この安全報告書は、平成 24年度末現在のつくばエクスプレスにおける安全 の確保のための取り組みや、安全の実態をまとめたものです。ご一読いただき、 ご意見・ご感想をお寄せください。 つくばエクスプレスコールセンター (☎)0570-000-298(通年 9 時~19 時) ホームページ:http://www.mir.co.jp/ 編集 首都圏新都市鉄道株式会社 鉄道事業本部 安全総括部 安全推進課
- 進化を真価に -
首都圏新都市鉄道株式会社
2013
安全報告書2013 21 -⑤ かけこみ乗車はおやめください 発車間際のかけこみ乗車は大変危険です。ホームでの転倒やドアに 挟まれ思わぬ怪我をすることがあります。 また、列車の遅れの原因にもなり他の お客さまのご迷惑になります。ドアが閉 まりかけたときは無理をせず、次の電車 をお待ちください。 ⑥ 列車運行を妨害する行為の禁止 列車への投石、障害物の放置などは列車往来危険罪、器物破損罪な どの犯罪行為です。 このような行為を見かけられたときは、駅係員、乗務員、警備員、 警察にご連絡をいただくようご協力をお願いします。 かけこみ防止表示 8 お客さまとの連携 21
-目
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安全のための投資・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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安全管理体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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お客さまとの連携
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安全重点施策
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5-2
人材教育・緊急時対応訓練等
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5-3
施設・車両の整備と計画
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3-4
鉄道テロ対策
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4
鉄道運転事故等の発生状況
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輸送の安全確保のための取り組み
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3-1
駅・車内の安全システム
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運転・施設の安全システム
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施設・車両の検査と整備
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つくばエクスプレスをご利用の皆さまへ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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安全に関する基本方針
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お客さまの安全を支える主なシステム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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- 進化を真価に - 私たちは、一人ひとりが真の価値を考え、行動し「安全・安定・安心輸送」に更なる決意を示す とともに、愛され、信頼され、誇りに思っていただける鉄道となれるよう未来へと走り続けます 安全報告書2013 安全報告書2013安全報告書2013 1
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いつもつくばエクスプレスをご利用いただき、誠にありがとうございます。 また、平素は弊社事業に対してご理解をいただき、感謝申し上げます。 つくばエクスプレスは、秋葉原~つくば間58.3kmを最速45分で結 ぶ都市間高速鉄道として平成17年の開業以来今日まで、常に安全輸送を最 大の使命にかかげ、全社一丸となって日々の輸送の安全確保に取り組んでお ります。 具体的には、輸送の安全を確保するために策定した「安全管理規程」に基 づき、経営トップから現場まで一丸となった安全管理体制の構築を図る取り 組みを推進しております。さらに、「安全の確保はすべてに優先する」など を理念とした「安全方針」を定めており、安全統括管理者を選任し、その指 揮の下に運転管理者・乗務員指導管理者・施設管理者・車両管理者を選任し て、安全管理体制に万全を期するとともに、安全報告書の公表など透明性の 高い鉄道運営を行っております。 こうした取り組みの下、開業以来鉄道運転事故を発生させることなく、鉄 道の営業を行ってまいりました。おかげさまで昨年度は1日あたり30万人 を超えるお客さまにご利用いただいております。 この安全報告書は、つくばエクスプレスの輸 送の安全確保に対する取り組みについて、広く ご理解をいただきたく、また皆さまとの信頼を 強固なものにすることも併せて目的として、平 成24年度の実績等を公表させていただくもの であります。 今後も、安全管理規程に基づく安全管理体制 の継続的な見直し、改善を図ることにより、い っそう安全・安定・安心輸送の確保を目指して まいりますので、よろしくお願い申し上げます。1
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1 1 つつくくばばエエククススププレレススををごご利利用用のの皆皆ささままへへ 首都圏新都市鉄道株式会社 代表取締役社長 石井 幸男 安全報告書2013 1-安全報告書2013 2
-2 安全に関する基本方針
つくばエクスプレスでは、安全管理規程に定めている安全方針を常に念頭 に置き、役員から社員一人ひとりまで安全の確保を最優先とする安全意識の 徹底を図り、お客さまが安心してご利用いただける鉄道を目指して、一致協 力して鉄道輸送の使命を達成してまいります。2 安全に関する基本方針
2 安全に関する基本方針安 全 方 針
安全の確保はすべてに優先する
法令及び規定の遵守を徹底する
安全に関する提案や情報提供を奨励する
安全性向上のための投資を適切に実施する
安全管理体制は継続的に改善する
安全報告書2013 2-安 全 方 針
安全の確保はすべてに優先する
法令及び規定の遵守を徹底する
安全に関する提案や情報提供を奨励する
安全性向上のための投資を適切に実施する
安全管理体制は継続的に改善する
安全報告書2013 3
-3 お客さまの安全を支える主なシステム
3-1
駅・車内の安全システム
(1)可動式ホーム柵 ホーム上の安全確保のため全駅に可 動式ホーム柵を設置しており、ホーム からの転落防止や走行中の列車との接 触防止を図っています。可動式ホーム 柵の開閉は、車両ドアの開閉と合わせ て乗務員が運転席で行っています。 (2)非常通報装置 車内で急病人が発生した場合などの緊急連絡用に、 非常通報装置を車内に設置しています(各車両に2箇 所、車椅子スペースに1箇所設置)。ボタンを押すと 乗務員室につながり通話することができます。乗務員 が対応できない場合は、15 秒後に総合指令所につなが り指令員と通話することができます。 (3)インターホン 全駅の可動式ホーム柵戸袋部分や化粧室にもインター ホンが設置され、駅係員と通話することができます。 化粧室内多機能トイレインターホン 可動式ホーム柵3 お客さまの安全を支える主なシステム
3 お客さまの安全を支える主なシステム 可動式ホーム柵戸袋インターホン 車内非常通報装置 安全報告書2013 3-3-1
駅・車内の安全システム
安全報告書2013 4 -運転台とATO運転 (4)AED(自動体外式除細動器) 急病人等への救急活動を円滑に行うため、全 駅の改札口付近にAEDを設置しております。 平成 24年度の使用実績は1件です。
3-2
運転・施設の安全システム
(1)自動列車制御装置(ATC) 列車の衝突や脱線等を防ぎ、列車の運転を安全にサポートする装置と して ATC を採用しています。ATC は曲線やこう配、先行列車との距離 を考慮した速度情報を列車が常に受信し、走行速度が定められた速度を 超えた場合、自動的にブレーキが作動し列車の安全を守るシステムです。 (2)自動列車運転装置(ATO) 乗務員がお客さまの乗降を確認しドアを閉めた後、運転席の出発ボタ ンを押すと、列車は所定速度まで自動的に加速し、その後は定められた 運転パターンで走行します。次の停車駅に近づくと地上に設置した機器 からの距離情報を得て、車上で 停止パターンを作成し停止しま す。このように運転操作がすべ て自動化され安全運行を確保し ています。 130Km/h の高速で快速列 車など複数の列車種別のある線 区でのATO運転は、わが国で 初めての採用です。 3 お客さまの安全を支える主なシステム AED 安全報告書2013 4-3-2
運転・施設の安全システム
安全報告書2013 5 -(3)完全立体交差化 全線(58.3km)がトンネル・高架橋・ 橋りょう等であり、踏切事故の要因となる 道路との平面交差はありません。 (4)沿線防災システム 自然災害による事故を未然に防ぐため、沿線に設置した風速計・雨量 計・温度計・水位計・地震計の各情報を収集監視するシステムを導入し、 基準値を超えた場合には列車の運転を規制し、安全を確保しています。 風速計 風速を観測し瞬間風速と平均風速を表示する機器 雨量計 降雨量を観測する機器で1時間の単位雨量と降り始めからの積算雨量を演 算する機器 温度計 レール及び大気の温度を観測する機器 水位計 河川の桁下水位を観測する機器 地震計 地震を検知し揺れの強さ(ガル値)を観測し、基準のガル値を超えた場合 警報を出力する機器 3 お客さまの安全を支える主なシステム 立体交差 風速計 雨量計 システムモニター 地震計 水位計 レール温度計 大気温度計 安全報告書2013 5
-安全報告書2013 警報システムモニター画面 雷雲 (帯電した雲) 上空の放散電荷 接地極 地表面プラス電荷 電荷放散器 接地線 (5)早期地震警報システム このシステムは気象庁が配 信している緊急地震速報を活 用するもので、地震による被 害を最小限に抑えることを目 的としています。 地震発生時に地震観測網の 震源に近い観測地点で得られ たP波(初期微動)の地震波 を使って震源・地震の規模を 推定した情報を総合指令所で 受信します。 その情報が当社沿線で震度4以上になる と判定した場合、S波(本震)が到着する 前に列車無線で自動的に警報音と音声メッ セージを乗務員へ通報して、手動による緊 急停止操作により列車を停止させて被害の 軽減を図ります。 また東北地方太平洋沖地震を踏まえ、当社 の沿線防災システムの地震計を増設するとともにP波検知機能を追加す るなど、新たな地震防災システムの構築を進めています。 (6)防雷システム 雷の被害から列車運行に関係する 重要な機器・設備を守るため、防雷 システムの整備を進めています。 =防雷システムの概要? ① 雷雲の発生により地表面に誘導されたプラス 電荷を、電荷放散器で空中に放散します。 ② 放散された電荷が上空で保護シールドを構成 し、雷雲と上空の放散電荷の間で放電すること で、大地への落雷を防止します。 電荷放散器 3 お客さまの安全を支える主なシステム 安全報告書2013 6 -震源 気象庁 総合指令所 TX地震計 気象庁地震計 列車無線 列車(減速・停止) 緊急地震速報 現在の地震情報 配信 会社 【早期地震警報システム構成図】 S波 P 波(初動) ) S 波本震)
安全報告書2013 7 -電車線設備の点検
3-3
施設・車両の検査と整備
安全で安定した輸送の確保のため施設及び車両について定期的に検査 と整備をしています。 (1)土木施設 高架橋、トンネル等の構造物、レールの状態の検査を目視、総合検測 車やレール探傷車等により定期的に行うと ともに、測定機器を営業列車に乗せての動 揺検査も実施しています。また、乗り心地 の改善、レールの延命のためレール削正車 も導入しています。 駅の建物検査、消防設備の点検、エスカ レーター・エレベーター等の機械設備の定 期検査も実施しています。 (2)電気施設 変電所の変圧器等の設備、電車線設備、ATC・電子連動装置等の信 号設備、監視カメラ・電話設備等の通信設 備、駅の火災対策設備、照明設備について 定期的に検査を実施しています。検査は、 目視及び総合検測車等の計測機器により実 施しています。 (3)車 両 車両の状態について外部から行う列車検査、装置を取り付けた状態で 機能の確認を行う月検査、車両の主要部分 を分解して行う重要部検査、主要部分を取 り外して行う全般検査を定期的に実施して います。 また、列車の乗り心地の確保のために定 期的に車輪の転削を実施しています。 レール削正車 床下機器の点検 3 お客さまの安全を支える主なシステム 3 お客さまの安全を支える主なシステム 安全報告書2013 警報システムモニター画面 雷雲 (帯電した雲) 上空の放散電荷 接地極 地表面プラス電荷 電荷放散器 接地線 (5)早期地震警報システム このシステムは気象庁が配 信している緊急地震速報を活 用するもので、地震による被 害を最小限に抑えることを目 的としています。 地震発生時に地震観測網の 震源に近い観測地点で得られ たP波(初期微動)の地震波 を使って震源・地震の規模を 推定した情報を総合指令所で 受信します。 その情報が当社沿線で震度4以上になる と判定した場合、S波(本震)が到着する 前に列車無線で自動的に警報音と音声メッ セージを乗務員へ通報して、手動による緊 急停止操作により列車を停止させて被害の 軽減を図ります。 また東北地方太平洋沖地震を踏まえ、当社 の沿線防災システムの地震計を増設するとともにP波検知機能を追加す るなど、新たな地震防災システムの構築を進めています。 (6)防雷システム 雷の被害から列車運行に関係する 重要な機器・設備を守るため、防雷 システムの整備を進めています。 =防雷システムの概要? ① 雷雲の発生により地表面に誘導されたプラス 電荷を、電荷放散器で空中に放散します。 ② 放散された電荷が上空で保護シールドを構成 し、雷雲と上空の放散電荷の間で放電すること で、大地への落雷を防止します。 電荷放散器 3 お客さまの安全を支える主なシステム 安全報告書2013 7-3-3
施設・車両の検査と整備
安全報告書2013 8 -協力要請テロップ
3-4
鉄道テロ対策
目に見える警備を軸とした次のような鉄道テロ対策を行っています。 (1)監視カメラ 駅構内の状態確認と、防犯、防災、テ ロ防止等のため全駅に監視カメラを設置 しています。また駅構内に「監視カメラ 作動中」を表示し、被害発生の防止を図 っています。 (2)「目に見える」巡回警備 社員や警備員が警備腕章を着用し、警 戒体制を敷いていることを見える形にし て、巡回警備を行っています。 (3)不審物等発見時の協力要請 駅構内等において、不審物発見の協力要請についてのテロップ、ポス ターの掲示を行っています。 テロの発生を抑止するためには、不審者・不審物の早期発見が重要で す。不審者・不審物等を発見した場合には、駅係員、乗務員、警備員へ 連絡通報していただくようお客さまへのご協力をお願いしています。 駅構内の監視カメラ 警備腕章 協力要請ポスター 3 お客さまの安全を支える主なシステム 安全報告書2013 8-3-4
鉄道テロ対策
安全報告書2013 9 -(4)販売店の店員等のテロ防止協力者ワッペンの着用 販売店の店員等が、「テロ防止協力者ワッペ ン」を着用して、不審者・不審物の早期発見と 連絡通報の協力体制をとり、テロの防止を図っ ています。 3 お客さまの安全を支える主なシステム テロ防止協力者ワッペン 安全報告書2013 9
-安全報告書2013 10
-4 鉄道運転事故等の発生状況
(1)鉄道運転事故 平成 24年度に発生した鉄道運転事故(注)は、ありません。 なお、平成 17 年8月 24 日の開業以来、鉄道運転事故はありません。 (注)鉄道運転事故とは、国土交通省の鉄道事故等報告規則(省令)に基づく列車衝突事故、 列車脱線事故、列車火災事故、踏切障害事故、道路障害事故、鉄道人身障害事故、鉄道 物損事故をいいます。 (2)輸送障害 平成 24年度に発生した輸送障害(注)は、落雷による架線断線と信号装 置故障の2件があり、お客さまには大変ご迷惑をおかけしました。 (注)輸送障害とは、省令に基づいて国土交通省への報告対象となっている列車の運休、又は 30 分以上の遅れをいいます。 (3)インシデント 平成 24年度に発生したインシデント(注)は、ありません。 (注)インシデントとは、省令に基づく鉄道運転事故が発生するおそれがあると認められる事 態をいいます。 (4)行政指導等 平成 24年度は、国土交通省からの指導事項はありません。4 鉄道運転事故等の発生状況
4 鉄道運転事故等の発生状況 安全報告書2013 10-安全報告書2013 11
-5 輸送の安全確保のための取組み
5-1
安全重点施策
平成23年度から3年先を見通した安全重点施策を策定することにな りました。 平成24年度の内容は昨年度に引き続き、 1. 明るい風通しの良い社風の醸成 2. 教育訓練の充実強化 3. 適切な点検・保守・更新の実施 4. 新たな安全対策の推進 という目標を設定し、これに対する取組計画を作り一層の安全性の向上 を目指すものです。 具体的取組計画としては、事故の芽情報制度の徹底、教育訓練の点検・ 見直し、異常時対応能力の向上、車両・施設・設備の適切な点検と保守 の実施、老朽化する設備・車両の部品などの計画的更新、車両増備など 新たな安全対策投資等があります。5-2
人材教育・緊急時対応訓練等
(1)平成24年度の人材教育 ① 安全教育の実施状況 社員の知識・技能の着実な習得と維持・向上を図って輸送の安全を 確保するため、毎年度計画を定めて本社各部及び現業で基礎教育、専 門教育、異常時対応訓練、労働災害防止の教育訓練等を実施していま す。平成 24年度に実施した主なものは次のとおりです。5 輸送の安全確保のための取り組み
5 輸送の安全確保のための取り組み 安全報告書2013 11-5-1
安全重点施策
5-2
人材教育・緊急時対応訓練等
安全報告書2013 12 -サービス介助士襟バッチ ア.ヒューマンファクター教育 安全教育の一環として、ヒューマンファクターに関する理解の浸 透を図るため、JR西日本安全研究所が発行した「事例でわかるヒ ューマンファクター」を活用して各管理所等で実施しました。 イ.普通救命講習 AEDの取り扱いを含む普通救命講習を駅務管理所等において消 防署員等の指導のもと実施し、緊急時に備えています。 ウ.安全マネジメント教育 運輸安全マネジメント制度の理解 を深めるため、当社の安全管理体制 についての教育を、現業部門の中間 職社員に実施しました。 ② サービス介助士の資格取得の推進 お客さまに、安心で快適なサービスを提供するため、特に高齢者や お身体の不自由なお客さまのご案内に必要な知識や技能を身につけ るため、サービス介助士(注)の資格の取得を、駅係員、乗務員に対し て進めています。なお、平成 25年3月末現在の取得人数は251名 です。 (注)サービス介助士とは、NPO 法人(日本ケア フイットサービス協会)が認定する資格で、 有資格者はお年寄りやお身体の不自由なお 客さまのご案内に必要な知識や技能を身に つけています。 ヒューマンファクター教育 普通救命講習 5 輸送の安全確保のための取り組み 安全マネジメント教育 安全報告書2013 12
-安全報告書2013 13 -(2)平成 24年度の緊急時対応訓練 ① 人身事故処置合同訓練 平成 24年9月8日、終列車後守谷駅におい て、常総広域消防本部及び取手警察署と合同で 人身事故を想定し、負傷者救助、乗客避難誘導、 旅客案内等の訓練を行い、見学者を含め81名 が参加しました。 ② 異常時総合訓練 平成 24年 10 月25日、事故の対処を目的として、総合基地にお いて「線路内に転落した自動車と衝突、このため電車は脱線、架線を 断線、線路を一部損傷し、乗客多数が負傷した」との想定で、常総広 域・つくば市・取手市消防本部、常総・取手警察署の協力のもと、一 般見学者を合わせて449名が参加し、応急手当・AED訓練も含め、 本番さながらの訓練を実施しました。 負傷者救助訓練 避難誘導訓練 支障物除去訓練 脱線復旧訓練 架線復旧訓練 5 輸送の安全確保のための取り組み 線路復旧訓練 負傷者救助訓練 応急手当訓練 AED訓練 安全報告書2013 13
-安全報告書2013 14 -③ 飛来物除去訓練 強風時に電車線等へ飛来物が付着した 場合、列車運行への影響を少なくして、 お客さまへのご迷惑を最小限にとどめる ため、支障物を安全で速やかに除去する 訓練を実施しました。 ④ 避難誘導訓練等 地震や事故等により駅間で列車が停止した場合を想定し、終列車後 にトンネル内避難誘導訓練、車両ドア故障時応急処置訓練、可動式ホ ーム柵故障時対応訓練、車内非常通報装置による通話訓練等の取り扱 い訓練を実施しました。なお、同訓練は毎年2回実施しております。 ⑤ 連動(信号)装置故障時対応訓練 連動装置や転てつ器の故障により、総 合指令所で制御できなくなった場合に駅 で列車の進入・進出を円滑に行うため、 連動装置取扱い訓練、転てつ器手回し訓 練を実施しました。 ⑥ 地方自治体との合同訓練(帰宅困難者避難誘導訓練(北千住駅)) 平成25年3月6日、足立区をはじめ 鉄道各社及び警察・消防と合同で大地震 を想定した「帰宅困難者避難誘導訓練」 を実施しました。お客さまを速やかに避 難場所へ誘導、また軽傷を負ったお客さ まを消防隊員に引継ぐなど、約250名 が参加した大規模な訓練を行いました。 飛来物除去訓練 トンネル内避難誘導訓練 連動装置取扱い訓練 5 輸送の安全確保のための取り組み ドア防護具装着訓練 避難誘導訓練 安全報告書2013 14
-安全報告書2013 15 -北千住駅の電荷放散器 延伸した南流山駅のホーム部分 増設した秋葉原駅のエレベーター
5-3
施設・車両の整備と計画
(1)平成 24年度実績 ① 駅の混雑緩和対策 ア.秋葉原駅 改札口及びコンコースの混雑緩和を図 るため、コンコース階から地上階へのエ レベーター増設とコンコース階のエスカ レーター及びトイレを増設し、平成24 年9月末から使用開始しました。 イ.南流山駅 ホームの混雑緩和を図るため、秋葉原 駅方に約 40m、つくば駅方に約 40m それぞれホームを延伸し、平成24年9 月末から使用開始しました。 ② 車両の増備 通勤時間帯の輸送力増強を図るため、 現在の34編成204両に加え、新たに 交直流車(TX-2000系)3編成18 両(1編成は6両)を増備しました。 ③ 防雷システムの設置 雷による被害から列車運行に関する重 要な機器・設備を守るため、北千住駅構 内に防雷システムを設置しました。 搬入中の増備車両 5 輸送の安全確保のための取り組み 安全報告書2013 15-5-3
施設・車両の整備と計画
安全報告書2013 16 -(2)平成 25年度以降の計画 ① 防雷システムの設置 雷による被害から列車運行に関する重要な機器・設備を守るため、 みどりの変電所付近に防雷システムを設置します。 ② 車両用非常梯子の改良 異常時、お客さまが避難するため列車から線路に降りる際使用して いただく非常梯子を乗務員室に設置してありますが、より迅速に避難 できる構造のものに改良し、平成 24 年度・平成25年度で順次交換 しています。 ③ 新地震防災システムの構築 地震発生時における安全性の向上を図るため地震計を増設し、また すべての地震計にP波(初期微動)検知を有するなど、新たな地震防 災システムを構築します。 5 輸送の安全確保のための取り組み 安全報告書2013 16
-安全報告書2013 17
-6 安全のための投資
つくばエクスプレスの建設にあたっては、完全立体交差化、可動式ホー ム柵や ATO など最新の保安設備を導入しました。 さらに、営業開始後も必要な安全投資を継続し、平成 24年度は秋葉原 駅の出入り口増設工事、南流山駅ホーム延伸工事、車両の増備、北千住駅 構内に防雷システム設置など、約57.7億円の投資を行いました。 また、このほかに車両用非常梯子の交換を順次実施しています。7 安全管理体制
(1)鉄道安全委員会の開催、安全確保総点検の実施 輸送の安全最優先意識の定着と取り組みの推進を図るため、安全方針 の制定、輸送の安全に関する業務を統括する安全統括管理者の選任をは じめとする安全管理体制を確立し、安全・安定・安心な輸送を目指して います。 このため、異常時対応の再点検や事故防止対策などの検討を行うため に、社長を委員長とした鉄道安全委員会を開催して、全社一丸となった 安全に対する取り組みを推進しています。 さらに、夏季及び年末年始の輸送の安全確保総点検等の機会を通じて、 社長をはじめとする役員が直接現場を巡視し、現場における取り組み状 況を把握し安全確保の指示を行うなど、総合的な安全対策の推進に取り 組んでおります。 安全確保総点検6 安全のための投資
7 安全管理体制
6 安全のための投資 7 安全管理体制 鉄道安全委員会 安全報告書2013 17-安全報告書2013 18 -秋葉原駅務管理所長 乗 務 員 指 導 管 理 者 (乗務管理所長) 車両管理所長 施設管理所長 総合指令所長 北千住駅務管理所長 鉄道事業本部長 役 員 安全統括管理者 社 長 安全総括部長 施設管理者 車両管理者 運転管理者 その他の管理者 守 谷 駅 務 管 理 所長 つくば駅務管理所長 電気管理所長 ※ 平成25年7月現在の体制図です (2)安全内部監査 関係法令、安全管理規程、その他社内 規程類との適合及び安全管理体制の有効 性を確認するため、毎年安全内部監査を 実施し安全性の向上を図っています。 (3)安全の確保に関する体制 安全管理規程に定める社長をトップとする安全管理の体制は次のとお りです。 7 安全管理体制 安全内部監査 安全報告書2013 18 -秋葉原駅務管理所長 乗 務 員 指 導 管 理 者 (乗務管理所長) 車両管理所長 施設管理所長 総合指令所長 北千住駅務管理所長 鉄道事業本部長 役 員 安全統括管理者 社 長 安全総括部長 施設管理者 車両管理者 運転管理者 その他の管理者 守 谷 駅 務 管 理 所長 つくば駅務管理所長 電気管理所長 ※ 平成25年7月現在の体制図です
安全報告書2013 19 -(C)2013 Gullane(Thomas)Limited. 案内表示
8 お客さまとの連携
(1)こども110番の駅 公共機関として地域の犯罪を減少させるべく、 全駅を「こども 110 番の駅」としています。 「こども 110 番の駅」では、こどもが駅に助 けを求めてきた場合には保護し、こどもに代わっ て 110 番通報を行うなどの対応をとります。ま た、犯罪発生時だけではなく、安全・安心な地域 づくりに貢献するとともに、親しみのある駅づく りを目指しています。 (2)沿線の皆さまからのご意見の反映 沿線の1都3県及び関係する 11 市区(注)と連携し、お客さまや沿線の 皆さまからのご意見を、つくばエクスプレスの安全・安定輸送に反映さ せるべく取り組んでおります。 (注)1都3県及び11市区とは、東京都、埼玉県、千葉県、茨城県、千代田区、台東区、 荒川区、足立区、八潮市、三郷市、流山市、柏市、守谷市、つくばみらい市、つくば 市です。 (3)ご利用のお客さまへのお願い 鉄道の安全・安定・安心輸送を確保するため、次の内容について、お 客さまにご協力をいただくよう取り組みを行っています。 ① 節電対応へのご理解とご協力 東日本大震災以降、駅構内や車内の節電など、使用電力の抑制に取 り組んでいます。 お客さまにはご不便をおかけしますが、ご理解ご協力を賜りますよ うよろしくお願いします。8 お客さまとの連携
8 お客さまとの連携 安全報告書2013 19-安全報告書2013 20 -② 車両ドア引き込まれ注意 車両のドアが開くとき、お客さまの鞄な どが戸袋に引き込まれることがあります。 ドアが開く際には鞄などをドアから離し て、引き込まれのないようご協力をお願い します。 ③ ホーム柵寄りかかり注意 全駅に可動式ホーム柵を 設置しておりますが、ホー ム柵への寄りかかり、物の 立てかけは大変危険なため、 ご注意願います。 また、ホーム柵から手な どお身体を出すことも大変 危険ですのでおやめください。 ④ 線路内に物を落としたとき 線路内に物を落としたときは、お近 くのインターホンで駅係員をお呼びく ださい。 線路に下りる行為は大変危険ですの でおやめください。 ドア引き込まれ注意表示 注意表示(ホーム柵に掲示) 駅係員呼出し表示(ホーム柵に掲示) ドア戸袋側 8 お客さまとの連携 ドア引き込まれ注意ステッカー 安全報告書2013 20
-安全報告書2013 21 -⑤ かけこみ乗車はおやめください 発車間際のかけこみ乗車は大変危険です。ホームでの転倒やドアに 挟まれ思わぬ怪我をすることがあります。 また、列車の遅れの原因にもなり他の お客さまのご迷惑になります。ドアが閉 まりかけたときは無理をせず、次の電車 をお待ちください。 ⑥ 列車運行を妨害する行為の禁止 列車への投石、障害物の放置などは列車往来危険罪、器物破損罪な どの犯罪行為です。 このような行為を見かけられたときは、駅係員、乗務員、警備員、 警察にご連絡をいただくようご協力をお願いします。 かけこみ防止表示 8 お客さまとの連携 21
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安全管理体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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安全重点施策
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
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人材教育・緊急時対応訓練等
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
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施設・車両の整備と計画
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
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鉄道テロ対策
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
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鉄道運転事故等の発生状況
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輸送の安全確保のための取り組み
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駅・車内の安全システム
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3-2
運転・施設の安全システム
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3-3
施設・車両の検査と整備
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つくばエクスプレスをご利用の皆さまへ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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安全に関する基本方針
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お客さまの安全を支える主なシステム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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- 進化を真価に - 私たちは、一人ひとりが真の価値を考え、行動し「安全・安定・安心輸送」に更なる決意を示す とともに、愛され、信頼され、誇りに思っていただける鉄道となれるよう未来へと走り続けます 安全報告書2013 安全報告書2013この安全報告書は、平成 24年度末現在のつくばエクスプレスにおける安全 の確保のための取り組みや、安全の実態をまとめたものです。ご一読いただき、 ご意見・ご感想をお寄せください。 つくばエクスプレスコールセンター (☎)0570-000-298(通年 9 時~19 時) ホームページ:http://www.mir.co.jp/ 編集 首都圏新都市鉄道株式会社 鉄道事業本部 安全総括部 安全推進課