スマートデバイスが今後のPC導入に与える影響に関する調査報告
PRESS RELEASE
(報道関係者各位) 2013年1月21日ノークリサーチ(本社〒120-0034東京都足立区千住1-4-1東京芸術センター1705:代表:伊嶋謙ニTEL:03-5244-6691 URL:http//www.norkresearch.co.jp)は2012年の国内中堅・中小市場における「スマートデバイスが今後のPC導入に与える 影響」に関する調査を実施し、その分析結果を発表した。本リリースは「2012年版 中堅・中小企業におけるPC環境の実態と展望 レポート」のダイジェストである。
< Windows XP からの移行完了後を見据え、スマートデバイスと PC の双方が活性化する提案を今から練っておくことが大切>
以下のグラフは年商
500
億円未満の中堅・中小企業に対し、スマートフォンやタブレットといったいわゆる「スマートデバイス」の活用状況(企業で端末を購入する場合に限り、従業員が個人所有の端末を業務利用するケースは除く)について尋ねた 結果を年商別に集計したものである。
■企業でのスマートデバイス購入割合は年商5億円未満で2割弱、100億円以上では4割弱
■スマートデバイスがPC予算に影響を与える企業は3~4割、相乗効果を生む提案が重要
■タブレットPCは「高機能タブレット」「既存PC代替」などニーズに応じた適切な訴求が大切 2012年スマートデバイスが今後のPC導入に与える影響に関する調査報告
対象企業: 年商500億円未満の国内企業
対象職責: 企業経営もしくはITインフラの導入/選定/運用作業に関わる社員 調査実施時期:2012年11月
有効回答件数:754件
※調査対象の詳しい情報については右記URLを参照 http://www.norkresearch.co.jp/pdf/2012PC_usr_rep.pdf
企業でのスマートデバイス購入割合は年商5億円未満で2割弱、100億円以上では4割弱
調査設計/分析/執筆: 岩上由高
Nork Research Co.,Ltd 1
結果を年商別に集計したものである。
何らかの形でスマートデバイス端末を企業で購入している割合は年商
5
億円未満で2
割弱に留まるが、年商100
億円以上では4
割弱に達している。ただし、現段階ではスマートデバイスの特性を活かした利用シーンが見出されておらず、「とりあえずタブ レットを購入したが、十分に使いこなせていない」といった声も少なくない。しかし、企業によるスマートデバイス活用は今後も 増加すると予想され、スマートデバイスに予算が費やされることでPC
関連に充てられる予算が減ってしまうのではないか?と いった見解もある。次頁以降ではこの点について、調査データに基づいた考察を行っている。56.4%
39.6%
29.9%
27.2%
24.4%
26.2%
33.3%
41.6%
32.4%
38.6%
4.1%
16.4%
20.4%
23.5%
29.1%
12.8%
10.7%
7.3%
13.2%
6.3%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
5億円未満(n=195)
5億円以上~50億円未満(n=159)
50億円以上~100億円未満(n=137)
100億円以上~300億円未満(n=136)
300億円以上~500億円未満(n=127)
D3-1.ス マートフォンやタブレットの活用状況(企業での端末購入)
活用しておらず、今後もその予定はない 今後活用する予定である
既に活用しており、今後は台数をさらに増やす 既に活用しているが、今後は現状を維持する 既に活用しているが、今後は台数を削減する その他
スマートデバイスが今後のPC導入に与える影響に関する調査報告
スマートデバイスがPC予算に影響を与える企業は3~4割、相乗効果を生む提案が重要
以下のグラフは年商500億円未満の中堅・中小企業に対して、「スマートフォンやタブレットの活用がPC導入に与える影響」に ついて尋ねた結果を年商別に集計したものである。
いずれの年商でも「PC導入は別予算なので、スマートフォンによる影響は全くない」が「スマートフォンやタブレットに費やした 分だけ、PC関連の予算は削減される」を上回っている。ただし、年商5億円未満や年商100億円以上~300億円未満のように 両者の差が小さい年商帯もあるので注意が必要だ。
また、年商50億円以上~100億円未満と年商100億円以上~300億円未満においては「スマートフォンやタブレットによってIT 活用が活性化し、PC関連投資も増える」が2割に達している。例えば、社外から業務システムにアクセスしたいといった場合、
端末側に専用モジュールが必要なクライアント/サーバ形態ではスマートデバイスで利用できない場合もある。そこで、「ノート
PCを安全に持ち出せる仕組みが欲しい」という要求が発生し、デスクトップ仮想化などの新たなPC関連ソリューションが検討
される可能性もある。(本リリースの元となる「2012年版 中堅・中小企業におけるPC環境の実態と展望レポート」では 従業員数、業種、地域といった他の企業属性毎の集計データも含まれている)48.2%
55.2%
44.8%
39.4%
50.0%
40.0%
31.3%
31.3%
37.4%
34.4%
10.6%
13.5%
20.8%
21.2%
14.6%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
5億円未満(n=85) 5億円以上~50億円未満(n=96) 50億円以上~100億円未満(n=96) 100億円以上~300億円未満(n=99) 300億円以上~500億円未満(n=96)
D3-2.ス マートフォンやタブレットの活用がPC導入に与える影響(年商別)
PC導入は別予算なので、スマートフォンやタブレットによる影響は全くない スマートフォンやタブレットに費やした分だけ、PC関連の予算は削減される
Nork Research Co.,Ltd 2
以下のグラフは先に挙げた「スマートフォンやタブレットの活用がPC導入に与える影響」をPCの刷新予定別に集計した結果
である。
PC刷新の予定が全くないか、または1年以内のPC刷新を予定している場合は「スマートフォンやタブレットによって
IT活用が活性化し、PC関連投資も増える」は11~15%程度に留まっている。一方で、PC刷新を2年以内に予定している場合
は「スマートフォンやタブレットによってIT活用が活性化し、PC関連投資も増える」は約3割に達している。こうしたユーザ企業 はWindows 7への移行を既に終えているケースが多い。つまり、真近に迫っているWindows XPサポート終了というハードル を越え、1~2年という少し長いスパンでPC刷新を考えているユーザ企業に対しては、スマートデバイスとPCの両方を含めた 包括的な端末の活用の在り方を提案するといった取り組みを検討する価値があると考えられる。50.0%
52.3%
44.4%
55.0%
37.9%
40.8%
64.3%
34.8%
29.5%
38.1%
30.0%
31.0%
40.0%
21.4%
11.6%
15.9%
15.9%
15.0%
31.0%
18.5%
14.3%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
予定は全くない(n=112) 3か月以内に予定している(n=44) 6か月以内に予定している(n=63) 1年以内に予定している(n=80) 2年以内に予定している(n=29) 予定はあるが時期は未定(n=130) その他(n=14)
D3-2.ス マートフォンやタブレットの活用がPC導入に与える影響(PC刷新予定別)
PC導入は別予算なので、スマートフォンやタブレットによる影響は全くない スマートフォンやタブレットに費やした分だけ、PC関連の予算は削減される スマートフォンやタブレットによってIT活用が活性化し、PC関連投資も増える その他
スマートフォンやタブレットによってIT活用が活性化し、PC関連投資も増える その他
スマートデバイスが今後のPC導入に与える影響に関する調査報告
タブレットPCは「高機能タブレット」「既存PC代替」などニーズに応じた適切な訴求が大切
以下のグラフは年商
500
億円未満の中堅・中小企業に対して、「タブレットPC
の認知や活用意向」をPC
刷新予定別に集計した ものである。ここでの「タブレットPC
」とは折りたたんだり、キーボードオプションを取りつけることなどによって、タッチパネルで 入力する「タブレット」としての利用と、キーボードで入力する「ノートPC
」の両方の役割を果たすことができるスマートデバイス を指す。まず、「タブレット
PC
とは何か?」という基本事項については概ね理解が得られている状況といえる。「(
PC
刷新に関して)予定は全くない」と回答したユーザ企業はタブレットPC
の活用意向も低く、PC
刷新に消極的なユーザ企業 に対してはタブレットPC
の訴求も難しいことがわかる。一方、「
3
ヶ月以内に(PC
刷新を)予定している」と回答したユーザ企業のタブレットPC
活用意向は「(PC
刷新の)予定はあるが 時期は未定」における結果とそれほど大きな差がなく、タブレットPC
活用に積極的とはいえない状況である。直近でPC
刷新に 費用を割くことが決まっているため、タブレットPC
に回すだけの余裕がないものと推測される。「
6
カ月以内」「1
年以内」「2
年以内」にPC
刷新を予定している場合には、この順で「高機能なタブレットとして新規の活用を検討 している」という回答の割合が高くなっている。6
カ月~2
年以内にPC
刷新を予定しているユーザ企業に対しては、「迅速なキー 入力が必要な業務シーンでも対応できる」などといった形で高機能なタブレットとしてタブレットPC
を訴求するといった取り組み が有効と考えられる。また、「社内で利用するPC
の代替として活用を検討している」「外出用ノートPC
の代替として活用を検討 している」といった回答も15
~20%
程度ある。「高度なタブレットとしての訴求」と「既存PC
に可搬性やタッチパネルなどの付加 価値を与える代替としての訴求」をユーザ企業の現状やニーズを踏まえてきめ細かく訴求していくことが重要と考えられる。8.9% 62.3% 12.1% 10.3%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
予定は全くない(n=281)
D3-3.「タブレットPC」の認知や活用意向
Nork Research Co.,Ltd 3
当調査データに関するお問い合わせ 株式会社 ノークリサーチ 担当:岩上 由高 東京都足立区千住1-4-1東京芸術センター1705 TEL 03-5244-6691 FAX 03-5244-6692 [email protected] www.norkresearch.co.jp 本リリースの元となっている「2012年版 中堅・中小企業におけるPC環境の実態と展望レポート」の詳細は下記URLを参照
http://www.norkresearch.co.jp/pdf/2012PC_usr_rep.pdf
本データの無断引用・転載を禁じます。引用・転載をご希望の場合は下記をご参照の上、担当窓口にお問い合わせください。
引用・転載のポリシー: http://www.norkresearch.co.jp/policy/index.html
5.5%
10.2%
12.5%
43.6%
23.6%
34.3%
43.9%
40.6%
50.0%
29.1%
33.3%
27.5%
17.1%
23.0%
7.3%
20.8%
15.7%
17.1%
7.0%
6.3%
12.7%
19.4%
15.7%
19.5%
17.6%
18.8% 12.5%
3か月以内に予定している(n=55) 6か月以内に予定している(n=72) 1年以内に予定している(n=102) 2年以内に予定している(n=41) 予定はあるが時期は未定(n=187) その他(n=16)
「タブレットPC」という言葉を全く知らない
「タブレットPC」という言葉は聞いたことがあるが、内容は良く分からない
「タブレットPC」が何かを理解しているが、自社での活用は検討していない
「タブレットPC」が何かを理解しており、高機能なタブレットとして新規の活用を検討している
「タブレットPC」が何かを理解しており、社内で利用するPCの代替として活用を検討している
「タブレットPC」が何かを理解しており、外出用ノートPCの代替として活用を検討している その他