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タッチセンサを用いた移動速度検出機構の設計と製作

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Academic year: 2021

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タッチセンサを用いた移動速度検出機構の設計と製作

高知工科大学 システム工学群 電子工学専攻 学籍番号:1170062 氏名:佐藤 大樹

1. 本研究の概要

本研究では、物体が通過する地点の下に静電 容量検出のための電極を設けて速度を計測する 機構を設計及び製作している。さらに補助測定 として赤外線距離センサ及び超音波距離センサ を対象物に照射し、距離差から速度計として使 用している。ドップラー効果を用いた速度計は 対象物の速度が遅い場合に、対象物に照射した 周波数の変化を読み取ることが難しい。対象物 の移動速度が遅い場合及び小さい対象物に関し ても3つのセンサで、速度を計測し、各速度 計における結果を比較する。各速度計における 設計、設置、計測手順の手軽さ、及び精度の関 係を検討している。

2.速度検出機構の設計・製作

PIC16F1827を使用した。その他に操作 用としてタクトスイッチを2つ使用した。使 用するセンサはPIC内蔵のタッチセンサ2 ンと、赤外線距離センサ「GP2Y0A21YK」及 び超音波距離センサ「SRF02」である。機構 を丸ごと何かの上で構成したかったことと、タ ッチセンサが静電容量変化検出により検知を行 っていることを考慮しないといけないため、機 構は木の板上に構成した。本研究では、各セン サの速度の結果について比較を行うため、移動 体の検出タイミングを各センサで同時に行わな ければならない。そのためタッチセンサを通過 したタイミングで、タイマーを開始して反対側 のタッチセンサを通過したタイミングでタイマ ーの停止を行い、その間の時間を計測してい る。同時に、赤外線距離センサ及び超音波距離 センサを作動させ、この2回の測定の差を求 め、時間で割って速度を求めている。また、タ ッチセンサの幅は10cmと決めて設置している ので、10cmを時間で割った値をタッチセンサ

の速度の値としている。機構を図1に示す。

図 1 速度検出機構

3.結果及び考察

3つのセンサについて測定を行って来たが、

測定の鍵となるのはタッチセンサを通過すると きに必ずセンサが反応することである。タッチ センサを設置する幅さえ正確に決めていれば、

正しい測定が行える。赤外線距離センサ及び超 音波距離センサでは正しい照射を行えず、測定 が難しかった円形などの形状物や小さい対象物 の速度計測を行うことが出来た。しかしなが ら、設置する手間がかかり、タッチセンサの感 度の調整にも苦労した。人以外で反応をさせよ うとすると、PICへのセンサ入力の強さが直接 触れる場合と比べて10分の1以下になり、セ ンサの閾値を下げすぎると誤作動が生じ、測定 が行えなくなってしまう。赤外線距離センサ及 び超音波距離センサを用いた速度検出について は、結果誤差の原因は単に用いた両センサの性 能によるものとも考えられるが、正しい距離差 を求めるためには正確に対象物の同じ面に毎回 照射を行なう必要があるため、球体などに対し ては測定を行うことが難しい。しかし、速度検 出に必要なのは制御回路とセンサのみであるの で、機構自体は非常に手軽である。電源に電池 を使用すれば、タッチセンサと異なり速度計測 対象物の移動場所を選ばず、反応対象も限られ ないため、極端にいえばどこでも何に対しても 速度を測ることが出来る可能性がある。

参照

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