「
地方卸売業の物流活動の現状」
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長
野
県
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事
例
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"The Actual State of Local Wholesalers' Physical Distribution"
―A Study of Wholesalers in Nagano Prefecture―
は
じ め に
卸売業を取 り巻 く経営環境がますます厳 しくなっ て きている。 それは、量販店等の小売業か ら卸機 能高度化要求の高 ま り、 さらに小売業 とメーカー との直取引を 目指 した卸売業の排除傾向な どに端 的に現出 している。 また、近年 まで卸売業の利益 源であった、中小小売業の売上不振、店数の減少 な ど卸売業の利益減に結びつ く現象 も顕著になっ て きてい る。 つ ま り、卸売業は卸機能の高度化 のための経営 コス ト増 と中小小売業などの利益源の減少 とい う 二重苦に落ち込んでいるのである。 この ような状況下で大手卸売業は資本力、技術 力な どを生か して地方卸売業の グル ープ化、系列 化に乗 り出す とともに、情報関連機器の積極的な 導入に よ り、効率的経営を 目指 し、 さらには、そ の情報力を生か して、小売店支援活動を活発化 し、 その取引関係を強固な ものに しようとしている。 一方、地方の有力な卸売業のなかには、当該地域 において異業種卸売業 との提携を強め、地域流通VAN
を形成 して、その地域で確固た る地位を築 きつつあ る企業 もある。 以上の ような卸売業界での再編成の動 きのなか で、特に経営環境が厳 しい といわれている地方卸 売業の活動状況 と課題を、最近、特に重要視 されて いる卸売業の物流機能に焦点を当てて検討す るこ とが本稿 の 目的である なお、地方卸売業の物流活動の現状 と課題を検 討す る基礎資料 として、長野県下の食品 ・化粧品 等卸売業 に対す るアソケ- ト調査結果を利用 しt
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Mitsuhisa lshiguro
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. 卸 売 業 の物 流 機 能 の重 要 性 (1) 卸売業の物流の動向 現在、卸売業界全体の物流動向について、行政 側は以下の ようにまとめている(喜) o消費者 ニーズの多様化等に よ り、多品種 の商 品の提供が要求 され る結果、在庫を極 力圧縮 す ることが不可欠 となっている。 oそのため、 コンピュータ制御の自動倉庫、 自 動仕分け コンベア等が開発 され、 これ らを組 み合わせ ることに よって小 口 ・多頻度 ・迅速 な、いわゆ るジャス ト ・イソ ・タイムの高度 な物流体制が構築 されて きている。 o先進的な卸売業は、物流を重要な経営戦略の 一 つ として位置づけ、 ジャス ト・イ ソ ・タイ ムに対応 した物流セ ンターを積極的に設置 し て、 システムの効率化を図っている。 o卸売業の中には販売先 との時間距離を よ り短 縮す るため、小規模な物流拠点を多数設置す る動 きもみ られ、それ ぞれの機能に対応 して 物流の効率化を図ってい る。 oまた、一方で物流の共同化-の取 り組みが多 様 な形で進展 している。卸売業において も、 共 同で物流セ ンターを構築す るなど共 同化-の取 り組みが活発である。 以上 の ような全般的な動向の中で、食品、化粧 品等の卸売業の物流活動上の問題点を列挙すれば、 (i)地方卸売業には高速道路網の整備が深刻 な問 題 である。つ ま り、高速道路網の完備 は中央 と地方の時間距離を大幅に短縮する。 (ii)メーカーや大型小売業 (量販店)がみ ずか ら の物流 システムを効果的に しようとす ると、卸売業は 自社の計画か らはずれた細かい、そ の時 々に個別に対応す る物流作業を余儀な く され る。
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l)卸売業の競合が激 しくなればなるほ ど、その 競争の中心が顧客の在庫の肩代わ り、小 口の 緊急 ・多頻度配送な どの物流になる。4
\川、売段階にPO
Sシステムが普及すれは、卸 売業に小 口の緊急 ・多頻度配送の要求が より 強 ま り、卸売業の物流効率が悪 くな る。M
卸売業の物流 コス トが ア ップす ることに より、 物流 コス トが卸売業の利益を大 き く圧迫す る ことになる。 な どである(.3) 食品 ・化粧品等の物流に関 して、卸売業に対 し ては、上記の ような小 口 ・多頻度の物流、つ ま り、 ジャス ト・イソ ・タイムの物流要請が、特に量販店 から強 く出されている。行政側のい う物流動向では、 先進的卸売業の積極的物流対応方策が述べ られて いるが、地方の卸売業の大部分は、物流業務を効 率化できず、物流 コス トの上昇 と売上の伸び悩み に よる利益増加の鈍化で非常に苦 しい経営を強い られていると思われ る。 (2)小売業の物流=-ズと卸売業の問題点 食品 ・化粧品等の商品については、量販店を中 心 とす る、小売業か ら卸機能の うち、特に物流機 能の高度化の要請が強い。それは具体的に、①店 頭欠品を防止 したい、㊥納入体制を効率化 したい、 0陳列棚-の陳列作業の効率化を図 りたい、㊤補 充発注の方法を簡素化 したい、などのニーズ とな っている。 この ようなニーズに対 して、卸売業、なかで も 地方卸売業の物流上の問題点 として次の よ うなこ とが指摘できよう。 (i)倉庫横能が、小売業の受注処理のための効率 的なシステムになっていない。 (ii)納入先の ニーズに対応 した物流 スケジュール 化 とシステム構築がな されていない。引
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倉庫内作業の効率化に対す る取 り組みが、不 十分である。 4切コンピュータに よる在庫管理の水準が低い。M
物流に対す る共同化意識が不十分 であ る。 な どである。 以上の ような問題点を抱 えた地方卸売業の今後 の課題 として考 えられ るのは、 ・コンピュータ ・システムの開発 ・高度な在庫管理技術の開発 ・小 口多頻度配送 システムの開発 ・商品の単品管理に よる商品管理技術の開発 ・物流設備、機器を駆使 した物流管理技術の開発 ・マーチ ャソダイジソグ技術の開発 な どがある。 しか し、いずれ も、かな りコス トが 掛か るものであ り、売上の伸び悩みに苦 しむ地方 卸売業に とっては、困難な課題か もしれない。 し か し、何 らかの方策、手段を取 らない と、厳 しい 競争環境のなかで、地方卸売業が成長 と存続を図 ることがで きな くなる恐れが あ る。(
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卸売業の物流機能の重要性 卸売業の物流活動は、単に商品を正確、迅速に 得意先-届け るとい うだけでな く、卸売業 同士 の 差別的競争手段 として、その重要性を ます ます強 めてきた。 つま り、卸売業に とって、物流が販路の拡大 ・ 維持、企業成長 な どの企業 目的にいかに合致 し、 貢献す るか とい う視点 と密着に関連 して きたか ら である。その背景 としては、①物流の幅の拡大、 ㊥物流知識の蓄積、0物流投資の累積、㊤ マーケ テ イング政策 との密着化、⑳ トータル ・システム 化、
㊦物流 の競争手段化、などが存在す る(含) これを食品 ・化粧品等を取扱 う小売業が卸売業 -物流機能の高度化を要請す る、小売業側の ニー ズとしてみれば (i)マーチャンダイジングの適正化 (ii)売 り場効率の向上d
i
l)在庫負担 の軽減化 などにまとめ ることができよう。 いずれにせ よ、卸売業に とって、物流機能の高 度化は非常に重要な経営課題 とな って きたわけで ある。資本力 ・技術力な どが比較 的農かな大手卸 売業は ともか く、資本力、技術力 とも乏 しい と考 えられ る地方卸売業がいかに物流棟能の高度化を 図ってい くか とい う課題に対 して、次節以降、長 野県下の食品 ・化粧品等卸売業に対す るアソケ-ト調査結果を基にその現状を検討 してい くことと す る。での阻害要因、 コンピュータ利用の有無 とコンピ ュー タを利用 してい る業務分野 についての現状は 図1、図2、図3、図4であ る。 営業部門が兼務 (43.0%)
2.
地 方卸売業の物涜活動 の現状 (1) 物流 の概要 物流 部門の地位、物流業務 の効率化を進め る上 図1 物流部門の地位 そ の 他 返 口Ei コ ス -の 上 田升 物 流 コ ス ー の 上 昇 芙 罷 仙別 の 物 流 サ ー ビ ス 基 準 の 多 様 化 陳 列 作 業 上文 握 の 要 .tPl畑 山旭 付 け 作 業 の 安 生的 欠 Dm ペ ナ ル テ ィ 要 謹絹 の 蛋 ま -誰 和 め 合 せ 納 品 要 望.S の 増 大 納 品 検 品 に 伴 らノ 配 送 時 問 の 長 時 間 化 一 日 山俣 数 回 の 納 Dm 要 語的 の ¶虫 ま り 夜 間 配 送 安 立.S の 増 上人 得 苦 心先 に よ る 約 日m 代 行 業 者 の 指 定 納 口即 時 問 指 定 の 強 ま り -1 ド タ イ ム 短 桁 化 要 謹絹 の 菰 ま り 伝寧前山様
式
・ 南 口耶 コ ー ド の 得 土息 先 か ら の 指 出止 コ ソ tiJ ft I ク の 能 力 不 足 24 時 間 体 制 で の 受 注 要 生絹 の 強 ま り 商 品 。 の 仕 入 単 位 と 納 品 単 位 の 相 違 小 分 け 作 業 の 増 上人 約 Pm 単 位 の 小 口 化 に よ る .ピ ッ キ ソ グ 作 紫未 の 増 加 不 良 在 庫 の 増 加 新 山製 品 の 増 大 に ょ る 在 庫 且且 の 増 」4 新 し製 品 の 増 大 に よ る 商 品 種 比視 の 増 加 倉 庫 ス ペ ー ス の 侠 あ い 化 倉 庫 ・円 也 似 枝 化 の 遅 れ 地 面 盲伺 朕 に よ る 物 流 セ ン タ I 新 設 の 困 酌 稚さ 倉 庫 賃 借 料 ・ 倉 敷 料 の 上 昇 配 送 要 日月 の 不 足 倉 庫 内 作 業 員 の 不 足 図 2 物流業務の効率化を進める上での障害 (複数回答
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図3 コンピュータ利用の有無 物 流 管 理 在 庫 管 理 lr 買 掛 管 理 売 掛 管 理 販 売 管 理 発 注 処 理 受 注 デ ー タ の 処 理 坐 症 性 管 哩 68 二 n そ の 他 得 意 先 ・ 仕 入 先 情 報 サ ー ビ ス コ ス ト 管 理 図4 コンピュータを利用している業務分野 (複数回答) 図1か ら、長野県内の卸売業は物流部門を 「営 業部門が兼務」 した り 「営業部門に付随す る地位」 に位置づけてい る場合が 多いことがわか る。一方、 物流部門を 「独立の部門」 として、位置づけてい る卸売業はまだ少ない。 これは社内体制 として物流部門を確固た る地位 につけている卸売業が少 な く、物流を企業経営の 中核 としようとす る意識の不十分 さの現れ ともい え よう。 また、物流業務を効率化す るための阻害要因 と して、 ・倉庫 スペ ースの侠あい化 (39.1%) ・物流 コス トの上昇 (39.1%) ・新製品の増大に よる商品種類の増加 (38.20/0)
・納品時間指定要請の強 ま り (34.5%) ・配送要員の不足 (33.6%) ・納品単位の小 口化に よるピッキ ング作業の増 加 (33.6%) ・小分け作業の増大 (33.6%) ・新製品の増大に よる在庫量の増加 (27.3%) などの回答が多 くなってい るO これ らは、 メーカ ー等が消費者の消費 ニーズの多様化、製品 ライフ サイ クルの短縮化に対応す るために、次 々に新製 品を発売 し、それが商品種類の増加 となって、卸 売業の在庫管理業務の量的拡大 となっていると考 え られ る。一方、量販店を中心 とす る小売業側か らの小売業 自体の物流作業軽減のための卸売業-の物流サー ビス水準高度化の要求が高 まっている こともうかがえ る。いずれに して も、卸売業にと って、作業 コス トが増加す る要因であ る。 しか も、 地方卸売業の ように経営規模がそれほ ど大 き くな い企業に とっては、経営を圧迫す る主要な要因 と なっているともいえ よう。 逆 に、地方卸売業が物流業務の効率化を進める 上で障害 となると考えるもので、その回答率が低 か った ものは、 ・得意先に よる納品代行業の指定 (0.0%) ・夜間配送要請の増大 (0.9%) ・詰め合せ納品要請の増大 (3.6%) ・倉庫賃借料 ・倉敷料の上昇 (5.5%) ・コンピュータの能力不足 (5.50/0) などである。 これ らの項 目は、現在、首都圏をは じめ とす る 大都市圏に立地す る卸売業が直面 してい る問題点 であ る。 この ような問題が地方卸売業には厳 しい 現実 となって現われていない ことが うかがえる。 しか し、地方卸売業が今後 も存続 ・成長を 目指す ならは、いずれ、避けて通れない課題 とな って浮 上 して くることも考え られ る。 次 に、卸売業の情報武装化が強 く叫ばれている なかで、地方卸売業の コンピュータの利用状況を み る と、 「売拭管理(93.0C/0)」、「販売管理(90.7 %)」などに コンピュータを利用 してい る卸売業 が多 く、続 いて 「在庫管理 (57.0%)」への利 用率 が高 くなっている。 これは、 まず営業関係の情報 化が地方卸売業で も進展 していることを うかがわ せ ると同時に、物流業務、特に、在庫管理 とい う、 小売業か らの小 口多頻度配送に対応す る必要性の 高い部署の コンピュータ化か ら手掛けてい る姿 を うかがわせ る。 また、全体 として コンピュータを 利用 していない卸売業は4分の 1で、地方卸売業 も情報化の波 に適応努力を していることが推測で きる。 地方卸売業の情報化を情報ネ ットワークとい う 観点か らみ ると図5の ようにな る。 ネ ッ ト ワ ー ク を 組 ん で い な い そ の 他 v A N 会 社 物 流 業 者 本 支 店 間 同 業 者 販 帽 配 )義 販 売 先 ( コ ン ビ ニ エ ン ス ・ ス ト ア ) 販 売 先 ( 地 域 ス ー パ ー ) 販 売 先 (全 国 ス ー パ ー ) 販 売 先 (百 化居 ) 仕 入 先 (壁 茎 番 仕 入 先 (メ ー カ ー ) 図5 コンピュータ・ネt・Jトワークを組んでいる相手先 (複数回答)
この図か ら、地方卸売業 も販売先 とコソピュー ク ・ネ ットワークを組んでい る企業の比率が高 く なってお り、得意先の量販店を中心 とした小売業 か らの受発注オ ンライ ソ化要請が屯 まっているこ とが うかがえる。 さらに、 自社内のシステム化、 情報化を進め る上か らの本支店間の コンピュータ・ ネ ットワークも進展 しているこ とも推測で きる。 いずれにせ よ、情報化の波 は地方卸売業- も波 及 してい ると考え られ、情報化対応が地方卸売業 に とって も今後の重要な課題 となるとみ られ る。
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他企業 との物流共同化の現状 と課題 物流共同化に対 しては、実施 している卸売業が まだ非常に少ないのが現状である。調査結果は図 6のよ うになった。 この中で 「同業卸 との物流技 術の共同研究開発」-の回答が最 も多 く、他企業 との完全な物流共同化には踏み切れ ないが、少 し で も物流業務を効率化 したい とす る卸売業の切実 な希望の現われ と解釈で きる。 また、 「他の卸売業の物流業務の受託」、 「同 業卸売業 との同一得意先-の納品の一本化」な どを 実施 している卸売業は存在せず、 これ以上物流業 務を増加 させた くない とい う卸売業 の考え と、 自 らの経営の独 自性を失 うものは実施 した くない と い う卸売業の考え方が出ていると思われ る。 そ の 他 納 品 の 一 本 化 限 ら れ た 品 目 で の 物 流 共 同 化 他 の 卸 へ の 物 流 業 務 の 委 託 他 の 卸 の 物 流 業 務 の 受 託 他 の 卸 と の 配 送 の 統 合 化 受 注 処 理 の 統 合 化 業 態 別 の 配 送 の 分 担 同 業 卸 と の 配 送 地 域 の 担 当 制 同 業 卸 と の 物 流 セ ン タ ー の 共 同 設 置 同 業 卸 と の 物 流 技 術 共 同 研 究 開 発 図6 物流共同化の現状 一方、物流共同化に対す る今後の意向 としてほ、 物流共同化を 「今後進め る」 とい う項 目に15%以 上の卸売業が回答 した物流共同化の内容は、 ①同業卸 との物流技術の共同研究開発 (20.0%)
②限 られた品 目での物流共同化 (16.9%) ③同業卸 との同一得意先-の納品の一本化(16.4 81 1 ≡ n%)
である。 逆に、物流共同化を進めない とい う項 目に回答 の多かった物流共同化の内容は、 ①他の卸売業の物流業務の受託 (64.4%) ②同業卸 との配送地域担当性 (59.6%) ③他の卸売業-の物流業務の委託 (57.9%)④受注処理 の統合化 (57,1%) な どである。 これ らの ことは、地方卸売業が経営 ・営業活動 の独 自性を残 しつつ、物流業務 の効率化 ・軽減化 を図ろ うとしてい る姿が うかがえ ると同時に、卸 売業 の 自社内組織 の改革、 システム化 な どの新 た イ・宗莞鮎 完詔墓技 ロ・ヲ誉竺 去完詔鮎 -・崖蓋雪晶の配送地 _ 業態別の配送 の分 ●担 ホ.受注処理 の統合化 -・諜調 との配送 の ト・窒蒜警委薫の物流 チ・窪完霊雪雲蒜の物 1,・覧品矢高定 日での メ.納 品 の 一 本 化 ル.そ の 他 な コス トが掛か る共 同化に対 しては、経常利益の 伸び悩みの中では実施が難 しい とす る考えをみ るこ とが で きる。 さらに、物流業務の他社-の完全な 移転 も卸売業 としての従来か らの基本的機能を放 棄す るとい う考 え方が根強 いため、進め るとい う 意思決定が出来に くい と推 測 され る。 ⊂=コ進 め る E≡ コわか らない 【≡ ≡ヨ進めない 0 20 40 60 80 100鯛 鼠 7 物涜共同化の今後の意向 (3)物流セ ンターの概要 調査結果か らみた物流 セ ンターの概要 は表1の よ うになってい る。 また、平均在庫 アイテム数 の 平均値は2,672アイテム、平均在庫量 の 目数の平 均値 は20.4日とな ってい る。 以上の数値は、企業規模、主要得意先業態 に よ って/ミラつ きがみ られ る。
表1. 物流センターの概要 平 均 値 回 答 数 自家倉庫数 1.6か所 90 自家倉庫建築物数 1.9か所 87 自家倉庫敷地面積 637.1坪 96 自家倉庫建築物面 積 282.8坪 86 常温倉庫面積 259.2坪 63 冷蔵倉庫面積 34.0坪 47 冷凍倉庫面積 43.5坪 24 保管場所面箭 251.0坪 63 荷揃 え場所面積 48.3坪 50 集晶場所面積 58.6坪 27 流通加工場所面 積 45.5坪 13 その他面積 48.9坪 8 倉庫専従正規従業員 数 3.3人 58 配送専従正規従業員数 4.1人 54 事務関係正規従業員 数 3.8人 50 倉庫内パ ー ト数 4.2人 21 (4)受 注業務 全受注件数 に占め る受注方法別 の受注比率 の平 均 値 を グラフ化 した ものが 図8であ る。 オ ン ラ イ ン 受 注 テ ー プ 、 フ ロ
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ピ ー 伝 票 受 注 セ ー ル ス マ ン 携 帯 端 末 機 受 注 F A X 受 注 電 話 受 注 セ ー ル ス マ ン 巡 回 時 受 注 い受注方法 であ る 「オ ンライ ン受注 」を してい る 卸売業 の比率 も平均 値 で 8.7%あ り、全 国 スーパ ー、地域 スーパ ー、 コンビニエ ンス ・ス トア等 の 量販店 と取 引が増加傾 向にあ る卸売 業 は、それ ら 量販店 か らの オ ンライ ン発注 に応 え るとい う形 で オ ンライ ソ受注 を実施 してい る と考 え られ、今後 も増加す ると予 測 され る。 次 に受注 の締 め時 間の設定 についての調査結 果 が 図 9であ る。 n-118 60 40 図8・ 受注方法別受注比率 (平均値) 20 この グラフか ら、現在、 「電話 に よる受注」が 0 最 も多 く、続 いて 「セ ール スマ ンの巡 回時受注」 を してい る卸売業が多い こ とがわか る。 これ は従 来か らの受注方法 を とる卸 売業 が依然 として主流 00 1 ≡ そ の 他 n 設 定 し て い な い 1 日 に 二 度 設 定 一 日 に 一 度 設 定 地 域 ご と に 時 間 設 定 を な してい ることを現わ してい る。一方 で、新 し 図9 受注の締め時 間の設定この結果か ら、回答卸売業 の半数以上が受注の 締め時間を設定 してお らず、随時 に受注 してい るr ことがわか る。 これは、卸売業 に発注す る側か ら すれば、何時 で も発注で き、便利 な よ うだが、卸 売業側か らみれば、一定時 間内に受注数量を まと め、それを短時間の問に ピ ッキ ング し、配送す る とい う効率的 な社内物流体制が確立 で きて いない ともみ られ る。 また
、
「1日に 1度」受注の締め時間を設定 し てい る卸売業が 4分 の 1近 くあ り、 これは、受注 の ピークを1つの時間帯 に集 中 させ ることにな り、 ピ ッキ ングや配送が受注量 に追いつかない とい う ことにな りかねない。 したが って、地域 ごとに受 注 の締め時間を設定 した り、 1日に 2度受注の締 め時 間を設定 した方が効率的であ るが、それ らを 実施 している卸売業は まだ比較的少ない状況であ る。 (5)倉庫 内業務 在庫品の保管方法 についての調査結果が図10で あ る。 図10 倉庫内在庫品の保管方法 (複数回答) この図か ら、 7割以上の卸売業が 「在庫品を商 品群別に保管」 していることが多 く、現在、 ご く 一般的な保管方法を採用 してい るといえる。一方、 迅 速 な配送業務や効率的な ピ ッキ ング作業を実施 す るために、 出荷頻度別や主な出荷先別に保管す ること も考 え られ るが、 この ような保管方法を採 用 して い る卸売業 はそれ ぞれ 29.5%、 6.3% と なって お り、その数は まだ少 ない といえ る。 倉庫 内の実在庫数量把握の時期についての調査 結果が 図11であ る。 F,a ILX) 80 60 40 20 0 一 部 の 商 品 を 循 環 的 継 続 的 に 棚 卸 を 実 施 年 に 一 回 棚 卸 を 実 施 半 年 に 一 回 棚 卸 を 実 施 三 か 月 に 一 回 棚 卸 を 実 施 月 一 回 棚 卸 を 実 施 週 一 回 棚 卸 を 実 施 毎 日 棚 卸 を 実 施 そ の 他 ∩-113 図11 実在庫数量把捉の時期 (複数E]答) この 図か ら、棚卸の時期 を月 1回 よ り少な くし か実施 していない卸売業が まだかな り存在す る一 方で、 実在庫数量 の迅速な把握 に努力 してい る卸 売業 も2割は ど存在す る、 とい うように、実 在庫 数量把 握の時期はいろいろ と分散 してい る。 さら に、巡 回棚卸 とい う進 んだ方法 を採用 してい る卸 売業 も 15.9%も存在す ることが 日を引 く。 在庫 の把捉 しベル と日付管理 についての調 査結 果が図 12であ る。 この 図か ら、 「帳簿や棚 札で単品別に数量把握」 してい る卸売業 (36.3%)が最 も多 くなって い る が、 コソピュークに よって、在庫品の数量把 握 を してい る卸売業 もかな りの数、存在す る。 その うち で、 「コンピュータに よって単品 アイテム別 に数 量把握 」を実施 してい る卸売業 (26.5%)が 4分 の1強 存在す る。 これ は、地方卸売業 に も、 コンピュータに よっ て在庫 の数量把捉を行 い、効率化を実施 し、 システム化 しない と、 ます ます増加す る商品種類 と小 口多頻 度の ピ ッキ ングや配送業務 に対応 で きない とい う意識 を もつ企 業 がかな り多いため と考 え ら 鯛 れ る。 いずれ にせ よ、 コンピュー タに よる在庫の 数量把握 を行 う卸売業 が、今後、 ます ます増 加す るもの と予 想 され る。 2 了 ∴ ?.
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附 [ =:]榊
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1 訓 コ ン ピ ュ ー タ で 商 品 群 別 に 数 量 把 握 コ ン ピ ュ ー タ で 全 商 品 ま J j め て 数 量 把 捉 コ ン ピュー
タ で 日 付 管理
を L t 出 荷 商 品 を指
示 フ ロ ー ラ ッ ク を 導 入 し 古 い 商 品 を 先 に 出 す 入 荷 時 点 で 棚 札 に 日 付 を 記 入 し 、 古 い 日 付 '商 品 ご と に 出 荷 帳 簿 や 棚 札 で 単 品 別 に 数 量 把 捉 帳 簿 や 棚 札 で 商 品 群 別 に 数 量 把 捉 帳 簿 や 棚 札 で 全 商 品 ま と め て 数 量 把 握 在庫 の把捉 レベ ルと 日付管理 (複数回答) しか し、 コンピ ュー タを使 っていて も単品管理 棉 を実施 していない卸売 業 もか な り多 く問題 であ る。 100 一方 、 コンピュー タを使用 しな くて も棚札や帳簿 で単品管理 を してい る卸売業が36,3% も存在す るこ とは、在庫 の把 握 を正確 に行 う卸売業が 多い ことを表わ して い る といえ よ う。 また、 日付管理 につ いては、 フロー ラ ックを導 入 した り、 コン ビュタに よる 日付管理 を実施 し、 自動的 ・システ ム的 に古い商品か ら先 に 出荷す る 体制 を採用 して い る卸 売業は まだ少 な く、 「入荷 時点 で棚札 に 目付を記 入 し、古い 日付商 品を先 に 出荷す る」 とい った 手 作業を行 ってい る卸売業 が 依然多 い ことが わか る。 倉庫 内の どの よ うな作業 ・業務 に コン ピュー タ を利用 して い るかの調 査結果が図13であ る。 この 結果か ら、 コンピュー タを倉庫 内作業 に利用 して い る卸 売業 の8割以上 が 「在庫 品の単品 管理」 に コンピュータを利用 しているこ とがわか る。 次 に 多 いのは、 「ピ ッキ ング ・リス トの打 ち出 し」 で 35.4%存在す る。 80 60 40 20 0 2 0 日H ≡n
そ の 他 生 産 性 ロ ケ -在 庫 の 早 jiJ ロロ ヨ ン′ 管 管 理 理 測 定 と 管 理 ピ ッ キ ン グ 指 令 (電 光 表 示 等 ) ピ ッ キ ン グ ・ リ ス ト の 打 ち 出 し 作 業 計 画 配 積 自 そ 送 計 画 載 n=48 効 率 仕 の の の の 分 策 樹 管 定 立 埋 け 他 図13 倉庫内作業へのコンピュータの 利用状況(複数回答)この ピ ッキ ング ・リス トの コンピュータに よる 打 ち出 しほ、当然、 コンピュータに よる在庫品の 単品管理が完全に実施 されていなければ行えない ものであ り、 この調査結果で、在庫品の単品管理 を実施 して い る卸売業の比率が圧倒 的に高 いこと は、今後、 コンピュータに よる ピ ッキ ング ・リス トの打 ち出 しを行 う卸売業の数が増 加す ると予想 で きる。 しか し、一方で、生産性管理や作業計画 の樹立 とい った、 コンピュータを さらに高度に使 い こなす卸売業は まだ少 ない。 この図か ら、標準的な ピ ッキ ング方法を採用 し ている卸売業が多い とみ られ る一方 で、 ピ ッキ ン 約 そ の 他 同 一 商 品 に つ い て の 全 オ ー ダ を ま と め て ピ ッ キ ン グ し 出 荷 場 所 で 仕 分 け る ピ ッ キ ン グ ・ゾ ー ン を 決 め て 'リ レ ー 方 式 で ビ ギ ソ グ す る 配 送 方 面 ご と に ま と め て ピ ッ キ ン グ す る 得 意 先 ご と に ま と め て ピ ッ キ ン グ す る 一 オ ー ダ ー ご と に そ の 都 度 ピ ッ キ ン グ す る 図14 ピッキング方法① (複数回答) グ ・ゾー ンを決めて リレー方式 で ピ ッキ ングす る とい う卸売業 の比率は まだ低 く、 1人 の ピ ッカー が1つのオーダーを1人で処理す るとい う方法を 採用 してい る卸売業の多 さがみ うけ られ る。 また、 ピ ッキ ング作業は人手に よる作業が主要 な方法であ ることがわか るが、今後、人手 の確保 が よ り困難になって くるので、将来は何 らかの対 策が必要 であろ う。
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6
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倉庫の稼動時間 倉 庫を何時間、稼動 してい るか とい う調査の結 果が 図16であ る。 ZB 8 6 42
12.51
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6.4 ∩-88商
品
を ま と め てピ
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グし
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レ ッ ト ご とに
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キン
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す る 集晶
係 がカ
ー ト に 乗 っ て 手 で ピ ッ キ ン グ す る 集 晶 係 が 徒 歩 で 手 に よ っ て ピ ッ キ ン グ す る 図15 ピッキング方法⑦ (複数回答) そ ・ の 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ll 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 (時) n- 75 図16 倉 庫 の 稼 動 時 間これをみ ると、 8時間の稼動 と回答 した卸売業 が最 も多 くなってい る。一方で24時間の稼動 と回 答 した卸売業 も散見で き、取扱い商品の違 いに よ って、倉庫 の稼動時間 も異な ると思われ る。 (7) 配送頻度、 リー ドタイム、小分け納品比率 得意先業態別の配送頻 度、 リー ドタイ ム、小分 け納品件数比率についての調査結果が表 2である。 この結果か ら、配送頻度では、全国スーパーと コンビニエ ンス ・ス トア-の配送頻度が高 くなっ てい る。 これは、 これ らの業態か らの高頻度の配 送要請が多いため と思われ る。 リー ドタイ ムの状況をみ ると、各業 態 ともに半 日く・らいまでの ところが多 く、 日単位 では翌 日が 多 くな ってい る。 小分け納品件数比率をみ ると、平均 値で 「全国 スーパ ー」 と 「地域 スーパー」が50%と超えてい ることがわか る。 表2・ 配送頻度、リー ドタイム・小分け納品件数比率 (平均値)
(
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/
a
)
配送頻度 (回) リー ドタイム 小分け納 品件数比率 週 単 位 日 単 位 時 間単位 日 単 位 百 貨 店 2.6 (8) 1.2 (10) 17.7 (5) 1.3 (ll) 49.5 (6) 全 国 ス ー パ ー 3.4 (17) 1.2 (9) 14.5 (7) 1.4 (14) 64.3 (12) 地 域 ス ー パ - 2.7(24) 1.3 (20) ll.3 (17) 1.4 (19) 53.7 (23) コンビニエソス .ス トア 3,1 (12) 1.3 (ll) 10.0 (6) 1.3 (14) 44.5 (13) 一 般 中 東 店 2.3 (29) 1.3 (32) 10.3 (32) 1.5(23) 53.7 (28) (注) ( ) 内は回答数(
8
)
配送の概要 卸売業 が毎 日、平均 して何台の 自動車を使用 し てい るかの調査結果が表3であ る。 回答数の多い車種をあげ ると、
「2tトラ ック」 (63)、
「l t未満 トラ ック」 (52)、 「ワゴン 車」 (47)、 「保冷車」 (25) といった順 になっ てい る。 この ことか ら、卸売業が頻繁に使用す る 自動車の車種は、 トラ ックで、その中で も2tト ラ ックと1t未満 Tlラ ックであ り、次いで、 ワゴ ン車 となってい る。 ワゴン車が多いのは、セール スマ ンが受注取 りや配送 に使用す るため と思われ る。 また、冷凍車、保冷車の平均使用台数が多い のは、本調査 の回答卸売業 に食 品関係の卸売業が 多いため と思われ る。 表3, 毎日の平均使用配送車柄数 ( ) 内は回答数 平 均 値 (台) 平均チャータ率 平 均 値 (台) 平均チャータ率 乗 用 車 2.1(24) 0% 2- 4tトラ ック 3.9(22) 44.4% チ ャ ー タ ー o_o(
う
チ ャ ー タ ー 4.0(10) ワ ゴ ン 車 3.6(47) 2.9% そ の 他 3.9(13) 62%チャー
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21.5% 1.-2tトラ ック 2.2(18)1
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凍
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40% チ ャ ー タ ー 2.0(
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チ ャ - ク ー 15.0 (2) 2 t ト ラ ッ ク 5.0(63) 26% オ ー ト バ イ 1.3 (8) 0%次に配送方法 と配車方法 の決定 についての調査 結果が図17と図18であ る。 外 部 業 者 に 委 託 チ ャ ー タ ー 配 送 配 送 専 従 社 員 自 社 車 鋼 セ ー ル ス マ ン 自 社 車 輔 図17 配送方法の比率 (平均値) 図18 配車方法の決定 49.3 4.2 4.2 8.5 配送 方法 に関 しては、 「セールスマ ンが 自社事 柄で配送」す る比率 と l配送専従社員が 自社配送」 す る比率が高 く、正規従業員 に よる配送業務が主 要 な方法であ り、で きるか ぎ り自社社員で配送業 務 のや り繰 りを行お うとす る卸売業の姿が現われ て いる。ただ、気軽にセ ールスマ ン配送に頼 りす ぎると逆 に経営 ・営業上 の効率 を妨 げ、非効率に つなが る危険性 もある。 一方 、配車方法の決定 については、 「その 日の 受注量 に よって配車」を決定す る卸売業が過半数 を超 えてい る。 この ことは、柔 軟 な配車を実施 し てい る卸売業が多いとみ られ る一方、 システム的 な配車方法 の決定方式を確立 していない卸売業が 多い とも うけ とれ る。
(
9
)
時間指定納品先軒数 と納品検品の現状 全得意先軒数に占め る時間指定納品要請先軒数 比率 、納品検品実施得意先軒数比率、 1店 当 りの 納品検 品時間についての調査結果が図19、 図20、 図2上であ る。 時間 指定納品要請先 軒数比率 をみ ると、全体的 に時間 指定納品を要請 してい る得意先は まだ少な い といえ よ う。 しか し、平均値 では30.4% な っ てお り、今後、増加が予想 され る。 納品検品実施得意先軒数比率 では 「96-100%」 の得意 先で実施 してい ると回答 した卸売業 が最 も 多 く、 38.8% とな ってい る。 また、平均 値では 63.6% とな り、納品検品の実施 については、かな りの数 の得意先で実施 されてい ると.考 え られ る。 9.9 5.6 1-10 ll-20 21-30 31-40 41-50 51-60 61-70 71-80 81-90 91-100(oA (時間指定納品要請先軒数比率区分) n≡71 図19 時間指定納品要請先軒数比率e:9 5.0 5.0 3.8 5.0 5.0 38.8 1- 5 11-15 21.-25 31-35 41-45 51.-55 61.-65 71-75 81-85 91-95 6-10 16-20 26-30 36-40 46-50 56-60 66-70 76-80 86-90 96-loo鰯 (実施軒数比率区分) 図20 納品検品実施先軒数比率
∩
-80 1- 5 6-10 11-20 21-30 31-40 検品時間区分 (分) 図21 一店当 りの納品検品時間 41-50 51-60 61-跨) n-79 1店 当 りの納品検品時間では 「10分以内」 と回的
得意先業態別の流通加工 ・物流 サー ビスの 答 した卸売業が6割近 くあ り、 平均 値 でみ て も 実施状況 13.7分 となってお り、 だいたい納品検品時間は 卸売業 の得意先業態 ごとに実施 してい る流通加 10分前後が主流 であ ると思われ る。 工 ・物流サ ー ビスに関す る調査結 果が表3であ る。 表3 得意先小売業態別の流通加工 ・物流サービスの実施状況 ( ) 内 は % 蒜 \生空 讐 百 貨 店 全 国 スーノー 地】或ス-JL- コ ソ ど こ コこ/ス .ス トアこ 一 般 小 売 店 他 の卸 売 業 業 務 店 そ の 他 小 分 け 6(23.1) 14(32.6) 20(18.i) 12(21_8) 24(13.1) 8(21.1) 16(34.0) 2(ll.1) -ヒ ッ ト 品 の 詰 め 合 せ - 1( 2.3) 2( 1_8) - 5( 2.7) 2( 5.3) 2( 4.3) 2(ll.1) 販 売 に 便 利 に 再 包 装 I( 3.8) 4( 9.3) 7( 6.4) 5( 9.1) ll( 6.0) 6(15_8) 5(10.6) 1( 5.め 値 札 付 け 4(15.4) 8(18.6) 19(17.3) 6(10.9ノ 45(24.6) 1( 2.6) 2( 4,3) 1( 5.め 小 売 店 頚 へ の 陳 列 4(15.4) 2( 4.7) 22(20.0) 7(12.7) 25(13.7) - - 1( 5.め 小 売店 倉 庫 へ の 搬 入 7(26.9) 10(23.3) 17(15.5) 14(25_5) 35(19.1) ll(28.9) ll(23.4) 1( 5.6) カ ー ト ン′の 開 封 - 1( 2.3) 4( 3.6) 1( I.8) 2( 1.1) 1( 2.6) 1( 2.1) 2(ll.I) 自動 販 売 主 説-商 品 を詰め る l 11 - 2( 1.8) 2( 3.6) 8( 4.4) - 2( 4.3) 4(22_2) 空 容 器、 廃 棄 物 の回収 4(15.4) 3( 7.0) 10( 9.1) 3(14.5) 20(10_9) 4(10.5) 8(17.0) 3(16.7) 小 売 店 棚 札 の 作 成 .壬塁供 - - 5( 4.5) - 6( 3.3) 1( 2,6) -そ の 他 - 2( 1.8) - 2( 1.1) 4(10.5) - 1( 5.6)この結果をみ ると、得意先全業態 について、実 施構成 比率 の高い ものを挙げ ると、だいたい どの 得意先業態で も 「小分け」 と 「小売店倉庫-の搬 入」が上位 とな ってい る。例外的 なのは地域 スー パ ーで 「小売店頭への陳列」の構成比率が最 も高 くな って い るの と、一般小売店 で 「値札付け」の 実施構成 比率が最 も高 くな ってい ることであ る。 いずれ にせ よ、本来小売店 自体が行 う作業を卸 売業が肩 代わ りして実施 してい る現状が うかがえ る。 61) 得意先業態別の返品内容 卸売業 の得意先業態別に どの よ うな商品が返品 され るか とい う調査の結果が表4であ る。 この結果か ら、当然の ことなが ら、、どの業態で も 「破損商品」の返品比率が一番高 くな ってい る。 さらに 「賞味期限経過 品」の返品率 も高 くな って い る。 一方 で、百 貨店、全国 スーパ ー、他の卸売業な どの業態 で 「良品返品」の比率が高 くな ってお り、 この返 品が卸売業の作業量 を増加 させ、経営を圧 迫す る一要因 とな ってい ると思われ る。特 に売上 規模 の比較的小 さな地方卸売業 の場合、大 きな問 題 であ るといえる. 表4 得意先業態別の返品内容 ( ) 内は% - 、一一 - 百 貨 店 全スーパー国 地ス-′ミ域- 二コ:/ス./どこエストア 小 売 店一 般 卸 売 業他 の 業 務 店 そ の 他 良 品 返 品 17(21.8) 14(16_7) 20(14.9) 8(14.5) 240_5.1) 15(19.5) 6(15.
0
)
2(ll.8) 賞 味 期 限 経 過 品 12(15.4) 13(15.5) 21(15.7) 11¢0.0) 24(15.1) 13(16.9) 17(17.5) 3(17.6
)
特 売 の 売れ残 り商品 10(12.8) 13(15.5) 20(14.9) 3(5.5) 12(7.5) 6(7.8) 季 節 商 品 10(12.8) 13(15.5) 20(14.9) 10(18.2)2
9
(18.2) 10(13.0) 5(12.5) 3(17.6) 売れ残 り商品 13(16.7) 12(14.3) 17(12.7) 3(5.5) 24(15.1) 7(9.1) 2(5.0
)
4¢3,5) 破 損 商 品 16Czo
.5
) 19¢2.6) 36¢6.9) 20(36.4) 44(27.7) 24(31.2) 18(45.0
)
4(23.5) そ の 他 - - 2(1.3) 2(2.
6
)
2(5.0) 1(5.9) 合 計 7d
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00.0)8
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0) 13
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00.0) 55(100.0) 159(10
0.
0
) 77(100.0) 40Q
O
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.
0
) 17(100.0
)
dオ 仕入先への発注方法 と発注間隔 仕入先-の発注方法 と発注間隔 に関す る調査結 果が図22と図Z3であ る。 仕入先 への発注方法では、回答卸売業 の4分の 3以上が在庫の現品を見て随時 に発注 してい る。 これは、長年 の勘 と経験に依存 した方 法であ り、 非 システ ム的、非合理的な方法 といえ よう。現今 の よ うに商品種類が増加 し、競争環童が刻 々と変 化す る状況では、過去の経験だけに依存 した方法 だけでは経営的に成功す るとい う保障 はない。 次に仕 入先-の発注間隔 では、平均値でみて、 週 に複数回、発注す る卸売業が多い ことがわか る。 コ ソ ピ ユ-メ
肯 i m・..
I;・1.
:I ..州 .II.I: M: .;.I・..附.I.ft
図22 仕入先への発注方法 ニ 07 ∩ 1 そ の 他 割これは、少 しで も在庫量 を削減 したい とす る卸売 業 の経営努 力 、 さらに食 品卸売業の場合、鮮度維 持や 日付管理に対応す るため と思われ る。 その他 (5.20/ら) 昭) 物 流 費 卸売 業 の物流費 の把 握 レベル と粗利 に 占め る 物流費 の平均値、及び過去3年間の物流費の増減 に関す る調査結果が図24、図25、図26であ る。 物流 費の把握 レベルをみ ると、 「支払物流費の み把握」 している卸売業 と 「自家倉庫、 自家輸送 費を全て把握」 してい る卸売業がおお よそ半数づ つにな ってい る。 また、 物流費を項 目別 にみ ると 「費用項 目別に把握」 している卸売業 の比率が一 番高 くな ってい る。 次に機能別物流費の粗 利 に占め る比率を平均値 でみ ると、 「輸送費」が15.3%で最 も高 く、 「物 流費合計」では24.8%とな ってお り、粗利 の4分 の 1を占めてい る。 また 、退去3年間の物流費の 増減をみ ると、校能別 には 「輸送費」が 82.10/0 で最 も高 く、 「物流費合計」 も80.60/Oと非 常 に 高い比率 とな っている。 この よ うに粗利 に占め る物流費の比率が高 く、 なおかつ、増加 してい る現状の中で、卸売業 とし ては、さらに 効率 よく物流業務を実施 し、管理 し ていか ない と、 ます ます経営が苦 し くな ることが 予想 され る。 そ の 他 得 意 先 別 に 把 握 商 品 別 、 部 門 別 に 把 捉 機 能 別 に 把 握 費 用 項 目 別 に 把 捉 一 自 家 倉 庫 、 自 家 輸 送 費 を 全 て 把 捉 支 払 物 流 費 の み 把 握 図24 物流費の把撞 レベル (複数回等) 物 流 費 合 計 そ の 他 保 管 / 荷 役 費 保 管 費 包 装 費 輸 送 費 n=47n-15∩-18n-18n-5 n=26 (荏)物流費合計 も独立 した質問項 目にな ってお り、独立に集計 してあ る。 図25 粗利 に占め る物流費の比 率 (平均値)
e%j 物 流 合 計 費 そ の 他 保 管 / 荷 役 費 保 管 費 包 装 費 輸 送 費 EZ]増加 田 横バイ E]減少 図26 物涜費の過去3年間の増減
3.
地 方 卸 売 業 の物 流 活 動 の将 来 的 方 向 この調査を実施 した長野県で も、食品 ・化粧品 等の卸売業の販売先業態 として、全国スーパー、 地域 スーパー、 コンビニエ ンス ・ス トア、 VC本 部、生協 ・農協な どのチ ェー ン ・オペ レーシ ョン を実施 して い る、 いわ ゆ る量販店へ の販 売比率 が確実に増加 して きている。 これ らの量販店等は、 特に卸売業 に対 して、卸機能の高度化、その中で も物流扱能の高度化を要求 している業態である。 この ような業態への販売比率が増加す ることは、 卸売業 としてほ物流機能の高度化を図る必要性が 高 まるとい うことであ る。 一方で、物流機能の高度化は物流サービス水準 の高度化 であ り、それ は コス ト増を もた らす もの である。地方卸売業の売上高の伸 びの鈍化 の中で の コス ト増 は直接的に卸売業の経営を圧迫す る。 したが って、卸売業 としては、物流業務を よ り効 率的、システム的にしなければならないわけである。 具体的には前述 した ように、 (丑効率的な受注 システムの構築 ②物流のスケジュ-ル化 とシステム化 ③倉庫内作業の効率化 ④在庫管理を中心 とした物流業務-の情報機器 導入 に よる効率化、生産性向上 ⑤物流共同化-の指向 な どを図 らなければな らないと想定 され る。 このよ うな状況下で実際的に地方卸売業が どの ような物流業務を実施 しているかは前述 した とお りだが、そこか ら、 どのよ うな具体的課題、ある いは将来的方向を 目指すべ きかは以下の よ うにま とめ られ よう。 第 1に、物流部門を独立の部門 として地位づけ てい る卸売業が少な く、営業部門の付属部門、あ るいは、営業部門の補助部門 といった位置づけを している卸売業が多い。 これは、セールスマ ンが 商品の配送 も兼務 して実施 している卸売業が多い ことと合致す るが、セールスマ ンに営業活動 と配 送業務 とい う重い責務を諜 している卸売業が多い とい うことであ る。つ ま り、セールスマ ンが営業 活動に専属的、重点的に力を集中す ることが出来 に くい体制であ るともいえ よう。 この よ うな状況 下では、 コンピュータの導入等に よる受注 システ ム化 とセールスマ ンが営業活動に専従出来 る体制 の構築が早急に必要であるといえ よう。 第2に、物流効率化を進め る上での問題点 とし て、多 くの卸売業が新商品の増大や小 口多頻度納 入に よる作業量の増加な どを挙げている。 これ ら は、いかに倉庫内作業の効率化、生産性向上を図 らなければな らない とい うことである。 この よう な問題に対 して、調査回答卸売業は在庫 の単品管 理を実施 して対応 しているといえ よう。 ただ、 コ ンピュータに よって、在庫を管理 してい る卸売業 の比率が、まだ非常に高い とい うわけではない。 さらに、物流作業のスケジュール化、生産性管理 な ど、具体的には配車スケジュール、 ピ ッキ ング 効率 向上のためのシステム開発、配送車の積載効 率 の計算、物流作業計画 な どへの高度な コンピュ ータの利用を している卸売業は少な く、 コンビュ -タを今後、いかに高度に使い こなすかが課題 と いえ よう。 第3に、今回の調査回答卸売業は倉庫 の稼動時 間帯が昼間で、 ピ ッキ ング等の倉庫内作業 も人手 に依存 している卸売業が多 く、今後、 ます ます要 請が強まるであろ うと思われ る小 口多頻 度の時間 指定納品などに どの ように対応す るか も重要な課題 といえ よ う。 第4に、物流費合計額 の粗利 に 占め る比率 が今 回調査 の平均 値で25%近 くあ ることがわか り、物 流費 の増 加に よって経 営が圧迫 され る卸売業 の姿 を垣 間見 る結果が 出てい る。 今後 も、 ます ます物 流 コス トの増加が予想 され るるなかで、いかに物 流業務 の効率化 を図 り、物流 コス トの削減 を 目指 す かが卸売業 の経 営上 も非常 に重要 で緊急 の課題 といえ よ う。 最後 に、今 回調査では、一般 に強調 されてい る よ うな流通 加工や返品 に非常 に苦 しんでい る卸売 業 の姿 は浮かび上 って こなか ったが、 この問題 は 今後、地方 において も対応 を迫 られ る問題 であ り、 その対応 を検討 してお く必要があ ろ う。
お わ リ に
交通網 の整備や物流技術 の進歩 に よって、地方 と中央 との時 間距離が ます ます短 か くな りつつ あ る状況下 で、地方卸売業 は、 当該地域 におけ る同 業他社 との競争 に加 えて 中央 の大 手卸売業 との競 争 に も直面す る時 代 とな ってい る。 こ うした中で、地方卸売業 としては、 きめ細 か い、得意先業態 に合わせ た卸機能 の発揮、 と くに、 物流校能 の発揮 が余儀 な くされてい る。 本稿 は、地方卸 売業 の物流業務 の実態 を把握 し、 上記状況下での地方卸売業 の物流 課題を長野県下 の食 品 ・化粧 品等卸売業 を対象 を した調査 デ ータ を基 に検討 した ものであ る。 その結果 として、地 方卸売業 として、早急 に物流業務 の効率化 、物流 サ ー ビス水 準の高度化 を図 り、多様化す る顧客 ニ ーズに対応す る努 力が必要 であ る とい うこ とがい え よ う。 (1990. 1.25受理) 注 (1)(財)浅間テクノポ リス開発後構か らの研究助成 金によって、平成元年度に実施した長野県下の食品 ・化粧品等卸売業を対象にした物流実態調査のデ ータを利用した。 調査の概要は以下のとお りであるO ① 調査対象の地域割 この卸売業に対する調査は県内を下記の4つ の地域に分割 し、それぞれの地域か ら対象卸売 業の事業所を選び実施 した。 北信地域- -長野市、須坂市、中野市、飯山 市、更埴市、更級郡、埴科郡. 上高井郡,下高井郡、上水内郡、 下水内郡 (5市、 6郡) 東信地域--上田市、小諸市、佐久市、南佐 久郡、北佐久郡,小県郡 (3市、 3郡) 中信地域--松本市、大町市、塩尻市、木曽 郡、東筑摩郡、南安曇郡、北安 曇郡 (3市、 4郡) 南信地域--岡谷市、飯田市、諏訪市、伊那 市、駒ヶ根市、茅野市、諏訪郡 上伊那郡,下伊那郡 (6市, 3 郡) ② 調査票の発送数と有効回答数 調査票は昭和61年度の 『長野県商業名鑑』 (長野県商業流通調査会)の卸売名簿から、今回 の調査対象として該当すると思われる農産物 ・ 水産物卸売業、食料 ・飲料、卸売業、医薬品 ・ 化粧品卸売業、家具 ・建具 ・じゅう器卸売業を 選定 した。 地域 ごとの発送数、構成比、有効回答数,構 成比等は次のようになっている。 表5 地域別発送数と回収票数 発 送 数 構 成 比 有効回答数 構 成 比 効回答数/発送数 北 信 地 域 324 35.9醗) 31 26.3開 9.6開 東 信 地 域 134 14.8 24 20.3 17.9 中 信 地 域 252 27.9 39 33.1 15.5 南 信 地 域 193 21.4 24 20.3 12.4 計 903 100,0 118 100.0 13.1なお、調査結果 の詳細 については、長野大学産 業社会学部、北洋 ・石黒研究室 『長野県におけ る 流通 システムの実態に関す る研究』 に詳 しい。 (2)通商産業省商政課編 F90年代 の流通 ビジ ョン』 ((財)通商産業調査会、平成元年). 101-103 頁。 (3) 宮下正房、中田信哉 『物流 の知識』、 (日経文 庫、昭和59年)、 87-90頁。 (4) イ ンテ リジェン ト物流編集委員会 『イ ンテ リジ ェン ト物流』 (㈱産業技術サー ビスセンター、平 成元年)、25貢C