• 検索結果がありません。

科学研究費補助金申請(応募)に関するQ&A

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "科学研究費補助金申請(応募)に関するQ&A"

Copied!
5
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

科学研究費助成事業―科研費―取り扱い(執行)に関するQ&A

改訂版:平成 23 年 10 月 12 日 平成23年度から一部研究種目について「基金化(※)」による制度改革がスタートしました。 従来の科学研究費補助事業は、今後は、学術研究助成基金助成金と科学研究費補助金による「科 学研究費助成事業」を「科研費」として取り扱うこととなりました。この Q&A は、科研費に関 する一般的な質問やこれまでの研究代表者、研究分担者及び経理担当職員から問い合わせのあっ た質問などについて学内関係者の共通理解を深めるため作成したものです。科研費を使用する上 で留意していただきたいこと、研究を行う際、また関連する事務手続きを行う際などに「科研費 ハンドブック」とともにご活用ください。尚、研究課題等も様々であり、特殊なケースの場合も 有り得ますので、研究課題の遂行上ご不明な場合は、相談窓口(財務課又は学術国際課)又は経 理担当者にご相談ください。 ※基金化:研究の進展に合わせて、年度の区切りにとらわれずに科研費を使用できるようにす るための制度改革。基金化の対象は、「基盤研究(C)」、「挑戦的萌芽研究」、「若手 研究(B)」のうち、平成23年度以降新たに採択される研究課題です。 < Q > 研究はいつから開始できますか。また、年度末はいつまで補助金を使用できますか。 < A > 基金分は取扱いが異なります 1 前年度に継続が内約されている研究課題については4月1日以降、新たに採択された研究 課題については、交付の内定通知日以降であれば、研究を開始できます。 なお、通常は経費の支出は補助金の交付後に行うこととされていますが、本学では、前年 度に継続が内約されている研究課題又は新規採択で内定通知を受けた研究課題については、 その経費を大学の資金により立替えて支払うことができるようにしておりますので、補助金 の交付前に研究を実施する場合は、事前に研究実施届出書を経理担当者に提出して下さい。 【基金分の取扱い】 基金分の2年目以降の科研費は、毎年、年度当初に交付されます。 2 年度末における補助金分の科研費の使用については、補助事業の実施期間である3月31日 まで可能です。具体的には、物品等の納品、検査等を3月31日までにすべて終了した上で、 支出すべき額を確定することになります。なお、当然のことながら購入した物品等は当該年度 の補助事業に使用する必要がありますので、本学では原則2月末までに使用することとしてお ります。 【基金分の取扱い】 基金分の科研費については、補助事業期間内であれば会計年度をまたいだ使用が可能ですの

(2)

で、会計年度をまたいだ物品の調達や旅費の支払いなどもできます。また、次年度の科研費と 合わせて使用することも可能です。 < Q > 科研費から支出できない経費は何でしょうか。 < A > 研究計画の遂行に必要な経費であっても、次の経費には支出することができません。 (1) 建物等の施設に関する経費 ただし、科研費により設備備品を購入することにより必要となる軽微な据付費等は、支 出することができます。 (2) 机、椅子、複写機等、研究機関で通常備えるべき設備備品を購入するための経費 事務用の机、椅子、本棚等の什器類は、研究機関自らが備えるべきものですから支出する ことはできませんが、研究計画を遂行する上で特に必要となる薬品保管庫のような特殊な用 途の什器類や、データ整理や分析に必要となるコンピュータやワープロ等の設備備品費には 支出できます。 ただし、複写機など研究機関で通常備えるべき設備備品であってもそれ自体に関する研究 等の場合には、研究計画の特殊性を考慮し、認められる場合があります。 (3) 調査研究実施中に発生した事故・災害の処理のための経費 (4) その他、研究の遂行に関連のない、酒類や講演者の慰労会、懇親会等の経費についても、 支出することができません。 < Q > 科研費で支出できる旅費としてどのようなものがありますか。 < A > 学会等での科研費の研究課題の研究の成果発表、情報収集、資料収集及び研究者との 打合せなど、旅費の目的が当該研究課題の研究遂行に直接必要なものであれば支出できます。 なお、学会等に出席する場合は、出張願にスケジュールの入ったプログラムの写しを添付して ください。 【参考】 (1) の「軽微な据付費等」とは、次のような経費です。 1.設備備品を建物に取り付け、固定するために必要な経費 2.設備備品を設置し、調整するために必要な経費 3.設備備品の設置に必要な床の補強や防振材の取り付けに必要な経費 4.設備備品の稼働に必要な電源の新設や、ガス、水道の配管に必要な経費 5.設備備品の稼働に必要な排水、排気の配管に必要な経費

(3)

< Q > 旅費は、「研究代表者、研究分担者、その他研究への協力をする者の海外・国内出張(資 料収集、各種調査、研究の打合せ、研究の成果発表等)のための経費(交通費、宿泊費、日当) となっていますが、研究への協力をする者として位置づけている大学院生を学会等参加させる ための旅費として使用することは可能でしょうか。また、同様に大学院生の学会参加費に使用 することは可能でしょうか。 < A > 学会等での研究の成果発表は研究代表者又は研究分担者が発表することが原則であり、 大学院生への旅費は支出できません。ただし、大学院生が研究協力者になっており、直接かか わった役割分担の部分の研究成果を大学院生が発表する必要がある場合に限り、旅費及び学会 参加費を支出することができます。 < Q > 科研費で購入したものではない研究機関の既存の研究機器の修理費を、科研費(直接経 費)からから支出することができますか。 < A > 研究用機器が研究計画遂行上必要となり、研究者が所属する研究機関の研究用機器で 故障を修理すれば当該研究計画に活用することが可能な場合、科研費(直接経費)で購入した ものではない研究用機器であっても、修理費を科研費から支出することは可能です。 < Q > アンケート調査等で研究に協力していただく方に、謝礼品(例えば安価なボールペン等) を渡したい場合には、どのような点に注意する必要がありますか。 < A > 1 アンケート調査等研究に協力していただく方が多数であるような場合に、協力を得た相手 方に一定金額の現金を渡すことは適切ではなく、謝礼品を渡すことがひとつの方法として考 えられます。 2 ただし、このような謝礼品を協力を得た相手方に渡す場合、相手方から受け取りを証明す る書類は社会通念上考えにくいなど、謝礼品の取り扱いには若干の工夫が必要となります。 3 アンケート調査等研究に協力していただく方に、謝礼品を提供したい場合に注意すべき点 は、次のとおりです。 (1) 謝礼品は、一般的な謝金の単価を参考として、協力を得た時間や内容等を勘案し、妥当 な金額の範囲内のものであること。 (2) 図書券や商品券等の金券(又はこれらに類するもの)を謝礼品とすることは避けること。 (3) 謝礼品は、受払簿により管理を行うなど適切に取り扱うこと。 4 なお、謝礼品はあくまでも研究協力を得た相手方に対して謝意を表すためのものであり、 例えば、手土産的な考え方で用いるものではないことに注意してください。

(4)

< Q > 科研費の執行にあたり、クレジットカードで支払うことはできるでしょうか。 < A > クレジットカードによる支払いは、支払方法のひとつであり、物品の購入等から、支 払が完了するまでの流れを見ると立替払いの一種と見なし得るため、無制限に認められるもの ではありません。 本学においては、立替払をする場合は契約担当役の承認が必要ですので、物品等請求時に併 せて契約担当の職員に相談して下さい。 クレジットカードによる支払いが認められる例として、次のような場合があります。 (1) 研究機関を離れ、外国で調査研究を行うにあたり、現金を持ち歩くことが不用心であると 判断されるような場合 (2) 海外での成果発表に係るもの(国際会議の登録料、外国雑誌への論文投稿料)のうち、カ ードによる支払いが一般化している場合 (3) インターネットで購入する物品等でカードしか支払いができない場合。 < Q > 科研費により購入した設備備品(図書を含む。)は、ただちに大学に寄付(譲渡) しなければならないこととなっていますが、設備備品(図書を含む。)の対象となる金額はい くらですか。 < A > 購入金額が10万円以上の設備備品が対象となっています。ただし、5万円未満の図 書で、ただちに寄附することにより研究上の支障が生じる場合は、研究上の支障がなくなった 時に寄附すればよいこととなっています。 < Q > 翌年度への繰越しは、どのような理由の場合に認められますか。 < A >基金分は取扱いが異なります 概ね次のような要件を満たす場合に認められます。なお、繰越しについては、学術国際課(本 学担当:学術振興室研究支援係 内線480、彦根地区以外からは内線76480)にご相談く ださい。 (要件1)交付申請において確認できる研究計画であり、交付決定時には予想し得なかった要 因によること。 ・ 外部的要因(自然的、社会的諸条件)の発生した時期が交付決定後であること。 ・ 当初計画は十分に検討されたものであり、事前の調査又は準備不足等の不備がないも の。(単に契約が遅れた理由のものは認められません。) (要件2)交付決定時には予想し得なかった次の外部要因のいずれかに該当すること。 1 研究に際しての事前の調査 2 研究方式の決定の困難 3 計画に関する諸条件

(5)

5 資材の入手難 6 その他のやむを得ない事由(1~5の事由に類似した事由に限る。) (要件3)該当する研究計画部分の経費を繰越さなければ補助事業(研究事業)が完了するこ とができない場合であること。 (要件4)翌年度内に補助事業(研究事業)が完了する見込みのあること。 (病気による繰越しも個別に判断が必要となるが、繰越し理由に該当する。) 【基金分の取扱い】 基金分の科研費では、年度ごとの使用状況について事後報告をすることになります。 また、補助事業期間を延長する場合には事前の手続きが必要となります。 < Q > 前年度に継続が内約されている研究課題の場合でも支出できないものはありますか。 < A > 基金分は取扱いが異なります 次年度の出張のための旅費は、当該年度の科研費では支出できません。また、次年度に開催 される国際学会に参加するための登録料(3月以前に支払わなければ参加できない)を、当該 年度の科研費(補助金分)では支出できません。 【基金分の取扱い】 基金分の科研費については、会計年度をまたいだ支出についての制約はありませんので、旅 費を年度によって分けて支出する必要はありません。また、次年度に開催される国際学会に参 加するための登録料についても支出が可能となります。 < Q > 物品費、旅費、謝金等の費目間流用ができる範囲はいくらですか。 < A > 各費目の額について、直接経費の総額の50%(この額が300万円に満たない場合 は、300万円)を超えない範囲での変更は手続きを必要としませんが、この額を超える場合 は、変更申請(直接経費使用内訳変更承認申請書)が必要となります。 【参考】 「科学研究費補助金の繰越申請手続きについて」 文部科学省 http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/1299857.htm

参照

関連したドキュメント

[Journal Article] Intestinal Absorption of HMG-CoA Reductase Inhibitor Pitavastatin Mediated by Organic Anion Transporting Polypeptide and P- 2011.. Glycoprotein/Multidrug

金沢大学学際科学実験センター アイソトープ総合研究施設 千葉大学大学院医学研究院

特に、その応用として、 Donaldson不変量とSeiberg-Witten不変量が等しいというWittenの予想を代数

jGrants上にご登録されている内容から自動反

360 東京都北区個店連携支援事業補助金事業変更等承認申請書 産業振興課商工係 361

②上記以外の言語からの翻訳 ⇒ 各言語 200 語当たり 3,500 円上限 (1 字当たり 17.5

経済学研究科は、経済学の高等教育機関として研究者を

特に(1)又は(3)の要件で応募する研究代表者は、応募時に必ず e-Rad に「博士の学位取得