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廿日市市地域医療拠点等整備事業要求水準書(案)

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全文

(1)

廿日市市地域医療拠点等整備事業

要求水準書(案)

平成30年3月

廿日市市

JA広島厚生連

・本要求水準書(案)は、実施方針で示す本事業の事業内容の理解を深めてい ただくことを目的として、募集要項公表時に示す本事業の要求水準書の実施 方針公表時点における検討案を示すものであり、募集要項公表に向けて今後 内容や諸数値等の見直し修正が行われるものである。

・実施方針公表時点において、検討中で募集要項公表時に示す部分については、 本文中にその旨の注記を行っている。

・本文中の「別添資料」については、募集要項公表時に示すものとする。 ・本文中の「●(黒丸)」表記となっている事項は、募集要項公表時に示すもの

(2)
(3)

目次

第1 総則 ... 1

1 本書の位置づけ ... 1

2 本事業の目的 ... 1

3 事業方式 ... 1

4 導入機能等 ... 2

5 業務範囲 ... 3

6 事業スケジュール(予定) ... 4

7 本事業の性能規定について ... 4

8 遵守すべき法令等 ... 4

9 著作・特許権等の使用 ... 6

10 環境への配慮 ... 6

11 用語の定義 ... 6

第2 事業用地に関する要求水準 ... 8

1 事業用地の概要 ... 8

2 開発許認可の要求水準 ... 11

第3 公共施設及び民間施設の共通の要求水準... 12

1 基本性能 ... 12

2 外構の要求水準 ... 13

3 サインの要求水準 ... 13

第4 公共施設の機能及び性能に関する要求水準 ... 14

1 基本要件 ... 14

2 公共施設(必須機能)の要求水準 ... 15

第5 民間施設の機能及び性能に関する要求水準 ... 21

1 民間施設の導入機能 ... 21

2 民間施設(必須機能)の要求水準 ... 21

第6 公共施設の設計及び建設業務に関する要求水準 ... 25

1 総則 ... 25

2 業務の要求水準 ... 26

第7 公共施設の維持管理に関する要求水準... 35

1 総則 ... 35

2 業務の要求水準 ... 37

3 事業期間終了時の施設の要求水準 ... 42

第8 民間施設事業に関する要求水準 ... 43

1 基本要件 ... 43

2 事業終了時の措置 ... 43

(4)
(5)

○別添資料一覧

資料番号 資料名称

別添資料● 工事ステップ図

別添資料● A敷地 現況敷地図一式(現況測量図、地積測量図、高低測量図)

別添資料● C敷地 現況敷地図一式(現況測量図、地積測量図、高低測量図)

別添資料● 地質調査資料

別添資料● 既存下水配管ルート変更説明資料 別添資料● JA広島総合病院整備基本計画概要書 別添資料● 病院新棟接続位置概要図

別添資料● 敷地内通路想定ルート図

別添資料● 解体撤去対象説明資料(解体範囲図、既存建物図面等) 別添資料● 横断歩道橋概略設計図書

(6)

第1

総則

1 本書の位置づけ

本書は、廿日市市(以下「市」という。)が民間事業者の募集・選定に当たり、応募者を対象に交 付する募集要項と一体のものとして提示するものである。また、本書は「廿日市市地域医療拠点等 整備事業」(以下「本事業」という。)の設計、建設、維持管理及び運営業務に関して市が要求する 最低水準を示すとともに、業務内容についての理解を深め、より具体的な検討を加えるための技術 資料を提供するものである。応募者は、本書の内容を十分に確認し、また、募集要項等に示された 諸条件を遵守して提案を行うこととする。

2 本事業の目的

我が国の医療提供体制は、国民の健康を確保するための重要な基盤となっているが、医療を取り 巻く環境が変化する中、将来を見据えどのような医療提供体制を構築するか等の課題に直面してい る。

このような状況の中、市においても現在必要とされている地域医療を確保し、さらに将来にわた って持続していくことが求められており、そのためには医療・保健・福祉が相互に連携、協力する ことが不可欠である。

本事業は、官民連携事業として民間活力を導入し、JA広島総合病院の拡張整備、及び立地適正 化計画に基づく都市機能誘導区域の設定にあわせて、①福祉機能、②医療機能、③まちづくり機能 の3つの機能を一体的に整備し、相互に連携強化を図ることで、地域医療を核とした地域全体で支 え合う「持続可能なまちづくり」構想の実現を目指す。

3 事業方式

(1) 官民複合施設用地(A2~4)

官民複合施設用地(A2~4)は、市と民間地権者が所有する土地について、各々の土地所有者 が事業者に定期借地権を設定又は所有権を譲渡(敷地A2は、定期借地権の設定又は所有権の譲渡 が可能、敷地A3は、定期借地権の設定を原則とするが、本事業に対する提案内容によっては定期 借地権設定部分と売却部分の調整が可能、A4は、定期借地権の設定のみ可能)した上で、事業者 が官民複合施設を設計、建設し、完成後に公共施設部分について市に建物所有権を譲渡するものと する。官民複合施設については、合築又は分棟のいずれの提案も可能とする。

施設の維持管理については、事業者が公共施設部分等及び民間施設部分を一体的に行うものとし、 公共施設部分については、維持管理委託費を市が事業者に支払う。

施設の運営については、公共施設部分は市が行い、民間施設部分は事業者が行うものとする。 なお、敷地A3の地権者である民間地権者1は、官民複合施設のうち民間施設部分の賃借人又は 区分所有者となる。

(2) まちづくり施設用地(敷地C)

(7)

4 導入機能等

本事業にて整備する施設等は、以下の機能に区分される。

機能 官民複合施設用地(敷地A2~4) まちづくり施設用地(敷地C)

必須機能 【公共施設】

・地域包括支援センター ・在宅診療ステーション ・五師士会事務所 ・産後ケアセンター ・子育て支援センター ・多目的ホール ・防災備蓄倉庫

【民間施設】

・医療モール(産婦人科、小児科、精神 科)※

・保険薬局(民間地権者 1 の望む機能) ・保育園・乳幼児一時預かり施設 ・駐車場 26 台以上

・金融機関

【公共施設】 ・なし

【民間施設】

・店舗(スーパーマーケット) ・店舗(JA産直ふれあい市場) ・駐車場 500 台以上

誘導機能

(市として望ましい と 考 え て い る 機 能)

【民間施設】

・コンビニエンスストア ・住居系機能

・福祉系の機能

・病院利用者の待合に有効なまちづくり 機能(レストラン・カフェ、書店など)

・なし

民間提案機能 【民間施設】

・本事業の目的に適合する機能(ただし、民間地権者 1 及び廿日市市薬剤師会が 運営する保険薬局以外の保険薬局の導入は不可とする。)

その他 ・なし 【公共施設】

・敷地Cと既存病院敷地を結ぶ横断歩 道橋

(8)

5 業務範囲

本事業の業務の範囲及び役割は次のとおりである。

(1) 官民複合施設(敷地A2~4)

業務分類 業務内容 役割

設計業務 事前調査、基本設計・実施設計、各種手続き 事業者

解体業務 既存立体駐車場の解体 事業者

既存店舗の解体 事業者

建設業務 近隣調査、建設工事 事業者

工事監理業務 工事監理業務 事業者

維持管理業務 保守管理・清掃等 事業者

運営業務 公共施設部分の運営 市

民間施設部分の運営 事業者

なお、公共施設と民間施設の区分所有による合築の場合、共用部の維持管理については、区分所 有者で構成される管理組合が維持管理を行う予定であるが、当該維持管理については管理組合から 事業者に委託する予定である。

(2) まちづくり施設(敷地C)

業務分類 業務内容 役割

設計業務 事前調査、基本設計・実施設計、各種手続き 事業者

建設業務 近隣調査、建設工事 事業者

工事監理業務 工事監理業務 事業者

維持管理業務 保守管理・清掃等 事業者

運営業務 運営 事業者

■機能関連図

・産後ケアセンター ・子育て支援センター ・保育園・乳幼児一時預かり施設

子育て関連施設

・地域包括支援センター ・在宅診療ステーション ・五師士会事務所

在宅医療・介護連携施設

・多目的ホール ・防災備蓄倉庫

まちづくり機能

・医療モール ・調剤薬局

その他

・駐車場 敷地A2~4

・スーパーマーケット ・産直市

まちづくり機能

・駐車場 敷地C

(9)

6 事業スケジュール(予定)

本事業のスケジュール(予定)は次のとおりである。

基本協定の締結 平成 30 年12 月 仮契約の締結 平成 31年 2 月 契約に係る議会の議決(本契約の締結) 平成 31年 3 月

設計・建設期間

平成 31年 4 月~平成 34 年 3 月

※敷地Cのまちづくり施設は平成 32 年 3 月ま でに竣工する必要がある。

施設供用開始

敷地C(横断歩道橋

を含む) 平成 32 年 4 月 敷地A2~4 平成 34 年 4 月

維持管理期間(公共施設部分) 平成 34 年 4 月~平成 49 年 3 月(15 年間)

民間施設事業期間

定期借地権設定契約 の場合

【事業用定期借地権の場合】

定期借地権の始期から30 年以上 50 年未満の期 間で事業者の提案による(施設の建設、解体に 係る期間を含む)。

【一般定期借地権の場合】

定期借地権の始期から50 年(施設の建設、解 体に係る期間を含む)。

土地譲渡契約の場合 本契約の締結以降

7 本事業の性能規定について

(1) 設計及び建設業務

設計及び建設業務に関する要求水準は、市が本事業に求める最低水準を規定するものであり、 事業者は要求水準書で定める水準と同等又はそれ以上の設計、工事監理及び建設を行うものとす る。

(2) 維持管理業務及び運営業務

維持管理業務及び運営業務に関する要求水準は、原則としてこれらに含まれる各種業務の守る べき水準を規定するものであり、個々の業務の実施体制、作業頻度、方法等の具体的な仕様につ いては、事業者がその要求水準を満たすような業務を行うものとする。

(3) 創意工夫の発揮について

要求水準書は、市が本事業に求める最低水準を規定するものである。事業者は、要求水準書に 具体的な特記仕様のある内容については、これを遵守して業務を行うこととし、要求水準書に具 体的な特記仕様のない内容については、積極的に創意工夫を発揮した業務を提案し、行うものと する。性能を規定している事項について最低水準に規定する水準以上の提案を行った場合には、 市は募集要項公表時に提示する審査基準に基づき、これを審査で適切に評価する。

8 遵守すべき法令等

(10)

連法令等を遵守するものとする。

(1) 法令

・建築基準法 ・都市計画法

・都市再生特別措置法

・高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー新法) ・消防法

・駐車場法 ・下水道法 ・水道法 ・道路法

・水質汚濁防止法 ・土壌汚染対策法

・地球温暖化対策の推進に関する法律 ・騒音規制法

・振動規制法 ・電気事業法

・建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(建設リサイクル法) ・資源の有効な利用の促進に関する法律

・官公庁施設の建設等に関する法律 ・建築士法

・建設業法 ・地方自治法 ・警備業法 ・労働基準法 ・労働安全衛生法

・個人情報の保護に関する法律

・労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律 ・建築物における衛生的環境の確保に関する法律(ビル管法)

・建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(建築物省エネ法) ・国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法) ・大規模小売店舗立地法

・屋外広告物法 ・食品衛生法

・食品循環資源の再利用等の促進に関する法律 ・道路運送法

・廃棄物の処理及び清掃に関する法律 ・会社法

(11)

・都市の低炭素化の促進に関する法律 ・その他関連する法令等

(2) 広島県・廿日市市の条例等

・広島県建築基準法施行条例 ・広島県屋外広告物条例 ・広島県福祉のまちづくり条例 ・廿日市市景観条例

・廿日市市環境保全条例 ・廿日市市建築基準法施行細則

・廿日市市建築物等の建築に係る住環境保全に関する指導要綱 ・その他関連する条例・計画等

9 著作・特許権等の使用

(1) 著作権

応募者が提出した提案書の著作権は、応募者に帰属する。ただし、本事業において公表及びそ の他市が必要と認める場合、市及びJA広島厚生連は応募者の提案書の一部又は全部を無償で使 用できるものとする。

なお、提出を受けた書類は返却しない。

(2) 特許権等

提案内容に含まれる特許権、実用新案権、意匠権、商標権その他日本国の法令に基づき保護さ れる第三者の権利(以下「特許権等」という。)の対象となっている工事材料、施工方法、維持管 理方法及び運営方法等を使用する場合は、その使用に関する一切の責任を応募者が負担するもの とする。

ただし、市が指定した工事材料、施工方法等で、仕様書等に特許権等の対象である旨が明記さ れておらず、応募者が特許権等の対象であることを知らなかった場合には、市が責任負担するも のとする。

10 環境への配慮

事業者は、業務の実施に当たっては、省エネルギーの徹底と温室効果ガスの排出抑制に努めると ともに、廃棄物の発生抑制、リサイクルの推進、廃棄物の適正処理に努めることとする。また、環 境負荷の軽減に配慮した物品等の調達(グリーン調達)に努めることとする。

11 用語の定義

用語 定義

機能 目的又は要求に応じてものが発揮する役割。

(12)

用語 定義

劣化 物理的、化学的及び生理的要因により、ものの性能が低下すること。ただし、 地震や火災等の災害によるものは除く。

保全 施設の全体又は部分の機能及び性能を使用目的に適合するようにすること。

点検 施設の建築状態や減耗の程度等をあらかじめ定めた手順により調べること。

保守 施設の初期の性能及び機能を維持する目的で、周期的又は継続的に行う注油、 小部品の取替え等の軽微な作業。

補修 施設の部分的に劣化した部位・部材や機器等を新しいものに取り替えること。

修繕

(13)

第2

事業用地に関する要求水準

1 事業用地の概要

(1) 事業用地の構成

事業用地は、福祉・医療機能を中心とした「官民複合施設」を整備する官民複合施設用地(敷地 A2~4)及び駐車場・まちづくり機能を中心とした「まちづくり施設」を整備するまちづくり施 設用地(敷地C)で構成される。

(2) 事業用地の概要

所在地 広島県廿日市市地御前 1 丁目 3

全体事業対象地面積 事業用地全体:27,130 ㎡(既存病院敷地、約 13,339 ㎡含む)㎡

本事業用地面積 約 9,964 ㎡

敷地 官民複合施設用地 (敷地A2~4)

まちづくり施設用地 (敷地C)

区分 A2 A3 A4 C

所有者 市※ 民間地権者 1 民間地権者 2 JA 広島厚生連

面積 約 3,500 ㎡ 約 572 ㎡ 約 429 ㎡ 約 5,463 ㎡

用途地域指定 近隣商業地域

容積率 300%

建ぺい率 80%

道路斜線規制 勾配 1.5 距離 20m

隣地斜線規制 勾配 2.5 立上り 31m

接道

南側:都市計画道路広島宮島線(国道 2 号)(幅員 16m) (現道は若干狭い可能性がある。)

(14)

図 土地利用図(現況)

図 土地利用図(本事業)

(3) 土地利用の考え方

ア 全体事業対象地は、JA広島総合病院を含む全体(青色破線)であるが、民間事業者からの事 業提案を求める対象は、官民複合施設用地(敷地A2~4)及びまちづくり施設用地(敷地C) とする。

イ 敷地A1で想定している病院新棟については、別事業として官民複合施設と連携する施設とす る。なお、官民複合施設と病院新棟を 1階部分は動線の連続性を考慮し、2 階部分は接続する ものとする。

ウ JA広島総合病院既存棟敷地と敷地A1の間の広電広島総合病院前電停への市道(総合病院西 側線)については、一部廃止する。

エ 既存病院と病院新棟の連続性確保に伴い、敷地A1の敷地A2側に広電広島総合病院前電停に

至る歩行者用の通路を本事業において設置する(緑線①)。官民複合施設北西角から広電広島総 敷地C

敷地B 敷地A1

敷地A2 敷地A3

敷地A4 まちづくり施設用地

官民複合施設 用地

② ② ② ②

① ① ① ①

JA広島総合病院 既存棟(段階的に更新予定) JA広島

総合病院 新棟 既存店舗 既存駐車場

JA広島総合病院

既存駐車場

既存平面駐車場

国道2号線 広電JA広島病院前駅

(15)

合病院前電停方面への車両用通路を本事業として設置する(緑線②)。

オ 官民複合施設用地にある既存立体駐車場に代わる駐車場を、まちづくり施設の一機能として敷 地Cへ計画する。

カ まちづくり施設と既存病院の連続性確保に伴い、敷地Cと既存病院敷地を結ぶ横断歩道橋及び 地上部における官民複合施設への連絡通路(別添資料●「市道廃止位置説明資料」を参照)を 本事業において設置する(緑線③)。横断歩道橋の設置にあたっては、別添資料●「横断歩道橋 概略設計図書」を参考とすること。

(4) 供給施設の概要

本事業用地における供給処理施設の概要については、下表のとおりである。下表を参考として

詳細については、事業者において調査、確認すること。

施設 状況 所管・協議先

上水道 配管の状況については、所管に確認のこと。 廿日市市水道局

下水道 配管の状況については、所管に確認のこと。 廿日市市下水道課

電気 配電の現況については、所管に確認のこと。 中国電力

ガス 現況については、所管に確認のこと。 広島ガス

(5) 事業用地の条件

本事業用地の状況について、特記する事項は以下のとおりである。

ア 地盤条件

本事業用地の周辺においては、別添資料●「地質調査資料」のとおり、既存施設又は周辺施 設の地質調査資料(ボーリング調査資料)を参考として示す。本事業の実施に当たっての調査 は、事業者の責任及び費用負担により行うこととする。

イ 埋蔵文化財

本事業用地は、埋蔵文化財の包蔵地に該当しない。

ウ 土壌汚染

市は、本事業用地に関する従前の地歴調査をもとに、土壌汚染対策法を管轄する広島県西部 厚生環境事務所への事前相談を実施済みであり、土壌汚染のおそれについて特段の指導はなか った。

本事業の遂行に際し、土壌汚染が存在し本事業実施の支障となることが明らかとなった場合、 本事業の実施の支障を排除するための措置に係る費用は市が負担するものとする。

エ 地中障害物

(16)

オ 電波障害

電波障害対策については、事業者自らの責任と負担により、必要な調査及び対策を行うこと。 また、高層建築物の建設に伴う電波伝搬障害については、事業者自らの責任と負担により、電 波法に基づいて適切な措置を講じることとする。

カ 鉄道近接工事への配慮

本事業用地は鉄道事業者(広島電鉄株式会社)の用地に近接しており、施設の設計・建設に 当たっては適切に協議を行うこととする。

キ 周辺交通への配慮

本事業用地の南側に位置する都市計画道路広島宮島線(国道2号)及び西側の市道 193 号今 市川幹線については、事業の実施に伴う公道上の滞留発生の抑制に努めるものとする。

ク 下水の切り回し

市道773号総合病院西側線の廃道に伴い、同市道下部に埋設されている既存下水管の切り回

し工事を本事業にて行うこととする。実施にあたっては、別添資料●「既存下水配管ルート変 更説明資料」を参考とすること。

2 開発許認可の要求水準

(1) 開発許可手続き

(17)

第3

公共施設及び民間施設の共通の要求水準

1 基本性能

(1) 配置計画

・公共施設及び民間施設の各機能が有機的に連携した配置計画とすること。 ・周辺地域への日照や音、臭い、眩光、振動等に配慮した配置計画とすること。

・官民複合施設と病院新棟を2階での相互利用を考慮し、病院新棟の計画案を踏まえて、双方利 用客が利用できるようにすること。(別添資料●「JA広島総合病院整備基本計画概要書」、 別添資料●「病院新棟接続位置概要図」参照)

(2) 動線計画

・JA広島病院前駅からのスムーズな移動に配慮した歩行者動線計画とすること。 ・歩行者動線と車両動線の適切な分離を行うこと。

(3) 維持管理及び環境に配慮した設計

次の項目について総合的な取組みに努め、省エネルギーと省資源を図り、維持管理がしやすく

ライフサイクルコストを低減する環境に配慮した設計とすること。

・再生可能エネルギー等(太陽光、太陽熱、外気、地中熱、雨水、風力等)の有効利用 ・高効率機器等の採用

・日射制御や熱損失抑制等による空調負荷等の低減

・再生化建材の採用や余剰材が出にくい建材及び工法の選定 ・施設の長寿命化

・照明エネルギーの最小化や適正な運転管理が可能なシステムの構築

(4) 市産材及び県産材の活用

公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律に基づき、廿日市市産材及び広島県産材 を用いた内装等の木質化に努めること。

(5) 防犯・安全性に配慮した設計

外部から建物への侵入防止や犯罪等の発生を未然に防ぐとともに、諸室(相談室等)利用者の

プライバシーを確保し、用途、目的、利用状況等に応じたセキュリティエリアについて、その境

界が適切に確保され、建物内の各エリアに応じた防犯性を確保すること。

(6) バリアフリー及びユニバーサルデザインへの配慮

(18)

2 外構の要求水準

外構に係る要求水準を以下に示す。

大項目 要求水準

植栽 ・景観に配慮した植栽計画を行うこと

敷地内通路

・別添資料●「敷地内通路想定ルート図」に基づき、敷地内通路(車両用 通路)を整備すること

・P.8「図 土地利用図(本事業)」における緑線①の部分について所有区 分を市とJA広島厚生連との折半で幅員最低6mの歩行者通路を確保し、

賑わい空間(公開空地)として整備すること

・上記賑わい空間(公開空地)には、植栽、ベンチ等休憩施設を設置し、

駅への動線が確保される限りにおいては、形状は事業者の提案によるも のとする

・車両動線と歩行者動線が交差する部分には、横断歩道を適宜計画するこ と

外灯 ・事業用地内の防犯及び安全に配慮して、外灯を適切に配置すること

・外灯を利用した景観演出を行い、魅力的な夜間景観を創出すること

3 サインの要求水準

サインに係る要求水準を以下に示す。

大項目 要求水準

サイン

・建物のサインはお年寄りや子供でも行きたい場所へスムーズに行くこと ができ、知りたいことがすぐわかるように配慮し、絵や色を効果的に使 用すること

・設置位置計画については、ピクトグラフや矢印、大きな文字により、利 用者の動線に配慮した場所へ設置するように計画すること

・日本語表記に加えて、主要な箇所は英語でも表記することとし、必要に 応じて中国語、韓国語の表記も検討すること

・各施設の壁にポスター等を直接貼ることの無いように、必要な箇所にポ スター等が掲示できる掲示板を設けること

(19)

第4

公共施設の機能及び性能に関する要求水準

1 基本要件

(1) 適用基準及び標準仕様

公共施設の設計及び建設業務に当たっては、建築基準法、廿日市市条例等の法令等の他、次に 示す適用要綱・各種基準等を遵守すること。

<適用要綱・各種基準等>

・建築設計基準及び同解説(国土交通省大臣官房官庁営繕部整備課監修) ・建築構造設計基準及び同解説(国土交通省大臣官房官庁営繕部整備課監修) ・建築設備設計基準(国土交通省大臣官房官庁営繕部設備・環境課監修) ・官庁施設の総合耐震・対津波計画基準 平成25年度版

・公共建築工事積算基準(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修) ・公共建築数量積算基準(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修) ・公共建築設備数量積算基準(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修) ・構内舗装・排水設計基準(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修) ・日本建築学会諸基準

・昇降機耐震設計・施工指針(財団法人日本建築センター編集) ・公共建築工事標準仕様書 建築工事編(最新版)

(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修) ・公共建築工事標準仕様書 電気設備工事編(最新版)

(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修) ・公共建築工事標準仕様書 機械設備工事編(最新版)

(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修) ・建築物解体工事共通仕様書 (国土交通省大臣官房官庁営繕部監修) ・建築工事標準詳細図 (国土交通省大臣官房官庁営繕部整備課監修) ・公共建築設備工事標準図(電気設備工事編)(最新版)

(国土交通省大臣官房官庁営繕部設備・環境課監修) ・公共建築設備工事標準図(機械設備工事編)(最新版)

(国土交通省大臣官房官庁営繕部設備・環境課監修) ・駐車場設計・施工指針及び同解説(社団法人日本道路協会)

・路上自転車・自動二輪車等駐車場設置指針・同解説(社団法人日本道路協会) ・その他、本事業に必要な関係基準等

(2) 耐震性能

「官庁施設の総合耐震・対津波計画基準(平成 25 年度版)」に基づき設計するものとし、その

耐震安全性の分類は、構造体はⅡ類(重要度係数 I=1.25)、建築非構造部材はB類、建築設備は

乙類以上とすること。

(3) 耐久性能

(20)

う計画すること。

(4) 帰宅困難者一時待機所としての機能

災害時においては、帰宅が困難な者が帰宅可能になるまでの間一時的に待機及び避難できる場 所として、食料、水、毛布、トイレ、その他必要な情報等を提供できる場所となるよう施設整備 を行うこと。また、災害時等に対応するため停電時非常用電源を装備すること。発電設備の能力 は、各関連法令に定めのある機器類の予備電源装置として設けるとともに、施設内の重要負荷へ

の停電時送電用として設置した上で、最低限必要な施設を3日間以上稼働できるものとする。

2 公共施設(必須機能)の要求水準

(1) 地域包括支援センターの要求水準(運営:市) 地域包括支援センターに係る要求水準を以下に示す。

大項目 中項目 要求水準

設置機能 使用目的 ・介護サービスをはじめ、福祉・医療・権利擁護などさまざまなサービスを

包括的・継続的に提供し、高齢者の生活を総合的に支える機関を設置 業務内容 ・介護・福祉・医療・認知症・虐待・成年後見制度など高齢者の総合相談

・介護予防・日常生活支援総合事業対象者、要支援1・2の介護予防ケアマ ネジメント

・地域ケア会議の推進、在宅医療・介護の連携強化、認知症施策の推進 ・五師士会事務所、在宅診療ステーション、JA広島総合病院地域連携室

など在宅医療・介護連携の支援

主な機能 ・受付(窓口)、事務室、相談ブース、会議室、更衣室、文書保管庫

設置要件 設置位置 ・官民複合施設用地(敷地A2~4)に設置すること

・「第1 4導入機能等」の機能関連図を参考に計画すること 全体規模 ・床面積 約160㎡

・職員数 22 人程度

・駐車場確保 訪問用乗用車(軽自動車)6台分

・包括支援システムの導入設置によるインターネット回線の環境整備 ・五師士会事務所、在宅診療ステーションと隣接(同一フロアー)であるこ と

事務スペ

ース(カウ ンター、キ ャビネッ

ト等含む)

・デスクワーク15 人程度の執務スペース

・個人情報を扱うため、鍵付きキャビネット(約1,000 人分ケースファイル)

収納スペース

・窓口相談用ローカウンターの設置 ・情報コーナースペース

相談ブー ス

・6 人掛けテーブルを仕切りパネルで囲んだブースの設置 ・相談ブース 2箇所以上

・カウンターから近い位置にあること 会議室 ・18人分の打ち合わせスペース

(21)

大項目 中項目 要求水準

容できる部屋を3分割に可動式で仕切れる部屋であること ・出入口扉は執務室側と通路側の2箇所を設置

更衣室 ・男女それぞれ6㎡以上のスペースを確保 ・扉に内鍵が掛かること

その他 ・フロアーに小型の流し台を置き、お茶などが沸かせる設備を設置するこ と(給湯室)

・フロアーにトイレ(男性用、女性用、誰でもトイレ)を設置すること ・トイレには緊急呼出ブザーを取り付けること

・トイレは男性用、女性用とも車イス対応が可能とすること ・全体的にセキュリティ完備

(2) 在宅診療ステーションの要求水準(運営:市)

在宅診療ステーションに係る要求水準を以下に示す。

大項目 中項目 要求水準

設置機能 使用目的 ・地域の在宅医療を包括的に支援する拠点として在宅患者等に関する相談 窓口を設置し、訪問診療や入退院、在宅看取りに関する相談に応じるな ど、在宅患者等を支える機関を設置

業務内容 ・在宅医療に関する相談

・退院後の支援

・在宅療養支援診療所の事務調整

・五師士会事務所、地域包括支援センター、JA広島総合病院地域連携室 など在宅医療・介護連携の支援

主な機能 ・受付(窓口)、事務室、相談ブース、文書保管庫

設置要件 設置位置 ・官民複合施設用地(敷地A2~4)に設置すること

・「第1 4導入機能等」の機能関連図を参考に計画すること 全体規模 ・床面積 約 60㎡

・職員数 5 人程度

・五師士会事務所、地域包括支援センターと隣接(同一フロアー)であるこ と

事務スペ

ース(カウ ンター、キ ャビネッ

ト等含む)

・デスクワーク 5 人分の執務スペース

・個人情報を扱うため、鍵付きキャビネット収納スペース ・窓口相談用ローカウンターの設置

・情報コーナースペース

相談ブー ス

・6 人掛けテーブルを仕切りパネルで囲んだブースの設置 ・相談ブース 2箇所以上

・カウンターから近い位置にあること

(22)

大項目 中項目 要求水準

・フロアーにトイレ(男性用、女性用、誰でもトイレ)を設置すること ・トイレには緊急呼出ブザーを取り付けること

・トイレは男性用、女性用とも車イス対応が可能とすること ・全体的にセキュリティ完備

(3) 五師士会事務所の要求水準(運営:NPO)

五師士会事務所に係る要求水準を以下に示す。

大項目 中項目 要求水準

設置機能 使用目的 ・廿日市市五師士会とは、医師会・歯科医師会・薬剤師会・看護協会・福祉士 会・介護支援専門員連絡協議会・栄養士会・リハビリ士会の8つの専門職団

体が集結し、市民の健康と福祉に寄与し、学術の高揚に励み、会員の親 睦に努め、廿日市市に理想的な地域包括ケアシステムを構築ために設立 されたNPO法人である

・地域医療拠点に廿日市市五師士会事務所を設置することにより、地域の 在宅医療・介護の連携の基盤を整備する

業務内容 ・地域包括ケアを推進するための相談事業

・地域の行政・町内会・民生委員との連携と協働を深める事業

・在宅医療・介護連携推進事業(①地域の医療・介護の資源の把握、②在宅

医療・介護連携の課題の抽出と対応策の検討、③切れ目のない在宅医療と 在宅介護の提供体制の構築推進、④医療・介護関係者の情報共有の支援、

⑤在宅医療・介護連携に関する相談支援、⑥医療・介護関係者の研修、⑦

地域住民への普及啓発)

・地域包括支援センター、在宅診療ステーション、JA広島総合病院地域 連携室など在宅医療・介護連携の支援

主な機能 ・事務室、会議室、文書保管庫

設置要件 設置位置 ・官民複合施設用地(敷地A2~4)に設置すること

・「第1 4導入機能等」の機能関連図を参考に計画すること 全体規模 ・床面積 約70㎡

・職員数 2 人程度(事務員)

・地域包括支援センター、在宅診療ステーションと隣接(同一フロアー)で あること

事務スペ

ース(キャ ビネット 等含む)

・デスクワーク 5 人分の執務スペース

・個人情報を扱うため、鍵付きキャビネット収納スペース

会議室 ・18人分の打ち合わせスペース

・五師士会事務所、在宅診療ステーションと共用する場合は、60 人程度収

容できる部屋を3分割に可動式で仕切れる部屋であること

(23)

大項目 中項目 要求水準 と(給湯室)

・フロアーにトイレ(男性用、女性用、誰でもトイレ)を設置すること ・全体的にセキュリティ完備

(4) 産後ケアセンターの要求水準(運営:市) 産後ケアセンターに係る要求水準を以下に示す。

大項目 中項目 要求水準

設置機能 使用目的 ・妊産婦やその家族が抱える妊娠・出産や子育てに関する悩みを、助産師等 の専門家や相談しやすい「話し相手」となる子育て経験者による個別相

談、母親・父親同士の交流の場、講習会への参加等により解消する、子育

て世代を支える機関を設置 業務内容 ・妊産婦等の個別相談、集団指導

・親子関係の健全育成、支援指導(母親・父親同士が集える場づくり) ・レスパイト、子育て支援のためのデイサービス

・沐浴指導、授乳指導、ベビーマッサージ、スキンケア等子育てに関する 個別・集団指導

主な機能 ・受付(窓口)、事務室、相談ブース、交流(教育)スペース、居室(静養室)、

給湯室(授乳・オムツ換え室含む)、文書保管庫

設置要件 設置位置 ・官民複合施設用地(敷地A2~4)に設置すること

・「第1 4導入機能等」の機能関連図を参考に計画すること 全体規模 ・床面積 約170㎡

・職員数 3 人程度(助産師、保健師、母子推進員) ・駐車場 思いやり駐車場必要

・子育て支援センターと同一フロアーであること 事務スペ

ース(カウ ンター、キ ャビネッ

ト等含む)

・デスクワーク 2 人分の執務スペース

・個人情報を扱うため、鍵付きキャビネット収納スペース ・窓口相談用ローカウンターの設置

・情報コーナースペース

相談ブー ス

・6 人掛けテーブルを仕切りパネルで囲んだブースの設置 ・相談ブース 2箇所以上

・カウンターから近い位置にあること 交流(教

育)スペー ス

・たたみ12畳程度のスペース

居室(静養

室)

・静養のためのベッド設置

・静養のできる環境整備(仕切り壁、防音、暗幕など)

給湯室(授 乳・オムツ

(24)

大項目 中項目 要求水準

換え室含 む)

・オムツ換えの台又はベッドの設置

その他 ・フロアーにトイレ(男性用、女性用、誰でもトイレ)を設置すること ・トイレには緊急呼出ブザーを取り付けること

・トイレにはベビーシート(オムツ取替台)を設置すること ・全体的にセキュリティ完備

(5) 子育て支援センターの要求水準(運営:市)

子育て支援センターに係る要求水準を以下に示す。

大項目 中項目 要求水準

設置機能 使用目的 ・0歳児から就学前の子ども達とその保護者の方々を対象に、子育てに関す る相談、情報提供、親子遊び、子育てのための講座など行う子育て世代

を支える機関を設置

業務内容 ・子育てに関する相談業務(電話、面接)

・情報提供(子育てサークル情報など)

・親子遊びの教室等の実施

・子育てのための講座、講演会の開催

・親子関係の健全育成、支援指導(母親・父親同士が集える場づくり)

主な機能 ・プレイルーム

設置要件 設置位置 ・官民複合施設用地(敷地A2~4)に設置すること

・「第1 4導入機能等」の機能関連図を参考に計画すること 全体規模 ・延床面積 約 60㎡

・産後ケアセンター、保育園・乳幼児一時預かり施設と隣接(同一フロアー)

であること

プレイル ーム

・10数組の親子が、座ったり、立って走り回ったりできるスペース ・絵本、遊具等保管スペース

・相談業務(電話、面接)のための相談(事務)スペース

その他 ・フロアーにトイレ(男性用、女性用、誰でもトイレ)、授乳室を設置する こと

・トイレには緊急呼出ブザーを取り付けること

・トイレにはベビーチェアー、ベビーシートなどを設置すること ・全体的にセキュリティ完備

(6) 多目的ホールの要求水準(運営:市)

多目的ホールに係る要求水準を以下に示す。

大項目 中項目 要求水準

設置機能 概要 ・約150 人程度が収容可能な空間として、様々な市民参加・市民利用イベ ントから、比較的小規模な興行利用まで幅広い用途への対応が可能なホ

ールとする

(25)

大項目 中項目 要求水準

ーツ等に対応できる仕上げ材(床、壁、天井)とし、音や振動が他の部 屋や近隣に障害や悪影響を及ぼさないよう計画すること

・可動ステージを設けること

・ホールを3~4分割して利用が可能な形態とすること

設置要件

設置位置 ・官民複合施設用地(敷地A2~4)に設置すること

・「第1 4導入機能等」の機能関連図を参考に計画すること

・一時避難場所としての機能を有することについて配慮した位置とするこ と

規模 ・350㎡(別途倉庫約 50㎡を設ける) (7) 防災備蓄倉庫の要求水準(運営:市)

防災備蓄倉庫に係る要求水準を以下に示す。

大項目 中項目 要求水準

設置機能 使用目的 ・市にて調達する緊急時に使用する食料、水、毛布、ポータブル発電機、

簡易トイレ、エアーマット等を収容する

設置要件

設置位置 ・官民複合施設用地(敷地A2~4)に設置すること

・「第1 4導入機能等」の機能関連図を参考に計画すること ・多目的ホールと同一フロアーに設置すること

(26)

第5

民間施設の機能及び性能に関する要求水準

1 民間施設の導入機能

地域医療拠点機能の強化が図れる民間施設の導入を期待している。 なお、以下の用途については提案することができない。

・民間地権者 1 及び廿日市市薬剤師会が運営する保険薬局以外の保険薬局

・医療モールの産婦人科、小児科、精神科の以外の医療機能

・工場(自家販売のために食品製造業(食品加工業を含む。)を営むものを除く。)

・マージャン屋、ぱちんこ屋、射的場、勝馬投票券発売所、場外車券売場その他これらに類す るもの

・風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第 2 条第 5 項に規定する性風俗関連特殊

営業の用に供する建築物

・その他、本事業の目的に適合しない施設

2 民間施設(必須機能)の要求水準

(1) 医療モール(産婦人科、小児科、精神科)の要求水準(運営:民間)

医療モール(産婦人科、小児科、精神科)に係る要求水準を以下に示す。

大項目 中項目 要求水準

設置機能 使用目的 ・市内に不足する診療科目(産婦人科、小児科、精神科)を必須の民間機 能として設置することにより、需要と供給バランスを保つ

・子育て関連施設や休日・夜間急患診療所、JA広島総合病院との連携を図 ることにより、安心な医療体制の整備環境を構築する

業務内容 【産婦人科】妊娠・出産及び女性特有の疾病等を対象として診療を行う 【小児科】主に 15歳未満の小児を対象として診療を行う

【精神科】精神疾患を対象とした診療を行う

主な機能 【産婦人科】診察室、処置室、待合室(キッズコーナーあり)、受付(事務室 含む)、倉庫、休憩室、更衣室、医局、トイレ(男女、障がい 者用)、授乳室

【小児科】診察室、処置室、待合室(キッズコーナーあり)、受付(事務室含 む)、倉庫、休憩室、更衣室、医局、トイレ(男女、障がい者用)、

X線室(撮影室、操作室、暗室)、隔離室

【精神科】診察室、処置室、待合室、受付(事務室含む)、倉庫、休憩室、 更衣室、医局、トイレ(男女、障がい者用)、授乳室

設置要件 設置位置 ・官民複合施設用地(敷地A2~4)に設置すること

・「第1 4導入機能等」の機能関連図を参考に計画すること 全体規模 【産婦人科】延床面積 約185㎡

従事者数 5 人程度 受入患者人数 10 人程度 【小児科】延床面積 約 215㎡

(27)

大項目 中項目 要求水準 受入患者人数 20 人程度 【精神科】延床面積 約180㎡

従事者数 5 人程度 受入患者人数 10 人程度 全体床面積 約 580㎡

その他 ・診療所間の連携を図るため、産婦人科、小児科、精神科の医療モールは 同一のフロアーに整備することが望ましい

・JA広島総合病院との連携を図るため、新棟と接続するフロアーに設置 するなど動線に配慮すること

・保険薬局との動線に配慮すること

・受診者のプライバシーに十分配慮した仕様とすること

(2) 保険薬局の要求水準(運営:民間地権者1)

保険薬局に係る要求水準を以下に示す。主な機能等の詳細は募集要項等公表時に示す。

大項目 中項目 要求水準

設置要件 設置位置 ・官民複合施設用地(敷地A2~4)に設置すること

・「第1 4導入機能等」の機能関連図を参考に計画すること ・1階に設置すること

全体規模 ・床面積 230㎡~330㎡程度(約70坪~100坪程度) (3) 保育園・乳幼児一時預かり施設の要求水準(運営:民間)

保育園・乳幼児一時預かり施設に係る要求水準を以下に示す。

大項目 中項目 要求水準

設置機能 使用目的 ・児童福祉法に基づく児童福祉施設の設置及び運営に関する基準を定める 条例(広島県条例)に基づき保育所を設置

・一時預かり事業実施要綱(厚生労働省)に基づく一時預かり事業を実施 業務内容 ・乳幼児保育事業

・乳幼児一時預かり事業

主な機能 ・乳児室又はほふく室、医務室、調理室及び便所、保育室又は遊戯室、屋 外遊戯場、屋内階段・待避上有効なバルコニー・屋外傾斜路又はこれに準 ずる設備・屋外階段(施設が建物の2階以上の位置にある場合)

設置要件 設置位置 ・官民複合施設用地(敷地A2~4)に設置すること

・「第1 4導入機能等」の機能関連図を参考に計画すること 全体規模 ・延床面積 約150㎡

・職員数 7人程度(保育士 6 人、調理員1人)

・受入利用人数 乳児(1歳未満)6 人、幼児(2歳未満)12 人・(2歳~3歳未 満) 12 人

・駐車場 送迎用一時駐停車スペース

乳児室又 はほふく

(28)

大項目 中項目 要求水準 室

保育室又 は遊戯室

・2歳~就学前の幼児一人につき1.98 ㎡以上 ・保育に必要な用具を備えること

・市産材を活用した木製遊具の活用に努めること 屋外遊戯

・2歳~就学前の幼児一人につき 3.3㎡以上

・保育所の付近にある屋外遊戯場を代わるべき場所とすることができる (4) 金融機関の要求水準(運営:●)

設置機能等の詳細は募集要項等公表時に示す。

大項目 中項目 要求水準

設置要件 設置位置 ・官民複合施設用地(敷地A2~4)に設置すること

・「第1 4導入機能等」の機能関連図を参考に計画すること

(5) JA産直ふれあい市場の要求水準(運営:JA佐伯中央) JA産直ふれあい市場に係る要求水準を以下に示す。

大項目 中項目 要求水準

設置機能 使用目的 ・JA佐伯中央が行うJA産直ふれあい市場に必要なスペースを確保する

主な機能 ・売り場550㎡(JA佐伯中央にて、POS レジ、冷凍・冷蔵庫等の設置を予 定している)、バックヤード120㎡(JA佐伯中央にて、保冷庫、バーコ

ード発行機、米保管庫、小型冷蔵庫、簡易作業所等の設置を予定してい る)、鮮魚店 40㎡、精肉店 40㎡、事務所休憩室倉庫50㎡

設置要件 設置位置 ・まちづくり施設用地(敷地C)に設置すること

・「第1 4導入機能等」の機能関連図を参考に計画すること 全体規模 ・床面積 800㎡程度

(6) スーパーマーケットの要求水準(運営:民間) スーパーマーケットに係る要求水準を以下に示す。

大項目 中項目 要求水準

設置要件 設置位置 ・まちづくり施設用地(敷地C)に設置すること

・「第1 4導入機能等」の機能関連図を参考に計画すること 全体規模 ・任意

(7) 駐車場・駐輪場の要求水準(運営:民間) 駐車場・駐輪場に係る要求水準を以下に示す。

大項目 中項目 要求水準

全般 目的 ・官民複合施設及びまちづくり施設を利用する利用客が車を駐車するため のものとする

・緊急避難場所としての提供も可能なものとする 駐車場 主な施設

性能

(29)

大項目 中項目 要求水準

ち病院職員用として 100 台以上)を確保し、その他に事業者の提案によ り必要台数を確保すること

・障がい者用駐車場は、施設出入口やEV等に近い利便性の高い位置に設け ること

・自動二輪車用駐車場を適宜確保すること

・自転車及び自動二輪車等の駐車場については、「路上自転車・自動二輪車 等駐車場設置指針」(国土交通省道路局)に準拠すること

・入出場ゲート、駐車券発券機、精算機、個別満空表示機等を設置し、本 施設の各機能及び提携施設等で来場チェックを受けた人は、一定時間無 料又は割引という運用が可能な駐車場システムを導入すること

・出庫注意灯、カーブミラー等の安全施設を適宜設置すること 駐車ます

車路等

・乗用車用の駐車ますは普通乗用車用(長さ6.0m×幅員2.5m)を基本と する

・障害者等用の駐車ますは長さ6.0m以上×幅員3.5m以上を確保すること ・駐車ますは、入車及び出車が安全・円滑にできる配置とすること

・車路は原則として一方通行とすること

・歩行者出入口の近隣等、利便性の高い位置に障がい者用駐車場を設ける こと

管制設備 ・有料施設として、出入口に駐車券発券機、料金自動精算機、出入口ゲー トを設置すること

・料金徴収システムは、市やJA広島厚生連等の発行する駐車場割引券に 対応できるものとすること

・駐車場内の出入口付近に駐車場監視システム(中央監視盤)を備えた守 衛室を設けること

・出庫注意灯、個別満空表示機を適宜設置すること 駐輪場 主な施設

性能

・官民複合施設用地に官民複合施設利用者用として20台以上駐輪が可能な スペースを確保すること

(30)

第6

公共施設の設計及び建設業務に関する要求水準

1 総則

(1) 業務の目的

設計及び建設業務は、公共施設が「第4 公共施設の機能及び性能に関する要求水準」を満た し、本事業の目的に合致して、誰もが安全、快適かつ便利に利用できるサービスを提供すること が可能な施設を整備する事を目的とする。

(2) 業務の区分 ア 設計業務

要求水準に従って、以下の設計業務(基本設計、実施設計)を行うこと。なお、公共施設整 備のために、事業者が市からの提示資料以外に測量や地質調査等を実施することが必要と判断 した場合には、自らの責任と費用負担において実施すること。

(ア) 設計図書の作成

(イ) 設計に関わる各種協議・手続等 イ 建設業務

要求水準に従って、以下の建設業務を行うこと。

(ア) 建設工事

(イ) 工事に伴う近隣対策 (ウ) 完工検査

(エ) 完成図書の作成

(オ) 建設に関わる各種協議・手続等

ウ 既存施設解体撤去業務

要求水準に従って、官民複合施設用地に存在する既存建物(店舗及び駐車場)の解体撤去業 務を行うこと。

エ 工事監理業務

(ア) 工事監理

(イ) 工事監理図書の作成 オ その他の関連業務

(ア) 各種申請及び手続等

(イ) 交付金に関する補助

(ウ) 開業準備

カ 公共施設の引渡し

(3) 統括責任者及び業務責任者

事業者は、設計・建設期間及び公共施設の維持管理期間を通して本事業に係る全ての業務を一

(31)

統括責任者並びに設計及び建設業務責任者の具体的要件は特に定めていないが、本事業の目

的・趣旨・内容を十分に踏まえた上で選出すること。また、各々が担うべき役割を確実に行うこ

とができる限りにおいては、統括責任者と設計及び建設業務責任者を兼務することは可能とする。

ただし、設計及び建設業務責任者、維持管理業務責任者をそれぞれ兼任することは認めない。

2 業務の要求水準

(1) 設計業務

ア 業務体制

事業者は、業務体制を設計着手前に市に通知すること。

業務体制には、業務責任者(管理技術者)、照査技術者、建築意匠設計担当者、建築構造設計

担当者、電気設備設計担当者、機械設備設計担当者の記載を必須とし、その他の担当技術者の配

置は任意とする。また、施設全体の統括管理を行う統括責任者のもと、事業者の責任において設

計の進捗管理を実施すること。

市が、市民、地元住民等を対象として建物概要等を説明する説明会の開催を行う際には、市の

要望に基づき協力を行うこと。

イ 設計業務の実施

本要求水準書で記載された事項は、基本的内容について定めるものであり、これを上回って

設計・施工することを妨げるものではない。また、本要求水準書に記されていない事項であっ

ても、公共施設の性能及び機能を発揮するため、当然必要と思われるものについては、事業者

の責任において補足・完備させなければならない。

(ア) 共通留意事項

・ 事業者は業務に必要な調査を行い、関係法令に基づいて、業務を実施すること。

・ 事業者は前述している適用法令・条例・基準等に基づき、設計業務を実施すること。

・ 図面は、工事ごとに順序よく整理統合して作成し、各々一連の整理番号を付けること。

・ 「都市計画法」、「建築基準法」等にかかわる届出、申請等に関する諸費用は事業者負担

とする。

(イ) 建築物の設計

基本設計

基本設計は、要求水準書及び事業者の提案等に基づいて主要な技術的検討を行い、建築

物の空間構成を具体化した内容とすること。また、単なる建築物の全体像を概略的に示す

程度の業務とせず、実施設計に移行した場合に各分野の業務が支障なく進められるだけの

主要な技術的検討が十分に行われたものであること。

実施設計

実施設計は、前記の基本設計が確認された後、これに基づく工事の実施に必要であり、

事業者が工事費内訳書を作成するために十分な内容とすること。なお、工事費内訳書の書

式・内容等の詳細については、市と協議すること。

(ウ) 設計の変更

実施設計完了後に本要求水準書に適合しない箇所が発見された場合には、事業者の責任に

(32)

内容について、いつでも確認することができる。

ウ 設計業務期間

設計業務の期間は、供用開始時期に間に合わせるように事業者が計画すること。具体的な設

計期間については事業者の提案に基づき事業契約書に定める。なお、設計業務においては、基

本設計の図面完成時に市の中間確認を得、実施設計の完成時に市の完了確認を得ること。

エ 手続書類

基本設計及び実施設計の作成に当たっては、市及び必要に応じて市関係団体等と十分協議し

ながら進めること。設計業務の着手時及び業務完了時は、以下の書類を市に提出して承諾の通

知を受けること。

・設計業務着手届

・設計工程表

・組織体制表

・設計担当者届(設計経歴書)

・設計業務完了届

オ 設計図書の作成

図面の作成においては、「建築工事設計図書作成基準 建築設備工事設計図書作成基準及び

同解説」を参考とすること。

作成した図面その他の設計に係る資料は、市に提出し承諾の通知を受けること。提出する内

容は、「建築・設備設計基準」によるほか、以下によること。

(ア) 建築設計図書

基本設計

基本設計図書を基本設計完了時に市に提出し、承諾を受けること。

提出図書の仕様及び部数については、以下表によること。

○基本設計図書

※詳細は募集要項等公表時に示す。

書類 部数 備考

設計図 ●

基本設計説明書 ●

基本設計説明書(概要版) ●

パース(透視図) ●

データ類CD ●

実施設計

実施設計図書を実施設計完了時に市に提出し、承諾を受けること。

図面の構成は、基本設計と同様とすること。なお、提出図書の仕様及び部数については、

(33)

○実施設計図書

※詳細は募集要項等公表時に示す。

書類 部数 備考

設計図 ●

実施設計説明書 ●

実施設計説明書(概要版) ●

パース(透視図) ●

工事費内訳(積算資料等を含む) ●

数量調書 ●

設計計算書(構造・設備他) ●

地質調査資料 ●

データ類CD ●

(2) 建設業務

ア 建設業務の対象

事業者は、公共施設(官民複合施設の公共部分、敷地Cと既存病院敷地を結ぶ横断歩道橋、 廃道に伴い移設される下水管)の建設業務を行うこと。

イ 建設業務に関する基本方針

事業契約書に定める期間内に、公共施設の建設工事を実施すること。

事業契約書に定められた公共施設の建設の整備履行のために必要となる業務は、事業契約書 において市が実施することとしている業務を除き、事業者の責任において実施すること。

整備に当たって必要な関係諸官庁との協議に起因する遅延については、事業者が責任を負う こと。

市が実施する近隣説明等に起因する遅延については、市が責任を負う。

原則として、工事中に第三者に及ぼした損害については、事業者が責任を負うものとするが、 市が責任を負うべき合理的な理由がある場合には市が責任を負う。その他、市は事業者に対し て指示や必要書類の提出を求める事ができる。

ウ 建設業務に関する留意事項

(ア) 建設工事

・ 建設工事は、事業計画に定める期間内に、実施設計図書を履行して行うこと。

・ 各種関連法令及び工事の安全等に関する指針等を遵守し、設計図書及び施工計画に従っ て施設の建設工事を実施すること。事業者は、工事現場に工事記録を常に整備しておく こと。

・ 事業者は、建設工事に必要な各種申請等の手続きを事業スケジュールに支障がないよう に実施し、必要に応じて各種許可等の写しを市に提出すること。

・ 「建築」、「電気設備」、「空気調和設備」、「給排水衛生設備」の区分ごとに、出来高予定

曲線を記入した実施工程表を作成し、建設工事着手前に市に提出すること。また、同区 分ごとに次月月間工程表を作成し、当月末日までに市に提出すること。

・ 工事期間中、日報及び月報(工事関係車両台数の集計を含む)を作成し、翌月初旬に提 出を行うこと。

(34)

・ 市は、事業者が行う工程会議に立ち会うことができるとともに、いつでも工事現場の施 工状況の確認を行うことができるものとする。

・ 本事業に伴い生じる建設副産物等は、場内にて再利用を原則とすること。ただし、再利 用困難な副産物は、市の承諾を受けた上で、事業者の責任と費用負担にて、適正にこれ を処理・処分すること。

(イ) 使用材料等

設計及び建設工事において、使用材、材料の色、柄、表面形状等の詳細に係る内容につい ては、市と協議を行うこと。なお、費用対効果を考慮した上で、地元産材の活用に配慮する こと。

(ウ) 電波障害対策工事

施設整備に伴い、周辺住宅等への電波障害が発生した場合は、報告を行い従前の状態まで

復旧し、建物竣工までに全ての補償を行うこと。

(エ) 工事に伴う近隣対策

・ 近隣対策については着工前に市と協議を行うこと。

・ 建設工事期間を通して、騒音、振動、粉塵飛散、搬出入車両の交通問題をはじめ、周辺

環境への影響に十分配慮し、問題が発生しないように努めること。 ・ 周辺環境への影響の配慮については、隣接地と相互協力・調整すること。

・ 着工後問題が発生した場合は、速やかに市に報告し、十分協議を行った上で対応するこ と。

(オ) 工事に伴う安全対策

・ 工事期間中の周辺住民等の往来には十分配慮し、敷地内外での事故防止に万全を期すこ と。

・ 工事現場全体の保安のために、必要に応じ警備員を常駐させること。

・ 工事車両の出入口では、交通整理を行い、安全を図ること。また、施工に際し、車両の 動線確保等で本工事に影響が生じる恐れのある場合も、必要な整理を行うこと。 エ 施工計画策定について

施工計画の策定に当たって、留意すべき事項を以下に示す。

・ 関連法令を遵守し、関連要綱、各種基準等を参照して適切な施工計画を策定すること。 ・ 騒音、悪臭、公害、粉塵発生、交通渋滞その他、建設工事が周辺環境に与える影響を勘

案し、合理的に要求される範囲の近隣対応を実施すること。

・ 近隣への対応について、事業者は市に対して、事前及び事後にその内容及び結果を報告 すること。

・ 近隣へ工事内容を周知徹底して理解を得、作業時間について近隣の了承を得ること。 ・ 工事に伴う影響を最小限に抑えるための工夫(特に車両の交通障害・騒音・振動)を行

うこと。

・ 工事は、原則として日曜日及び国民の祝日に関する法律に規定する休日には行わないこ と。

オ 着工前

(35)

・ 計画通知等建築工事に伴う各種申請の手続を、事業スケジュールに支障がないように実 施すること。

・ 各種届出、申請、許認可等の書類の副本・写し等を市に提出すること。

(イ) 近隣調査・準備調査等

・ 着工に先立ち、近隣との調整及び建築準備調査等を十分に行い、工事の円滑な推進と近 隣の理解及び安全を確保すること。

・ 建物及びその工事によって近隣に及ぼす諸影響を検討し、問題があれば適切な処置を行 うこと。

・ 近隣への説明等を実施し、工事工程等についての了承を得ること。

・ 準備調査において、敷地内に現存するものに手を加える(撤去、伐採を行うなど)場合 には、事前に市及び関連官庁に確認を行い、届出等手続が必要な場合には滞りなく行う こと。

カ 工事中

(ア) 建設工事等

・ 各種関連法令及び工事の安全等に関する指針等を遵守し、設計図書及び施工計画に従っ て施設の建設工事を実施すること。事業者は工事現場に工事記録を常に整備すること。 ・ 事業者は、市から要請があれば施工の事前説明及び事後報告を行うこと。

・ 市は、事業者又は建設企業が行う工程会議に立会うことができるとともに、いつでも工 事現場での施工状況の確認を行うことができる。

・ 工事中における当該関係者及び近隣への安全対策については万全を期すこと。 ・ 工事を円滑に推進できるように、必要な施工状況の説明及び調整を十分に行うこと。

(イ) 出来高検査

・ 本事業では、建設業務の出来高に応じて市による検査を実施する。事業者は、検査に必 要となる資料・図書等を作成し、市の検査を受けること。

(ウ) 整備対象施設については、工事竣工後以降に示す検査を行うこと。

キ 竣工後業務

(ア) 事業者による竣工検査

・ 事業者は、事業者の責任及び費用において、竣工検査及び機器・器具等の試運転等を実 施すること。

・ 竣工検査及び機器・器具等の試運転の実施については、それらの実施日の14日前に市に 書面で通知すること。

・ 市は、事業者が実施する竣工検査及び機器・器具等の試運転に立会う。

・ 事業者は、市に対して竣工検査及び機器・器具等の試運転の結果を、検査済証その他の 検査結果に関する書面の写しを添えて報告すること。

(イ) 市による完成検査

市は、事業者による竣工検査、試運転検査の終了後、公共施設について、以下の方法によ り行われる完成検査を実施するものとする。

図  土地利用図(現況)  図  土地利用図(本事業)  (3) 土地利用の考え方  ア  全体事業対象地は、JA広島総合病院を含む全体(青色破線)であるが、民間事業者からの事 業提案を求める対象は、官民複合施設用地(敷地A2~4)及びまちづくり施設用地(敷地C) とする。  イ  敷地A1で想定している病院新棟については、別事業として官民複合施設と連携する施設とす る。なお、官民複合施設と病院新棟を 1 階部分は動線の連続性を考慮し、2 階部分は接続する ものとする。  ウ  JA広島総合病院既存棟敷地と

参照

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