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本調査の概要 背景 インドは豊富な石炭資源を保有していることから石炭への依存度が高い しかし 近年の大気汚染等の環境問題 今後の地球温暖化対策から 石炭の役割は縮小へ グリーンエネルギー 特に再生可能エネルギーの導入に注力 しかし 一次エネルギー需要の増加から 石炭シェアは減少するものの需要は増加

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(1)

インドの石炭火力発電計画の動向と一

般炭輸入動向調査

平成30年 6月18日

平成29年度JOGMEC石炭開発部成果報告会

海外炭開発高度化等調査

(2)

本調査の概要

1

【背景】

 インドは豊富な石炭資源を保有していることから石炭への依存度が高い

しかし、近年の大気汚染等の環境問題、今後の地球温暖化対策から

 石炭の役割は縮小へ ⇒グリーンエネルギー、特に再生可能エネルギーの導入に注力

しかし、一次エネルギー需要の増加から

 石炭シェアは減少するものの需要は増加

 一方で石炭需給の現状をみると、

石炭生産:石炭は基幹エネルギーで重要 ⇒石炭資源の有効利用から石炭生産を強化

石炭輸入:石炭輸入の急増から中国と並ぶ輸入国。ここ2年減少したものの、2017年度

は増加

石炭火力:計画を上回る建設により、石炭火力発電設備は過剰状態

【目的】

 上記を踏まえ、将来の石炭需給(消費・生産・輸入)を検討

(3)

本日の報告内容

2

 石炭需給の現状

生産、輸入、国内炭消費

 石炭政策

 電力需給の現状

電力消費、発電電力量、発電設備容量

 電源開発計画

これまでの目標と達成率、国家電力計画案による電源開発計画

 石炭需給見通し

インド政府、主要機関の石炭需要見通し

本調査による一般炭需給見通し

 まとめ

(4)

一次エネルギー需給の現状と石炭

3

 インドは化石エネルギー

の純輸入国

 一次エネルギー消費量

は、石炭、石油を中心に

堅調に増加

 一方で、一次エネルギー

生産量は石炭を中心に

緩やかに増加し、2010年

代に入り、ガス、石油生

産量の減少から停滞気

 石炭は一次エネルギー

消費量の6割弱、一次エ

ネルギー生産量の7割を

占める

出所:BP, “BP Statistical Review of World Energy June 2017”より作成

一次エネルギー消費量の推移

構成(2016年)

318 332 345 366 394 414 450 476 513 537 569 612 621 664 685 724 0 100 200 300 400 500 600 700 800 2001 2006 2011 2016 (百万toe) 234 242 251 269 280 293 310 327 352 375 380 377 376 390 400 408 0 100 200 300 400 500 600 700 800 2001 2006 2011 2016 (百万toe) 再エネ 原子力 水力 天然ガス 石油 石炭

一次エネルギー生産量の推移

石油 9.9% 天然ガス 6.1% 石炭 70.8% 原子力 2.1% 水力 7.1% 再生可能 エネルギー 4.0% 石油 29.4% 天然ガス 6.2% 石炭 56.9% 原子力 1.2% 水力 4.0% 再生可能 エネルギー 2.3%

(5)

世界の石炭需給におけるインドのシェア

4

 確定埋蔵量では世界第5位

 生産量、消費量では世界第2位

 輸入量は急速に増加し、2014年に日本

を抜いて世界第2位

インドの石炭埋蔵量、生産量、消費量、輸入量(2016年)

(百万トン) 埋蔵量 生産量 消費量 輸入量 世界計 (百万トン)

1,139,331

7,268.6

7,455.4

1,331.3

インド (百万トン)

94,769

707.6

913.9

200.1

(シェア) (%)

(8.3)

(9.7)

(12.3)

(15.0)

消費量

米国 22.1% 中国 21.4% ロシア 14.1% 豪州 12.7% インド 8.3% その他 21.4% 中国 44.6% インド 9.7% 米国 9.2% 豪州 6.9% インドネシア 6.3% その他 23.2% 中国 48.4% インド 12.3% 米国 8.9% ドイツ 3.1% ロシア 2.9% その他 24.4% 中国 19.2% インド 15.0% 日本 14.2% 韓国 10.1% 台湾 4.9% その他 36.5%

生産量

確定

埋蔵量

輸入量

出所: 埋蔵量:BP, “BP Statistical Review of World Energy June 2017”より作成

生産量:消費量、輸入量はIEA, “World Energy Statistics 2017”より作成

(6)

石炭生産

5

 1971-72年度の7,614万トンから2016-17年度には7億802万トンと9.3倍に増加

 対前年伸び率はその時々の世界景気、国内事情等により変動しているが、年平均伸び率は

5.1%

石炭生産量の推移と対前年度伸び率

注:

2016-17年度の数値は暫定値。生産量は原炭ベース。

出所: Coal Controller’s Organization, Ministry of Coal, “Coal Directory of India”及び“Provisional Coal Statistics 2016-17”より作成

5.2 1.7 12.1 12.4 2.3 -0.4 0.7 1.5 11.4 10.3 4.8 7.3 5.2 4.5 8.0 9.8 8.4 3.3 5.8 9.1 3.9 3.2 3.9 6.7 4.5 3.7 -0.1 2.1 3.5 4.3 4.2 6.0 6.1 5.9 5.7 6.3 6.9 7.8 0.8 2.1 3.5 1.2 7.8 3.9 3.7 -2 0 2 4 6 8 10 12 14 0 100 200 300 400 500 600 700 800 (百万トン) (%) 対前年伸び率(%)

(7)

石炭生産(炭種別)

6

 一般炭を中心に増加

 炭種別の生産量

(百万トン)

 一般炭はインド中部から東部で生産

炭種別生産量の推移

注:

2016-17年度の数値は暫定値。生産量は原炭ベース。

出所: Coal Controller’s Organization, Ministry of Coal, “Coal Directory of India”及び“Provisional Coal Statistics 2016-17”より作成

Tamilnadu 57.9% Gujarat 23.3% Rajasthan 18.7% Assam 0.10% Chhattisgarh 23.9%

Jammu & Kashmir 0.002% Jharkhand 11.1% Madhya Pradesh 17.4% Maharashtra 6.7% Meghalaya 0.6% Odisha(旧Orissa) 23.2% Telangana 9.9% Uttar Pradesh 2.7% West Bengal 4.3% Chhattisgarh 0.18% Jharkhand 96.7% Madhya Pradesh 0.21% West Bengal 2.9%

炭種別・州別の生産量(2016-17年度)

原料炭

褐炭

一般炭

353 367 389 413 437 462 491 525 566 570 582 603 610 657 683 708 0 100 200 300 400 500 600 700 800 (百万トン) 褐炭 一般炭 原料炭

2001-02

2016-17

増加量

一般炭

299.12

601.13

302.01

原料炭

28.67

61.66

32.99

褐炭

24.81

45.23

20.42

(8)

褐炭を除く石炭生産(事業者別)

7

 事業者別の生産量

事業者別生産量の推移

注:

2016-17年度の数値は暫定値。生産量は原炭ベース。

出所: Coal Controller’s Organization, Ministry of Coal, “Coal Directory of India”及び“Provisional Coal Statistics 2016-17”より作成

炭種別・事業者別の生産量(2016-17年度)

原料炭

一般炭

CIL 559.5Mt, 84.4% SCCL 59.5Mt, 9.0% その他公営 9.7Mt, 1.5% 民間 34.1Mt, 5.1% CIL 504.8Mt, 84.0% SCCL 59.5Mt, 9.9% その他公営 9.0 Mt, 1.5% 民間 27.8Mt, 4.6% CIL 54.7Mt, 88.6% SCCL 0.0Mt, 0.0% その他公営 0.7Mt, 1.1% 民間 6.3Mt, 10.2%

一般炭+原料炭

383 407 431 457 493 532 533 540 556 566 609 639 663 0 100 200 300 400 500 600 700 (百万トン) 民間 その他公営 SCCL CIL (百万トン) 2012-13 2013-14 2014-15 2015-16 2016-17 2017-18 (実績) (実績) (実績) (実績) (暫定値) (暫定値) CIL 452.20 462.41 494.23 538.75 559.46 567.36 SCCL 53.19 50.47 52.54 60.38 59.53 62.01 その他公営 16.29 15.20 20.26 7.54 9.72 民間 34.73 37.69 42.15 32.55 34.08 計 556.40 565.77 609.18 639.23 662.79 676.48 47.11

(2017-18年度の数値は石炭省ホームページより)

(9)

一般炭生産量(グレード別)

8

 NTPCでは主にG9~G12を使用

一般炭分類表

注:

2016-17年度の数値は暫定値。生産量は原炭ベース。

出所: Coal Controller’s Organization, Ministry of Coal, “Coal Directory of India”及び

“Provisional Coal Statistics 2016-17”より作成

グレード別の一般炭生産量の推移

(千トン) 2012-13 2013-14 2014-15 2015-16 2016-17 G1 5,899 6,130 2,740 3,831 3,832 G2 480 416 565 341 309 G3 5,622 5,374 5,469 5,189 5,279 G4 17,619 21,526 19,025 17,665 17,319 G5 15,162 13,236 14,789 16,302 13,112 G6 22,708 17,714 22,680 13,114 14,140 G7 34,842 35,837 37,838 39,038 35,961 G8 24,189 28,273 30,523 33,150 29,450 G9 66,817 57,003 52,704 44,579 37,769 G10 59,118 55,405 64,411 82,855 98,074 G11 120,369 126,328 130,703 147,460 143,133 G12 36,932 56,372 79,169 90,578 92,317 G13 81,090 68,984 76,348 77,619 90,838 G14 3,168 4,556 5,054 1,439 7,440 G15 3,968 3,858 3,806 4,073 3,540 G16 1,630 3,093 2,627 418 7,769 G17 5,207 4,786 3,258 666 531 分類不能 0 56 24 26 318 計 504,820 508,947 551,733 578,343 601,131 グレード グレード G1 G10 4,301 kcal/kg ~ 4,600 kcal/kg

G2 6,701 kcal/kg ~ 7,000 kcal/kg G11 4,001 kcal/kg ~ 4,300 kcal/kg G3 6,401 kcal/kg ~ 6,700 kcal/kg G12 3,701 kcal/kg ~ 4,000 kcal/kg G4 6,101 kcal/kg ~ 6,400 kcal/kg G13 3,401 kcal/kg ~ 3,700 kcal/kg G5 5,801 kcal/kg ~ 6,100 kcal/kg G14 3,101 kcal/kg ~ 3,400 kcal/kg G6 5,501 kcal/kg ~ 5,800 kcal/kg G15 2,801 kcal/kg ~ 3,100 kcal/kg G7 5,201 kcal/kg ~ 5,500 kcal/kg G16 2,501 kcal/kg ~ 2,800 kcal/kg G8 4,901 kcal/kg ~ 5,200 kcal/kg G17 2,201 kcal/kg ~ 2,500 kcal/kg G9 4,601 kcal/kg ~ 4,900 kcal/kg 発熱量(GCVベース) 発熱量(GCVベース) 7,000 kcal/kg <

グレード別の一般炭生産の構成(2016-17年度)

G1 0.6% G2 0.1% G3 0.9% G4 2.9% G5 2.2% G6 2.4% G7 6.0% G8 4.9% G9 6.3% G10 16.3% G11 23.8% G12 15.4% G13 15.1% G14 1.2% G15 0.6% G16 1.3% G17 0.1%

(10)

石炭輸入

9

 2010年代に入り一般炭を中心に急増後、2014-15年度をピークに減少

 2017-18年度は再び増加

石炭輸入量の推移

出所: Department of Commerce, Ministry of Commerce and Industry, “Export Import Data Bank”より作成

3 .1 7 6 .4 4 1 6 .5 4 1 9 .7 0 2 0 .9 3 2 0 .5 5 2 3 .0 3 2 1 .6 8 2 8 .9 5 3 8 .5 9 4 3 .0 8 4 9 .7 9 5 9 .0 0 7 3 .2 5 6 8 .9 2 10 2 .8 4 14 5 .7 9 1 6 6 .8 6 21 2 .1 0 2 0 3 .9 5 1 9 1 .0 1 2 0 8 .2 7 0 50 100 150 200 250 (百万トン) 一般炭 原料炭 (千トン) 2010-2011 2011-2012 2012-2013 2013-2014 2014-2015 2015-2016 2016-2017 2017-2018 一般炭 49,433 71,039 110,228 129,985 168,388 159,388 149,365 161,269 原料炭 19,484 31,801 35,557 36,872 43,715 44,561 41,644 47,003 計 68,917 102,840 145,785 166,857 212,103 203,949 191,009 208,273

(11)

一般炭輸入(国別)

10

 インドネシアからの輸入は急増後に

減少

 南アフリカ、豪州からの輸入は増加後

ほぼ横ばい

 上記3ヵ国からの輸入量は総輸入の

89%

国別一般炭輸入量の推移

国別一般炭輸入構成(2017-18年度)

出所: Department of Commerce, Ministry of Commerce and Industry, “Export Import Data Bank”

より作成

(百万トン) インドネシア 58.7% 南アフリカ 23.9% 豪州 6.4% 米国 5.4% ロシア 2.4% モザンビーク 2.2% コロンビア 0.2% チリ 0.2% その他 0.5% 8.7 12.0 21.7 25.2 27.8 37.9 48.6 49.4 71.0 110.2 130.0 168.4 159.4 149.3 161.3 0 25 50 75 100 125 150 175 (百万トン) インドネシア 南アフリカ 豪州 米国 ロシア モザンビーク コロンビア その他 2012-13 2013-14 2014-15 2015-16 2016-17 2017-18 インドネシア 82.17 101.79 118.22 97.36 91.01 94.73 南アフリカ 18.83 19.92 30.57 36.64 34.24 38.49 豪州 2.97 4.68 9.96 9.90 10.15 10.38 米国 3.08 1.00 2.67 4.65 3.95 8.75 ロシア 0.31 0.50 1.20 3.82 3.91 3.91 モザンビーク 0.07 0.53 0.57 0.89 2.85 3.53 コロンビア 0.19 0.00 0.00 0.00 2.00 0.33 その他 2.61 1.57 5.21 6.13 1.25 1.15 計 110.23 129.98 168.39 159.39 149.36 161.27

(12)

国内炭消費(褐炭を除く石炭)

11

 電力での消費が全体の約80%

 2016-17年度の電力での消費は5億2,730

万トン、以下、鉄鋼、セメント、スポンジ鉄

と続く

褐炭を除く石炭の産業別購入量構成

注:

2016-17年度の数値は暫定値。購入量は原炭ベース。

その他には、それぞれの産業に振り分けられない数量が集計されて

いると推察される。

出所: Coal Controller’s Organization, Ministry of Coal, “Coal Directory of

India”及び“Provisional Coal Statistics 2016-17”より作成

電力 81.1% 鉄鋼 1.9% スポンジ鉄 0.9% セメント 1.0% 肥料 0.3% 紙パルプ 0.2% その他 14.7%

注:

2016-17年度の数値は暫定値。購入量は原炭ベース。

その他には、それぞれの産業に振り分けられない数量

が集計されていると推察される。

出所: Coal Controller’s Organization, Ministry of Coal

“Provisional Coal Statistics 2016-17”より作成

(千トン)

2012-13

2013-14

2014-15

2015-16

2016-17

電力(公共供給)

387,766

394,529

435,438

483,124

496,572

電力(Captive向け)

58,998

54,423

62,263

34,645

30,684

鉄鋼

15,505

15,487

12,021

12,273

11,845

鉄鋼(ボイラ用)

640

688

501

249

658

セメント

13,113

11,936

11,357

8,985

6,434

肥料

2,511

2,288

2,293

2,296

2,143

スポンジ鉄

20,903

18,493

17,766

7,763

5,677

金属

568

738

467

440

651

化学

350

351

407

325

312

紙・パルプ

2,118

1,906

1,648

1,211

1,184

繊維・レーヨン

304

360

415

267

243

レンガ

2,006

4,007

91

74

97

その他

62,354

66,854

59,105

80,790

93,819

567,136

572,060

603,772

632,442

650,319

炭鉱自家消費

468

425

576

336

289

合計

567,604

572,485

604,348

632,778

650,508

褐炭を除く石炭の産業別購入量の推移

(13)

石炭政策

12

 化石燃料の比率は減少するが、需要は増加

 石炭火力は基幹電源であることから石炭の確保は重要

 国内炭生産の強化

石炭生産目標15億トン(CIL:10億トン、SCCL:0.8億トン、残り:民間)を2015年に発表

電力向け輸入「ゼロ」を目指している

 2018年から商業向け民間企業に対しても鉱区を開放

 国家エネルギー計画案(2017年6月)では、以下を謳っている

 CILの7つの子会社を独立企業として競争の促進

 石炭部門を開放し商業生産を可能に

 効率向上、競争促進、投資拡大による石炭価格の低下

 しかし、石炭需要増の減速もあり、褐炭を除く石炭生産量は2016年度で6.63億トン(暫定値)、

 これを受け、15億トンの石炭生産目標を2022年度末に

 2017年度の褐炭を除く石炭生産量は、6.76億トン(暫定値、石炭省)

(14)

電力消費量

13

 1991-92年の231TWhから2016-17年

度には1,066TWhに増加

 1991-92年度以降の5年毎の平均伸

び率は1996-97年度から2001-02年度

の5年間を除いて6~8%

 各分野で電力消費は増加しているが、

中でも家庭と商業での伸びが著しい

(1991-92年度~2016-17年度の伸び率は8%超)

産業(用途)別電力消費量の推移

10.3 12.6 10.6 12.6 10.8 6.1 8.6 1.6 7.9 9.4 8.9 6.4 3.5 7.0 8.4 5.0 6.1 8.5 5.6 6.5 0 2 4 6 8 10 12 14 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1 9 4 7 1 9 5 0 1 9 5 5 -5 6 1 9 6 0 -6 1 1 9 6 5 -6 6 1 9 6 8 -6 9 1 9 7 3 -7 4 1 9 7 8 -7 9 1 9 7 9 -8 0 1 9 8 4 -8 5 1 9 8 9 -9 0 1 9 9 1 -9 2 1 9 9 6 -9 7 2 0 0 1 -0 2 2 0 0 6 -0 7 2 0 1 1 -1 2 2 0 1 2 -1 3 2 0 1 3 -1 4 2 0 1 4 -1 5 2 0 1 5 -1 6 2 0 1 6 -1 7 (TWh) (%) 伸び率(%) 231 315 375 526 785 824 874 949 1,001 1,066 0 200 400 600 800 1,000 1,200 (TWh) その他 農業 輸送 産業 商業 家庭 家庭 24.3% 商業 9.2% 産業 40.0% 輸送 1.6% 農業 18.3% その他 6.5%

電力消費量の推移

産業(用途)別の構成(2016-17年度)

出所: Central Electricity Authority, Ministry of Power, “Growth of Electricity Sector

in India 1947-2017”より作成より作成

(15)

出所: Central Electricity Authority, Ministry of Power, “Growth of Electricity Sector in India 1947-2017”より作成

発電電力量

14

 1991-92年の287TWhから2016-17年

度には1,236TWhに増加。5年毎の平

均伸び率は6%前後

 石炭は堅調に増加。ガスは2011-12

年度をピークに減少。再生可能エネ

ルギーは2000年代半ばから増加

(TWh)

電源別構成(2016-17年度)

7.8 13.6 11.9 14.3 12.9 7.1 9.0 2.1 8.4 9.4 8.1 6.6 5.5 5.3 6.6 4.6 6.4 7.6 5.7 5.9 0 2 4 6 8 10 12 14 16 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1 9 4 7 1 9 5 0 1 9 5 5 -5 6 1 9 6 0 -6 1 1 9 6 5 -6 6 1 9 6 8 -6 9 1 9 7 3 -7 4 1 9 7 8 -7 9 1 9 7 9 -8 0 1 9 8 4 -8 5 1 9 8 9 -9 0 1 9 9 1 -9 2 1 9 9 6 -9 7 2 0 0 1 -0 2 2 0 0 6 -0 7 2 0 1 1 -1 2 2 0 1 2 -1 3 2 0 1 3 -1 4 2 0 1 4 -1 5 2 0 1 5 -1 6 2 0 1 6 -1 7 (TWh) (%) 伸び率(%)

発電電力量の推移

石炭 76.4% ディーゼル 0.02% ガス 4.0% 原子力 3.1% 水力 9.9% 再生可能 6.6% 287 396 517 671 922 964 1,027 1,105 1,168 1,236 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 (TWh) 再生可能 水力 原子力 ガス ディーゼル 石炭

電源別発電電力量の推移

2001-02 2006-07 2011-12 2016-17 石炭 370.9 461.8 612.5 944.9 ガス 47.1 64.2 93.3 49.1 原子力 19.5 18.8 32.3 37.9 水力 73.6 113.5 130.5 122.4 再エネ 2.1 9.9 51.2 81.9

(16)

発電設備容量

15

 漸増していた発電設備容量は、

2010年代に入り石炭火力を中心

に急速に増加

 一方で、再生可能エネルギーは、

2000年代半ばから急速に増加

電源別構成(2017年3月末)

出所: Central Electricity Authority, Ministry of Power,

“Executive Summary for the Month of March

2017”より作成

132.3 143.1 148… 159.4 173.6 199.9 223.3 243.0 267.6 298.1 326.8 6.5 8.1 3.4 7.7 8.9 15.1 11.7 8.8 10.1 11.4 9.7 0 2 4 6 8 10 12 14 16 0 50 100 150 200 250 300 350 400 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (GW) 再生可能 水力 原子力 ガス ディーゼル 石炭 対前年伸び率(%) (%)

発電設備容量(各年3月末)の推移

(MW) 石炭 ディーゼル ガス 2007.3 71,121 1,202 13,692 86,015 3,900 34,654 7,761 132,329 2012.3 112,022 1,200 18,381 131,603 4,780 38,990 24,503 199,877 2017.3 192,163 838 25,329 218,330 6,780 44,478 57,260 326,849 年平均伸び率 (%) 2007-12 9.5 0.0 6.1 8.9 4.2 2.4 25.9 8.6 2012-17 11.4 -6.9 6.6 10.7 7.2 2.7 18.5 10.3 2007-17 10.5 -3.5 6.3 9.8 5.7 2.5 22.1 9.5 合計 火力計 原子力 水力 再生可能

出所: Central Electricity Authority, Ministry of Power, “Executive Summary for the

Month of March ”より作成

天然ガス 7.7% ディーゼル 0.3% 石炭 58.8% 原子力 2.1% 水力 13.6% 小水力 1.3% 風力 9.9% バイオマス 2.5% 太陽光 3.8% 17.5%

再生可能エネルギー

(17)

これまでの発電設備容量の追加目標と達成率

16

【第12次計画期間(2012年度~2016年度)】

中央電力庁(CEA:Central Electricity Agency)の

国家電力開発計画案(Draft National Electricity

Plan、2016年12月発表)によると、

 総発電設備容量は目標を15%上回る

 石炭火力の達成率は125%で、目標を

17,740MW上回る見込み

さらに、2017年度以降に約50GW(建設中)が

運開

 再生可能エネルギー導入促進政策を背景に、

太陽光の達成率は178%

発電設備容量の追加目標と見込み(第12次計画)

発電設備容量の追加目標と実績

(火力、原子力、水力の計)

目標(MW)

実績(MW)

達成率

第8次計画

30,538

16,423

53.8%

第9次計画

40,245

19,119

47.5%

第10次計画

41,110

21,180

51.5%

第11次計画

78,700

54,964

69.8%

目標(MW) 見込み(MW) 達成率 石炭 69,800 87,540 125% 一般炭 69,280 86,250 124% 褐炭 520 1,290 248% ガス 2,540 6,080 239% 火力計 72,340 93,620 129% 水力 10,897 5,250 48% 原子力 5,300 2,500 47% 在来型計 88,537 101,645 115% 太陽光 10,000 17,823 178% 風力 15,000 13,609 91% その他再エネ 5,000 3,323 66% 再エネ計 30,000 34,755 116% 合 計 118,537 136,400 115%

【第11次計画期間以前】

 第8次~第10次計画での達成率は50%前後

 第11次計画では70%に上昇

(18)

国家電力計画案による電源開発計画

17

 CEAの国家電力計画案によるベースケースでの総設備容量は、

336GW(2017年度末)から523GW(2022年度末)、640GW(2027

年度末)と増加

 石炭火力は、設備容量の過剰から2022年度以降の追加はゼロ

 政府目標は再生可能エネルギー発電設備容量を2022年3月末

までに175GW

注:

*

石炭の50,025MWは建設中の設備容量。斜体は所与の値。

出所: Central Electricity Authority, Ministry of Power, “Draft National Electricity Plan”, December 2016より作成

ベースケース(2022年度末再生可能エネルギー175GWシナリオ)における電源開発計画

(MW) 2017年3月末 2017-2022年 2022年3月末 2022-2027年 2027年3月末 見込み 追加 累積 追加 累積 石炭 198,488 50,025* 248,513 0 248,513 ガス 25,628 4,340 29,968 0 29,968 水力 44,498 15,330 59,828 12,000 71,828 原子力 7,280 2,800 10,080 4,800 14,880 在来型計 275,894 72,495 348,389 16,800 365,189 太陽光 18,763 81,237 100,000 50,000 150,000 風力 30,966 29,034 60,000 40,000 100,000 その他再エネ 9,945 5,055 15,000 10,000 25,000 再エネ計 59,674 115,326 175,000 100,000 275,000 合 計 335,568 187,821 523,389 116,800 640,189 石炭 59.1% 47.5% 38.8% ガス 7.6% 5.7% 4.7% 非化石 33.2% 46.8% 56.5% (うち再エネ) (17.8%) (33.4%) (43.0%)

電力需要(

TWh

) ピーク需要(

MW

2021-22年度

1,611

235,317

2026-27年度

2,131

317,674

電力需要見通し

注:

DSM(Demand side management)を

反映した数値

(19)

注:

IEEJ-Ref.: Reference Scenario, IEEJ-Tech: Advanced

Technologies Scenario

出所: IEEJ ,「IEEJアウトルック2017」より作成

一次エネルギー需要見通し

(IEA, IEEJ, NITI Aayog)

18

【一次エネルギー需要、石炭需要】

 各機関の各シナリオにおいて一次エネルギー需要

は増加

 それに伴い石炭需要も増加

(ただし、IEA-SDSの石炭需

要は減少)

【一次エネルギー需要に占める石炭比率】

 IEA-CPS、IEA-NPS、IEEJ-Ref.、NITI-BAU:横ばいで推移

 IEA-SDS、IEEJ-Tech.、NITI-NAS:燃料転換(石炭⇒再

生可能エネルギー、天然ガス等)、利用効率の向上

により低下の予測

注:

IEA-CPS: Curren t Policies Scenario, IEA-NPC: New Policies

Scenario, IEA-SDS: Sustainable Development Scenario

出所: IEA, “World Energy Outlook 2017”より作成

注:

NITI-BAU: Business as Usual, NITI-NAS: NITI Ambition

Scenario

出所: NITI Aayog, “Draft National Energy Policy”, Version as on

27.06.2017

851 1,544 2,073 1,466 1,901 1,236 1,479 45% 49% 51% 45% 45% 37% 28% 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 2030 2040 2030 2040 2030 2040 2015 あ IEA-CPS あ IEA-NPS あ IEA-SDS (百万toe) 再生可能 水力 原子力 天然ガス 石油 石炭 851 1,585 2,061 1,492 1,837 45% 45% 45% 41% 38% 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 2030 2040 2030 2040 2015 あ IEEJ-Ref. あ IEEJ-Tech. (百万toe) 再生可能 水力 原子力 天然ガス 石油 石炭 612 1,029 1,933 970 1,662 46% 50% 50% 49% 44% 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 2022 2040 2022 2040 2012 あ NITI-BAU あ NITI-NAS (百万toe) 非化石エネ ガス 石油 石炭

IEA

NITI Aayog

IEEJ

(20)

石炭需要見通し(IEA, IEEJ, NITI Aayog)

19

注:

IEA-CPS: Current Policies Scenario, IEA-NPC: New Policies Scenario, IEA-SDS: Sustainable Development Scenario

NITI-BAU: Business as Usual, NITI-NAS: NITI Ambition Scenario

IEEJ-Ref.: Reference Scenario, IEEJ-Tech: Advanced Technologies Scenario

出所: NITI Aayog, “Draft National Energy Policy”, Version as on 27.06.2017、 IEA, “World Energy Outlook 2017”

IEEJ ,「IEEJアウトルック2017」より作成

379 560 667 768 860 607 751 1,060 463 456 409 484 610 720 828 932 467 556 606 651 697 518 973 282 475 725

200

300

400

500

600

700

800

900

1,000

1,100

1,200

2012

2015

2020 2022

2025

2030

2035

2040

(百万toe)

IEEJ-Ref. IEEJ-Tech. IEA-CPS IEA-NPS IEA-SDS NITI-BAU NITI-NAS

(21)

622 771 956 1 ,1 2 3 1 ,2 8 1 1 ,4 3 5 622 786 995 1 ,1 8 2 1 ,3 6 0 1 ,5 3 4 0 500 1,000 1,500 2,000 (百万トン) 需要増の80% 需要増の90%

一般炭需給見通し(本調査)

20

【需要・生産の見通し】

 一般炭需要は、電力分野を中心に産業分野でも増加

 一般炭生産も需要の増加に伴い増加するが、以下の観点から、一般炭の需要増分を全て国

内生産で満たすことは困難

炭質問題(高灰分、低発熱量)、カロリー当たりコスト(国内炭 v.s. 海外炭)、海外炭焚き発電

所の増加等、また、土地収用問題、輸送問題も課題

需要見通し

生産見通し

780 973 1,205 1,413 1,610 1,803 77% 75% 75% 75% 74% 74% 23% 25% 25% 25% 26% 26% 0 500 1,000 1,500 2,000 (百万トン) 産業等 電力

出所: 本調査

(22)

一般炭需給見通し(本調査)

21

出所: 本調査

【輸入の見通し】

 一般炭輸入は、今後の需要増に対して国内供給でその全てを賄うことが困難であると判断さ

れることから、今後も増加

 ただし、2010年度以降の急増と比較して増加速度は落ち着く

対2015年度で2031年度に0.83~1.28億トン、2041年度には1.35~2.10億トンの増加

輸入見通し

21.7 49.4 159 187 216 242 268 294 159 199 245 287 328 369 0 100 200 300 400 (百万トン) 需要増の80%を国内生産で賄う場合 需要増の90%を国内生産で賄う場合

(23)

まとめ

22

【需要】

 今後も、経済成長に伴うエネルギー需要の増加により、一般炭需要は電力分野を中心に産業

分野等でも増加

ただし、環境問題等から一次エネルギーに占める石炭の比率、発電電力量に占める石炭火

力の比率は低下

【生産】

 需要増に伴い国内生産は増加

 政府は国内生産の強化、輸入削減を推し進めているが、石炭需要増を国内生産増で賄うこと

は困難

【輸入】

 一般炭輸入は今後も拡大し、一般炭市場でのインドのプレゼンスは高まる

【今後の一般炭市場を見る上でのポイント(インドの輸入拡大を踏まえて)】

 インドネシアの輸出減、豪州での新規炭鉱開発

 アセアン諸国等での輸入増

 インド、アセアン諸国等での輸入ソースの変化

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