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Cisco NM-1A-T3/E3 Network Module コンフィギュレーション ガイド

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Cisco NM-1A-T3/E3 Network Module

コンフィギュレーション

ガイド

OL-10215-01-J

初版:2007 年 6 月 28 日

Cisco NM-1A-T3/E3(以降 ATM T3/E3)Network Module を使用すると、T3 または E3 接続で Asynchronous Transfer Mode(ATM; 非同期転送モード)サービスを実現できます。このフィーチャ モジュールでは、それぞれの接続の ATM T3/E3 Network Module の設定方法について説明します。 ATM T3/E3 Network Module は Cisco ISR 2800、Cisco 3600 ルータ、および Cisco ISR 3800 でサポー トされ、次の機能を備えています。

• Constant Bit Rate(CBR; 固定ビット レート)、Variable Bit Rate(VBR; 可変ビット レート)、

Available Bit Rate(ABR; 使用可能ビット レート)、Unspecified Bit Rate(UBR; 未指定ビット レー ト)、および UBR+ などの ATM トラフィック管理機能

• Classic IP over ATM カプセル化(RFC 1577)

• Multiprotocol Encapsulation over ATM Adaptive Layer 5(AAL5; ATM アダプテーション レイヤ 5)

セグメンテーション(RFC 1483)

• Point-to-Point Protocol(PPP; ポイントツーポイント プロトコル)over ATM • LAN Emulation(LANE; LAN エミュレーション)

このモジュールでの機能検索

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されているすべての機能が サポートされているとは限りません。このモジュールの特定機能のマニュアルへのリンク、および 各機能をサポートするリリースのリストを検索するには、「Cisco ATM T3/E3 Network Module の機能

情報」(p.22)を参照してください。

プラットフォームおよび Cisco IOS と Catalyst OS ソフトウェア イメージのサポート情報の検索

プラットフォームのサポートおよび Cisco IOS と Catalyst OS ソフトウェア イメージのサポートに関 する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、

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マニュアルの内容

マニュアルの内容

Cisco ATM T3/E3 Network Module の制約事項(p.2) Cisco ATM T3/E3 Network Module の概要(p.3) Cisco ATM T3/E3 Network Module の設定方法(p.5) SVC(p.10)

ATM T3/E3 Network Module のカスタマイズ(p.14) 設定例(p.15)

その他の参考資料(p.15)

コマンド リファレンス(p.17)

Cisco ATM T3/E3 Network Module の機能情報(p.22)

Cisco ATM T3/E3 Network Module の制約事項

Cisco ATM T3/E3 Network Module には次の制約事項が適用されます。

• ATM T3/E3 Network Module にはデフォルトのカード タイプ設定はありません。ATM T3/E3

Network Module を稼働する前に、T3 または E3 に設定する必要があります。

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Cisco ATM T3/E3 Network Module の概要

Cisco ATM T3/E3 Network Module の概要

Cisco ATM T3/E3 Network Module を設定するには、次の事項を理解する必要があります。

ATM(p.3) PVC(p.4) SVC(p.4) CoS(p.4)

ATM

ATM は、セルリレーの International Telecommunication Union-Telecommunications Standards Section (ITU-T; 国際電気通信連合電気通信標準化部門)規格です。セルリレーには、複数のサービス タイ プ(音声、ビデオ、データなど)の情報が含まれていて、コネクション型 Virtual Circuit(VC; 仮想 回線)を経由して小さな固定サイズ(53 バイト)セルで伝送されます。

VC

VC はリモート ホストとルータ間のポイントツーポイント接続です。1 つの VC がルータと通信す る ATM End Node(EN; エンドノード)のそれぞれに確立されます。VC の特性は VC が作成された ときに設定され、次の特性があります。

CoS

• AAL5

• 暗号化タイプ:

- Logical Link Control(LLC; 論理リンク制御)Subnetwork Address Protocol(AAL5SNAP) - Multiplexer(MUX; マルチプレクサ)(AAL5MUX)

- Network Layer(ネットワーク レイヤ)Protocol ID(AAL5NLPID) - 統合ローカル管理インターフェイス(ILMI)

- Switched Multimegabit Data Service(SMDS; スイッチド マルチメガビット データ サービス) - ITU/Q.2931 Signaling ATM Adaptation Layer(AAL; ATM アダプテーション レイヤ)(QSAAL) - Cisco AUTO PPP over AAL5(aal5autoppp)

- Cisco PPP over AAL5(aal5ciscoppp) 各 VC は次のルータ機能をサポートします。

• マルチプロトコル スイッチング • IP パケットのファースト スイッチング

• IP パケットのフローおよび Cisco Express Forwarding(CEF)スイッチング • マルチキャスト パケットの疑似ブロードキャスト サポート

デフォルトでは、CEF スイッチングはすべての ATM T3/E3 モジュール インターフェイスでイネー ブルです。インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、これらのスイッチン グ機能をオフにできます。フローは各インターフェイスで明示的にイネーブルにする必要がありま す。

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Cisco ATM T3/E3 Network Module の概要

PVC

Permanent Virtual Circuit(PVC; 相手先固定接続)を使用するには、ルータと ATM スイッチの両方 で PVC を設定します。どちらかの設定から回線が削除されるまで、PVC はアクティブのままにな ります。PVC を設定すると、すべての設定オプションが OC-3 モジュールに渡されます。NVRAM にこれらの PVC を書き込むことができます。PVC はシステム イメージのリロード時に使用されま す。 ATM スイッチによっては、ブロードキャストと同様の働きをする Point-to-Multipoint(p2mp; ポイン トツーマルチポイント)PVC を持つものもあります。p2mp PVC をすべてのマルチキャスト リクエ スト用の唯一のブロードキャスト PVC として使用できます。インターフェイス コンフィギュレー ション コマンドを使用して、これらのスイッチング機能をオフにできます。フローは各インター フェイスで明示的にイネーブルにする必要があります。

SVC

ATM Switched Virtual Circuit(SVC; 相手先選択接続)サービスは X.25 SVC サービスと同様に機能 しますが、ATM のスループットは X.25 よりかなり高くなります。VC が作成され、動的にリリー スされると、ユーザ Bandwidth On Demand(BOD; オンデマンド帯域幅)が提供されます。このサー ビスにはルータとスイッチの間にシグナリング プロトコルが必要です。

ATM シグナリング ソフトウェアを使用すると、User-Network Interface(UNI; ユーザネットワーク インターフェイス)で ATM 接続を動的に確立、維持、クリアすることができます。ATM シグナリ ング ソフトウェアは ATM フォーラム UNI 3.0 または ATM フォーラム UNI 3.1 に準拠しています。 準拠するバージョンは Interim Local Management Interface(ILMI; 暫定ローカル管理インターフェイ ス)が選択するバージョンにより異なります。 UNI モードでは、ユーザはルータで、ネットワークは ATM スイッチです。これは重要な違いです。 シスコ製のルータは ATM レベルの呼ルーティングを実行しません。その代わりに、ATM スイッチ が ATM 呼ルーティングを実行します。ルータは呼ルーティングの結果生じた回線にパケットを ルーティングします。ルータはユーザとして機能する、回線の終端にある LAN 相互接続デバイス です。ATM スイッチはネットワークとして機能します。

CoS

ATM リソースは接続ごと(SVC ごと)に動的に指定できます。ATM T3/E3 Network Module は 4 つ の Classe of Service(CoS; サービス クラス)をサポートします。

• CBR:このクラスは回線交換をエミュレートします。CBR は 0 という最高の転送プライオリ

ティを持ちます。CBR は音声やビデオなどの接続に使用できます。この帯域幅は Peak Cell Rate (PCR; ピーク セル レート)という特徴があります。 • VBR:VBR は非リアルタイム(VBR-nrt)およびリアルタイム(VBR-rt)で利用可能です。VBR は 1 という 2 番めに高い転送プライオリティを持ちます。VBR はユーザ情報のアベイラビリ ティによって異なるさまざまなレートでトラフィックを送信します。 • ABR:ABR は 2 という転送プライオリティを持ちます。ABR はレートベースのフロー制御を 提供し、データ トラフィックを対象としています。 • UBR:UBR は 3 という転送プライオリティを持ちます。UBR は接続に未使用帯域幅を使用す

る「ベストエフォート型」の CoS です。UBR+ として分類されたトラフィックは、Minimum Cell Rate(MCR; 最小セルレート)トラフィック パラメータを使用して最小ラインレートを保 証されます。

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Cisco ATM T3/E3 Network Module の設定方法

Cisco ATM T3/E3 Network Module の設定方法

ATM T3/E3 Network Module を設定するには、次の手順を実行します。

カード タイプの設定(p.5)

カード タイプの変更(p.5)

ATM インターフェイスのイネーブル化(p.6)

PVC の設定(p.7)

カード

タイプの設定

T3 または E3 動作用に ATM T3/E3 Network Module を設定するには、次の手順を実行します。

(注) ATM T3/E3 Network Module はカード タイプを設定するまで動作しません。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal 3. card type {t3 | e3} slot 手順の詳細

カード

タイプの変更

T3 または E3 動作用に ATM T3/E3 Network Module を変更するには、次の手順を実行します。 手順の概要

1. enable

2. configure terminal 3. no card type {t3 | e3}

コマンドまたは処理 目的 ステップ 1 enable 例: Router> enable 特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 ステップ 2 configure terminal 例:

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3 card type {t3|e3} slot

例:

Router(config)# card type t3 1

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Cisco ATM T3/E3 Network Module の設定方法

手順の詳細

(注) T3 カード タイプから E3 カード タイプに変更する場合、インターフェイスが 34 Mbps 以下に設定 されていることを確認してください。34 Mbps は E3 接続の最大帯域幅です。

トラブルシューティングのヒント

T3 インターフェイスは ATM では 44,209 kbps、Physical Layer Convergence Procedures(PLCP; 物理層 コンバージェンス プロシージャ)モードでは 40,700 kbps の最大帯域幅をサポートします。E3 イン ターフェイスは ATM で 33,920 kbps、PLCP モードで 30,528 kbps の最大帯域幅をサポートします。 インターフェイスで使用する合計帯域幅が 34 Mbps を超えると、カード タイプが T3 から E3 に変 更になり、VC のトラフィック シェーピング特性も変更になります。Cisco IOS ソフトウェアは、割 り当てられた保証帯域幅の合計が E3 の許可最大帯域幅を超えないように VC を再設定します。

ATM インターフェイスのイネーブル化

ATM T3/E3 インターフェイスをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モー ドを開始して、次の手順を実行します。 手順の概要

1. interface ATM slot 2. atm clock internal 3. no shut down コマンドまたは処理 目的 ステップ 1 enable 例: Router> enable 特権 EXEC モードをイネーブルにします。 • プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。 ステップ 2 configure terminal 例:

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3 no card type {t3 | e3} 例:

Router(config)# no card type t3

(任意)以前に設定されたカード タイプを削除します。

ステップ 4 card type {t3 | e3} slot

例:

Router(config)# card type t3 1

ATM T3/E3 Network Module の T3 または E3 接続を指定します。

ステップ 5 reload 例:

Router(config)# reload

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Cisco ATM T3/E3 Network Module の設定方法 手順の詳細

PVC の設定

PVC を使用するには、ルータと ATM スイッチの両方に PVC を設定する必要があります。どちらか の設定から回線が削除されるまで、PVC はアクティブのままになります。 PVC を設定するには、次の手順を実行します。 PVC の作成 プロトコル アドレスと PVC のマッピング AAL およびカプセル化 タイプの設定 PVC トラフィック パラメータの設定

PVC の作成

ATM インターフェイスに PVC を作成し、interface-ATM-VC コンフィギュレーション モードを開始 するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始して、次のコマンドを使用し ます。 vpi の値の範囲は 0 ~ 255 です。vci の値の範囲は 1 ~ 65535 です。 一度 PVC の名前を指定すれば、pvc name を入力するだけで interface-ATM-VC コンフィギュレー ション モードを再び開始できます。 コマンドまたは処理 目的

ステップ 1 interface ATM slot 例:

Router(config)# interface ATM 1

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し ます。

ステップ 2 atm clock internal 例:

Router(config-if)# atm clock internal

ネットワーク モジュールと接続された ATM ポートが line に 設定されている場合は必須です。その他の場合は任意です。 ATM クロック ソースを指定します。デフォルトのソースは line です。 ステップ 3 no shutdown 例: Router(config)# no shutdown (任意)ATM インターフェイスをイネーブルにします。これ により、インターフェイスで Segmentation And Reassembly (SAR; セグメンテーション リアセンブリ)動作が開始され ます。ATM インターフェイスはデフォルトでイネーブルで す。

コマンド 目的

Router(config-if)# pvc [name] vpi/vci [ilmi | qsaal]

例:

Router(config-if)# pvc cisco 0/16 ilmi

名前(任意)および VPI/VCI 値を割り当て、新しい ATM PVC を設定します。interface-ATM-VC コンフィギュレー ション モードを開始します。(任意)ILMI または QSAAL カプセル化を設定します。

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Cisco ATM T3/E3 Network Module の設定方法

プロトコル

アドレスと PVC のマッピング

ATM インターフェイスは、リモート ホストまたはルータのネットワーク アドレスを識別する静的 なマッピング方式をサポートしています。ここでは、PVC とアドレスのマッピング方法について説 明します。このマッピングは PVC を設定するために必要です。 プロトコル アドレスと PVC をマッピングするには、interface-ATM-VC コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。 (注) protocol コマンドを使用して PVC のブロードキャストを直接イネーブルまたはディセーブルにす ると、このブロードキャストの設定はbroadcast コマンドを使用して行われた直接設定よりも優先 されます。

AAL およびカプセル化 タイプの設定

VC に ATM Adaptation Layer(AAL; ATM アダプテーション レイヤ)およびカプセル化タイプを設 定するには、interface-ATM-VC コンフィギュレーション モードを開始して、次のコマンドを使用し ます。

AAL タイプの説明については、『Cisco IOS Wide-Area Networking Command Reference』の「ATM Commands」の章の encapsulation aal5 コマンドを参照してください。

PVC トラフィック パラメータの設定

ATM T3/E3 Network Module でサポートされるトラフィック パラメータ(または CoS)は CBR、リ アルタイムおよび非リアルタイム VBR、UBR、UBR+、および ABR です。

VC に PVC トラフィック パラメータを設定するには、interface-ATM-VC コンフィギュレーション モードを開始して、次のコマンドを使用します。

コマンド 目的

Router(config-if-atm-vc)# protocol protocol

protocol-address [ [no] broadcast]

例:

Router(config)# protocol ip 10.68.34.237 broadcast

プロトコル アドレスと PVC をマッピングします。

コマンド 目的

Router(config-if-atm-vc)# encapsulation {aal2 |

aal5auto | aal5autoppp virtual-template number [group group-name] | aal5ciscoppp virtual-template

number | aal5mux protocol | aal5nlpid | aal5snap}

例:

Router(config-if-atm-vc)# encapsulation aal5auto

(9)

Cisco ATM T3/E3 Network Module の設定方法

-pcr、-scr、および -mcr 引数はそれぞれ PCR、平均セルレート(Sustainable Cell Rate)、保証最小セ

ルレートを示します。単位は kbps です。-mbs 引数はセル数の最大バースト サイズ(Maximum Burst Size; MBS)です。

peak rate、average rate、および rate 引数の単位は kbps です。burst 引数の単位はセル数です。

ABR VC では、ネットワークまたは宛先からのフロー制御情報に応じてセル伝送レートを増減させ るファクタを任意に指定できます。このオプションを設定するには、interface-ATM-VC コンフィ ギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

コマンド 目的

Router(config-if-atm-vc)# abr output-pcr output-mcr

例:

Router(config-if-atm-vc)# abr 10000 3000

ABR を設定します。

Router(config-if-atm-vc)# ubr output-pcr

例:

Router(config-if-atm-vc)# ubr 10000

UBR を設定します。

Router(config-if-atm-vc)# ubr+ output-pcr output-mcr

例:

Router(config-if-atm-vc)# ubr+ 10000 3000

UBR+ を設定します。

Router(config-if-atm-vc)# vbr-nrt output-pcr output-scr

output-mbs

例:

Router(config-if-atm-vc)# vbr-nrt 10000 5000 64

非リアルタイム VBR を設定します。

Router(config-if-atm-vc)# vbr-rt peak-rate average-rate

burst 例: Router(config-if-atm-vc)# vbr-rt 10000 3000 64 リアルタイム VBR を設定します。 Router(config-if-atm-vc)# cbr rate 例: Router(config-if-atm-vc)# cbr 10000 CBR を設定します。 コマンド 目的

Router(config-if-atm-vc)# atm abr rate-factor [rate-increase-factor] [rate-decrease-factor]

例:

Router(config-if-atm-vc)# atm abr rate-factor 32 32

ABR レート ファクタを指定します。デフォルトの Rate Increase Factor(RIF; レート増加ファクタ)は 16 です。デ フォルトの Rate Decrease Factor(RDF; レート低減ファクタ) は 16 です。

(10)

SVC

SVC

SVC を設定するには、次のセクションを実行します。 ILMI との通信の設定 SVC コール設定を実行する PVC の設定 NSAP アドレスの設定 SVC の作成

ILMI との通信の設定

SVC 環境では、ルータが Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロ トコル)トラップおよび新しいネットワーク プレフィクスを受信できるように、ILMI との通信用 に PVC を設定する必要があります。ILMI PVC の推奨 vpi 値と vci 値はそれぞれ 0 と 16 です。ILMI 通信を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用し ます。

(注) この ILMI PVC を設定できるのは ATM メイン インターフェイスだけです。ATM サブインターフェ イスでは設定できません。 ILMI PVC を設定すると、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用 して ILMI キープアライブ機能を任意でイネーブルにできます。 その他の設定手順は必要ありません。 SNMP トラップおよび新しいネットワーク プレフィクスの受信用の ILMI アドレス登録は、デフォ ルトでイネーブルになっています。ILMI キープアライブ機能はデフォルトでディセーブルになっ ています。イネーブルにした場合、デフォルトのキープアライブのインターバルは 3 秒です。

SVC コール設定を実行する PVC の設定

ATM はアウトオブバンド シグナリングを使用します。ルータと ATM スイッチの間には専用の PVC が 1 つあり、すべての SVC の呼の確立および呼の終了の要求フローを実行します。呼の確立後、 データ転送が SVC を使用してルータ間で発生します。呼の確立と解放を実行するシグナリングは、 レイヤ 3 シグナリングまたは Q.2931 プロトコルと呼ばれます。 コマンド 目的

Router(config-if)# pvc [name] 0/16 ilmi

例:

Router(config-if)# pvc cisco 0/16 ilmi

ATM メイン インターフェイスで ILMI PVC を作成します。

コマンド 目的

Router(config-if)# atm ilmi-keepalive [seconds]

例:

Router(config-if)# atm ilmi-keepalive 6

ILMI キープアライブをイネーブルにし、キープアライブの インターバルを設定します。

(11)

SVC アウトオブバンド シグナリングの場合、SVC をセットアップする前にシグナリング PVC を設定す る必要があります。図1 に、2 つの SVC セットアップするための、送信元ルータから ATM スイッ チへのシグナリング PVC の使用方法を示します。これはフル メッシュ構造のネットワークで、ワー クステーション A、B、および C は相互に通信できます。 図1 シグナリング PVC 内の SVC すべての SVC 接続用のシグナリング PVC を設定するには、インターフェイス コンフィギュレー ション モードで次のコマンドを使用します。 (注) このシグナリング PVC を設定できるのは ATM メイン インターフェイスだけです。ATM サブイン ターフェイスでは設定できません。

VPI と VCI の値はローカル スイッチと整合するように設定する必要があります。VPI および VCI の 標準の値はそれぞれ 0 と 5 です。 ATM ࡢ࡯ࠢࠬ࠹࡯࡚ࠪࡦ A ࡢ࡯ࠢࠬ࠹࡯࡚ࠪࡦ B 62871 ࡢ࡯ࠢࠬ࠹࡯࡚ࠪࡦ C LAN LAN LAN ㅍାర࡞࡯࠲ SVC2 SVC1 SVC1 ተవ࡞࡯࠲ SVC2 Q.2931 ࡊࡠ࠻ࠦ࡞ ࠪࠣ࠽࡝ࡦࠣ PVC SVC1 SVC2 ተవ ࡞࡯࠲ Q.2931 ࡊࡠ࠻ࠦ࡞ ࠪࠣ࠽࡝ࡦࠣ PVC Q.2931 ࡊࡠ࠻ࠦ࡞ ࠪࠣ࠽࡝ࡦࠣ PVC コマンド 目的

Router(config-if)# pvc [name] vpi/vci qsaal

例:

Router(config-if)# pvc cisco 0/5 qsaal

SVC を使用する ATM メイン インターフェイスのシグナリ ング PVC を設定します。

(12)

SVC

NSAP アドレスの設定

シグナリングと関係する各 ATM インターフェイスは、Network Service Access Point(NSAP; ネット ワーク サービス アクセス ポイント)アドレスとともに設定する必要があります。NSAP アドレス はインターフェイスの ATM アドレスで、ネットワーク全体で一意である必要があります。 NSAP アドレスを設定するには、次のセクションの 1 つで説明する手順を実行します。

ESI およびセレクタ フィールドの設定

スイッチが ILMI を使用してルータへの NSAP アドレス プレフィクスを配信することができて、 ルータが ILMI を経由するスイッチとの通信用に PVC を使用して設定される場合、atm esi-address コマンドを使用して、端末 ID(ESI)およびセレクタ フィールドを設定できます。atm esi-address コマンドを使用すると、ESI(12 文字の 16 進文字)およびセレクタ バイト(2 文字の 16 進文字) を入力して ATM アドレスを設定できます。NSAP プレフィクス(26 文字の 16 進文字)は ATM ス イッチ によって提供されます。 ルータがスイッチから NSAP プレフィクスを取得し、アドレスのその他のフィールドに対してロー カルに入力された値を使用するように設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始して、次のコマンドを使用します。 手順の概要 1. pvc [name] 0/16 ilmi 2. exit

3. atm esi-address esi.selector

手順の詳細

atm nsap-address および atm esi-address コマンドは相互に排他的です。atm nsap-address コマンド

を使用してルータを設定すると、atm esi-address の設定が無効になります。また、atm esi-address

コ マ ン ド を 使 用 し て ル ー タ を 設 定 す る と、atm nsap-address の設定が無効になります。atm

esi-address コマンドの使用方法については、「ESI およびセレクタ フィールドの設定」を参照して

ください。

コマンド 目的

Router(config-if)# pvc [name] 0/16 ilmi

例:

Router(config-if)# pvc cisco 0/16 ilmi

ATM メイン インターフェイスで ILMI PVC を設定します。

Router(config-if-atm-vc)# exit インターフェイス コンフィギュレーション モードに戻り

ます。

Router(config-if) atm esi-address esi.selector

例:

Router(config-if)# atm esi-address 345678901234.12

ESI および NSAP アドレスのセレクタ フィールドを入力し ます。

(13)

SVC

SVC の作成

SVC を作成するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用し ます。

手順の概要

1. svc [name] nsap address 2. encapsulation aal5encap

3. protocol protocol protocol-address [[no] broadcast]

手順の詳細 一度 SVC の名前を指定すれば、svc name コマンドを入力するだけで interface-ATM-VC コンフィ ギュレーション モードを再び開始できます。no svc name コマンドを入力すると、SVC 設定を削除 できます。 AAL タイプおよび暗号化のリストについては、「AAL およびカプセル化 タイプの設定」を参照して ください。 コマンド 目的

ステップ 1 Router(config-if)# svc [name] nsap address

例:

Router(config-if)# svc cisco nsap

47.0091.81.000000.0040.0B0A.2501.ABC1.3333.33 33.05 SVC を作成し、宛先 NSAP アドレスを指定します。 ステップ 2 Router(config-if-atm-vc)# encapsulation aal5encap 例: Router(config-if-atm-vc)# encapsulation aal5auto (任意)AAL および暗号化タイプを設定します。

ステップ 3 Router(config-if-atm-vc)# protocol protocol

protocol-address [[no] broadcast]

例:

Router(config-if-atm-vc)# protocol ip

(14)

ATM T3/E3 Network Module のカスタマイズ

ATM T3/E3 Network Module のカスタマイズ

ATM T3/E3 Network Module はカスタマイズすることができます。カスタマイズ可能な機能には、ご 使用の環境に適したデフォルト値があり、変更する必要はありあません。ただし、ご使用のシステ ム コンフィギュレーションの要件や、インターフェイスでルーティングするプロトコルによって は、コンフィギュレーション コマンドを入力する必要があります。ATM T3/E3 Network Module を カスタマイズする必要がある場合は、次のセクションの作業を実行します。

ATM フレーム同期の設定

ループバック モードの設定

ATM フレーム同期の設定

ATM T3/E3 Network Module は T3 接続または E3 接続として設定された場合、さまざまなフレーム 同期タイプをサポートします。T3/E3 Network Module で T3 ATM フレーム同期を設定するには、イ ンターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。このコマンドの no 形式を使用すると、T3 ATM フレーム同期を削除します。

ATM T3/E3 Network Module で E3 ATM フレーム同期を設定するには、インターフェイス コンフィ ギュレーション モードで次のコマンドを使用します。このコマンドの no 形式を使用すると、E3 ATM フレーム同期を削除します。

(注) G751adm フレーム同期は ATM T3/E3 Network Module ではサポートされていません。

ループバック

モードの設定

ネットワークの代わりに ATM インターフェイスにすべてのパケットをループバックするには、イ ンターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。 ATM ネットワークに着信ネットワーク パケットをループバックするには、インターフェイス コン フィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。 コマンド 目的

Router(config-if)# atm framing [cbitadm | cbitplcp | m23adm | m23plcp]

例:

Router(config-if)# atm framing cbitadm

(任意)T3 ATM フレーム同期タイプを設定します。デフォ ルトの T3 ATM フレーム同期タイプは cbitplcpです。

コマンド 目的

Router(config-if)# atm framing [g832adm | g751plcp]

例:

Router(config-if)# atm framing g751 plcp

(任意)E3 ATM フレーム同期タイプを設定します。デフォ ルトの E3 ATM フレーム同期タイプは g832.adm です。

コマンド 目的

Router(config-if)# loopback ループバック モードを設定します。

(15)

設定例

設定例

ここでは、MN-1A-T3/E3 Network Module の設定方法の基本的な例を示します。

Router# configure terminal Router(config)# interface ATM2/0

Router(config-if)# ip address 10.0.0.2 255.0.0.0 Router(config-if)# no atm ilmi-keepalive

Router(config-if)# pvc 0/32

Router(config-if-atm-vc)# cbr 34000

その他の参考資料

ここでは、ATM T3/E3 Network Module に関連する参考資料を示します。

関連資料

規格

MIB

RFC

関連項目 マニュアルのタイトル ネットワーク モジュールのハードウェア インストレー ション

『Cisco Network Modules Hardware Installation Guide』

規格 タイトル この機能では新しい規格または変更された規格はサポート されていません。また、既存の規格に対するサポートに変 更はありません。 — MIB MIB リンク この機能では新しい MIB または変更された MIB はサポー トされていません。また、既存の MIB に対するサポートに 変更はありません。 選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、および フィーチャ セットの MIB の場所を検索しダウンロードす るには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs RFC タイトル この機能では新しい RFC または変更された RFC はサポー トされていません。また、既存の RFC に対するサポートに 変更はありません。 —

(16)

その他の参考資料

技術サポート

Japan TAC Web サイト

Japan TAC Web サイトでは、利用頻度の高い TAC Web サイト(http://www.cisco.com/tac)のドキュ メントを日本語で提供しています。Japan TAC Web サイトには、次の URL からアクセスしてくだ さい。

http://www.cisco.com/jp/go/tac

サポート契約を結んでいない方は、「ゲスト」としてご登録いただくだけで、Japan TAC Web サイ トのドキュメントにアクセスできます。

Japan TAC Web サイトにアクセスするには、Cisco.com のログイン ID とパスワードが必要です。ロ グイン ID とパスワードを取得していない場合は、次の URL にアクセスして登録手続きを行ってく ださい。

http://www.cisco.com/jp/register/

説明 リンク

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コマンド リファレンス

コマンド

リファレンス

ここでは、新規または変更されたコマンドのみについて説明します。

debug atm t3e3(p.17)

debug atm t3e3

ATM T3/E3 Network Module のデバック メッセージを表示するには、特権 EXEC モードで debug atm

t3e3 コマンドを使用します。デバッグの出力をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式

を使用します。

debug atm t3e3 {data | flow | pa | sar | trace} no debug atm t3e3 {data | flow | pa | sar | trace}

シンタックスの説明

コマンド モード 特権 EXEC(#)

コマンド履歴

使用上のガイドライン debug atm t3e3 data コマンド

着信パケット表示を表示するには、debug atm t3e3 data コマンドを使用します。SAR によるホスト

メモリに Direct Memory Access(DMA; ダイレクト メモリ アクセス)によって転送される各着信パ ケットは、パケットを表示します。

debug atm t3e3 flow コマンド

フロー制御表示を表示するには、debug atm t3e3 flow コマンドを使用します。

SAR に送信されたトラフィックが特定の VC の PCR を超えた場合、SAR はフロー制御表示を送信 して、ホストに PCR を超過したことを示します。これらの表示はホストに VC キューの最高水準点 または最低水準点に達したことを通知します。 SAR から最高水準点を受信することは、VC キューがフルであることを示すため、ホストは最低水 data 着信パケット表示用のデバッグ メッセージを表示します。 flow フロー制御表示用のデバッグ メッセージを表示します。

pa ATM T3/E3 Network Module の活性挿抜(Online Insertion and Removal; OIR)の デバッグ メッセージを表示します。

sar Segmentation And Reassembly(SAR; セグメンテーション リアセンブリ)およ び Acknowledgment(ACK; 確認応答)に送信されるブロッキング コマンドの デバッグ メッセージを表示します。

trace SAR および ACK に送信されるコマンドの 16 進数表記を示すデバッグ メッ

セージを表示します。

リリース 変更点

(18)

debug atm t3e3

debug atm t3e3 pa コマンド

ポート アダプタ(ATM T3/E3 Network Module)で活性挿抜を実行した場合に生成される表示を表示 するには、活性挿抜をサポートするプラットフォームで debug atm t3e3 pa コマンドを使用します。 このコマンドは主にポート アダプタの初期化フェーズ中に使用されます。

debug atm t3e3 sar コマンド

SAR から送受信したブロッキング コマンドまたはブロッキング表示を表示するには、debug atm

t3e3 sar コマンドを使用します。この表示には、VC または仮想パスの作成または削除のコマンドや

表示が含まれます。

debug atm t3e3 trace コマンド

SAR から送受信した 16 進数表記を表示するには、debug atm t3e3 trace コマンドを使用します。デ バッグを容易にするには、debug atm t3e3 sar コマンドと併せてこのコマンドを使用します。

debug atm t3e3 data コマンドの例

次に、debug atm t3e3 data コマンドの出力例を示します。

Router# debug atm t3e3 data

DATA debugging is on Router#

*Jun 27 22:03:17.996: Packet Indication: *Jun 27 22:03:17.996: word 0: 0x00007D24 *Jun 27 22:03:17.996: word 1: 0x00002F02 *Jun 27 22:03:17.996: word 2: 0xEE323464 *Jun 27 22:03:17.996: word 3: 0x006C006D

表1 に、表示に含まれる主なフィールドの説明を示します。

debug atm t3e3 flow コマンドの例

次に、debug atm t3e3 flow コマンドの出力例を示します。

Router# debug atm t3e3 flow

FLOW CNTL INDICATION debugging is on Router#

*Jun 27 15:14:13.123: Flow Indication: *Jun 27 15:14:13.123: word 0: 0x00000001 *Jun 27 15:14:13.123: word 1: 0x300012C0 *Jun 27 15:14:13.123: word 2: 0x18001060 *Jun 27 15:14:13.123: word 3: 0x00080021

*Jun 27 15:14:13.456: Flow Indication: *Jun 27 15:14:13.456: word 0: 0x00000001 *Jun 27 15:14:13.456: word 1: 0x300012C0 *Jun 27 15:14:13.456: word 2: 0x18001060 *Jun 27 15:14:13.456: word 3: 0x00090022 表1 debug atm t3e3 data のフィールドの説明

フィールド 説明

Jun 27 22:03:17.996: パケット DMA 転送の日時スタンプ

word [0 - 3]:0xXXXXXXXX パケットが DMA によって SAR によるホスト メモリに 転送さ れた場合の SAR からの 4 文字の ACK の 16 進数表記

(19)

debug atm t3e3

表2 に、表示に含まれる主なフィールドの説明を示します。

debug atm t3e3 pa コマンドの例

次に、debug atm t3e3 pa コマンドの出力例を示します。

最初の例では、ネットワーク モジュールを取り外した場合の出力を示します。

Router# debug atm t3e3 pa

PA debugging is on

*Jun 27 22:40:56.110: %OIR-6-REMCARD: Card removed from slot 2, interfaces disabled *Jun 27 22:40:56.122: *** Freed 6146 buffers

2 番めの例では、ネットワーク モジュールが挿入され、モジュールの内部レジスタ値を設定した場 合の出力を示します。

*Jun 27 22:41:08.654: %OIR-6-INSCARD: Card inserted in slot 2, interfaces administratively shut down

*Jun 27 22:41:11.402: sar_base_addr 0x5C800000

*Jun 27 22:41:11.402: PCI_MEMBAR2_REG after configuring:0x5E000008 *Jun 27 22:41:11.402: PCI_MEMBAR3_REG after configuring:0x5F000000 *Jun 27 22:41:11.402: PCI_COMMAND_REG: Offset= 0x4; value= 0x2A00006 *Jun 27 22:41:11.402: FPGA Base address is 0x5C900000

*Jun 27 22:41:11.402: FPGA PCI config Reg is 0x02200002

debug atm t3e3 sar コマンドの例

次に、debug atm t3e3 sar コマンドの出力例を示します。

最初の例では、VC を設定し、SAR にセグメンテーション チャネルおよびリアセンブリ チャネルを 開くコマンド表示を示します。

Router# debug atm t3e3 sar

SAR debugging is on Router# configure terminal Router(config)# interface atm 2/0 Router(config-if)# pvc 2/2 Router(config-if-atm-vc)# exit Router(config-if)#

*Jun 27 22:12:28.816: ATM2/0: Setup_VC: vc:3 vpi:2 vci:2 表2 debug atm t3e3 flow のフィールドの説明

フィールド 説明 Jun 27 15:14:13.456: フロー表示の日時スタンプ word [0 - 3]:0xXXXXXXXX 最高水準点または最低水準点のイベントが発生したことを示す、 SAR によってホストに送信される 4 文字の表示の 16 進数表記 word 3:0x00XXYYYY XX が 08 の場合、ホストで最高水準点を受信しました。ホストは VC のパケット キューイングを停止します。 XX が 09 の場合、ホストで最低水準点を受信しました。ホストは VC へのパケットの送信を再開します。 YYYY はホストに送信されたフロー表示イベントの実行回数です。

(20)

debug atm t3e3

2 番めの例では、VC が削除され、セグメンテーション チャネルおよびリアセンブリ チャネルが閉 じられたれた場合に、SAR に送信されるコマンドおよび戻される ACK を示します。

Router(config-if)# no pvc 2/2 Router(config-if)#

*Jun 27 22:12:59.016: ATM2/0: Sent pending EOP successfully *Jun 27 22:12:59.016: ATM2/0: Close_Channel(RSY): Chan_ID (0x104) *Jun 27 22:12:59.016: ATM2/0: Close_Channel(RSY): Chan_ID (0x104) CLOSE *Jun 27 22:12:59.016: ATM2/0: Close_Channel: CLOSE_PENDING

*Jun 27 22:12:59.016: ATM2/0: Close_Channel(SEG): Chan_ID (0x105) *Jun 27 22:12:59.016: ATM2/0: Close_Channel: CLOSE

debug atm t3e3 trace コマンドの例

最初の例では、debug atm t3e3 sar コマンドをアクティブにせずに debug atm t3e3 trace コマンドを

実行した場合の出力を示します。

Router# debug atm t3e3 trace SAR CMD/ACK debugging is on Router# configure terminal Router(config)# interface atm 2/0 router(config-if)# pvc 2/2 Router(config-if-atm-vc)# exit Router(config-if)#

*Jun 27 22:15:09.284: Command Sent: *Jun 27 22:15:09.284: word 0: 0x00000480 *Jun 27 22:15:09.284: word 1: 0x00012010 *Jun 27 22:15:09.284: word 2: 0x00000000 *Jun 27 22:15:09.284: word 3: 0x00000000 *Jun 27 22:15:09.284: word 4: 0x00200020 *Jun 27 22:15:09.284: word 5: 0x00000000 *Jun 27 22:15:09.284: word 6: 0x00000000 *Jun 27 22:15:09.284: word 7: 0x00000000 *Jun 27 22:15:09.284: word 8: 0x00000000 *Jun 27 22:15:09.284: Command Indication: *Jun 27 22:15:09.284: word 0: 0x00000000 *Jun 27 22:15:09.284: word 1: 0x01042110 *Jun 27 22:15:09.284: word 2: 0x01050000 *Jun 27 22:15:09.284: word 3: 0x0000003B *Jun 27 22:15:09.284: ACK received = 200 usecs *Jun 27 22:15:09.284: Command Sent:

*Jun 27 22:15:09.284: word 0: 0x01050480 *Jun 27 22:15:09.284: word 1: 0x00011010 *Jun 27 22:15:09.284: word 2: 0x02000000 *Jun 27 22:15:09.284: word 3: 0x00010003 *Jun 27 22:15:09.284: word 4: 0x00200020 *Jun 27 22:15:09.284: word 5: 0x64B30000 *Jun 27 22:15:09.284: word 6: 0x10C00000 *Jun 27 22:15:09.284: word 7: 0x86850000 *Jun 27 22:15:09.284: word 8: 0x00010040 *Jun 27 22:15:09.284: word 9: 0x00000000 *Jun 27 22:15:09.284: Command Indication: *Jun 27 22:15:09.284: word 0: 0x00010000 *Jun 27 22:15:09.284: word 1: 0x00011110 *Jun 27 22:15:09.284: word 2: 0x02000000 *Jun 27 22:15:09.284: word 3: 0x0001003D *Jun 27 22:15:09.284: ACK received = 200 usecs

(21)

debug atm t3e3

表3 に、表示に含まれる主なフィールドの説明を示します。

2 番めの例では、debug atm t3e3 sar コマンドとともに debug atm t3e3 trace コマンドを 実行した場 合の出力を示します。

この例では、SAR に送信される各コマンドは debug atm t3e3 sar コマンドによって表示されます。 その後、コマンドと ACK の 16 進数表記が debug atm t3e3 trace コマンドによって表示されます。

Router# debug atm t3e3 trace

SAR CMD/ACK debugging is on Router# debug atm t3e3 sar SAR debugging is on

Router# configure terminal Router(config)# interface atm 2/0 router(config-if)# pvc 2/2 Router(config-if-atm-vc)# exit Router(config-if)#

*Jun 27 22:15:09.284: ATM2/0: Setup_VC: vc:4 vpi:2 vci:2

*Jun 27 22:15:09.284: ATM2/0: Open_Channel(RSY): CH (1), VPI (2), VCI (2) *Jun 27 22:15:09.284: Command Sent:

*Jun 27 22:15:09.284: word 0: 0x00000480 *Jun 27 22:15:09.284: word 1: 0x00012010 *Jun 27 22:15:09.284: word 2: 0x00000000 *Jun 27 22:15:09.284: word 3: 0x00000000 *Jun 27 22:15:09.284: word 4: 0x00200020 *Jun 27 22:15:09.284: word 5: 0x00000000 *Jun 27 22:15:09.284: word 6: 0x00000000 *Jun 27 22:15:09.284: word 7: 0x00000000 *Jun 27 22:15:09.284: word 8: 0x00000000 *Jun 27 22:15:09.284: Command Indication: *Jun 27 22:15:09.284: word 0: 0x00000000 *Jun 27 22:15:09.284: word 1: 0x01042110 *Jun 27 22:15:09.284: word 2: 0x01050000 *Jun 27 22:15:09.284: word 3: 0x0000003B *Jun 27 22:15:09.284: ACK received = 200 usecs

*Jun 27 22:15:09.284: ATM2/0: HI/LO watermarks: 526/263; PeakRate: 149760 *Jun 27 22:15:09.284: ATM2/0: Open_Channel(SEG): CH (1), VPI (2), VCI (2) *Jun 27 22:15:09.284: Command Sent:

*Jun 27 22:15:09.284: word 0: 0x01050480 *Jun 27 22:15:09.284: word 1: 0x00011010 *Jun 27 22:15:09.284: word 2: 0x02000000 *Jun 27 22:15:09.284: word 3: 0x00010003 *Jun 27 22:15:09.284: word 4: 0x00200020 *Jun 27 22:15:09.284: word 5: 0x64B30000 *Jun 27 22:15:09.284: word 6: 0x10C00000 *Jun 27 22:15:09.284: word 7: 0x86850000 *Jun 27 22:15:09.284: word 8: 0x00010040 *Jun 27 22:15:09.284: word 9: 0x00000000 *Jun 27 22:15:09.284: Command Indication: *Jun 27 22:15:09.284: word 0: 0x00010000 *Jun 27 22:15:09.284: word 1: 0x00011110 表3 debug atm t3e3 trace のフィールドの説明

フィールド 説明

Jun 27 22:15:09.284: コマンド ダイアログの日時スタンプ

word [0 - n]:0xXXXXXXXX SAR に送信される n-word コマンドの 16 進数表記(コマンド送信 時)、および SAR によって戻される 4 文字の ACK(コマンド表示時) ACK received SAR へのコマンドの送信と ACK の受信の間の時間(ミリ秒単位)

(22)

Cisco ATM T3/E3 Network Module の機能情報

Cisco ATM T3/E3 Network Module の機能情報

表4 に、この機能のリリース履歴を示します。

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースですべてのコマンドが利用できるとは限りません。特定 のコマンドに関するリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してくだ さい。

プラットフォームのサポートおよびソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するに は、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator を使用すると、特定のソフトウェ ア リリース、フィーチャ セット、またはプラットフォームをサポートする Cisco IOS および Catalyst OS のソフトウェア イメージを判別できます。Cisco Feature Navigator には、

http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスしてください。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

(注) 表4 に、特定の Cisco IOS ソフトウェア リリース群で特定の機能をサポートする Cisco IOS ソフト ウェア リリースのみを示します。特に明記されていない限り、Cisco IOS ソフトウェア リリース群 の後続のリリースでもこの機能をサポートします。

4 Cisco ATM T3/E3 Network Module の機能情報

機能名 リリース 機能情報

NM-1A-T3/E3 Network Module 12.4(15)T NM-1A-T3/E3 Network Module を使用すると T3 または E3 接続で ATM サービスを実現できます。

この機能は、Cisco ISR 2800 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ ルー タ、および Cisco ISR 3800 シリーズでサポートされています。 この機能によって次のコマンドが導入されました:debug atm t3e3

(23)

Cisco ATM T3/E3 Network Module の機能情報

CCVP, the Cisco logo, and the Cisco Square Bridge logo are trademarks of Cisco Systems, Inc.; Changing the Way We Work, Live, Play, and Learn is a service mark of Cisco Systems, Inc.; and Access Registrar, Aironet, BPX, Catalyst, CCDA, CCDP, CCIE, CCIP, CCNA, CCNP, CCSP, Cisco, the Cisco Certified Internetwork Expert logo, Cisco IOS, Cisco Press, Cisco Systems, Cisco Systems Capital, the Cisco Systems logo, Cisco Unity, Enterprise/Solver, EtherChannel, EtherFast, EtherSwitch, Fast Step, Follow Me Browsing, FormShare, GigaDrive, HomeLink, Internet Quotient, IOS, iPhone, IP/TV, iQ Expertise, the iQ logo, iQ Net Readiness Scorecard, iQuick Study, LightStream, Linksys, MeetingPlace, MGX, Networking Academy, Network Registrar, Packet, PIX, ProConnect, ScriptShare, SMARTnet, StackWise, The Fastest Way to Increase Your Internet Quotient, and TransPath are registered trademarks of Cisco Systems, Inc. and/or its affiliates in the United States and certain other countries.

All other trademarks mentioned in this document or Website are the property of their respective owners. The use of the word partner does not imply a partnership relationship between Cisco and any other company. (0705R)

このマニュアルで使用している IP アドレスは、実際のアドレスを示すものではありません。マニュアル内の例、コマンド出力、および図は、説明のみを目的と

(24)

シスコシステムズでは以下のURLで最新の日本語マニュアルを公開しております。 本書とあわせてご利用ください。 Cisco.com 日本語サイト http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/service/manual_j/ 日本語マニュアルの購入を希望される方は、以下のURLからお申し込みいただけます。 シスコシステムズマニュアルセンター http://www2.hipri.com/cisco/ 上記の両サイトで、日本語マニュアルの記述内容に関するご意見もお受けいたしますので、 どうぞご利用ください。 なお、技術内容に関するご質問は、製品を購入された各代理店へお問い合せください。

(25)

表 2 に、表示に含まれる主なフィールドの説明を示します。
表 3 に、表示に含まれる主なフィールドの説明を示します。
表 4 に、この機能のリリース履歴を示します。

参照

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