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第2期市民参加推進計画

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(1)

浦 安 市

平成 27 年 3 月

(2)

「市民と行政が協働するまちづくり」の実現をめざして

近年、少子化による人口の減少や高齢化をはじめとした社会情勢の変化に伴い、行政だ

けではこれまでの公共サービスを維持することが困難な状況が生じてきています。

その一方で、NPOや企業など民間主体による地域活動の形態が多様化し、その領域も 広がりを見せてきています。このような潮流をさらに進め、地域の課題を市民相互の連携

や行政との協働により解決していくことが、地域の特色を生かしたまちづくりへとつなが

っていきます。

本市では、これまで郷土博物館の建設時における100人規模の「郷土博物館計画に関す る市民委員会」や第2期基本計画策定時において、200人を超える「第2期基本計画策定 浦安市民会議」の実施など、壮大な市民参加の取り組みに加え、「福祉」「子ども」「環境」

などさまざまな分野において、市民の発想を生かした協働事業を展開し、「市民と行政が

協働するまちづくり」の実現を目指してきました。また、平成23年に発生した東日本大 震災では、本市も甚大な被害に見舞われましたが、市民が連携・協力し復旧・復興に立ち

向かい、地域コミュニティの重要性を認識すると同時に、本市の市民力・地域力の偉大さ

を改めて実感したところです。

今回、平成22年に策定した「市民参加推進計画(改訂版)」の計画期間満了に伴い、こ れまでの取り組み実績や課題を踏まえ、市民との協働によるまちづくりを進めていく新た

な行動計画として「第2期市民参加推進計画」を策定しました。

本計画では、前計画に引き続き市民参加の促進、市民のまちづくり活動への支援、協働

の推進に一層取り取り組んでいきます。加えて、協働のパートナーである市民の信頼と協

力を得るために情報の共有と公開、さらには相互理解を深め良好なパートナーシップを築

いていくことに重点をおき、「市民」「まちづくり活動団体」「市」の協働により進めてい

くための計画としました。

本計画を着実に進めていくと同時に、全ての市民力・地域力を結集し市民の皆さまと行

政が協働を推進していくことで「再び、人が輝き躍動するまち浦安」を実現していきます。

結びに、本計画の策定にあたってご議論いただいた市民参加推進会議の皆さまと「市民

参加に関する意識調査」や「市民活動団体グループインタビュー」などを通じて貴重なご

意見をいただきました市民の皆さまに心から御礼申し上げます。

平成27年3月

(3)

目次

第1章 計画の基本的な考え方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

1 第2期市民参加推進計画策定の目的と背景・・・・・・・・・・・・・・・・1

2 計画の位置づけ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

3 計画期間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

第2章 これまでの課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4

1 策定にあたって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4

2 現状と課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5

第3章 計画の全体像・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6

1 基本目標「市民と行政が協働するまちづくり」・・・・・・・・・・・・・・・6

2 重点プランの設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6

3 計画目標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7

第4章 基本施策と取り組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8

1 計画の体系・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8

2 重点プラン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10

3 基本施策と取り組み事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12

第5章 推進体制及び進行管理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25

1 推進体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25

2 進行管理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25

【資料編】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29

1 計画策定の経過

2 審議機関委員編成

3 市民参加に関する意識調査の主な結果及び

市民活動団体グループインタビューでの主な意見

4 市民意見提出手続(パブリックコメント)実施結果

5 浦安市市民参加推進条例

6 浦安市市民参加推進条例施行規則

(4)

第1章

計画の基本的な考え方

1.第2期市民参加推進計画策定の目的と背景

地方分権一括法1の施行、少子化や高齢化をはじめとする社会情勢の変化、市民ニ

ーズの多様化など、基礎自治体2を取り巻く環境は大きく変化しています。限られ

た財源の中で、地域の実態に即した自主・自律のまちづくりを進めていくためには、

市民自らが地域のことを考え地域のために何ができるかを考え行動していくこと が求められるようになってきました。

市民が主役のまちづくりを基本原則とする本市では、市民と協働によるまちづく

りを行うことを目的に、平成16年に「市民参加推進条例」を制定し、翌年には市

民参加を総合的に推進するための行動計画として、「市民参加推進計画」を策定し、

市民参加の諸制度を整えてきました。

また、まちづくり活動3の活性化を図るため、自治会集会所の整備や市民活動セ

ンターの設置、市民活動団体の自立促進・活動発展を目的とした「市民活動補助金 制度」の運用など、団体の支援にも積極的に取り組んできました。

平成 21年には、市民自らが地域で貢献し、協働の担い手として活躍していくた

めに必要な知識と技術を学ぶ場として、「うらやす市民大学」を開校し、平成22年

には、市民と行政が協働を進めていくための基本となる考え方やルールなどを示し

た「協働のガイドライン」を策定しました。また、市民の発想や手法を生かし地域

課題を解決していくための取り組みとして、「協働事業提案制度」を創設するなど、

市民参加から協働へと進展していくための取り組みを行ってきました。

市民参加・協働の制度的基盤が整いつつあるなかで、地域における市民や企業が

行うまちづくり活動も広がりを見せています。協働の機運が高まるなかで、今後は、

より一層、地域における市民の活動を後押しし、地域の課題を市民と行政、地域に おける多様な主体が協働により解決していける環境の整備が求められます。

そのような状況を踏まえ、市民参加から協働の流れを一層加速させ、市民と行政

が協働するまちづくりの実現に向けた新たな計画として「第 2期市民参加推進計 画」を策定します。

1 「地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律」のこと。機関委任事務制度の廃止と自治事務と法定

受託事務への事務の再編成、国や県の関与の廃止縮減などを定めた(平成11年成立、12年施行)。 2 基礎的な地方公共団体としての市区町村をいう。

3 ボランティア活動、特定非営利活動、その他の公益的な活動で、市民が組織するまちづくりの推進を目的とした活動

(5)

2.計画の位置づけ

第2期市民参加推進計画は、市民参加推進条例第7条4の規定に基づき、市民参

加を総合的に推進していくため、「総合計画5」と「復興計画6」、その他関連する計

画などとの整合を図りながら、本市の市民参加・協働を推進していくための計画で

す。

図表1:計画の位置づけ

4 市民参加推進条例第7条では、「市長は、市民参加を総合的に推進するための計画を定めなければならない」と規定

している。

5 市が計画的なまちづくりを進めるための基本指針となるもので、個別計画の上位に位置する。「基本構想」と「基本

計画」で構成される。「基本構想」は、市の基本目標や基本理念などを示したもので、「基本計画」は、基本構想を実 現するための施策や取り組み事項を示したもの。

6 平成24年に、浦安市が東日本大震災からの復旧、復興を進めるために策定した計画で、基本計画と合わせ新たなま

ちづくりの方向性を示したもの。 総 合 計 画

基本構想

第2期基本計画 復興計画

市民参加推進条例

市民参加推進条例施行規則

市民意見提出手続の実施に関する規則

第2期市民参加推進計画

(6)

3.計画期間

第2期市民参加推進計画では、本市のまちづくりの基本指針である「基本構想」

の目標年度に合わせ、平成 32年度までの6年間とし、社会情勢の変化や計画の進

捗状況に応じて、適宜見直しを行います。

図表2:計画期間

年度 27 28 29 30 31 32

基本構想

第2期基本計画

復興計画

復旧期

再生・創生期

グループインタビューの様子

意識調査・グループインタビュー報告書

(7)

第2章

これまでの課題

1.策定にあたって

市民参加推進計画改訂版(以下、「前計画」)では、基本目標の達成に向けて、「情

報の共有化」、「市民参加の促進と参加機会の確保」、「まちづくり活動への支援」、

「市民・地域との協働事業の推進」、「推進体制の整備」の5つの約束(計画目標)

のもとで基本施策及び取り組み事項を示し、計画を実行してきました。

第2期市民参加推進計画を策定するにあたり、市民参加・協働の概念図(図表3)

に示されたそれぞれの行動に基づき、前計画の成果と課題について、附属機関であ

る市民参加推進会議及び 庁内調整機関である市民参加推進検討委員会において 評 価・検証を行いました。

そこでの評価・検証をもとに、本市の市民参加・協働の現状と課題を把握するた

め、市民、団体、学校、法人、市職員を対象とした「市民参加に関する意識調査7」

を行いました。さらに、意識調査では把握しきれない活動の現状と課題及び協働の

成果などを掘り下げることを目的に、協働提案事業実施団体を対象としたグループ

インタビューを行いました。

図表3:市民参加・協働の概念図

(「協働のガイドライン」より転載)

7 市民参加・協働に関する意向を把握し、第2期市民参加推進計画に反映させることを目的とした意識調査(平成26年実施)。 詳細は「資料編」参照。

まちづくり

(個人

)

協 働

共 通 の 目 的 達 成 に 向 け

相 互 に 協 力 ・ 補 完 し 合

い、まちづくりを行うこと

市民参加

市 民 が 行 政 の 取 り

組みに参加すること

市民参加

市 民 が ま ち づ く り 活

(8)

2.現状と課題

①市民参加について

市民参加の促進については、これまで広報うらやすを中心にさまざまな媒体を活

用し、行政情報やまちづくり活動の情報を発信して市民の関心を高めてきました。

行政の取り組みへの参加については、広聴機能の充実により市民ニーズを把握し、

パブリックコメントやインターネット市政モニター、附属機関などへの公募委員の

登用などの制度を充実させて、まちづくりの各過程における市民の参加機会の確保

に努めてきました。また、まちづくり活動への参加については、公民館や行政担当 の各種講座、うらやす市民大学などにおいて、地域の担い手となる人材の育成・確 保や、参加のためのきっかけづくりに取り組んできました。

しかしながら、地域活動及び行政の取り組みに対する市民の参加意向は高いもの

の、実際の参加実態は低く、市民参加の手段が十分活用されていない状況です。そ の背景には、行政及び団体による周知不足があることが伺えます。

②まちづくり活動の支援について

まちづくり活動の支援については、団体が主体的に活動に取り組んでいけるよう、

まちづくり活動団体が行う情報発信を支援してきました。また、地域コミュニティ

形成に向けての支援に取り組み、市民活動団体向けには組織力向上につながる運営

支援や市民活動補助金制度による財政支援などを行い、団体の発展や自立促進に取

り組んできました。

しかしながら、担い手の不足や地域の理解不足などは、多くのまちづくり活動団

体に共通する課題として残っています。その背景には、団体が自らの活動情報を十

分に発信できていないという課題があります。 ③協働の推進について

協働の推進については、市民参加・協働推進のための条例やガイドラインを整備

し、協働の担い手育成の場であるうらやす市民大学の開校や協働事業提案制度の創

設などにより、推進体制を整えてきました。

しかしながら、協働についての市民・職員双方の意識・理解はまだ十分とはいえ ません。学校や企業は、地域との結びつきを重視し、積極的に地域の力を取り入れ

ようとしているところですが、団体や地域に関する情報が不足しており、情報の提

(9)

第3章

計画の全体像

市民の力・地域の力を生かしてまちづくりを進めていくためには、「市民参加」

「まちづくり活動の支援」「協働の推進」をぞれぞれの局面において進めていくた

めの施策のみならず、これらを総合的に進めていくための施策を組み合わせて推進

していくことが求められます。

市民の参加は、市民と行政が協働するまちづくりの第一歩です。そして市民が行

うまちづくり活動の活性化が、住みがいのある豊かな地域を生み出し、協働のパー

トナーが生まれることにつながります。そして、協働を進めていくためには、市民 と行政がともにまちづくりの当事者であり、パートナーであるという意識を持ち、 課題や情報を共有することが求められます。

第2期市民参加推進計画は、こうした現状認識に基づき、総合的かつ体系的に進

めていくための計画とします。

1.基本目標 「市民と行政が協働するまちづくり」

第2期市民参加推進計画では、前計画に引き続き、「市民と行政が協働するまち

づくり」を市民参加の基本目標に定め、市民の持つ英知や豊かな社会経験を行政へ

の取り組みやまちづくり活動への参加を通じて生かし、地域の個性や特色が生かさ

れた豊かなまちづくりを目指していきます。

2.重点プランの設定

「市民と行政が協働するまちづくり」を実現していくためには、これまでの取り 組みの重要課題の解決に向け、重点的に取り組んでいく必要があります。

第2期市民参加推進計画では、市民参加・協働を一層進めていくための基盤とな

る「情報の共有化」と、市民と行政の相互理解(意識向上)を前提とした「良好な

パートナーシップの醸成」の2項目を重点プランとして位置づけ、各計画目標と基

本施策を横断的に進めていくためのものとして設定します。

3.計画目標

(10)

【計画目標Ⅰ】行政の取り組みへの参加を促進する

市民の行政への関心を高め、積極的な市民参加のもとで行政の取り組みを進 めていきます。

【計画目標Ⅱ】まちづくり活動への参加を促進する

市民のまちづくり活動に対する関心を高め、市民主体のまちづくり活動を進 めていきます。

【計画目標Ⅲ】まちづくり活動を支援する

市民の自主性・自律性を尊重しながら、市民が行うまちづくり活動を積極的 に支援し、活動を活性化していきます。

【計画目標Ⅳ】多様な主体間の協働を推進する

(11)

第4章

基本施策と取り組み

1.計画の体系

基本目標

基本施策

(1)行政情報提供の充実

(2)市民・地域に関する情報の

把握

(3)参加機会の充実

(1)情報提供の充実

(2)活動に参加する機会の

充実

(3)担い手の育成・確保

(1)情報発信支援の充実

(2)財政的な支援

(3)団体相互の連携・協力の

促進

(1)情報を生かす仕組みづくり

(2)協働を育む環境づくり

(3)手法・体制の確立

(4)市民と職員が学ぶ機会の

充実

計画目標Ⅰ

行 政 の 取 り 組 み

へ の 参 加 を 促 進

する

計画目標Ⅱ

ま ち づ く り 活 動

へ の 参 加 を 促 進

する

計画目標Ⅲ

ま ち づ く り 活 動

を支援する

計画目標Ⅳ

多 様 な 主 体 間 の

(12)

取り組み事項

(1) ① 情報にふれる機会の充実 ② 行政への参加に関する情報の提供

③ 公文書の公表・公開の推進

(2) ① 情報収集手段の充実 ② 新たな情報収集手段の導入

(3) ① 参加手法の充実 ② 新たな参加手法の検討

(1) ① 情報内容と提供方法の工夫 ② 新たな情報提供方法の導入

(2) ① イベントや講座の充実 ② 活動を体験できる機会の拡充 ③ 相談の充実

(3) ① 学ぶ場の充実 ② 自治会への参加促進

(1) ① 情報発信の支援 ② 情報発信方法を学ぶ場の提供

(2) ① 市民活動補助金制度の充実 ② 寄付の促進

(3) ① コーディネート機能の強化 ② 団体が交流する機会づくり ③ 学ぶ場の提供

(1) ① まちづくりポータルサイトの検討・構築 ② 協働を促すための庁内への情報提供

(2) ① 多様な主体が集う場づくり ② 主体間の連携と相談機能の強化

③ うらやす市民大学の充実

(3) ① 協働のガイドラインの活用 ② 協働事業提案制度の充実

(4) ① 職員向け研修の実施 ② 市民向け講演会の実施

(13)

2.重点プラン

【重点プラン(1)】市民と行政の情報共有化の推進

市民参加・協働を推進していくためには、市民と行政の情報の共有は大前提であ り、基盤となるものです。

市民と行政は、それぞれがお互いの考え方や立場、取り組みなどについて理解を 深めていくことが大切です。そのためには、それぞれの取り組み情報を積極的に公

開・提供していくとともに、相手の情報を能動的に把握していくことで、「市民の行

政への参加促進」「市民のまちづくり活動への参加促進」「市民と行政の協働の推進」

へとつながっていきます。

今後は、これまでの取り組みに加え、市民が能動的に地域情報を発信できる手法 の確立、お互いの課題を共有していける場づくり、地域情報を集約し各主体が必要 とする情報を利用者の視点に立って総合的に提供できる「まちづく りポータルサイ

ト8」の構築を検討していくなど、さまざまな世代・年代の市民と行政との情報共有

化を進めていくための環境を整備していきます。

なお、重点プラン(1)に関連する基本施策は図表4のとおりです。

図表4:重点プラン(1)

8 インターネットの入り口となるウェブサイトのこと。 重

点 プ ラ ン ( 1 ) 市 民 と 行 政 の 情 報 共 有 化 の 推 進

関連する基本施策

・行政情報提供の充実【Ⅰ-(1)】

・市民・地域に関する情報の把握【Ⅰ-(2)】

・情報提供の充実【Ⅱ-(1)】

・情報発信支援の充実【Ⅲ-(1)】

(14)

【重点プラン(2)】市民と行政の良好なパートナーシップの醸成

市民と行政が協働してまちづくりを進めていくためには、市民と行政がお互いに 相手を理解し、良好なパートナーシップを築いていくことが大切です。

協働は、立場の異なる者が連携・協力する手法であ ることから、信頼に基づいた パートナーシップを育む必要があります。お互いに課題や活動状況を把握し、それ ぞれの取り組みや考え方を理解していくことで、良好なパートナーシップが醸成さ れていきます。

今後は、これまでの取り組みを充実させていくとともに、将来のまちづくりのパ ートナーとなる子ども向けにまちづくり活動を知ってもらう機会づくりや、うらや す市民大学を活用した各種講座の開催や職員研修など、市民と行政がともに学びあ う機会を提供していきます。また、市民参加・協働の実績を職員に発信し、業務で の学びや気づきにつなげていくなど、市民と職員の意識を高めていくための取り組 みを行います。

なお、重点プラン(2)に関連する基本施策は図表5のとおりです。

図表5:重点プラン(2)

関連する基本施策

・担い手の育成・確保【Ⅱ-(3)】

・団体相互の連携・協力の促進【Ⅲ-(3)】

・協働を育む環境づくり【Ⅳ-(2)】

・市民と職員が学ぶ機会の充実【Ⅳ-(4)】

(15)

3.基本施策と取り組み事項

市民がまちづくりの主役であるためには、市民が行政サービスを受けるだけでなく、

自分の住むまちに関心とまちづくりの当事者であるという意識を持ち、積極的に行政の

取り組みに参加していくことが必要です。

これまで市では、広報うらやすを中心にさまざまな媒体を活用して行政情報を提供し、

まちづくりの各過程において、パブリックコメントやインターネット市政モニター9、

附属機関などへの公募委員の登用を進めるなど、市民の参加機会の確保に努めてきまし

た。しかしながら、実際に参加する市民は多いとはいえず、市民参加の手段が十分に活 用されているとはいえない状況です。

より多くの参加を促していくためには、市民の関心を高め、地域や行政の取り組みに

ついて周知するとともに、市民が参加しやすい環境を整えていくことが求められます。

そのためには、これまでの取り組みを充実させ、市民参加について広く周知していくと

ともに、時代に即した新たな情報発信のあり方や参加手法の導入に向けて取り組むなど、

市民のまちづくりへの関心を高め、行政の取り組みへの参加を促進していきます。

【基本施策(1)行政情報提供の充実】

市民の行政への取り組みに対する関心を高め、参加を促していくために、市民に 対して、情報をわかりやすく伝えていきます。また、行政に関心のある市民が、必 要とする情報を得られる環境を整備していきます。 そのために、対象や目的を考慮

した情報を、広報うらやすを中心にさまざまな媒体によって提供していくとともに、

オープンデータの提供10など新たな情報発信のあり方についても、随時検討・見直し

を図っていきます。

9 モニター登録をした市民に、インターネットや電子メールを利用して、市からのアンケート調査に回答してもらう制

度のこと。通称「Uモニ」。

10 透明性・信頼性の向上、市民参加・官民協働の推進、経済の活性化・行政の効率化という意義・目的に合致する形

で、公共データが二次利用可能な形で提供されること(総務省ホームページより。平成27年2月現在)。

(16)

取り組み事項①「情報にふれる機会の充実」

広報うらやすなどの市の刊行物や、市ホームページや電子メール11のほか、掲示板

や自治会の回覧板など、さまざまな媒体を活用して情報を提供していきます。

取り組み事項②「行政への参加に関する情報の提供」

市民参加の状況や結果などについて、さまざまな媒体を活用してお知らせしてい きます。また、市ホームページなどでは、画像や動画などを活用して参加の様子を わかりやすく伝え、参加のきっかけにつなげていきます。

取り組み事項③「公文書の公表・公開の推進」

市民への説明責任を果たし、市民参加を一層推進していくために、引き続き、情 報の公開に努めていきます。また、審議会等の審議結果などは、速やかに議事録等 を作成し、情報を公表するよう努めていきます。

【基本施策(2)市民・地域に関する情報の把握】

行政の取り組みに対する市民の関心を高め、参加へとつなげていくために、さま ざまな広聴媒体を活用して市民や地域の情報を把握していきます。 あわせて市民か ら寄せられた意見の施策への反映状況などを発信していきます。

加えて、市民の力を生かした地域情報収集手段の導入や、市民が感じた地域の情 報をいつでも市に伝えられる手段の検討に向けて取り組んでいきます。

取り組み事項①「情報収集手段の充実」

市長への手紙、市民意識調査をはじめとする各種アンケートや、インターネット 市政モニターなどの広聴機能を用いて、市民ニーズを的確に把握し、行政の取り組 みに反映させていきます。

取り組み事項②「新たな情報収集手段の導入」

地域の魅力などを市民自らが収集し、市に提供するレポーターを配置するほか、 時間や場所の制約を受けずに地域の情報を市に提供することができる手段を検討す るなど、市民目線からの情報収集に取り組んでいきます。

(17)

【基本施策(3)参加機会の充実】

市民の声を取り入れながら事業を進めていくために、企画立案、実施、評価など

行政運営(PDCAサイクル)の各過程において市民が参加できる機会を確保してい

きます。また、より多くの市民の声を取り入れていくために、これまで行ってきた 取り組みの充実を図るとともに、新たな市民参加手法の導入に向けて取り組んでい きます。

取り組み事項①「参加手法の充実」

パブリックコメントや審議会等への公募委員の登用を引き続き進めるとともに、 参加機会を確保しながら、より市民が参加しやすくなるよう参加の方法を工夫し、 充実させていきます。

取り組み事項②「新たな参加手法の検討」

(18)

市民が主役のまちづくりを進めていくためには、市民が主体的にまちづくり活動に参

加し、地域の担い手として自分たちの地域づくりに取り組んでいくことが求められます。

そのためには、市民が自分の住む地域に関心を持つと同時に、地域に参加しやすい環境

が整っていることが必要です。

これまで市では、まちづくり活動に対する市民の理解や関心を高めていくために、広

報うらやすを中心にさまざまな媒体を活用して活動の取り組みを発信するとともに、公

民館や行政担当の各種講座、学校、うらやす市民大学などにおいて、地域の担い手とな

る人材の育成・確保に取り組んできました。しかしながら、市民のまちづくり活動への

参加は十分とはいえず、地域で活躍する担い手不足などの課題も残っています。

市民が自分の住む地域に関わり、豊かな地域づくりに結びつけていくために、各世代

に適したまちづくり活動への参加機会を提供するなど、これまでの取り組みを充実させ、

市民意識の醸成とまちづくり活動への参加を促進していきます。

【基本施策(1)情報提供の充実】

市民のまちづくり活動への関心を高め、参加を促していくために、まちづくり活 動の情報をわかりやすく伝えていきます。また、まちづくり活動に関心を持った市 民が容易に情報を得られる環境を整備していきます。

そのために対象や活動の目的を考慮し、情報の内容や提供の方法、タイミングな どを工夫し、さまざまな機会を活用して効果的な情報提供に努めていきます。

取り組み事項①「情報内容と提供方法の工夫」

広報うらやすや市民活動センターホームページ、メールマガジン12などを活用し、

まちづくり活動の情報を提供していきます。また、まちづくり活動団体が作成した チラシやポスターなどについても、市民活動センターや市役所だけでなく、さまざ まな場所に掲示し、広く情報を提供していきます。

12 浦安市市民活動センターが発行しているメールマガジンのこと。イベントなどのまちづくり活動に関する情報や団

体の活動などを紹介している。

(19)

取り組み事項②「新たな情報提供方法の導入」

市ホームページや市民活動センターホームページでは画像や動画などを活用して、

わかりやすく情報を提供していきます。また、SNS13の導入などにより、市民がまち

づくり活動情報を容易に入手できるよう新たな方法を導入していきます。

【基本施策(2)活動に参加する機会の充実】

市民の関心を実際の参加につなげていくために、市民が具体的にまちづくり活動

の内容にふれる機会を充実させていきます。また、活動を紹介するイベントのほか、

市民が直接まちづくり活動を体験できる機会を増やすとともに、まちづくり活動に 関する相談の充実を図っていきます。

取り組み事項①「イベントや講座の充実」

市民活動団体が自らの活動を紹介する「市民活動フェスティバル14」や「市民活動

ひろば15」などは、より多くの市民が参加できるよう日程や開催場所に配慮し、市民

がまちづくり活動にふれる機会を充実させていきます。

取り組み事項②「活動を体験できる機会の拡充」

「夏休みボランティア体験16」は、内容の充実と対象者の拡大を図っていきます。

また、将来のまちづくり活動の担い手となる小中学生を対象に、市民活動センター、

ボランティアセンター、小中学校が連携して実施する活動体験事業に取り組みます。

取り組み事項③「相談の充実」

市民活動センターを中心に公民館やうらやす市民大学との情報共有を図り、まち づくり活動に関心を持つ市民、参加したい市民に対する相談を充実させ、参加につ なげていきます。

13 Social Networking Service. ソーシャルネットワーキングサービスの略。人と人のつながりを促進・サポートする、

コミュニティ型のウェブサイトのこと。

14 市民活動団体の活動を市民に知ってもらい、市民活動に対する理解を深め、交流する場として開催している。団体

の活動を紹介する展示やパフォーマンスなどを行う。年1回、大型ショッピングセンターの催事場などで開催。 15 市民活動団体が市民活動センター内のスペースを利用して、活動紹介などを行う取り組みのこと。センター登録団 体がパネル展示やフリーマーケット、市民向け講座などを開催している。不定期開催。

(20)

17

【基本施策(3)担い手の育成・確保】

まちづくり活動を継続・発展させていくために、学ぶ場を提供し、引き続き活動

の担い手を育成していきます。また、地域活動の中心である自治会活動についても、

活動の内容を市民にお知らせし、積極的な参加を促し、担い手の確保に努めます。

取り組み事項①「学ぶ場の充実」

うらやす市民大学や公民館などにおいて、現状のまちづくり活動の課題やニーズ を踏まえた講座を実施するなど内容の充実を図り、新しい担い手育成につなげてい きます。

取り組み事項②「自治会への参加促進」

地域活動の中心である自治会活動への関心が高まるよう、活動状況を自治会連合 会ホームページなどでお知らせしていくとともに、活動への支援を継続的に行い、 市民の自治会活動への参加を促していきます。

うらやす市民大学

(21)

市民が主役となって豊かな地域づくりが行われ、行政との協働によるまちづくりにつ

なげていくためには、市民が行うまちづくり活動が活性化することが必要です。そのた

めには、まちづくり活動団体が市民と行政の理解を得ながら、継続的に活動を発展させ

ていくことが求められます。

これまで市では、まちづくり活動団体が主体的に活動に取り組んでいけるよう、地域

コミュニティ形成への支援を行うほか、市民活動団体向けには組織力向上につながる運

営支援や、「市民活動補助金制度17」による財政支援など、団体の発展や自立促進に向

けて支援してきました。しかしながら、担い手や地域の理解不足などは、多くのまちづ

くり活動団体に共通する課題となっています。

まちづくり活動がより活性化するためには、団体が自らの活動情報を継続的に発信し、

団体間で共有しながら、同じ目的や課題を持つ団体が相互に補完し合うことが求められ

ます。今後も市民自らが行うまちづくり活動を尊重しながら、団体の基盤強化や継続的

に活動していくための支援を行っていきます。

【基本施策(1)情報発信支援の充実】

まちづくり活動に対する市民の理解を深め、活動を活性化していくために、団体 が活動目的や取り組み状況などの情報を発信するための支援を行っていきます。ま た、団体の情報発信能力向上のための各種講座などの開催や、効果的な広報活動へ のアドバイスを行うなどの支援を行っていきます。

取り組み事項①「情報発信の支援」

まちづくり活動団体がより効果の高い情報発信が行えるよう、市民活動センター ホームページや市ホームページへの掲載、加えて団体が作成したチラシやポスター の配布・掲示に対する支援を行っていきます。

17 市民活動の促進を目的に、事業に要する経費の一部を補助する制度。活動の継続・発展に結び付けることを目指し

ており、自立促進事業補助と活性化事業補助の2種類がある。

(22)

取り組み事項②「情報発信方法を学ぶ場の提供」

まちづくり活動団体がより効果的に情報を発信できるよう、効果的なチラシやホ ームページの作成方法を学ぶ講座などを開催していきます。また、団体が継続的に 情報を発信していけるように助言を行っていきます。

【基本施策(2)財政的な支援】

団体の活動が継続・発展していけるように、財政基盤に関わる支援を行っていき ます。市民活動団体が行う公益性の高い事業に対して支援する市民活動補助金制度 の充実を図っていきます。また、公益的・共益的な 活動に賛同してくれる市民の寄 付が促進されるように周知活動を行っていきます。

取り組み事項①「市民活動補助金制度の充実」

制度の趣旨や目的を積極的に周知し、制度がより効果的に運用されるよう取り組 みます。また、事業募集の時期や方法などについて、団体にとって利用しやすい制 度となるよう必要に応じて見直しを図ります。

取り組み事項②「寄付の促進」

浦安独自の寄付の仕組みであるマッチングギフト 方式18を積極的に周知するなど

して、市民の寄付についての理解につなげていきます。また、インターネットを活 用した寄付など、新たな寄付の仕組みづくりについても検討していきます。

【基本施策(3)団体相互の連携・協力の促進】

まちづくり活動団体が自らの持つ強みを生かし、団体相互の連携・協力を図りな

がら活動を継続・発展していけるよう、団体をつなぐための支援を行っていきます。

団体が交流する機会づくりや、他団体との連携・協力に関する講座を開催してい きます。また、地域資源を生かした新たなまちづくり活動の促進方法や支援につい て検討していきます。

18 市民などから市民活動推進のために寄付があった場合、寄付金額と同額を浦安市が拠出し、寄付金と合わせて基金

(23)

取り組み事項①「コーディネート機能の強化」

まちづくり活動団体相互の連携・協力が図られるよう、団体間の調整や助言など を行うコーディネート機能を強化していくとともに、団体をつなぐ人材の育成に取 り組んでいきます。

取り組み事項②「団体が交流する機会づくり」

市民活動センターを中心に、「市民活動フェスティバル」や「市民交流サロン19」

を開催するなど、団体が出会う機会づくりに取り組みます。また、企業が行う地域 貢献行動とまちづくり活動団体との連携が図られるよう支援していきます。

取り組み事項③「学ぶ場の提供」

まちづくり活動が継続・発展していけるよう、団体活動についての基礎講座や他 団体との連携や協働を学ぶための講座を開催します。

また、社会的課題の解決を目的とした利潤事業であるソーシャルビジネスやコミ ュニティビジネスについて、今後の促進方法や支援について検討していきます。

市民活動フェスティバル

19 市民活動センターの登録団体が意見や情報などを交換する場として開催している。2カ月に1回程度、市民活動セ

(24)

市民が主役となり、行政と協働するまちづくりを実現していくためには、市民、団体、

学校、法人、行政などの各主体が課題を含めた地域の状況を共有していることが必要で

す。そのためには、地域の課題解決に向けて各主体が連携できる環境を整えていくこと

が求められます。

これまで市では、市民参加・協働を推進していくため、条例やガイドラインを整備し、

うらやす市民大学の開校や協働事業提案制度の創設などにより、推進体制を整えてきま

した。今後さらに、「相互理解・対等」「自主性の尊重」「目的共有・役割分担」という

関係を意識して行動することが求められます。各主体が地域に貢献したいという機運が

高まるなかで、地域での協働を一層進めていくためには、これらの主体をつないでいく

ことが必要です。

そのためには、「情報共有」を軸に協働の手法や制度の充実を図りつつ、各主体が出

会い、その出会いを通して課題を共有し、協働の意識が醸成される環境をつくり、多様

な主体間の協働を推進していきます。

【基本施策(1)情報を生かす仕組みづくり】

「情報公開・情報共有」を進めていくために、市民、団体、学校、法人、行政な どの各主体が持つ情報を共有できる仕組みを整えていきます。そのために、各主体 が発信した情報の整理や継続的な情報更新の方法について検討を進めます。

また、庁内向けには協働の事業効果を高めるために、これまでに実施された協働

の事例などを積極的に公表していきます。

取り組み事項①「まちづくりポータルサイトの検討・構築」

市民、団体、学校、法人、行政などの各主体が情報を共有できるように、各主体 が発信したまちづくり関連情報の整理方法や仕組みについて検討し、整備していき ます。

取り組み事項②「協働を促すための庁内への情報提供」

これまでに行われた協働事業の事例紹介や、プロセスや効果などを整理して庁内 向けに発信し、全庁的に情報を共有していきます。

(25)

【基本施策(2)協働を育む環境づくり】

まちづくり活動団体、学校、行政など、果たすべき役割、立場の異なるもの 同士 が、豊かな地域づくりに向けて情報交換やコミュニケーションを図り、パートナー シップが醸成される環境づくりに取り組みます。

また、協働のパートナー同士がより良い関係を築き、より質の高い事業が展開さ れていくよう相談機能などを強化していきます。

取り組み事項①「多様な主体が集う場づくり」

多様な主体が、相互理解とより具体的な課題の共有を図り、パートナーシップ が 醸成されるよう、直接、情報交換を行うコミュニケーションの場を設けます(図表

6参照)。

取り組み事項②「主体間の連携と相談機能の強化」

共有した課題を解決に向けた取り組みへとつなげていくために、 必要に応じ団体 同士や行政担当とのマッチングを行います。

また、協働の取り組みをコーディネートする部署に対し、専門的見地から助言な どを行う「協働アドバイザー」を新たに設け、相談機能を強化していきます。

図表6:多様な主体が集う場のイメージ

地 域 活 動 団 体

市民活動団体

法 人 市 民 団 体

う ら や す 市 民 大 学 、 公 民 館 、 行 政 担 当 課 ( 市 民 向 け 講 座 等 )

市民活動センター 多様な主体が集まる機会

情報交換の場 課題共有の場

任意団体

社会福祉協議会

市 民

公民館

学 校

商工会議所

企 業

大 学

ボランティアG

NPO法人

自 治 会

P T A

老人クラブ

(26)

取り組み事項③「うらやす市民大学の充実」

うらやす市民大学の周知を引き続き行うとともに、協働の視点を取り入れた講座 の実施などにより、市民の協働への理解を深めていきます。また、市が目指す協働 の方向性と整合するように、行政担当との連携を図っていきます。

【基本施策(3)手法・体制の確立】

多様な主体間の協働が進むよう、その手法について、実態に合わせて見直しを行 いながら、充実を図っていきます。

「協働のガイドライン」においては、適宜内容を見直し、「協働事業提案制度20」

においては、運用改善を図りながら市民の創意工夫を生かしたきめ細かい行政サー ビスの提供につなげていきます。

取り組み事項① 「協働のガイドラインの活用」

さまざまな場面での協働を進め、地域課題の解決につなげていくために、「協働の

ガイドライン」を活用していきます。また、内容についても適宜見直しを行い、適 切な運用を図っていきます。

取り組み事項②「協働事業提案制度の充実」

協働事業提案制度については、市民の創意工夫を生かしたまちづくりにつながる よう、積極的に行政テーマを提示するなど、運用改善を図っていきます。また、行 政の守備範囲を適宜見直し、協働事業への提案ができるよう取り組んでいきます。

協働のガイドラインと 協働事業提案制度募集要項

20 地域課題・行政課題解決のため、まちづくり活動団体から事業を募集し、行政との協働により実施する制度のこと。

(27)

【基本施策(4)市民と職員が学ぶ機会の充実】

「市民と行政の協働によるまちづくり」を進めるために 、市民・職員双方のまち づくりの当事者としての意識を高めていきます。協働を行うにあたっては、職員の 意識が重要となるため、すべての職員が市民参加・協働の窓口としての役割を果た し、地域の実態に即した行政サービスが提供できるよう、研修などを通じて職員の 意識改革を進めていきます。また、協働への正しい理解を促すため、市民向け の講 演会を実施していきます。

取り組み事項①「職員向け研修の実施」

地域に近い窓口や現場の職員だけでなく、市民との関わりが少ない職員にも「市 民と行政が協働するまちづくり」についての理解を促すため、内容を充実させなが ら研修を行っていきます。

取り組み事項②「市民向け講演会の実施」

市民の協働への正しい理解を促し、協働のすそ野を拡げるために、市民向け講演 会などを実施していきます。また、各担当課で実施する市民向け講座などにおける 協働の視点の有無について、実施状況の把握に努めます。

取り組み事項③「職員のまちづくり活動への関与促進」

さまざまな場面での協働を進め、地域課題の解決につなげていくため、職員が地 域におけるまちづくり活動に関心を高め、積極的に関与するための方法など につい て、検討していきます。

職員向け研修の様子

(28)

第5章

推進体制及び進行管理

市民と行政は、ともにまちづくりの当事者であるという意識を持ち、それぞれの役割

の中で計画に示された取り組みを進めていくことが大切です。また、着実に推進してい

くためには、継続的に取り組みを評価・検証し見直しを図っていくことが必要です。

第2期市民参加推進計画は、市民と行政の協働により進めていく計画とし、附属機関

である市民参加推進会議及び庁内調整機関である市民参加推進検討委員会で、取り組み

の評価・検証を行っていきます。なお、全体の達成状況や成果を図る1つの目安として 「参考数値」を設定し、評価・検証に役立てていきます。

1.推進体制

①市民・まちづくり活動団体・市との協働による計画の推進

市民・まちづくり活動団体・市がそれぞれの役割のもとに、市民参加・協働によ るまちづくりに取り組んでいきます。

②市民活動センターの運営

中間支援組織としての機能を高め、関係機関と連携を図りながら、市民が行う公

益的な活動支援に取り組んでいきます。

③うらやす市民大学の運営

協働の担い手を育成する学びの場として、各課と連携を図りながら内容を充実さ

せ、地域で活躍する担い手づくりに取り組んでいきます。

2.進行管理

①市民参加推進会議の運営

市民参加を適正に推進していくことを目的に設置された附属機関(市民参加推進

条例第 11 条)として、市民参加推進計画に関する事項、市民参加・協働の進捗状

況や推進に関する事項について、審議していきます。

②市民参加推進検討委員会の運営

市民参加推進の基本的な事項及び重要事項について調査検討することを目的に

設置された庁内調整機関として、市民参加・協働の総合調整及び実施促進に関する

(29)

③参考数値

参考数値は、計画の評価・検証を行う際に各計画目標や基本施策の達成状況を図

る1つの目安として設定し、項目については、平成26 年6月に実施した「市民参

加に関する意識調査」のデータを現状値として活用します。

基本目標を実現していく中で、計画で示された取り組みを着実に実施していき、

これらの参考とした数値が向上するよう取り組んでいきます(図表7参照)。

図表7:参考数値(計画目標別)

参考数値項目 現状値

行 政 の 取 り 組 み に 参 加 し た こ と が ある市民の割合

15.8%

行 政 サ ー ビ ス に 市 民 の 意 見 や 声 が 反映されていると思う市民の割合

36.9%

参考数値項目 現状値

地 域 で の 活 動 に 参 加 し た こ と が あ る市民の割合

52.5%

市 民 の 「 う ら や す 市 民 大 学 」 の 理 解・認知状況

45.0%

参考数値項目 現状値

地 域 で 活 動 す る た め の 支 援 を 行 政 が行っていると思う市民の割合

58.3%

市 民 活 動 が 活 発 に 行 わ れ て い る と 思う市民の割合

_*

参考数値項目 現状値

市民の「協働」の理解・認知状況 32.6%

市 民 と 行 政 が 協 力 し て ま ち づ く り を進めていると思う市民の割合

27.0%

*平成26年度に実施した「市民参加に関する意識調査」の質問項目でないため、現状値を-で表示している。 計画目標Ⅰ

行政の取り組みへの参加

を促進する

計画目標Ⅱ

まちづくり活動への参加を

促進する

計画目標Ⅲ

まちづくり活動を支援する

計画目標Ⅳ

多様な主体間の協働を

(30)

【市民参加・協働推進体制図】

・協働推進課

・各課

・うらやす市民大学

・ 市 民 参 加 推 進 検

討委員会

市民参加推進会議 市民活動センター

市民

・住民

・自治会

NPO

・法人

・その他のまちづくり

活動団体など

連携

支援

参加・支援・協働

諮問

(31)
(32)
(33)

資料編―目次

1 計画策定の経過・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31

2 審議機関委員編成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32

3 市民参加に関する意識調査の主な結果及び

市民活動団体グループインタビューでの主な意見・・・・・・・・・・・・・・33

4 市民意見提出手続(パブリックコメント)実施結果・・・・・・・・・・・・・50

5 浦安市市民参加推進条例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・51

6 浦安市市民参加推進条例施行規則・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・57

(34)

計画策定の経過

実施時期 実施項目 実施内容

平成26年1月16日

市民参加推進会議

・市民参加推進計画改訂版の成果・

課題の検証 平成26年3月26日

市民参加推進会議

平成26年4月25日

市民参加推進会議

・第2期市民参加推進計画の考え方

について 平成26年5月27日

市民参加推進検討委員会

平成26年6月30日 ~7月28日

市民参加に関する意識調査

・市民、団体、学校、法人、市職員

を対象に実施

平成26年8月

20日、21日、27日

市民活動団体グループインタ

ビュー

・協働提案事業実施団体を対象に

実施

平成26年9月30日

市民参加推進検討委員会

・市民参加に関する意識調査及び市

民活動団体グループインタビュー

の結果報告

・第2期市民参加推進計画検討状況

の報告 平成26年10月17日

市民参加推進会議

平成26年11月26日

市民参加推進検討委員会

・第2期市民参加推進計画(素案)

の審議 平成26年12月5日

市民参加推進会議

平成26年12月22日

市民参加推進検討委員会

・第2期市民参加推進計画(素案)

の審議 平成27年1月8日

市民参加推進会議

平成27年1月15日 ~2月4日

パブリックコメント

・第2期市民参加推進計画(素案)

についての意見募集

平成27年2月16日

市民参加推進検討委員会

・パブリックコメント結果報告

・第2期市民参加推進計画(素案)

の審議 平成27年3月13日

(35)

2 審議機関委員編成

◎市民参加推進会議(附属機関)

・会長:

奥村 隆一 学識経験者((株)三菱総合研究所主任研究員)

・副会長:

大谷奈緒子 学識経験者(東洋大学准教授)

・委員:

佐谷 和江 学識経験者((株)計画技術研究所代表取締役・法政大学大学院講師)

石井 克典 団体代表者(社会福祉協議会事務局長)

多田 英輔 団体代表者(NPO法人浦安まちづくりネット理事長)

鹿野新一郎 団体代表者(自治会連合会副会長)

伏見 剛 市民公募

髙木しのぶ 市民公募

冨秋 幸博 市民公募

◎市民参加推進検討委員会(庁内検討機関)

・委員長:

市長公室長

・委員:

市長公室次長 総務部次長 財務部次長

市民経済部次長 健康福祉部次長 こども部次長

都市環境部次長 都市整備部次長 教育総務部次長(2名)

(36)

市民参加に関する意識調査の主な結果及び市民活動団体グループインタビ

ューでの主な意見

第2期市民参加推進計画策定にあたり実施した「市民参加に関する意識調査」の主な

結果、及び「市民活動団体グループインタビュー」で出された主な意見を計画目標I~

IVの観点からまとめた。

◎調査の概要

【市民参加に関する意識調査】

① 調査目的

市民参加に関する市民、団体、学校、法人、市職員の意向を把握し、第2期市民

参加推進計画の策定に反映させることを目的とする。

②アンケート調査概要

5種類のアンケート調査を、以下の方法により実施した。

市民 団体 学校 法人 市職員

調査対象者

20歳以上の

市民

市民活動センタ

ー登録団体、自治

会、老人クラブ

市内の 小学校 中学校

市内の 事業所、 学校法人

行政職員

サンプル数 3,000人 312団体 27校 100事業所 722人

抽出方法 無作為抽出

該当団体 全てを対象

該当学校 全てを対象

公開情報等を もとに抽出

該当者 全てを対象

調査方法

郵送配布・ 回収

郵送配布・回収 と、直接配布・郵

送回収の併用

直接配布・ 郵送回収

郵送配布・ 回収

庁内 システム

調査実施期間 平成26年6月30日~7月28日

*団体のサンプル数の内訳は、市民活動団体が186団体、自治会81団体、老人クラブ45団体。

③回収結果

市民 団体 学校 法人 市職員

サンプル数 3,000 312 27 100 722

回収数 1,324 197 27 60 504

有効回収数 1,321 197 27 60 504

有効回収率(%) 44.0 63.1 100.0 60.0 69.8

(37)

【第2期市民参加推進計画策定に伴う市民活動団体グループインタビュー】

① 調査目的

意識調査では把握しきれない市民活動の現状と課題及び協働提案事業の実施

者から見える協働の成果や課題を掘り下げ、第2期市民参加推進計画に反映する

ことを目的とする。

②インタビュー調査の概要

実施時期 テーマ 参加団体/人数

① 平成26年8月20日

「市民活動における現状と課題、今後の方 向性について」

8団体

12人

② 平成26年8月21日

「協働推進に向けての現状と課題、今後の 方向性について」

12団体

17人

③ 平成26年8月27日 「市民活動、協働推進に関する自由意見」

10団体

14人

①~③の合計

30団体

43人

③参加団体

・NPOキラキラ応援隊

・浦安介護予防アカデミア

・株式会社 舞浜倶楽部

・NPO法人 たすけあいはとぽっぽ

・NPO法人 ココCOLORねっと ・ガーデンシティうらやすの会

・うらやす景観まちづくりフォーラム

・ふれあいの森公園を育む会

・生命と育ちの森プロジェクト

・NPO 法人発達わんぱく会

・朗読ボランティアはまゆう

・公益社団法人 浦安青年会議所

・NPO法人 i-net

(38)

◎主な結果及び主な意見

【計画目標Ⅰ:行政の取り組みへの参加を促進する】

意識調査結果

Ⅰ-1.行政の取り組みへの参加状況と参加したことがない理由(調査対象:市民)

行政の取り組みへの参加したことのある市民の割合は 15.8%である。行政の取り組み

に参加したことがない理由については、「参加する時間がない」(42.4%)、「参加を求め

られていることを知らない」(41.5%)、「参加する方法がわからない」(35.0%)となっ

ている(図Ⅰ-1)。

Ⅰ-2.行政サービスへの市民の意見や声の反映状況(調査対象:市民)

行 政 サ ー ビ ス へ の 市 民 の 意 見 や

声 が 反 映 さ れ て い る と 思 う 市 民 の

割合は、36.9%(肯定的な評価(「反

映されている」「ある程度反映され

ている」の合計)である。

また、「わからない」が 32.5%と

なっており、行政サービスに市民意

見 が ど の 程 度 反 映 さ れ て い る の か

を 把 握 で き て い な い 層 が 約 3 割 を

(39)

Ⅰ-3.市民が行政の取り組みに参加する必要性とその理由(調査対象:市民)

Ⅰ-4.市民の力がより行政に生かされるための今後の行政の施策内容(調査対象:市民)

今後、行うべき施策

には、「広報の充実と

行政情報を発信」、「参

加手法の充実」、「市民

の 声 や 地 域 の 情 報 の

積極的な入手」となっ

ている(図Ⅰ-4)。

Ⅰ-5.行政に関する情報の入手方法(調査対象:市民)

行政に関する情報の入手方法は、「広報うらやす」(74.6%)、「自治会の回覧板や掲示板」

(31.0%)、「市のホームページ」(28.2%)となっている。

グループインタビューの主な意見

 行政と市民で協働新聞を作り、そこで協働事業を紹介していくことが効果的と思う。

 市民参画といっても、審議委員に数名の公募委員が入っているだけでは、あまり意味

はない。

行政参加の必要性については、約9割の市民

が必要と感じており、理由は「市がより良くな

る」、「市の課題を市民が解決できる」、「市への

愛着が深まる」となっている(図Ⅰ-3)。

参加する必要がないと思う理由 は、「市の職

員が行うべきだと思う 」(45.5%)、「参加して

(40)

◎主な結果及び主な意見

【計画目標Ⅱ:まちづくり活動への参加を促進する】

意識調査結果

Ⅱ-1.地域活動の参加状況とその内容、参加したことがない理由(調査対象:市民)

地域活動に参加したことのある市民の割合は52.5%である。

参加経験者の活動内容は、「自治会活動」が最も高く、次いで「PTA活動」、「ボラン

ティア活動」、「子ども会の活動」となっており、「市民活動」は15.4%である。

ま た 、 地 域 活 動 に 参 加 し た こ と が な い 理 由 に つ い て は 、「 き っ か け や 機 会 が な い 」

(52.3%)、「参加する時間がない」(45.8%)、「参加を求められていることを知らない」

(32.2%)、「参加する方法がわからない」(28.8%)となっており、行政の取り組みに

(41)

Ⅱ-2.地域活動に対する行政の支援についての評価(調査対象:市民)

地域で活動するための支援を

行政が行っていると思う市民の

割合は、肯定的な評価(「支援し

ていると思う」「ある程度支援し

ていると思う」の合計)が58.3%

を占めている一方、否定的な評

価(「あまり支援していないと思

う」「支援していないと思う」の

合計)は13.3%にとどまってい

る。

また、「わからない」が27.2%

を占めており、行政支援につい

て判断するための情報が十分に

行き届いていない可能性がある

(図Ⅱ-2)。

Ⅱ-3.地域に関する情報入手方法(調査対象:市民)

地 域 に 関 す る 情 報 の 入 手 方 法

に つ い て は 、「 広 報 う ら や す 」

(74.2%)が最も高く、次いで「自

治会の回覧板や掲示板」(39.0%)、

「市のホームページ」(26.6%)、

「市のポスターやチラシ」

(42)

Ⅱ-4.うらやす市民大学の内容理解・認知状況(調査対象:市民、団体、市職員)

うらやす市民大学の内容理解・認知状況について各調査結果を比較してみると、内

容理解率(「内容を知っている」)・認知率(「内容を知っている」「言葉を聞いたことが

ある」の合計)ともに「市職員」が最も高く、次いで「団体」、「市民」となっており、

特に市民では認知率でも5割未満と、うらやす市民大学が市民の中に十分に浸透して

いない(図Ⅱ-4)。

Ⅱ-5.今後の行政による地域活動支援内容(調査対象:市民)

今後の行政による地域活動に関する支援内容については、「活動を行う人材と団体が

出会う場づくり」(42.3%)、「活動を行う人材の育成」(34.1%)、「団体が行う情報発信

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