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E.W.クラークのNew-York Evangelist投稿記事(その 1)

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(1)

E.W.クラークのNew‑York Evangelist投稿記事(その 1)

著者 今野 喜和人, 刀根 直樹

雑誌名 翻訳の文化/文化の翻訳

巻 5

ページ 117‑144

発行年 2010‑03‑31

出版者 静岡大学人文学部翻訳文化研究会

URL http://doi.org/10.14945/00005752

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〔以下の手紙に無造作なところや私事に立ちいった親しげなところがあるのは、

これがクラーク教授のご両親に宛てたものであり、公開を頭に入れていないた めだと言えばご理解いただけるだろう。それをご両親の好意で提供していただ いたものである。それでも、こうした細かな記述がかえって新鮮さや面白みを もたらすということを、読者諸氏も認めてくださるはずだ。これらは公開目的

しい書簡にはほとんど見られないもので()(.‑!'01

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述べた。

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もご馳走することにしよう。

学校の職員や学生らとは頻繁に会うのだが、彼らについての話誌今できない。

私はこの地にあるカレッジの建物(それは真に「カレッジ」の名にふさわしい) を訪れたが、江戸の開成所より遥かに優れていた。それは嬉しい驚きだった。

新しい病院や閤書館、それに実験室も訪れた。すべてこの地にあるもので、私 は大変気に入った。図書館で最初に私の自に入ったのは、四巻本の巧T

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[W キリスト教会史 ~J であった。これまで、で最も「親切

すぎるほど親切」にされたことがあるかといえば、それは今のことである。私 と関わりを持ったすべての人が数え切れない気配りと尊敬の念を捧げてく が、それは本当に驚くべきことで、口に出せないほ

で働く大工や職人らで

てくれた。

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夫人がすっかり良くなっているのは驚きだった。重傷を負ったのに、見たとこ ろはどこも回復していた。だが片方の脚はまだとても弱っていて看護が必要だっ たし、元通りになるまでは数ヶ月程度かかりそうだ。その事故は大変深刻なも ので¥一持彼女の容態は危機的だった。そのことについては彼女が書いている からこれ以上は言わないが、彼女が無事に素早く囲復したことへの感謝だけは 書いておきたい。

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して、そこにあるおかしな癌と不思議な売り物のもとへお連れしたい。

それにしても、人生で一時にこれほどたくさんのことを考えなければならな かったことはない。公式協議を完壁にこなすのにとても気を遣い、不安になっ たし、契約や役人たちとのことや、重要な交渉で手一杯にもなったが、それだ けではなく、文明世界から取り残された奥地で「初めて家をもっ」ことに関し て、本当にこまごまとしたことがあり、その閣に並行してたっぷり観光もした。

できることなら、想像してみて欲しい。 の家と言うものが決して知られ を。家具は知られておらず、ベッ ていないところで初め

ドの骨組みも、ベッドも、

や煙突や石炭は聞いたこ をしつらえようと努力す 土地に、

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を加えたが、首をかすめただけだった。というのも、見張りが彼のほうを向い て白刃取りにかかったからだった。しかし見張りの指はそのことで切り落とさ れた。結果、見張りはまもなく殺害され、強盗は六百両とともに逃走したが、

逃げるときに着物から仏教の本を落としていった。彼は隣県まで追われたが、

しかし三日のうちに捕らえられた。役は静岡まで連れ戻され、最近斬首により 処刑された。

来月少しは休暇がある予定なので、そちらにもっと手紙を書く時間が取れる だろうし、私もぜひそう

し、私の 今月の

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の政治経済学J のクラスで¥もう一つは私のおじ(であり主教)の著書 出 Truths" [T. M. クラークの『宗教の根本真理~J のクラスである。学校が短い

休みに入ったその日、信教の自由と[キリスト教の]容認が日本中に布告され た旨の知らせが江戸から届いた。私は正式の通達を待つことなく、すぐさま掲 示を出し、休暇の問、受講を希望する者には誰でも、聖書とホプキ

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[W キリスト教の明証 ~J を教授する、と公に知らせた。それ以

来、日曜朝のバイブ/いクラスに関してはおおっぴらに迎え入れる案内をした。

その結果、それは公然と受け入れられるようになりつつある。信教の自由とい う事実は、これまで私がその開題について話した相手全員にとって、喜ばしく また驚くべきこととし

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村の訳書は、この二ヶ国でその内容を手にしようとい くことだろう。

く感じのよい挨拶を受けた。彼は最近帝国政府から された人物である。他の大参事付きの役人、それに 学校の長官が随っていた。中村が通訳をつとめたのだが、浅野と同行者たちが 訪問を大変喜んで、いたと教えてくれた。

うちに、勝氏と大久保[ー翁]氏と一緒にデ 文体で書かれている)

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かついでいたものでした。

彼はまだ剃髪して[月代にして]いませんでしたし、髭を結ったり下駄を履 いたりしてはいませんでしたが、しかし冬の風が立派な口ひげを吹き飛ばして

しまっていて、かつて生えていた場所も今ではまったくなくなっていました。

しかし私は彼の人物の「ヘアライン[詳細

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を描写しようというわけで、はあり ません。彼の胸中には変わらず高貴な精神があった、と言えば事足りるのです。

自には変わらず情熱の炎が宿り(雪と風で少し弱まったかもしれませんが)、

取りは変わらず伸びやかで、、変わらず希望に満ち、快活で、変わらずクリスチャ ンの熱心さと温かさをもっていました。

焦がれる変わらぬ情熱があり、遠から 変わらぬ決心がありました。

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参照

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