■調査概要 実施期間 2006年5月19日 ~ 5月20日 調査対象 自家用車を保有している18歳以上の男女(各500人)のインターネットユーザー 調査方法 インターネット調査 調査実数 1000サンプル(有効回答数) 調査企画 ガリバー自動車研究所 調査協力 C-NEWS ■主な設問 ・ 2006年上半期の自動車に関するニュースで、最も印象に残っているものは? ・ 2006年上半期に登場した新型車で、最も印象に残っているモデルは? ・ ガソリン価格の高騰 が続いていますが、あなたのカーライフへの影響は? ・ 6月1日から「道路交通法の改正」によって、違法駐車への対策が厳しくなりました。 これに対し、あなたの考えに最も近いものは? ・ 三菱自動車の、一連のリコール隠し問題における“みそぎ ”は済んだと思いますか? ・ 三菱自動車はハローキティ を「ハッピードライブ大使」として起用しましたが、これをどう思いますか? ・ あなたは、ETC車載器を保有していますか? ほか ■レポートに関するお問い合わせ 株式会社ガリバーインターナショナル 広報部 〒100-6425 東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルディング25F TEL 03-5208-5501 FAX 03-5208-5501 ■レポート総合企画/制作 佐藤 誠 (ガリバー自動車研究所)
早いもので、
2006年も今月で半分が経過。それでも自動車業界に
は多くのニュースと注目の新型車が押し寄せており、このあたりで
上半期を一度振り返っておく。ガソリン価格の高騰、新型エスティマ、
道交法改正、三菱自動車、ETCなど、注目の話題を調査してみた。
ガリバー自動車研究所レポート
2006年自動車業界上半期総集編
2006年上半期の自動車シーンの話題を独占したのは<ガソリン価格の高騰>。ただし、暗いニュースはこれと<レクサ スの販売不振>ぐらいか…。その他はトヨタ&三菱のメーカーの業績好調系、スーパーアグリや富士スピードウェイのモ ータースポーツ系など、軒並み明るい話題がTOP10を占めた。 また上半期に登場した新型車の印象度TOP10では、や はり<エスティマ>がトップだったものの、トヨタ以外のメーカーもまんべんなく健闘した “戦国時代型” の結果となった。
2006年上半期、気になるニュースは<ガソリン価格高騰>に尽きる
…。
~ <駐禁取り締まりの民間委託開始>は陰の1位!? 新型車の話題は<エスティマ> ~
2006年
上半期
の自動車に関する
ニュース
で、最も印象に残っているものは?
(1000人・単一回答)
Q
2006年上半期に登場した
新型車
で、最も
印象に残っているモデル
は?
(1000人・単一回答、フルモデルチェンジを含む)
Q
得票数7割と他を大きく突き放してのトップは、やはり< ガソリン価格の高騰>。車を持つ者の全てのお財布に関 わってくるだけに、上半期の話題はこれに尽きる。レギュ ラーガソリンを例にとってみると、この1年での価格上昇 は11.1円。最近の円高傾向から原油価格の低下を期待 する声がある反面、「湾岸戦争時よりも高騰は継続する のではないか?」という石油業界の声もあり、自動車業 界にとっては今後も気になる大きな “負の要因” である。 自動車メーカー関連ではトヨタの業績好調が圧巻だが、 一方で、<三菱自動車の営業利益が当初の再建計画よ り一年も早く黒字に転換>というニュースも個人的には 大きなサプライズだったのだが、皆さんのご意見は? ちなみに、このアンケートは5月末の時点で調査してお り、6月1日からスタートした<駐車違反の取り締まり、民 間委託開始>というニュースを含んでいたら、確実に上 位にランクインするほど、その賛否が話題となっている。 恐らく「エスティマ」がトップだろうということは容易に予 想できたが、それほど突き抜けた結果というわけではなく、 意外にも三菱「アイ」が大健闘。3位の「モコ」と続き、5位 の「MRワゴン」以下を見ても2006年の軽自動車シーンの 好調ぶりは明らかであろう。 また今年の上半期に限ってみると、トヨタの一人勝ちと いう傾向はなく、ほぼ全メーカーがまんべんなくランクイ ン。スバルも先日、人気の「レガシィ」シリーズにビッグマ イナーチェンジを施したばかり。こうして見ると、2006年の 新型車シーンは “メーカー人気分散型” と言える。 下半期の注目は、もちろんレクサス「LS」。低迷する販 売状況をどこまで回復させることができるか、「セルシオ」 の後継ということで団塊世代を中心に注目されている。1位
ガソリン価格の高騰続く
700
2 トヨタ、2006年の売上高で20兆円超え 124 3 「スーパー・アグリ・F1チーム」がF1参戦 62 4 三菱自動車の営業利益、3期ぶりに黒字へ 31 5 レクサス、販売不振 28 6 ETCの利用が初の60%越え 11 7 9月発売予定のレクサス「LS」がお披露目 10 8 F1日本グランプリ 2007年に富士スピードウェイで開催決定!! 9 9 自動車の燃費基準改定、より正確に 7 10 オペル、日本市場から撤退 51位 トヨタ 「エスティマ」
197
2 三菱 「アイ」 158 3 日産 「モコ」 97 4 レクサス 「GS450h」 94 5 スズキ 「MRワゴン」 89 6 マツダ 「MPV」 68 7 ダイハツ 「ビーゴ」 52 8 ホンダ 「ゼスト」 48 9 ダイハツ 「COO」 32 10 トヨタ 「カムリ」 26 (人) ■ 上半期の新型車で印象に残ったモデルTOP10、1位の「エスティマ」を猛追したのは三菱の「i (アイ)」だった!! (人)わからない
自分には関係ない
1.8%
少し厳し過ぎる
40.0%
妥当だと思う
44.2%
もっと厳しく
してもいい
14.0%
我々にはどうにもすることができない「ガソリン価格の高騰」。湾岸戦争時よりも長引くことも想定すると、ただ指をくわえ て高いお金を払い続けるわけにはいかない。そこで一般ユーザーが講じている対応策を調査した結果、<セルフスタンド の活用>が約4割弱と最も多く、<乗車回数の削減>も約25%。自動車ユーザーはアノ手コノ手を使って財布の紐を何と か締めている。 そんな折、降って沸いてきた「違法駐車の取り締まり民間委託化」。果たして、ユーザーの反応は?厳しくなった違法駐車の取り締まり、44.2%が<妥当だと思う>
~ ガソリン価格高騰には、38.2%が<セルフスタンドの利用機会を増やす>ことで対応 ~
ガソリン価格の高騰
が続いていますが、あなたのカーライフへの
影響
は?
(1000人・複数回答)
Q
6月1日から「道路交通法の改正」によって、
違法駐車
への
対策
が厳しくなりました。
これに対し、あなたの考えに最も近いものは?
(1000人・単一回答)
Q
ガソリン価格の高騰に対するユーザーの対 応策で最も多いのは、<セルフサービスのガ ソリンスタンドを利用>で約4割。2番目のよう に<乗車回数を減らす>ことができない人に とっては、こうした地道な努力をするしかない。 ドライブ・テクニックで言えば、<急発進・急 加速をしない>や<空吹かしをしない>といっ たちょっとした気遣いが燃費に与える影響が 大きいことも、もっとユーザーは知っておくべ き事実である。 思い切って<燃費の良い車に乗り換え(を 検討中)>が約2割。ガリバーの中古車販売 状況を見ても現在はハイブリッドカーの人気 が高く、それゆえにリセールバリューも高い。 そろそろ買い換えの時期であれば、ハイブリッ ドモデルは十分検討に値する一台である。 6月1日の施行以来、その厳し過ぎるやり方に概ね批判的な報道が 多い(ような印象を受ける)違法駐車取り締まりの民間委託開始。念の ため、「このアンケートは施行以前にとったものである」という断りを入 れておくが、<妥当だと思う>という声が最も多く44.2%。反対意見の <少し厳し過ぎる>も40%だとすると、一般市民の声は真っ二つといっ たところか。ただ、<もっと厳しく!!>という声も14%に上ることからする と、違法駐車に対して憤りを感じている人は意外に多いことが分かる。 もちろん悪質な違法駐車が後を絶たない現状からすると、いずれは このような処置を取らなければならなかったのは納得できる。ただ、自 分の仕事や業績に大きく影響している人々にとっては切実な問題。半 年後にはユーザーの意見がどう変わっているか再度検証してみたい。 24.6 20.9 19.6 11.0 8.0 5.9 3.6 2.2 3.7 22.5 38.2 0% 10% 20% 30% 40% セルフスタンドの利用機会増加 乗車回数を減らした 急発進・急加速をしない 燃費の良い車に乗り換えを検討(中) ガソリンスタンドのカード会員等に入会 アイドリングストップをするようになった 空吹かしをしないようになった ガソリン価格比較サイトを利用が増加 燃料添加剤等を利用するようになった その他 特に影響はない ■ ガソリン高ければ「安く入手する」か、「運転しない」か。 また<ガソリン価格比較サイトの活用>の声も3.6%!!小手先の
PR手法だ
27.7%
ファミリー層
には良いアイ
ディアだ
21.1%
三菱のイメージ
にそぐわない
18.4%
再建にかける
意気込みを感じる
5.3%
新型軽自動車の
「アイ」にピッタリ
4.7%
その他
2.3%
何とも
思わない
20.5%
相変わらずトヨタからは景気のいい話しか聞こえてこないが、一方で三菱自動車の営業利益が予定よりも1年早く黒字 に転じたことも大きく報道された。このことはつまり、多くのユーザーが三菱自動車に対する信頼を既に回復したということ になるのだろうか? 題して、「三菱自動車のみそぎは済んだのか、否か?」。半年前の同様のアンケート調査との比較か ら判断したい。併せて、キティちゃんのキャラクター起用がユーザーにどんな印象を与えているのかも聞いてみた。三菱自動車の不祥事に対するみそぎ、<既に済んだ>という声は22%
~ それでも「アウトランダー」や「アイ」のヒットのお陰で、半年前と比べると約3倍に!! ~
三菱自動車の、一連のリコール隠し問題における
“みそぎ ”
は済んだと思いますか?
(1000人・単一回答)
Q
実はこれと同様のアンケートを昨年12月に行なっているのだ が、その時の結果は以下のとおり。「三菱自動車の信頼はどの程度回復しましたか?」
・まだ回復していない (65.5%) ・今後も回復できない (27.2%) ・回復したと思う (7.3%) これと比較すると、三菱自動車の信頼は約半年で3倍も回 復したということになる。昨年の秋に発売された「アウトラン ダー」や、今年早々にデビューした軽自動車「i (アイ)」のヒット は、三菱自動車がユーザーからの信頼を得るにあたって非常 に大きな役割を果たしたと言える。やはり自動車メーカーはい い車を作ってこそ。今後も同様の調査で見守っていきたい。三菱自動車は今年5月、
ハローキティ
を「ハッピードライブ・アンバサダー(大使)」
として起用しましたが、このアイディアをどう思いますか?
(1000人・複数回答)Q
“キティラー”なる熱狂的なマニアがいるほど女性や 子供に人気のキャラクターを前面に立ててのPR展開 を始めた三菱自動車。この効果の程は定かではない が、今回の調査では<単なる小手先の手法>だとい う声が最も多い反面、<ファミリー層にはグッドアイディ ア!!>と前向きに捉える声も21%と多い。 ただ、<再建への意気込みを感じる>という回答は わずか5%強にとどまり、三菱復活への道のりは意外 に長いことが分かる。例えば<その他>の意見では かなり厳しい意見が多い。 ・子供を手なずけて親を釣ろうなんてバカにしている。 ・イメージ作りの前に、安全に対するキチンとした意 識を持って欲しい。 これが、多くのユーザーが抱いている正直な意見か。 つまり、キャラ展開も大事だが、消費者が求めるいい 車を作ることこそ今の三菱には必要とされているのだ。既に済んだ
21.8%
まだ済んでいない
78.2%
■ 「キティちゃんを起用?そんな小手先のPRより、安全へのキチンとした意識を証明せよ」 がユーザーの本音か…。自己判断に 委ねるべき 60.5% 車の運転も 定年制に するべき 39.5% 保有していない 71.3% 2004年以前から 保有している 10.2% 2005年から保有 12.3% 2006年から保有 6.2% ETCの一般運用がスタートしたのは平成13年3月。それからわずか5年後のこの春に、全国での利用率は60%を超え、 首都高速に限った場合には70%の大台も見えてきている。この状況を踏まえ、国土交通省が声明を出した「ETCの義務 化」はユーザーにどのように捉えられているのか? また、年々減少し続ける交通事故死者数に反して増え続ける「高齢 者がらみの死亡事故」。自動車の運転は「強制されるべきか」、それとも「自己判断に委ねられるべきか」を聞いてみた。