白河市集合住宅建設事業補助金交付要綱
平成２１年１２月１７日 白河市告示第１５５号
（趣旨）
第１条 この要綱は、中心市街地において集合住宅の建設をしようとする者に対する補助金の交付 について、白河市補助金等交付規則（平成１７年白河市規則第３９号。以下「規則」という。）及 び白河市まちなか居住支援事業補助制度要綱（平成２１年白河市告示第１５４号。以下「制度要 綱」という。）に定めるもののほか、必要な事項を定めるものとする。
（定義）
第２条 この要綱において使用する用語の意義は、建築基準法（昭和２５年法律第２０１号）、建築 基準法施行令（昭和２５年政令第３３８号）、都市計画法（昭和４３年法律第１００号）及び制度 要綱で使用する用語の例によるほか、次の各号に定めるところによる。
（１） 集合住宅 共同住宅及び長屋（売却を目的とする分譲型、第三者に賃貸することを目的 とした賃貸型、自ら居住するために区分所有する共同建設型のいずれの場合も含む。）をいい、 店舗、事務所等の用途と併用するものを含むものとする。
（２） 認定住戸 第６条第１項の規定に基づき認定を受けた事業計画の住戸をいう。 （補助事業の対象区域）
第３条 この要綱による補助の対象となる事業が施行される区域は、制度要綱第３条で定める区域 とする。
（補助対象事業）
第４条 この要綱の規定による補助の対象となる事業（以下「補助事業」という。）は、白河市集合 住宅建設事業とする。
２ この要綱の規定による補助の対象となる経費は、認定住戸の建設に要する費用とする。 （事業計画の認定申請等）
第５条 第３条に規定する区域において、集合住宅の建設をしようとする者で補助金の交付を受け ようとするものは、制度要綱第４条の規定に基づき、事業計画を作成し、白河市集合住宅建設事 業計画認定申請書（第１号様式）により、市長の認定を申請しなければならない。
２ 前項の規定にかかわらず、次に掲げる者は、同項の認定の申請をすることができない。 （１） 市税を滞納している者
（２） 建築基準法、都市計画法その他の関係法令又は白河市景観条例（平成２２年白河市 条例第３９号）の規定により受けた必要な措置を講ずるための指導又は勧告に従っていない者 で、当該指導又は勧告に従わないことにつき正当な理由がないと市長が認めるもの
（３） 前２号に掲げる者のほか、補助金の交付をすることが不適当であると市長が認める者 （認定の基準）
第６条 市長は、前条第１項の認定の申請があった場合において、当該申請に係る事業計画が、制 度要綱第１条に規定する目的を達成するために必要であり、かつ、次に掲げる基準に適合すると 認めるときは、当該事業計画の認定をすることができる。
（２） ベランダ、パイプスペース等を除く各住戸の住戸専用面積が２５平方メートル以上であ ること。
（３） 各住戸に台所、水洗便所、収納設備、洗面設備、浴室及び居室を備えていること。 （４） 地上階数４階以上の住宅には、エレベーターを設置していること。
（５） 市長が別に定める集合住宅景観形成基準に適合していること。
（６） 建築基準法、都市計画法その他の関係法令又は白河市景観条例の規定に違反しない もので、かつ、当該規定に基づき受けた必要な措置を講ずるための指導又は勧告に従ったもの であること。
（７） 併設される店舗等があるものについては、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関す る法律（昭和２３年法律第１２２号）第２条第１項及び同条第５項から第１１項までの風俗営 業等に係るもの又は制度要綱の目的に反すると市長が判断した店舗等ではないこと。
２ 前項の認定は、１棟の一部の住戸を対象とすることを妨げない。
３ 第１項の認定は、第１６条の補助金の交付を予約するものと解してはならない。
４ 市長は、第１項の認定にあたり、必要があると認めるときは、当該事業の実施及び管理につい て必要な措置を講ずること並びに補助金の交付の限度について条件を付すことができる。 （認定の通知等）
第７条 市長は、第５条第１項の規定による申請があったときは、その内容を審査し、補助金の交 付の対象となる計画であると認定したときは、速やかに、その旨を白河市集合住宅建設事業計画 認定通知書（第２号様式）により、当該申請をした者に通知しなければならない。
２ 事業計画に係る建築等は、前項の規定による通知のあった日以後でなければ着手できないもの とする。
（事業計画の変更）
第８条 事業計画の認定を受けた事業者（以下「認定事業者」という。）は、第６条の規定に基づき 認定を受けた事業計画（以下「認定計画」という。）を変更しようとするときは、白河市集合住宅 建設事業計画変更認定申請書（第３号様式）を提出し、市長の認定を受けなければならない。 ２ 市長は、前項の規定による申請があったときは、その内容を審査し、補助金の交付の対象とな
る計画であると認定したときは、速やかに、その旨を白河市集合住宅建設事業計画変更認定通知 書（第４号様式）により、当該申請をした者に通知する。
（認定計画の中止又は廃止）
第９条 認定事業者は、第７条第１項の通知のあった日以後において、認定計画を中止し、又は廃 止しようとするときは、白河市集合住宅建設事業計画中止（廃止）届（第 号様式）を市長に提 出しなければならない。
（改善命令）
第１０条 市長は認定事業者が認定計画に従って建設事業を行っていないと認めるときは、当該認 定事業者に対し、相当の期限を定めて、その改善に必要な措置をとるべきことを命ずることがで きる。
（認定計画の取消し）
（１） 偽りその他不正な手段により、事業計画の認定を受けたとき。 （２） 認定計画と異なる建築等を行ったとき。
（３） 事業計画の認定を受けた日以後において、第５条第２項各号に掲げる者になったとき。 （４） 第７条第１項の規定による通知があった日から３月以内に認定計画に定めた事業に着手 しないとき、又は当該通知のあった日から２年以内若しくは制度要綱が失効する日の前日まで に、第１４条に定める補助金の交付の申請をしないとき。
（５） 前条の規定により、命じられた措置をとらないとき。
（６） その他事業の認定後において、市長が認定事業者や認定計画等について制度要綱の目的 に反することがあると認めたとき。
（認定計画の完了及び適合の通知）
第１２条 第６条第１項の通知を受けた者は、認定計画が完了したときは、直ちに白河市集合住宅 建設事業完了届（第６号様式）を市長に提出しなければならない。
２ 市長は、前項の事業完了届が提出された場合において、現地調査等を行い、当該認定計画が補 助金の交付の対象に該当すると認めるときは、その旨を白河市集合住宅建設事業適合通知書（第 ７号様式）により、当該事業完了届を提出した者に通知する。
（補助金の額）
第１３条 補助金の額は、１戸あたり５０万円に認定住戸の戸数を乗じて得た額とする。
２ 前項の規定に関わらず、認定を受けた補助対象事業に係る補助金額の総額は、４００万円を限 度とする。
（補助金の交付の申請）
第１４条 認定事業者は、規則第１５条の規定により、補助金の交付を受けようとするときは、認 定計画に係る建設事業が完了した後、第７条第１項の規定による通知のあった日から２年以内又 はこの要綱が失効する前日のいずれか早い日までに、当該事業の成果を添えて、白河市集合住宅 建設事業補助金交付申請書（第８号様式）を市長に提出しなければならない。
（交付決定等）
第１５条 市長は、前条の規定による補助金の交付の申請があったときは、当該申請に係る書類等 の審査及び必要に応じて行う現地調査等により、補助金の交付を決定し、及びその額を確定する ものとする。この場合において、当該申請をした者に白河市集合住宅建設事業補助金交付決定通 知書兼額確定通知書（第９号様式）を交付して通知するものとする。
（補助金の交付）
第１６条 市長は、前条に規定する通知の後、認定事業者から提出される白河市集合建設事業補助 金交付請求書（第１０号様式）に基づき、当該認定対象者に対し補助金を交付するものとする。 （交付決定の取消し等）
第１７条 市長は、認定事業者が、次の各号のいずれかに該当すると認められたときは、補助金の 交付を取り消し、又は変更することができる。
（１）偽りその他不正の手段により補助金等の交付の決定又は交付を受けたとき。
（２）補助金の交付の決定内容、これに付した条件、法令又はこの要綱に違反したとき、又は市 長の指示に従わないとき。
者に文書を交付して通知するものとする。 （補助金の返還）
第１８条 市長は、前条の規定により補助金等の交付の決定を取り消し、又は変更した場合におい て、既に補助金が交付されているときは、当該認定事業者に対し、期限を定めてその返還を文書 を交付して求めるものとする。
（その他）
第１９条 この要綱に定めるもののほか、必要な事項は別に定める。 附 則
（施行期日）
１ この要綱は、公布の日から施行し、平成２１年１２月１日から適用する。 （失効）
２ この要綱は、平成３１年３月３１日限り、その効力を失う。ただし、この要綱の失効前に補助 金の交付の決定を受けた者については、同日後も、なおその効力を有する。
附 則（平成２３年４月１日白河市告示第５３号） （施行期日）
この要綱は、公布の日から施行する。
附 則（平成２６年３月３１日白河市告示第５２号） （施行期日）
