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東部インド洋における硝酸の窒素酸素同位体比

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Academic year: 2021

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(1)PR0083 G3. 東部インド洋における硝酸の窒素酸素同位体比 ○吉川知里 1、眞壁明子 1、松井洋平 1、豊田栄 2、本多牧生 1、 横川太一 1、布浦拓郎 1、大河内直彦 1 (1 海洋研究開発機構、2 東工大). 海洋表層の硝酸濃度は、海洋の一次生産を決める主要な要因である。硝酸の窒素・酸 素同位体比は、海洋内部における窒素循環(植物プランクトンによる消費・無機化によ る再生)や海洋外部との窒素の流入出(窒素固定、脱窒など)など、海洋窒素循環のト レーサーとして広く用いられている。また、沈降粒子や海底堆積物の窒素同位体比には、 過去における海洋表層の硝酸の窒素同位体比の変動が記録され、魚類の脊椎骨の窒素同 位体比には、回遊経路上の表層の硝酸の窒素同位体比が保存されていることが明らかに なっている。それゆえ、硝酸の窒素同位体比の全球分布を明らかにすることは、古気候 研究においても水産研究においても重要な課題となっている。そこで本研究では、観測 例が極端に不足している東部インド洋にいて、硝酸の窒素・酸素同位体比を測定し、当 海域における窒素循環像を明らかにするとともに、硝酸の窒素同位体比の全球データア ーカイブの拡充を目指している。 東部インド洋の東経 88 度の測線における KH-18-6-leg2 航海と東経 111 度の測線にお ける MR15-05-leg1 航海において、表層から海底直上まで約 50ml の海水を採取し、フィ ルターろ過後、凍結して持ち帰った。ラボにて亜硝酸を除去後、脱窒菌法を用いて硝酸 を N2O へ変換し、PT-GC-IRMS を用いて窒素・酸素同位体比を測定した。ベンガル湾北 部の亜表層の貧酸素水塊では、周囲の水塊と比較して窒素・酸素ともに高い同位体比を 示し、水柱における硝酸還元が示唆された。またベンガル湾南部の亜表層の高塩分水塊 では、窒素・酸素ともに低い同位体比を示し、窒素固定由来の有機物が無機化している ことが示唆された。さらに、南緯 10 度の比較的低塩な中層水では、東経 111 度の中層 水とほぼ同じ窒素・酸素同位体比を示し、インドネシア通過流起源の水塊である可能性 が示唆された。. Nitrogen and oxygen isotopes of nitrate in the eastern Indian Ocean *C. Yoshikawa1, A. Makabe1, Y. Matsui1, S. Toyoda2, M C. Honda1, T. Yokokawa1, T. Nunoura1, N. Ohkouchi1 (1JAMSTEC, 2Tokyo Tech).

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