技能連携校におけるキャリア教育プログラム : 早期離職・退学をふせぐために
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(2) し、キャリア発達論に基づく総合的なキャリ. うかたちで取り入れたが在校生の出席率の上. ア教育を実践することとした。. 昇などの変化も出た。卒業生や同級生の中に. 1.個別対応の徹底…生徒の主体性を引き出 す取組み、選択的取組み、弾力的取組み 2.キャリア発達を促す諸方策…進路選択力. よきモデルが存在すれば生徒が変わっていく. ことを意識した指導をしていく必要があると 考える。. の醸成、良きモデルの機会提供 3.意欲低下を止める…家庭と学校の密な連. プログラムの効果. 携. 実践後から前期終了までの2か月間の3年. これらのポイントに対応した自己の未来を. 生の月間の出席率は、実施前66.7%から実施後. 捉えなおす以下のプログラムを行っていく。. 84.0%に増加するという結果が出た。また、進. ●タイムマシン・クエスチョン. 路に関しての質問等が多くなったと教員への. 自身の未来の映像を描いてもらうことで、. インタビューなどから確認できた。. 重要な治療的変化や気づきをもたらす。. 以上を踏まえ、在校生は主体的に自らの将. ●職業レディネス・テスト. 来を考え始めたといえるのではないか。よっ. 職業興味についての自己理解が深まり、今. て今回の実践は一定の効果をもたらしたと考. 後の進路期に役立つ。. える。. ●卒業生による現状報告(よきモデルの提示). 卒業生の中によきモデルが存在すれば生. 4.結論と今後の課題. 徒が変わっていく。. 本研究の実践対象校の卒業生・在校生は、 高校の退学や不登校を経験した生徒であり、. プログラムについての考察. 自身の将来像や自身の今おかれている現状に. 生徒の前向きな意識を育てる. 対して向き合うことを回避してしまう傾向が. 今さえよけれぱよい、自分はダメだ、とい. ある。結果として在学中の進路決定や卒業後. う後ろ向きな気持ちを持つ生徒に対して、ど. のキャリア構成における転機がやってきた際. のように働きかけていくのかが実践対象枝に. に、転機を展望し考えるために必要な態度や. おける課題の一つであった。そのような意味. 能力を育成するキャリア教育が実践対象校の. で今回のタイムマシン・クエスチョンは、生. ような技能連携校には必要であると考えられ. 徒たちの意見からもわかるように、未来への. る。. 見通しなどの将来に対する意欲・態度を育て. 具体的には、それに対処するための将来を. ることができたのではないかと考える。. 展望する能力をつけさせることを目的とし、. 自己理解、個性を活かす. r自ら変わることによって適切な状況をつく. 職業レディネス・テストを通して具体的な. る」、「目的をもって変化する」、「個人と環境. 職名を知り、自分の得意、不得意について知. の相互作用により変わる」という確かな手応. ることによって、職業に対する興味関心が薄. えを感じさせるようなキャリア教育の推進を. かった生徒たちの職業興味についての自己理. 行なうことが望まれる。. 解が深まったと考えられる。. よきモデルを査出し続けていく. 修学指導教員 古川 雅文. よきモデルに触れる機会を今回は授業とい. 指導教員 割11雅文.
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