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December 1970 S 23 Biological Note on the Injurious Insects of Confections in Aichi Prefecture and the Contribution to the Protective Counterplan Tada

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Academic year: 2021

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全文

(1)

愛 知県 にお け る菓 子類加 害昆 虫の生態 とその

防除対策 へ の寄与

大*1

孝*2

Biological Note on the Injurious Insects of Confections

in Aichi Prefecture

and the Contribution

to the

Protective

Counterplan

Tadahiro NARAFU*1 and Masataka SATO*2

(*1 Aichi Institute of Public Health: 81-1, Kanokoden, Tashiro-cho,

Chikusa-ku, Nagoya; *2 Nagoya Women's University: 3-40,

Shioji-cho, Mizuho-ku, Nagoya)

This is the report

on the biology of insect injurious

to the confections

in Aichi

Prefecture

by our observation.

Injurious insects

mostly appear

between July and

Sep-tember through the year.

We report herewith thirteen species of insect injurious

to the

confections,

of which eight species were directly examined and determined of their specific

names.

Most important

species were Plodia

interpunctella

Hubner and Oryzaeophilus

surinamensis Linne.

According to our observation, the packages of thin cellophane and alminium foil were invasive easily by the larva of P. interpunctella and its adult of more oviposited to the comparatively dark places.

We determined the effectiveness of repellent medicine and had compared the different thirteen repellents to P. interpunctella, O. surinamensis and Tribolium castaneum Herbst. Most repellents were useful to P. interpunctella and O. surinamensis but heptyl acetate to O. surinamensis and camphene, n-heptyl alcohol, isoamyl acetate and di-n-butyl Succinate to P. interpunctella indicated the inducement. Acetophenone, camphene and

indalone were useful to T. castaneum, but α-pinene, 2, 3, 4-tetrachlorobutane and heptyl

acetate indicated the inducement and put the insect to death.

Additionally,

the larva of Cryptolestes turcicus

(Grouvelle) is described and illustrated

first in Japan.

近 年,食 品 衛生 へ の 関心 の高 ま りか ら,食 品 に対 す る 種 々 の異常 に 関す る問 題 が提 起 され る こ とが多 くな って き た.わ れ われ は,日 本食 品衛 生学 会貯 蔵 食 品害 虫 研究 委 員 会 の 菓 子害 虫 研 究 班 員 と して,愛 知 県 下 に おけ る菓 子 類 加 害 昆 虫 の 生 態 を調 査 して き た.そ こで,1968∼ 1970年 まで の結 果 か らそれ ら昆 虫 類 の動 態 の一 端 を ここ に 報 告 す る とと もに,そ れ が 防 除対 策 の一 助 ともな れば と忌 避 剤 な どの室 内 に おけ る実 験 結 果を も合わ せ て 報 告 す る. 菓 子 害 虫 の被 害 と発 生 状況 消 費 者 の 間で,菓 子類 に昆 虫 な ど異 物 の発 見 が あ った 際 に は保 健 所 を通 じた り してか な りの届 出が あ る.そ こ で,1965∼1969年 の5か 年 間 に そ の届 出 を愛 知 県衛 生 部 で 取 り扱 った 分 につ い て こ こに ま とめ,被 害 状 況 の一 指 針 と した.な お,こ の 集計 は 愛 知県 内 の製 造 業 者 の製 品 が 他 県 に おい て昆 虫 の発生 が あ った と判定 され,そ の発 生 県 か ら通 報 を受 け た もの,愛 知県 お よび 他 県 の製 造 業 者 の製 品で 愛 知県 内 で昆 虫 の発生 が あ った と して届 出 の あ った もの を ま とめ た もので あ る. また 一 方,実 際 の発 生 状 況 を トラ ップを 用 い て調 査 し た.こ の トラ ップは,チ ョコ レー ト,ビ ス ケ ッ ト,キ ャ ラ メルの3種 につ い て包 装 した もの と包 装 してな い もの とに分 け て シ ャー レの中 へ 入れ,こ れ を ネ ズ ミか ら守 る た め さ らに粗 い 金 網 カ ゴの 中へ 入 れ た.こ れ らの菓 子を 愛知 県 下10か 所(平 野 部5か 所,山 岳 部2か 所,海 岸 部 *1 愛 知 県 衛生 研 究 所:名 古 屋 市 千 種 区 田 代 町 鹿 子 殿 81-1 *2 名 古 屋 女子 大 学:名 古 屋 市 瑞 穂 区汐 路 町3-40

(2)

S 24 食 衛 誌.Vol. 11,臨 時 増 刊

Table 1. Number of Damaged Confections by Insects (According to reports to

Department

of Public Health, Aichi Prefecture from the Consumer)

Fig. 1. Map showing the situation of the Trap

in Aichi Prefecture

Table 2. Seasonal Appearance of the Injurious

Insect of Confections by our Observation

through the Trap

No appearance from Oct. 1968 to May 1969

3か 所)の 菓 子小 売 店 に 設 置を 依 頼 し,1か 月間 放 置 の 後 回 収 を行 な い,さ らに 実験 室 で 腰 高 シ ャー レに 移 し替 え る と と もに 恒 温器(20°)に 入 れ,1週 間放 置 し昆 虫 の 発 生 を 確認 した. 届 出 の あ った被 害 品 に つい て,昆 虫 類が 発 見 され た 時 点 が,は た して発 生 のあ った 月で あ るか とい った こ とは 疑 問 で,い ず れ か の 月に発 生 が あ り,そ れ が あ る時 点 で 発 見 され 届 出 が あ った もの と考 え られ る.し か し,年 間 を 通 じて7-10月 に多 くの届 出 が あ った こ とは,こ の時 期 に注 意が 注 がれ てい る とは い え,一 応 そ の時 期 に発 生 の ピ ー クが あ った もの と考 え て も よい で あ ろ う.さ ら

Table 3. Relation of the Injurious Insects and

the Damaged Confections (According to

re-ports to Department

of Public Health,

Aichi Prefecture

from the Consumer)

(3)

に,ト ラ ッ プを 設置 して調 べ た結 果 か ら も,加 害 昆 虫 の 発 生 は7-9月 に 回収 した 製 品 に 限 ら れ て い る こ とか ら も,こ の こ とを 裏 付け で き る.今 後,こ の被 害発 生 の状 況 を 考慮 しなが ら防 除対 策 を 立 て る必 要が あ る と考 え る. 愛 知県 衛生 部 へ 届 出 の あ った 被 害 品 につ い て検 討 した 結 果,種 名 のは っ き りわ か った もの が7種 で,ほ かは 成 虫 か 幼 虫 か の区 別 以 外 種 名 のは っ き りし な い も の で あ る.も ち ろ ん,実 物 を 検す る こ と ので きた も のに つ い て は 種 の同 定 を し得 た が,種 不 明 と して 取 り扱 った のは,わ れ わ れ が 直 接 実 物 を検 す る こ とが で きな か った もの で あ る.な お,メ イ ガ科 の1種 と した ものは,種 の同 定 が十 分 で き得 ない 個 体 で あ った た め の もので,そ のほ とん ど は ノシ メマ ダ ラ メイ ガ(Plodia interpunctella Hubner)

と考 え て もよい もの で あ る.し た が って問 題 とな るべ き 種 は ノ シ メマ ダ ラ メ イガ と ノ コギ リヒラ タ ム シ(Oryza-ephilus surinamensis Linne)の2種 で あ る.菓 子 類 の 製 品 と して は,生 菓 子,せ んべ い,干 菓 子 とい った もの で,そ れ に つ い で チ ョコ レー ト,ビ ス ケ ッ トな どが 被 害 を よ り受 け や す い もの と考 え られ る.

トラ ップを 用 い た調 査 で は6種 の 加 害昆 虫 を得 たが, ノ シ メマ ダ ラ メイ ガ とノ コ ギ リヒラ タ ムシが 圧倒 的 に多

Table 4. Injurious Insect of the Confections

Taken by the Trap

Table 5. Appearance of Damaged Confections in Different Package Taken by the Trap

く,カ ドコブホ ソ ヒラ タ ムシ(Ahasverus adnena Waltl) の害 も比較 的 多 くみ られ た.こ れ ら昆虫 の被 害 を受 け た 製 品 は,実 験 に 供 した3種 の試 料 の うち,チ ョコ レー ト が 多 く,ビ ス ケ ッ トが これ につ ぎ,キ ャラ メル は非 常 に 少 なか った.上 記実 験 の 結果 か ら包 装 され た 製 品は 虫 害 を うけ に く く,無 包装 の製 品 が多 く被害 を受 け た こ とが 判 明 した が,こ れ よ り,包 装 とい うこ とが 外 観 を美 し く す るだ け で な く害 虫防 除 の一 助 と もな っ てい る ことが 推 定 され る. ま た,足 助 お よび赤 羽根 で得 た ノ シ メマ ダ ラ メイ ガを, 飼 育 中に そ の寄 生 蜂3種 を 得 る こ とが で きた.そ れ らの 寄 生蜂 は コマ ユバ チ 科 の1種 が多 く,2個 所 の もの と も 多 数寄 生 して いた が,コ ガ ネ コバチ 科 の ものは赤 羽 根 の もの に2頭 寄生 して いた だ け で あ った.最 近 注 視 され て い る生 物 防 除 の上 か らは 寄 生 蜂 の利 用 も考 え られ るが, 菓 子 類 に益 虫 で あ る寄生 蜂 が 入 ってい た に して も消費 者 は"虫 が 入 って いた"と い う結論 に しか 達 しな い ので 利 用 す る とす れ ば そ の方法 を よ く考 慮 しな けれ ば な らない で あろ う. 包 装紙 と昆 虫 の侵 入 上 記 調 査か ら菓 子 類 が 包装 され てい る場 合 には被 害 が 少 ない こ とは 判 明 した が,侵 入 す る能 力 を持 ち合 わせ て い る こ とには 変 わ りな い.そ こで,ア ー モ ン ド入 りチ ョ コ レー トを13種 の異 な った 包装 紙 で 包装 した後,そ れ ぞ れ の製 品 を シ ャー レ中 に 入れ,さ らに ノ シ メマ ダ ラ メイ ガ終 令幼 虫3頭,ノ コ ギ リヒラ タ ムシ成 虫5頭 を 放 った. シ ャー レか ら虫 が逃 げ出 さな い よ うに セ ロテ ー プで密 閉 し,1週 間 室温(1968年10月)の まま放 置 して お き,そ の後 に 虫 の侵 入 状 況を 調 べ た. ノシ メマ ダ ラ メイ ガ幼 虫 はか な り包 装紙 を食 い破 って 侵 入 す る よ うで,セ ロフ ァ ンが よ り侵 入 しや す い よ う で,そ の 他 の もの では 厚 さの薄 い 包装 紙 の製 品が 侵入 は 容 易 の よ うで あ る.な お,ノ コギ リヒラ タ ムシ成 虫は 食 い破 って侵 入 す るこ とは な か った. 包 装 形 態 と して,単 体 材 質 の方 が よ り被 害 を受 け やす い し,厚 さに して も薄 い 方 が やは りよ く侵 され や す い状 態 に あ る よ うであ る.加 工 材質 の場 合,こ の実 験 に よる 限 り ノコギ リ ヒラ タム シの 侵 入を 完 全 に阻 止 してい る よ うで もあ る.ま た,チ ョコ レー トそ の ものの 品質 に よっ て も侵 入 の様 子 は 異 な る よ うで,ノ シ メマ ダ ラメ イガ幼 虫 を用 い て,ア ー モ ン ド入 りチ ョコレ ー トと,何 も入 っ て い ない チ ョ コ レー トを 用 意 して上記 と同 じ よ うな方 法 で 実験 を10回 く り返 した.そ の結 果 は,ア ー モ ン ド入 り チ ョコ レー トに よ り多 く侵 入 が あ り,な か で もアル ミ箔 を 用 いた 場 合,10回 中6回 も侵 入 が あ る とい った 次第 で,前 の結 果 と合 わ せ て アル ミ箔単 体が 案 外侵 入 しやす い の では な いか と考 え られ るに至 った. ノシ メマ ダ ラ メイ ガの 産 卵 と照 度 一 般 に,食 品害 虫 と呼 ば れ る仲 間 は,光 に 対 して 負 の

(4)

S 26 食 衛 誌.Vol. 11,臨 時 増 刊

Table 6. Invasive Test of two Insects to Different Type of the Package

(The Almond Chocolate Used)

Table 7. Appearance of Damage by Plodia interpunctella of the Relation between the Material of Package and the Chocolate

(5)

走 光 性 を示 す ものが 多 い.被 害 の多 くみ られ た ノ シ メマ ダ ラ メ イガ の 習性 は,防 除対 策 上 必 要 と も考 え られ る の で,わ れ われ は産 卵 と照 度 の 関係 を 検 討 した .

愛 知 県 衛 生研 究 所 内の 実 験室 の一 室(15.7mm2, 42.9m3)

Fig. 2. Sketch of the Room used for the

Obser-vation of Oviposition (numbers mean the

situation

of trap)

を しめ 切 っ て,そ の 中 に24か 所 ビス ケ ッ トを 包装 した も の と包 装 して ない もの と両 者 を 一 緒 に,小 さな しか もガ が 自 由に 出 入 りで き る綱 目の カ ゴの 中 に入 れ て産 卵 食 餌

Fig. 3. Relation of the illumination and the number of egg in the Oviposition

と した.こ れ に,約100頭 の ノシ メ マ ダラ メイ ガ成 虫 を 放 ち,約10時 間後 ビス ケ ッ トを 回収 す ると と もに産 卵 数 を 数 え た.こ の実 験 は1968年9月,日 中屋 外5000Lux の 照度 の とき に行 な った もの で あ るが,室 内 は全 般 的 に

Table 8. Oviposited Place of Plodia interpunctella in the Room and the Illumination (Lux)

Illumination of outside (5000Lux), Sept. 1968

Table 9. Repellent Agent and their Chemical Symbol Used for the Effective Observation of Evasion

(6)

S 28 食 衛 誌.Vol. 11,臨 時増 刊

Table 10. Comparative Result of the Effective Test of Evasion by use of the Olfactmeter

(7)

Fig. 4. Olfactmeter うす 暗 く,10-140Luxで あ った. 単 に1回 だけ の結 果 では 何 と も判定 しが た いが,ノ シ メ マ ダ ラ メイ ガ の産 卵 は,高 低 に は あ ま り差 が な く,明 暗 に よ って や や状 況 が異 な る よ うで,暗 い 場所 を好 ん で 産 卵 す る よ うで も あ る.ま た,や や偶 の方 へ集 中す る よ うな傾 向 も見 られ た.成 虫そ の もの は,実 験 飼育 中 も夜 間 よ り多 くの活 動 を す る よ うで,幼 虫 も暗 くて狭 い す き 間 な どを 好 ん で生 息 す る様 子 が み られ た. 忌避 剤 に よ る防 除 効 果 昆 虫 の走 化性 を 利 用 す る防 除 の 一方 法 と して,忌 避 剤 に よっ て害 虫 を近 づ け させ ぬ こ と も考 え られ る.そ こで どん な薬 剤 が よい か 検 定 を試 み た.そ の検 定 に用 い た 薬 剤は,こ れ まで ゴキ ブ リをは じめ 各 種昆 虫 類 で実 験 例 が 報 告 され て い る 中か ら無抽 出的 に 容 易 に入 手 で き る13種 を選 び 出 して使 用 した. 第1の 方 法 と して,Y字 型 嗅 覚 試験 器 を 使用 して10% 濃 度 の溶 液 か ら発 散 す る嗅 気 に 対 して の反 応 を調 べ た. 供 試 昆 虫 と しては,ノ シ メマ ダ ラ メイ ガ幼 虫,ノ コ ギ リ ヒ ラタ ム シ成 虫,コ ク ヌス トモ ドキ(Tribolium casta-neum Herbst)成 虫 の3種 を 用 い てそ の忌避 効 果 を検 定 した.コ ク ヌス トモ ドキ に対 す る α-pinene, heytyl acetateの よ うにか え って誘 引効 果 を示 す 結果 を 得 た薬 剤 もあ った.と くに,heptyl acetateは ノ コギ リヒ ラ タ ム シに も あ る程 度誘 引剤 と して の役 目を 果 す よ うで もあ る.ほ か の薬 剤 につ い ては,忌 避 効 果 を示 した もの の, ノ コギ リ ヒラ タ ムシや ノ シ メマ ダ ラ メイ ガに 対 す る2, 3, 4-tetrachlorobutane,コ クヌ ス トモ ドキ に 対す るcam-phene以 外 は 顕 著 な 効 果 が 得 ら れ な か っ た. 第2の 方 法 と し て,シ ャ ー レの 中 へ こ れ ま で 飼 育 中 食 餌 と して 用 い て い る米 ヌ カ を 両 端 に お き,そ の 一 方 に 薬 剤 を 混 入 させ,上 記3種 の 昆 虫 を 放 っ て,1時 間 後,12 時 間 後 に お け る 虫 の 反 応 の 様 子 を 調 べ た.そ の 結 果,ノ コ ギ リ ヒ ラ タ ム シ は ほ ぼ 全 部 の 薬 剤 に 対 し て 忌 避 効 果 が 見 ら れ た.ノ シ メ マ ダ ラ メ イ ガ で は,camphene, n-heptyl alcohol, isoamyl acetate, di-n-butyl suc-cinateの よ うに 忌 避 効 果 が 得 ら れ な く,や や 誘 引 的 な 動 態 を 示 し て い た.コ ク ヌ ス トモ ドキ に い た っ て は, heptyl acetate, 2, 3, 4-tetrachlorobutane, α-pinene の よ うに 誘 引 効 果 を 示 し,そ の 上,虫 が そ の 中 で 死 亡 す る とい う殺 虫 効 果 さ え み ら れ た.コ ク ヌ ス トモ ドキ に 対 し て は こ の 方 法 に よ る 限 り忌 避 効 果 を 顕 著 に 示 す の は acetophenone以 外 に 見 当 らな か った.

上 記2つ の 実 験 か ら,比 較 的 忌 避 効 果 の 強 い 反 応 を 示 したacetophenone, cumene hydreperoxideの2種 の 薬 剤 に つ い て,チ ョ コ レー ト,ビ ス ケ ッ ト,ゲ ン コ ツ ア メ,ヌ ガ ー を 誘 引 食 餌 と し て 忌 避 効 果 を 再 度 調 べ た. 1枚 の ポ リセ ロ フ ァ ン(40μ)に 対 して10%濃 度 に うす め た 上 記2種 の 薬 剤 を そ れ ぞ れ に 噴 霧 した 後,も う1枚 の 同 じ用 紙 で 合 わ せ た 特 別 な 包 装 紙 を 作 り,そ れ で 菓 子 を 包 装 した.そ の 包 装 した 菓 子 を 四 角 の ポ リエ チ レ ン容 器 (30×20×17cm)の 中 に 入 れ,ノ シ メ マ ダ ラ メ イ ガ10 頭,ノ コ ギ リ ヒ ラ タ ム シ100頭,コ ク ヌ ス トモ ドキ20頭 を 加 え た.さ ら に,そ の 容 器 を 大 き な ブ リキ か ん に 入 れ て 中 を な る べ く暗 く し,acetophenone: hydroperoxide,

(8)

S 30 食 衛 誌.Vol. 11,臨 時増 刊

Table 11. Comparative Reseult on the Effective Test of Evasion by the Repellent Agent Added to the Rice Bran in the Share

First column Oct. 1968 Second column Apr. 1969 *Dead

acetophenone:薬 剤 な し.hydroperoxide:薬 剤 な し, 薬な しとい った4つ の 組合 わ せ に し,1週 間室 温(1969年 4月)に 放 置 してお い た.薬 剤 を ま った く用 い な か った 包 装紙 だけ の場 合 には,ノ シ メマ ダ ラ メイ ガ,ノ コギ リ ヒ ラタム シ の侵入 が 認 め ちれ た.ほ か の薬 剤 を 噴霧 して 包 装 した菓 子 に は ま った く侵 入 が認 め られ なか っ た.こ の ことが 本 当の 意 味 で 忌避 効果 が あ った も のか,再 確 認 した い 意 を含め て,上 記 とま った く同 じ方 法 で は あ るが, 包 装紙 の一端 を 切 って試 供 した.こ の場 合,コ クヌス ト モ ドキに 対 しては 忌避 効果 が認 め られ たが,ほ か の2種 に は認 め られ なか った. 本 報 で取 り級 った 昆 虫 の 分類 ここ まで に級 って きた 昆 虫類 に つ い て,そ の分 類 学 上 の位置 お よび学 名 など を 以不 に 示 して わ きた い.ま た,

(9)

Table 12.

Comparative

Result on the Effective

Test of Evasion by

the Repellent Agent

Laminate to the Polycellophane-Package

April 1969

Table 13. Comparative Result on the Effective Test of Evasion by the Repellent Agent

April 1969

Laminate to the polycellophane-package but a corner of package was cut

こ れ ま で 日 本 で 幼 虫 が は っ き りわ か っ て い な か っ た ホ ソ ヒ ラ タ ム シ 科 の1種 に つ い て は こ こ に 図 説 記 載 す る 噛 虫 目PSOCOPTERA

コ ナ チ ャ タ テ 科Liposcelidae

1. ヒ ラ タ チ ャ タ テLiposcelis bostrychophilus Ba-donnel 鞘 翅 目COLEOPTERA カ ツ オ ブ シ ム シ 科Dermestidae 2. ヒ メ マ ル カ ツ オ ブ シ ム シAnthrenus verbasci Linne 3. ハ ラ ジ ロ カ ツ オ ブ シ ム シDermestes maculatus Degeer ヒ ラ タ ム シ 科Cucujidae 4. トル コ カ ク ム ネ ヒ ラ タ ム シCryptolestes turcicus (Grouvelle) ホ ソ ヒ ラ タ ム シ 科Silvanidae 5. ノ コ ギ リ ヒ ラ タ ム シOryzaeophilus surinamen-sis Linne 6. カ ド コ ブ ホ ソ ヒ ラ タ ム シAhasverus advena (Waltl) ゴ ミ ム シ ダ マ シ 科Tenebrionidae

7. コ ク ヌ ス トモ ドキTribolium castaneum Herbst オ サ ゾ ウ ム シ 科Rhynchophoridae 8. グ ラ ナ リ ア コ ク ゾ ウ ム シSitophilus granarius (Linne) 鱗 翅 日LEPIDOPTERA メ イ ガ 科Pyralidae 9. ノ シ メ マ ダ ラ メ イ ガPlodia interpunctella Hubner 双 翅 目DIPTERA 膜 翅 目HYMENOPTERA 10. コ マ ユ バ チ科Braconidae 双 翅 目 と した も の は,単 に ハ エ と だ け の 通 報 に よ る も の で 実 物 を 検 し得 な い の で ど の よ うな も の か も 不 明 で あ る.コ マ ユ バ チ 科 の も の は,ノ シ メ マ ダ ラ メ イ ガ の 寄 生 蜂 と して 得 られ た が,ま だ 種 の 同 定 に ま で 至 っ て い ない. トル コ カ ク ム ネ ヒ ラ タ ム シ(Cryptolestis turcicus Grouvelle)幼 虫 体 は 細 長 く,や や 平 た い.全 体 白 色 で,頭 部 お よ び 第

Fig. 5.

Larva

of

Cryptolestes

turcicus

(Grouvelle)

(10)

S 32 食 衛 誌.Vol. 11,臨 時 増 刊

Fig. 6. Cryptolestes turcicus (Grouvelle)

9腹 節 は か っ色 で,大 腮 は よ り濃 色 とな る.頭 蓋は 長 さ よ りやや 幅 広 く,よ く発 達 した 大臆 を 具 え る.上 唇は ほ ぼ 悌 形 で約10本 の刺 毛 を有 す る.頭 蓋 縫 合線 は 不 明瞭 で, そ の線 に沿 って2本 の刺 毛 が あ る.単 眼 は3個 で,前 方 の2個 は 相 接 す る.ま た 眼 の付近 には8本 内外 の刺 毛 を 具 え る.触 角 は3節 で,第1節 は 幅広 く短 かい,第2節 は 細 長 く先端 に1本 の短 毛 が あ り,第3節 は第2節 よ り わ ず か に短 か く先端 に この 節 と同 じくらい の長 さの1本 の刺 毛 と2本 の短毛 を有 す る. 前 ・中 ・後 胸 は い ずれ も長上 り幅 広 く,中 ・後 胸 は 約 2倍 の幅 とな る.〓 爪 節 は や や鋭 い. 腹 部は 第4, 5節 が もっ と も幅広 く,第8節 は後 方 に 狭 ま る.第9節 は 硬 化 し,頭 幅 よ りや や狭 く,二 叉 の突 起 (Urogomphus)は 末 端 近 くで背 方 へ釣 形 に 曲 り,10本 内外 の 長短 あ る刺 毛 を具 え る.胸 部 お よび 腹 部 側 方 の 各 節 には そ れ ぞれ 数 本 の 刺毛 を 有 す る. 体 長:4.75mm;体 幅:0.92mm. これ まで,日 本 で はLaemosphloeus sp.と した りし て こ の仲 間 の ものが 図 説 され た こ とが あ るが,は っ き り と本種 の幼 虫 と して図説 記 載 され た報 告 を見 ない. 終 りに,本 実 験 の実 施 に 当 り愛 知 県 衛 生 研 究 所 福 田 常 男所 長,有 益 な ご教 示 をい た だ い た愛 媛 大 学 農学 部 久 松 定成 氏,ご 協 力 いた だ い た愛 知 県 衛生 研 究 所,早 川順 子,中 野 玲 子,名 城 大 学,有 田,豊 の諸 氏,ご 援 助 賜 わ った愛 知 県 食 品獣 医務 課近 藤 尚課 長,関 係地 域 保 健所 職 員,森 永 製 菓K.K.,名 糖 産業K.K.,渡 辺 製菓K.K. に深 謝 します. 文 献 1) 藤 本 重 広:大 阪府 立 大 学農 学 部 昆 虫 学 教 室 出版, 2, 19 (1956).

2)

L.D.,

Goodhue, C.L.

Tissol:

J. Econ. Ent.

45, 133 (1952).

3) 原 田 豊 秋:食 衛 誌.9, 189 (1968). 4) 林 長 閑:新 昆 虫6, 24 (1953). 5) 久 松 定 成:北 九 州 の 昆 虫11, 35 (1964). 6) 池 田 安 之 助,近 藤 泉 子:防 虫 科 学26, 112 (1961). 7) 生 沢 万 寿 夫 ほ か:"食 品 害 虫"348 (1969)光 琳 書 院. 8) 伊 藤 秀 子:名 古 屋 市 衛 生 研 究 所 報9, 45 (1962). 9) 川 城 巌 ほ か:"菓 子 食 品 害 虫 要 覧"p. 138 (1963) 全 国 菓 子 協 会,日 本 チ ョ コ レー ト ・コ コ ア 協 会. 10) 六 浦 晃,斎 藤 寿 久:植 物 防 疫15, 306 (1961). 11) 中 根 猛 彦:同 上15, 301 (1961). 12) 菅 原 寛 夫 ほ か:"農 薬 の 生 物 検 定 法"p. 304 (1965). 南 江 堂. 13) 高 崎 保 郎 ほ か:愛 知 県 衛 生 研 究 所 報18, 83 (1968). 14) 谷 幹 夫:貯 穀 害 虫 に 関 す る 研 究,名 城 大 学 農 学 部 卒 業 論 文(1970). 15) 吉 田 敏 治:生 物 科 学10, 60 (1958).

Fig.  1.  Map  showing  the  situation  of  the  Trap in  Aichi  Prefecture
Table  4.  Injurious  Insect  of  the  Confections Taken  by  the  Trap
Table  6.  Invasive  Test  of  two  Insects  to  Different  Type  of  the  Package (The  Almond  Chocolate  Used)
Table  9.  Repellent  Agent  and  their  Chemical  Symbol  Used  for  the Effective  Observation  of  Evasion
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