物理学演習 第8回 円運動(2),摩擦力,抵抗力
前回の問題と解答例は→http://www.ritsumei.ac.jp/˜kht23151/pd/
ウォーミングアップ
次の不定積分を計算せよ.
(1)
∫
x3logx dx (2)
∫
xsinx dx (3)
∫
e2xcosx dx
抗力・垂直抗力 物体が床などの面に接触し,(重力などの原因により)物体が面に力を作用させるとき,作用・反作用の原 理から,面から物体へ力が作用していることになる.この力を抗力という.面に垂直な抗力の成分を垂直抗力という.
摩擦力 二つの面が接触すると,接触面に物体の運動を妨げる力が生じる.これを摩擦力という.
• 静止摩擦力,最大静止摩擦力 静止している物体に力Fを作用させても,物体が静止し続ける場合,物体には運動を 妨げる力,摩擦力F が接触面から作用していると考えられる.これを静止摩擦力という.物体に作用する力が,ある 大きさF0を超えると,物体は動き出す.このときの摩擦力F0 を最大静止摩擦力という.実験によれば,最大静止摩 擦力は垂直抗力N に比例することが知られている:
F0=µN
ここで µは接触する2面の性質で決まる比例定数で,静止摩擦係数という.
• 動摩擦力 運動している物体に接触面から働く摩擦力F′ を動摩擦力という.実験によれば,動摩擦力は垂直抗力N に比例することが知られている:
F′=µ′N
ここで,µ′ は接触する2面の性質で決まる比例定数で,動摩擦係数という.µ′< µであることが知られている.
粘性抵抗・慣性抵抗 流体(気体・液体)中で運動する物体には,運動を妨げる力が速度に依存する形で働く.比較的速度が 遅い,粘性が強い場合は,速度に比例する粘性抵抗という抵抗力が働く.比較的速度が速い,粘性が低い場合は,速度の二乗 に比例する慣性抵抗とよばれる抵抗力が働く.
非等速円運動 非等速であっても,半径R の円運動をする質点は
r=R(cosθ(t)i+ sinθ(t)j)
のように書ける.ここでθ(t)は中心角である.点rにおける速度vは,等速円運動のときと同じ形になるが,加速度aは,
必ずしも向心方向のRθ˙2のみではなく,接線方向にもゼロでない加速度Rθ¨が存在する.
以下では,重力加速度をg で表すこと.
《問A》1章【問39】を解け.
《問B》2章【問52】を解け.
《問C》2章【問28】を解け.
*《問D》2章【問71】を解け.
*《問E》2章【問35】を解け.(注:(2)は,変数分離による微分方程式の解き方の技術が必要.テキスト付録E.3を参照せよ.)