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能代市中心市街地活性化計画

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Academic year: 2021

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能代市中心市街地活性化後期計画

平成 26 年 3 月

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1. 中心市街地の活性化に関する基本的な方針 ... 1 [1] 能代市の概況 ... 1 (1)位置・地勢・気候 ... 1 (2)沿革・中心市街地の成り立ち ... 2 [2] 能代市及び中心市街地の現状把握 ... 3 (1)能代市及び中心市街地の人口の推移 ... 3 (2)事業所・従業者の動向 ... 5 (3)公共交通の動向 ... 6 (4)能代市の観光入込み客数 ... 8 (5)能代市中心市街地の公共公益施設 ... 9 (6)公営住宅 ... 10 (7)地価動向 ... 11 [3] 能代市及び中心市街地の商業の現況 ... 13 (1)商業の現状 ... 13 (2)能代市中心市街地の商店街現況 ... 17 (3)能代市の消費購買動向 ... 19 [4] 市民意識の把握 ... 21 (1)市民意識調査にみる市民意向 ... 21 [5] 中心市街地活性化前期計画に基づく取り組みの状況と検証 ... 27 (1)能代市中心市街地活性化前期計画の概要 ... 27 (2)前期計画に基づく中心市街地活性化の取り組み状況 ... 30 (3) 目標達成状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・38 [6] 中心市街地活性化の課題と今後の方向性 ... 39 (1)中心市街地における課題 ... 39 [7] 中心市街地活性化の基本的な方針 ... 46 (1)中心市街地の将来像 ... 46 (2)中心市街地活性化の基本的な方針 ... 48 2. 中心市街地の位置及び区域 ... 50 [1] 位置 ... 50 [2] 区域 ... 51 [3] 中心市街地要件に適合していることの説明 ... 52 3. 中心市街地の活性化の目標 ... 55 [1] 中心市街地活性化の目標 ... 55 [2] 目標年次の考え方 ... 56 [3] 目標(数値目標)の設定とその考え方 ... 56 [4] 具体的な目標値の考え方 ... 57 (1)歩行者・自転車通行量 ... 57 (2)空き店舗率(営業店舗数) ... 62

目 次

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4. 中心市街地活性化のための事業に関する事項 ... 64 [1] 「街なか生活を楽しむ」ための事業に関する事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64 (1) 基本方針① 街なか生活を楽しむ ... 64 (2) 具体的事業の内容 ... 66 [2] 「交流の文化を育てる」ための事業に関する事項 ... 72 (1) 基本方針② 交流の文化を育てる ... 72 (2) 具体的事業の内容 ... 74 [3] 「魅力ある商業空間を創る」ための事業に関する事項 ... 84 (1) 基本方針③ 魅力ある商業空間を創る ... 84 (2) 具体的事業の内容 ... 85 ◇4 に掲げる事業及び実施箇所 ... 90 5. 4 に掲げる事業及び措置の総合的かつ一体的推進に関する事項 ... 91 [1] 市の推進体制の整備等 ... 91 [2] 中心市街地活性化推進協議会に関する事項 ... 93 [3] 計画に基づく事業及び措置の一体的推進 ... 104 6. 中心市街地における都市機能の集積の促進を図るための措置に関する事項 ... 105 [1] 都市機能の集積の促進の考え方 ... 105 [2] 都市計画手法の活用 ... 106 [3] 都市機能の適正立地、既存ストックの有効活用等 ... 108 [4] 都市機能の集積のための事業等 ... 112 7. その他中心市街地の活性化のために必要な事項 ... 113 [1] 計画に掲げる事業等の推進上の留意事項 ... 113 [2] 都市計画との調和等 ... 115 [3] その他の事項 ... 115 8. 認定基準に適合していることの説明 ... 116

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○計画の名称:能代市中心市街地活性化後期計画 ○作成主体:秋田県能代市 ○計画期間:平成26年4月~平成31年3月まで(5ヵ年) 1. 中心市街地の活性化に関する基本的な方針 [1] 能代市の概況 (1)位置・地勢・気候 能代市は、秋田県の北西部に位置し、西は日本海に面し、北は白神山地、東は 出羽丘陵を臨み、奥羽山脈に源を発する1級河川米代川の流域に沿って拓け、流 域は能代沖積平野が発達し、肥沃な田園地帯を形成している。 平成 18 年 3 月、能代市と二ツ井町が合併して誕生した能代市の人口は約 6 万 2 千人(平成 21 年 1 月末現在、住民基本台帳)で、秋田地方法務局能代支局、 国土交通省能代河川国道事務所、秋田県山本地域振興局など国、県の出先機関が 集積する、能代山本広域市町村圏及び県北における行政、経済の中心都市である。 県都秋田市には 60km~80km の圏内にあり、JR 奥羽本線及び高速道秋田自動 車道で約 1 時間の位置にある。 市域面積は、約 427k ㎡(東西約 30km、南北約 35km)で、秋田県の面積の 3.7% を占めており、地目別では、山林が 42.2%(約 180k㎡)、農用地が 20.4%(約 87k ㎡)で、宅地は 3.9%の約 17k ㎡を占めている。 気候は、四季の移り変わりが明瞭で、対馬暖流の影響により、年間平均気温は 10 度前後と温暖であるが、冬は低温で日本海側特有の北西の強い季節風が吹き、 降雪日数は平均 70 日程度、年間降雪量は 3~4m程度となっている。 □能代市位置図 秋田県 ● 中心市街地 八 峰 町 能 代 市 藤 里 町 大 館 市 小 坂 町 鹿 角 市 北 秋 田 市 三 種 町 大 潟 村 男 鹿 市 潟 上 市 上 小 阿 仁 村 井 川 町 五 城 目 町 八 郎 潟 町

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(2)沿革・中心市街地の成り立ち 能代の港は、近世に入り、米代川の水運、北前船による西廻り海運の要衝とし て栄え、米代川流域の豊富な天然秋田杉や銅などの資源の積み出し、京都、大阪 からの物資の流入などで、廻船問屋が経済や文化活動の担い手として活躍した。 近代には、天然秋田杉の集散地として、木材業が発達した。東洋一の規模を誇 った秋田木材株式会社をはじめ、多くの木材工場が林立し、木都能代の名で全国 に知られていた。 昭和 15 年に市制施行し、その後周辺町村を編入し、平成 18 年に二ツ井町と 新設合併し、新しい能代市が発足した。 □能代市の市域の変遷 年月日 次 第 昭和 15.10.1 昭和 17.4.1 昭和 30.3.25 昭和 30.4.1 昭和 30.12.25 昭和 32.6.20 平成 18.3.21 能代港町、東雲村、榊村が合併し、市制施行。 山本郡扇淵村を能代市へ編入。 山本郡二ツ井町、種梅村、荷上場村、富根村が新設合併。新山本郡二 ツ井町が発足。 山本郡檜山町、鶴形村、浅内村、常盤村を能代市へ編入。 山本郡響村を二ツ井町へ編入。 山本郡峰浜村の一部を能代市へ編入。 山本郡二ツ井町と新設合併。新能代市が発足。 〈中心市街地の沿革〉 木都能代として繁栄していた明治から大正期にかけて、当時の繁華街は万町、 中町、畠町、上町、大町が中心で、柳町界隈に花街があった。中でも万町が一番 の繁華街で、廻船問屋が軒を並べていた。 戦後、昭和 24 年と 31 年の 2 度の大火は、能代の産業・経済、都市形成に大 きな影響を与えた。火災復興事業として、区画整理事業や上下水道事業を実施し、 街路の拡幅や増設、寺院・墓地が移転され、万町から畠町にかけての商店街の道 路は 30mに拡幅された。 昭和 36 年に秋田国体が能代で開催され、この頃が現在中心市街地に6つある 商店街が最もにぎわいを見せた時期である。 駅前商店街は、鉄道が開通した明治期に形成が始まったが、現在の商店街は、 昭和 35 年の区画整理事業により再編されたもので、昭和 30 年から昭和 50 年頃 まで日用品や食料品、飲食店などでにぎわいをみせた。 万町界隈と能代駅を結ぶ畠町商店街、中央商店街は能代のメインストリートで、 呉服、用品、寝具、靴・鞄など専門性の高い業種が集積し、市内外から多くの客 を集め、昭和 30 年~昭和 50 年頃まで人通りが多く、広い歩道とアーケードが 人気を集めた。 柳町商店街は、明治初期の揚げ屋、料亭街が始まりで、戦後銀行や病院ができ、 商店が増えたことでにぎわいを見せ、平成に入り、山本組合総合病院の移転に伴 う区画整理事業により近代的なまちに生まれ変わった。 中和大通り商店街と西大通り商店街は、人口増が著しかった昭和 30 年頃に、 住宅地が南へ広がるのに伴って、商店街が形成された。

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[2] 能代市及び中心市街地の現状把握 (1)能代市及び中心市街地の人口の推移 能代市中心市街地の重点地区の人口は、平成 7 年から平成 22 年の間に約 25%減の 880 人もの大きな減少となっている。また、重点区域の老年人口比率は、平成 7 年の約 28% から平成 22 年には約 39%へと大幅に上昇しており、中心市街地において高齢化が急速 に進行している。(注:重点区域については2[2]区域に記述) ①能代市の人口・老年人口比率 能代市の人口は、近年減少を続けており、能代地域では平成 7 年(55,009 人) から平成 22 年(48,939 人)の間に 6,070 人(11.0%)の減少となっている。 特に、中心市街地の人口は、平成 7 年(16,662 人)から平成 22 年(12,983 人)の間に 3,679 人(22.1%)の大幅減少となっており、市の人口減は主に中 心市街地で進んでいる。 また、能代地域の 65 歳以上の老年人口比率は、平成 7 年 20.2%から平成 22 年 31.4%と高齢化が進み、中心市街地では 24.5%から 37.6%と急速な高齢化 が進行している。 中心市街地のうち、「中心市街地の区域設定」において、ビジョンで重点区域と して位置づけた住吉町、柳町、東町、畠町、富町、元町及び上町についてみると、 平成 7 年(3,482 人)から平成 22 年(2,602 人)の間に、880 人(25.3%) と大幅な減少となっており、老年人口比率も、平成 7 年の 28.3%から平成 22 年 には 38.7%へと急上昇している。 こうした中心市街地の人口の大幅減少や高齢化の急速な進行により、これまで 中心市街地が担ってきた伝統ある祭りやイベントを継続することや、地域コミュ ニティを維持することなどが難しくなりつつある。 □能代地域及び中心市街地の人口 3,482 3,316 2,821 2,602 16,662 15,724 14,123 12,983 55,009 53,266 51,703 48,939 0 20,000 40,000 60,000 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年 (人) 重点区域 中心市街地 能代地域

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□能代地域及び中心市街地の人口及び老年人口比率(下段の%が老年人口比率)(単位:人) 平成 7 年 平成 12 年 平成 17 年 平成 22 年 平 22/平 7 対比 能代地域 55,009 (20.2%) 53,266 (24.1%) 51,703 (27.8%) 48,939 (31.4%) 89.0% 中心市街地 16,662 (24.5%) 15,724 (27.9%) 14,123 (33.4%) 12,983 (37.6%) 77.9% 重点区域 3,482 (28.3%) 3,316 (32.4%) 2,821 (37.1%) 2,602 (38.7%) 74.7% 資料:国勢調査 ②人口・産業 合併前の能代市の人口は、昭和 30 年の 63,421 人(当時の市域)をピークに減少 を続けており、平成 7 年から平成 22 年の間に 55,009 人から 48,939 人へと 11% の減少となっている。 産業別就業人口では、平成 7 年から平成 22 年の間に、総数が約 20%減少しており、 第 1 次産業と第 2 次産業で大幅減となっている。第 3 次産業は構成比でみると近年微 増傾向にあり、平成 22 年に就業人口の約 2/3 を占めるに至っている。 □能代地域の人口・産業別就業人口(国勢調査 総数には分類不能の産業を含む) 平成 7 年 平成 12 年 平成 17 年 平成 22 年 平 22/平 7 対比(%) 実数 (人) 構成比 (%) 実数 (人) 構成比 (%) 実数 (人) 構成比 (%) 実数 (人) 構成比 (%) 第 1 次産業 2,614 9.7 2,313 9.0 2,196 9.1 1,813 8.4 69.4 第 2 次産業 8,474 31.4 7,380 28.8 6,398 26.4 5,252 24.3 62.0 第 3 次産業 15,912 58.9 15,946 62.1 15,563 64.2 14,471 67.1 90.9 総 数 27,008 - 25,662 - 24,229 - 21,582 - 79.9 能代地域人口 55,009 - 53,266 - 51,703 - 48,939 - 89.0 20.2% 24.1% 27.8% 31.4% 24.5% 27.9% 33.4% 37.7% 28.3% 32.4% 37.1% 38.8% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年 能代地域 中心市街地 重点区域

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(2)事業所・従業者の動向 合併後の平成 18 年から平成 24 年の 6 年間に、能代市の事業所数は 281 事業所減で、 約 8%の減少となり、従業者数も 1,211 人減で約 5%の減少となっており、市内産業 は衰退傾向と言える。 事業所・企業統計調査結果に基づく能代市内の民営の事業所数及び従業者数は、近年減 少傾向に歯止めが掛からず、市内産業の衰退傾向が顕著であり、能代市の都市活力の減退 を示すものとなっている。民営事業所数は、平成 3 年以降一貫して減少傾向にあり、合 併後の平成 18 年の 3,431 事業所から平成 24 年の 3,150 事業所へ 281 事業所減で、 8.2%の減となっている。また、民営事業所の従業者数についても、平成 8 年をピークと して以降は減少傾向にあり、合併後の平成 18 年の 24,595 人から平成 24 年の 23,384 人へ 1,211 人減で、4.9%の減となっている。 □能代市の民営事業所数・従業者数の推移 (平成 13、18 年は 10 月 1 日、平成 16 年は 6 月 1 日、平成 21 年は 7 月 1 日、平成 24 年は 2 月 1 日現在) 13 年 16 年 18 年 21 年 24 年 平 24/平 18 対比 事業所数 (事業所) 3,154 2,946 3,431 3,433 3,150 91.8% 従業者数 (人) 22,661 20,730 24,595 25,229 23,384 95.1% 資料:事業所・企業統計調査 ※平成 13~16 年は合併前、平成 18~24 年は合併後の数値。 3,154 2,946 3,431 3,433 3,150 22,661 20,730 24,595 25,229 23,384 0 10,000 20,000 30,000 40,000 0 1,000 2,000 3,000 4,000 平成13年 平成16年 平成18年 平成21年 平成24年 (人) (事業所) 事業所数 従業者数

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(3)公共交通の動向 JR能代駅の 1 日平均乗車人員は、平成 14 年度の 1,100 人から平成 24 年度には 601 人へと、約 45%減少している。また、一般乗合バスの 1 日平均乗車人員は、平 成 14 年度の 2,011 人から平成 23 年度には 1,045 人とおよそ 1/2 にまで減少してい る。能代市が運行している市街地巡回バスの利用者数は、平成 15 年度の本運行以 降概ね増加しており、平成 24 年度年間利用者数は約 41,839 人に達している。 ①鉄道 能代市の中心市街地に位置するJR五能線能代駅の 1 日平均乗車人員は、近年 一貫して減少傾向にあり、平成 14 年度は 1,100 人であったが、平成 24 年度に は 601 人となり、45.4%乗車人員が減少している。 乗車人員の減少要因として、学生の通学時のJR利用が減少したことなどが挙 げられ、市民による公共交通利用が低下している状況にある。 □JR能代駅 1 日平均乗車人員の推移 平成 14 年度 16 年度 18 年度 20 年度 22 年度 24 年度 平 24/平 14 対比 乗車人員 (人/日) 1,100 897 862 792 700 601 54.6% 資料:JR東日本秋田支社 1,100 897 862 796 700 601 0 200 400 600 800 1,000 1,200 平成14年 平成16年 平成18年 平成20年 平成22年 平成24年 (人)

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②バス 秋北バス㈱能代営業所管内における一般乗合バスの 1 日乗車人員は、平成 14 年度に 2,011 人であったものが、平成 23 年度には 1,045 人になり、この間の バス利用者がおよそ 1/2 にまで大幅に減少する結果となっている。 □秋北バス㈱能代営業所管内一般乗合バスの 1 日平均乗車人員の推移 平成 14 年度 16 年度 18 年度 20 年度 22 年度 23 年度 平 23/平 14 対比 乗車人員 (人/日) 2,011 1,598 1,386 1,164 1,037 1,045 52.0% 資料:秋北バス株式会社 ③市街地巡回バス 能代市により平成 15 年度に本運行を開始した市街地巡回バス「はまなす号」 の年間利用者数は、平成 19 年度 44,102 人から概ね順調に増加し、平成 24 年 度には 41,839 人に達し、利便性の高い公共交通機関として市民に利用されてい る。 □市街地巡回バス「はまなす号」の年間利用者数の推移(平成 15 年 6 月 1 日から本運行) 平成 19 年度 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 平 24/平 19 対比 利用者数 (人) 44,102 40,918 38,931 39,137 40,631 41,839 94.9% 資料:能代市調査 2,011 1,598 1,386 1,164 1,037 1,045 0 1,000 2,000 3,000 平成14年 平成16年 平成18年 平成20年 平成22年 平成23年 (人) 44,102 40,918 38,931 39,137 40,631 41,839 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年度 平成23年 平成24年 (人)

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(4)能代市の観光入込み客数 能代地域の観光入込み客数は、横ばい傾向にあり、平成 19 年に約 1,397 千人であ ったものが、平成 24 年には約 2,542 千人と約 82%増加となっており、近年堅調な増 加傾向を示している。 能代地域の観光資源としては、中心市街地に隣接し「21 世紀に残したい日本の自 然 100 選」等6つの百選に選定されている「風の松原」、能代港「はまなす画廊・ 展望台」、東北電力能代火力発電所PR施設「能代エナジアムパーク」、スポーツリ ゾートセンター「アリナス」、中心市街地に立地する「河畔公園・能代市子ども館」な どがある。 また、中心市街地で行われる集客力のある祭り・イベントとしては、「役七夕」や 「おなごりフェスティバル」がある。 こうした観光資源のもと、能代地域の観光入込み客数は近年堅調な増加傾向にあ り 、 平 成 19 年 の 1,397,546 人 か ら 横 ば い 傾 向 に あ り 、 平 成 24 年 度 に は 2,542,676 人と 81.9%の増加となっている。 □能代地域の観光入込み客数の推移 (注:平成 24 年の観光入込み客数には種苗交換会への入込み客数が含まれる。) 平成 19 年度 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 平 24/平 19 対比 入込み 客数 (人) 1,397,546 1,391,127 1,362,396 1,491,288 1,410,593 2,542,676 181.9% 資料:能代市調査 1,397,546 1,391,127 1,362,396 1,491,288 1,410,593 2,542,676 0 500,000 1,000,000 1,500,000 2,000,000 2,500,000 3,000,000 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 (人)

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(5)能代市中心市街地の公共公益施設 中心市街地には、日常生活に係る能代市の主要な公共施設が立地しており、市民生 活拠点としての機能を維持しているが、山本組合総合病院や国土交通省能代河川国道 事務所など公共施設の郊外化もみられる。 能代市の中心市街地及びその周辺には、能代市役所をはじめ裁判所、法務局・検 察庁などの官公署、総合体育館や市民体育館、子ども館、中央公民館・文化会館、 市立図書館などのスポーツ・文化施設、能代ふれあいプ ラザ「サンピノ」をはじめ とする福祉施設、能代工業高校などの教育施設など、日常生活に係る能代市の主要 な施設が立地しており、依然として中心市街地は市民生活拠点としての機能を維持 している。 しかし、平成元年に行われた地域中核病院である山本組合総合病院の落合地区へ の移転や、平成 15 年の国土交通省能代河川国道事務所の東能代地区への移転など 公共施設の郊外化もみられる。 なお、能代市には、中心市街地の能代工業高校を含め、5校の高校と 1 校の看護 学校があり、教育施設の充実したまちとなっている。 □能代市中心市街地及びその周辺の公共施設 参考:能代市「暮らしのガイドブック」

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(6)公営住宅 中心市街地には、4 団地 256 戸の市営住宅があり、大部分が建築後 50 年を超え老朽 化が進み、建替えが必要となっている。住吉町住宅は、2011 年、居住者の安全性を確 保するため高齢者居住に対応した建替えを行っている。 中心市街地には、現在 4 箇所の団地に合計 256 戸の市営住宅があるが、大部分 は 1950 年代に建設されたもので、既に老朽化が進んでおり建替えが必要となって いる。 特に、住吉町住宅については、2011 年、入居者の安全性や居住環境の確保から、 耐火建築による建替えを行い、高齢者の居住にも対応する良質な住宅の供給を行っ ている。 □中心市街地の公営住宅 団地名 建設区分 建設年度 構造 戸当り床面積 戸数 万町 第一 1950 年 2DK・中耐・3F 36.65 ㎡ 18 戸 第二 1951 年 2DK・中耐・3F 36.65 ㎡ 18 戸 松山町 (末広町) 第一 建替え事業 取り壊し 30 戸 第二 建替え事業 取り壊し 住吉町 Su1棟 2011 年 2LDKほか・高耐・6F 55.89 ㎡ 52 戸 Su2棟 2LDKほか・高耐・6F 55.86 ㎡ 49 戸 Su3棟 2LDKほか・高耐・6F 55.97 ㎡ 49 戸 上町 2003 年 2DKほか・高耐・8F 52.43 ㎡ 40 戸 N 住吉町住宅(150 戸) 万町住宅(36 戸) 松山町住宅(30 戸) 上町住宅(40 戸)

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(7)地価動向 能代市の中心市街地に位置する柳町の地価は、平成 16 年 94.0 千円/㎡から平成 25 年に 36.0 千円/㎡に、元町は平成 16 年の 77.0 千円/㎡から平成 25 年に 29.5 千円/㎡ に大幅に下落しており、中心市街地の空洞化や衰退傾向を示すものとなっている。 中心市街地の地価動向をみると、中心市街地に位置する柳町 13-5 における地価 公示は、平成 16 年に 94.0 千円/㎡であったが平成 25 年には 36.0 千円/㎡と 61.7%もの大幅な下落となっており、JR能代駅前の元町 3-8 における地価調査 による地価は平成 16 年の 77.0 千円/㎡が平成 25 年に 29.5 千円/㎡と 61.7%の 大幅下落となり、中心市街地の空洞化や衰退傾向を示すものとなっている。 また、中心市街地内の住宅地に位置する松美町 13-4 では、平成 16 年の 40.0 千円/㎡から平成 25 年には 23.9 千円/㎡と、やはり下落しているが、下落の比率 は 40.2%にとどまっている。 □能代市中心市街地の地価動向 資料:地価公示(柳町、松美町)、秋田県地価調査(元町、通町、花園町) 単位 (千円/㎡) 平成 16 年 17 年 18 年 19 年 20 年 21 年 22 年 23 年 24 年 25 年 平 25/平 16 対比 柳町 13-5 94.0 84.0 73.5 64.5 58.0 51.5 45.4 42.0 38.9 36.0 38.3% 松美町 13-4 40.0 38.5 34.8 34.8 33.0 31.2 29.4 27.6 25.7 23.9 59.8% 元町 3-8 77.0 65.0 55.0 48.0 43.0 38.5 36.0 33.7 31.5 29.5 38.3% 通町 7-24 73.0 66.0 59.0 53.0 48.0 43.5 39.5 37.0 34.5 32.0 43.8% 花園町 14-9 45.0 42.5 40.0 38.0 36.3 34.0 31.8 29.7 27.8 26.2 58.2% (千円/㎡) 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 平成16年 17年 18年 19年 20年 21年 22年 23年 24年 25年 (千円/㎡) 柳町13-5 松美町13-4 元町3-8 通町7-24 花園町14-9

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□能代市中心市街地の地価 ( )内は平成 25 年地価 ● ● ● ● ● 柳町 13-5(36.0 千円/㎡) 松美町 13-4(23.9 千円/㎡) 花園町 14-9(26.2 千円/㎡) 通町 7-24(32.0 千円/㎡) 元町 3-8(29.5 千円/㎡) JR能代駅

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[3] 能代市及び中心市街地の商業の現況 (1)商業の現状 能代市の小売業店舗数は減少傾向が続いており、平成 9 年から平成 19 年の間に 279 事業所減、約 26%の減少となっている。小売業年間商品販売額は、平成 9 年の約 980 億円以降減少が続き、平成 19 年には約 26%減の 725 億円となっている。 ①能代市商業の動向 商業統計調査から能代市商業の小売業についてみると、事業所数(店舗数)は昭 和 57 年の 1,188 事業所をピークとして以降減少に歯止めが掛からず、平成 9 年の 1,061 事業所から平成 19 年には 782 事業所となり、279 事業所減で 26.3%の 大幅減となっている。 また、小売業年間商品販売額は、平成 9 年の 979 億 74 百万円をピークに減少 が続いており、平成 19 年には 725 億 42 百万円まで 26.0%の減少となっている。 こうした小売業の事業所数や年間商品販売額の推移から、能代市 商業の減少傾向 に歯止めが掛からない厳しい状況にあることがうかがえる。 □能代地域小売業の事業所数(店舗数)及び年間商品販売額の推移 市町村 平成 9 年 11 年 14 年 16 年 19 年 H19/H9 対比(%) 能代市 事業所数 856 827 723 703 782 91.4 年間商品販売額 (百万円) 81,547 76,877 68,303 66,028 72,542 89.0 二ツ井町 事業所数 205 200 185 168 年間商品販売額 (百万円) 16,427 11,535 9,681 9,425 計 事業所数 1,061 1,027 908 871 782 73.7 年間商品販売額 (百万円) 97,974 88,412 77,984 75,453 72,542 74.0 ※平成 9~16 年は合併前、平成 19 年は合併後の数値。 資料:商業統計調査 1,061 1,027 908 871 782 97,974 88,412 77,984 75,453 72,542 0 50,000 100,000 150,000 0 500 1,000 1,500 平成9年 平成11年 平成14年 平成16年 平成19年 (百万円) (事業所) 事業所数 年間商品販売額

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②能代市の商業力 能代市の小売業商業力を秋田県内主要都市である横手市、大館市、由利本荘市、 大仙市と比べると、各都市の小売年間商品販売額の平成6年から平成 16 年の間(合 併前)の増減をみると、各都市とも小売業の売場面積は拡大しているものの、横手 市を除く能代市、大館市、由利本荘市、大仙 市では小売年間商品販売額が減少し、 売場面積当りの販売額である売り場効率は低下する結果となっている。平成 16 年 (合併前)の小売業売場面積 1 ㎡当り年間商品販売額は、能代市が 72.2 万円/㎡で、 横手市 67.4 万円/㎡や大館市 70.5 万円/㎡を上回っているが、由利本荘市 82.8 万 円/㎡や大仙市 80.3 万円/㎡などを下回る販売効率となっている。 能代市の事業所数(店舗数)については、平成6年から平成 16 年の間(合併前) に 26%減少しているが、これは大館市や大仙市を上回る減少率となっている。 従業者数についてみると、平成6年から平成 16 年の間(合併前)に横手市では 従業者数が増加しているのに対して、能代市や大仙市では減少しており、 能代市の 減少率 9.2%は大仙市の 7.4%を上回るものとなっている。 また、秋田県計の人口 1 人当り小売業年間販売額を 1 とした場合の、能代市の小 売吸引力指数は 1.161 で、域外からの流入があることを示しているおり、県内主要 都市を上回る小売吸引力指数となっている。 □秋田県内主要都市(合併後)の小売吸引力指数(秋田県計=1.000)(平成 19 年) 年間商品 販売額 (万円) A. 人 口 ( 平 成 19 年 6 月 1 日現在)(人) 1 人当り 販売額 (万円/人) B . 小 売 吸 引力指数 (県計=1) C=A×B 小売吸引力 人 口 C-A 流入人口 売場 1 ㎡ 当り年間 商品販売 額(万円) 秋田県計 114,042,977 1,124,068 101.5 1.000 1,124,068 0 71.2 能代市 7,254,198 61,561 117.8 1.161 71,501 9,940 64.9 横手市 11,337,187 101,554 111.6 1.100 111,745 10,191 62.3 大館市 8,657,887 80,832 107.1 1.056 85,337 4,505 70.4 由利本荘市 8,449,262 87,785 96.2 0.949 83,280 △4,505 69.2 大仙市 10,284,923 91,567 112.3 1.107 101,374 9,807 59.8 秋田市 37,665,909 330,210 114.1 1.124 371,255 41,045 80.8 資料:秋田県の商業(平成 19 年商業統計調査結果) 1.000 1.161 1.100 1.056 0.949 1.107 1.124 0.000 0.500 1.000 1.500 秋田県計 能代市 横手市 大館市 由利本荘市 大仙市 秋田市 (人)

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□秋田県内主要都市の小売業の動向 6 年 9 年 11 年 14 年 16 年 19 年 能 代 市 事業所数 (事業所) 950 856 827 723 703 782 従業者数(人) 4,306 4,092 4,237 4,067 3,908 4,545 売場面積(㎡) 99,898 83,203 91,100 103,753 91,403 111,770 年間商品販売額 (百万円) 81,949 81,547 76,877 68,303 66,028 72,542 横 手 市 事業所数 (事業所) 928 829 828 696 663 1,407 従業者数(人) 4,048 3,899 4,489 4,233 4,297 7,082 売場面積(㎡) 70,874 77,232 96,187 109,146 104,072 182,010 年間商品販売額 (百万円) 74,944 79,934 75,008 76,839 70,145 113,372 大 館 市 事業所数 (事業所) 1,003 924 942 838 823 907 従業者数(人) 5,050 4,916 5,014 4,550 5,019 5,401 売場面積(㎡) 100,035 100,596 105,069 95,145 109,937 122,960 年間商品販売額 (百万円) 92,695 97,084 87,817 73,361 77,505 86,579 由 利 本 荘 市 事業所数 (事業所) 948 897 839 733 695 1,086 従業者数(人) 4,000 4,094 4,097 3,875 3,932 5,458 売場面積(㎡) 74,091 82,975 79,892 81,031 77,905 122,044 年間商品販売額 (百万円) 72,646 79,660 77,949 68,062 64,487 84,493 大 仙 市 事業所数 (事業所) 858 809 773 699 666 1,224 従業者数(人) 4,077 4,229 4,204 3,888 3,774 6,613 売場面積(㎡) 81,185 88,042 97,123 87,371 83,389 171,879 年間商品販売額 (百万円) 81,328 86,555 79,478 68,839 67,002 102,849 秋 田 市 事業所数 (事業所) 3,948 3,755 3,851 3,451 3,346 3,198 従業者数(人) 21,238 21,340 23,853 21,830 21,997 22,010 売場面積(㎡) 381,755 384,506 425,664 449,538 447,210 465,984 年間商品販売額 (百万円) 423,416 448,836 438,999 378,635 374,044 376,659 資料:商業統計調査 ※平成 6~16 年は合併前、平成 19 年は合併後の数値。

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③能代市の大型店 能代市の店舗面積 3,000 ㎡以上の大型店は、中心市街地に能代ショッピングセン ター(イオン能代店)とコメリホームセンター能代店の 2 店が立地している。中心 市街地外の大型店としては、能代長崎ショッピングセンター(ザ・ビック 能代長崎 店)、ホーマック能代店、スーパーセンター能代、ショッピングタウンアクロス能代、 フレスポ能代があり、主に国道 7 号のロードサイドやその周辺に出店している。 □能代市の大型店(店舗面積 3,000 ㎡以上)(平成 26 年 3 月現在) 店舗名 店舗面積 開設年月 1 能代ショッピングセンター(イオン) 11,531 ㎡ 平 2.12 2 コメリホームセンター能代店 3,246 ㎡ 平 7.3 3 スーパーセンター能代 5,600 ㎡ 平 9.10 4 ホーマック能代店 4,300 ㎡ 平 11.4 5 能代長崎ショッピングセンター(ザ・ビック能代長崎店) 4,178 ㎡ 平 11.7 6 ショッピングタウンアクロス能代 15,488 ㎡ 平 11.7 7 フレスポ能代 4,124 ㎡ 平 18.11 資料:能代市調査 □能代市中心市街地及びその周辺の大規模集客施設 6 ショッピングタウンアクロス能代 3 スーパーセンター能代 5 能代長崎ショッピングセンター 4 ホーマック能代店 1 能代ショッピングセンター 2 コメリホームセンター能代店 中心市街地 JR能代駅 国道 7 号 国 道 1 0 1 号 7 フレスポ能代 N ● ● ● ● ● ● ● ●

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(2)能代市中心市街地の商店街現況 中心市街地には 6 商店街があり、イオン、コメリ、いとくなどが核店舗であるが、 駅前や畠町などの商店街で空き店舗が増加して中心市街地の商業力が低下し、能代市 の商業中心は、大型店や専門店が出店した国道 7 号のロードサイドに移動している。 中心市街地には、駅前商店街、畠町商店街、柳町商店街、中央商店街、中和大通 り商店街、西大通り商店街の 6 商店街があり、能代ショッピングセンターのイオン 能代店、コメリホームセンター能代店、いとく通町店などが核店舗となっている。 中心市街地の商店街の多くで事業所数(店舗数)が減少し、空き店舗が増加して いる。平成 21 年から平成 25 年の 4 年間で、畠町商店街では 65 店から 61 店へ 4 店減少し、柳町商店街では 62 店から 57 店へ 5 店減少している。 事業所数が減少したことから、業種・業態面で、中心市街地だけでは 消費者にと って十分満足できる買物ができないという状況になっている。 □中心市街地主要商店街の事業所数の推移 資料:能代市調査 65 66 64 63 61 36 34 33 37 35 62 61 58 58 57 30 40 50 60 70 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 (件) 畠町商店街 駅前商店街 柳町商店街

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□中心市街地の商店街と核店舗 中央商店街 畠町商店街 駅前商店街 柳町商店街 中和大通り商店街 コメリホームセンター能代店 N イオン能代店 いとく通町店 西大通り商店街

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(3)能代市の消費購買動向 ①能代市の消費購買動向 平成 23 年時点における能代市の地元購買率は、最寄品 92.0%、買回品 83.8% と高い購買率を示しているが、平成 13 年調査と比較すると低下しており、特に買 回品で 7.9 ポイントの低下となっている。 能代市の平成 23 年時点の店舗形態別購入割合についてみると、最寄品ではスー パーマーケットが 52.1%と圧倒的に多くを占め、買回品については、一般小売店・ 専門店で購入する比率も 1/4 以上を占めるが、やはり大型専門店・量販店・ホーム センターでの購入が最も多く、44.4%を占める結果となっている。 □能代市の店舗形態別購入割合(平成 23 年) ス ー パ ー マ ー ケ ッ ト 一 般 小 売 店 ・ 専 門 店 大 型 専 門 店 ・ 量 販 店 ホ ー ム セ ン タ ー 百 貨 店 ( デ パ ー ト ) 生 協 ・ 農 協 産 直 施 設 等 コ ン ビ ニ エ ン ス ス ト ア 通 信 販 売 そ の 他 最寄品 52.1 7.5 26.4 2.5 2.2 2.6 5.1 0.9 0.7 買回品 6.9 27.3 44.4 15.4 0.1 0.2 0.4 4.3 1.1 資料:秋田県買い物動向調査(平成 23 年度買い物動向調査) □能代市の地元購買率動向 平成 13 年調査 (%) 平成 16 年調査 (%) 平成 23 年調査 (%) 前回調査比較 平 23-平 13 増減(ポイント) 最寄品 97.3 95.7 92.0 -5.3 買回品 91.7 82.6 83.8 -7.9 資料:秋田県の消費購買動向(消費購買動向調査) 秋田県買い物動向調査(平成 23 年買い物動向調査) 52.1 7.5 26.4 2.5 2.2 2.6 5.1 0.9 0.7 6.9 27.3 44.4 15.4 0.1 0.2 0.4 4.3 1.1 0.0 20.0 40.0 60.0 ス ー パ ー マ ー ケ ッ ト 一 般 小 売 店 ・ 専 門 店 大 型 専 門 店 ・ 量 販 店 ・ ホ ー ム セ ン タ ー 百 貨 店 ( デ パ ー ト ) 生 協 ・ 農 協 産 直 施 設 等 コ ン ビ ニ エ ン ス ス ト ア 通 信 販 売 そ の 他 (%) 最寄品 買回品

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②能代市の商圏 平成 23 年時点における能代市への周辺町村からの購買率の流出入比率は、次の とおりである。 最寄品については、三種町、八峰町、藤里町から能代市への流入比率は 40%を超 え、次いで、北秋田市 3.8%、上小阿仁村 1.7%、男鹿市 1.4%の流入比率となって いる。 また、買回品についても、三種町、八峰町、藤里町から能代市への流入比率が 60% を超えており、次いで、北秋田市 4.4%、上小阿仁村 1.6%、男鹿市 1.5%の流入比 率となっている。これらの市町村が能代市の主要な商圏を形成している。 □能代市の購買率の流出入比率 ○流出 大 館 市 北 秋 田 市 能 代 市 三 種 町 八 峰 町 藤 里 町 秋 田 市 男 鹿 市 五 城 目 町 県 外 そ の 他 計 最寄品 (%) 0.9 1.7 92.0 0.4 0.4 0.8 2.0 0.3 0.4 0.2 0.9 100.0 買回品 (%) 1.2 0.5 83.8 0.1 0.0 0.1 8.4 0.1 0.2 0.9 4.7 100.0 資料:秋田県の買い物動向調査(平成 23 年度買い物動向調査) ○流入 大 館 市 北 秋 田 市 上 小 阿 仁 村 能 代 市 三 種 町 八 峰 町 藤 里 町 秋 田 市 男 鹿 市 五 城 目 町 八 郎 潟 町 大 潟 村 最寄品 (%) 0.2 3.8 1.7 92.0 48.9 81.9 57.4 0.2 1.4 0.3 0.2 0.7 買回品 (%) 0.0 4.4 1.6 83.8 66.7 78.2 65.6 0.0 1.5 0.2 0.9 2.5 資料:秋田県の買い物動向調査(平成 23 年度買い物動向調査)

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[4] 市民意識の把握 (1)市民意識調査にみる市民意向 能代市では、能代市中心市街地活性化計画の策定に当たって、平成 25 年 6~7 月に、 市内に居住する満 18 歳以上の男女 2,000 人を対象として実施した市民意識調査の中 に、中心市街地に関する質問項目を盛り込み、調査した結果、回答数は 902 人であっ た。 本調査において、「訪れる目的」や「何が必要か」などの調査結果に市民のニーズが 反映されており、これらを踏まえた中心市街地活性化施策の推進が求められる。 「訪れる目的」については、「買い物」(73.6%)が圧倒的に多くを占め、続いて「郵 便局や銀行の利用」(44.7%)や「病院・診療所」(39.6%)を占める結果となってい る。 「中心市街地活性化には何が必要か」については、「空き店舗の有効活用、既存店舗・ 商店街のリニューアル」(62.6%)が圧倒的に多くを占め、続いて「食料品や日用雑貨 が買えるスーパーマーケット」(32.2%)や「公園など癒し空間の整備」(30.9%)、「医 療・高齢者・子育て支援施設の充実」(30.8%)を占める結果となっている。 自由記載欄については、下に列記したものなどが多くの回答として挙げられ、駐車場 の整備・確保が必要という意見が圧倒的に多くを占める結果となっている。 □市民意識調査結果:中心市街地活性化には何が必要か(自由記載欄:主なもの) ○駐車場の整備・確保 ○子供が遊べる施設 ○魅力的な店舗 ○イベントの開催 ○公共交通機関の整備

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①中心市街地をどの程度訪れるか。 計 ほ と ん ど 毎 日 週 2 ~ 3 回 く ら い 週 1 回 く ら い 月 2 ~ 3 回 く ら い 月 1 回 く ら い 2 ~ 3 月 に 1 回 く ら い 半 年 に 1 回 く ら い ほ と ん ど 行 か な い 無 回 答 性 別 男 性 383 129 61 56 45 39 17 7 27 2 女 性 512 152 95 84 70 46 21 13 27 4 無回答 1 1 - 2 - - - 3 計 902 282 157 140 117 85 38 20 54 9 年 代 別 10 代 17 6 5 2 2 - 1 - 1 - 20 代 100 38 18 11 15 5 4 2 7 - 30 代 143 57 23 20 14 14 6 3 6 - 40 代 155 71 21 22 19 10 5 1 6 - 50 代 159 52 18 28 19 18 8 2 13 1 60 代 201 45 44 38 26 19 10 7 10 2 70 代以上 120 11 28 19 20 19 4 5 11 3 無回答 7 2 - - 2 - - - - 3 計 902 282 157 140 117 85 38 20 54 9 31.3% 17.4% 15.5% 13.0% 9.4% 4.2% 2.2% 6.0% 1.0% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% ほとんど毎日 週2~3回くらい 週1回くらい 月2~3回くらい 月1回くらい 2~3月に1回くらい 半年に1回くらい ほとんど行かない 無回答 ○「ほとんど毎日」が 31.3%を占め、次いで「週 2~3 回くらい」が 17.4%を占めている。 ○10~60 代まで、幅広い年代で「ほとんど毎日」が最も多くを占めている。 ○どの年代も、週 1 回以上の割合が 50%以上を占めている。

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②中心市街地に出かける交通手段は何か。 計 徒 歩 自 転 車 バ イ ク 自 家 用 車 バ ス 電 車 行 か な い そ の 他 無 回 答 性 別 男 性 388 21 34 2 312 2 1 9 4 3 女 性 515 49 45 1 378 21 3 6 7 5 無回答 7 - - - 4 - - - - 3 計 910 70 79 3 694 23 4 15 11 11 年 代 別 10 代 17 1 4 - 10 - - 1 1 - 20 代 100 9 9 - 79 - 1 2 - - 30 代 143 7 6 - 127 1 - 2 - - 40 代 156 9 12 - 132 1 - - 2 - 50 代 159 8 6 - 141 - 1 1 - 2 60 代 206 18 22 2 144 8 1 3 5 3 70 代以上 122 18 20 1 57 13 1 6 3 3 無回答 7 - - - 4 - - - - 3 計 910 70 79 3 694 23 4 15 11 11 7.8% 8.8% 0.3% 76.9% 2.5% 0.4% 1.7% 1.2% 1.2% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 90.0% 100.0% 徒歩 自転車 バイク 自家用車 バス 電車 行かない その他 無回答 ○「自家用車」が圧倒的に多く、76.9%を占めており、次いで「自転車」(8.8%)、「徒歩」 (7.8%)となっている。 ○どの年代も、「自家用車」が約 50%以上を占めている。

(27)

③中心市街地を訪れる目的は何か。(複数回答) 計 買 い 物 飲 食 ・ 飲 酒 通 勤 ・ 通 学 病 院 ・ 診 療 所 郵 便 局 や 銀 行 の 利 用 役 所 等 の 公 共 公 益 機 関 の 利 用 行 か な い そ の 他 無 回 答 性 別 男 性 881 248 120 80 133 162 104 9 19 6 女 性 1,270 413 108 100 223 239 152 4 26 5 無回答 12 3 - 1 1 2 2 - - 3 計 2,163 664 228 181 357 403 258 13 45 14 年 代 別 10 代 24 12 1 5 2 3 - 1 - - 20 代 261 77 38 28 36 46 31 2 3 - 30 代 347 108 52 45 46 55 29 3 9 - 40 代 401 116 42 50 51 75 51 2 14 - 50 代 370 107 40 37 53 72 50 2 6 3 60 代 477 154 44 14 96 94 59 2 10 4 70 代以上 267 86 10 2 70 56 35 1 3 4 無回答 16 4 1 - 3 2 3 - - 3 計 2,163 664 228 181 357 403 258 13 45 14 ○「買い物」が圧倒的に多く、73.6%を占めており、次いで「郵便局や銀行の利用」(44.7%)、 「病院・診療所」(39.6%)となっている。 ○年代別では、60 代以上で「病院・診療所」の割合が高くなっている。 73.6% 25.3% 20.1% 39.6% 44.7% 28.6% 1.4% 5.0% 1.6% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 90.0% 100.0% 買い物 飲食・飲酒 通勤・通学 病院・診療所 郵便局や銀行の利用 役所等の公共公益機関の利用 行かない その他 無回答

(28)

④中心市街地活性化には何が必要か。(3つまで) 計 公 営 住 宅 や 賃 貸 住 宅 の 整 備 公 園 な ど の 癒 し 空 間 の 整 備 教 育 文 化 施 設 の 充 実 医 療 ・ 高 齢 者 ・ 子 育 て 支 援 施 設 の 充 実 市 民 団 体 ・ サ ー ク ル の 活 動 ス ペ ー ス の 整 備 空 き 店 舗 の 有 効 活 用 商 店 街 の リ ニ ュ ー ア ル ス ー パ ー マ ー ケ ッ ト 飲 食 店 等 娯 楽 施 設 そ の 他 無 回 答 性 別 男 性 986 50 102 60 107 36 239 120 104 113 46 9 女 性 1,342 52 175 82 170 65 324 160 141 110 44 19 無 回 答 12 - 2 - 1 - 2 - - 3 - 4 計 2,340 102 279 142 278 101 565 280 245 226 90 32 年 代 別 10 代 43 - 3 1 5 3 9 5 5 10 1 1 20 代 273 11 24 14 21 9 59 28 42 54 11 - 30 代 397 12 47 17 42 11 100 26 62 61 18 1 40 代 394 20 41 27 34 14 107 46 47 38 17 3 50 代 410 22 51 24 56 19 105 55 36 23 16 3 60 代 510 22 71 37 67 29 118 71 38 30 18 9 70 代 以 上 298 14 39 22 51 15 66 47 14 9 9 12 無 回 答 15 1 3 - 2 1 1 2 1 1 - 3 計 2,340 102 279 142 278 101 565 280 245 226 90 32 ○「空き店舗の有効活用、既存店舗・商店街のリニューアル」(62.6%)が最も多く、次い で、「食料品や日用雑貨が買えるスーパーマーケット」(32.2%)、「公園など癒し空間の整備」 (30.9%)、「医療・高齢者・子育て支援施設の充実」(30.8%)が多い。 11.3% 30.9% 15.7% 30.8% 11.2% 62.6% 32.2% 27.2% 25.1% 7.5% 3.5% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0% 公営住宅や賃貸住宅の整備 公園など癒し空間の整備 教育文化施設の充実 医療・高齢者・子育て 支援施設の充実 市民団体・サークルなどの活動スペースの整備 空き店舗の有効活用、既存店舗・商店街のリニューアル 食料品や日用雑貨が買えるスーパーマーケット 喫茶店や食堂、ファーストフード店、居酒屋等の飲食店 ゲームセンター、映画館、マンガ喫茶等娯楽施設 その他 無回答

(29)

⑤中心市街地の印象評価 ○「そう思う」が 15%以上で高い順 「このまちに住んでみたい」(31.8%)、「買い物に満足」(18.8%)、「イベントや催事が盛 んに行われている」(16.0%)、「街なみや景観の整備が進んでいる」(15.2%) ○「そう思う」が 10%以下で低い順 「広域から人が訪れる魅力がある」(3.1%)、「活性化しているか」(4.2%)、「夜のにぎわ いがある」(4.3%)、「人に対してやさしい、福祉が充実している」( 8.1%)、「公共の交 通機関が充実」(9.4%) 18.8% 15.2% 9.4% 4.3% 13.2% 8.1% 3.1% 16.0% 11.6% 31.8% 4.2% 39.8% 42.5% 45.7% 30.7% 47.6% 55.3% 32.3% 47.9% 49.5% 40.6% 31.5% 37.6% 36.8% 39.8% 59.1% 33.7% 31.0% 59.9% 30.7% 33.5% 23.1% 62.5% 3.8% 5.5% 5.1% 5.9% 5.5% 5.6% 4.7% 5.4% 5.4% 4.5% 1.8% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 買い物に満足 街なみや景観の整備が進んでいる 公共の交通機関が充実 夜のにぎわいがある 暮らしに役立つ公共施設が充実 人に対してやさしい、福祉が充実している 広域から人が訪れる魅力がある イベントや催事が盛んに行われている 「まちづくり」の活動が積極的 このまちに住んでみたい(住み続けたい) 活性化しているか そう思う どちらともいえない そう思わない 無回答

参照

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