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病児・病後児保育における地域連携モデルに関する調査研究

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Academic year: 2021

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(1)

厚生労働科学研究費補助金 

(成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業(健やか次世代育成総合研究事業))  分担研究報告書 

病児・病後児保育における地域連携モデルに関する調査研究 

研究分担者 三沢あき子  京都府立医科大学 男女共同参画推進センター・小児科学教室 山崎  嘉久  あいち小児保健医療総合センター   

稲見  誠    全国病児保育協議会   

研究要旨  平成25年度に実施した全国病児・病後児保育施設調査(以下、全国調査)において、

地域の医療機関や保育所との連携が十分にできていないことが課題として明らかになった。全国 調査の結果を踏まえ、病児・病後児保育施設が地域の様々な機関と連携している先進地域を対象 としてヒアリング調査を実施した。本ヒアリング調査の結果をもとにして、今後、病児・病後児 保育施設や地方自治体等が、各地域において有効な地域連携に取り組めることを目的として、参 考となる地域連携モデル集を作成した。また、具体的な実施方法、期待される効果及び実施例を 含め「病児・病後児保育事業に有用な地域連携について」として取りまとめた。 

 

研究協力者 

木野  稔    中野こども病院

谷本 弘子  谷本こどもクリニック・病児看護センター 飯島 健志  練馬区医師会・病児保育センター 髙橋 広美   砂原保育園

望月 美貴  世田谷区子ども・若者部 保育課 藤岡喜美子  NPO市民フォーラム21・NPOセンター

A.研究目的

平成25年度に実施した全国病児・病後児保 育施設調査1)(以下、全国調査)において、医 療機関との連携については、病児保育施設の

45%、病後児保育施設の 51%が十分にできて

いない、保育所との連携については、病児保育

施設の 64%、病後児保育施設の53%が十分に

できていないとの結果(図1)であり、地域の 医療機関や保育所との連携が十分にできてい ないことが課題として明らかとなった。全国調 査で明らかとなった病児・病後児保育事業に関

図1.地域の関係機関との連携について

(平成25年度全国病児・病後児保育調査E30-31)

する課題を解決するために、研究班提言を行い、

本課題に対しては、地域連携に基づく子育て支 援ネットワーク構築の必要性としてまとめた

1)。全国調査の結果を踏まえ、今後、各地域に おける病児・病後児保育施設の地域関係機関と の有効な連携推進を目的として、先進的な地域 連携を展開している病児・病後児保育施設およ

地域の関係機関との連携について

病児対応型 N =362

病後児対応型 N =355 連携している 51 % 47 % 十分できていない 45 % 51 %

病児対応型

N =362 病後児対応型

N =355 連携している 32 % 43 % 十分できていない 64 % 53 %

E30. 医療機関との連携

E31. 保育所との連携

(2)

び地域を た。

B.研究方法 平成25

育施設調査において、

している

出し、研究協力の

域を対象としてヒアリング調査を実施した。

C.結 

「病児・病後児保育事業に有用な地域連携につ いて」(

① 中野こども病院(大阪市)

中野こども病院併設病児保育施設

ートの共有や保育所研修の実施により、日頃か ら近隣の

また、効率的な

の診療所併設病児保育 今年度から

との連携を開始

との連携が課題となっている保育所併設型病 後児保育

医が助言するバックアップ体制

② 葛飾病児・病後児保育協議会(葛飾区)

図2

医療機関併設病児保育 あるが、

び地域を対象としてヒアリング調査を実施し

B.研究方法

25年度に実施した全国病児・病後児保 育施設調査において、

している病児・病後児保育施設および地域を抽 研究協力の同意が得られた施設および地 域を対象としてヒアリング調査を実施した。

  果:

「病児・病後児保育事業に有用な地域連携につ

(資料1)参照

中野こども病院(大阪市)

中野こども病院併設病児保育施設

ートの共有や保育所研修の実施により、日頃か 近隣の4保育所との

また、効率的な病児保育 の診療所併設病児保育

から、近隣の保育所併設病後児保育 との連携を開始した。

との連携が課題となっている保育所併設型病 後児保育施設において、必要に応じて、小児科 医が助言するバックアップ体制

葛飾病児・病後児保育協議会(葛飾区)

2.葛飾区内の合同病児・病後児説明会 医療機関併設病児保育

あるが、7地域に保育所併設型病後児保育室が 対象としてヒアリング調査を実施し

年度に実施した全国病児・病後児保 育施設調査において、先進的な地域連携を展開 病児・病後児保育施設および地域を抽 同意が得られた施設および地 域を対象としてヒアリング調査を実施した。

「病児・病後児保育事業に有用な地域連携につ 参照 

中野こども病院(大阪市)

中野こども病院併設病児保育施設

ートの共有や保育所研修の実施により、日頃か 保育所との密な連携

病児保育運営につながった の診療所併設病児保育施設との連携

、近隣の保育所併設病後児保育 た。本連携により、

との連携が課題となっている保育所併設型病 において、必要に応じて、小児科 医が助言するバックアップ体制

葛飾病児・病後児保育協議会(葛飾区)

葛飾区内の合同病児・病後児説明会 医療機関併設病児保育施設は

地域に保育所併設型病後児保育室が 対象としてヒアリング調査を実施し

年度に実施した全国病児・病後児保 先進的な地域連携を展開 病児・病後児保育施設および地域を抽 同意が得られた施設および地 域を対象としてヒアリング調査を実施した。

「病児・病後児保育事業に有用な地域連携につ

中野こども病院併設病児保育施設は、連絡ノ ートの共有や保育所研修の実施により、日頃か 連携を行っている。

運営につながった近隣 との連携に加えて

、近隣の保育所併設病後児保育施設 本連携により、医療機関 との連携が課題となっている保育所併設型病 において、必要に応じて、小児科 医が助言するバックアップ体制が構築された

葛飾病児・病後児保育協議会(葛飾区)

葛飾区内の合同病児・病後児説明会 は 1 施設のみで 地域に保育所併設型病後児保育室が 対象としてヒアリング調査を実施し

年度に実施した全国病児・病後児保 先進的な地域連携を展開 病児・病後児保育施設および地域を抽 同意が得られた施設および地 域を対象としてヒアリング調査を実施した。

「病児・病後児保育事業に有用な地域連携につ

連絡ノ ートの共有や保育所研修の実施により、日頃か を行っている。

近隣 に加えて、

施設 医療機関 との連携が課題となっている保育所併設型病 において、必要に応じて、小児科 が構築された。

葛飾病児・病後児保育協議会(葛飾区)

施設のみで 地域に保育所併設型病後児保育室が

設置され、

連携体制が構築されており、回復期には各地域 での保育所併設型病後児保育室を利用

(図 関併設

の保育所併設型 ごし

という児童の状態にあわせた柔軟な対応が可 能となっており、

もつながっている

③ 世田谷

児保育施設に地元医師会

ている。近隣の医療機関との連携による事前診 察、回診、助言等の

利用者の安心につながっている

④ 3 育室

施設には、小児科診療所が隣接する立地であり、

安心な医療連携体制がとられて

率の高さにつながっている。また、人口 千人の町であるが、近隣市町との連携に基づき 有効な

46%

D.

*生後

*利用の状況

*体制=医師・看護師・保育士

*利用に必要な事

【利点】

ドクターの存在が大きな安心!

設置され、葛飾病児・病後児保育

連携体制が構築されており、回復期には各地域 での保育所併設型病後児保育室を利用

(図 2)。回復期に至っていない 関併設型病児保育

の保育所併設型 ごし、完全に回復

という児童の状態にあわせた柔軟な対応が可 能となっており、

もつながっている

図3.葛飾病児・病後児説明会での説明資料 下北沢ひよこ園(世田谷区)

世田谷区保育課職員の調整により、単独型病 児保育施設に地元医師会

ている。近隣の医療機関との連携による事前診 察、回診、助言等の

利用者の安心につながっている 美女木げんき保育園(

3歳未満児の認可保育所 育室が併設された

施設には、小児科診療所が隣接する立地であり、

安心な医療連携体制がとられて

率の高さにつながっている。また、人口 千人の町であるが、近隣市町との連携に基づき 有効な広域利用が行われている(利用児童の

%が隣接する市町住民)

.考  察 病児保育

病児保育

*生後6か月〜小学校3年生

*利用の状況 入院の必要はないが、

安静を必要とする病気の 急性期・回復期

*体制=医師・看護師・保育士

*利用に必要な事

①事前に登録をする

②前日までに予約の連絡を 入れる

③当日、利用料金を支払う

【利点】

ドクターの存在が大きな安心!

葛飾病児・病後児保育

連携体制が構築されており、回復期には各地域 での保育所併設型病後児保育室を利用

回復期に至っていない 型病児保育で、回復期は の保育所併設型病後児保育室

回復してから、

という児童の状態にあわせた柔軟な対応が可 能となっており、保育所での

もつながっている(図3)。

葛飾病児・病後児説明会での説明資料 下北沢ひよこ園(世田谷区)

区保育課職員の調整により、単独型病 児保育施設に地元医師会の協力体制が得られ ている。近隣の医療機関との連携による事前診 察、回診、助言等のバックアップ体制

利用者の安心につながっている

美女木げんき保育園(山形県川西町 歳未満児の認可保育所

された。この保育所併設型病児保育 施設には、小児科診療所が隣接する立地であり、

安心な医療連携体制がとられて

率の高さにつながっている。また、人口 千人の町であるが、近隣市町との連携に基づき

利用が行われている(利用児童の が隣接する市町住民)。

保育⇒病後児保育

年生

安静を必要とする病気の

*体制=医師・看護師・保育士

②前日までに予約の連絡を

③当日、利用料金を支払う

ドクターの存在が大きな安心!

病後児保育

*満1歳から就学前 保育

*利用の状況 症状が落ち着いてきたが、

食事への配慮が必要 お薬の服用が必要 体力が低下し、

ゆっくりさせたい 病気の回復期

*体制=看護師・保育士・

栄養士・調理師等

*利用に必要な事

①事前に登録する

②予約の連絡を入れる

③当日、利用料金を支払う

【利点】

集団保育に戻る

葛飾病児・病後児保育説明会での説明資料(抜粋)

葛飾病児・病後児保育協議会により 連携体制が構築されており、回復期には各地域 での保育所併設型病後児保育室を利用

回復期に至っていない児童は医療機 で、回復期は自宅に近い地域 保育室でゆっくりと過 してから、いつもの保育所へ という児童の状態にあわせた柔軟な対応が可 保育所での保育保健の推進に

葛飾病児・病後児説明会での説明資料 下北沢ひよこ園(世田谷区)

区保育課職員の調整により、単独型病 の協力体制が得られ ている。近隣の医療機関との連携による事前診 バックアップ体制がとられ、

利用者の安心につながっている。

山形県川西町 歳未満児の認可保育所設立の際に

。この保育所併設型病児保育 施設には、小児科診療所が隣接する立地であり、

安心な医療連携体制がとられているため、

率の高さにつながっている。また、人口 千人の町であるが、近隣市町との連携に基づき

利用が行われている(利用児童の

保育⇒保育所保育

病後児保育

就学前の 保育園利用園児

症状が落ち着いてきたが、

食事への配慮が必要 お薬の服用が必要

、あと1日 ゆっくりさせたい 病気の回復期

*体制=看護師・保育士・

栄養士・調理師等

*利用に必要な事

①事前に登録する

②予約の連絡を入れる

③当日、利用料金を支払う

集団保育に戻るステップ!

保育所保育

*生後

*利用の状況 元気にお友だちの

中で遊べる 集団の中で、生

ができる 給食をモリモリ食

られる 健康に生活できる

*体制=園長・

葛飾病児・病後児保育説明会での説明資料(抜粋)

協議会により 連携体制が構築されており、回復期には各地域 での保育所併設型病後児保育室を利用できる は医療機 自宅に近い地域 ゆっくりと過 いつもの保育所へ という児童の状態にあわせた柔軟な対応が可 保育保健の推進に

葛飾病児・病後児説明会での説明資料

区保育課職員の調整により、単独型病 の協力体制が得られ ている。近隣の医療機関との連携による事前診 がとられ、

山形県川西町)

際に、病児保

。この保育所併設型病児保育 施設には、小児科診療所が隣接する立地であり、

いるため、利用 率の高さにつながっている。また、人口1万6 千人の町であるが、近隣市町との連携に基づき 利用が行われている(利用児童の

所保育

保育所保育

*生後8週 〜 就学前

*利用の状況 元気にお友だちの

中で遊べる 集団の中で、生活

ができる 給食をモリモリ食べ

られる 健康に生活できる

*体制=園長・

主任保育士 担当保育士 看護師 厨房スタッフ

葛飾病児・病後児保育説明会での説明資料(抜粋)

(3)

集団保育に入った子ども達は 年間は、

の結果、利用児童の 児童であり

での適切な

関との連携に基づく の支援が必要

図4

(平成

1. 医療機関との連携

全国調査の結果、保育所併設型が める病後児保育施設における 用児童数の中央値は

(図5)。

が医療機関との連携は必要だが、十分にできて いないと回答した(図

単独型、

両者とも医療機関併設型ではないが、医療機関 との連携が密にとられ安心・安全なバックアッ プ体制がとられることで、

児保育施設となっている 飾病児・病後児保育協議会

する医療機関の小児科医との地域連携により、

保育所併設型病後児保育施設が研修 助言を得られることで、

いる。保育所併設型が医療機関と十分に連携す るためには、

必要である

集団保育に入った子ども達は

、たびたび感染症に罹患する。

、利用児童の 児童であり(図 4)

適切な保育・看護と共に 連携に基づく

が必要である

4.平成24年度利用児童の年齢別内訳 平成25年度全国病児・病後児保育調査

医療機関との連携

全国調査の結果、保育所併設型が 病後児保育施設における 用児童数の中央値は

。また、病後児保育施設においては が医療機関との連携は必要だが、十分にできて いないと回答した(図

単独型、美女木げんき保育園

両者とも医療機関併設型ではないが、医療機関 との連携が密にとられ安心・安全なバックアッ プ体制がとられることで、

児保育施設となっている 飾病児・病後児保育協議会

する医療機関の小児科医との地域連携により、

保育所併設型病後児保育施設が研修 助言を得られることで、

。保育所併設型が医療機関と十分に連携す るためには、地方自治体が調整役を担うことが 必要である。

病児・病後児保育延べ利用児童 年齢別内訳

2才 18%

3才 13%

4才 10%

5才以上 16%

N=265,837 (病児:

集団保育に入った子ども達は たびたび感染症に罹患する。

、利用児童の61%が3歳未満の低年齢

1)、病児・病後児保育施設 保育・看護と共に、保育所や医療機 連携に基づく適切な子どもと保護者へ

である。

年度利用児童の年齢別内訳 年度全国病児・病後児保育調査

医療機関との連携

全国調査の結果、保育所併設型が 病後児保育施設における 1

用児童数の中央値は90人と低い現状であった また、病後児保育施設においては が医療機関との連携は必要だが、十分にできて いないと回答した(図 1)。下北沢ひよこ園

美女木げんき保育園は保育所併設型で、

両者とも医療機関併設型ではないが、医療機関 との連携が密にとられ安心・安全なバックアッ プ体制がとられることで、有効に利用される病 児保育施設となっている。中野こども病院 飾病児・病後児保育協議会は、病児保育を運営 する医療機関の小児科医との地域連携により、

保育所併設型病後児保育施設が研修

助言を得られることで、病後児保育も機能して

。保育所併設型が医療機関と十分に連携す 自治体が調整役を担うことが 病児・病後児保育延べ利用児童

年齢別内訳

0才 10%

1才 33%

18%

才以上

(病児:213,930+病後児:

集団保育に入った子ども達は、特に最初の1 たびたび感染症に罹患する。全国調査 歳未満の低年齢 病児・病後児保育施設 保育所や医療機 適切な子どもと保護者へ

年度利用児童の年齢別内訳 年度全国病児・病後児保育調査B17)

全国調査の結果、保育所併設型が 70%を 1 年間の延べ利 人と低い現状であった また、病後児保育施設においては51%

が医療機関との連携は必要だが、十分にできて 下北沢ひよこ園 は保育所併設型で、

両者とも医療機関併設型ではないが、医療機関 との連携が密にとられ安心・安全なバックアッ 有効に利用される病 中野こども病院と

は、病児保育を運営 する医療機関の小児科医との地域連携により、

保育所併設型病後児保育施設が研修の機会 病後児保育も機能して

。保育所併設型が医療機関と十分に連携す 自治体が調整役を担うことが 病児・病後児保育延べ利用児童

+病後児:51,908)

3歳未満児 61%

特に最初の1 全国調査 歳未満の低年齢 病児・病後児保育施設 保育所や医療機 適切な子どもと保護者へ

を占 年間の延べ利 人と低い現状であった 51%

が医療機関との連携は必要だが、十分にできて 下北沢ひよこ園は は保育所併設型で、

両者とも医療機関併設型ではないが、医療機関 との連携が密にとられ安心・安全なバックアッ 有効に利用される病 と葛 は、病児保育を運営 する医療機関の小児科医との地域連携により、

の機会や 病後児保育も機能して

。保育所併設型が医療機関と十分に連携す 自治体が調整役を担うことが

2.

保育所との連携により、病児・病後児保育施 設では日常の保育所での子どもの成長・発達を 把握した

所では病児・病後児保育利用時の子ども達の状 況を把握でき

適切な対応・保育につなげることが可能 全国調査において

保育運営上困っている課題」は、病児対応型で は「利用児童数の日々の変動」(

多く、次いで「当日利用のキャンセル」( であった

「自施設の病児・病後児保育運営上困っている 課題」として「利用が少ない」という回答が最 も多かった(

図6

図5.平成24

(平成25年度全国病児・病後児保育調査

保育所との連携

保育所との連携により、病児・病後児保育施 設では日常の保育所での子どもの成長・発達を 把握した上での保育・看護が可能と

所では病児・病後児保育利用時の子ども達の状 況を把握でき、集団保育に移行した際に 適切な対応・保育につなげることが可能

全国調査において

保育運営上困っている課題」は、病児対応型で は「利用児童数の日々の変動」(

多く、次いで「当日利用のキャンセル」( であった(図

「自施設の病児・病後児保育運営上困っている 課題」として「利用が少ない」という回答が最 も多かった(43%

6.自施設病児・病後児保育運営上困っている課題

(平成25年度全国病児・病後児保育調査

病児・病後児保育の運営上

当日利用のキャンセル 利用児数の日々の変動 利用のニーズが多く、断ることが多い 利用が少ない 病児・病後児に対応できる保育士の確保 病児・病後児に対応できる看護師の確保 人件費等、採算の問題(赤字)

病児・病後児をあずかるリスク 指導医への経費補助が少ない

24年度 1施設あたり延べ利用児童数 年度全国病児・病後児保育調査

保育所との連携

保育所との連携により、病児・病後児保育施 設では日常の保育所での子どもの成長・発達を

での保育・看護が可能と

所では病児・病後児保育利用時の子ども達の状

、集団保育に移行した際に 適切な対応・保育につなげることが可能

全国調査において、「自施設の病児・病後児 保育運営上困っている課題」は、病児対応型で は「利用児童数の日々の変動」(

多く、次いで「当日利用のキャンセル」(

(図 6)。一方、病後児保育施設では

「自施設の病児・病後児保育運営上困っている 課題」として「利用が少ない」という回答が最 43%)。これらの課題を各病児・

自施設病児・病後児保育運営上困っている課題 年度全国病児・病後児保育調査

病児・病後児保育の運営上

0 50

当日利用のキャンセル 利用児数の日々の変動 利用のニーズが多く、断ることが多い 利用が少ない 病児・病後児に対応できる保育士の確保 病児・病後児に対応できる看護師の確保 人件費等、採算の問題(赤字)

病児・病後児をあずかるリスク 指導医への経費補助が少ない その他

施設あたり延べ利用児童数 年度全国病児・病後児保育調査B15

保育所との連携により、病児・病後児保育施 設では日常の保育所での子どもの成長・発達を での保育・看護が可能となり、保育 所では病児・病後児保育利用時の子ども達の状

、集団保育に移行した際に 適切な対応・保育につなげることが可能

「自施設の病児・病後児 保育運営上困っている課題」は、病児対応型で は「利用児童数の日々の変動」(65%)が最も 多く、次いで「当日利用のキャンセル」(

病後児保育施設では

「自施設の病児・病後児保育運営上困っている 課題」として「利用が少ない」という回答が最 これらの課題を各病児・

自施設病児・病後児保育運営上困っている課題 年度全国病児・病後児保育調査E34

病児・病後児保育の運営上困っている課題

100 150 200

病児 病後児

50%

43%

40%

対応型 対応型

施設あたり延べ利用児童数 B15)

保育所との連携により、病児・病後児保育施 設では日常の保育所での子どもの成長・発達を なり、保育 所では病児・病後児保育利用時の子ども達の状

、集団保育に移行した際に、より 適切な対応・保育につなげることが可能となる。

「自施設の病児・病後児 保育運営上困っている課題」は、病児対応型で

)が最も 多く、次いで「当日利用のキャンセル」(50%)

病後児保育施設では

「自施設の病児・病後児保育運営上困っている 課題」として「利用が少ない」という回答が最 これらの課題を各病児・

自施設病児・病後児保育運営上困っている課題 E34)

困っている課題

200 250 N=362 N=355 50%

65%

対応型 対応型

(4)

病後児保育施設単独で解決していくことは困 難である。地方自治体も委託先の施設に丸投げ ではなく、地域の関係機関との連携を調整し、

課題解決を図るべきである。

葛飾区では、医療機関併設型病児保育と保育 所併設型病後児保育の地域連携により、利用者 が児童の状態によって使い分けができ、病児保 育・病後児保育、双方にとって運営の効率化に つながっている。今後、各地域で必要な時に利 用できニーズに応じた安心・安全な病児・病後 児保育を提供できる体制となれば、念のための 予約はなくなり、現在 25%におよぶキャンセ ル率の問題(図7)も解決することも予想され る。

図6.利用率・キャンセル率・利用変動

(平成25年度全国病児・病後児保育調査B15-16)

E.結  論

地域の実情に応じて、熱心な関係者が知恵を 出し合い、努力と工夫を重ね、顔の見える地域 連携体制の構築が行われていることが確認さ れた。これらの連携モデルは、今後、病児・病 後児保育の課題を克服する一助となるもので あり、「病児・病後児保育事業に有用な地域連 携について」として取りまとめた(資料1)。 平成27年4月にスタートする子ども・子育て 支援新制度において、病児保育事業は、子ど も・子育て支援法第 59 条に基づく地域子ど も・子育て支援事業の1事業として位置づけら れる。「病児・病後児保育事業に有用な地域連 携について」(資料1)を参考に、今後、実施 主体である市町村が中心となり各地域で子育 て支援の連携が進み、病児・病後児保育が地域 の子育て支援ネットワークの一員として役割 を果たしていくことが期待される。

【参考文献・資料】

1). 三沢あき子. 病児・病後児保育の実態把握 と質向上に関する研究. 厚生労働科学研究 費補助金(成育疾患克服等次世代育成基盤 研究事業) 平成25年度 総括研究報告書, 2014

病児・病後児保育施設の利用状況②

病児対応型 病後児対応型 最大定員に対する

利用率

40 % 11 %

キャンセル率 26 % 24 % 利用児童数の比

【最多月/最少月】 2.3 4.6

平成24年度1施設あたりデータを集計した中央値

1年間をとおして、感染症の流行状況等によると考えら れる、月毎の利用児童数の変動が2.7倍ある。

キャンセル率は25%におよぶ。

参照

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