNicklisch,H.1915b.s.303右. 鱒. こ の 点,ニ ど し て お り,十. ッ ク リ ッ シ ュ は,銀. 行 が 貸 付 利 子 率 を 引 き 上 げ た り,担. 分 に 機 能 し て お ら な い こ と を,新. 聞 の 記 事 な ど に よ り,指. H.1915b.S.304右)。. 一232(232)一. 保 の 評 価 比 率 を 縮 少 す る な 摘 し て い る(vgl.Nicklisch,.
(11) ニ ック リッ シ ュ に よ る リス ク ・マ ネ ジ メ ン トにつ い て の 一・ 考 察(牧 浦). 原 文 は 戦 争 〉 の 課 題 を 増 大 し た こ と が 洞 察 さ れ る 。 銀 行 業 は 非 常 に 困 難 な 課 題 に 取 り組 ん で き た よ う に 見 え る。 す な わ ち,個 状 況 に 対 して 少 な く と も 自 らを,同 を,確. 々 の 銀 行 は,社 時 に,承. 会問題. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉 の. 認 す る 信 用 の 拡 大 に よ り,信. 用提供者の維持. 保 す べ き で あ る ⑳。. も ち ろ ん,銀 行 に と り,こ れ を 行 う こ とが で き るた め に,中 央 信 用 銀 行(Zentralnotenbank), 国 立 銀 行(Reichsbank)の. 支 援 が 必 要 で あ る 。 こ の よ う な 時 期 で の 銀 行 の 立 場 と,そ. の. 総 裁 の 功 績 は 知 られ て い る 。 こ の 結 果,わ. れ わ れ の 関 係 で は,こ. る 。 ま た,国. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉 の た め の 信 用 の 育 成. 立 銀 行 は直 接 的 に 社 会 問 題. に か か わ っ て き た 。 特 に,割. 引 信 用(Diskontkredit)と. の 承 認 に 係 わ っ て き た 。 後 者 の た め に,銀 争 貸 付 金 庫(Kriegsdarlehnskasse)〉 さ ら に,こ. こで,社. ど の 程 度,社. 会問題貸付金. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦. 会 問 題 信 用 銀 行 〈【筆 者 補 足 】原 文 は戦 争 信 用 銀 行(Kriegskreditbank)〉 の 割 引 信 用 は国 立 銀 行 で 開 設 され る。 この 社 会 問 題 信 用. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 信 用 銀 行 〉 は,他. な い よ う な,信. 債 券 担 保 信 用(Lombardkredit). の 制 度 を 利 用 す る鮒。. に つ い て 考 え る べ き で あ る が,そ 銀行. 行 は,社. の よ うな 支 持 で 十 分 で あ. 用 を 経 済 活 動 者 に 承 認 す る,一 会 問題 信 用 銀 行. す る べ き だ っ た の か は,こ. の 銀 行 が,本. 来 の 銀 行 信 用 で見 付 け られ. 連 の 場 所 で,他. の 銀 行 の 活 動 を 補 足 す る。. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 信 用 銀 行 〉 は 介 入 す べ き か,介. れ ら に つ い て の 数 値 が,今. い え な い 。 マ ンハ イ ム の 銀 行 界 は,社. ま で の 所,公. 会問題信用銀行. 入. 表 さ れ て い な い た め,. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 信 用 銀 行 〉. な し に,地 位 を 確 保 し て お り,こ れ が 功 績 と して 評 価 さ れ て い る と 自 負 して い る 。 し か し, こ れ に 対 し て,銀. 行 で は,明. らか に,他. 文 は 戦 争 信 用 銀 行 〉 に よ り,信. の 都 市 で も,社. 分,組. 〈【筆 者 補 足 】 原. 用 需 要 の 比 較 的 僅 か な 部 分 の み が 充 足 され て い る こ とが 推. 測 さ れ る べ き で あ る 。 残 りの 充 足 を 見 付 け た 者 は,今 の 答 え は,多. 会問題信用銀行. や,無. 合 制 度(Genossenschaftswesen)の. 視 され な い。 この よ うな 問 題 基 盤 で の 良 い 部 分 に 導 くで あ ろ. う⑬ 鋤。. ⑳vglNicklisch,H.1915b.s.304左. ㈱VglNicklisch,H.1915b.S.304左.;Nicklisch,H.u.Bege,R.(1914):DieZinspolitikder Kreditgenossenschaften,in.ZfHH.1914/15.S.46左. 一S.48左.. ⑳VglNicklisch,H.1915b.S.304左.;Nicklisch,H.u.Bege,R.1914.S.43右 ㈹. こ の 点,ニ. ッ ク リ ッ シ ュ が,「. 組 合 が 財 務 上 で は 自 ら の 足 で 立. 一S.46左. っ て い る こ と は,組. 本 で 十 分 に 装 備 さ れ て い る こ と を 示 唆 す る 」(Nicklisch,H.u.Bege,R.1914.S45右.)と て,組. 合 を 活 用 す る こ と を 薦 め て い る こ と は 注 目 さ れ る 。. -233(233)一. 合 が 自 己 資 述 べ.
(12) 第59巻 8支. 第1号. 払 いの 流 れ の 混 乱 に対 す る支 払 猶 予 に よ る対 策. こ こ で は 詳 細 に,問 Moratorium)が. 題,つ. ま り,ど. の よ う に し て 共 通 の 支 払 猶 予 期 限(allgemeines. 作 用 す る の か に 係 わ る べ き で あ る ω。. こ の 問 題 に 対 す る 答 え で は,わ で あ る 。 ま ず,最. れ わ れ は,既. 初 の グ ル ー プ 。 す な わ ち,少. 側 で の 遅 延 と 欠 損 に 対 して 調 整 が 生 ず る,会 社 会 問題 る,会. に説 明 した経 済 グル ー プ に再 び注 目す べ き な い 操 業 に よ り,売. 社 で は,支. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉 に よ り,以. 社 は,支. 払 猶 予 に よ る,経. た 利 益 は,留. 保(Rest)に. 払 猶 予 は 不 必 要 で あ る 。 しか し,. 前 と は異 な る 品 目の 製 造 で 特 別 に 操 業 す. 営 資 産 で の 緊 張 に は,大. 新 た に承 認 され た 信 用 が 役 立 つ。 社 会 問 題 よ り,支. 掛 債 権(Debitor)の. 部 分,係. わ ら な い 。 こ こ で は,. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉 の 時 期 に 獲 得 さ れ. 払 手 段 の 流 入 と 流 出 で の 変 化 か ら生 ず る,緊. 張を免が. せ さ せ る 幽。 次 に,第2の を 喪 失 さ せ,こ め,維. グ ル ー プ 。 こ こ で は,支 れ に 対 して,売. 払 猶 予 は,商. 品 在 庫 価 値 と買 掛 債 務 の 間 で の 関 係. 掛 債 権 と 買 入 債 務 の 間 で の 関 係 は,両. 側 に よ り作 用 す る た. 持 す る 。 信 用 関 係 は 支 払 猶 予 に よ り一 時 的 に 全 額 で 停 止 さ れ る た め,追. 認 さ れ な い と き,こ こ の た め,支. れ 以 上 の 信 用 の 余 地(Raum)は. 払 猶 予 は,共. 生 じな い ㈹。. 通 し た 現 金 取 引(allgemeinerBarverkehr)を. 提 供 す る 信 用(gegebenesKredit)が,受. 反 面,受. 金 支 払 い な ど で,直. ち ろ ん,共. そ う で な い と き よ り も,大 ま た,提. り も,よ. 通 し た 支 払 猶 予 は,販. き くな い と い う,効. 社 が 所 有 す る,自. り長 く固 定 さ れ る 。 会 社 は,支. 売 を 示 唆 さ れ る 。 そ う で な い と,損. 売 の 規 則 性 に 対 す る 依 存 性 が,. 果 を 有 す る ㈲。 求 さ れ る 信 用 よ り大 き い 所 で は,共. 己 資 本 の 一 部 分 は,そ. 払 能 力 で,支. 一s,305左.. ⑬vgl.Nicklisch,H。1915b。s.305左. 幽vgl.Nicklisch,H.1915b.s.305左. ㈲vglNicklisch,H.1915b.s.305左.. -234(234)一. れ は,会. 通. うで な けれ ば起 こ った よ. 払 猶 予 に よ り,常. 失 と 延 期 が 生 じ,こ. ωvgl.Nicklisch,H.1915b.S.304右. 働vglNicklisch,H.1915b.s.304右. 通 した 支 払 猶 予 に よ り,会 社 は,. 供 す る 信 用(gegebenesKredit). 供 す る 信 用(gegebenesKredit)が,請. し た 支 払 猶 予 に よ り,会. 等 し. ぐに販 売 に左 右 され る。. け 取 る 信 用(genommenesKredit)が,提. よ り も 大 き い 所 で は,も. も た ら す ㈹。. け 取 る 信 用(genommenesKredit)に. い 所 で は,現 金 準 備 が 比 較 的 非 常 に 大 き く な い と き に,共 新 し い 商 品 の 調 達,賃. 加信用が承. 社 が,割. に,直 合1の. ち に現 金 販 状 況 にな.
(13) ニ ック リッ シ ュ に よ る リス ク ・マ ネ ジ メ ン トにつ い て の 一・ 考 察(牧 浦) る 前 に,提. 供 す る 信 用(gegebenesKredit)と,受. け 取 る 信 用(genommenesKredit). の 全 体 の 差 異 を な くす る ㈲。 共 通 し た 支 払 猶 予 は 経 済 活 動 者 の 最 弱 の ク ラ ス に と っ て の み 有 益 で あ る こ と,し 通 常,苦. 労 して 調 達 さ れ る べ き,大. らす こ と が 示 さ れ る 。 こ の た め,支. き な 現 金 有 高 を 必 要 と す る,独. 占的 な 現 金 取 引 を もた. 払 能 力 を 資 産 の 緊 張 か ら解 放 す る 意 図 は,不. 全 く達 成 さ れ な い 。 ドイ ツ の 政 府 は,共. か も,. 完 全 か,. 通 し た 支 払 猶 予 の 採 用 を 思 い 留 ま る こ と を,正. と み な す 。個 々 の 最 弱 の 会 社 に と っ て の み,共. 当. 通 し た 支 払 猶 予 が 現 実 に保 護 を 意 味 す る が,. こ の よ う な 最 弱 の 会 社 は 他 の 方 法 で 中 止 さ れ る べ き で あ る ㊨。. 皿. 『事業 にお ける戦争 リスクと戦争決算書の ための資産の評価』. 至 る 所 で,愛. 国 の 講 演(Vortrage)と. 者 補 足 】 ニ ッ ク リ ッ シ ュ 〉 は,こ を 確 信 す る 。 す な わ ち,愛. 上 演(VorfUhrung)が. 催 さ れ て い る。 私. れ らが わ れ わ れ の 時 代 に は 必 要 で あ り,価. 国 の 高 揚 は 活 力 に 溢 れ て お り,わ. わ れ が 属 す る 全 体 に 対 す る 愛 は,出 部 と 内 部 で の 事 件(Ereignis)の. 来 事(Geschehnis)の. 方 向 転 換(Drehung)と. 〈【筆. 値が あること. れ わ れ の 愛 国 心 の 歯 車,わ. れ. す べ て の 転 換(Wechsel),外 転 機(Wendung)で. は,わ. れ. わ れ の 行 き 詰 ま りを 打 開 す べ き で あ る ⑱。 も ち ろ ん,活 気 と 同様 に,他. の もの,す. な わ ち,明 確 な認 識 の確 固 と した立 脚 点(Stutzpunkt). が わ れ わ れ に は 必 要 で あ る 。 こ の よ う な 立 脚 点 な し に は,わ 限 な 空 間 で 動 揺 す る が,立. 脚 点 に よ っ て の み,一. れ わ れ は,途. 定 の 利 害 関 係(lnteresse)の. た 勢 い 良 く確 実 に 動 く こ と を わ れ わ れ は で き る 。 す な わ ち,幸 が ま た わ れ わ れ を 非 常 に 向 上 さ せ,飛 確 固 と し た も の,対 感 激 は,真. 制. 範 囲 で,ま. 運 な 感 激(Begeisterung) う に,明. 確 な 認 識 は,. わ れ わ れ を 支 え る ⑲。. 実 の 認 識 か ら,国 民 で は,大. 目 標 へ の 道 に 存 在 す る,大 そ こ に は,必. 躍 さ せ る(emporreiBen)よ. 象(Gegenstandlichen)で. 方 も な い,無. き な 共 通 し た 事 実 の 認 識 か ら,増 大 す る 。 ま た,. な り小 な りの,あ. らゆ る障 害 は十 分 に認 識 され るべ きで あ る。. 要 な 程 度 の 特 殊 性 と抵 抗 可 能 性 が 存 在 す る。 感 激 と明 確 な 認 識 の この よ うな. ㈹vgl.Nicklisch,H.1915b.s.305左. 一305右.. ⑳vglNicklisch,H.1915b.s.305右. ㈹VgLNicklisch,H。(1915):DasKriegsrisikoimGeschaftunddieBewertungdesVerm6gens fUrdieKriegsbilanz,Leipzig(in.ZfHH)1915.S.265左. ㈲vglNicklisch,H.1915.s.265左.. -235(235)一.
(14) 第59巻 結 合 は,国. 民 に よ る,鉄. 嵐(Strurm)に. 壁 な 基 礎(Stahlblock),統. よ り崩 壊 せ ず,圧. 1社 ①. 確 性(Klarheit)を. 一 さ れ た 全 体 を 創 造 す る が,こ. れ は,. 力 に よ り取 り崩 さ れ な い 。. こ の よ う な 理 由 か ら,わ れ わ れ は,あ 可 能 な 限 り,明. 第1号. らゆ る 種 類 の 愛 国 の 催 し と と も に,全. く意 図 し て,. 普 及 さ せ る講 演 を 催 す ⑳。. 会 リ ス ク 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 リ ス ク 〉 リ ス ク の 本 質 と 統 一1生. わ れ わ れ は 経 済 体(Wirtschaft)を. 考 え る が,個. 々 の 細 胞(Zelle)は. 手 で あ る 。 個 々 の こ の よ う な 経 済 体 は 特 定 の 目 的(Zweck)を 達 成 す る た め に は,諸 の 諸 力 は,目 に よ り,こ. 力 を 投 入 し,材. 標(Ziel)に. 経済活動の担 い. 有 す る。 この よ うな 目的 を. 料 を 準 備 す る こ とが 必 要 で あ る。 後 者 の 材 料 と前 者. 対 して 全 く一 定 の 関 係(Verhaltnis)に. あ るべ きで あ る。 これ. れ らが ま た 相 互 に 完 全 に 一 定 の 状 態 に あ る こ と が 保 た れ る 。 投 入 さ れ る 諸 力,. 準 備 さ れ る 材 料 が,経. 済 目 標 を 達 成 す る の に,適. して い る,あ. 可 能 性 が 与 え ら れ るな ら ば,す べ て の 経 済 体 に お い て,目 を 感 じ られ な い 。 こ の よ う な 脅 威 は,経 今 や,2種. る い は,十. 分で あるという. 標 の 達 成 に は 全 く脅 威(Bedrohung). 済 体 で は リ ス ク(Risiko)を. 類 の 異 な る 経 済 体 が 区 分 で き る 。 す な わ ち,価. 意 味 す る61)。. 値 創 造 経 済 体 と 消 費(家. 経 済 体(Erzeugungs-undVerbrauchs-(Haushalts-)Wirtschaft)で 商 業 に 従 事 す る(handeltreibende)経 が 生 ず る 。 す な わ ち,こ. 計). あ る 。 そ の 際,. 済 体 は 初 め の グ ル ー プ に あ げ ら れ る。 そ こ で 問 題. の 価 値 創 造 経 済 体 と す べ て の 経 済 体 の 中 に 存 在 す る リ ス ク は,そ. の 本 質 で 異 な らな い の か6鰯 。 先 に 述 べ た こ と に よ り,ま も 決 定 的 で(ausgesprochen),ま. ず,価. 値 創 造 経 済 体 に つ い て 触 れ る 。 こ れ ら で は,目 た,最. も 統 一 的 で あ る(einheitlichsten)。. 維 持 と 再 展 開 に と り十 分 な 利 益 を 可 能 に す る た め に,十. 分 な 規 模 で,取. よ り共 通 し た 欲 求 充 足 に 参 加 す る こ と が 問 題 に な る 。 ま た,投 料 に よ る,経. 済 体 の 区 分 が,諸. ⑳vgl.Nicklisch,H.1915.s.265左. 的が最. そ こ で は,. 引(Umsatz)に. 入 され る諸 力 と存 在 す る材. 力 と 材 料 の 経 済 上 の 結 合 で あ る 限 り,そ. こ で は 特 に 強 く現. 一265右.. 6DvglNicklisch,H.1915.S.265右. ⑫vglNicklisch,H.1915.s.265右. ㈹. な お,商. 業 に,価. 値 創 造 機 能 が あ る の か,否. 経 済 体 か ら 消 費 経 済 体 に,モ リ ッ シ ュ の 主 張 は,分. 業 経 済 体 制 に 慣 れ 親 し ん だ,わ. 商 業 の 具 体 的 機 能 と し て,所 れ る が,一. 括 して. か は,経. 済 学 で,議. ノ を 移 動 さ せ る こ と に よ り,価. 有 権 移 転,物. 流,決. れ わ れ に は 理 解 し易 い 。 そ し て,最. 済,金. 「需 給 接 合 機 能 」 と わ れ わ れ は 呼 ぶ 。. 一236(236)一. 論 さ れ て き た 。 こ の 点,生. 値 の 創 造 が 行 わ れ る と い う,ニ. 融,リ. ス ク 負 担,情. 産 ック. 近 で は,. 報 伝 達 な どが あ げ ら.
(15) ニ ック リッ シ ュ に よ る リス ク ・マ ネ ジ メ ン トにつ い て の 一・ 考 察(牧 浦) れ る 励。 しか し,家 ち,特. 計 経 済 体 で も,多. く は 異 な らな い 。 こ こ に も ま た,経. 定 の 個 々 の 人 間 の 需 要 の 充 足 が 重 要 で あ る 。 ま た,こ. さ れ,実. 行 さ れ る 限 り,適. 切 な 材 料 と,個. 済 目的 が あ る。 す な わ. の 目 的 の た め に,消. 費が規制. 々の 材 料 の 選 択 と その 調 達 につ いて 配 慮 す る諸. 力 が 十 分 な 量 で 自 由 に 使 用 さ れ る べ き で あ る 。 こ れ らの 相 互 に 結 合 さ れ て い る 関 係 が バ ラ バ ラ に な る こ と は 個 々 の 経 済 体 の 本 質(Sein)を. 脅 か し,実. る 程 度 ま た こ こ で も 常 に 存 在 す る 。 こ の た め,例. 外 な し に,す. リ ス ク(Wirtschaftsrisiko)の だ が,ま. 際 に は,こ. の よ うな 脅 威 は あ. べ て の 経 済 体 に と り,経. 済. 全 く共 通 し た 形 式 が 妥 当 し て い る こ と を わ れ わ れ は 知 る ㈲。. た,相 違 が 存 在 す る 。 家 計 経 済 体 で は,リ. ス ク に よ り,人 間 は 自 らの 存 在(Dasein). を 直 接 的 に 脅 か さ れ る 。価 値 創 造 経 済 体 で は 異 な る 。 そ こ で は,自 然 人(physischePerson) で は な くて,経. 済 体 の 活 動 が ま ず 問 題 に な る 。 従 っ て,結. 局,家. 計 経 済 体 に よ る この よ う. な リ ス ク は 人 間 の 生 活 に 作 用 す る 。 価 値 創 造 経 済 体 の 活 動 が 破 滅 す れ ば,ま す な わ ち,所. 有 者(lnhaber),従. る 。 更 に,崩. 壊 は,ま. に も,は. た,必. 業 員(Angestellte)と 需 物 資 を そ こ か ら直 接,あ. っ き り と 感 じ られ る 。 ま た,破. ス ク が ど れ 程 に な る の か は,そ. 労 働 者 の 家 計 経 済 体 が 危 な くな る い は,間. 接 に 引 き 取 る,使. の 重 要 性 の 程 度 に,す. な わ ち,労. 働 力 の 提 供 者 と供 給 者 と. 難 か に 依 存 す る 。 こ の た め,価. 計 経 済 体 で の リ ス ク の 実 体(Wesen)が. 統 一 体(ein)で. も ち ろ ん,個. ま り,人. あ る こ と,す. 値 創 造 経 済 体 と家 な わ ち,広. 義の唯一. 間 の 欲 求 充 足 の 脅 威 で あ る こ と が 再 び 示 さ れ る㈹。. 々 の 経 済 体 か,す. ク に 対 抗 す る 方 法 は,異. 用者. 滅 し た 経 済 体 の リ ス ク か ら家 計 経 済 体 に 対 す る リ. して の 彼 ら を 補 充 す る こ と が 容 易 か,困. の 経 済 目 的,つ. ず そ の 所 属 者,. べ て の 経 済 体 で の リ ス ク を 問 題 に す る の か に よ り,リ. な る べ き で あ る た め,人. ス. 間 の 活 動 に対 す る関 係 で の 個 々の 相 違 は. 無 視 で き な い 。 す な わ ち,価 値 創 造 経 済 体 が 他 の 経 済 体 の リ ス ク に 対 し て 身 を 守 る よ う に, 家 計 経 済 体 は,他. の 経 済 体 の リ ス ク に 対 して 身 を 守 る べ き で あ る 。 こ の こ と は,ど. な 源 泉 に 個 々 で は 由 来 す る と して も,す. べ て の リ ス ク に 対 して 成 立 す る 。 ま た,社. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉 を 原 因 と す る(bedingen)リ 現 在,影. 響 力 を 増 して い る 社 会 問 題. の よう 会問題. ス ク に 対 し て も そ う で あ る6の 。. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉 で 停 滞 し て い る 活 動 を,. 社 会 リ ス ク 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 リ ス ク〉 の 意 識 を 軽 減 す る こ と に 貢 献 す る 限 り,2. 勧vglNicklisch,H.1915.s.265右. 一266左.. ㈲vgl.Nicklisch,H。1915.s.266左. 。. ㈲vgl.Nicklisch,H.1915.s.266左. ⑳vglNicklisch,H.1915.s.266左.. -237(237)一.
(16) 第59巻. 第1号. つ の 大 き な 効 果 の 流 れ(Wirkungsstrom),つ. ま り,「 社 会 問 題 に 対 す る 配 慮 」 〈【筆 者 補. 足 】 原 文 は 戦 争 に 対 す る 配 慮(KriegsfUrsorge)〉 わ れ て き た 方 策 に,区 分 す る こ と は,完 原 文 は 戦 争 〉 に 対 す る 配 慮 は,人 効 で あ る し,後. 者 は,主. に,価. と,価. 値 創 造 経 済 体 の 維 持 の た め に行. 全 に 論 理 的 で あ る ㈱。前 者 の 社 会 問 題 〈【筆 者 補 足 】. 間 の 存 在(Dasein)を. 直 接 脅 す,脅. 値 創 造 経 済 体 の 活 動 を 危 な くす る,社. 威 に 対 して 非 常 に 有 会問題. 〈【筆 者 補 足 】. 原 文 は 戦 争 〉 の 影 響 に 対 抗 す る よ う に 作 用 す る69。 共 通 して 調 整 さ れ た 方 策 が,同 て は,否. 定 さ れ ず,す. 接 的 に,両. 方 向 に 作 用 す る こ と は,こ. は,自. ず と 与 え られ る6①。. 基 幹 設 備 リス ク と活 動 リス ク. 更 に,着. 眼 点 は,常. tionswirtschaft)に. に,優. 先 的 に,他. 業 目 的 に 適 し た,十 waffnen)べ る,制. の た め に 財 を 準 備 す る,生. 分 な,諸. こ に は,事. 度(Einrichtung)が. 料 に よ り 目 的 を 果 た す こ と を,諸. と 呼 ぶ が,資. 合 し た 経 済 上 で の 結 合 は,あ 経 済 体 の 設 立 よ り前 に,特. る 程 度,必 に,そ. あ る 。 ま た,事. 力 が で き る よ う にす. れ わ れ は,設. 産 の 一 部 分 に 与 え ら れ る,諸. 備,「 設 備 資. 力 と材 料 の 目的 に適. 要 で あ る61)。. の 存 在 が 発 展 す る 経 営 の 前 提 で あ る よ うな 経 済 体 で は そ. ら ゆ る 認 識 で き る 可 能 性 に つ い て の 考 慮(BerUcksichtigung)と,ま. 確 率 の 甚斗酌(Erwagung)に す る 構 成(Gliederung)と. 従 っ て,品. 質 と 同 様 に,数. 構 造(Aufbau)で,材. (Verhaltnis)が. 見 付 け られ る べ き で あ る 。 基 幹 設 備(Grundanlage)で. 下 の よ う に 記 載 さ れ て い る 。 す な わ ち,現. 在,荒. は まず. 体 に対 力(個. 当な関係 「計 算 課. れ 狂 って い る戦 争 で 停 滞 して い の 効 果 の 流 れ(Wirkungsstrom),. 値 創 造 経 済 体 の 維 持 の た め に 行 わ れ て き た 方 策 に,区. 全 に 論 理 的 で あ る(vglNicklisch,H.1915.s.266左. ⑲vgl.Nicklisch,H。1915.s.266左. た,全. 業 目 的 に よ り 条 件 付 け ら れ た,正. 争 リス クの 意 識 を 薄 れ させ る こ と に貢 献 す る 限 り,2つ. つ ま り,「 戦 争 に 対 す る 配 慮 」 と,価. た,. 材 料 と補 助 材 料),諸. び に,設. 原 文 で は,以. 備 と道 具 の 間 で,事. 料(原. 量 に 従 っ て,ま. 人 と 非 個 人),並. る こ と は,完. れ わ れ は 自 らの. 力 に は必 要 な 配 備 が な さ れ る(be-. 準 備 さ れ る べ き で あ る 。 そ して,わ. 産(Anlagevermδgen)」. う で あ る が,あ. 業 目 的(Geschaftszweck)が. 力 と 材 料 が あ る 。 更 に,諸. き で あ る 。 つ ま り,材. る活 動 を,戦. 産 経 済 体(Produk-. 向 け られ る べ き で あ る 。 こ の よ う な 制 限 に よ り,わ. シ ェ ー マ に 戻 る 。 す な わ ち,そ. ㈹. れ によっ. べ て の 経 済 体 で の リ ス ク の 本 質 が 統 一 さ れ て い る 場 合(beider. WeseneinheitdesRisikos)1こ. ②. 時 に,直. 一266右.. ㈹vgl.Nicklisch,H.1915.s.266右. 6DvglNicklisch,H.1915.S.266右. -238(238)一. 一266右)。. 分す.
(17) ニ ック リッ シ ュ に よ る リス ク ・マ ネ ジ メ ン トにつ い て の 一・ 考 察(牧 浦). 題(Rechenaufgabe)」. で あ る 。 これ ら基 幹 設 備 は まず 有 能 な 成 功 の 見 込 み の 有 る もの(fahiger. Erfolgtrager)と も ち ろ ん,こ. し て,紙. 面上で. 〈【筆 者 補 足 】 見 積 も り に よ り〉 証 明 さ れ る べ き で あ る 。. の よ う な 計 算 で は,健. 全 な 経 済 の 設 立 を も た らす べ き で あ る な ら ば,既. 真 の 活 動 の 価 値(wirklicherLebenswert)が,洞 し っ か り確 認 さ れ る(eingefuhrt)べ しか し,こ. 察 可 能 な 専 門 知 識 と 経 験 の 源 泉 か ら,. き で あ る鋤。. れ が 前 提 と さ れ う る 所 で も,設. 立 の 後 で,す. べ て の 脅 威 が 排 除 され るの で は. な い 。 わ れ わ れ の 知 識 は 完 全 で は な い(StUckwert)し,全. く一 世 代(Menschenalter). で の 経 験 に よ りす べ て の 可 能 性 を 論 じ尽 くせ る も の で も な い 。 こ の た め,経 に 査 定 さ れ た 基 幹 設 備 で も,あ 上 の 特 徴 を 有 す る リ ス ク,つ. る 程 度 は 危 険 で あ る 。 そ こ で は,基 ま り,基. る 。 こ の 基 幹 設 備 リ ス ク は,設. で は,基. して,(価. 具 を 用 い て,労. 応 し な い と き,と. 済 体 は 自 ら の 行 為(Tatigkeit)を. 持 続 して い. 料 で,機. に か く効 果 を あ らす 。 そ こ. 始 め る。 つ ま り,経. 済 体 は,設. 算 さ れ た 結 果,原. の 意 思 が 適 切 で あ る と して も,期. 価価値. 値 の 創 造 を も た らす 。 も ち ろ ん,こ. くの 様 々 な 要 素 に 左 右 さ れ る 。 こ れ らの 内,す. 経 済 体(produzierendeWirtschaft)の. 備 と工. 械 的 か 化 学 的 な 方 法 で 事 業 目 的 を 達 成 す る た め に,. 入 さ れ た 価 値 の 総 額 を 上 回 る,価. れ が 行 わ れ る の か は,多. 算. は な い こ と が 示 さ れ る㈹。. 自 らの 力 を 展 開 す る ㈱。 こ の よ う な 活 動(Betatigung)は,計 (Kostenwert),投. 幹 設 備 か ら 生 じ,計. め 用 意 さ れ た 設 備 と 諸 力 が 材 料 に 適 合 して お ら な. 値 と構 成 に よ れ ば)順. 働 に よ り,材. 重. 備 の 範 囲 と 給 付 能 力 が 事 業 目 的 の 要 求 を 上 回 っ た り,ま た,. 幹 設 備 リ ス ク は 単 純 な 数 値(einfacheGr6Be)で. 更 に 続 い て,経. 済 体 は,慎. 幹 設 備 リ ス ク(Grundanlagerisiko)は. 事 業 目 的 の 要 求 に 達 して い な い と き,予 い と き,そ. に,. べ て が,生. 意 思 に 従 う の で は な い 。 そ して,生 待 さ れ る 成 果 が 生 ず る の か,あ. る い は,全. 産す る. 産 す る経 済 体 く価 値 損 失 が. ㈹vglNicklisch,H.1915.s.266右. ㈹vglNicklisch,H.1915.s.266右. ㈹. ニ ッ ク リ ッ シ ュ は,「 経 済 的 経 営 学 』 で,「 (Nicklisch,H.1925.s.1.)と た め に,工 S.36.;参. 具,材. (1954)「. 料 が 装 備 さ れ た,作. 照 。 大 橋 昭 一・著(1966)『. 著(1977)『. こ の 経 営 経 済 学 の 中 心 点 に は,企. み な し,「 経 営 は,欲. 同 の 目的 の. 業 現 場 で 活 動 し て い る 人 間 で あ る 」(Nicklisch,H.1925. ドイ ツ 経 営 共 同 体 論 史 』 中 央 経 済 社1966年185頁;岡. 経 営 経 済 学 の 形 成 』 森 山 書 店1977年196頁;田 ド イ ツ 経 営 学 」 森 山 書 店1954年67頁;大. 学 の 発 展 と 展 開 」(大 橋 昭 一 編 著 ・渡 辺 朗 監 訳 21-22頁)と. 業 と経 営 が あ る」. 求 の 充 足 の た め に 設 定 し た,共. 島 壮 幸1973.107頁;市. 橋 昭 一 稿(1996)「. 序論. 本人志 原 季 一 著. ニ ッ ク リッ シ ュ経 営. 『ニ ッ ク リ ッ シ ュ の 経 営 学 』 中 央 経 済 社1996年. 定 義 し た 。 そ し て,『 経 営 経 済 』 で は,「 経 営 経 済 学 の 対 象 は,経. 営 と 呼 ば れ る,経. 済 単 位 の 活 動 で あ る 」(Nicklisch,H.(1932):DieBetriebswirtschaft,7。Aufl.,Stuttgart 1932.S.6.)と. 規 定 した(参. 照 。 大 橋 昭 一1966.203頁228-229頁;市. 稿1996.6-7頁)。 -239(239)一. 原 季 一・1954.67頁;大. 橋昭一.
(18) 第59巻. 第1号. あ ら わ れ る の か と い う,十 分 な 可 能 性 が 残 さ れ て い る。 そ こ で は,活 個 々 の 活 動,個. 々 の 評 価,個. 々の 化 学 的 な 過 程. は,こ. す る こ と に 対 して リ ス ク が あ る 。 他 の リ ス ク が,先 ち,活. 動 リ ス ク(Betatigungsrisiko)で. 動 の す べ て の部 分. れ ら が,事. と 同 様 に,こ. 業 目的 の 達 成 に貢 献. こで も示 され る。 す な わ. あ る 。 こ の 活 動 リ ス ク は,基. ク と して は 少 し しか 構 成 さ れ て い な い 。 つ ま り,こ. れ が 含 む,小. 幹 設 備 に よ る リス. さな リス ク グル ー プの 列. 挙 は この こ と を証 明 して い る。 す な わ ち,調 達 リス ク,生 産 リス ク,管 理 リス ク(Verwaltungsrisiko)と. 販 売 リス ク が こ れ に属 し て い る が,そ. risiko)が. の 際,管. 理 リ ス ク に は 信 用 リ ス ク(Kredits-. 含 め ら れ る ㈲。. しか も,ま (eins)で. た こ こ で は,再. び,す. べ て の 経 済 上 の リス クが その 最 も深 い本 質 で は統 一 体. あ る こ と が 強 調 さ れ る べ き で あ る 。 しか し,経 済 体 の 問 題 の 熟 慮 に と り,基. 備 リ ス ク は 活 動 リ ス ク と は 区 別 さ れ る べ き で あ る 。 つ ま り,と で あ る 。 す な わ ち,前. 者 の 基 幹 設 備 リ ス ク は,既. は,活. 動 に お い て 可 能 な,誤. の 結 果,こ. に,活. っ た 結 果 が,経. 対 応 して い る 。 し か し,こ. 験 が 教 え る 規 模 で,予. 方 法 は,通. 常,場. す れ ば,こ. れ ら は 調 達 さ れ る べ き で あ る 。 こ れ に 対 して,個. さ れ,改. 所(hierunddort)に. れ ら は,そ. の 前 提(Bedingung)と. も の が 導 入 さ れ る べ き で あ る 。 ま た,作. も ち ろ ん,こ heit)が. 強 調 さ れ る(herandrangen)。 動 が,全. 間 で の 関 係 を 条 件 と す る た め,そ. ㈹vgl.Nicklisch,H。1915.s.266右. 々,あ. 済活動. 備や材料が不足. る い は,全. 体での活動. そ の 経 緯(Verlauf)で. 調査. ン トロ ー ル が 不 足 して い る な ら ば,こ. の よ うな. 業 方 法 が 完 全 に 十 分 で な け れ ば,既. 更 に 教 育 さ れ る か,よ. こで もま た 同様 に 再 び,さ. 業 目 的 が 要 求 す る,活. 慮 さ れ,そ. 証 さ れ る(sichern). よ り さ ま ざ ま で あ る 。 資 本,設. 善 さ れ る べ き で あ る 。 つ ま り,コ. い る 人(diealten)は. 幹設備で. 区 別 さ れ る 。 す な わ ち,経. リ ス ク に 対 して 保 護 さ れ(eindecken),保. が 効 果 的 で な け れ ば,こ. 想 さ れ,考. こ で は,. 自 の 活 動 リ ス ク が 初 め て 現 れ る㊨ ③。. 動 リ ス ク は 処 理(Behandlung)で. 者(Wirtschaftende)が. 算上の特徴を. 再 び 示 さ れ る べ き で あ る 。 と い う の は,基. の 規 模 を 上 回 る と,独. しか し,更. 因 が 異 な るた め. に 明 らか に し た よ う に,計. 有 し,後 者 の 活 動 リ ス ク は 活 動 で の 危 険(Fahrnis)に リ ス ク の 統 一 体(Risikoeinheit)が. に か く,原. 幹設. に雇 用 され て. り良 い 新 し い 人 が 投 入 さ れ る べ き で あ る ㈹。. ま ざま な リス ク グル ー プ で の本 質 の 統 一 性(Weseneinす な わ ち,作. く簡 単 で な け れ ば,事. 業 方 法 は 基 幹 設 備 の 対 象 で あ り,事 業 目 的 に よ り,諸. う で あ る べ き で あ る 。 そ して,基. 一267左.. ㈹vgl.Nicklisch,H.1915.s.267左. ㈲vglNicklisch,H.1915.s.267左.. -240(240)一. 力,設. 備 と材 料 の. 幹 設 備 で の 誤 った 関 係.
(19) ニ ック リッ シ ュ に よ る リス ク ・マ ネ ジ メ ン トにつ い て の 一・ 考 察(牧 浦) が,ま. た,作. で あ り,む しか し,基. ③. 業 方 法 で の 変 更 や,新 し ろ,通. 常 で は,も. し い 作 業 方 法 の 採 用 に よ り,排. っ と も ら し い(wahrscheinlich)㈹. 除 さ れ る こ と は,可. 能. 。. 幹 設 備 リ ス ク と 活 動 リ ス ク で の 相 違 は 避 け られ な い㈹。. リス クの 原 因 と 内容. ど の よ うに 社 会 リス ク 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は戦 争 リス ク〉 は,こ の シ ェー マ に組 み 込 ま れ る の か。 要 す る に,社 会 問題 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は戦 争 〉 に よ り,特 殊 な本 質 の リス ク は存 在 す るの か ⑩。 後 の 問 いで は,語. られ た こ と に よ り,わ れ わ れ に は答 え は簡 単 と思 わ れ る。 す な わ ち,. 社 会 問 題 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は戦 争 〉 の影 響 は,経 済 の構 成 体(Gebiete)で. は,人 間,さ. ま ざ ま な 国 の住 民 の,欲 求 の充 足 を 全 く危 険 にす る。 本 質 に よれ ば,社 会 リス ク 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は戦 争 リス ク〉 は全 く新 しい もの で はな い。 しか し,原 因 は特 殊 で あ る。 最 も親 密 な 原 因 は,経 済 の 領 域 で はな くて,む. しろ,政 治. の 領 域 に あ る。 た とえ ば,社 会 問 題 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は戦 争 〉 の勃 発 で と もに作 用 す る, 経 済 上 で の 対 立 は,純 粋 な 政 治 上 で の 思 考 過 程(フ 連 した,政 治 上 で の 領 域 で の 回 り道 に お いて,初. ラ ンス人 の 報 復,汎. ス ラ ブ主 義)に 関. めて 因 果 関 係 に引 き入 れ られ る⑳。. 社 会 問題 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は戦 争 〉 の 影 響 の 克 服 の た め に,適 宜 に方 策 を採 用 す る こ と を思 い留 ま る た め,特 別 な リス クが形 成 さ れ る とき に は,原 因 は幾 分 異 な る。 この場 合, 社 会 リス ク 〈【筆 者 補 足 】原文 は戦 争 リス ク〉に対 して 経 済上 で の原 因 の一 部(Teiluesache) が 生 ず る。 しか し,こ の よ うな社 会 リス ク 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は戦 争 リス ク〉 は,政 治 上 で の原 因,社 会 問題 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は戦 争 〉 を 引 き起 こす 原 因 に よ り,初 め て効 果 を 現 わす 。 後 者 の社 会 問題 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は戦 争 〉 を 引 き起 こす 原 因 が主 要 な 原 因,前 者 の 経 済 上 で の 原 因 は副 次 的 な 原 因 で あ る。 そ こで は,従 って,こ れ に よ り,わ れ わ れ の 初 めの 帰 結(Ergebnis)に. 関 して は 全 く変 りは な い⑫。. しか し,結 果 の 領 域 で は,何 も(wieder),他. の リス クグ ル ー プ との相 違 は存 在 しな い。. 社 会 リス ク 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は戦 争 リス ク〉 は,経 済 体 で は,上 記(1と2)で. ㈱vgl.Nicklisch,H.1915.s.267左. 一267右.. ㈹vglNicklisch,H.1915.s.267右. ⑩vgl.Nicklisch,H。1915.s.267右. 。. ⑳vgl.Nicklisch,H.1915.S.267右. ⑫vglNicklisch,H.1915.s.267右.. -241(241)一. 既 に特.
(20) 第59巻 徴 付 け られ た,す 一方 で. ,社. 第1号. べ て の 見 取 り図(GrundriB)に. 従 っ て の み,作. 会 リ ス ク 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 リ ス ク〉 は,材. す る 。 こ れ は,国. 内 経 済 を,外. は,部. 離 す る 。 そ の 他 の 材 料 の 調 達 に 対 し て,社. 分 的 に,分. 国 の 材 料 を 加 工 す る 限 り,仕. 戦 争 〉 が 正 常 な 価 値 形 成 を 妨 げ,価. た,多. くの 事 業 部 門 で,販. トの 力 の 引 き 抜 き(Entziehung)が. あ ら ゆ る こ れ らの 結 果(Folge)は,制. 合 に 対 して,平 そ こ で は,社. 会問題. 全 に,あ. 度 の,完. るい. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 殊な リ. 売 に 対 して も 生 ず るσ の。. 全 な,あ. る い は,部. 分 的 な 利 用 拒 否 や,. れ ら は,よ. り長 く続 く程,そ. り強 く作 用 す る ⑯。. 経 済 体 の 活 動 で は,そ 非 常 に 多 くの 取 引(活. 入 れ 先 か ら,完. 用. 生 ず る㈲。. 設 備 の 給 付 能 力 と そ の 利 用 の 間 で の 誤 っ た 関 係 で あ る が,こ の 存 在 能 力 に お い て,よ. 料 の 側 面 に 従 っ て,作. 格 が 困 難 に コ ン トロ ー ル さ れ る こ と に よ り,特. ス ク が 生 ず る 。 同 様 な 困 難 は,ま 他 の 側 面 で は,ヒ. 用 す る⑱。. の 他 よ り も,よ. 動 期 間)で,今. 均 して,よ 会 問題. り予 測 で き る よ う に 振 る 舞 う べ き で あ る 。 今 や, ま で 以 上 に 損 失 に 脅 か さ れ,こ. の 損 失 は,個. 々の 場. り大 き くな る ㈹。. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は 戦 争 〉 は,基. 幹 設 備 リ ス ク と活 動 リ ス ク の 増. 大 で 現 れ る ⑱。 結 果(Folge)は,罹. 災 者 の 範 囲(Grenze)の. 平 和 〉 な 時 で あ れ ば,確. 固,か. つ,確. 拡 大 で あ る。正 常 な. 実(festundsicher)に. 今 や,こ. の 罹 災 者 の 中 に い る 。 連 邦 政 府(Bundesrat)は,今. 8月4日. の 経 済 方 策 を 強 化 す る 法 律 の 第3条. に 基 づ き,彼. 〈【筆 者 補 足 】 原 文 は. 存 在 す る,経 年. 済 体 で さ え,. 〈【筆 者 補 足 】1915年. 〉の. ら に 対 して,「 破 産 手 続 き の 回. 避 の た め の 事 業 監 査(GeschaftsaufsichtzurAbwendungdesKonkursverfahrens)」 の 採 用 に よ り配 慮 して い る ⑲。 既 に そ の 前 に,信. 用 不 足(Kreditnot)が. 起 こ っ て い る(einsetzen)。. 信 用 制 度 で は,. 不 信 は 特 別 な 役 割 を す る ⑳。 単 な る 用 心 と は 大 い に 異 な り,こ 加 さ せ,増. の よ う な 心 理 的 な 要 素 は,全. 幅 す る よ う に(vervielfaltigend),作. ㈲vgl.Nicklisch,H.1915.s.267右. ㈹vglNicklisch,H.1915.s.267右. ㈲vglNicklisch,H.1915.s.267右. ㈹vgl.Nicklisch,H.1915.s.267右. ⑰vglNicklisch,H.1915.s.267右. ⑱vgl.Nicklisch,H。1915.s.268左. 。. ⑲vgl.Nicklisch,H.1915.s.268左. ⑳vglNicklisch,H.1915.s.268左.. 一242(242)一. く,弊. 用 す る 。 不 幸 に も,こ. 害(Obel)を,増 こで 特 に これ を 縮.
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