1.海上保安庁の概要(我が国の領海等の面積/海上保安庁の勢力)
我が国の領海等の面積
○ 領海(含内水)及び排他的経済水域・・ 約 447万 k㎡
○ 領海(含内水)・・・・・・・・・・・ 約 43万 k㎡
○ 排他的経済水域 ・・・・・・・・・・・約 405万 k㎡
勢力
予算・定員
○ 予算 ・・・・・・・・・・・・ 1,765 億円
(平成25年12月1日現在)
光波標識 5,228基
電波標識 57基
その他の標識 42基
(平成25年度当初予算)
人件費 船艇・航空機
の整備 運航費 その他
872億 348億 317億 227億
(20%) (18%) (13%)
(49%)
○ 船艇 ・・・・・・・・・・・ 448 隻
(平成25年12月1日現在)
巡視船艇 357隻
(うち大型巡視船 53隻)
特殊警備救難艇 63隻
測量船 13隻
灯台見回り船 12隻
実習船 3隻
○ 航空機 ・・・・・・・・・・・ 73 機
飛行機 27機
ヘリコプター 46機
(平成25年12月1日現在)
○ 航路標識 ・・・・・・・・・・ 5,327 基
東経165度
北緯17度
国連大陸棚限界委員会の勧告
(平成24年4月)
認められた範囲
審査が先送りされた範囲
大陸棚の延長
領海+EEZ
約447万km2(領土の約12倍)
+
=
排他的経済水域(EEZ)
平成8年~
12〜200海里:約405万k㎡
管轄海域
領海
昭和52年(1977年)~
12海里:約43万km2
※内水を含む。
領土
面積:約38万㎢
日米SAR協定に基づく我が国の捜索区域
1
○ 定員 ・・・ 12,808 名 (平成25年度末現在)
尖閣諸島は、南西諸島西端に位置する魚釣島、北小島、南小島、久場島、大正島、沖ノ北岩、沖ノ南岩、飛瀬など
から成る島々の総称。
尖閣諸島の長期にわたる平穏かつ安定的な維持及び管理を図るため、海上保安庁にて、平成24年9月11日、尖
閣諸島の魚釣島、北小島、南小島の三島を取得し、保有。
2
東京都面積
約2,190平方キロメートル
神奈川県面積
約2,415平方キロメートル
尖閣諸島周辺:約4,740平方キロメートル
≒
+
合計:約4,605平方キロメートル
2-①尖閣領海警備(尖閣諸島の概要)
大正島
久場島
魚釣島
26°
※領海線長さ:約141キロメートル
※領海線長さ:約211キロメートル
124°
約1,590平方キロメートル
大正島
久場島
魚釣島 北小島
南小島
約3,150平方キロメートル
北小島
南小島
尖閣諸島周辺の領海の面積
180海里
・ 領海に侵入しないよう警告を実施
・ 領海侵入した場合、退去要求等を実施
外国公船への対応
・ 領海に侵入しないよう警告を実施
・ さらに領海に接近する場合、進路規制等を実施
・ 領海侵入した場合、国内法令に基づき、厳正に対処
領有権主張活動を行う活動家船舶への対応
・ 国内法令に基づき、厳正に対処
外国漁船への対応
3
(※平成25年12月5日08:00現在)
尖閣三島の取得・保有以降の中国公船による領海侵入の実態
○ 領海侵入件数:68件・延べ234隻
○ 最大領海侵入隻数:8隻 (平成25年4月23日、9月10日)
○ 最長領海侵入時間:28時間15分 (平成25年8月8日)
(領海侵入日数・延べ隻数 : 70日・延べ242隻)
2-②海上保安庁の対応等
中国漁船公務執行妨害被
疑事件
尖閣三島の
取得・
保有 領海侵入延隻数(
延べ
隻数/月)
接続水域内確認隻数(
延べ
隻数/月)
H22 H23 H24 H25
確認隻数(延べ隻数/月)領海内
確認隻数(延べ隻数/月)接続水域内
尖閣諸島周辺海域の領海警備に万全を期すため、
・常時5隻程度で徘徊する中国公船に適切に対応するため、大型巡視船14 隻相当による専従体制の確立を着実に推進する。
・中国大型公船の増強計画・中国海上法執行機関の統合に伴う、更なる情勢の変化にも対応し得る体制を確保する。
大型巡視船の増強等(大型巡視船14隻相当)
・ 大型巡視船の新規建造の着実な推進
・ ヘリ搭載型巡視船の延命・機能向上や配属替えの着実な推進
要員の確保と養成
◎ 26、27年度において新たに必要な要員を確保
◎ 教育施設の充実
石垣港の拠点機能の強化
◎ 桟橋、宿舎など必要な施設の整備・確保
尖閣諸島周辺海域の状況
☆ 全国の既存勢力の対応力強化(既存老朽船の解消)
◎ PLH型巡視船の延命・機能向上、PL型巡視船・PM型巡視船の代替
→尖閣への派遣即応体制を確保
☆
運用司令機能の強化、
領海警備に資する装備・資機材等の整備
◎ 情報共有システム等の整備
中国大型公船の増強計画
中国海上法執行機関の統合
中国大型公船による
・常時5隻程度の徘徊
・領海侵入が頻発
・常時徘徊隻数が倍増するおそれ
・更なる情勢の緊迫化
現状
課題
尖閣領海警備専従体制の確立に向けた人的・物的基盤の整備
海上保安庁の対応
更なる情勢の変化にも対応し得る体制の確保
2-③戦略的海上保安体制の構築
4
中国海警
密輸・密航対策
5
3.治安の確保
密航事犯では、高速小型船の利用や貨物船への少人数の潜伏など、手口が小口化・巧妙化
(平成24年 薬物事犯摘発件数10件、密航事犯摘発件数7件)
※押収した空気銃・指定薬物
○密輸事犯では、薬事法指定薬物や金塊の密輸事件が発生するなど、密輸物が多様化
○国内外関係機関との協力を強化しつつ、海事・漁業関係者などからの情報収集、巡視船艇・
航空機による重点的な監視警戒・立入検査などを実施
外国漁船による違法操業への対応
荒天下において外国漁船を追跡する巡視船
平成24年 外国漁船による漁業関係法令違反位置
○外国漁船による違法操業等は広範囲に確認
(平成24年 外国漁船検挙隻数7隻)
○情報収集・分析活動に基づく巡視船艇・航空機の効率的かつ効果的な運用、
関係機関との連携などにより、厳正かつ的確な取締りを実施
海難事案への対応
伊豆大島の土砂災害における捜索・救助
海上災害への対応
コンビナート火災に対し
冷却放水を行う巡視艇
吊上げ救助を行う機動救難士
○防災資機材及び巡視船艇を
全国に配備
〇大規模な油等の排出事故
や船舶火災などに対応
○大規模な油等の排出事故
に対しては海上災害防止
センターを活用 有害液体物質のガス検知を
実施する機動防除隊員
がれきの中での潜水捜索
行方不明者を捜索する潜水士と巡視船
転覆船の船底において
捜索活動を行う特殊救難隊員
巡視船乗組員による漂流者の救助
○巡視船艇及び航空機を全国に配備
〇海難発生時には、RCC (救助調整本部)と
して自らの勢力を投入するとともに、他機関
も活用し、迅速な救助活動を実施
○海難の状況に応じて特殊救難隊や機動救難士、
潜水士を効果的に投入
転覆船内を捜索する潜水士
6
東日本大震災の活動実績
人命救助:360名
(うち急患・孤立者救助:198名)
ご遺体揚収:402体
漂流船舶の調査:506隻
その他、救援物資の輸送等の被災者支
援、航路啓開、海図の改訂、航路標識の
復旧等に従事
4.海難救助・海上災害への対応
◎災害発生時の海上交通機能の維持、ダメージの最小化
◎国際競争力の強化(経済成長に貢献)
◎船舶津波対策の推進により、生命・財産の保護を図る。
津波防災対策の推進
国土強靭化、防災・減災のために、警察や消防等と並ぶ国の救助・防災機関であるとともに、船艇・航空機による他に例を見な
い機動力等を有する実働機関である海上保安庁の役割は重要であることから、その能力強化を着実に推進する。
災害対応能力を有する巡視船の整備
航路標識の防災対策
○航路標識の耐震補強
自立型電源化等の実施
海上保安庁における国土強靭化、防災・減災への取組み
東京湾海上交通センター
(観音埼)
新海上交通センター
(仮称)
避難に関する
情報提供・勧告
油流出海域
の明示
港内から湾外まで
一体的な情報提供
避難経路
の明示
沈没船海域
の明示
湾外~港内間で一体的な航行管制
AIS仮想航路標識
避難海域
(凡例)
○東京湾内の4つの港内交通管制室と、東京湾海上交
通センターを統合し一元的な海上交通管制を構築する。
一元的な海上交通管制の構築
◎緊急時対応の巡視船の整備により災害対応能力を強化し、
迅速・確実な救難・防災業務の実施を図る。
5.防災・減災
7
○海域における津波の挙動を示す
「津波防災情報図」を作成
【耐震補強】
【自立型電源化】
◎災害時においても標識機能を確保し、海上交通の停滞を回避
港湾区域
6.海洋調査の推進と海洋情報の一元化
国際社会において、排他的経済水域等における海洋権益を保全するためには、根拠となる海洋情報が必要である。
海上保安庁では、海洋基本法・海洋基本計画に基づき、東シナ海、日本海における海洋権益保全等のための海洋調査を推進す
るとともに海洋情報の一元化に取り組んでいる。
船舶通航への影響、 水深、 安定した風力を知りたい!
海洋台帳を用いて関連情報を重ねて表示し、適地を選定
船舶航行状況、漁業権情報の表示
年間平均風速情報の表示
洋上風力発電施設の適地は?
船舶通航量
(利用例)
洋上風力発電施設
東シナ海、日本海を
重点的に調査中
海洋台帳(海の電子情報サイト)
調査海域
調査の種類
AUVによる海底地形調査
海底地形調査、領海基線調査、
地殻構造調査、 AUVによる海
底地形調査
漁業権区域
国、地方自治体等による海洋調査で得られた情報を始め、海
洋政策を進める上で収集・整備した各種海洋情報について、
一元的に管理し、インターネット上で公開。
海洋調査
年間風速情報
(出展:国内初!沖合いにおける洋上風力発電への挑戦 http://www.nedo.go.jp/fuusha/haikei.html)
大陸棚の延長
海上保安庁が昭和58年以来
25年にわたって実施してきた
海洋調査の成果
国土面積の約8割
調査成果
8
資源探査にも貢献
コバルトリッチクラスト
特徴的な地形の発見
が資源探査の第一歩
AUVにより取得
した海底地形
(海底上40mより取得)
測量船により取得
した海底地形
(海面付近より取得)
より鮮明なデータ取得が可能
海底熱水鉱床
国連大陸棚限界委員会の勧告
(H24.4)で認められた範囲
7.小笠原諸島西之島付近における新島の確認
9
11月21日
11月22日
11月20日16時17分に、海上保安庁の航空機が小笠原諸島西之島の
南南東約500メートル付近の海上において、新島が出現し、噴煙を上げて
いる様子を確認した。
同日、船舶や航空機の安全確保のため、航行警報などを発出した。
※西 之 島
東京から南に約1000km
父島から西に約130kmに
ある無人島。
西之島の南南東約500m付近の海
上に新島が出現し、黒色の噴煙を
上げている様子を確認。
11月20日
継続して火口から白い噴煙が上が
り、1,2分間隔で火山弾を含む黒
い噴煙が噴出している。
2ヵ所の火口が確認でき、約2,3
分に1回の頻度で噴火し、褐色
の噴煙を上げている。
11月26日
最新の状況【12月7日(土)】
海上保安庁の航空機がしょう戒中に撮影した画像によると、
さらに新島の面積が増えており、11月21日に比べて約4.9倍
になっている。
また、西方向に流れ下る溶岩流が確認できた。
引き続き、航行警報などにより船舶や航空機へ注意を呼びかけている。
新島確認時の概要
北 南 北 南 北 南
北
南
2ヵ所の噴出口から東側方向及び
南側方向に溶岩が流下し、新島の
火口では、約4分以下の間隔をお
きながら噴火している。
北
南
12月1日
火口から噴煙が高さ約2000mまで
立ち上っており、時折、溶岩が飛び
散っている様子が観測された。また、
新島の山腹から南東に向けて流出
する溶岩流も確認された。
黄色及び赤色の線は、それぞれ11月21日、12月7日
の新島の概形を示す。島が大きくなっているのが分かる。
北
南
北
新島が今後も安定して存在した場合、通常、海図については海上
保安庁、地図については国土地理院において記載し、その名称につ
いては地元自治体に確認のうえ、海図及び地図に記載することとな
る。
○島とは、
自然に形成された陸地
であって、
水に囲まれ
、
高潮時においても水面上
にあるものをいう。
(国連海洋法条約 第121条 第1項)
海図及び地図の記載と名称について
島の定義
【領海】 基線から12海里 (約22km)
新島が今後も安定して存在した場合、領海は拡がる。
※過去に海底火山噴火でできた新島が、後に消滅した例もあり、今後の活動の
推移を見守る必要がある。
【排他的経済水域(EEZ)】 基線から200海里(約370km)
新島の位置はEEZの基線(西之島の西側)よりも、東側にあるた
め、EEZが拡がる可能性はない。
領海及び排他的経済水域(EEZ)への影響について
~海図に記載する意味~
領海の幅を測定するための通常の基線は、沿岸国が公認する
大縮尺海図に記載されている海岸の低潮線とする。
(国連海洋法条約
第5条)
領海
を定める
基線
の設定は、
海上保安庁の作成した海図
による。
8.領土・領海について
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