出光IR通信
2018年冬号
2018年4月1日〜2018年9月30日
株主のみなさまには、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 2018年度第2四半期決算(4月〜9月)ならびに2018年度通期の業績予想について、ご報告申し上げ ます。
株主のみなさまへ
株主還元について 当中間期の配当金は、業績が堅調に推移した ことから一株当たり50円とさせていただきまし た。また、期末配当金についても一株当たり50円 とし、年間では前年度比20円増の100円の配当 を予定しております。また、2018年11月までに 1,043万株(549億円)の自己株式取得を行いま した。 昭和シェル石油株式会社との経営統合について 当社と昭和シェル石油株式会社(以下「昭和 シェル」)は、2018年7月に締結した経営統合に 関する合意に基づき協議を進めてきましたが、 2018年10月に株式交換契約を締結しました。 これにより12月開催の両社臨時株主総会での ご承認を前提として、2019年4月1日(予定)に当 社が昭和シェルの発行済株式の全部を取得する 株式交換を行い、経営統合が実現する運びとなり ました。 2018年度第2四半期(4月~9月)の業績について 連結業績は、売上高2兆1,140億円(前年同期 比+4,166億円)、営業利益1,337億円(同+476 億円)、経常利益1,538億円(同+642億円)、親 会社株主に帰属する四半期純利益は1,035億円 (同+461億円)と増収増益となりました。 当中間期の売上高は、石油製品の販売価格が 上昇したことなどにより増収となりました。営業利 益は、石油製品マージンが拡大したことや資源価 格が上昇したことにより増益となりました。 詳細につきましては、本冊子の「営業の概況」 「連結財務諸表」ならびにウェブサイト掲載の「決 算短信」をご参照ください。 2018年度の業績予想について 連結業績予想は8月14日公表を据え置き、売 上高4兆2,800億円(前年度比+5,493億円)、 営業利益2,200億円(同+187億円)、経常利益 2,500億円(同+237億円)、親会社株主に帰属す る当期純利益は1,400億円(同△223億円)を見 込んでいます。両社は本経営統合を通じて、短期的にはシナ ジー創出を最大化し屈指の競争力を持つ企業体 を目指しつつ、中長期的には事業構成の最適化や 環境・社会・ガバナンスへの取組み等を推進し、レ ジリエントな企業体への進化を図り、両社の企業 価値を向上させることを目的としています。 詳細につきましては、本冊子の「株式交換契約 及び経営統合について」および2018年10月16 日の当社プレスリリース「株式交換契約の締結及 び経営統合に関するお知らせ」をご参照ください。 当社は、創業以来、「人間尊重」という考えを事 業を通じ実践し、広く社会で期待され信頼される 企業となることを目指しております。今後ともこの 理念の下、経済と環境の調和ある社会の発展に 貢献してまいりますので、引き続き格別のご理解 とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。 代表取締役社長
株式交換契約及び経営統合について
● 経営統合の趣旨 出光興産と昭和シェルは、本経営統合により一層の シナジーを創出し、屈指の競争力を持つ企業体を目指し つつ、中長期的には事業ポートフォリオの組み替え、環 境・社会・ガバナンスへの取組みを推進することで両社 の企業価値を向上させることを目的としています。 ● 経営目標(2019年度~2021年度) 当期純利益 5,000億円以上(3年間累計)2,000億円(2021年度)※1 統合シナジー 600億円/年(2021年度) ROE 10%超(2021年度)※2 ネットD/Eレシオ 0.5倍以下(2021年度) 総還元性向 50%以上 ※1 当期純利益:在庫評価影響除き ※2 ROE:当期純利益(在庫評価影響除く)/自己資本 ● 株式交換比率について 出光興産の株式を昭和シェルの株主に交付し、出光興 産が昭和シェルの発行済株式の全部を取得する株式交 換を2019年4月1日(予定)に行います。なお、本株式交 換においては、昭和シェルの普通株式1株に対して出光 興産の普通株式0.41株を割当交付します。 出光興産 昭和シェル 株式交換比率 1 0.41 統合シナジーの内容 将来の業績見通しは、現時点で入手可能な情報に基づき当社が作成したものです。実 際の業績は、さまざまな要因により異なる可能性があります。 分野 期待効果(億円) 原油調達 15 需給・海外・物流・販売 290 製造・調達 205 共通 90 合計 600 ● 統合新社の概要 名 称:出光興産株式会社 (トレードネーム:出光昭和シェル(予定)) 代表取締役: 代表取締役会長 月岡 隆 代表取締役 副会長執行役員 亀岡 剛 代表取締役 社長執行役員 木藤 俊一 代表取締役 岡田 智典 ビジョン: 私たちは、ダイバーシティ&インクルーシブネスをも とに、環境・社会と調和を図りながら、お客様・ステー クホルダーとともに、新たな価値創造に挑戦し続け る日本発のエネルギー共創企業です。● スケジュール 2018年12月18日 :臨時株主総会 2019年 4月 1日(予定) :経営統合日 ● キャッシュフロー配分(3年間累計) 償却費等 3,000億円 投資 5,000億円 ※内、戦略投 資 3,000億円 株主還元 2,500億円 当期純利益 5,000億円 財務基盤強化 500億円 ▶ 安定収益を確保し株主還元を充実 ▶ 成長市場・成長分野・構造改革に集中投資 ▶ 更なる財務基盤の強化 ● 株主還元 ・ 還元方針:株主還元を経営上の重要課題の一つと考え、統合効果を着実に収益に結びつけ、株主還元を実現します。 ・ 2019年度〜2021年度の考え方:当期純利益目標(累計5,000億円以上)の50%又はそれを上回る株主還元の実施を 目指します。(当該株主還元額の10%以上を自己株式取得に充てる予定) ● 投資の考え方 (3年間累計) 高機能材・電力・再生可能エネルギー 1,200億円 資源 1,300億円 燃料油・基礎化学品 2,500億円 投資総額 5,000億円 ▶ 製油所高度化対応 ▶ 海外拠点整備・拡充 ▶ SSネットワーク強化 ▶ ベトナムガス田開発 ▶ 北海スノーレ油田再開発 ▶ 潤滑油海外拠点 ▶ 機能化学品・有機EL海外生産設備 ▶ 国内外での電源確保 ▶ 研究開発推進(固体電解質等) ▶ 新規事業
■ 経営環境 ドバイ原油価格は、サウジアラビアの増産等 によるOPEC協調減産体制の緩和傾向もありま したが、米国の対イラン経済制裁に伴う供給懸 念等を背景に上昇した結果、前年同期比23.1 ドル/バレル上昇の73.2ドル/バレルとなりま した。
営業の概況
■ 需要・販売の動向 国内の石油製品需要は、西日本を中心とした天 候不順等の影響があり、前年を若干下回りまし た。石油化学製品需要は、アジア域の好調な需要 を背景に高水準を維持しました。当社の販売は、 原油輸入価格上昇やナフサ価格上昇に伴い、販 売価格が上昇したため、売上高は前年同期を上回 りました。 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 ■ 第2四半期 ■ 通期 連結売上高 (単位:億円) 連結営業損益 (単位:億円) 35,702 18,661 46,297 24,160 14,263 31,903 -196 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 ■ 第2四半期 ■ 通期 -1,048 -103 1,352 325 436 16,974 37,307 2,013 861 2,200 見通し 1,337 21,140 42,800 見通し -1,200 -600 0 600 1,200 1,800 2,400■ セグメント別の営業利益 石油製品部門では、原油市況上昇等による在 庫影響や製品マージンの改善などで増益となり 768億円(前年同期比+457億円)となりました。 石油化学製品部門では、スチレンモノマー等製 品マージンの改善による増益を、製造用燃料費 の増加などによる減益が上回り197億円(同△9 億円)となりました。 資源部門では、原油、石炭価格が上昇した影響 などにより、361億円(同+33億円)となりました。 その他・調整額では、合わせて10億円(同△5 億円)となりました。 0 200 400 600 800 0 100 200 300 0 100 200 300 400 0 5 10 15 20 セグメント別営業利益 (単位:億円) 石油製品部門 石油化学製品部門 15 2018年度 第2四半期 2017年度 第2四半期 資源部門 その他部門・調整額 188 328 140 2018年度 第2四半期 2017年度 第2四半期 2018年度 第2四半期 2017年度 第2四半期 2018年度 第2四半期 2017年度 第2四半期 ■ 石油開発事業 ■ 石炭・その他事業 312 361 146 216 768 206 10 197
原油価格上昇等により流動 資産が増加しました。 自己株式取得等の一方、親会 社株主に帰属する四半期純 利益を計上したことから純資 産が増加しました。 ポイント ポイント
連結財務諸表
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連結貸借対照表(要旨)
(単位:億円) 科目 2018年9月30日現在当第2四半期末 2018年3月31日現在前期末 資産の部 流動資産 12,750 12,082 固定資産 16,933 17,120 有形固定資産 9,991 10,068 無形固定資産 229 208 投資その他の資産 6,712 6,845 資産合計 29,682 29,203 負債の部 流動負債 12,049 11,616 固定負債 8,067 8,527 負債合計 20,116 20,143 純資産の部 株主資本 7,694 7,028 その他の包括利益累計額 1,495 1,659 非支配株主持分 377 372 純資産合計 9,566 9,059 負債純資産合計 29,682 29,203石油製品マージンの改善や資源価格の上昇に加え、持 分法投資利益の増加から増益となり純利益が増加しま した。 ・ 税金等調整前四半期純利益を計上した一方、原油輸入 価格上昇に伴い棚卸資産等が増加したため、営業活動 によるキャッシュ・フローは91億円となりました。 ・ 設備投資による有形固定資産の取得や海外合弁会 社への貸付を行ったことにより投資活動によるキャッ シュ・フローは△678億円となりました。 ・ 原油輸入価格上昇による一時的な資金需要で有利子 負債が増加した一方、自己株式取得を進めたため財務 活動によるキャッシュ・フローは、446億円となりまし た。 ポイント ポイント
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連結損益計算書(要旨)
(単位:億円) 科目 当第2四半期 自2018年4月 1日 至2018年9月30日 前第2四半期 自2017年4月 1日 至2017年9月30日 売上高 21,140 16,974 売上原価 18,367 14,751 売上総利益 2,773 2,223 販売費及び一般管理費 1,436 1,362 営業利益 1,337 861 営業外収益 257 119 営業外費用 56 85 経常利益 1,538 895 特別利益 78 9 特別損失 56 16 税金等調整前四半期純利益 1,560 889 法人税等 495 290 非支配株主に帰属する 四半期純利益 30 26 親会社株主に帰属する四半期 純利益 1,035 573■
連結キャッシュ・フロー計算書(要旨)
(単位:億円) 科目 当第2四半期 自2018年4月 1日 至2018年9月30日 前第2四半期 自2017年4月 1日 至2017年9月30日 営業活動によるキャッシュ・フロー 91 1,363 投資活動によるキャッシュ・フロー △ 678 △ 414 財務活動によるキャッシュ・フロー 446 △ 371 現金及び現金同等物に係る 換算差額 △ 22 △ 6 現金及び現金同等物の増減額 △ 163 572 現金及び現金同等物の期首残高 868 901 連結の範囲の変更に伴う 現金及び現金同等物の増減額 — 10 現金及び現金同等物の 四半期末残高 706 1,483的としています。合わせて各地で桜の木を植える ことで、日本を代表する木とふるさとの素晴らしさ を伝えていく心が育まれることを期待しています。 第1回は2018年10月に北海道稚内市の小学 校で行われ、児童たちは和楽 器奏者AUN(あうん)の迫力あ る演奏に見入っていました。 当社は、今後も本活動を通じ て次世代育成と、文化・地域に 貢献してまいります。 当社は、次代を担う若者 の挑戦・成長・能力発揮の 支援を目的として、2018 年10月から全国各地の小 学校で和楽器奏者による 演奏・体験学習と植樹式を 行う、出光興産「ふるさとプ ロジェクト」を開始しました。 当プロジェクトは、子どもたちが日本の伝統文 化を体感し、興味・関心を抱く一助となることを目 当社は「有機EL素 子及び有機発光媒体 の発明」において、平 成30年度全国発明 表彰の最高賞である 「恩賜発明賞」と「発 明実施功績賞」を受 賞しました。本技術は2002年に出願した特許技術で、そ れまでの青色材料よりさらに色純度の高い青色を実現し、 ディスプレイの長寿命化に大きく寄与、有機ELフルカラー ディスプレイの実用化に大きく貢献しました。
T O P I C S
「ふるさとプロジェクト」始動! ~次代へつなぐ、和楽器体験と桜の木~
当社有機EL技術が全国発明表彰最高位を
受賞
当社愛知製油所においてミックスキ シレン装置が完成し、2018年8月より商 業生産を開始しました。生産能力は17 万t/年を有し、石油化学製品事業拡大 への寄与のみならず、燃料油と石油化学 原料の需給動向に柔軟な対応が可能に なります。 当製品は、ポリエステル繊維などの基 礎原料として使われており、旺盛な需要 があるアジアを中心に販売展開をして いきます。愛知製油所にてミックスキシ
レンの商業生産開始
児童たちの和太鼓体験 皆で桜の苗木を植える商 号:出光興産株式会社 設 立: 1940年3月30日 (創業:1911年6月20日) 資 本 金:1,683億円 連結対象会社数:96社
会社概要
(2018年9月30日現在) 代表取締役会長 月岡 隆 代表取締役社長 木藤 俊一 代表取締役副社長 松下 敬 常務取締役 丹生谷 晋 取締役 丸山 和夫 取締役 鷺島 敏明 取締役 本間 潔 取締役 横田 絵理 ※ 取締役 伊藤 亮介 ※ 取締役 橘川 武郎 ※ 取締役 クラグストン マッケンジー・ ※ 常勤監査役 平野 栄 常勤監査役 谷田 俊之 監査役 伊藤 大義 ※ 監査役 庭山正一郎 ※ ※社外役員役員
株主名 (千株)持株数 持株比率 (%) 日章興産株式会社 27,119 13.37 公益財団法人出光文化福祉財団 12,392 6.11 公益財団法人出光美術館 8,000 3.94 日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (信託口) 7,614 3.75 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社 (信託口) 7,380 3.64 株式会社三菱UFJ銀行 5,142 2.54 三井住友信託銀行株式会社 5,142 2.54 株式会社三井住友銀行 5,142 2.54 宗像合同会社 4,974 2.45 出光興産社員持株会 4,665 2.30 (注) 当社は、自己株式5,159千株を保有しておりますが、上記上位10名 からは除外しております。 持株比率は発行済株式の総数から自己株式数を控除した株数によ り算出しております。 持株数の表示単位未満の端数は切り捨て表示しています。 発行済株式の総数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・208,000,000株 株主数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14,264名 株式の分布状況株式の状況
(2018年9月30日現在)大株主
(上位10名) 金融機関 28.07% 証券会社 2.05% その他の法人 30.88% 外国法人等 26.23% 自己名義 2.48% 個人・その他 10.29%〒100−8321 東京都千代田区丸の内三丁目1番1号 株価および出来高の推移