• 検索結果がありません。

平成 25 年度フィリピン市場プロモーション方針 1. 平成 24 年度プロモーションの総括 (1)2012 年の訪日旅行者数 9 万人 (2) 目標達成度に関する評価フィリピンからの訪日旅行価格は高く また フィリピンからの訪日観光客に対するビザも厳しいため 日本は気軽に旅行できる訪問先ではないが

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "平成 25 年度フィリピン市場プロモーション方針 1. 平成 24 年度プロモーションの総括 (1)2012 年の訪日旅行者数 9 万人 (2) 目標達成度に関する評価フィリピンからの訪日旅行価格は高く また フィリピンからの訪日観光客に対するビザも厳しいため 日本は気軽に旅行できる訪問先ではないが"

Copied!
16
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

平成25年度 フィリピン市場プロモーション方針・事業計画概要

【訪日旅行者数目標】

2013年10万人

←2012年9万人)

【シェア目標】

2013年1.0%

←2012年1.0%)

1.メトロマニラの富裕家族層

【新規】

(訴求コンテンツ)

四季の自然景観、多様な日本食

の魅力、親切丁寧なおもてなしでのショッピング

(事業概要

)桜、雪の季節をターゲットにしたセミナー

商談会、招請、共同広告、旅行博出展

【主要ターゲットと季節別事業概要】

2012年海外旅行市場の動向(訪日旅行動向) (出典:JNTO訪日外客数)

セ ミ ナ ー ・ 商 談 会

訪日フィリピン人数

4月

7月

10月

12月

3月

コンタクトポイント 旅 行 会 社 招 請 メ デ ィ ア 招 請 ・ 広 告 メ デ ィ ア 招 請 ・ 広 告 セ ミ ナ ー ・ 商 談 会 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

海外旅行者数

→月別の発表なし

全てのPR事業は、JNTOサイト等への誘因を図る。

(2)

1

平成 25 年度フィリピン市場プロモーション方針

1.平成 24 年度プロモーションの総括 (1)2012 年の訪日旅行者数 9 万人 (2)目標達成度に関する評価 フィリピンからの訪日旅行価格は高く、また、フィリピンからの訪日観光客に対するビザも厳しいため、日本は気軽に旅行できる訪問先ではな いが、日本への関心は高く、機会があれば日本を訪問したいと考える者も多い。これまでフィリピン市場に関しては、2 月に開催される Travel Tour Expo に JNTO としてブース出展、あるいは在フィリピン日本大使館の出展ブースに協力する形でのプロモーションを実施してきたが、旅行会社向 け、一般消費者向けの取組みのいずれも不十分であり、平成 24 年 1 月~8 月の合計で 5 万 6,000 人弱と、平成 22 年同期比 7.2%増と成長してい るフィリピン市場に対して、本格的な事業展開を行う必要がある。 (3)2012 年プロモーション概要と目標への貢献度評価

・在外公館連携事業として Travel Tour Expo 出展(2 月)【2.5 百万円】

2.平成 25 年度目標及び基本方針 (1)2013 年の訪日旅行者数目標 ・10 万人(2012 年 9 万人から 11%増) (2)その他目標 ・2013 年訪日旅行シェア 1.0%(2012 年 1.0%) (3)目標達成に向けたプロモーション基本方針 ・日 ASEAN40 周年を契機として、今年度よりフィリピン市場の本格的なプロモーション活動を開始する。 ・重点プロモーションエリアは、訪日旅行が可能な消費者層の厚さ、訪日ツアーの販売を取り扱う主要旅行会社の所在地をかんがみ、メトロマニ ラ都市圏を最重点エリアとする。 ・重点プロモーション期間は、フィリピンにおける旅行シーズン、イースター休暇があり、日本の桜の季節とも重なる 4 月を中心とする春(3 月 ~5 月)とする。

(3)

2 3.主要ターゲットと訴求コンテンツ 主要ターゲットとして、(1)メトロマニラ居住の富裕家族層、旅行形態は家族旅行、親族旅行を設定する。 (1)メトロマニラ居住の 30-40 代富裕家族層、旅行形態は家族旅行、親族旅行 ①ターゲット層として選定した理由(位置づけと狙い) ・年代別訪日フィリピン人の構成は、30~40 代が全体の 66.2%(新規 7 市場調査報告書 平成 22 年 3 月) (訪日層としては、日本人との既婚女性・留学生が多いが、ターゲット層ではない) ②ターゲット層の特徴(トレンドや旅行様式など) ・旅行形態としては、家族や親族との旅行が多い。また、ビザ取得が難しいことから、ビザを取得できる富裕層などの訪日リピーターも 30%以

上と相対的に多い。(新規 7 市場調査報告書 平成 22 年 3 月、Travel Tour Expo 調査 平成 24 年 2 月)

・フィリピンの人口の約 15%(約 1400 万人)がメトロマニラ(マニラ首都圏)に居住。マニラの平均世帯月収は全国平均の倍近く、ターゲッ ト層はメトロマニラに集中している。

・フィリピンで平均月間世帯月収が 5 万ペソ(約 10 万円以上)を超える富裕層は 4%~5%(約 450 万人)。(JETRO マニラヒアリング 平成 24

年 7 月)

・訪日旅行のパッケージ料金の平均は 7 泊で 2,500 米ドル(約 20 万円)程度、月給 2 カ月分で訪日旅行が可能とすると、訪日旅行の購買層は

平均月間世帯月収は 5 万ぺソ(約 10 万円)程度。(Travel Tour Expo 調査 平成 24 年 2 月)

・教師の初任給は月収 1 万ペソ(約 2 万円)程度と言われている。 ③主要訴求コンテンツ 平成 25 年度プロモーションにおいては、「3つの魅力・価値(案)」に掲げられた「作品」に重点を置き、以下のコンテンツを中心に訪日旅 行の魅力を訴求する。 ・フィリピンでは体感できない四季(桜、雪等)の自然景観を体験 ・バラエティ溢れる多様な日本食の魅力 ・親切丁寧なおもてなしでの日本製のショッピングを楽しむ ④事業計画概要 <総予算:35 百万円> ※競合国との関係を考慮し、公表資料においては、予算額は削除 ・主要プロモーション期間 ① イースター休暇および桜の季節(3~5 月の 2~3 ヶ月前: 11~1 月) ② クリスマス休暇の季節(12~1 月の 2~3 ヶ月前: 8~10 月)

(4)

3 ・旅行会社向け事業(BtoB 事業)の概要 <予算:12 百万円> 【新規】a)旅行会社・航空会社向けセミナー・商談会事業 <予算:3 百万円> ・フィリピンにおける訪日取扱旅行会社数の増加と、訪日旅行販売時のノウハウ向上、およびフィリピン人観光客受け入れ体制の強化を目的 に、マニラで訪日取扱旅行会社・航空会社向けセミナー・商談会を年 2 回実施(8~9 月、11~12 月)。なお、他組織で同様の事業を行う場合 は連携も検討する。(例:平成 24 年 12 月 自治体国際化協会がマニラで旅行会社向けセミナーを実施 等) ・フィリピン側来賓及びバイヤーは、フィリピン旅行業協会(PTAA)及び訪日取り扱い旅行会社(今後取り扱う可能性のある会社も含む)、 航空会社を予定。 ・日本側来賓及びサプライヤーは、日本大使館・総領事館、地方自治体(CLAIR)、フィリピン市場に興味のある日本側観光業界関係者(宿泊 施設、旅行会社など)を予定。 ・セミナー・商談会は、フィリピンの旅行会社からフィリピン人旅行者受け入れにあたっての留意点の説明、日本大使館によるビザの説明、 JNTO による訪日旅行の最新トレンド及びフィリピン側バイヤーと日本側サプライヤーによる商談会、レセプションを予定。 ・本事業前に招請事業、本事業後に広告事業、を実施することで効果的な連携を図る。 ・訪日取り扱い旅行社数 20 社を目標とする。 【新規】b)旅行会社・航空会社招請事業 <予算:9 百万円> ・訪日旅行販売取扱会社数の増大と訪日販売ノウハウ向上、及びイースター休暇、桜の季節の新規ツアー造成支援を目的に、訪日取扱旅行会 社(今後取り扱う見込みのある会社も含む)、航空会社等を対象とした招請事業を実施(10~12 月)。 ・招請コースは、参加者のプロファイルによってニーズが異なることが予想される為、ヒアリングを行い、①初心者向け(ゴールデンルート)、 ②中級者(人気が高い北海道、直行便が就航する中部、関西、九州など)向け、③テイラーメイド旅行等、2~3 コース設定。(20~30 社) ・本事業後にセミナー商談会事業、広告事業、を実施することで効果的な連携を図る。 ・訪日旅行造成数 20 コースを目標とする。 ・消費者向け事業(BtoC 事業)の概要 <予算:23 百万円> 【新規】a)メディア招請・共同広告事業 <予算:18 百万円> ・訪日旅行に関心はあるものの、日本の訪問地に関する情報が乏しいことから、富裕層向けメディア(旅行誌、機内誌、一般誌、Web、TV 等) を対象に、記事掲載を条件に東京~大阪のゴールデンルートなどに招請し、具体的な訪日動機を喚起する。 ・招請時期は、訪日動機として関心のある、桜・雪の季節を予定。但し、メディアの要望に応じ、コース・時期は柔軟に対応する。(10 名) ・セミナー・商談会事業、TTE 出展参加の旅行会社、日本側自治体・観光業界関係者等との連携を図る。 ・旅行会社・航空会社招請事業参加者との共同広告や高級ショッピングモール等でのディスネーション広告等を、重点プロモーション期間 に向けて実施する。 ・媒体接触者数 500 万人を目標とする。

(5)

4 [継続] b)Travel Tour Expo 出展 <予算:5 百万円>

・フィリピンにおける最大の旅行フェアに出展し、日本の地方公共団体などと連携して訪日旅行に関する情報の提供を行うとともに、旅行フ ェア会場で販売される訪日旅行商品の販売支援(ギブアウェイの提供など)を行う。 ・フィリピン側は訪日取扱旅行会社(今後取り扱う可能性のある会社も含む)、航空会社との連携を予定。 ・日本側は日本国大使館、CLAIR、フィリピン市場に興味のある観光業界関係者等との連携を予定。 ・ブース来場者 3 万人、訪日旅行販売数 1,000 名を目標とする。 (2)その他 フィリピンにおいて、今年度からの本格的な事業展開にあたり、旅行会社やメディアに対して効果的・効率的な情報収集や情報発信、関係者と の関係構築を図るため、臨時コンタクトポイントを設置し、事業の円滑な実施を図る。

(6)

5 参 考 資 料 1.訪日旅行市場の現況 2.SWOT 分析 3.フィリピン市場における海外旅行市場の現況 4.主な競争相手のプロモーションの現況 5.その他関連情報 1.訪日旅行市場の現況 (1) 旅行者プロファイル分析 ① 訪日フィリピン人旅行者数の推移 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 訪日客数(人) 89,532 82,177 71,485 77,377 63,099 伸率(%) -6.3 -8.2 -13.0 8.2 -18.5 【出典:日本政府観光局(JNTO)】 ② フィリピン人の旅行形態 旅行形態としては、家族親戚との訪日旅行が多い(n=429)。

(7)

6 【Travel Tour Expo 調査 平成 24 年 2 月】

訪日ツアーパッケージ料金の平均は 7 泊で 2,500USD 程度。月収で 2,500USD 程度に相当する 10 万ペソ(約 20 万円)程度。月給 2 か月分で訪 日が可能とすると、推定訪日可能層である世帯月収 5 万ペソ(約 10 万円)以上は全体の約 40%(n=188)。 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0% 120.0% Others Alone Wife or Husband Friends Family or Relatives 14.1% 16.4% 46.1% 65.6% 113.3% 7.7% 14.0% 15.4% 6.8% 5.4% 7.2% 1.9% 5.6% 1.6% 6.5% 28.0% 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% ~10,000 pesos 10,001~30,000 30,001~50,000 50,001~70,000 70,001~90,000 90,001~110,000 110,001~130,000 130,001~150,000 150,001~170,000 170,001~ No answer

(8)

7 【Travel Tour Expo 調査 平成 24 年 2 月】

フィリピン人の訪日目的(2011 年) 観光客 29,832 人 47.3% 商用客 12,867 人 20.4% その他客 20,400 人 32.3% 総数 63,099 人 100.0% 【出典:日本政府観光局(JNTO)】 訪日フィリピン人の平均滞在日数 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 44.5 37.6 32.9 26.8 【出典:日本政府観光局(JNTO)】 性別年齢別訪日フィリピン人の構成 性別では男性 26.2%、女性 73.8%。年代別では 40~49 歳が全体の 35.2%、30~39 歳が全体の 31.0%、20~29 歳が 20.0%、20~49 歳 で 86.2%を占める。【出展:平成 22 年 3 月「新規 7 市場調査報告書 フィリピン」】 ③ フィリピン人の月別訪日人数に係る分析 フィリピンでは、4 月のイースター休暇を中心とする 3 月~5 月が主な訪日旅行シーズンとなる。4 月、5 月は全体訪日数の約 11%、3 月は約 10%と、この 3 カ月は 10%を超えており、フィリピン人の関心が高い桜シーズンと重なるため、ターゲットとなる。(H23 は震災の影響がある ため、H22 参照) なお、最も訪日フィリピン人が少ない月は 2 月であり、雪への関心が低いことも想定される。この要因としては、情報不足もあると考えられ、 今後の情報発信の際の課題となると考えられる。 月別訪日人数・構成比 H23 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 年計 人 数(人) 6,612 4,643 4,532 5,706 4,989 3,993 4,805 5,364 5,222 6,153 5,293 5,787 63,099

(9)

8 構成比(%) 10.5 7.4 7.2 9.0 7.9 6.3 7.6 8.5 8.3 9.8 8.4 9.2 100.0 H22 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 年計 人 数(人) 6,532 4,505 7,907 8,575 8,546 5,394 5,328 5,517 6,133 6,797 5,894 6,339 77,377 構成比(%) 8.4 5.8 10.2 11.1 11.0 7.0 6.8 7.1 7.9 8.8 7.6 8.2 100.0 【出典:日本政府観光局(JNTO)】 桜のシーズンとイースター休暇が重なる春が訪問時期として最も多い(n=128)。

【Travel Tour Expo 調査 平成 24 年 2 月】

事業の展開については、上記の旅行シーズンに向けた 2 月の大規模旅行フェア (TTE) がパサイで開催されている。この旅行フェアは旅行商 品の即売会を兼ねていることから、当該旅行フェアで販売される訪日旅行商品の造成のための旅行会社の招請を行うほか、フィリピン市場に関 心がある地方公共団体、観光機構、テーマパークなどとともにブース出展して、訪日旅行の機運を喚起しつつ、旅行会社への共同広告や訪日旅 行商品の購入者に対するギブアウェイの提供などにより、旅行会社による訪日旅行商品の販売を支援する。 メディアの招請についても、訪問先の見どころの時期を踏まえつつ、基本的には上記 TTE 旅行フェアから訪日繁忙期の前の期間に、フィリピ ンでの露出がなされるよう招請時期を調整していく。 なお、TTE で販売される旅行商品が 3 月から 8 月くらいまでの時期に限られているため、フィリピンの旅行業界では、クリスマス休暇、年末 年始の需要期に催行される旅行商品の販売機会として、平成 24 年から 7 月に Travel Madness 旅行フェアを開催する取組みを始めた。今後定 着するかどうかは不明のため、来年度のブース出展は見合わせるが、Travel Madness 旅行フェアにも訪日旅行を取り扱う旅行会社が多数参加 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% Spring summer Autumn Winter 53.1% 13.3% 32.8% 25.8%

(10)

9 するため、旅行会社との共同広告、旅行会社やメディアの招請にあたっては、この旅行フェアを第二のターゲットとすることも検討する。 <プロモーション スケジュール> 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 セミナー・商談会 (年 2 回、マニラ) 旅行会社・航空会社 招請事業(年 1 回)20~30 社 メディア招請・共同広告事業 (年 1~2 回) 10 社 TTE(Travel Tour Expo)出展 臨時コンタクトポイント設置

④ フィリピン人の訪日動機

「新規 7 市場調査報告書 フィリピン」や「Travel Tour Expo 調査 平成 24 年 2 月」によると、「自然景観」「買い物」「伝統文化・歴史的景

観」、「日本人の生活様式」、「日本食」に高い関心がある。また、各アンケートの選択肢に入っていないため、正確な関心度合いは不明であるが、

TTE の出展ブースでは、秋田県にあるカトリック修道会「聖体奉仕会」のいわゆる「涙を流すマリア像」に関する問合せが多く、実際にフィリピ ンからの訪日ツアーも造成販売されているなど、キリスト教関連施設もキリスト教国ならではの訪日動機となっている。

(11)

10

【Travel Tour Expo 調査 平成 24 年 2 月】 ⑤ 訪日旅行の居住地域別発着地比率

フィリピンと日本を結ぶ航空路線のフィリピン側発着地は、マニラ以外、セブしかなく、セブからの訪日フィリピン人数はごく少ないことから、 ほぼ 100%マニラと想定される。

⑥ 主な訪問地

「Travel Tour Expo 調査 平成 24 年 2 月」によると、訪日旅行で訪問した場所は、東京、大阪、富士箱根、京都、名古屋などのゴールデンル ート上となっている(n=128)。その他は、福岡や広島、沖縄、北海道となっているが、フィリピンからの直行便が就航している福岡や東南アジア で人気の高い北海道への訪問が相対的に少ない。

0.0%10.0%20.0%30.0%40.0%50.0%60.0%70.0%80.0%90.0% Others

Sports&outdoor activitiesHot Spring Pop culture (such as animation, manga)Urban attractions & modernity Snow Theme parks Hot spring, relaxation Autumn color of leavesCherry blossom Festivals & eventsJapanese food Japanese people and their life styleTraditional Culture/historic sites Shopping Natural& scenic beauty

1.6% 14.1% 17.2% 21.9% 25.0% 30.5% 32.0% 33.6% 37.5% 43.8% 45.3% 50.8% 58.6% 62.5% 66.4% 81.3%

(12)

11 【Travel Tour Expo 調査 平成 24 年 2 月】

⑦ ビザの発給状況 フィリピンでは、平成 19 年 7 月 30 日以降、一部の例外を除くビザの申請について、在フィリピン日本国大使館の指定した代理申請機関を通じ た申請のみを受け付けている。平成 24 年 11 月時点で代理申請機関として 5 社が指定されており、うち、カテゴリーA の 4 社のみが全ての代理申 請を行うことができ、カテゴリーB の 1 社は、日本語で作成された書類が提出書類に含まれている(戸籍謄本、住民票、日本語で作成された招へ い理由書等)場合、代理申請を行うことができない。なお、これらの代理申請機関はそれぞれ手数料を徴収することができる。 この代理申請の仕組みについては、代理申請機関として登録されていない訪日旅行を取り扱う旅行会社から「指定される機関数が少ない(新た な指定の申請を受け付けていない)」、「顧客情報が漏れる」、「手数料が別途取られるので競争上不利」など不満が絶えない。 かつて、フィリピン人向けの訪日ビザでは、いわゆる興行(エンターテイメント)ビザの発給が多く、例えば、平成 16 年では申請中 6 割近く が興行ビザであったが、平成 19 年以降、要件を厳格化したため、平成 23 年には 3%を切るまで激減している。 観光ビザについても、不法滞在の懸念から審査は厳しいとの声が多く、訪日旅行の阻害要因として、コスト、言語の壁とともに必ずビザ取得の 困難があげられる状況である。観光ビザに関しては、在フィリピン日本国大使館も不法滞在の割合は少ないと認めており、今後は要件の緩和や訪 日リピーターに対する優遇などの緩和措置を講じることが強く求められる。 ⑧ 接触メディア、旅行情報源 他のアジア諸国と同様、海外旅行の主な情報源としては、テレビ番組や旅行雑誌、新聞、旅行フェア、旅行会社などがあげられる。なお、「Travel Tour Expo 調査 平成 24 年 2 月」によると、オンライン(旅行予約サイト)も上位にあげられている(n=348)。 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0% 120.0% Other areas Takayama/ ShirakawagoFukuoka HokkaidoOkinawa Nara Hiroshima YokohamaKobe NagoyaKyoto Mt.FujiOsaka Tokyo 5.5% 6.3% 10.2% 11.7% 13.3% 15.6% 16.4% 18.8% 20.3% 24.2% 35.9% 36.7% 53.9% 114.1%

(13)

12

【Travel Tour Expo 調査 平成 24 年 2 月】

2.SWOT 分析 強み 親日度が高く、日本旅行への関心の高さ リピーターが獲得できる多様性(明確な四季の存在、桜、紅葉、雪、日本食、電気製品、自然景観から先端都市まで) 弱み 訪日観光ビザの取得の厳しさ(韓国は 2010 年 4 月に緩和) 訪日観光に関する情報不足 好機 ジェットスターの東京・関西就航に伴う市場の活性化 日本の地方公共団体、ランドオペレーター、宿泊施設などによる関心の高まり 日系企業の進出増加(2011 年は 100 社弱増加) 脅威 円高ペソ安に伴う訪日旅行価格の高さ 韓国観光公社(KTO)は、2012 年 6 月マニラ事務所を開設して、本格的なプロモーション活動を実施 0.0%5.0%10.0%15.0%20.0%25.0%30.0%35.0%40.0%45.0% No AnswerOthers Traffic AdvertisementsTV commercials Social Networking Service such as…Travel Agencies's Website

Magazines in general Friends/ Acquaintances(Word-of Mouth)Newspaper TV programs Travel Agencies On-line booking website Travel fairs such as Travel Tour ExpoTravel magazines

18.4% 5.7% 8.3% 9.8% 10.3% 15.5% 17.8% 18.1% 21.3% 21.6% 37.1% 38.8% 38.8% 41.1%

(14)

13 3.フィリピン市場における海外旅行市場の現況

(1)海外旅行人数、訪問国

「Travel Tour Expo 調査 平成 24 年 2 月」によると、海外旅行経験者の訪問先で日本は 7 番目。香港が 1 位で、次いでシンガポール、アメリ カ、タイ、マカオ、マレーシアの順となっている(n=348)。

【Travel Tour Expo 調査 平成 24 年 2 月】 (2)トレンド、新たな傾向等 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% No AnswerMyanmar Laos India Others CambodiaIndonesia Canada Vietnam AustraliaKorea TaiwanEurope China Japan MalaysiaMacau ThailandU.S.A. Singapore Hong Kong 18.1% 1.7% 2.0% 4.6% 6.6% 7.5% 12.4% 16.1% 17.0% 18.4% 24.4% 25.3% 25.9% 33.6% 36.8% 37.6% 38.8% 39.7% 40.5% 54.6% 63.2%

(15)

14 平成 24 年 1 月~8 月の合計で 5 万 6,000 人弱となっており、平成 22 年同期と比較しても 7.2%増と、東日本大震災の影響を脱して成長基調に 回復している。これまで、フィリピンの航空会社が ICAO 安全基準を満たしておらず、LCC のセブパシフィックなどが日本への新規路線の開設を 申請しても認められず、また、日本のランドオペレーターや宿泊施設もあまりフィリピン市場に関心が無かったことなどから、訪日旅行価格が高 止まりする傾向にあったが(LCC のセブパシフィックが関空に就航している大阪方面のみ、価格競争力があった)、平成 23 年 2 月、全日空が成田 ~マニラ線を開設、平成 24 年 3 月、LCC のジェットスターが成田~マニラ~ダーウィン線、ジェットスターアジアが関空~マニラ~シンガポー ル線を相次いで開設したことから、航空料金が低下し、訪日市場がにわかに活性化している。 訪問先としては、東京~大阪のゴールデンルートの人気が高いが、全日空が北海道ファムを催行するなど、ゴールデンルート以外の訪問先を探 す動きも出ており、北海道や九州方面へのツアーも催行されている。また、日系企業によるインセンティブ旅行も実施されている。 なお、訪日旅行価格の低減を図る手法として、ベトナムでは韓国経由で訪日するツアーの人気が高いが、フィリピンではあまり人気が無いとの こと。 旅行形態としては、家族や親族との旅行が多く、友人・知人、個人での訪日旅行はまだ少数である。また、ビザ取得が難しいことから、ビザを 取得できる富裕層などの訪日リピーターも相対的に多く、「新規 7 市場調査報告書」では 2 回以上訪日している者の割合は 47%(うち、3 回以上 は 24.4%)、TTE アンケートでも 2 回以上訪日している者は 37.5%(うち、3 回以上は 34.4%)に上っている。 (3)航空・船舶運航状況及び動向 現在、日本路線に就航している航空会社は、日本航空(成田)、全日空(成田)、フィリピン航空(成田、関空、中部、福岡、成田~セブ)、デ ルタ航空(成田、中部)、ジェットスター(成田)、ジェットスターアジア(関空)、セブパシフィック(関空)と計 7 社ある。このうち、平成 23 年 2 月、全日空が成田~マニラ線を開設、平成 24 年 3 月、LCC のジェットスターが成田~マニラ~ダーウィン線、ジェットスターアジアが関空 ~マニラ~シンガポール線が開設されたことにより、航空市場が活性化している。なお、セブパシフィックなども日本への新規路線の開設を申請 しているが、上記のとおり、安全基準上の問題から認められていない状況。 フィリピンでは航空会社主導の日本招請なども実施されており、訪日旅行の促進を図るうえで、重要なパートナーとして位置付けられる。 なお、TTE で販売されていた訪日団体旅行商品の利用航空会社をみると、日本航空、全日空、フィリピン航空のほか、ジャンボ機を就航してい るデルタ航空の利用が目立っている。そのほか、キャセイ航空を利用する香港経由ツアー、大韓航空を利用する韓国経由ツアーも造成されている。 4.主な競争相手のプロモーションの現況 (1)韓国観光公社(KTO) 平成 23 年に韓国を訪れたフィリピン人観光客は 30 万人以上にのぼり、韓国を訪問した外国人観光客 980 万人の約 3%を占めて、6 番目の市 場となっているが、さらなる観光客の誘致を図るため、KTO は 5 月 31 日、メトロマニラのマカティ市にマニラ事務所を正式に開所している。 マニラ事務所では、旅行商品の多様化や新たな旅行商品の造成に向けたマーケティング活動、フィリピンの需要に応じた広告キャンペーンなど を展開 facebook やツイッター、You tube を通じた韓国のイメージ向上も進めている。

(16)

15 5.その他関連情報

(1)親日度調査

参照

関連したドキュメント

旅行者様は、 STAYNAVI クーポン発行のために、 STAYNAVI

全国の宿泊旅行実施者を抽出することに加え、性・年代別の宿泊旅行実施率を知るために実施した。

第16回(2月17日 横浜)

継続企業の前提に関する注記に記載されているとおり、会社は、×年4月1日から×年3月 31

(公財) 日本修学旅行協会 (公社) 日本青年会議所 (公社) 日本観光振興協会 (公社) 日本環境教育フォーラム

(単位:千円) 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 1,772 決算 2,509 2,286 1,891 1,755 事業費 予算 2,722 2,350 2,000. 1,772 決算

私たちは、行政や企業だけではできない新しい価値観にもとづいた行動や新しい社会的取り

事業の財源は、運営費交付金(平成 30 年度 4,025 百万円)及び自己収入(平成 30 年度 1,554 百万円)となっている。.