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JAIST Repository: 準安定窒素原子と水分子の反応

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Academic year: 2021

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(1)JAIST Repository https://dspace.jaist.ac.jp/. Title. 準安定窒素原子と水分子の反応. Author(s). 橋本, 秀臣. Citation Issue Date. 1999-03. Type. Thesis or Dissertation. Text version. none. URL. http://hdl.handle.net/10119/2584. Rights Description. Supervisor:梅本 宏信, 材料科学研究科, 修士. Japan Advanced Institute of Science and Technology.

(2) 準安定窒素原子と水分子の反応 橋本 秀臣. (梅本研究室). 【緒言】本研究室では準安定窒素原子 N(2 D) と水分子( H2 O 、D2 O) の反応によって生成 される NH(ND) ラジカルの初期回転振動分布を決定してきた。本研究では、水分子との 反応により生成される OH(OD) ラジカルの検出を試みた。また H(D) の検出をおこない、 平均並進エネルギーと収率を求めた。先の解析結果と合わせることにより、反応過程の詳 細について検討した。 【実験】Nd:YAG レーザー励起の色素レーザーの二倍波 (275.3nm) を反応容器内の NO と H2 O(D2 O) の混合系に照射し NO を光分解させ N(2 D) を生成させる。生成した N(2 D) と H2 O の反応によって OH(OD) ラジカル、H(D) が発生する。OH(OD) ラジカルは Nd:YAG レーザー励起の色素レーザーの二倍波 (318nm) を用いた LIF 法により検出した。H(D) 原子は二光子吸収の LIF 法で検出した。 【結果・考察】図 1 に N(2 D) と H2 O の反応により生成された OH ラジカルの回転状態分 布を示す。回転分布から決定した回転温度は 2000K である。また、NH ラジカルの回転温 度は 3000K であり、NH ラジカルのみならず、OH ラジカルも回転励起していることが分 かった。これは反応が直接引き抜きではなく、寿命を持った中間状態 (HNOH 又は H2 ON) を経由するためだと考えられる。図 2 に H 原子のドップラースペクトルを示す。スペクト ルの解析から H 原子の平均並進エネルギーは 65kJ/mol であった。一方、D 原子の平均並 進エネルギーは 67kJ/mol であった。N(2 D) と H2 (D2 ) から生成する H(D) 原子の収率を 1.0 とすると N(2 D) と H2 O(D2 O) から生成する H(D) 原子の収率は 0.1160.03(0.1760.04) であった。実験で得られた H(D) の平均並進エネルギーと反応の発熱量の関係から H 原 子と対になる生成物は三重項状態の HNO(HON) ではなく、一重項状態の HNO(1 A ) であ ることが分かった。 0. 図 1: OH ラジカルの回転状態分布 P1 ;. ■ Q1 ; ▲ R1 ; ● P2 ; □ Q2 ; △. R2 ;. ○. keywords. 図 2: H 原子のドップラースペクト ル. LIF 法, 回転状態分布, ド ップラースペクトル. Copyright c 1999 by Hideomi Hashimoto.

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